JP2013148245A - 冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電動ポンプを用いた場合であっても、効率良く熱交換ユニットを冷却することが可能な冷却システムを提供する。
【解決手段】冷却システム100は、熱交換ユニット1に冷媒を循環させる循環流路10と、当該循環流路10から分岐し、熱交換ユニット1と並列に設けられるサブ熱交換ユニット2に冷媒を流通させた後、循環流路10に合流する分岐流路20と、当該分岐流路20に設けられ、当該分岐流路20に流通する冷媒の流量を設定するバルブ50と、循環流路10及び分岐流路20に冷媒を供給する電動ポンプ60と、バルブ50の開度を示す開度情報に基づいて電動ポンプ60をDUTY制御で駆動する制御部80と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の熱交換ユニットを冷却する冷却システムに関する。
従来、複数の熱交換ユニットを効率良く冷却する方法として、冷却回路を切り替える方法が利用されてきた。この種の方法においては、冷媒を流通させるポンプとしてメカポンプが用いられてきたが、近年、電動ポンプも利用することがある。このような技術として下記に出典を示す特許文献1及び2に記載の技術がある。
特許文献1に記載のハイブリッド車両用冷却装置は、エンジンと駆動用モータとを有するハイブリッド車に備えられ、第1冷却回路、第2冷却回路、及び第3冷却回路を備えて構成される。第1冷却回路はエンジンのシリンダヘッドと駆動用モータとを選択的、あるいは同時に冷却する。第2冷却回路はエンジンのシリンダブロックを冷却する。第3冷却回路は強電系コントロールユニットを冷却する。
特許文献2に記載の車両用冷却装置は、第1の冷却回路、第2の冷却回路、第3の冷却回路、第4の冷却回路、及び第5の冷却回路を備えて構成される。第1の冷却回路は、内燃機関を通過した冷却水を、第1の熱交換手段に流通させて、内燃機関に循環させる。第2の冷却回路は、内燃機関を通過した冷却水を、第1の熱交換手段をバイパスさせて、内燃機関に循環させる。第3の冷却回路は、内燃機関を通過した冷却水を、第1の熱交換手段をバイパスさせるとともに、第2の熱交換手段、第3の熱交換手段の順番で通過させて、内燃機関に循環させる。第4の冷却回路は、内燃機関を通過した冷却水を、第1の熱交換手段、第2の熱交換手段の順番で通過させて、内燃機関に循環させる。第5の冷却回路は、内燃機関を通過した冷却水を、第1の熱交換手段、第2の熱交換手段、第3の熱交換手段の順番で通過させて、内燃機関に循環させる。このように構成された冷却回路には、一つの循環手段により冷却水が供給される。
特開2000−73763号公報 特開2008−196424号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載の技術において、電動ポンプから見て圧力が高くなるように冷却回路を切り替えると、電動ポンプの許容流量は指数関数的に減少するので、ロスが大きくなってしまう。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、電動ポンプを用いた場合であっても、効率良く熱交換ユニットを冷却することが可能な冷却システムを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る冷却システムの特徴構成は、
熱交換ユニットに冷媒を循環させる循環流路と、
前記循環流路から分岐し、前記熱交換ユニットと並列に設けられるサブ熱交換ユニットに冷媒を流通させた後、前記循環流路に合流する分岐流路と、
前記分岐流路に設けられ、当該分岐流路に流通する前記冷媒の流量を設定するバルブと、
前記循環流路及び前記分岐流路に前記冷媒を供給する電動ポンプと、
前記バルブの開度を示す開度情報に基づいて前記電動ポンプをDUTY制御で駆動する制御部と、
を備えている点にある。
ここで、循環流路の圧力は、電動ポンプを定速運転している場合には、分岐流路に設けられるバルブの開度に応じて変化する。そこで、本特徴構成によれば、分岐流路に設けられるバルブの開度により電動ポンプの回転数が制御されるので、バルブの開度に拘らず、循環流路に流通する冷媒の流通量を一定に維持することができる。また、分岐流路に設けられるバルブが開状態にされた場合でも、当該バルブの開度に応じて分岐流路に冷媒を供給することもできる。したがって、電動ポンプの無駄な仕事を無くすことができるので、効率良く熱交換ユニット及びサブ熱交換ユニットを冷却することが可能となる。
また、前記制御部は、前記サブ熱交換ユニットの温度に基づいて前記バルブの開度を決定すると好適である。
このような構成とすれば、サブ熱交換ユニットの温度が上昇した場合には、バルブの開度を大きくしつつ、電動ポンプの回転数を上げることができるので、熱交換ユニットに供給する冷媒の量を維持したままで、サブ熱交換ユニットに流通する冷媒の量を増やすことができる。したがって、熱交換ユニット及びサブ熱交換ユニットを適切に冷却することが可能となる。一方、サブ熱交換ユニットの温度が低下した場合には、バルブの開度を小さくしつつ、電動ポンプの回転数を下げることができるので、熱交換ユニットに供給する冷媒の量を維持したままで、サブ熱交換ユニットに流通する冷媒の量を減らすことができる。したがって、電動ポンプの無駄な仕事を減らすことが可能となる。
また、前記制御部は、前記開度情報と前記電動ポンプの回転数との関係を規定するマップに基づき前記DUTY制御を行うと好適である。
このような構成とすれば、バルブの開度が変更された場合でも、電動ポンプの回転数を一義的に設定し易くなる。したがって、演算処理負荷を軽減することが可能となる。
また、前記分岐流路及びバルブが、複数組設けられていると好適である。
このように分岐流路が複数組設けられる場合であっても、循環流路の上流側及び下流側の少なくとも一方の圧力を予め設定された所定値に維持することにより、電動ポンプの無駄な仕事を無くすことができる。
本発明に係る冷却システムの構成を模式的に示す図である。 圧力と流量との関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。本発明に係る冷却システム100は、複数の流路の夫々に設けられる熱交換ユニットを効率良く冷却することが可能なように構成されている。以下、図面を用いて説明する。
図1は、冷却システム100の構成を模式的に示したブロック図である。図1に示されるように、冷却システム100は、循環流路10、分岐流路20、バルブ50、電動ポンプ60、制御部80を備えて構成される。特に、制御部80はCPUを中核部材として熱交換ユニットを効率良く冷却する種々の処理を行うためにハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構築されている。
ここで、本実施形態では、冷却システム100はハイブリッド車両に備えられ、当該ハイブリッド車両の各機能部を冷却するのに用いられるとして説明する。循環流路10は、熱交換ユニット1に冷媒を流通させる。ここで、後述するように本実施形態では、熱交換ユニット1とサブ熱交換ユニット2とを挙げて説明する。また、サブ熱交換ユニット2は、複数から構成される。したがって、理解を容易にするために、以下では熱交換ユニット1を第1熱交換ユニット1として説明する。
ここで、図1に示されるように、循環流路10には電動ポンプ60が設けられるが、流量を制御するバルブ50が備えられていない。このため、循環流路10には電動ポンプ60の始動に伴い、冷媒が供給される。したがって、電動ポンプ60の始動に伴い、第1熱交換ユニット1に冷媒を供給することが可能となる。このような第1熱交換ユニット1はハイブリッド車両のエンジン又はモータの始動後、必ず冷媒を供給する必要がある装置が相当する。具体的には、例えば電気系の装置であるバッテリやインバータとすることができる。
分岐流路20は、循環流路10から分岐し、熱交換ユニット1と並列に設けられるサブ熱交換ユニット2に冷媒を流通させた後、循環流路10に合流する。すなわち、分岐流路20は循環流路10から分岐した後、循環流路10に合流する。したがって、分岐流路20は、循環流路10の一部と並列に設けられることになる。このような並列になる位置に、サブ熱交換ユニット2が設けられる。なお、サブ熱交換ユニット2は、分岐流路20に設けられるものであって、熱交換ユニット1を補助するものではない。
本実施形態では、図1に示されるように、分岐流路20が、複数設けられる。特に、本実施形態では分岐流路20は、2つ設けられるとして説明する。このため、理解を容易にするために一方の分岐流路20を第1分岐流路21とし、他方の分岐流路20を第2分岐流路22として説明する。特に区別する必要が無い場合には、単に分岐流路20として説明する。
上述のように、分岐流路20にはサブ熱交換ユニット2が設けられる。以下の説明では、第1分岐流路21に設けられるサブ熱交換ユニット2を第2熱交換ユニット2Aとし、第2分岐流路22に設けられるサブ熱交換ユニット2を第3熱交換ユニット2Bとして説明する。このような第2熱交換ユニット2A及び第3熱交換ユニット2Bは、夫々が並列になるように設けられると共に、第1熱交換ユニット1に対しても並列に設けられる。
バルブ50は、分岐流路20に設けられ、当該分岐流路20に流通する冷媒の量を設定する。本実施形態では、分岐流路20は第1分岐流路21及び第2分岐流路22から構成される。バルブ50は、第1分岐流路21及び第2分岐流路22の夫々に設けられる。したがって、本実施形態では、分岐流路20及びバルブ50が、複数組設けられることになる。本実施形態では、分岐流路20及びバルブ50は、2組設けられる。以下の説明では、第1分岐流路21に設けられるバルブ50を第1バルブ51とし、第2分岐流路22に設けられるバルブ50を第2バルブ52として説明する。
第1バルブ51及び第2バルブ52は、独立して開閉を行うことが可能である。また、本実施形態では、第1バルブ51及び第2バルブ52は、開度調整が可能なリニア弁であっても良いし、開弁又は閉弁の2つの状態でのみ切替え可能な開閉弁であっても良い。その開度に応じて、第2熱交換ユニット2A及び第3熱交換ユニット2Bに流通する冷媒の量を決定することが可能である。したがって、第1バルブ51及び第2バルブ52を開弁状態にすることにより、電動ポンプ60が第1分岐流路21及び第2分岐流路22の夫々に冷媒を供給することが可能となる。
第2熱交換ユニット2A及び第3熱交換ユニット2Bは、冷媒を供給するタイミングが異なる装置とすることが可能である。また、必要に応じて冷媒の供給量が変更される装置とすることも可能である。具体的には、第2熱交換ユニット2Aは、例えばエンジン系の装置であるインタクーラやEGR装置とすることができる。また、第3熱交換ユニット2Bは、その他の熱の回収を行う装置や、例えばハイブリッド車両の始動時のみ冷媒を供給することが必要な装置とすることができる。第1バルブ51及び第2バルブ52は、夫々、後述する制御部80により開度が決定される。
制御部80は、バルブ50の開度を示す開度情報に基づいて電動ポンプ60をDUTY制御で駆動する。本実施形態では、バルブ50は第1バルブ51及び第2バルブ52である。ここで、本実施形態では、第1バルブ51及び第2バルブ52は、夫々、下流側に設けられる第2熱交換ユニット2A及び第3熱交換ユニット2Bの温度に基づいて後述する制御部80により開度が決定される。第2熱交換ユニット2A及び第3熱交換ユニット2Bの温度は、温度情報として第2熱交換ユニット2A及び第3熱交換ユニット2Bから夫々伝達される。制御部80は、このような温度情報に基づき、第1バルブ51及び第2バルブ52の開度を調整する。この開度調整は、制御部80から伝達される開度情報に基づき行われる。
ここで、電動ポンプ60を定速度で駆動した場合、第1バルブ51及び第2バルブ52の開度により、第1熱交換ユニット1に供給される冷媒の流量が変化する。このため、制御部80は、第1バルブ51及び第2バルブ52の開度が小さい場合には、電動ポンプ60の回転速度を低くするように制御し、第1バルブ51及び第2バルブ52の開度が大きくなった場合には、電動ポンプ60の回転速度が高くなるように制御する。これにより、第1バルブ51及び第2バルブ52の開度に拘らず、第1熱交換ユニット1に所期の冷媒を供給することが可能となる。制御部80は、このような電動ポンプ60の制御はDUTY制御により行う。
DUTY制御は、公知であるので詳細な説明は省略するが、電動ポンプ60に供給する電気エネルギーをPWM制御により駆動することである。したがって、制御部80は、第1バルブ51及び第2バルブ52の開度に応じて、第1熱交換ユニット1からの要求流量の冷媒を供給できるように、電動ポンプ60をPWM制御により駆動する。このような駆動は、制御部80から電動ポンプ60に伝達されるDUTY制御信号により行われる。本実施形態では、制御部80は、第1バルブ51及び第2バルブ52に伝達される開度情報と電動ポンプ60の回転数との関係を規定したマップに基づきDUTY制御を行う。このようなマップは、制御部80に予め格納されている。
詳細は、後述するが、電動ポンプ60を定回転で駆動した場合、電動ポンプ60の吐出側の圧力は、第1バルブ51及び第2バルブ52の開弁状態よりも閉弁状態の方が高くなる。例えば、第1熱交換ユニット1に供給する冷媒が、第1バルブ51及び第2バルブ52の開弁状態の時の圧力に基づく流量で充足している場合には、当該圧力と第1バルブ51及び第2バルブ52の閉弁状態となった場合の圧力との差が無駄になる。
すなわち、電動ポンプ60が無駄にエネルギーを消費していることになる。このため、制御部80は、このような無駄なエネルギー消費を低減すべく、電動ポンプ60のDUTY制御により、すなわちON−DUTYを短くして駆動する。本発明に係る冷却システム100においては、電動ポンプ60が無駄なエネルギーを消費している場合には、電動ポンプ60の吐出側の圧力が上昇する。したがって、制御部80が、第1バルブ51及び第2バルブ52の開度情報に基づきDUTY制御することで、無駄なエネルギー消費を低減することができる。
すなわち、バルブ50が閉弁された場合には、制御部80がON−DUTYを短くすることで、電動ポンプ60の回転数が下がり、第1熱交換ユニット1に供給する冷媒の量を減らすことができる。したがって、無駄なエネルギー消費を低減することができる。一方、バルブ50が開弁された場合には、制御部80がON−DUTYを長くすることで、電動ポンプ60の回転数が上がり、第1熱交換ユニット1に供給する冷媒の量を増やすことができる。したがって、各流路の冷媒の量を適切に維持することができる。
なお、第1バルブ51及び第2バルブ52の開度情報に代えて、電動ポンプ60の必要トルク(負荷状態)を電流値等に基づき算出し、DUTY制御しても良い。
以下、制御部80のDUTY制御について、図2を用いて説明する。図2では、縦軸が電動ポンプ60の吐出側の圧力とし、横軸を電動ポンプ60の吐出側の冷媒の流量としている。ここで、理解を容易にするために、循環流路10、第1分岐流路21、第2分岐流路22の夫々は、同じ流路面積であるとする。
また、図2においてAを付した線は、第1バルブ51及び第2バルブ52の双方が閉弁状態とされた場合の圧力と流量との関係を示す特性である。図2においてBを付した線は、第1バルブ51及び第2バルブ52の一方が閉弁状態とされた場合の圧力と流量との関係を示す特性である。図2においてCを付した線は、第1バルブ51及び第2バルブ52の双方が開弁状態とされた場合の圧力と流量との関係を示す特性である。
また、図2においてD1を付した線は、電動ポンプ60が所定のDUTY:D1で駆動された場合の圧力と流量との関係を示す特性である。図2においてD2を付した線は、電動ポンプ60がD1よりもON−DUTYが短いDUTY:D2で駆動された場合の圧力と流量との関係を示す特性である。図2においてD3を付した線は、電動ポンプ60がD2よりもON−DUTYが短いDUTY:D3で駆動された場合の圧力と流量との関係を示す特性である。ここでは、D1はDUTY:100%、D2はDUTY:80%、D3はDUTY:50%とする。
例えば、ハイブリッド車両の始動時に、第1熱交換ユニット1には冷媒の流量がL1だけ必要であるとする。この場合の電動ポンプ60の吐出側の圧力がP1であるとする。係る場合、第1バルブ51及び第2バルブ52の双方が閉弁状態の場合には、電動ポンプ60をDUTY:D1で駆動すると、aを付した位置で駆動されるので、流量L1よりもかなり多くの冷媒が供給され、電動ポンプ60の吐出側の圧力もP1よりも高くなる。一方、電動ポンプ60をDUTY:D2で駆動した場合でも、bを付した位置で駆動されるので、流量L1よりもかなり多くの冷媒が供給され、電動ポンプ60の吐出側の圧力もP1よりも高くなる。このため、無駄なエネルギー消費が多くなる。したがって、制御部80は、電動ポンプ60の吐出側の圧力がP1になるように、DUTY:D3で駆動する。これにより、cの位置で駆動することができるので、無駄なエネルギー消費を低減できる。
その後、第1バルブ51及び第2バルブ52の一方が開弁状態とされ、電動ポンプ60をDUTY:D3で駆動を継続すると、電動ポンプ60はdを付した位置で駆動されるので、第1熱交換ユニット1及び上記開弁状態とされた第1バルブ51及び第2バルブ52の一方に備えられる第2熱交換ユニット2A及び第3熱交換ユニット2Bの一方に供給される冷媒の流量が不足し、電動ポンプ60の吐出側の圧力がP1よりも低くなる。したがって、制御部80は、電動ポンプ60の吐出側の圧力がP1になるように、DUTY:D2で駆動する。係る場合には、電動ポンプ60の吐出側の冷媒の流量はL2(L1の2倍)となる。これにより、eの位置で駆動される。
更に、第1バルブ51及び第2バルブ52の双方が開弁状態とされ、電動ポンプ60をDUTY:D2で駆動を継続すると、電動ポンプ60はfを付した位置で駆動されるので、第1熱交換ユニット1、第2熱交換ユニット2A、及び第3熱交換ユニット2Bに供給される冷媒の流量が不足し、電動ポンプ60の吐出側の圧力がP1よりも低くなる。したがって、制御部80は、電動ポンプ60の吐出側の圧力がP1になるように、DUTY:D1で電動ポンプ60を駆動する。係る場合には、電動ポンプ60の吐出側の冷媒の流量はL3(L1の3倍)となる。これにより、gの位置で駆動される。したがって、第1熱交換ユニット1、第2熱交換ユニット2A、及び第3熱交換ユニット2Bの夫々の冷媒を必要量の冷媒を供給することが可能となる。
ここで、循環流路10の圧力は、電動ポンプ60を定速運転している場合には、分岐流路20に設けられるバルブ50の開度に応じて変化する。そこで、本冷却システム100によれば、分岐流路20に設けられるバルブ50の開度により電動ポンプ60の回転数が制御されるので、バルブ50の開度に拘らず、循環流路10に流通する冷媒の流通量を一定に維持することができる。また、分岐流路20に設けられるバルブ50が開状態にされた場合でも、当該バルブ50の開度に応じて分岐流路20に冷媒を供給することもできる。したがって、電動ポンプ60の無駄な仕事を無くすことができるので、効率良く熱交換ユニット1及びサブ熱交換ユニット2を冷却することが可能となる。このように、本冷却システム100によれば、電動ポンプ60の吐出側の圧力に基づき電動ポンプ60の駆動をDUTY制御するので、無駄なエネルギー消費を低減することが可能となる。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、分岐流路20及びバルブ50が、2組設けられるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。分岐流路20及びバルブ50を1組設けて構成することも可能であるし、3組以上設けて構成することも当然に可能である。更には、分岐流路20が複数設ける場合には、少なくとも一つの分岐流路20にバルブ50を設けないように構成することも当然に可能である。
上記実施形態では、バルブ50はリニア弁であるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。バルブ50を開閉弁で構成することも当然に可能である。
上記実施形態では、循環流路10と、分岐流路20(第1分岐流路21及び第2分岐流路22)とが、夫々同じ径で構成されるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。循環流路10及び分岐流路20の夫々を異なる径で構成することも当然に可能である。
上記実施形態では、制御部80は、サブ熱交換ユニット2の温度に基づいてバルブ50の開度を決定するとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。サブ熱交換ユニット2に温度ではなく、例えばサブ熱交換ユニット2を流通後の冷媒の温度に基づいてバルブ50の開度を調整することも可能である。
上記実施形態では、制御部80は、開度情報と電動ポンプ60の回転数との関係を規定するマップに基づきDUTY制御を行うとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。マップを有さずに構成することも当然に可能である。係る場合、例えばバルブ50の開度と電動ポンプ60の回転数との関係を規定する演算式を用いてDUTY制御することも可能であるし、バルブ50の開度により一義的に電動ポンプ60の回転数を規定した表のようなものを備えて構成することも当然に可能である。
本発明は、複数の熱交換ユニットを冷却する冷却システムに用いることが可能である。
1:第1熱交換ユニット(熱交換ユニット)
2:サブ熱交換ユニット
2A:第2熱交換ユニット
2B:第3熱交換ユニット
10:循環流路
20:分岐流路
21:第1分岐流路
22:第2分岐流路
50:バルブ
51:第1バルブ
52:第2バルブ
60:電動ポンプ
80:制御部
100:冷却システム

Claims (4)

  1. 熱交換ユニットに冷媒を循環させる循環流路と、
    前記循環流路から分岐し、前記熱交換ユニットと並列に設けられるサブ熱交換ユニットに冷媒を流通させた後、前記循環流路に合流する分岐流路と、
    前記分岐流路に設けられ、当該分岐流路に流通する前記冷媒の流量を設定するバルブと、
    前記循環流路及び前記分岐流路に前記冷媒を供給する電動ポンプと、
    前記バルブの開度を示す開度情報に基づいて前記電動ポンプをDUTY制御で駆動する制御部と、
    を備える冷却システム。
  2. 前記制御部は、前記サブ熱交換ユニットの温度に基づいて前記バルブの開度を決定する請求項1に記載の冷却システム。
  3. 前記制御部は、前記開度情報と前記電動ポンプの回転数との関係を規定するマップに基づき前記DUTY制御を行う請求項1又は2に記載の冷却システム。
  4. 前記分岐流路及びバルブが、複数組設けられている請求項1から3のいずれか一項に記載の冷却システム。
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