JP2004101104A - 2次ポンプ方式熱源変流量制御方法および2次ポンプ方式熱源システム - Google Patents

2次ポンプ方式熱源変流量制御方法および2次ポンプ方式熱源システム Download PDF

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Abstract

【課題】バイパス管路に流量計を新たに設けることなく、バイパス管路に流れる流量を零に近づけて、搬送動力の無駄を無くし、省エネルギーを図る。
【解決手段】負荷熱量を求めるために設けられている既設の流量計13を流用し、この流量計13によって計測された負荷流量Fを現在運転している熱源機1の運転台数nで除して按分流量Fiを求め、この按分流量Fiに応じて現在運転している熱源機1に対して設けられている1次ポンプ2の回転数を制御する。具体的には、1次ポンプ2−1〜2−Nのそれぞれに対して固有のINV出力テーブルが用意されており、運転中の熱源機1に対して設けられている1次ポンプ2のそれぞれについて、その固有のINVテーブルを参照して按分流量Fiに対応するINV出力を求め、インバータ15にセットする。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、還ヘッダに戻される熱源水の流量(負荷流量)に応じて運転中の熱源機に対し補機として設けられている1次ポンプの回転数を制御する2次ポンプ方式熱源変流量制御方法および2次ポンプ方式熱源システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に従来の2次ポンプ方式熱源システムの計装図を示す(例えば、特許文献1参照)。同図において、1−1〜1−Nは熱源水を生成する熱源機、2−1〜2−Nは熱源機1−1〜1−Nが生成する熱源水の循環通路に補機として各個に設けられた1次ポンプ、3は熱源機1−1〜1−Nからの熱源水を混合する往ヘッダ、4は往水管路、5は往ヘッダ3から往水管路4を介して送られてくる熱源水の供給を受ける負荷機器(空調機)、6は還水管路である。
【0003】
7は負荷機器5において熱交換され還水管路6を介して送られてくる熱源水が戻される還ヘッダ、8は往ヘッダ3と還ヘッダ7とを連通させるバイパス管路、10は往ヘッダ3からの熱源水の送水圧PSを計測する送水圧力計、11は往ヘッダ3から負荷機器5への熱源水の温度を往水温度TSとして計測する往水温度センサ、12は還ヘッダ7に戻される熱源水の温度を還水温度TRとして計測する還水温度センサ、13は還ヘッダ7に戻される熱源水の流量(負荷流量)Fを計測する流量計、14は制御装置である。
【0004】
往ヘッダ3は、第1の往ヘッダ3−1と第2の往ヘッダ3−2とから構成され、往ヘッダ3−1と往ヘッダ3−2との間には、往ヘッダ3−1からの熱源水を往ヘッダ3−2へ圧送する2次ポンプ16−1〜16−Mが設けられている。2次ポンプ16−1〜16−Mにはインバータ17−1〜17−Mが設けられている。
【0005】
この2次ポンプ方式熱源システムにおいて、1次ポンプ2−1〜2−Nにより圧送された送水は、熱源機1−1〜1−Nにより熱源水とされ、往ヘッダ3において混合され、往水管路4を介して負荷機器5へ供給される。そして、負荷機器5において熱交換され、還水管路6を介して還ヘッダ7に戻され、再び1次ポンプ2−1〜2−Nによって圧送され、以上の経路を循環する。例えば、熱源機1−1〜1−Nを冷凍機とした場合、熱源水は冷水とされ、上述した経路を循環する。熱源機1−1〜1−Nを加熱機とした場合、熱源水は温水とされ、上述した経路を循環する。
【0006】
制御装置14は、送水圧力計10からの熱源水の送水圧PSを監視し、この送水圧PSを一定とするように2次ポンプ16−1〜16−Mの運転台数および回転数を制御する一方、往水温度センサ11からの往水温度TS,還水温度センサ12からの還水温度TRおよび流量計13からの負荷流量Fとから、F×(TR−TS)=Qとして現在の負荷熱量Qを求め、この求めた現在の負荷熱量Q又は負荷流量Fに応じて熱源機1−1〜1−Nの運転台数を制御する。
【0007】
例えば、制御装置14は、予め定められている運転順序テーブルに従い、負荷熱量Qが所定値Q1に達するまでは指定順位1番の熱源機1−1を運転し、負荷熱量Qが所定値Q1を越えれば、熱源機1−1に加えて指定順位2番の熱源機1−2の運転を開始する。なお、この熱源機1−1,1−2の運転中、熱源機1−1,1−2に対して設けられている1次ポンプ2−1,2−2は、定格回転で運転され、それぞれ一定の流量を往ヘッダ3に供給する。負荷流量Fの場合も負荷熱量Qの場合と同様にして熱源機1−1〜1−Nの運転台数を制御することが可能である。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−89935号公報(第4−6頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の2次ポンプ方式熱源システムでは、運転中の熱源機1に対して設けられている1次ポンプ2が負荷機器5に供給される負荷流量Fに関係なく一定流量の熱源水を供給するため、余剰な熱源水がバイパス管路8を流れるものとなり、1次ポンプ2による搬送動力の無駄が生じていた。
【0010】
なお、バイパス管路8を流れる熱源水の流量Fbを監視し、この流量Fbが零に近づくように運転中の熱源機1に対して設けられている1次ポンプ2の回転数を制御することが考えられる。しかし、そのためにはバイパス管路8に流量計を新たに設置しなければならない。既設の1次ポンプ方式熱源システムにおいて、バイパス管路8に流量計を新たに設けることは、施工的な難しさがあり、また新設する場合にはイニシャルコストがかかってしまうという問題もある。
【0011】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、バイパス管路に流量計を新たに設けることなく、バイパス管路に流れる流量を零に近づけて、搬送動力の無駄を無くし、省エネルギーを図ることのできる2次ポンプ方式熱源変流量制御方法および2次ポンプ方式熱源システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明は、上述した2次ポンプ方式熱源システムにおいて、負荷熱量を求めるために設けられている既設の流量計を流用し、この流量計によって計測された負荷流量Fから現在運転している熱源機1台当たりの按分流量Fiを求め、この按分流量Fiに応じて現在運転している熱源機に対して設けられている1次ポンプの回転数を制御するようにしたものである。按分流量Fiは、各熱源機の1次ポンプの定格が同じならば、負荷流量Fを熱源機の運転台数nで除することにより求めることができる。また、熱源機の1次ポンプの定格が異なる場合は、各ポンプの定格で重み付けすればよい。
【0013】
この発明によれば、按分流量Fiに応じて現在運転している熱源機に対して設けられている1次ポンプの回転数が制御される。この際、運転中の熱源機から按分流量Fiの熱源水が出力されるように1次ポンプの回転数を制御することにより、運転中の熱源機から出力される熱源水の流量の合計が負荷流量Fと等しくなり、バイパス管路に流れる熱源水の流量が零となる。
【0014】
なお、本発明において、按分流量Fiが熱源機に対して予め定められている最低通過流量FGminよりも小さい場合には、最低通過流量に対応する制御値を下限値とし、この下限値に応じて現在運転している熱源機に対して設けられている1次ポンプの回転数を制御する。このようにすることによって、運転中の熱源機から出力される熱源水の量を最低通過流量FGminを下回らないようにすることが可能となり、最低通過流量FGminを下回ることによって生じる虞れのある運転中の熱源機の異常停止を防ぐことができるようになる。なお、この場合、運転中の熱源機から出力される熱源水の流量の合計は負荷流量Fよりも大きくなるが、その差は僅かであり、余剰分としてバイパス管路を流れるものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る2次ポンプ方式熱源変流量制御方法の実施に用いる2次ポンプ方式熱源システムの計装図である。同図において、図4と同一符号は図4を参照して説明した構成要素と同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。
【0016】
この実施の形態では、1次ポンプ2−1〜2−Nにインバータ15−1〜15−Nを設け、このインバータ15−1〜15−Nへ制御装置14Aからインバータ出力(INV出力)を与え、1次ポンプ2−1〜2−Nの回転数を制御するようにしている。
【0017】
制御装置14Aは、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。制御装置14Aは、その特徴的な機能の1つとして、熱源変流量制御機能を有している。
【0018】
〔運転台数の制御〕
制御装置14Aは、送水圧力計11からの熱源水の送水圧PSを監視し、この送水圧PSを一定とするように2次ポンプ15−1〜15−Mの運転台数および回転数を制御する一方、往水温度センサ11からの往水温度TS,還水温度センサ12からの還水温度TRおよび流量計13からの負荷流量Fとから、F×(TR−TS)=Qとして現在の負荷熱量Qを求め、この求めた現在の負荷熱量Q又は負荷流量Fに応じて熱源機1−1〜1−Nの運転台数を制御する。
〔熱源変流量制御〕
制御装置14Aは、流量計13によって計測された負荷流量Fを現在運転している熱源機の運転台数nで除して按分流量Fiを求める(図2に示すステップ201)。
【0019】
そして、予め用意されている按分流量とINV出力との関係を示すテーブル(INV出力テーブル)を参照して、ステップ201で求めた按分流量Fiに対応するINV出力を求める(ステップ202)。
【0020】
この実施の形態では、1次ポンプ2−1〜2−Nのそれぞれに対して固有のINV出力テーブルが用意されており、運転中の熱源機1に対して設けられている1次ポンプ2のそれぞれについて、その固有のINVテーブルを参照して按分流量Fiに対応するINV出力を求める。
【0021】
図3にINV出力テーブルの一例を示す。このINV出力テーブルTA1は例えば1次ポンプ2−1に対して用意されたものである。同様のINV出力テーブルTA2〜TANが1次ポンプ2−2〜2−Nに対して用意されている。これらのINV出力テーブルTA1〜TANは、実測値に基づいて作成され、制御装置14Aに設定されている。
【0022】
〔INV出力テーブルの作成〕
この2次ポンプ方式熱源システムにおいて、2次ポンプ16が受け持つ配管抵抗は、負荷機器5に設けられている温度制御用二方弁(図示せず)などが原因で負荷により変動するが、1次ポンプ15が設けられている1次配管には二方弁のように抵抗を変化させるものが存在しないため、1次ポンプ15が受け持つ配管抵抗は負荷変動によらずほゞ一定である。このことから、1次ポンプ15のポンプ回転数と流量との間には比例の関係がある。
【0023】
このようなポンプ回転数と流量との比例関係に基づいて、この2次ポンプ方式熱源システムでは、次のようにしてINV出力テーブルの作成を行う。図3に示したINV出力テーブルTA1で説明すると、1次ポンプ2−1が設けられている配管(1次配管)に、超音波流量計等の調査用の流量計(図示せず)をセットする。流量調整用のポンプ吐出弁(図示せず)を全開とし、INV出力を100%として1次ポンプ2−1を運転させる。
【0024】
調査用の流量計によって測定される流量を監視し、その流量が定格水量を超えた場合には、定格水量となるようにINV出力を下げる。この時のINV出力を按分流量Fiに対するINV出力の上限値INVmaxとして記録する。次に、INV出力を5〜10%ずつくらい下降させ、そのときの調査用の流量計によって測定される流量をINV出力と対応して記録する。
【0025】
熱源機1−1には最低通過流量FG1minが定められている。熱源機1−1の通過流量FG1が最低通過流量FG1minを下回ると、運転中の熱源機1−1が異常停止する虞れがある。そこで、調査用の流量計によって測定される流量が熱源機1−1の最低通過流量FG1minとなるINV出力を調査し、この時のINV出力を按分流量Fiに対するINV出力の下限値INVminとして記録する。
【0026】
このようにして記録したINVmaxと、INVminと、INVmaxとINVminとの間の5〜10%間隔のINV出力に対する流量とから、INV出力テーブルTA1を作成する。同様にして、1次ポンプ2−2〜2−Nに対しても、INV出力テーブルTA2〜TANを作成する。
【0027】
制御装置14Aは、ステップ202で求めた按分流量Fiに対応するINV出力、すなわち運転中の熱源機1に対して設けられている1次ポンプ2のそれぞれについて求めたINV出力を、その1次ポンプ2に対して設けられているインバータ15に与える(ステップ203)。これにより、運転中の熱源機1に対して設けられている1次ポンプ2の回転数が制御装置14AからのINV出力に応じて制御され、運転中の熱源機1のそれぞれから按分流量Fiの熱源水が出力されるようになる。
【0028】
この場合、運転中の熱源機1から出力される熱源水の流量の合計は、負荷流量Fと等しくなる。したがって、バイパス管路8に流れる熱源水の流量Fbが零となって、搬送動力の無駄が生じず、省エネルギーが図られるものとなる。また、バイパス管路8に流れる熱源水の流量Fbの監視は不要であるので、バイパス管路8に流量計を新たに設置する必要はない。
【0029】
以上の説明から分かるように、本実施の形態では、負荷熱量Qを求めるための流量計13を流用し、この流量計13が計測する負荷流量Fに基づいて按分流量Fiを求めるようにしているので、バイパス管路8に流量計を新たに設ける必要がなく、イニシャルコストを極力抑えて、省エネルギーを図ることができるようになる。
【0030】
〔負荷流量Fが少ない場合〕
この実施の形態において、負荷流量Fが少ない場合、負荷流量Fを運転中の熱源機1の台数nで除して得られる按分流量Fiも小さくなる。この場合、インバータ15−1へのINV出力を例にとると、インバータ15−1へのINV出力は、按分流量Fiが熱源機1−1の最低通過流量FG1minを下回ってもINVmin以下になることはない。すなわち、図2に示したインバータ出力テーブルTA1から分かるように、インバータ15−1へのINV出力は、按分流量Fi≦FG1minの範囲では最低通過流量FG1minに対応する制御値であるINVminに保持される。
【0031】
従って、負荷流量Fが少なくなって、按分流量Fiが熱源機1−1の最低通過流量FG1minよりも小さくなっても、運転中の熱源機1−1が異常停止してしまうという問題は生じない。他の運転中の熱源機1についても同様である。なお、この場合、運転中の熱源機1から出力される熱源水の流量の合計は負荷流量Fよりも大きくなるが、その差は僅かであり、余剰分としてバイパス管路8を流れるので問題はない。
【0032】
なお、この実施の形態では、変流量制御のための補助ロジックとして、次の▲1▼,▲2▼の補助ロジックを設ける。
▲1▼熱源機停止時の強制定格流量運転
熱源機停止時には一定時間(残留運転時間程度)強制的に1次ポンプを定格運転に戻す。
▲2▼インバータ制御スピードの制限
熱源機の容量制御よりも早くポンプ水量を変動させると容量制御が水量変化に追いつけずに熱源機内で凍結などの事故が発生する虞れがある。このため、1次ポンプのインバータ制御のスピードに、変化率リミット機能等で制限をかける。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように本発明によれば、負荷熱量を求めるために設けられている既設の流量計を流用し、この流量計によって計測された負荷流量Fから現在運転している熱源機1台当たりの按分流量Fiを求め、この按分流量Fiに応じて現在運転している熱源機に対して設けられている1次ポンプの回転数を制御するようにしたので、運転中の熱源機から按分流量Fiの熱源水が出力されるように1次ポンプの回転数を制御することにより、運転中の熱源機から出力される熱源水の流量の合計を負荷流量Fと等しくし、バイパス管路に流量計を新たに設けることなく、バイパス管路に流れる熱源水の流量を零に近づけて、搬送動力の無駄を無くし、省エネルギーを図ることができるようになる。
【0034】
また、按分流量Fiが熱源機に対して予め定められている最低通過流量FGminよりも小さい場合には、最低通過流量に対応する制御値を下限値とし、この下限値に応じて現在運転している熱源機に対して設けられている1次ポンプの回転数を制御することによって、運転中の熱源機から出力される熱源水の量を最低通過流量FGminを下回らないようにし、運転中の熱源機の異常停止を防ぐことができるようになる。なお、この場合、運転中の熱源機から出力される熱源水の流量の合計は還ヘッダに戻される熱源水の流量Fよりも大きくなるが、その差は僅かであり、余剰分としてバイパス管路を流れるので問題はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2次ポンプ方式熱源変流量制御方法の実施に用いる2次ポンプ方式熱源システムの計装図である。
【図2】この2次ポンプ方式熱源システムの制御装置に設けられた熱源変流量制御機能を説明するフローチャートである。
【図3】この2次ポンプ方式熱源システムの制御装置に設定されたINV出力テーブルの一例を示す図である。
【図4】従来の2次ポンプ方式熱源システムの計装図である。
【符号の説明】
1(1−1〜1−N)…熱源機、2(2−1〜2−N)…1次ポンプ、3…往ヘッダ、3−1…第1の往ヘッダ、3−2…第2の往ヘッダ、4…往水管路、5…負荷機器(空調機)、6…還水管路、7…還ヘッダ、8…バイパス管路、10…送水圧力計、11…往水温度センサ、12…還水温度センサ、13…流量計、14A…制御装置、15(15−1〜15−N)…インバータ、16(16−1〜16−M)…2次ポンプ、17(17−1〜17−M)…インバータ。

Claims (4)

  1. 熱源水を生成する第1〜第N(N≧2)の熱源機と、この第1〜第Nの熱源機に対し補機として各個に設けられた第1〜第Nの1次ポンプと、前記第1〜第Nの熱源機からの熱源水を混合する第1の往ヘッダと、この第1の往ヘッダからの熱源水を第2の往ヘッダに圧送する1つ以上の2次ポンプと、前記第2の往ヘッダからの熱源水の供給を受ける負荷機器と、この負荷機器において熱交換された熱源水が戻される還ヘッダと、前記第1の往ヘッダと前記還ヘッダとを連通させるバイパス管路と、前記第2の往ヘッダから前記負荷機器への熱源水の温度を往水温度として計測する往水温度センサと、前記還ヘッダに戻される熱源水の温度を還水温度として計測する還水温度センサと、前記還ヘッダに戻される熱源水の流量を負荷流量として計測する流量計と、前記往水温度センサによって計測された往水温度、前記還水温度センサによって計測された還水温度および前記流量計によって計測された負荷流量又は前記流量計によって計測された負荷流量に基づいて現在の負荷熱量を求め、この求めた現在の負荷熱量に基づいて前記熱源機の運転台数を制御する制御装置とを備えた2次ポンプ方式熱源システムにおいて、
    前記流量計によって計測された熱源水の流量から現在運転している前記熱源機1台当たりの按分流量を求め、
    この按分流量に応じて現在運転している前記熱源機に対して設けられている前記1次ポンプの回転数を制御する
    ようにしたことを特徴とする2次ポンプ方式熱源変流量制御方法。
  2. 請求項1に記載された2次ポンプ方式熱源変流量制御方法において、
    前記按分流量が前記熱源機に対して予め定められている最低通過流量よりも小さい場合、前記最低通過流量に対応する制御値を下限値とし、この下限値に応じて現在運転している前記熱源機に対して設けられている前記1次ポンプの回転数を制御する
    ようにしたことを特徴とする2次ポンプ方式熱源変流量制御方法。
  3. 熱源水を生成する第1〜第N(N≧2)の熱源機と、この第1〜第Nの熱源機に対し補機として各個に設けられた第1〜第Nの1次ポンプと、前記第1〜第Nの熱源機からの熱源水を混合する第1の往ヘッダと、この第1の往ヘッダからの熱源水を第2の往ヘッダに圧送する1つ以上の2次ポンプと、前記第2の往ヘッダからの熱源水の供給を受ける負荷機器と、この負荷機器において熱交換された熱源水が戻される還ヘッダと、前記第1の往ヘッダと前記還ヘッダとを連通させるバイパス管路と、前記第2の往ヘッダから前記負荷機器への熱源水の温度を往水温度として計測する往水温度センサと、前記還ヘッダに戻される熱源水の温度を還水温度として計測する還水温度センサと、前記還ヘッダに戻される熱源水の流量を負荷流量として計測する流量計と、前記往水温度センサによって計測された往水温度、前記還水温度センサによって計測された還水温度および前記流量計によって計測された負荷流量又は前記流量計によって計測された負荷流量に基づいて現在の負荷熱量を求め、この求めた現在の負荷熱量に基づいて前記熱源機の運転台数を制御する制御装置とを備えた2次ポンプ方式熱源システムにおいて、
    前記流量計によって計測された負荷流量から現在運転している前記熱源機1台当たりの按分流量を求める按分流量算出手段と、
    この按分流量算出手段によって求められた按分流量に応じて現在運転している前記熱源機に対して設けられている前記1次ポンプの回転数を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする2次ポンプ方式熱源システム。
  4. 請求項3に記載された2次ポンプ方式熱源システムにおいて、
    前記制御手段は、前記按分流量が前記熱源機に対して予め定められている最低通過流量よりも小さい場合、前記按分流量を前記最低通過流量に置き換えて、現在運転している前記熱源機に対して設けられている前記1次ポンプの回転数を制御する
    ことを特徴とする2次ポンプ方式熱源システム。
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