JPS605293Y2 - 空調用送風モ−タ制御装置 - Google Patents

空調用送風モ−タ制御装置

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JPS605293Y2
JPS605293Y2 JP1980100947U JP10094780U JPS605293Y2 JP S605293 Y2 JPS605293 Y2 JP S605293Y2 JP 1980100947 U JP1980100947 U JP 1980100947U JP 10094780 U JP10094780 U JP 10094780U JP S605293 Y2 JPS605293 Y2 JP S605293Y2
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JP
Japan
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blower motor
speed
air conditioning
control device
time
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980100947U
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English (en)
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JPS5724429U (ja
Inventor
政則 永の間
啓三 二村
和彰 竹本
Original Assignee
株式会社デンソー
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は空調用、特に自動車用空調装置に用いて好適な
送風モータ制御装置に関する。
従来、自動車用空調装置においては、車室内スペースが
狭いため、送風機作動音が乗員に伝わりやすく、そのた
め車室内の静粛化を図るために、送風機モータの複数段
の切換速度を設定する際に、最低速度を一段と低く設定
することが要望されている。
しかし、最低速度を低くすることは、最低速度設定時に
おける送風モータへの印加電圧が低下して、モータの起
動を困難にするので、現状ではこのモータ起動性の点か
ら制約を受けて最低速度を要望通りに低く設定すること
はできなかった。
本考案は上記点に鑑みてなされたもので、送風モータの
起動性を阻害することなく、送風モータの最低速度を従
来より一段と低く設定することができる空調用送風モー
タ制御装置を提供することを特徴とする 特に、本考案においては、送風モータの起動は周囲温度
が低下するほど困難になるという点に注目して、周囲温
度を検出し、その検出温度に応じた送風モータの起動制
御を行なうことにより、上記目的を良好に遠戚しようと
するものである。
以下本考案を図に示す実施例について説明する。
第1図は自動車用空調装置における送風モータ制御回路
を示すもので、1は車載の電源バッテリ、2は自動車エ
ンジンのイグニッションキースイッチ、3は空調作動リ
レーで、コイル3aと、可動接点3bと、固定接点3c
、3dとよりなる。
4は送風モータで、送風ファン4aを駆動するものであ
この送風ファン4aは図示しない空調装置通風ダクト系
内に設置され、冷房用蒸発器、暖房用温水放熱器等で冷
却あるいは加熱される空気を圧送し車室内へ吹出すもの
である。
5は本考案における操作手段をなす切換スイッチで、送
風モータ4の速度を複数段本例では最低速度である超低
速(ULo)、低速(LO)、中速(Me)、高速(H
i)の4段階に切換えるとともに送風モータ4の作動停
止を行なうものであり、5aはその可動片を示す。
この切換スイッチ5は自動車の計器盤部に配置される空
調制御パネル(図示せず)に設置される。
6は抵抗器で、送風モータ4の通電回路に直列に挿入さ
れ、切換スイッチ5によつて切換接続される3つの抵抗
線6 a、 6 b* 6 cを有している。
7は時限回路で、切換スイッチ5の投入に連動して作動
を開始し、送風モータ4の起動時に所定時間の出力を出
すものであり、コンデンサ7aと、これに直列接続され
たダイオード7bと、抵抗7c、7d、7eと、トラン
ジスタ7L7gとを有している。
9はトランジスタ7gによって制御されるリレーで、コ
イル9aと、このコイル9aにより開放される。
常閉接点9bとを有している。
このリレー9は、時限回路7の所定時間の出力により制
御されて、送風モータ4の起動時の速度制御を行なう制
御手段をなす。
8は送風モータ4の周囲温度を検出する感温素子をなす
サーミスタで、負の抵抗温度係数を有するものであり、
自動車の車室内あるいは車室外のいずれに設置してもよ
い。
このサーミスタ8は前記時限回路7のコンデンサ7aと
直列接続され、このコンデンサ7aの充電時定数を周囲
温度に応じて変えることにより、前記所定時間を周囲温
度に応じて変えるものである。
上記構成において作動を説明すると、キースイッチ2を
投入し、スイッチ5の可動片5aをULo、 Lo、
Me、 Hiのいずれかの位置に投入するとリレー3が
作動して、その可動接点3bと接点3cが閉となり、送
風モータ4および時限回路7に電源が供給される。
ここで、スイッチ5をOFF位置からLo、 Me、
Hiに切換えた時には、時限回路7の作動にかかわらず
、送風モータ4は低速、中速または高速の速度で作動す
ることができる。
一方、スイッチ5をOFF位置からULo (超低速)
に切替えた時(もしくはスイッチ5がUL。
の位置に投入されている時にキースイッチ2をOFFか
らONした時)には、時限回路7およびリレー9の作動
によりまず最初は送風モータ4が低速(Lo)で起動し
、所定時間例えば数秒後に超低速(ULo)で作動する
ここで、時限回路7およびリレー9の作動を詳細に説明
すると、まず時限回路7に電源が供給されると、コンデ
ンサ7aにトランジスタ7fのベース、エミッタを通し
て充電電流が流れ始め、数秒後にコンデンサ7aの充電
がほぼ終了し、トランジスタ7fがオフするので、この
ときからトランジスタ7gがオンしてリレー9のコイル
9aに電流が流れ、常閉接点9bを閉状態から開状態と
する。
従って、送風モータ4は常閉接点9bが閉じている最初
の間はまず低速(Lo)で起動し、数秒後に自動的に回
転速度が超低速(ULo )に切替わる。
前記低速(IJO)は低温時でも送風モータ4が充分起
動できるような速度に設定してあり、換言すれば送風モ
ータ4が低温時でも充分起動できるようなモータ印加電
圧が得られるように抵抗器6の抵抗値が設定しであるの
で、超低速(ULo)の設定時でも送風モータ4は確実
に起動することができ、そして一旦起動した後に送風モ
ータ4は超低速(ULO)運転に切替わり、車室内へ微
風量を送り込み、静粛な運転を行なう。
送風モータ4としては、自動車用空調装置の場合通常直
流磁石モータを用いるが、その場合低速(LO)時のモ
ータ印加電圧は例えば6V程度で、超低速(ULo)時
のモータ印加電圧は例えば3V程度が好ましい。
ところで、本考案においては、時限回路7のコンデンサ
7aと直列に負の抵抗温度特性のサーミスタ8を接続す
ることにより、サーミスタ8の両端電圧■が第2図に示
すごとくスイッチ5投入後の経過時間tに対して周囲温
度が低くなるにつれて徐々に低下するようになるので、
トランジスタ7fがオン状態からオフ状態に切替わる設
定電圧を■1とすれば、リレー9の常閉接点9bが閉状
態にある時間、つまり遅延時間は、周囲温度が高い時は
hで示すごとく短く、周囲温度が低くなると桜で示すご
とく長くなる。
従って、周囲温度が低くて送風モータ4が起動しにくい
ような条件下にあるときでも、上記遅延時間が長くなる
ことによって、送風モータ4を確実に起動できる。
一方、送風モータ4が起動しやすい高温時には上記遅延
時間を短くして、速やかに超低速(ULo)運転に移行
させることができる。
ダイオード7bはスイッチ5またはスイッチ2がオフさ
れると、コンデンサ7aの充電電荷をリレー3の接点3
b。
3dを通して瞬時に放電することにより、時限回路7の
次回の遅延作動に備える。
第3図は本考案の他の実施例を示すもので、空調作動リ
レー3を廃止するとともに、時限回路7により制御され
るリレー9の常閉接点9bを抵抗器6のうち、超低速(
ULo)時のみに使用される抵抗線6aの両端間に並列
に設けるようにしたもので、他の点は第1図と同じであ
り、同じ作動を行う。
なお、時限回路7としては第1図図示のもの以外に種々
のものを使用できることは自明であり、またリレー9部
をトランジスタ化して、無接点回路とすることもできる
また、感温素子としては、サーミスタ8以外の他の素子
を使用してもよいことはいうまでもない なお、前述の実施例では、超低速(ULo)設定時に送
風モータ4を低速(Lo)で起動させるようにしている
が、必要に応じ送風モータ4を中速(Me)、高速(H
i)で起動させるようにしてもよい。
この変更は、常閉接点71と抵抗器6との接続位置を変
えるだけで簡単に行うことができる。
上述したように本考案によれば、低温時における送風モ
ータの起動を確実に保証できると同時に、送風モータの
超低速運転を可能ならしめ、空調装置の静粛な運転を実
現できるという効果が大である。
特に、本考案では、時限回路7による送風モータ起動時
の遅延時間を周囲温度に応じて可変としているから、低
温時には前記遅延時間を長くして送風モータの起動をよ
り確実にすることができ、逆に高温時には前記遅延時間
を短くして、送風運転を速やかに超低速運転に移行する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電気回路図、第2図は
本考案の作動説明図、第3図は本考案の他の実施例を示
す電気回路図である。 4・・・・・・送風モータ、5・・・・・・切換スイッ
チ、6・・・・・・抵抗器、7・・・・・・時限回路、
8・・・・・・感温素子であるサーミスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 送風モータの速度設定及び送風モータの作動停止を行う
    操作手段と、周囲温度を検出する感温素子と、前記操作
    手段の操作に連動して作動を開始し、前記送風モータの
    起動時に前記感温素子の検出温度に応じて変化する所定
    時間の出力を出す時限回路と、この時限回路よりの所定
    時間の出力により動作し、前記送風モータの速度を最低
    速度より高い他の速度に切替える制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする空調用送風モータ制御装置。
JP1980100947U 1980-07-16 1980-07-16 空調用送風モ−タ制御装置 Expired JPS605293Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980100947U JPS605293Y2 (ja) 1980-07-16 1980-07-16 空調用送風モ−タ制御装置

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JPS5724429U JPS5724429U (ja) 1982-02-08
JPS605293Y2 true JPS605293Y2 (ja) 1985-02-19

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JPS62202952U (ja) * 1986-06-17 1987-12-24
JPH0523369Y2 (ja) * 1986-09-16 1993-06-15
JP2543830Y2 (ja) * 1991-01-22 1997-08-13 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置の送風制御装置

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JPS5724429U (ja) 1982-02-08

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