JPH05214677A - 高発色性繊維シートおよびその製造方法 - Google Patents
高発色性繊維シートおよびその製造方法Info
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- JPH05214677A JPH05214677A JP1682792A JP1682792A JPH05214677A JP H05214677 A JPH05214677 A JP H05214677A JP 1682792 A JP1682792 A JP 1682792A JP 1682792 A JP1682792 A JP 1682792A JP H05214677 A JPH05214677 A JP H05214677A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高い発色性を有し、適度な光沢を有し、容易
に得られ、かつ実用的な繊維シートおよびその製造方法
を提供する。 【構成】 染色された繊維基材シート、繊維基材シート
の少なくとも一方の面上に設けられている第1の濃染化
層、およびこの第1の濃染化層上に設けられている第2
の濃染化層を含有する高発色性繊維シートである。これ
らの濃染化層のうち第1の濃染化層の屈折率が1.5以
下であり、第2の濃染化層の屈折率が1.4以下であ
る。そして第1の濃染化層の屈折率と第2の濃染化層の
屈折率とが異なる。
に得られ、かつ実用的な繊維シートおよびその製造方法
を提供する。 【構成】 染色された繊維基材シート、繊維基材シート
の少なくとも一方の面上に設けられている第1の濃染化
層、およびこの第1の濃染化層上に設けられている第2
の濃染化層を含有する高発色性繊維シートである。これ
らの濃染化層のうち第1の濃染化層の屈折率が1.5以
下であり、第2の濃染化層の屈折率が1.4以下であ
る。そして第1の濃染化層の屈折率と第2の濃染化層の
屈折率とが異なる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高発色性、即ち、色に
深みのある繊維シートおよびその製造方法に関する。
深みのある繊維シートおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、繊維の発色に関しては、多く
の研究がなされてきたが、いまだ染料の持つ本来の色を
発色できる繊維は開発されていない。特に合成繊維は発
色性が悪く、色に深みがないと言われている。
の研究がなされてきたが、いまだ染料の持つ本来の色を
発色できる繊維は開発されていない。特に合成繊維は発
色性が悪く、色に深みがないと言われている。
【0003】繊維の発色性を向上させるため、種々の技
術が提案されている。例えば、染色された繊維表面をシ
リコーン樹脂のように低屈折率樹脂で処理する方法など
である。シリコーン樹脂で繊維を処理すると、染色され
た繊維表面にシリコーン樹脂の被覆が形成され、繊維の
発色性が改善されることはよく知られている。しかし、
発色性の改善効果はそれほど顕著でない。例えば、染色
されたポリエステルなどの合成繊維の表面をシリコーン
樹脂で被覆しても、発色性の効果はきわめて低く、天然
繊維なみの発色性を期待できない。さらに、別の方法と
して、染色された繊維表面をプラズマエッチングで処理
することにより、染色された繊維表面に微小凹凸をつけ
て発色性を改善する方法がある。(例えば、特開昭52
−99400号公報)。この方法では、繊維表面の微小
凹凸が光を吸収し、発色性を著しく改善する。しかし、
繊維に光沢がなくなり、また微小凹凸は摩耗によってき
わめて容易につぶれるため、実用に際して致命的な欠点
を有している。
術が提案されている。例えば、染色された繊維表面をシ
リコーン樹脂のように低屈折率樹脂で処理する方法など
である。シリコーン樹脂で繊維を処理すると、染色され
た繊維表面にシリコーン樹脂の被覆が形成され、繊維の
発色性が改善されることはよく知られている。しかし、
発色性の改善効果はそれほど顕著でない。例えば、染色
されたポリエステルなどの合成繊維の表面をシリコーン
樹脂で被覆しても、発色性の効果はきわめて低く、天然
繊維なみの発色性を期待できない。さらに、別の方法と
して、染色された繊維表面をプラズマエッチングで処理
することにより、染色された繊維表面に微小凹凸をつけ
て発色性を改善する方法がある。(例えば、特開昭52
−99400号公報)。この方法では、繊維表面の微小
凹凸が光を吸収し、発色性を著しく改善する。しかし、
繊維に光沢がなくなり、また微小凹凸は摩耗によってき
わめて容易につぶれるため、実用に際して致命的な欠点
を有している。
【0004】さらに、別の方法として、染色された繊維
表面の低屈折率樹脂による処理とプラズマエッチングに
よる処理を併用する方法が提案されている(例えば、特
公平3−45138号公報)。しかしながら、この方法
では、工程が長くなり、複雑となる。しかも、プラズマ
エッチングにより発生する繊維表面の微小凹凸が摩耗に
よってつぶれる欠点は改善されていない。
表面の低屈折率樹脂による処理とプラズマエッチングに
よる処理を併用する方法が提案されている(例えば、特
公平3−45138号公報)。しかしながら、この方法
では、工程が長くなり、複雑となる。しかも、プラズマ
エッチングにより発生する繊維表面の微小凹凸が摩耗に
よってつぶれる欠点は改善されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点を
解決しようとするもので、その目的は、高い発色性を有
し、適度な光沢を有し、容易に得られ、かつ実用的な繊
維シートおよびその製造方法を提供することにある。
解決しようとするもので、その目的は、高い発色性を有
し、適度な光沢を有し、容易に得られ、かつ実用的な繊
維シートおよびその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の高発色性繊維シ
ートは、染色された繊維基材シート、該繊維基材シート
の少なくとも一方の面上に設けられている第1の濃染化
層および該第1の濃染化層上に設けられている第2の濃
染化層を含有する高発色性繊維シートであって、該第1
の濃染化層の屈折率が1.5以下であり、かつ該第2の
濃染化層の屈折率が1.4以下であり、かつ該第1の濃
染化層の屈折率と該第2の濃染化層の屈折率とが異なる
ことを特徴とし、そのことにより上記課題を達成するこ
とができる。
ートは、染色された繊維基材シート、該繊維基材シート
の少なくとも一方の面上に設けられている第1の濃染化
層および該第1の濃染化層上に設けられている第2の濃
染化層を含有する高発色性繊維シートであって、該第1
の濃染化層の屈折率が1.5以下であり、かつ該第2の
濃染化層の屈折率が1.4以下であり、かつ該第1の濃
染化層の屈折率と該第2の濃染化層の屈折率とが異なる
ことを特徴とし、そのことにより上記課題を達成するこ
とができる。
【0007】本発明の高発色性繊維シートの製造方法
は、染色された繊維基材シートの少なくとも一方の面上
に、濃染化剤を含有する組成物を塗布後、該繊維基材シ
ートを乾燥させて屈折率が1.5以下の第1の濃染化層
を形成する工程、該第1の濃染化層上に濃染化剤を含有
する組成物を塗布後、該繊維基材シートを乾燥させて屈
折率が1.4以下で、かつ該第1の濃染化層の屈折率と
異なる屈折率を有する第2の濃染化層を形成する工程を
包含することを特徴とし、そのことにより上記課題を達
成することができる。
は、染色された繊維基材シートの少なくとも一方の面上
に、濃染化剤を含有する組成物を塗布後、該繊維基材シ
ートを乾燥させて屈折率が1.5以下の第1の濃染化層
を形成する工程、該第1の濃染化層上に濃染化剤を含有
する組成物を塗布後、該繊維基材シートを乾燥させて屈
折率が1.4以下で、かつ該第1の濃染化層の屈折率と
異なる屈折率を有する第2の濃染化層を形成する工程を
包含することを特徴とし、そのことにより上記課題を達
成することができる。
【0008】次に本発明を詳しく説明する。
【0009】本発明の高発色性繊維シートは、染色され
た繊維基材シートおよびこの繊維基材シートの少なくと
も一方の面上に形成された2つの濃染化層を含有する。
た繊維基材シートおよびこの繊維基材シートの少なくと
も一方の面上に形成された2つの濃染化層を含有する。
【0010】本発明で使用される繊維基材シートは、ポ
リエチレンテレフタレート等のポリエステル繊維、ナイ
ロン等のポリアミド繊維、ポリアクリロニトリル等のア
クリル繊維、ビニロン等のポリビニルアルコール繊維等
の合成繊維、綿、絹、麻、羊毛等の天然繊維、アセテー
ト等の半合成繊維、およびレーヨン等の再生繊維等の繊
維からなる。これらの繊維の中で、特に発色性の劣るポ
リエステル繊維およびポリエステル繊維と他の繊維とが
周知の方法で混合された布帛の場合、本発明の効果は大
きい。ポリエステル繊維として、例えば、特願昭54−
15468号公報、特願昭57−28747号公報、特
開昭52−99400号公報等によって製造されるよう
な、予め表面に光波長オーダーの凹凸を設けた繊維を用
いれば、通常のポリエステル繊維を用いた場合に比べ、
本発明の効果は相乗的に得られる。
リエチレンテレフタレート等のポリエステル繊維、ナイ
ロン等のポリアミド繊維、ポリアクリロニトリル等のア
クリル繊維、ビニロン等のポリビニルアルコール繊維等
の合成繊維、綿、絹、麻、羊毛等の天然繊維、アセテー
ト等の半合成繊維、およびレーヨン等の再生繊維等の繊
維からなる。これらの繊維の中で、特に発色性の劣るポ
リエステル繊維およびポリエステル繊維と他の繊維とが
周知の方法で混合された布帛の場合、本発明の効果は大
きい。ポリエステル繊維として、例えば、特願昭54−
15468号公報、特願昭57−28747号公報、特
開昭52−99400号公報等によって製造されるよう
な、予め表面に光波長オーダーの凹凸を設けた繊維を用
いれば、通常のポリエステル繊維を用いた場合に比べ、
本発明の効果は相乗的に得られる。
【0011】本発明における繊維基材シートとは、形状
が特に限定されるものではなく、糸状物、シート、フィ
ルム、織物、編物、不織布等のような形状がある。
が特に限定されるものではなく、糸状物、シート、フィ
ルム、織物、編物、不織布等のような形状がある。
【0012】上記繊維基材シートは、膜厚は1〜10μ
m、屈折率は1.5〜1.7が好ましい。また上記繊維
基材シートは、任意の染料により染色され得る。
m、屈折率は1.5〜1.7が好ましい。また上記繊維
基材シートは、任意の染料により染色され得る。
【0013】上記繊維基材シート上に形成される濃染化
層は、2層からなり、第1の濃染化層の屈折率が1.5
以下であり、かつ第2の濃染化層の屈折率が1.4以下
である。濃染化層が1層のみの場合、染色された基材シ
ートの表面を反射する光が多く、高い発色性を得ること
ができない。また光沢が多いため、基材シートの黒光り
を防止することができない。第1の濃染化層の屈折率が
1.5を超える場合、反射光が多く、透過光が少なくな
るので、発色性が改善されない。第2の濃染化層の屈折
率が1.4を超える場合も、反射光が多く、透過光が少
なくなるので、発色性が改善されない。
層は、2層からなり、第1の濃染化層の屈折率が1.5
以下であり、かつ第2の濃染化層の屈折率が1.4以下
である。濃染化層が1層のみの場合、染色された基材シ
ートの表面を反射する光が多く、高い発色性を得ること
ができない。また光沢が多いため、基材シートの黒光り
を防止することができない。第1の濃染化層の屈折率が
1.5を超える場合、反射光が多く、透過光が少なくな
るので、発色性が改善されない。第2の濃染化層の屈折
率が1.4を超える場合も、反射光が多く、透過光が少
なくなるので、発色性が改善されない。
【0014】さらに本発明においては、第1の濃染化層
の屈折率と第2の濃染化層の屈折率とが異なる。第1の
濃染化層の屈折率と第2の濃染化層の屈折率とが同じ場
合、濃染化層が1層のみの場合と同じで、この濃染化層
の膜厚が大きくなるだけであり、それほど発色性が改善
されない。
の屈折率と第2の濃染化層の屈折率とが異なる。第1の
濃染化層の屈折率と第2の濃染化層の屈折率とが同じ場
合、濃染化層が1層のみの場合と同じで、この濃染化層
の膜厚が大きくなるだけであり、それほど発色性が改善
されない。
【0015】第1の濃染化層の屈折率と第2の濃染化層
の屈折率の差は0.05〜0.2が好ましく、また第1
の濃染化層の屈折率は、第2の濃染化層の屈折率より大
きいことが好ましい。これにより、染色された繊維基材
シート表面を反射する光をさらに低減することができ、
その結果、より高い発色性を得ることができる。
の屈折率の差は0.05〜0.2が好ましく、また第1
の濃染化層の屈折率は、第2の濃染化層の屈折率より大
きいことが好ましい。これにより、染色された繊維基材
シート表面を反射する光をさらに低減することができ、
その結果、より高い発色性を得ることができる。
【0016】上記の第1および第2の濃染化層の屈折率
と繊維基材シートの屈折率との差は大きい方が好まし
い。これにより染色された繊維基材シート表面を反射す
る光を低減することができ、より高い発色性を得ること
ができる。
と繊維基材シートの屈折率との差は大きい方が好まし
い。これにより染色された繊維基材シート表面を反射す
る光を低減することができ、より高い発色性を得ること
ができる。
【0017】第1の濃染化層の膜厚は5〜500μm、
第2の濃染化層の膜厚は5〜500μmであることが好
ましい。
第2の濃染化層の膜厚は5〜500μmであることが好
ましい。
【0018】上記濃染化層は、濃染化剤を含有する。濃
染化剤としては、含フッ素樹脂、ビニルエーテル樹脂、
セルロース樹脂、アセテート樹脂、含ケイ素樹脂、ポリ
アクリル酸(メタクリル酸)エステル、ウレタン樹脂、
ビニルアルコール樹脂、含ケイ素樹脂等であり、例え
ば、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレ
ン共重合体、ポリペンタデカフルオロオクチルアクリレ
ート、ポリテトラフルオロエチレン、ポリウンデカフル
オロヘキシルアクリレート、ポリノナフルオロペンチル
アクリレート、ポリトリフルオロビニルアセテート、ポ
リペンタフルオロプロピルアクリレート、ポリトリフル
オロエチルアクリレート、ポリトリフルオロイソプロピ
ルメタクリレート等の含フッ素樹脂;ポリビニルエチル
エーテル、ポリビニルイソブチルエーテル、ポリビニル
ブチルエーテル、ポリビニルヘキシルエーテル、ポリビ
ニルメチルエーテル等のビニルエーテル樹脂;エチルセ
ルロース、メチルセルロース等のセルロース樹脂;ポリ
ビニルアセテート等のアセテート樹脂;ポリブチルアク
リレート、ポリイソプロピルメタクリレート、ポリテト
ラデシルアクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリ
イソブチルアクリレート、ポリ−n−ブチルメタクリレ
ート等のアクリル酸(メタクリル酸)エステル樹脂;水
溶性ポリウレタン等のウレタン系樹脂;ポリジメチルシ
ロキサン、カルビノール変性シリコーン、エポキシ変性
シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリトリメチルビ
ニルシロキサン、ポリビニルトリクロロシラン等の含ケ
イ素樹脂等を好適に使用することができる。さらにはこ
れらの樹脂を構成するモノマーと他のモノマーとの共重
合樹脂、これらの樹脂と他の樹脂または低分子化合物と
の混合樹脂等が挙げられるが、前記の屈折率の条件を満
足すればこれらの前述の樹脂に限定されるものではな
い。上記樹脂中、シリコーン樹脂、フッ素アクリレート
樹脂、フッ素アクリレート含有共重合体樹脂あるいはこ
れらの混合樹脂を主成分とする樹脂を濃染化剤として用
いた場合、発色性が著しくなるので特に好ましい樹脂で
ある。またジメチルシロキサンを骨格とするシリコーン
樹脂を濃染化剤として用いた場合、プラズマ処理によっ
てすばらしく発色性が向上することから、この樹脂は特
に好ましい樹脂である。上記の濃染化剤を選択すること
により、濃染化層の屈折率を自由に変えることができ
る。
染化剤としては、含フッ素樹脂、ビニルエーテル樹脂、
セルロース樹脂、アセテート樹脂、含ケイ素樹脂、ポリ
アクリル酸(メタクリル酸)エステル、ウレタン樹脂、
ビニルアルコール樹脂、含ケイ素樹脂等であり、例え
ば、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレ
ン共重合体、ポリペンタデカフルオロオクチルアクリレ
ート、ポリテトラフルオロエチレン、ポリウンデカフル
オロヘキシルアクリレート、ポリノナフルオロペンチル
アクリレート、ポリトリフルオロビニルアセテート、ポ
リペンタフルオロプロピルアクリレート、ポリトリフル
オロエチルアクリレート、ポリトリフルオロイソプロピ
ルメタクリレート等の含フッ素樹脂;ポリビニルエチル
エーテル、ポリビニルイソブチルエーテル、ポリビニル
ブチルエーテル、ポリビニルヘキシルエーテル、ポリビ
ニルメチルエーテル等のビニルエーテル樹脂;エチルセ
ルロース、メチルセルロース等のセルロース樹脂;ポリ
ビニルアセテート等のアセテート樹脂;ポリブチルアク
リレート、ポリイソプロピルメタクリレート、ポリテト
ラデシルアクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリ
イソブチルアクリレート、ポリ−n−ブチルメタクリレ
ート等のアクリル酸(メタクリル酸)エステル樹脂;水
溶性ポリウレタン等のウレタン系樹脂;ポリジメチルシ
ロキサン、カルビノール変性シリコーン、エポキシ変性
シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリトリメチルビ
ニルシロキサン、ポリビニルトリクロロシラン等の含ケ
イ素樹脂等を好適に使用することができる。さらにはこ
れらの樹脂を構成するモノマーと他のモノマーとの共重
合樹脂、これらの樹脂と他の樹脂または低分子化合物と
の混合樹脂等が挙げられるが、前記の屈折率の条件を満
足すればこれらの前述の樹脂に限定されるものではな
い。上記樹脂中、シリコーン樹脂、フッ素アクリレート
樹脂、フッ素アクリレート含有共重合体樹脂あるいはこ
れらの混合樹脂を主成分とする樹脂を濃染化剤として用
いた場合、発色性が著しくなるので特に好ましい樹脂で
ある。またジメチルシロキサンを骨格とするシリコーン
樹脂を濃染化剤として用いた場合、プラズマ処理によっ
てすばらしく発色性が向上することから、この樹脂は特
に好ましい樹脂である。上記の濃染化剤を選択すること
により、濃染化層の屈折率を自由に変えることができ
る。
【0019】上記濃染化層は上記濃染化剤以外に、潤滑
効果を有する他のシリコーン、あるいは長鎖アルキル基
を有する低重合度樹脂を含有させることにより、得られ
る繊維シートの摩擦耐久性を向上させることが可能であ
る。ポリエチレングリコール、四級アンモニウム塩、ス
ルホン酸ナトリウムを有する化合物等を含有させること
により、得られる繊維シートの帯電防止性を向上させる
ことができる。さらに撥水性を有する含フッ素化合物、
シリコーン等を含有させることにより、得られる繊維シ
ートの撥水性を付与することも可能である。
効果を有する他のシリコーン、あるいは長鎖アルキル基
を有する低重合度樹脂を含有させることにより、得られ
る繊維シートの摩擦耐久性を向上させることが可能であ
る。ポリエチレングリコール、四級アンモニウム塩、ス
ルホン酸ナトリウムを有する化合物等を含有させること
により、得られる繊維シートの帯電防止性を向上させる
ことができる。さらに撥水性を有する含フッ素化合物、
シリコーン等を含有させることにより、得られる繊維シ
ートの撥水性を付与することも可能である。
【0020】本発明の高発色性シートは、まず、染色さ
れた上記の繊維基材シート上に、濃染化剤および溶媒を
含有する組成物を塗布後、この繊維基材シートを乾燥さ
せて屈折率が1.5以下の第1の濃染化層を形成する。
次いで、この第1の濃染化層上に濃染化剤および溶媒を
含有する組成物を塗布後、この繊維基材シートを乾燥さ
せて屈折率が1.4以下で、かつ第1の濃染化層の屈折
率と異なる屈折率を有する第2の濃染化層を形成するこ
とにより得られる。
れた上記の繊維基材シート上に、濃染化剤および溶媒を
含有する組成物を塗布後、この繊維基材シートを乾燥さ
せて屈折率が1.5以下の第1の濃染化層を形成する。
次いで、この第1の濃染化層上に濃染化剤および溶媒を
含有する組成物を塗布後、この繊維基材シートを乾燥さ
せて屈折率が1.4以下で、かつ第1の濃染化層の屈折
率と異なる屈折率を有する第2の濃染化層を形成するこ
とにより得られる。
【0021】上記溶媒としては、水、メタノール、エタ
ノール、プロパノール等のアルコール類、アセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン類、ジメチルホルムアミド
等が挙げられる。第1の濃染化層を形成する際に使用す
る溶媒と第2の濃染化層を形成する際に使用する溶媒
は、同一であっても異なっていてもよい。しかし、上記
濃染化剤の中には、フッ素樹脂やシリコン系樹脂のよう
に撥水性を有するものがあるが、第1の濃染化層にこれ
らの樹脂を使用した場合、溶媒として水を用いた第2の
濃染化層の組成物を塗布しても、撥水性のため均一に付
着させることができない。従って、このような場合には
溶媒として有機溶媒を用いる。
ノール、プロパノール等のアルコール類、アセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン類、ジメチルホルムアミド
等が挙げられる。第1の濃染化層を形成する際に使用す
る溶媒と第2の濃染化層を形成する際に使用する溶媒
は、同一であっても異なっていてもよい。しかし、上記
濃染化剤の中には、フッ素樹脂やシリコン系樹脂のよう
に撥水性を有するものがあるが、第1の濃染化層にこれ
らの樹脂を使用した場合、溶媒として水を用いた第2の
濃染化層の組成物を塗布しても、撥水性のため均一に付
着させることができない。従って、このような場合には
溶媒として有機溶媒を用いる。
【0022】上記組成物の繊維基材シートへの塗布方法
は、上記組成物溶液へ繊維基材シートを漬浸する方法、
バッド法、バットスチーム法、上記組成物溶液を繊維基
材シート表面へコーティングする方法あるいはスプレー
コーティングする方法等、特に限定されるものではない
が、繊維基材シート表面への付着量をコントロールでき
ることから漬浸法、あるいはバッド法が好ましい。
は、上記組成物溶液へ繊維基材シートを漬浸する方法、
バッド法、バットスチーム法、上記組成物溶液を繊維基
材シート表面へコーティングする方法あるいはスプレー
コーティングする方法等、特に限定されるものではない
が、繊維基材シート表面への付着量をコントロールでき
ることから漬浸法、あるいはバッド法が好ましい。
【0023】なお、濃染化層の形成工程前に、基材シー
トの一部あるいは全表面にコロナ放電あるいはグロー放
電等の放電処理を施すと、基材シート表面に濃染化層を
均一に形成でき、特に、発色性の改善効果が著しくな
る。
トの一部あるいは全表面にコロナ放電あるいはグロー放
電等の放電処理を施すと、基材シート表面に濃染化層を
均一に形成でき、特に、発色性の改善効果が著しくな
る。
【0024】濃染化剤の付着量は、その固形分が、基材
シート重量に対して0.1〜10重量%、好ましくは
0.2〜5重量%であることが好ましい。0.1重量%
未満の付着量では、単繊維表面を完全に覆うに至らず、
充分な効果が得られない。また10重量%を超える付着
量では、単繊維同士の接着が顕著となり、風合いが粗硬
になり衣料用として好ましくない。
シート重量に対して0.1〜10重量%、好ましくは
0.2〜5重量%であることが好ましい。0.1重量%
未満の付着量では、単繊維表面を完全に覆うに至らず、
充分な効果が得られない。また10重量%を超える付着
量では、単繊維同士の接着が顕著となり、風合いが粗硬
になり衣料用として好ましくない。
【0025】基材シートを染色する工程は、繊維を染色
する周知の工程であればよく、特に限定されるものでは
ない。また、この工程は、濃染化層形成前あるいは放電
処理前後のいずれでもよく、樹脂の種類および製造工程
などによって適宜選択すればよい。例えば、単一色の繊
維では、染色工程の後に濃染化層を形成し、次いで放電
処理を行えばよく、繊維の用途、製造工程等によって好
ましく選定すればよい。また染色の方法は、バッドロー
ル法、バッドドライ法、バッドスチーム法等の浸染によ
る方法、あるいは捺染による方法等の通常の方法を採用
することができ、繊維の種類、目的等により適宜選択す
ればよい。なお、染料は周知のものの中から選定すれば
よい。
する周知の工程であればよく、特に限定されるものでは
ない。また、この工程は、濃染化層形成前あるいは放電
処理前後のいずれでもよく、樹脂の種類および製造工程
などによって適宜選択すればよい。例えば、単一色の繊
維では、染色工程の後に濃染化層を形成し、次いで放電
処理を行えばよく、繊維の用途、製造工程等によって好
ましく選定すればよい。また染色の方法は、バッドロー
ル法、バッドドライ法、バッドスチーム法等の浸染によ
る方法、あるいは捺染による方法等の通常の方法を採用
することができ、繊維の種類、目的等により適宜選択す
ればよい。なお、染料は周知のものの中から選定すれば
よい。
【0026】このようにして得られた繊維シートに撥水
加工、親水加工、帯電防止加工等の通常行われている後
加工を施してもよい。
加工、親水加工、帯電防止加工等の通常行われている後
加工を施してもよい。
【0027】主な濃染化剤の屈折率を表1に、繊維基材
シートの屈折率を表2に示す。
シートの屈折率を表2に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【作用】本発明の繊維シートは、染色された繊維基材シ
ート上の少なくとも一方の面上に屈折率1.5以下の第
1の濃染化層およびその第1の濃染化層上に屈折率1.
4以下の第2の濃染化層を有する。これにより、染色さ
れた基材シート表面を反射する光をさらに低減すること
ができるので、より高い発色性を得ることができ、また
適度な光沢を有する。
ート上の少なくとも一方の面上に屈折率1.5以下の第
1の濃染化層およびその第1の濃染化層上に屈折率1.
4以下の第2の濃染化層を有する。これにより、染色さ
れた基材シート表面を反射する光をさらに低減すること
ができるので、より高い発色性を得ることができ、また
適度な光沢を有する。
【0031】
【実施例】次に本発明を実施例および比較例を挙げて説
明する。
明する。
【0032】実施例1 75デニール、36フィラメントのポリエステル繊維に
2700T/Mの撚りをかけて、S、Zの2方向からな
る強撚のジョーゼット織物を得た。この織物を常法によ
りワッシャーしぼ立て後、180℃で60分間のプリセ
ットを行った。その後、この織物を98℃の10%Na
OH溶液に漬浸して処理し、処理前の織物重量に対して
25%の減量加工を行った。この織物をDianix
Black BG−FS(三菱化成製 分散染料)15
%owfからなる染料(浴比1:30)で130℃で4
5分間染色を行った。次いで、これを還元洗浄し、水
洗、乾燥することにより、黒色に染色されたジョーゼッ
ト織物を得た。
2700T/Mの撚りをかけて、S、Zの2方向からな
る強撚のジョーゼット織物を得た。この織物を常法によ
りワッシャーしぼ立て後、180℃で60分間のプリセ
ットを行った。その後、この織物を98℃の10%Na
OH溶液に漬浸して処理し、処理前の織物重量に対して
25%の減量加工を行った。この織物をDianix
Black BG−FS(三菱化成製 分散染料)15
%owfからなる染料(浴比1:30)で130℃で4
5分間染色を行った。次いで、これを還元洗浄し、水
洗、乾燥することにより、黒色に染色されたジョーゼッ
ト織物を得た。
【0033】ポリノナンフルオロベンジルアクリレート
(屈折率1.36)2gをキシレンヘキサフルオライド
100mlに溶解させた後、この溶液を、マングルでパ
ットして上記のジョーゼット織物上に、生地あたり10
0%(ピックアップ)付着させ、140℃で30分間熱
処理を行った。その後、このジョーゼット織物上にさら
に、ポリジメチルシロキサン(屈折率1.39)2gを
テトラクロルエチレン100mlに溶解させた溶液を上
記と同様にして塗布、熱処理することにより、高発色性
繊維シートを得た。
(屈折率1.36)2gをキシレンヘキサフルオライド
100mlに溶解させた後、この溶液を、マングルでパ
ットして上記のジョーゼット織物上に、生地あたり10
0%(ピックアップ)付着させ、140℃で30分間熱
処理を行った。その後、このジョーゼット織物上にさら
に、ポリジメチルシロキサン(屈折率1.39)2gを
テトラクロルエチレン100mlに溶解させた溶液を上
記と同様にして塗布、熱処理することにより、高発色性
繊維シートを得た。
【0034】実施例2 実施例1において、黒布上に、ポリジメチルシロキサン
(屈折率1.39)2gをテトラクロルエチレン100
mlに溶解させた溶液で、次いでポリノナンフルオロベ
ンジルアクリレート(屈折率1.36)2gをキシレン
ヘキサフルオライド100mlに溶解させた溶液で濃染
化処理を行う以外は、実施例1と同様にして高発色性繊
維シートを得た。
(屈折率1.39)2gをテトラクロルエチレン100
mlに溶解させた溶液で、次いでポリノナンフルオロベ
ンジルアクリレート(屈折率1.36)2gをキシレン
ヘキサフルオライド100mlに溶解させた溶液で濃染
化処理を行う以外は、実施例1と同様にして高発色性繊
維シートを得た。
【0035】実施例3 実施例1において、黒布上に、ポリジメチルシロキサン
(屈折率1.39)2gをテトラクロルエチレン100
mlに溶解させた溶液で、次いでポリエチレングリコー
ルジメタクリレート(屈折率1.50)2gを水100
mlに溶解させた溶液で濃染化処理を行う以外は、実施
例1と同様にして高発色性繊維シートを得た。
(屈折率1.39)2gをテトラクロルエチレン100
mlに溶解させた溶液で、次いでポリエチレングリコー
ルジメタクリレート(屈折率1.50)2gを水100
mlに溶解させた溶液で濃染化処理を行う以外は、実施
例1と同様にして高発色性繊維シートを得た。
【0036】実施例4 実施例1において、黒布上に、ポリエチレングリコール
ジメタクリレート(屈折率1.50)2gを水100m
lに溶解させた溶液で、次いでポリジメチルシロキサン
(屈折率1.39)2gをテトラクロルエチレン100
mlに溶解させた溶液で濃染化処理を行う以外は、実施
例1と同様にして高発色性繊維シートを得た。
ジメタクリレート(屈折率1.50)2gを水100m
lに溶解させた溶液で、次いでポリジメチルシロキサン
(屈折率1.39)2gをテトラクロルエチレン100
mlに溶解させた溶液で濃染化処理を行う以外は、実施
例1と同様にして高発色性繊維シートを得た。
【0037】実施例5 実施例1において、黒布上に、ポリエチレングリコール
ジメタクリレート(屈折率1.50)2gを水100m
lに溶解させた溶液で、次いでポリノナンフルオロベン
ジルアクリレート(屈折率1.36)2gをキシレンヘ
キサフルオライド100mlに溶解させた溶液で濃染化
処理を行う以外は、実施例1と同様にして高発色性繊維
シートを得た。
ジメタクリレート(屈折率1.50)2gを水100m
lに溶解させた溶液で、次いでポリノナンフルオロベン
ジルアクリレート(屈折率1.36)2gをキシレンヘ
キサフルオライド100mlに溶解させた溶液で濃染化
処理を行う以外は、実施例1と同様にして高発色性繊維
シートを得た。
【0038】比較例1 実施例1において、ポリノナンフルオロベンジルアクリ
レート(屈折率1.36)2gをキシレンヘキサフルオ
ライド100mlに溶解させた溶液でのみ濃染化処理を
行う以外は、実施例1と同様にして高発色性繊維シート
を得た。
レート(屈折率1.36)2gをキシレンヘキサフルオ
ライド100mlに溶解させた溶液でのみ濃染化処理を
行う以外は、実施例1と同様にして高発色性繊維シート
を得た。
【0039】比較例2 実施例1において、ポリジメチルシロキサン(屈折率
1.39)2gをテトラクロルエチレン100lmに溶
解させた溶液でのみ濃染化処理を行う以外は、実施例1
と同様にして高発色性繊維シートを得た。
1.39)2gをテトラクロルエチレン100lmに溶
解させた溶液でのみ濃染化処理を行う以外は、実施例1
と同様にして高発色性繊維シートを得た。
【0040】比較例3 実施例1において、ポリエチレングリコールジメタクリ
レート(屈折率1.50)2gを水100mlに溶解さ
せた溶液でのみ濃染化処理を行う以外は、実施例1と同
様にして高発色性繊維シートを得た。
レート(屈折率1.50)2gを水100mlに溶解さ
せた溶液でのみ濃染化処理を行う以外は、実施例1と同
様にして高発色性繊維シートを得た。
【0041】比較例4 実施例1において、ポリノナンフルオロベンジルアクリ
レート(屈折率1.36)2gをキシレンヘキサフルオ
ライド100mlに溶解させた溶液で2回濃染化処理を
行う以外は、実施例1と同様にして高発色性繊維シート
を得た。
レート(屈折率1.36)2gをキシレンヘキサフルオ
ライド100mlに溶解させた溶液で2回濃染化処理を
行う以外は、実施例1と同様にして高発色性繊維シート
を得た。
【0042】比較例5 実施例1において、ポリジメチルシロキサン(屈折率
1.39)2gをテトラクロルエチレン100mlに溶
解させた溶液で2回濃染化処理を行う以外は、実施例1
と同様にして高発色性繊維シートを得た。
1.39)2gをテトラクロルエチレン100mlに溶
解させた溶液で2回濃染化処理を行う以外は、実施例1
と同様にして高発色性繊維シートを得た。
【0043】比較例6 実施例1において、ポリエチレングリコールジメタクリ
レート(屈折率1.50)2gを水100mlに溶解さ
せた溶液で2回濃染化処理を行う以外は、実施例1と同
様にして高発色性繊維シートを得た。
レート(屈折率1.50)2gを水100mlに溶解さ
せた溶液で2回濃染化処理を行う以外は、実施例1と同
様にして高発色性繊維シートを得た。
【0044】実施例1〜5および比較例1〜6で得られ
た高発色性繊維の色の深み(発色性)は、目視にて以下
の基準で判断した。その結果を表3に示す。
た高発色性繊維の色の深み(発色性)は、目視にて以下
の基準で判断した。その結果を表3に示す。
【0045】 5級 未処理布に比べ、深みが顕著である 4級 未処理布に比べ、かなり深み感がある 3級 未処理布との差がある 2級 未処理布との差がない 1級 未処理布より深み感がない。
【0046】
【表3】
【0047】表3より、実施例1〜5で得られた高発色
性繊維は、発色性に優れていることがわかる。
性繊維は、発色性に優れていることがわかる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、高い発色性を有し、かつ適度な光沢を有する繊
維シートを得ることができる。しかも、特殊な装置を必
要とせず、簡単な工程で製造することができる。
よれば、高い発色性を有し、かつ適度な光沢を有する繊
維シートを得ることができる。しかも、特殊な装置を必
要とせず、簡単な工程で製造することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】染色された繊維基材シート、該繊維基材シ
ートの少なくとも一方の面上に設けられている第1の濃
染化層および該第1の濃染化層上に設けられている第2
の濃染化層を含有する高発色性繊維シートであって、該
第1の濃染化層の屈折率が1.5以下であり、該第2の
濃染化層の屈折率が1.4以下であり、かつ該第1の濃
染化層の屈折率と該第2の濃染化層の屈折率とが異な
る、高発色性繊維シート。 - 【請求項2】染色された繊維基材シートの少なくとも一
方の面上に、濃染化剤を含有する組成物を塗布後、該繊
維基材シートを乾燥させて屈折率が1.5以下の第1の
濃染化層を形成する工程、および該第1の濃染化層上に
濃染化剤を含有する組成物を塗布後、該繊維基材シート
を乾燥させて屈折率が1.4以下で、かつ該第1の濃染
化層の屈折率と異なる屈折率を有する第2の濃染化層を
形成する工程を包含する、高発色性繊維シートの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1682792A JPH05214677A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 高発色性繊維シートおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1682792A JPH05214677A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 高発色性繊維シートおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05214677A true JPH05214677A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=11927022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1682792A Withdrawn JPH05214677A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 高発色性繊維シートおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05214677A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021032961A (ja) * | 2019-08-20 | 2021-03-01 | リンテック株式会社 | 光拡散制御体および反射型表示体 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP1682792A patent/JPH05214677A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021032961A (ja) * | 2019-08-20 | 2021-03-01 | リンテック株式会社 | 光拡散制御体および反射型表示体 |
US11940635B2 (en) | 2019-08-20 | 2024-03-26 | Lintec Corporation | Light diffusion control body and reflective display body |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |