JPS58197378A - 撥水性ならびに吸水性を有する布帛の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は布帛の一面が撥水機能を他面が吸水機能を有す
る布帛の顎遵法に関するものである。

従来機能性を有する繊維布帛を得るべく制電。

吸汗、防汚、吸水、吸湿、撥水、撥油、抗ピル。

抗スナツグ、防炎、防融、抗菌等の諸機能を付与するた
めの後加工技術が種々−発されているがこれらの廟工は
はとんどが単一な機能を付与する加工方法であり二種又
は三種の機能を兼備せしめる加工方法社わずかであった
。しかも二種又は三種の機能を兼備せしめる加工方法に
しても撥水性と撥油性、制電性と吸水性または制電性と
防汚性のように同質系統の機能を有するもののみであっ
た。

最近異質の機能を保持させた布帛に対する要望が強まり
、特に外衣として撥水性を白衣として吸水性を兼備中も
布帛がスポーツ衣料、ユニフォーム分野などで強く要望
されてきた。

本発明者らは布帛の片面毎に異質の機能を保持させる加
工法の開発を鋭意検討した結果、本発明に到達した。

すなわち、本発明は布帛の一面が撥水性を有し、他面が
吸水性を有する布帛の製造において布帛に吸水加工を施
すとともに布帛の片面に７７素残基を有する反応性アク
リレートモノマーを付与したのち該反応性アクリレート
モノマーを重合せしめて撥水加工を施すことを特徴とす
る撥水性ならびに吸水性を有する布帛の１１！！を法で
ある。

更に詳細忙述べると、−面に撥水性を他面に吸水性を有
する布帛は吸水面を机側に着用することＫよ抄着用時０
発汗をすばやく拡散せしめて肌のべとつきを解消し、一
方、外衣としての撥水面は外部よシの雨、水等を撥水さ
せる為すぐれた着用感を与えるものである。

本発明における布帛とは、ポリエステル系線維、ポリア
ミド系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、アセテート
系繊維、ポリビニル系繊維。

ポリオレフィン系繊維等の合成繊維からなる織編物、不
織布あるいはこれら合成繊維と天然繊維の混紡、交織あ
るいは不織布製品などを意味する。

父、フッ素残基を有する反応性モノマーとしでは、フッ
素残基を有するアクリレートまたはメタアクリレートを
挙げることができる。

例えば 　Ｒｒ １１ ０ｎＦｔｎ＋＋　−ＣＨｍｏ−Ｃ−０ｘＣＨｔＲ＠　　
　　ＯＲｒ １１１ ＣｎＦｔＨ，４＋−ｆｌｏｔＮ−０鵞Ｈ＊０−０−０−
０−ＯＲＩ ＣｎＦｔＨ４−、−０＆−０Ｈ（３＆−０−０−０−Ｃ
Ｈ＊Ｈ などが挙げられる。

次に該フッ素残基を有する反応性七ツマ−を付与する方
法としては、比較的粘度の高→液又はエマルジョン溶液
を印捺あるいはコーティングする方法、スプレー法、泡
加工法等により布帛の裏面に浸透させず布帛の片面にの
み付与せしめる方法が採用される。

このように付与されたフッ素残基を有する反応性、アク
リレートモノマーを布帛の片面上で重合せしめて被膜を
形成させる方法としてはモノマー溶液中ｉｌ！酸化ベン
ゾイル、過硫酸カリ等の重合開始剤を存在させ９０℃〜
１４０℃でｌ〜１０分関蒸熱処理する方法、ベンゾフェ
ノン等の光増感剤存在下で紫外線照射する方法、又は反
応性モノマーを付与した布帛面を電子線照射する方法な
どを適宜選定することができる。

該片面撥水加工処理は布帛の吸水加工処理の前あるいは
後のいずれで実施してもよい、すなわ、ち布帛の吸水加
工をバクディング法また社浸漬法で布帛の両面に施した
後片１ｔｒＫ撥水加工を実施して本よく逆に先に布帛の
片面に撥水加工を施した後、布帛の両面にパッディング
法又は浸漬法で吸水加工しても一面撥水性、他面吸水性
の布帛が得られる。

本発明でいう吸水加工には従来公知の吸水加工方法を用
いてよい。例えばポリオキシエチレングリコールが共重
合されたポリエチレンテレフタレートのエマルジ」ンに
浸漬シハンディングしたのち熱固定処理する方法、ある
いけポリオキシエチレンジアクリレート又はポリオキシ
エチレンジメタアクリレートのようなアクリレート系化
合物を布帛に付与したのちおこなうラジカル重合法、紫
外線重合法、電子線重合法などが採用できる。

以下実施例により本発明を具体的に説明する。

冑、実施例におけるウィッキング性（吸水速べ５ 度）、撥水、撥油性、耐久性の評価方法は次の如くであ
る。

・　吸水速度（ウィッキング性）； ＪＩＳＬ１０７９−５６に準拠したもので１５ｅｌｌ　
Ｘ　３　Ｑ　ａ＋の試験片をわくにたるまないように取
り付ける。次いで蒸留水を入れたビユレットを１１Ｌ／
あたり２６〜２７滴の水滴を滴丁するように調節した後
試験片の表面がビユレットの先端から２１？ｌ１ｌＣな
るよ５Ｋｌ、て水滴が試験片に＠下したとき、ストング
ウォンチを動かし試験片上の水滴が特別な反応をしなく
なった時間を測定する。１８０秒以上の場合は試験を打
ち切り１８０秒以上とする。

ヮ　　撥　　水　　性 Ｊ工ｓＬ−’ｔｏｒ９−８８に準拠した本ので、２０　
Ｉ？ｌＩＸ　２０　ｃｌｍの試験片を直径１５．ｆｉｅ
ｍのわ＜ＫＬわを生じないようｔｃＪ＆り付はスプレー
の中心をわくの中心と一歇させて常温の水２５０−を漏
斗に注入し、これを試験片上に散布する。次に余分の水
滴を落した後、ぬれ良状態を判定標準片と比較対照して
評価する。

撥　　油　　性 ＡＡＴＣＩＣＴｅａｔ　Ｍｅｔｈｏｄ　１１８−１９７
５で実施判定した。

。　　耐　　久　　性 中性洗剤ｘｔ７ｔを含んだ４０℃の洗濯液中で家庭洗濯
機で洗濯をし、耐久性（耐洗濯性）を検討した。洗濯な
しを玩とし、連続１００分洗濯した場合をり、−とし、
連続３００分洗濯した場合をり、。とする。

以下に本発明を実施例により具体的に例示する。なお、
以下の実施例に′Ｉ？いて憾はすべて重量憾を意味する
。

実１１ ポリエチレンテレフタレート仮撚加工糸（ｌｓ。

デニール／　４８　フィラメント）を用い、ポンチロー
１組織に編成した編物（目付２５０ｆ〜）を通常の精練
プリセット及び染色を実施した後グラビアロールコータ
−を用い下記コーテイング液を編物の厚さ１／３１で浸
透させたのち１００℃の飽和水蒸気で５分間熱処理をし
た。

コーディング液 次いでパーマローズＴＭ　（ＩＣ工（株）製、　ｐｗａ
　−ＰＰＴ系吸水剤）２慢水溶液に通常の方法でパッデ
ィングしたのち乾燥、熱固定処理を施した。

加工品の性能を第１表に示す。

第五表 第ｘ９に示すように本発男はすぐれた耐久性を有する撥
水性ならびに吸水性を有している。

実施例２ ポリエチレンテレフタレートフィラメント糸（１５０デ
ニール／４８フイラメント）に仮撚加工を施したのちト
ロピカル織物に織成した（目付ｚｔｏｆ／ｍ）。本試料
を通常のプリセット工程を通してプリセントしたのち螢
光染料ミカホワイトＡＴＮ　（日本化薬（株）製）を１
％ｏｗｆ使用し１２０℃で３０分間染色せしめ、次いで
吸汗加工として下記バクディング液に浸漬しマングルに
て均一に絞った（ピンクアンプ率６１−）。

これを湿潤状態のｔｔまただちに蒸熱装置に入れｉｏｏ
℃の飽和水蒸気で５分間処理した。

熱処理後水洗し乾燥工程を通し乾燥した。

つぎに、グラビアロールコータ−を用い下記コーテイン
グ液を織物厚さの１／３まで咳布帛の片面に塗布し、塗
布面をｔ　ｏｏｗ高圧水銀灯で３０秒間照射した。

得られた加工品の性能を第２表に示すうＩＰＡヒリイ′
ｌフロ　Ｑｒル２ルコーＩＬ−ａ第２表 第２表に示すようＫすぐれた耐久性を有する撥水性なら
びに吸水性を有する布帛が得られた。

５２８

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）布帛の一面が撥水性を有し、他面が吸水性を有す
   る布帛の製造において布帛に吸水加工を施すとと４１ｔ
   Ｃ，布帛の片面にフッ素残基を有する反応性アクリレー
   トモノマーを付与シたのち該反応性アクリレートモノマ
   ーを重合せしめて撥水加工を施すことを特徴とする撥水
   性ならびに吸水性を有する布帛の１１！を法。
2. （２）吸水加工を撥水加工前に行う特許請求の範囲第（
   １）項記載の輩１法。
3. （３）吸水加工を撥水加工後に行９％許請求の範＃！第
   （１）項記載のＷｌ法。
4. （４）　　重合触媒の存在下に湿熱処理によりポリマー
   化させる特許請求の範囲第（０項記載のダ道法。
5. （５）光増感剤の存在下に％紫外線照射によりポリマー
   化させる特許請求の範囲第（１）項記載の〜ｊ九九法
6. （６）　　電子線照射によや重合せしめる特許請求の範
   囲第（１）項記載の〜１法。
7. （７）吸水加工がポリオキシエチレングリコールを共重
   合せしめたポリエチレンテレフタレートエマルジョンを
   布帛に付与したのち熱固定処理を施してなる特許請求の
   範囲第（１）項記載のへ１１法。
8. （８）　　吸水加工がポリオキシエチレンジアクリレー
   ト又はポリオキシエチレンジメタアクリレートをラジカ
   ル重合、紫外線重合又は電子線重合によりなされる特許
   請求の範囲第（１）項記載の勅ｌｉ法。
9. （９）　　吸水加工がポリオキシエチレンジアクリレー
   ト又はポリオキシエチレンジメタアクリレートとモノア
   クリレートの共存下におけるラジカル重合、紫外線・重
   合又は電子線重合によりなされる特許請求の範囲第（０
   項記載の覧罷法。