JPH0520087Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0520087Y2 JPH0520087Y2 JP11720084U JP11720084U JPH0520087Y2 JP H0520087 Y2 JPH0520087 Y2 JP H0520087Y2 JP 11720084 U JP11720084 U JP 11720084U JP 11720084 U JP11720084 U JP 11720084U JP H0520087 Y2 JPH0520087 Y2 JP H0520087Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ridge
- soil
- rotor
- escape prevention
- prevention plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 31
- 238000010009 beating Methods 0.000 description 6
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 3
- 241000209094 Oryza Species 0.000 description 2
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 description 2
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- 241000283690 Bos taurus Species 0.000 description 1
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- 210000002268 wool Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、整畦機に係り、特に泥土を掘り起こ
して旧畦に盛り上げこの盛り上げた土を畦叩き板
で叩き固める整畦機において、この盛り上げられ
た土が畦の反対側に逸出しないようにするために
設けられる土逸出防止板の改良に関する。
して旧畦に盛り上げこの盛り上げた土を畦叩き板
で叩き固める整畦機において、この盛り上げられ
た土が畦の反対側に逸出しないようにするために
設けられる土逸出防止板の改良に関する。
従来の技術
田圃には畦を作り、水を堰して蓄えたり、他人
の田圃との境界にしたり、あるいは農作業のため
の歩道にすることが行われている。このような畦
は漏水しないこと、人があるいても崩れないこと
及び高さや幅が変化せず安定していること等が良
いものとされている。
の田圃との境界にしたり、あるいは農作業のため
の歩道にすることが行われている。このような畦
は漏水しないこと、人があるいても崩れないこと
及び高さや幅が変化せず安定していること等が良
いものとされている。
このような畦を作るためには、従来、耕耘機で
畦際に練り土を作つておき、つぎにこれまでの畦
表面の風化した土や草を鍬で取り除き、そしてそ
の跡に練り土を載せて鍬で叩く方法も行われてい
る。この方法は練り土が配向構造になつているた
め、乾くとしつかり固まり最も良い方法である
が、一度に厚く盛ると乾いたときに大きくひび割
れを起こし漏水の原因になるため3cm位しか盛れ
ず、その調整を行いつつ作業を進めなければなら
ないなど手間がかかり農作業の省力化には問題が
あつた。
畦際に練り土を作つておき、つぎにこれまでの畦
表面の風化した土や草を鍬で取り除き、そしてそ
の跡に練り土を載せて鍬で叩く方法も行われてい
る。この方法は練り土が配向構造になつているた
め、乾くとしつかり固まり最も良い方法である
が、一度に厚く盛ると乾いたときに大きくひび割
れを起こし漏水の原因になるため3cm位しか盛れ
ず、その調整を行いつつ作業を進めなければなら
ないなど手間がかかり農作業の省力化には問題が
あつた。
そこで、上記の練り土を鍬で盛る方法を機械化
した整畦機が開発されたが、これは土と泥を練り
上げるものであるので、田圃に水の多い時期にし
か用いられず、この時期は例えば春先の短い期間
しかないので、使用期間が制限されるという欠点
があり、これを改善しようとしてポンプで水を補
給するようにした整畦機も開発されたが、労力が
かかる上に機械の操作も煩わしいものであつた。
した整畦機が開発されたが、これは土と泥を練り
上げるものであるので、田圃に水の多い時期にし
か用いられず、この時期は例えば春先の短い期間
しかないので、使用期間が制限されるという欠点
があり、これを改善しようとしてポンプで水を補
給するようにした整畦機も開発されたが、労力が
かかる上に機械の操作も煩わしいものであつた。
つぎにこれらの欠点を改善して春秋を通じて使
用できる整畦機が開発された。これは、ロータで
土を掘り起こして畦に盛り上げ、この盛り上げた
土をほぼへの字状の畦叩き板で叩き、畦の上面及
び一方側面を叩き固めるものである。この整畦機
の畦叩き板は、トラクタ動力取出軸にクランク機
構を会して設けられたロツドに連結され、かつ機
枠に軸支された2本の平行リンクに回動自在に連
結された、いわゆるてこ−クランク機構により動
作され、ロツドの進退運動が2本のリンクによる
平行四辺形の変形運動に拘束されるという一定運
動にしたがつて動作される。
用できる整畦機が開発された。これは、ロータで
土を掘り起こして畦に盛り上げ、この盛り上げた
土をほぼへの字状の畦叩き板で叩き、畦の上面及
び一方側面を叩き固めるものである。この整畦機
の畦叩き板は、トラクタ動力取出軸にクランク機
構を会して設けられたロツドに連結され、かつ機
枠に軸支された2本の平行リンクに回動自在に連
結された、いわゆるてこ−クランク機構により動
作され、ロツドの進退運動が2本のリンクによる
平行四辺形の変形運動に拘束されるという一定運
動にしたがつて動作される。
この整畦機は、実願昭55−189199号明細書(実
開昭57−113804号)に記載されているように、ロ
ータの軸が畦と平行に設けられ、上方から畦側端
部に至る土溜め室が形成されて掘り起こされた土
は一旦上方に持ち上げられてから畦の上面に落と
されるようになつている。そして、この土溜め室
の畦側端部は昇降自在の下部側壁板からなり、こ
の下部側壁板の下端には接地摺動板が設けられ、
畦の上面の凹凸に追従して接地摺動板が摺動し、
下部側壁板と畦の間に隙間ができることなく盛り
上げられた土が飛散されず的確に盛り土される旨
記載されている。
開昭57−113804号)に記載されているように、ロ
ータの軸が畦と平行に設けられ、上方から畦側端
部に至る土溜め室が形成されて掘り起こされた土
は一旦上方に持ち上げられてから畦の上面に落と
されるようになつている。そして、この土溜め室
の畦側端部は昇降自在の下部側壁板からなり、こ
の下部側壁板の下端には接地摺動板が設けられ、
畦の上面の凹凸に追従して接地摺動板が摺動し、
下部側壁板と畦の間に隙間ができることなく盛り
上げられた土が飛散されず的確に盛り土される旨
記載されている。
しかしながら、この下部側壁板はその接地摺動
板が畦上面を摺動するときその摩擦抵抗が大き
く、そのスムーズな走行が妨げられることがある
のみらず、例えばその接地摺動板に石のような障
害物が接触したとき、下部側壁板の全体重量の及
ぼす力がこの障害物にかかることになるので、こ
の下部側壁板の取り付け部に無理な力がかかり、
この部分を壊れ易くするという問題もある。
板が畦上面を摺動するときその摩擦抵抗が大き
く、そのスムーズな走行が妨げられることがある
のみらず、例えばその接地摺動板に石のような障
害物が接触したとき、下部側壁板の全体重量の及
ぼす力がこの障害物にかかることになるので、こ
の下部側壁板の取り付け部に無理な力がかかり、
この部分を壊れ易くするという問題もある。
考案が解決しようとする問題点
以上説明したように、従来の整畦機の畦の盛り
土を的確に行うための下部側壁板はその走行性が
スムーズに行われないことがあり、そのためその
取り付け部に無理な力がかかり、その破損を生じ
ることがあり、その改善が望まれていた。
土を的確に行うための下部側壁板はその走行性が
スムーズに行われないことがあり、そのためその
取り付け部に無理な力がかかり、その破損を生じ
ることがあり、その改善が望まれていた。
問題点を解決するための手段
本考案は、上記の問題点を解決するために、機
枠に泥土を掘り起こして旧畦に盛り上げる土起こ
しロータと、該土起こしロータにより盛り上げら
れた泥土を叩き固める畦叩き板を有する整畦機に
おいて、上記ロータの上側を覆うロータカバーを
上記機枠に取り付けて設け、該ロータカバーの先
端部を畦の上方に位置させ、該ロータカバーの先
端部に土逸出防止板を上下動自在に設け、該土逸
出防止板の下端に畦の上面に接地する単数又は複
数の車輪を設け、該土逸出防止板は自重により又
は該土逸出防止板を下方に弾圧付勢するバネによ
り畦上面に押下されることを特徴とする整畦機を
提供するものである。
枠に泥土を掘り起こして旧畦に盛り上げる土起こ
しロータと、該土起こしロータにより盛り上げら
れた泥土を叩き固める畦叩き板を有する整畦機に
おいて、上記ロータの上側を覆うロータカバーを
上記機枠に取り付けて設け、該ロータカバーの先
端部を畦の上方に位置させ、該ロータカバーの先
端部に土逸出防止板を上下動自在に設け、該土逸
出防止板の下端に畦の上面に接地する単数又は複
数の車輪を設け、該土逸出防止板は自重により又
は該土逸出防止板を下方に弾圧付勢するバネによ
り畦上面に押下されることを特徴とする整畦機を
提供するものである。
作 用
土逸出防止板に車輪を設けることにより土逸出
防止板が畦上面を走行するときの摩擦抵抗を少な
くできる。
防止板が畦上面を走行するときの摩擦抵抗を少な
くできる。
実施例
次に本考案の一実施例を第1図及び第2図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
第1図中、Tはトラクタ、Aは整畦機であつ
て、整畦機Aは、その機枠1がトラクタTの後方
上部に設けられた取付枠aにリンクb,cを介し
て取り付けられているとともに、トラクタ後方下
部両側に設けられた回動自在のリンクd,eに回
動自在に連結され、さらにこの機枠1の前方上部
とトラクタ後方上部中央が長さを調節自在にでき
る調整リンクfで連結され、これらにより調整リ
ンクfにより定められた角度に保持された整畦機
Aは図示省略した油圧装置によつて回動する上記
取付枠aを介して下方に回動でき、またこの油圧
装置による取付枠aの上方への回動により元の位
置に戻ることができるようになつている。
て、整畦機Aは、その機枠1がトラクタTの後方
上部に設けられた取付枠aにリンクb,cを介し
て取り付けられているとともに、トラクタ後方下
部両側に設けられた回動自在のリンクd,eに回
動自在に連結され、さらにこの機枠1の前方上部
とトラクタ後方上部中央が長さを調節自在にでき
る調整リンクfで連結され、これらにより調整リ
ンクfにより定められた角度に保持された整畦機
Aは図示省略した油圧装置によつて回動する上記
取付枠aを介して下方に回動でき、またこの油圧
装置による取付枠aの上方への回動により元の位
置に戻ることができるようになつている。
上記整畦機Aは、トラクタTの動力取出軸gに
図示省略した自在継手を介して連結された動力伝
達軸に減速器が連結され、この減速器には伝動軸
が連結され、この伝動軸にロータRが取り付けら
れ、これらにより上記動力伝達軸の回転力が上記
伝動軸に上記減速器により減速かつ方向を変えら
れ、さらにその回転方向がトラクタの進行方向に
対応する回転方向と逆方向に回転するように伝達
され、これによりロータRの軸がトラクタの進行
方向とほぼ直角方向に向きかつその回転方向がト
ラクタの進行方向に対する回転方向とは逆方向に
回転するようになつている。
図示省略した自在継手を介して連結された動力伝
達軸に減速器が連結され、この減速器には伝動軸
が連結され、この伝動軸にロータRが取り付けら
れ、これらにより上記動力伝達軸の回転力が上記
伝動軸に上記減速器により減速かつ方向を変えら
れ、さらにその回転方向がトラクタの進行方向に
対応する回転方向と逆方向に回転するように伝達
され、これによりロータRの軸がトラクタの進行
方向とほぼ直角方向に向きかつその回転方向がト
ラクタの進行方向に対する回転方向とは逆方向に
回転するようになつている。
このようにしてロータRにより掘り起こされた
土は畦の方向に送り出されるが、ロータRの基端
側には土当て板1aが設けられ、さらにこの土当
て板1aの上端にはロータRの上側を覆うように
して水平面よりやや下方位置にロータカバー1b
が機枠1に対して回動自在に連結された腕片1
c,1′cにより回動自在に設けられている。こ
のロータカバー1bの先端円弧部にはその前後両
端に断面コの字状の案内桟2,2′がその開放側
を相対して溶接等により取り付けられ、これら一
対の案内桟2,2′に土逸出防止板3が遊嵌され
て上下動自在に設けられ、この土逸出防止板3に
は車輪4a,4b,4cが回転自在に軸支され、
これら車輪は畦の上面を走行できるようになつて
いる。なお、土逸出防止板3には突起3a,3b
が設けられ、上記一対の案内桟2,2′の側面に
設けられた案内孔2a,2′aに係合されて土逸
出防止板3とともにこの案内孔を移動し、この案
内孔の下端に当接して土逸出防止板3が下方に抜
けないようになつている。
土は畦の方向に送り出されるが、ロータRの基端
側には土当て板1aが設けられ、さらにこの土当
て板1aの上端にはロータRの上側を覆うように
して水平面よりやや下方位置にロータカバー1b
が機枠1に対して回動自在に連結された腕片1
c,1′cにより回動自在に設けられている。こ
のロータカバー1bの先端円弧部にはその前後両
端に断面コの字状の案内桟2,2′がその開放側
を相対して溶接等により取り付けられ、これら一
対の案内桟2,2′に土逸出防止板3が遊嵌され
て上下動自在に設けられ、この土逸出防止板3に
は車輪4a,4b,4cが回転自在に軸支され、
これら車輪は畦の上面を走行できるようになつて
いる。なお、土逸出防止板3には突起3a,3b
が設けられ、上記一対の案内桟2,2′の側面に
設けられた案内孔2a,2′aに係合されて土逸
出防止板3とともにこの案内孔を移動し、この案
内孔の下端に当接して土逸出防止板3が下方に抜
けないようになつている。
また、上記整畦機Aには、図示省略したが上記
減速器にカム又はクランクを介してプランジヤー
がシリンダ中を動作し、例えば水鉄砲のように油
の吸入、排出を繰り返すプランジヤーポンプが連
結され、このプランジヤーポンプにはゴム等から
なる可撓性管5を介してピストン装置6が連結さ
れて上記プランジヤーポンプにより発生された油
圧によりこのピストン装置が動作するようになつ
ている。
減速器にカム又はクランクを介してプランジヤー
がシリンダ中を動作し、例えば水鉄砲のように油
の吸入、排出を繰り返すプランジヤーポンプが連
結され、このプランジヤーポンプにはゴム等から
なる可撓性管5を介してピストン装置6が連結さ
れて上記プランジヤーポンプにより発生された油
圧によりこのピストン装置が動作するようになつ
ている。
このピストン装置6のピストンロツド6aには
畦の上面及び側面を同時に叩くことができるほぼ
への字状の畦叩き板7が設けられている。
畦の上面及び側面を同時に叩くことができるほぼ
への字状の畦叩き板7が設けられている。
この畦叩き板7は第1図に示すように、畦の上
面及び側面に接触した状態で畦の芯部すなわち上
面及び側面の法線の交点に向かう方向に設けられ
た上記ピストンロツド6aに回動自在に取り付け
られている。そしてこの畦叩き板の叩き面には純
毛あるいは野牛のような毛皮が張り付けられ、特
に濡れ土に対する土離れがよういようにされてい
る。
面及び側面に接触した状態で畦の芯部すなわち上
面及び側面の法線の交点に向かう方向に設けられ
た上記ピストンロツド6aに回動自在に取り付け
られている。そしてこの畦叩き板の叩き面には純
毛あるいは野牛のような毛皮が張り付けられ、特
に濡れ土に対する土離れがよういようにされてい
る。
なお、上記ピストン装置6は上下移動装置8及
び横方向移動装置9によりその位置の調整がで
き、また、畦後方に対して回動自在で自動復帰可
能に設けられている。10は尾輪である。
び横方向移動装置9によりその位置の調整がで
き、また、畦後方に対して回動自在で自動復帰可
能に設けられている。10は尾輪である。
次に本実施例の作用を説明する。
まず、第1図に示すように、整畦機Aをトラク
タTに連結して田圃に入り、動力取出軸gを駆動
し、ロータR及び畦叩き板8を動作させる。
タTに連結して田圃に入り、動力取出軸gを駆動
し、ロータR及び畦叩き板8を動作させる。
ロータRの回転羽根が畦の一方側面及び田圃の
表層土に侵入できるように整畦機全体の高さを調
整する。
表層土に侵入できるように整畦機全体の高さを調
整する。
ついで、畦叩き板7の高さを畦高さに合わせ、
尾輪10の向きを畦に対して前方に鈍角に調整す
る。
尾輪10の向きを畦に対して前方に鈍角に調整す
る。
この状態では、土逸出防止板3はその左右両側
端が一対の案内桟2,2′に遊嵌されているので
自重により押下され、その下端の車輪4a,4
b,4cにより畦の上面に指示されている。そし
てトラクタTを畦に平行に進行させると、ロータ
Rは畦の側面を削るとともに田圃の土を掘り起こ
してこれらの土を畦に盛り上げる。この際ロータ
Rは畦に直角に設けられ、進行方向に対応する回
転方向とは逆方向に回転するので土は主に畦の後
方及び畦の整畦機とは反対側に飛散されるが、土
逸出防止板3によりその飛散を防止される。この
とき土逸出防止板3は、その両側端が案内桟2,
2′に遊嵌され、その自重が車輪4a〜4cによ
り畦の上面に支持されていてこれら車輪が畦の上
面の凹凸に追従して走行するので、常に畦の上面
に自重により押下支持された状態におかれて畦の
上面との間の空隙を少なくできる。しかも、車輪
は回転は自在であるので、その走行するときの抵
抗も少なく土逸出防止板3が遊嵌されている案内
桟やこれを取り付けているロータカバーに対して
無理な力がかからないようにでき、これらの故障
を少なくできる。このようにして畦の所定位置に
集中的に盛られた土は畦叩き位置7により叩かれ
て新しい畦ができあがる。
端が一対の案内桟2,2′に遊嵌されているので
自重により押下され、その下端の車輪4a,4
b,4cにより畦の上面に指示されている。そし
てトラクタTを畦に平行に進行させると、ロータ
Rは畦の側面を削るとともに田圃の土を掘り起こ
してこれらの土を畦に盛り上げる。この際ロータ
Rは畦に直角に設けられ、進行方向に対応する回
転方向とは逆方向に回転するので土は主に畦の後
方及び畦の整畦機とは反対側に飛散されるが、土
逸出防止板3によりその飛散を防止される。この
とき土逸出防止板3は、その両側端が案内桟2,
2′に遊嵌され、その自重が車輪4a〜4cによ
り畦の上面に支持されていてこれら車輪が畦の上
面の凹凸に追従して走行するので、常に畦の上面
に自重により押下支持された状態におかれて畦の
上面との間の空隙を少なくできる。しかも、車輪
は回転は自在であるので、その走行するときの抵
抗も少なく土逸出防止板3が遊嵌されている案内
桟やこれを取り付けているロータカバーに対して
無理な力がかからないようにでき、これらの故障
を少なくできる。このようにして畦の所定位置に
集中的に盛られた土は畦叩き位置7により叩かれ
て新しい畦ができあがる。
上記は案内桟により土逸出防止板を案内した
が、第3図に示すようにロータカバー1bに突設
したバー11,11′に土逸出防止板3′に設けた
案内孔12,12′を係合するようにしても良く、
また、上記土逸出防止板3,3′の上端及び例え
ばこの土逸出防止板の上に適宜手段により架設し
た天井桟との間に、第4図に示すようにばね14
を、相対するねじ杆15,16に移動自在に螺合
したナツト17,18の間に介装した弾圧機構を
設けるようにしても良い。この場合には常に土逸
出防止は下方に押圧されるので畦との隙間はより
少なくできる。
が、第3図に示すようにロータカバー1bに突設
したバー11,11′に土逸出防止板3′に設けた
案内孔12,12′を係合するようにしても良く、
また、上記土逸出防止板3,3′の上端及び例え
ばこの土逸出防止板の上に適宜手段により架設し
た天井桟との間に、第4図に示すようにばね14
を、相対するねじ杆15,16に移動自在に螺合
したナツト17,18の間に介装した弾圧機構を
設けるようにしても良い。この場合には常に土逸
出防止は下方に押圧されるので畦との隙間はより
少なくできる。
また、上記第1図及び第2図に示す構造は、土
逸出防止板3は案内桟2,2′に遊嵌し、そのク
リアランスを大きくとつたが、土逸出防止板3の
これら案内桟に対する動きをさらに良くするため
に土逸出防止板又は案内桟の両者が係合する部分
に単数又は複数の車輪を設けても良い。また、上
記は3個の車輪を設けたが、さらに多くの径の小
さい車輪を設け、畦上面と隣接車輪間の空隙を少
なくするようにしても良い。なお、これらの車輪
は土離れがよいように少なくとも表面がスポン
ジ、毛皮、毛布等の空気を保持できるようなもの
で構成されても良い。
逸出防止板3は案内桟2,2′に遊嵌し、そのク
リアランスを大きくとつたが、土逸出防止板3の
これら案内桟に対する動きをさらに良くするため
に土逸出防止板又は案内桟の両者が係合する部分
に単数又は複数の車輪を設けても良い。また、上
記は3個の車輪を設けたが、さらに多くの径の小
さい車輪を設け、畦上面と隣接車輪間の空隙を少
なくするようにしても良い。なお、これらの車輪
は土離れがよいように少なくとも表面がスポン
ジ、毛皮、毛布等の空気を保持できるようなもの
で構成されても良い。
考案の効果
本考案によれば、ロータカバーの先端部に土逸
出防止板を上下動自在に設け、かつその下端に回
転自在の接地車輪を設けたので、その走行抵抗を
少なくでき、土逸出防止板の取り付け部に対して
無理な力が加わることがないとともに、土逸出防
止板を畦の上面の凹凸の具体的形状に追従してこ
の畦との間の空隙が少なくなるように位置させる
ことができ、盛り土効率を良くすることができ
る。
出防止板を上下動自在に設け、かつその下端に回
転自在の接地車輪を設けたので、その走行抵抗を
少なくでき、土逸出防止板の取り付け部に対して
無理な力が加わることがないとともに、土逸出防
止板を畦の上面の凹凸の具体的形状に追従してこ
の畦との間の空隙が少なくなるように位置させる
ことができ、盛り土効率を良くすることができ
る。
第1図は本考案の整畦機の一実施例の使用状態
の斜視図、第2図はその一部分を切欠した部分拡
大図、第3図は他の実施例の整畦機の土逸出防止
板の斜視図、第4図はさらに他の実施例の整畦機
の土逸出防止板に使用される弾圧機構を示す説明
図である。 図中、Aは整畦機、1は機枠、Rはロータ、
3,3′は土逸出防止板、4a〜4cは車輪であ
る。
の斜視図、第2図はその一部分を切欠した部分拡
大図、第3図は他の実施例の整畦機の土逸出防止
板の斜視図、第4図はさらに他の実施例の整畦機
の土逸出防止板に使用される弾圧機構を示す説明
図である。 図中、Aは整畦機、1は機枠、Rはロータ、
3,3′は土逸出防止板、4a〜4cは車輪であ
る。
Claims (1)
- 機枠に泥土を掘り起こして旧畦に盛り上げる土
起こしロータと、該土起こしロータにより盛り上
げられた泥土を叩き固める畦叩き板を有する整畦
機において、上記ロータの上側を覆うロータカバ
ーを上記機枠に取り付けて設け、該ロータカバー
の先端部を畦の上方に位置させ、該ロータカバー
の先端部に土逸出防止板を上下動自在に設け、該
土逸出防止板の下端に畦の上面に接地する単数又
は複数の車輪を設け、該土逸出防止板は自重によ
り又は該土逸出防止板を下方に弾圧付勢するバネ
により畦上面に押下されることを特徴とする整畦
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11720084U JPS6131003U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 整畦機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11720084U JPS6131003U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 整畦機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6131003U JPS6131003U (ja) | 1986-02-25 |
JPH0520087Y2 true JPH0520087Y2 (ja) | 1993-05-26 |
Family
ID=30676110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11720084U Granted JPS6131003U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 整畦機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6131003U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06885Y2 (ja) * | 1986-09-12 | 1994-01-12 | 高広 長塚 | 畦畔ブロック側面残土かきだし機 |
JPS643755U (ja) * | 1987-06-25 | 1989-01-11 |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP11720084U patent/JPS6131003U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6131003U (ja) | 1986-02-25 |
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