JPH05197903A - 光磁気記録装置 - Google Patents

光磁気記録装置

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JPH05197903A
JPH05197903A JP4300562A JP30056292A JPH05197903A JP H05197903 A JPH05197903 A JP H05197903A JP 4300562 A JP4300562 A JP 4300562A JP 30056292 A JP30056292 A JP 30056292A JP H05197903 A JPH05197903 A JP H05197903A
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single crystal
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magneto
optical recording
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Kazunori Ishii
和慶 石井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ヘッドにおけるコアの材質を特定し、ま
た、その磁気異方性を利用して、供給電流の大きさに比
較して、磁界強度を十分に高められるように構成した光
磁気記録装置を提供する。 【構成】 磁気ヘッド(3)により、光磁気記録媒体
(1)に磁界を印加して、情報信号の記録を行うように
した光磁気記録装置において、上記磁気ヘッド(3)の
コア(5)が単結晶フェライト材により構成されたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録媒体に対し
てレ−ザビ−ムを照射するとともに、反対側から変調磁
界を印加して光磁気的に情報の記録を行う光磁気記録装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の光磁気記録装置において、情報
の記録を行う場合、光学ヘッドを用いて半導体レ−ザか
ら出射したレ−ザビ−ムを、例えば、ディスク状の光磁
気記録媒体に対して、直径約1μm程度の光スポットに
集束して、照射するとともに、その照射位置に対応し
て、上記光磁気記録媒体に垂直方向から磁気ヘッドを介
して外部変調磁界を印加している。
【0003】このような光磁気記録装置における主要部
は、例えば、図5に示すような構成になっている。ここ
では、ディスク状の光磁気記録媒体1の上部には、垂直
磁化膜よりなる記録層2が有り、これに対向して、上記
光磁気記録媒体1の上方にはトラッキング方向に移動調
節できる磁気ヘッド3が配置され、また、これに対向し
て、上記光磁気記録媒体1の下側にはトラッキングおよ
びフォーカシング方向に移動調節できる光学ヘッド4が
配置されている。
【0004】上記磁気ヘッド3は、高透磁率の磁性材
料、例えば、燒結フェライト材よりなるU字形のコア5
と、上記コア5の主磁極部に捲回されたコイル6と、上
記磁気ヘッド3を上記光磁気記録媒体の表面から微妙な
間隔を介して保持するための浮上用スライダー7とより
構成されている。なお、上記スライダー7は、例えば、
セラミックなどの非磁性材料で構成されている。
【0005】しかして、情報を記録する際には、記録媒
体1を高速で回転させた状態で、光学ヘッド4からレー
ザビームを上記記録層2に、直径1μm程度に集束した
光スポットbとして、照射し、その照射部位を加熱す
る。一方、上記磁気ヘッド3のコイル6には、情報信号
より変調された電流が供給され、コア5を励磁する。そ
して、上記コア5の主磁極部5pより上記記録層の光ス
ポットb付近に対して、その時の磁化の方向に従った垂
直磁界cを印加するのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記磁
気ヘッドを用いて、情報の記録を行う場合、上記磁気ヘ
ッドは、バイアス磁界を発生するコアの材質、すなわち
磁性材料であることによる特有の高周波損失のため、発
熱量が大きく、この影響で、それ自体、磁気的特性、そ
の他の特性を劣化するおそれがあり、対応する光磁気記
録媒体の記録層に対しても悪影響を及ぼす。すなわち、
上記磁気ヘッドのコアに、多結晶Mn −Zn フェライト
材料を用いた場合、このコアを高い周波数で励磁する
と、特有の損失を生じ、その結果、発熱して、透磁率が
低下し、飽和磁束密度が低下したりするという磁気的特
性の変化があり、十分な強度の磁界を印加できなくな
り、良好な信号記録ができず、また、熱的にも、光磁気
記録媒体に変形などの悪影響がある。しかし、これらの
問題を回避するために、情報信号の周波数を下げると、
情報信号の転送速度を早めることができず、高速化の妨
げとなる。
【0007】また、上記磁気ヘッドについて、十分な強
度の印加磁界を得るには、コイル6に比較的大きな電流
(例えば、ハードディスクなどで用いられる磁気ヘッド
と比べて3〜5倍の電流)を供給しなければならない。
このため、コイル6に電流を供給する駆動回路の消費電
力が大きくなるという問題点がある。また、このように
大きな電流の供給により、磁気ヘッドの駆動回路の設計
上、記録周波数の上限に対して制限が加えられることに
なり、情報信号の記録速度を高めることができない。
【0008】
【発明の目的】本発明は上記事情に基いてなされたもの
で、磁気ヘッドにおけるコアの材質を特定し、また、そ
の磁気異方性を利用して、供給電流の大きさに比較し
て、磁界強度を十分に高められるように構成した光磁気
記録装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
磁気ヘッドにより、光磁気記録媒体に情報信号に基づい
て変調された磁界を印加して、情報信号の記録を行うよ
うにした光磁気記録装置において、上記磁気ヘッドのコ
アを単結晶フェライト材により構成している。
【0010】この場合、好ましくは、上記コアは、少な
くともその主磁極部が、フェライト単結晶の磁気異方性
に基く容易磁化方向を光磁気記録媒体の記録層に対して
垂直となるように(すなわち、印加磁界方向と一致する
ように)構成するか、あるいは、その励磁用コイル捲回
部位におけるフェライト単結晶の磁気異方性に基く容易
磁化方向と上記励磁コイルによる励磁方向とが略一致す
るように構成する。
【0011】
【作用】これにより、磁界を発生するコアのコイル巻回
部位あるいは主磁極部で、単結晶フェライト材の磁気異
方性に基く結晶方位(容易磁化方向)が、コイルに流れ
る電流による磁化と協同して、効果的で十分な磁界発生
を実現できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1および図2
を参照して具体的に説明する。なお、図示の光磁気記録
装置の主要部は、磁気コア5の材質的特徴を除いて、先
述した、図5に示した従来例と、その構成が全く同じな
ので、同一符号を付けて、その説明を省略する。本発明
に係る磁気コア5は、Mn O・Zn O・Fe23 などの
単結晶フェライト材により構成されている。一般に良く
知られるように、単結晶フェライト材は、特有の磁気異
方性を備えており、特定の結晶方位(容易磁化方向)に
対して磁化され易い特徴がある。例えば、本発明で採用
する単結晶フェライト材が立方晶のフェライト材であれ
ば、その組成を代えることで、容易磁化方向をその結晶
軸<100>、<110>、<111>の3方位に対し
て選択的に製作できる。因に、従来から磁気コアとして
採用されている燒結フェライト材には上述のような磁気
異方性がない。
【0013】ここで、結晶軸<100>とは、立方晶に
おける結晶軸 を総称した表記であり、このうちの1つの方向のみを示
すものではない。また、<110>、<111>も上記
<100>の表記と同様のものを表す。
【0014】実際に、図1に示す実施例の形で、<10
0>方向を容易磁化方向とする単結晶フェライトのコア
を作成し、磁気ヘッドとして使用した場合の実測値を、
従来のそれと比較したところ、15%程低い電流値で、
所要の強度の磁界を得ることができ、また、10MHZ
の周波数において高周波損失を20%小さくすることが
できた。
【0015】本発明は、これらの特徴を利用したもので
あり、本発明を実現する第1の実施要件は、コア5に採
用される単結晶フェライト材の持つ容易磁化方向が、上
記コア5の主磁極部5p(光スポットbに対向する磁極
の部分)において、該光磁気記録媒体1の記録層2に対
する印加磁界の方向(主磁極部5pの発生する磁界の方
向)と略一致するように、構成することである。すなわ
ち、図1に示す実施例においては、単結晶フェライト材
の容易磁化方向は矢印Aで示され、矢印Cで示す印加磁
界の方向と略一致させている。この場合、主磁極部5p
より発生する磁界強度は、上記要件を満たしていない場
合と比べて、大きいため、励磁用コイル6に供給する電
流を小さくしても、十分な磁界の発生が可能であること
から、光磁気記録媒体1に効率よく磁界を印加すること
ができるのである。
【0016】また、本発明を実現する第2の実施要件
は、コア5に採用される単結晶フェライト材の持つ容易
磁化方向が、励磁用コイル6の捲回部位において、励磁
用コイル6による励磁方向と略一致するように、構成す
ることである。すなわち、図1に示す実施例において
は、矢印Aで示される単結晶フェライト材の容易磁化方
向は、矢印Bで示す励磁用コイル6による励磁方向と略
一致させている。この場合は、上記要件を満たさない方
向と比べて、フェライト単結晶の高い周波数での損失が
小さいため、コア5の発熱を抑制することができる。
【0017】なお、この実施例においては、コアの主磁
極部5pに励磁用コイル6を捲回する構成としたことに
より、光磁気記録媒体1の記録層2に対する印加磁界の
方向(矢印C)と、励磁用コイル6による励磁方向(矢
印B)とは、もともと同一であるから、前記第1の実施
要件と第2の実施要件とは同時に満たされているのであ
る。
【0018】また、他の実施例として、図2の(a)お
よび(b)に示すように、主磁極部5pとは直交するコ
ア5の部位にコイル6を捲回している場合には、2通り
の結晶方位を選択できる。すなわち、(a)の場合に
は、容易磁化方向が、実線矢印Aで示すように、記録層
2に対する印加磁界の方向(矢印C)と同じであるが、
上記主磁極部5pに磁気的影響を及ぼすコイル6の捲回
部位では、水平方向(破線矢印B)に励磁方向が向けら
れている。これは、上述の第1の実施要件を満足するも
のである。また、(b)の場合には、容易磁化方向は、
実線矢印Aの方向に選択され、コイル6による励磁方向
(矢印B)と一致している。これは、上述の第2の実施
要件を満足するものである。しかし、何れの場合も、実
質機能の面では、先の実施例と同様の効果を発揮するこ
とは言うまでもない。
【0019】次に、上記磁気ヘッドのコアを、少なくと
もその主磁極部または励磁用コイル捲回部がMn O・Z
n O・Fe23 を主成分とした立方晶フェライトの単結
晶で構成した場合について、組成比と関連づけて、具体
的に説明する。図6にはMnO、Zn O、Fe23 の各
組成比と第1磁気異方性定数K1 の関係が示されている
(Keizo Ohta "Magnetocrystalline Anisotropy and Ma
gnetic Permeabilityof Mn-Zn-Fe Ferrites" JOURNAL O
F THE PHYSICAL SOCIETY OF JAPAN. Vol.18No.5P685. M
AY 1963)。図6において、領域Iは第1磁気異方性定
数K1 が0以上となる組成を示し、この領域において、
容易磁化方向は結晶軸<100>方向となる。また、領
域IIはFe23 の組成が60mol%以下であり、ま
た、第1磁気異方性定数K1 が0以下となる組成を示し
ており、この領域において容易磁化方向は結晶軸<11
1>方向となる。
【0020】そこで、本発明では、第1の実施要件を満
たすものとして、上記磁気ヘッドのコアは、少なくとも
その主磁極部5pがMn O・Zn O・Fe23 を主成分
とした立方晶フェライトの単結晶であり、上記単結晶は
常温で第1磁気異方性定数K1 が0以上であり、その結
晶軸<100>が上記磁界の方向に略一致するように、
配置されるのである(図2(a)に示す実施例において
は、記録媒体1に対向する主磁極部5pは、その容易磁
化方向を矢印A方向になるようにしており、印加磁界C
の方向と略一致させている)。
【0021】また、本発明では、同じく、第1の実施要
件を満たすものとして、上記磁気ヘッドのコアは、少な
くともその主磁極部がMn O・Zn O・Fe23 を主成
分とした立方晶フェライトの単結晶であり、かつ、上記
e23 の組成比が60mol%以下であり、上記単結
晶は常温で第1磁気異方性定数K1 が0以下であり、そ
の結晶軸<111>が上記磁界の方向に略一致するよう
に、配置されるのである。
【0022】また、本発明では、第2の実施要件を満た
すものとして、上記磁気ヘッドのコアは、少なくともそ
の励磁用コイル捲回部位がMn O・Zn O・Fe23
主成分とした立方晶フェライトの単結晶であり、上記単
結晶は常温で第1磁気異方性定数K1 が0以上であり、
その結晶軸<100>が上記励磁用コイルによる励磁方
向に略一致するように、配置されるのである(図2
(b)に示す実施例においては、上記コア5は、その励
磁用コイル6の捲回部位において、容易磁化方向である
結晶軸<100>が矢印A方向となるようにしており、
上記励磁用コイル6の励磁方向Bに略一致させてい
る)。
【0023】更に、本発明では、同じく、第2の実施要
件を満たすものとして、上記磁気ヘッドのコアは、少な
くともその励磁用コイル捲回部位がMn O・Zn O・F
e23 を主成分とした立方晶フェライトの単結晶であ
り、かつ上記Fe23 の組成比が60mol%以下であ
り、上記単結晶は、常温で第1磁気異方性定数K1 が0
以下であり、その結晶軸<111>が上記励磁用コイル
による励磁方向に略一致するように配置されるのであ
る。
【0024】なお、上述のように、本発明を図1に示す
実施例の構成に適用した場合には、第1および第2の実
施条件を同時に満足できる。また、これは、図3および
図4に示す実施例においても同様に有効である。図3に
示す実施例では、磁気ヘッドのコアは、符号5a、5b
で示すコア部材の組合せで構成され、非磁性材料よりな
るギャップ部8を有する、所謂「リングヘッド」の形に
なっている。また、図4に示す実施例では、上記磁気ヘ
ッドのコアは、棒状のコア部材5aの両側にコ字形のコ
ア部材5b、5cを組合わせたもので、2つの非磁性材
料よりなるギャップ部8を有する。この実施例では、上
述の実施例に示すように、領域IおよびIIにおける組
成のフェライト単結晶が、そのコアの主磁極部5pとし
て用いられていて、容易磁化方向Aを、記録媒体1に対
する印加磁界の方向Cに一致させている。なお、上記コ
ア部材5b、5cの材料には、同じフェライト単結晶を
用いてもよいが、従来のように、多結晶フェライトを用
いてもよい。
【0025】本出願人の実験に依れば、例えば、領域I
に含まれる組成のものとして、MnO:27mol%、
n O:18mol%、Fe23 :55mol%である
コアを図1に示す構成で実現したところ、従来の多結晶
フェライトをコアとして使用した場合に比較して、駆動
周波数5〜10MHzにおいて、発熱量が20〜30%
低減でき、また、インダクタンスを同じにした場合に
は、約10%小さい駆動電流で十分な印加磁界の強度を
確保できることを確認している。
【0026】なお、上記実施例を説明するために提示し
た関係図(図6)は、フェライト単結晶の一例であり、
各領域I、IIの占める範囲は、製造条件で変化するの
であり、従って、図6に示す領域I、IIが本発明の組
成を厳密に限定するものでは無い。
【0027】次に、本発明の最も理想的な実施態様につ
いて、図7を参照しながら、説明する。前述のように、
主磁極部5pにおいて容易磁化方向(矢印A)と磁界印
加方向(矢印C)が同一であり、また、励磁用コイル6
の捲回部位において容易磁化方向(A)と励磁用コイル
6による励磁方向(矢印B)が同一であるのみでなく、
その他のコア5の各部において磁路に沿って容易磁化方
向(矢印A)が設けられている場合が、この実施態様で
ある。特に、立方晶においては、結晶軸<100>とは
垂直な他の結晶軸<100>が必ず存在するので、結晶
軸<100>を容易磁化方向とする単結晶フェライトを
使用し、U字型のコアを一体形成するような場合、この
ような理想的な形態を実現することが可能となるのであ
る。ここで、結晶軸<100>は、立方晶における結晶
を総称した表記であり、このうちの1つの方向のみを示
すものではない。図7で示した方向はその一例である。
【0028】なお、以上の実施例は、単結晶フェライト
材の磁気異方性を利用し、特に、効率的な磁界発生を可
能とし、また、高周波における損失を低減するという目
的を達成するために、最も好ましい結晶方位を選定した
一例について示したものであるが、選定の方法は、必ず
しもこれに限ることはなく、その他、コアの切削加工
性、あるいは、光磁気記録媒体との摺動により発生する
磁極の摩耗の特性など、結晶方位とかかわりのある特性
も考慮に入れて、結晶方位を選定してもよい。
【0029】次に、上記磁気ヘッドのコアを、少なくと
も主磁極部または励磁用コイル捲回部がMn O・Zn
・Fe23 を主成分とする立方晶フェライトで構成した
場合、その透磁率の温度依存性と関連づけて、説明す
る。前述の単結晶フェライトとその容易磁化方向につい
ては、次の2通りの選択が可能である。
【0030】その第1は、透磁率の温度依存性において
現われる透磁率のプライマリーピークの位置が常温以上
であり、かつ、透磁率のセカンダリーピークの位置が常
温以下であるフェライト単結晶であり、結晶軸<100
>が容易磁化方向となる場合である。これについて図8
により説明する。図8は、単結晶フェライトの透磁率の
温度依存性の一例を示すものである。透磁率は、一般
に、高温側、低温側に2つの極大を有し、前者をプライ
マリーピーク、後者をセカンダリーピークと称する。こ
こに示した例では、プライマリーピークの位置は常温よ
りも高く、セカンダリーピークの位置は常温よりも低
い。このような単結晶フェライトは、その主成分である
e23 の組成比を50mol%以上となる範囲で、M
n O・Zn O・Fe23 の組成比を適切に選ぶことによ
り、製造できる。
【0031】このような単結晶フェライトは、常温にお
いて、結晶軸<100>が容易磁化方向となり、前述
の、図1で説明した2つの実施要件のうち、少なくとも
1つを満たすことにより、所要の効果が得られる。この
ことは、実験により確認されている。
【0032】ここで、常温とは、一般的には20℃であ
るが、光磁気記録装置内の温度環境の変化を考慮する
と、プライマリーピークの位置が60℃以上、セカンダ
リーピークの位置が0℃以下となるような単結晶フェラ
イトを使用するのが好ましい。単結晶フェライトとその
容易磁化方向の選択の第2は、透磁率の温度依存性にお
いて現われる透磁率のプライマリーピークおよびセカン
ダリーピークの位置が共に常温以上であるフェライト単
結晶であり、結晶軸<111>が容易磁化方向となる場
合である。これについて、図9により説明する。図9に
示す単結晶フェライトの透磁率の温度依存性の一例にお
いては、前述の例と同様、透磁率は2つの極大プライマ
リーピークとセカンダリーピークを有する。そして、両
者の位置は共に常温よりも高い。このような単結晶フェ
ライトは、主成分であるFe23 の組成比が60mol
%以下となる範囲で、Mn O・Zn O・Fe23 の組成
比を適切に選ぶことにより製造できる。このような単結
晶フェライトは、常温において、結晶軸<111>が容
易磁化方向となり、前述の図1で説明した2つの実施要
件のうち、少なくとも1つを満たすことにより、所要の
効果が得られる。このことが実験により確認されてい
る。
【0033】ただし、ここでも、前記したと同様、常温
とは、一般的には20℃であるが、光磁気記録装置内の
温度環境の変化を考慮すると、プリマリーピークおよび
セカンダリーピークの位置が共に60℃以上となるよう
な、単結晶フェライトを使用するのが好ましい。
【0034】そこで、前述の図1で説明した第1の実施
要件を満たす場合の第1の構成について説明する。図1
において、コア5を成す単結晶フェライトは、図8に示
した透磁率の温度依存性を有しており、即ち、透磁率の
プライマリーピークの位置が常温以上で、セカンダリー
ピークの位置が常温以下であるものを選択し、さらに、
少なくとも記録層2と対向して磁界を印加する主磁極部
5pにおいて、結晶軸<100>が矢印Aで示す方向と
なるように構成し、矢印Cで示す主磁極部5pに発生す
る、記録層2に対する印加磁界の方向と略一致させるの
である。
【0035】次に、図1で説明した第1の実施要件を満
たす場合の第2の構成について説明する。この場合、コ
ア5を成す単結晶フェライトは、図9に示した透磁率の
温度依存性を有しており、即ち、透磁率のプライマリー
ピークおよびセカンダリーピークの位置が、共に常温以
上であるものを選択し、さらに、少なくとも記録層2と
対向して磁界を印加する主磁極部5pにおいて、結晶軸
<111>が矢印Aで示す方向となるよう構成し、矢印
Cで示す主磁極部5pに発生する、記録層2に対する印
加磁界の方向と略一致させるのである。
【0036】次に、図1で説明した第2の実施要件を満
たす場合の第1の構成について説明する。図1におい
て、コア5を成す単結晶フェライトは、図8に示した透
磁率の温度依存性を有しており、即ち、透磁率のプライ
マリーピークの位置が常温以上で、セカンダリーピーク
の位置が常温以下であるものを選択する。さらに、少な
くとも励磁用コイル6の巻回部位において、結晶軸<1
00>が矢印Aで示す方向となるように構成し、矢印B
で示す励磁用コイル6によるコア5の励磁方向と略一致
させるのである。
【0037】次に、図1で説明した第2の実施要件を満
たす場合の第2の構成について説明する。この場合、コ
ア5を成す単結晶フェライトは、図9に示した透磁率の
温度依存性を有しており、即ち、透磁率のプライマリー
ピークおよびセカンダリーピークの位置が、共に常温以
上であるものを選択し、さらに、少なくとも、励磁用コ
イル6の巻回部位において、結晶軸<111>が矢印A
で示す方向となるよう構成し矢印Bで示す励磁用コイル
6によるコア5の励磁方向と略一致させるのである。
【0038】なお、本実施例においては、コア5の主磁
極部5pに直接、励磁用コイル6を巻回し、励磁するよ
うに構成したため、上記第1および第2の実施要件は、
同時に満たされている。また、このようなフェライト単
結晶においては、結晶軸<100>と垂直方向にも、別
の結晶軸<100>が存在するので、本実施例のような
形状のコアであれば、図中の矢印Aに加えて、Aとは垂
直な矢印Dで示す方向も、結晶軸<100>に一致させ
ることが可能である。このようにして、磁路の大部分を
結晶軸<100>方向に沿わせることができるのであ
り、この場合には最も大きな効果が得られる。
【0039】次に、図2を用いて、励磁用コイル6の巻
回部位がコア5の主磁極部5pとは異なる場合について
説明する。まず、(a)は、前述の第1の実施要件を満
たす場合について示したものであり、その第1の構成に
おいて、コア5を成す単結晶フェライトは、図8に示し
た透磁率の温度依存性を有し、即ち、透磁率のプライマ
リーピークの位置が常温以上で、セカンダリーピークの
位置が常温以下であるものを選択し、さらに、少なくと
も記録層2と対向して磁界を印加する主磁極部5pにお
いて、結晶軸<100>が矢印Aで示す方向となるよう
構成し、矢印Cで示す主磁極部5pの発生する、記録層
2に対する印加磁界の方向と略一致させるのである。
【0040】次に、第1の実施要件を満たす場合の第2
の構成について説明する。この場合、コア5を成す単結
晶フェライトは、図9に示した透磁率の温度依存性を有
し、即ち、透磁率のプライマリーピーク及びセカンダリ
ーピークの位置が、共に常温以上であるものを選択し、
さらに、少なくとも記録層2と対向して磁界を印加する
主磁極部5pにおいて、結晶軸<111>が矢印Aで示
す方向となるよう構成し、矢印Cで示す主磁極部5pの
発生する、記録層2に対する印加磁界の方向と略一致さ
せるのである。
【0041】(b)は、前述の実施要件を満たす場合に
ついて示したものであり、その第1の構成において、コ
ア5を成す単結晶フェライトは、図8に示した透磁率の
依存性を有し、即ち、透磁率のプライマリーピークの位
置が常温以上で、セカンダリーピークの位置が常温以下
であるものを選択し、さらに、少なくとも励磁用コイル
6の巻回部位において、結晶軸<100>が矢印Aで示
す方向となるように構成し、矢印Bで示す励磁用コイル
6によるコア5の励磁方向と略一致させるのである。
【0042】次に、第2の実施要件を満たす場合の第2
の構成について説明する。この場合、コア5を成す単結
晶フェライトは、図9に示した透磁率の温度依存性を有
しており、即ち、透磁率のプライマーピークおよびセカ
ンダリーピークの位置が、共に常温以上であるものを選
択し、さらに、少なくとも励磁用コイル6の巻回部位に
おいて、結晶軸<111>が矢印Aで示す方向となるよ
う構成し、矢印Bで示す励磁用コイル6によるコア5の
励磁方向と略一致させるのである。
【0043】これらの実施例においては、コア5の主磁
極部5pと励磁用コイル6の巻回部位とは、同一ではな
いので、前述の第1および第2の実施要件は、同時には
満たされていないのであるが、少なくとも、いずれか一
方の要件を満たしていれば、十分な効果が得られるので
ある。
【0044】また、コア5の全体を、単結晶フェライト
により、一体に構成とするのではなく、2以上の部材か
ら構成し、必要な部材のみを単結晶フェライトにより構
成してもよい。
【0045】また、コアの形状は、U字型に限定される
ものではなく、例えば、図3に示すように、コアが2つ
のコア部材5a,5bの組み合わせによって成り、非磁
性材料からなるギャップ8を有する、いわゆる、リング
ヘッドや、図4に示すように、コア部材5aの両側にコ
ア部材5bを設けて、2つのギャップ8を形成した磁気
ヘッドにおいても適用される。これらの例において、前
述の第1の実施要件を満たすためには、主磁極部5pを
含むコア部材5aは、図8に示した透磁率の温度依存性
を有するフェライト単結晶により構成し、結晶軸<10
0>が矢印Aの方向となるようにし、矢印Cで示す主磁
極部5pの発生する、記録層2に対する印加磁界の方向
と略一致させるのである。または、コア部材5aを、図
9に示した透磁率の温度依存性を有するフェライト単結
晶により構成し、結晶軸<111>が矢印Aの方向とな
るようにし、矢印Cで示す主磁極部5pの発生する、記
録層2に対する印加磁界の方向と略一致させるのであ
る。
【0046】なお、この実施例においては、励磁用コイ
ル6は主磁極部5pに直接、巻回されるため、前記の矢
印Aの方向は、矢印Bで示す方向とも一致するので、前
述の第2の実施要件も同時に満たされるのである。
【0047】上述した実施例に示される構成をとること
により、本発明の磁気ヘッドは、発生磁界の強度が、従
来と比較して大きく、励磁用コイルへの供給電流を低減
しても、十分な磁界を光磁気記録媒体に対して印加する
ことが可能であり、磁気ヘッドの駆動回路の消費電力を
下げることができる。さらに、記録周波数の上限が、従
来よりも高く設定できるため、磁気ヘッドによる情報信
号の記録速度を高くすることができる。
【0048】また、コアの高周波における損失を抑制す
ることができ、発熱によって透磁率が低下する飽和磁束
密度が低下するなど、磁気特性の変化を防ぐことがで
き、光磁気記録媒体に対しても変形するなど、熱的な悪
影響を防ぐことができる。
【0049】実際に、図8に示した透磁率の温度依存性
を有するフェライト単結晶を使用して、図1に示すよう
な形状の磁気ヘッドを、結晶軸<100>が矢印Aで示
す方向となるように構成した場合、従来の多結晶フェラ
イトを使用したものと比較して、駆動周波数5〜10M
Hzにおいて、発熱量が20〜30%低減され、またイ
ンダクタンス値を等しくした場合、約10%、小さい駆
動電流で、十分な磁界を発生できることが確認された。
【0050】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、磁
気ヘッドにより光磁気記録媒体に磁界を印加して、情報
の記録を行うようにした光磁気記録装置において、上記
磁気ヘッドは、単結晶フェライト材よりなるコアを装備
し、上記単結晶フェライト材の結晶方位が、記録時にお
ける上記コアのコイル巻回部位において、コイルの励磁
方向と同じ方向で磁化され易い方向性を持つか、また
は、主磁極部において、印加磁界と同じ方向で磁化され
易い方向性を持つように、上記コアを構成しているの
で、小さい電流で、光磁気記録媒体の記録層に対し、十
分な垂直磁界を印加することができ、コイルに電流を流
す電気回路の消費電力を低減でき、また、磁気ヘッドに
おける高周波損失が減少するので、発熱が小さく、磁気
ヘッド自体の磁気的あるいはその他の特性に劣化などの
悪影響がなく、記録媒体への影響も避けられる。従っ
て、より高い周波数の電力供給が可能になるため、情報
の転送速度を早めるなどの優れた効果を奏することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す光磁気記録装置の要部
の概略側面図および底面図である。
【図2】本発明の別の実施例の要部を(a)および
(b)で示す概略側面図である。
【図3】本発明の別の実施例の要部を示す概略側面図で
ある。
【図4】本発明の更に別の実施例の要部を示す概略側面
図である。
【図5】従来例の概略側面図である。
【図6】本発明に係るフェライト単結晶の組成と磁気異
方性定数との関係図である。
【図7】本発明の最も理想的な実施態様を説明する図で
ある。
【図8】Mn O・Zn O・Fe23 より成るフェライト
単結晶の透磁率の温度依存性を示す図である。
【図9】Mn O・Zn O・Fe23 より成るフェライト
単結晶の透磁率の温度依存性を示す図である。
【符号の説明】
1 光磁気記録媒体 2 記録層 3 磁気ヘッド 4 光学ヘッド 5 磁気コア 5p 主磁極部 6 コイル 7 スライダー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドにより、光磁気記録媒体に磁
    界を印加して、情報信号の記録を行うようにした光磁気
    記録装置において、上記磁気ヘッドのコアが単結晶フェ
    ライト材により構成されたものであることを特徴とする
    光磁気記録装置。
  2. 【請求項2】 該磁気ヘッドの該コアの主磁極部を構成
    する該単結晶フェライト材の磁気異方性に基く容易磁化
    方向を、該光磁気記録媒体に対する上記印加磁界の方向
    と略一致するように構成したことを特徴とする請求項1
    に記載の光磁気記録装置。
  3. 【請求項3】 該磁気ヘッドの該コアのコイル巻回部位
    において該コイルによる磁化方向と該コアを構成する、
    単結晶フェライト材の磁気異方性にもとずく容易磁化方
    向とがほぼ一致するように構成されたものであることを
    特徴とする請求項1に記載の光磁気記録装置。
  4. 【請求項4】 該磁気ヘッドの該コアは、少なくともそ
    の主磁極部がMn O・Zn O・Fe23 を主成分とした
    立方晶フェライトの単結晶であり、上記単結晶は常温で
    第1磁気異方性定数K1 が0以上であり、その結晶軸<
    100>が上記磁界の方向に略一致するように配置され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の光磁気記録装
    置。
  5. 【請求項5】 該磁気ヘッドの該コアは、少なくともそ
    の主磁極部がMn O・Zn O・Fe23 を主成分とした
    立方晶フェライトの単結晶であり、かつ上記Fe23
    組成比が60mol%以下であり、上記単結晶は常温で
    第1磁気異方性定数K1 が0以下であり、その結晶軸<
    111>が上記磁界の方向に略一致するように配置され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の光磁気記録装
    置。
  6. 【請求項6】 該磁気ヘッドの該コアは、少なくともそ
    の励磁用コイル捲回部位がMn O・Zn O・Fe23
    主成分とした立方晶フェライトの単結晶であり、上記単
    結晶は常温で第1磁気異方性定数K1 が0以上であり、
    その結晶軸<100>が上記励磁用コイルによる励磁方
    向に略一致するように配置されていることを特徴とする
    請求項1に記載の光磁気記録装置。
  7. 【請求項7】 該磁気ヘッドの該コアは、少なくともそ
    の励磁用コイル捲回部位がMn O・Zn O・Fe23
    主成分とした立方晶フェライトの単結晶であり、かつ上
    記Fe23 の組成比が60mol%以下であり、上記単
    結晶は常温で第1磁気異方性定数K1 が0以下であり、
    その結晶軸<111>が上記励磁用コイルによる励磁方
    向に略一致するように配置されていることを特徴とする
    請求項1に記載の光磁気記録装置。
  8. 【請求項8】 該磁気ヘッドの該コアは、少なくともそ
    の主磁極部がMn O・Zn O・Fe23 を主成分とし、
    透磁率の温度依存性において現われる透磁率のプライマ
    リーピークの位置が常温以上で、かつ、透磁率のセカン
    ダリーピークの位置が常温以下である立方晶フェライト
    の単結晶より成り、該単結晶の結晶軸<100>が前記
    磁界の方向に略一致するように設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載の光磁気記録装置。
  9. 【請求項9】 該磁気ヘッドの該コアは、少なくともそ
    の励磁用コイル捲回部位がMn O・Zn O・Fe23
    主成分とし、透磁率の温度依存性において現われる透磁
    率のプライマリーピークの位置が常温以上で、かつ、透
    磁率のセカンダリーピークの位置が常温以下である立方
    晶フェライトの単結晶より成り、該単結晶の結晶軸<1
    00>が、励磁用コイル巻回部位における励磁方向に略
    一致するように設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の光磁気記録装置。
  10. 【請求項10】 該磁気ヘッドの該コアは、少なくとも
    その主磁極部がMnO・Zn O・Fe23 を主成分と
    し、透磁率の温度依存性において現われる透磁率のプラ
    イマリーピークおよびセカンダリーピークの位置が共に
    常温以上である立方晶フェライトの単結晶より成り、該
    単結晶の結晶軸<111>が前記磁界の方向に略一致す
    るように設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の光磁気記録装置。
  11. 【請求項11】 該磁気ヘッドの該コアは、少なくとも
    その励磁用コイル捲回部位がMn O・Zn O・Fe23
    を主成分とし、透磁率の温度依存性において現われるプ
    ライマリーピークおよびセカンダリーピークの位置が共
    に常温以上である立方晶フェライトの単結晶より成り、
    該単結晶の結晶軸<111>が前記励磁用コイル巻回部
    位における励磁方向に略一致するように設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光磁気記録装置。
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