JPH0494502A - 高透磁率材料とその製造方法並びに高透磁率合金粉末の製造方法 - Google Patents

高透磁率材料とその製造方法並びに高透磁率合金粉末の製造方法

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JPH0494502A
JPH0494502A JP2212148A JP21214890A JPH0494502A JP H0494502 A JPH0494502 A JP H0494502A JP 2212148 A JP2212148 A JP 2212148A JP 21214890 A JP21214890 A JP 21214890A JP H0494502 A JPH0494502 A JP H0494502A
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JP
Japan
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magnetic permeability
high magnetic
powder
alloy powder
magnetic
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JP2212148A
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English (en)
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Tokuo Uejima
上島 徳夫
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高透磁率特性を有する材料とその製遣方法及び
そのような材料に用いられる高透磁率合金粉末の製造方
法に関し、特に高周波フィルターや高周波トランス用コ
アに好適に用いられるものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来磁
気ヘットやトランス等の磁芯材料として用いられる磁性
材料としてセンダスト合金がある。このセンダスト合金
は約5wt%のAOと約10wt%のSt及び残部Fe
からなる合金であって、良好な磁気特性を有するために
各種高周波磁芯として、また飽和磁束密度が高いので磁
気ヘッド材料として広く用いられている。
一般に磁場内に金属材料を置くと電磁誘導によって発生
する渦電流のために電磁エネルギーの損失が起きてしま
う。そこで高周波磁芯として用いる材料は、この渦電流
を防ぐために、材料を薄板状にして重ね合わせて使用す
る等の方法が採られている。
ところが上記センダスト合金は硬く且つ脆いため冷間加
工ができないので、薄板に圧延することが不可能である
。このためセンダスト合金を用いて作る磁芯は、該合金
の粉末を結合剤と混合して圧縮成形する圧粉磁芯等の形
態が一般的である。しかしながら従来のフェライト磁芯
に比べて満足できる磁気特性は得られていなかった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこれに鑑み種々検討の結果、フェライトの磁気
特性を凌ぐ優れた特性を有し、かつセンダスト合金の用
途を著しく拡大する磁性材料とその製造方法及びそのよ
うな材料を得るための合金粉末の製造方法を開発したも
のである。
即ち本発明の材料は、薄片状の高透磁率合金粉末を非導
電性物質中に配向させて分散せしめたことを特徴とする
ものである。そして非導電性物質として1〜20wt%
の樹脂を用いたり、アスペクト比が2〜100及び厚さ
が0.1〜3I!!Iの薄片状の高透磁率合金粉末を用
いるのはより効果があり、さらに薄片状の高透磁率合金
粉末としてAl 2〜14wt%、S i 4〜12w
t%、残部Feからなる合金を用いたり、またAO2〜
14wt%、Si  4〜12wt%、Ti0.1〜2
wt%を含み、さらにNb 0.01−1 wt%もし
くはZ r 0.01〜l wt%の何れか1種を含み
、残部Feからなる合金を用いるのは有効である。
また本発明の高透磁率材料の製造方法は、アスペクト比
が2〜100及び厚さが0.1〜3In1の薄片状の高
透磁率合金粉末と非導電性物質とを混合し、該高透磁率
合金粉末を該非導電性物質中で配向させて分散せしめた
後、非導電性物質を圧縮成形して固化させることを特徴
とするものであり、磁場下で圧縮成形するのがよく、ま
た非導電性物質として1〜20wt%の樹脂を用いるの
は一層の効果がある。
また本発明の高透磁率合金粉末の製造方法は、高透磁率
合金を有機溶媒又は不活性ガス中にて室温〜200℃の
範囲で、高エネルギーミルにより粉砕及び塑性加工して
アスペクト比が2〜100で厚さが0.1〜3μmの薄
片状の粉末とすることを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明において、薄片状の高透磁率合金粉末を非導電性
物質、例えば樹脂中に配向させて分散させることにより
、各薄片状粉末の容易磁化方向を一定方向に揃え、密度
を高くすることができ、従って高い飽和磁束密度及び高
透磁率を得ることができるものである。
この場合使用する樹脂の量を1〜20wt%(以下wt
%を単に%と記す)と限定したのは、1%未満では所定
形状に成形できず、20%を超えると飽和磁束密度や透
磁率といった磁気特性が低下するからである。
また上記合金粉末のアスペクト比(長さ/厚さ)を2〜
100と限定したのは、2未満では高透磁率が得られな
く、100を超えると薄片状粉末の製造が困難となるか
らである。さらに上記粉末の厚さを0.1〜3Jr11
としたのは、0.11m未満では保磁力(He)が高く
なり、3#を超えると高周波領域(IMH2以上)にお
いて、渦電流損が大きくなってしまうからである。
次に合金組成を上記のように限定した理由について述べ
る。
AQの含有量を2〜14%及びSi の含有量を4〜1
2%としたのは、これらの組成外では飽和磁束密度や透
磁率といった磁気特性が低下するからである。
またTiの含有量を0.1〜2%としたのは、0.1%
未満では材料強度の十分な向上が得られなく、2%を超
えると硬くなり過ぎて材料が脆(なってしまうためアス
ペクト比が大きくとれないからである。さらにNbもし
くはZ「を0.01〜1%としたのは0.01%未満で
は結晶粒微細化による材料の延性向上が不十分であり、
1%を超えると却って硬くなり、いずれの場合もアスペ
クト比が十分に高くならないからである。
また本発明の高透磁率材料を製造する際に、磁場下で圧
縮成形するのは成形品の密度を向上させるためであり、
これにより飽和磁束密度が10%程度向上する効果を有
する。さらに圧縮方向に対して直角な方向に横磁場を加
えると合金粉末が配向し易くなる利点もある。
またこのような合金粉末を製造する際に、合金を粉砕及
び塑性加工(一種の圧延加工)する雰囲気として有機溶
媒又は不活性ガス雰囲気を用いてその温度を室温〜20
0℃としたのは、般に加工温度は高い方が材料の延性は
向上するので、アスペクト比を大きくとりゃすく、かつ
粉砕及び塑性加工に要する時間を短縮できるものである
が、200℃を超える有機溶媒雰囲気中では該有機溶媒
が揮発してしまい、一方200”Cを超える不活性ガス
雰囲気中では粉砕された粉末が酸化してしまうために2
00’C以下とした。
さらに上記合金を粉末化するのに用いる高エネルギーミ
ルとしては、いわゆるアトライターがよい。このアトラ
イターとは粉砕物質とボールとの混合物をインペラーで
強制攪拌することにより、上記合金を150メツシュ程
度に粗粉枠抜上記ボールにより圧延加工して薄片状とす
るものである。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について説明する。
〈実施例1〉 6%AQ−9.5%S i−0,7%T j−0,2%
Nb−残部Feよりなるセンダスト合金を真空溶解鋳造
した後、950℃×48時間のソーキングを行い粉砕し
た。そして48メツシユアンダーに分級し、さらにアト
ライターにて粉砕・塑性加工後アスペクト比が15で厚
さがIImの薄片状(フレーク状)パウダーを得、該パ
ウダーを750℃で1時間焼鈍した。次にこのセンダス
トフレーク状パウダー95%と粉末状フェノール樹脂5
%を混合して外径10mmX内径6 mm X高さ6閣
のリング形状の成形型に充填した後、該リングのラジア
ル方向にIKOeの磁場を加えて室温でリングの高さ方
向に圧縮成形して上記リングの高さを4mmとした。そ
の後このリングを150°Cで16時間キュアを行って
リング状の試料を作った。
この試料について磁気特性の試験を実施した結果、飽和
磁束密度は6000 G、磁心損失及び透磁率はそれぞ
れ7.0W/cc及び50(4MHzにおいて)であり
、通常のフェライト(飽和磁束密度は4000 G、磁
心損失は10.0W/cc(4M Hzにおいて))よ
り高い磁気特性の磁芯が得られた。
なお上記センダスト合金の組成中の0.2%のNbに代
えて0.2%のZrを含有した合金について上記と同様
にフレーク状パウダーとした後リング状に成形して磁気
特性を調べたところ同様の結果が得られた。
〈実施例2〉 実施例1と同一組成のセンダスト合金を真空溶解して鋳
造し、950°C×48時間のソーキングを行い、粗粉
砕して48メツシユアンダーに分級した。次にこの粉体
をアトライターにてさらに粉砕・塑性加工後アスペクト
比が15で厚さlIIMのフレーク状パウダーを得た。
そして該パウダーを750℃×1時間焼鈍した後、95
%の該パウダーと5%の液状フェノール樹脂とを混合し
て、ロール外径が30mmの3本ロールで混線圧延を行
い、厚さ6ml11のシートとした。続いてこのシート
から外径10mmX内径6 mm X高さ6mmのリン
グを打ち抜き、その後150℃×16時間キュアしてリ
ング状試料を作製した。
この試料について磁気特性を調べた結果、飽和磁束密度
は5500 G、磁心損失及び透磁率はそれぞれ5.0
W/cc及び45 (4MHz)であり、通常のフェラ
イトより高い磁気特性が得られた。
なお上記センダスト合金の組成中の0,2%Nbに代え
て0.2%Zrを含有したセンダスト合金についても同
様の結果が得られた。
〔発明の効果〕
このように本発明によれば、高周波領域における透磁率
が改善されて高飽和磁束密度及び高透磁率を有し、従来
のフェライトより優れた磁気特性を有する磁性材料が得
られる等顕著な効果を奏するものである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)薄片状の高透磁率合金粉末を非導電性物質中に配
    向させて分散せしめたことを特徴とする高透磁率材料。
  2. (2)非導電性物質が1〜20wt%の樹脂である請求
    項(1)記載の高透磁率材料。
  3. (3)薄片状の高透磁率合金粉末の形状が、アスペクト
    比:2〜100及び厚さ:0.1〜3μmである請求項
    (1)又は(2)記載の高透磁率材料。
  4. (4)薄片状の高透磁率合金粉末がAl2〜14wt%
    、Si4〜12wt%、残部Feからなる合金である請
    求項(1)、(2)又は(3)記載の高透磁率材料。
  5. (5)薄片状の高透磁率合金粉末がAl2〜14wt%
    、Si4〜12wt%、Ti0.1〜2wt%を含み、
    さらにNb0.01〜1wt%もしくはZr0.01〜
    1wt%の何れか1種を含み、残部Feからなる合金で
    ある請求項(1)、(2)又は(3)記載の高透磁率材
    料。
  6. (6)アスペクト比が2〜100及び厚さが0.1〜3
    μmの薄片状の高透磁率合金粉末と非導電性物質とを混
    合し、該高透磁率合金粉末を該非導電性物質中で配向さ
    せて分散せしめた後、非導電性物質を圧縮成形して固化
    させたことを特徴とする高透磁率材料の製造方法。
  7. (7)磁場下で圧縮成形する請求項(6)記載の高透磁
    率材料の製造方法。
  8. (8)非導電性物質が1〜20wt%の樹脂である請求
    項(6)又は(7)記載の高透磁率材料の製造方法。
  9. (9)高透磁率合金を有機溶媒又は不活性ガス中にて室
    温〜200℃の範囲で、高エネルギーミルにより粉砕及
    び塑性加工してアスペクト比が2〜100で厚さが0.
    1〜3μmの薄片状の粉末とすることを特徴とする高透
    磁率合金粉末の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0762535A1 (en) * 1995-08-22 1997-03-12 Mitsubishi Materials Corporation Antenna for transponder and transponder
US5627804A (en) * 1991-10-28 1997-05-06 Canon Kabushiki Kaisha Magneto-optical recording apparartus including a magnetic head having a core composed of a single crystal ferrite material
US6201777B1 (en) 1995-11-30 2001-03-13 Sanyo Electric Co., Ltd. Apparatus for discriminating optical recording media of different thicknesses from each other and reproducing information therefrom
JP2004500480A (ja) * 1999-03-19 2004-01-08 キャボット コーポレイション 粉砕によるニオビウムおよびその他の金属粉末の製造

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