JPH05197077A - 写真要素用フィルター色素固体粒子分散体 - Google Patents

写真要素用フィルター色素固体粒子分散体

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JPH05197077A
JPH05197077A JP4193581A JP19358192A JPH05197077A JP H05197077 A JPH05197077 A JP H05197077A JP 4193581 A JP4193581 A JP 4193581A JP 19358192 A JP19358192 A JP 19358192A JP H05197077 A JPH05197077 A JP H05197077A
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dye
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dyes
unsubstituted
formula
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JP4193581A
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Donald R Diehl
リチャード ディール ドナルド
Glenn M Brown
モンロー ブラウン グレン
Margaret Jones Helber
ジョーンズ ヘルバー マーガレット
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明色素は、式: 【化1】 前記式中、Dは、 【化2】 及びケトメチレン核からなる群から選ばれ、前記式中、
1 ,E2 ,R1 〜R7 ,Z,M+ ,L1 〜L7 ,m,
n,p及びqは特定基又は特定数であり;そして、前記
式中(I)においてR1 又はDの少くとも1つが、カル
ボキシ又はスルホンアミド置換基で置換されたアリール
環を含んでなる、で示される色素である。 【効果】 媒染体を用いなくてもコーティングの際に移
動することがなく、しかも脱色及び/又は除去のための
処理の際には十分に可溶化され、さらに色素使用量を少
くできるように高い被覆力を示す、写真要素用フィルタ
ー色素が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に写真要素中の色
素、特にフィルター色素として有用な色素に関する。
【0002】
【従来の技術】写真材料は、スペクトルの種々の領域
(いくつかを挙げれば、赤色、青色、緑色、紫外そして
赤外)からの光を吸収するためにフィルター色素を含有
することが多い。これらのフィルター色素は、写真材料
の露光の際、スペクトルのある領域の光が要素の感放射
線層の少くとも1層に到達するのを防止又は少くとも阻
止するように光吸収機能を達成するよう要求されること
が多い。
【0003】しかしながら、要素を処理した後に、フィ
ルター色素が引き続き存在すると写真材料の画質に悪影
響を与えることになるであろう。したがって、写真処理
の際、可溶化されて除去されるか又は少くとも脱色され
るようなフィルター色素を用いることが望ましい。しか
しながら、容易に可溶化される色素は、コーティングの
際写真材料中を移動して(Wander)、最終画質に
悪影響を与える傾向がある。
【0004】色素移動を防止するために、色素がコーテ
ィングされている層にその色素を結合させるように、色
素を媒染剤と共にコーティングすることが多い。色素媒
染剤は、多くの場合有用ではあるが、色素をあまりに強
力に結合するために写真処理中の色素の可溶化を阻害す
るか、またはあまりに結合が弱いために、色素移動を防
止しない傾向がある。
【0005】米国特許第4,950,586号、第4,
948,718号、第4,948,717号、第4,9
40,654号、第4,923,788号、第4,90
0,653号、第4,861,700号、第4,85
7,446号、及び第4,855,221号各明細書は
固体粒子分散体状の各種色素の使用について開示してい
る。これらの特許は、固体粒子色素分散体を使用する
と、コーティングされた酸性乳剤層中では非可動性であ
りながらフィルムもしくは印画紙の塩基性水性処理では
十分に除去することができるフィルター色素のコーティ
ングが可能になることを開示している。しかしながら、
これらの文献のいずれも本発明の特定色素を開示してい
ない。
【0006】米国特許第2,926,187号及び第
4,952,553号、特開昭第61−281156
号、第61−103862号及び第60−226555
号各明細書並びにL.Henning等のZ.Che
m.29,168(1989)は、本発明色素と類似の
色素について開示している。しかしながら、これらの本
発明の特定色素については開示しておらず、しかもかか
る色素をハロゲン化銀写真要素に使用することを示唆す
るものはない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、写真要素
に使用するためのフィルター色素であって、媒染剤を用
いなくてもコーティングの際移動することがなく、しか
も脱色及び/又は除去のための処理の際、十分に可溶化
されるフィルター色素を提供することは極めて望ましい
ことであろう。さらに、前記に加えて、環境問題上有利
であるように少量の色素を使用することができるように
高い被覆力をも示すフィルター色素を提供することは望
ましいことであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、親水性
バインダー及びフィルター色素として、式:
【0009】
【化3】
【0010】前記式中、Dは、
【化4】 及びケトメチレン核からなる群から選ばれ、
【0011】前記式中、E1 及びE2 は各々独立して電
子吸引基であり;R1 及びR6 は各々独立してR又はN
HR(Rは置換もしくは非置換のアリールである)であ
り;R2 及びR3 は各々独立して置換もしくは非置換の
アルキル又は置換もしくは非置換のアリールであるか、
又は窒素原子が結合しているフェニル環と縮合環を形成
するのに必要な炭素原子を表し;
【0012】R4 及びR7 は各々独立して水素、置換も
しくは非置換のアルキル又は置換もしくは非置換のアリ
ールであり;R5 は置換もしくは非置換のアルキルであ
り;Zは置換もしくは非置換の5員又は6員の複素環核
を完成するのに必要な原子を表し;M+ はカチオンであ
り;L1 〜L7 は各々独立して置換もしくは非置換のメ
チン基であり;mは0,1,2又は3であり;nは0又
は1であり;pは0,1,2,3又は4であり;qは
0,1,2又は3であり;
【0013】そして、前記式(I)において、R1 又は
Dの少くとも1つが、カルボキシ又はスルホンアミド置
換基で置換されたアリール環を含んでなる、で示される
化合物の固体粒子分散体を含んでなる層を有する写真要
素が提供される。
【0014】実施態様 式(I)の化合物の固体粒子分散体は、単独で又は写真
要素中の他のフィルター色素と組み合せて、一般的目的
用のフィルター色素として有用である。これらの色素
は、6未満(一般に4〜6)のコーティングpHでは不溶
性でありながら8以上(一般に8〜12)の処理pHでは
溶解性なので、これらの色素は写真要素の他の成分と相
互反応をおこさず、しかもなお写真処理中に十分に可溶
化される。
【0015】本発明色素の特筆すべき利点は、これらの
色素が、匹敵する既知の固体粒子分散体色素と比較し
て、それらのコーティングλmax においてより高い被覆
力を与えることである。高被覆力を有するフィルター色
素は、同程度の光ろ過を達成するのに、低被覆力の色素
のように高被覆量でコーティングすることが必要とされ
ないので、近年のフィルムフォーマット及び処理条件に
おいて特に重要である。製造コストを低減させることに
加えて、色素の被覆レベルを下げると、写真溶液中の有
機色素の蓄積レベルが低下し、その結果、処理された写
真要素から除去される溶解色素のレベルが低下するので
環境に与える影響が少くなる。
【0016】本発明色素のさらなる利点は、それら色素
が匹敵する既知のフィルター色素と比較してより深いλ
max 値を一般に有することである。このことは、赤外光
吸収色素が望ましい場合に特に有利である。
【0017】式(I)によれば、E1 及びE2 は各々電
子吸引基である。有機化合物の電子吸引基は、J.Ma
rsh,Advanced Organic Chem
istry、3版、238頁に記載されているように、
当該技術分野において周知である。かかる基の例として
はシアノ、アシル、アミノカルボニル及びアルコキシカ
ルボニルが挙げられる。好ましい実施態様において、E
1 及びE2 はシアノである。
【0018】R2 及びR3 は置換もしくは非置換のアル
キル、又は置換もしくは非置換のアリールであってよ
い。好ましくは、これらの基は各々独立して炭素原子数
1〜6個の置換もしくは非置換のアルキル又は炭素原子
数6〜14個の置換もしくは非置換のアリールである。
このアルキル基又はアリール基は数多くの当該技術分野
で知られている置換基のいずれかで置換されてもよい
が、これら置換基は、コーティングpHにおいて溶解性と
なるように色素の溶解性を大巾に高める傾向のあるも
の、例えばスルホ置換基、以外のものである。有用な置
換基の例としては、ハロゲン、アルコキシ、エステル
基、アミド、アシル、アルキルアミノ、カルボキシ及び
スルホンアミドが挙げられる。アルキル基の例として
は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル又
はイソヘキシルが挙げられる。アリール基の例として
は、フェニル、ナフチル、アントラセニル、ピリジル及
びスチリルが挙げられる。
【0019】Rは置換もしくは非置換のアリール、好ま
しくは炭素原子数6〜14個のものであってよい。アリ
ール基の例としては、フェニル、ナフチル、アントラセ
ニル、ピリジル及びスチリルが挙げられる。有用な置換
としては、R2 及びR3 について先に列挙したものが挙
げられる。
【0020】R4 及びR7 は各々独立して水素、置換も
しくは非置換のアルキル、好ましくは炭素原子数1〜6
個のもの、又は置換もしくは非置換のアリール、好まし
くは炭素原子数6〜14個のものである。R4 並びにR
7 の例としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、
イソプロピル、t−ブチル、トリル及びフェニルであ
る。有用な置換基としては、R2 及びR3 について先に
列挙したものが挙げられる。R5 は置換もしくは非置換
のアルキル、好ましくは炭素原子数1〜15個のもので
ある。R5 の例としては、メチル、エチル、プロピル、
メトキシエチル、ベンジル及びカルボキシベンジルが挙
げられる。有用な置換としてはさらにR2 及びR3 につ
いて先に列挙したものが挙げられる。
【0021】Zは、置換もしくは非置換の5員又は6員
の複素環式核を完成するのに必要な原子を表す。複素環
式核は、シアニン色素に通常用いられているタイプのも
ので、当該技術分野において周知のものである。それら
は、例えば、“The Cyanine Dyes a
nd Related Compounds”,Fra
nces Hamer,Interscience P
ublishers,1964に記載されている。かか
る複素環式核の例としては、チアゾール、セレナゾー
ル、オキサゾール、イミダゾール、インドール、ベンゾ
チアゾール、ベンゾセレナゾール、ベンゾオキサゾー
ル、ベンゾイミダゾール、ベンゾインドール、ナフトチ
アゾール、ナフトセレナゾール、ナフトオキサゾール及
びナフトイミダゾールが挙げられる。これらの核は、既
知の置換基、例えば、炭素原子数1〜10個の置換もし
くは非置換のアルキル(例えば、メチル、エチル、3−
クロロプロピル)、炭素原子数1〜8個のアルコキシ
(例えば、メトキシ、エトキシ)、ハロゲン(例えば、
クロロ、フルオロ)、炭素原子数6〜20個の置換もし
くは非置換のアリール(例えば、フェニル)、又は縮合
環系を形成する炭素原子(例えば、ベンゾチアゾール又
はナフトチアゾール核中の)で置換されていてもよい。
好ましい実施態様において、Zは、置換もしくは非置換
のベンゾオキサゾール核を完成するのに必要な原子を表
す。
【0022】M+ はカチオン、例えば、Et3 NH+
Na+ ,K+ である。
【0023】ケトメチレン核は、例えば、先に引用した
Hamerの“The Cyanine Dyes a
nd Related Compounds”、469
〜494頁、595〜604頁(1964)に記載され
ているような、周知の一群の化学基である。好ましいケ
トメチレン残基の例としては、ベンゾイルアセトニトリ
ル、2−ピラゾリン−5−オン、ピラゾリンジオン、バ
ルビツル酸核、ローダニン、インダンジオン、イソオキ
サゾリノン、ベンゾフラノン、クロマン、ジオン、シク
ロヘキサンジオン、ジオキサンジオン、フラノン、イソ
オキサゾリジンジオン、ピランジオン及びピロリノンが
挙げられる。
【0024】L1 〜L7 は、置換もしくは非置換のメチ
ン基、例えば、−CR8 =基(R8 は、R2 及びR3
ついて前記したような、水素又は置換もしくは非置換の
アルキル又は置換もしくは非置換のアリールである)で
ある。
【0025】式Iの色素は、少くとも1個のカルボキシ
置換基又はスルホンアミド置換基を含む。カルボキシ基
は式:−CO2 Hを有し、スルホンアミド基は式:−N
HSO2 9 (R9 は、R2 及びR3 について前記した
ような置換もしくは非置換のアルキル又は置換もしくは
非置換のアリールである)を有する。
【0026】式(I)の色素の例としては以下のものが
挙げられる:
【0027】
【化5】
【0028】
【化6】
【0029】
【化7】
【0030】
【化8】
【0031】
【化9】
【0032】
【化10】
【0033】
【化11】
【0034】
【化12】
【0035】
【化13】
【0036】
【化14】
【0037】
【化15】
【0038】
【化16】
【0039】式(I)の色素は、以下の合成例により具
体的に示すように、当該技術分野において周知の合成法
により製造することができる。かかる合成法は、例え
ば、“The Cyanine Dyes and R
elated Compounds”,Frances
Hamer,Interscience Publi
shers,1964にさらに具体的に示されている。
【0040】式(I)の色素は写真要素の親水性層に任
意に既知方法(例えば、高沸点非極性有機溶媒を用い
て)で包含せしめることができるが、写真要素の親水性
コロイド層のような層に包含させるためには、固体粒子
分散体(すなわち、色素が顕微鏡サイズの固体粒子の状
態にある)の状態にあるのが好ましい。固体粒子分散体
は、分散体状態に色素を沈澱させることにより及び/又
は周知の粉砕方法、例えば、分散剤の存在下で色素をボ
ールミル、サンドミル又はコロイドミル(好ましくはボ
ールミル又はサンドミル)することにより形成すること
ができる。色素粒子の分散体は10μm未満、好ましく
は1μm未満の平均直径を有するものであるべきであ
る。これらの色素粒子は約0.01μm以下の範囲のサ
イズに製造することができる。
【0041】これらの色素は、光吸収が望ましい要素の
任意の層に配置することができるが、処理中に色素が可
溶化されそして洗い流される層にこれらの色素を配置す
るのが特に有利である。色素の有効量は1〜1000mg
/m2 の範囲である。処理前の可視域の吸光度Dmax で
の光学濃度が少くとも0.10濃度単位、好ましくは少
くとも約0.50濃度単位とするのに十分な量の色素が
存在すべきである。この光学濃度はほとんどの写真用途
については一般に5.0濃度単位未満である。
【0042】本発明に用いられる親水性バインダーは、
当該技術分野において周知のもののような、任意の既知
タイプのもの、例えば、親水性コロイド(例えば、ゼラ
チン)、ポリビニルアルコール等であってよい。
【0043】本発明要素の支持体は、多くの写真要素用
の周知の支持体のいずれであってよい。これらとしては
ポリマー性フィルム、例えば、セルロースエステル類
(例えば、セルローストリアセテート及びジアセテー
ト)及び二塩基性芳香族カルボン酸と二価アルコールの
ポリエステル類(例えば、ポリエチレンテレフタレー
ト)、紙、並びにポリマー被覆紙が挙げられる。かかる
支持体は、ResearchDisclosure、1
978年12月、Item 17643(以下、Res
earch Disclosureと略称する)、第XV
II節にさらに詳細に記載されている。
【0044】本発明要素の感放射線層は、既知の感放射
線材料、例えば、ハロゲン化銀、ジアゾ画像形成性系、
感光性テルル含有化合物、感光性コバルト含有化合物及
び、例えば、J.Kosar,Light−Sensi
tive Systems:Chemisty and
Application of Nonsilver
Halide Photographic Proc
esses,J.Wiley & Sons,N.Y.
(1965)に記載されている他のものを含有すること
ができる。
【0045】ハロゲン化銀は感放射線材料として特に好
ましい。ハロゲン化銀乳剤は、例えば、臭化銀、塩化
銀、ヨウ化銀、塩臭化銀、塩ヨウ化銀、臭ヨウ化銀また
はこれらの混合物であることができる。これらの乳剤は
100,111又は110結晶面で囲まれた粗ハロゲン
化銀粒子、中位ハロゲン化銀粒子または微小ハロゲン化
銀粒子を含むことができる。ハロゲン化銀乳剤及びそれ
らの調製は、Research Disclosur
、第I節にさらに記載されている。Research
Disclosure、1983年1月、Item
22534及び米国特許第4,425,426号明細書
に記載されているような平板状ハロゲン化銀乳剤も有用
である。
【0046】前記の感放射線材料は、特定波長範囲の放
射線、例えば、可視スペクトルの赤色、青色又は緑色部
分、又は他の波長域、例えば、紫外、赤外等に増感する
ことができる。ハロゲン化銀の増感は、化学増感剤、例
えば、金化合物、イリジウム化合物、もしくは他の第8
族金属化合物を用いて、又は分光増感色素、例えば、シ
アニン色素、メロシアニン色素、スチリル類、もしくは
他の既知の分光増感剤を用いて達成することができる。
ハロゲン化銀増感についてのさらなる情報はResea
rch Disclosure、第I〜第IV節に記載さ
れている。
【0047】本発明色素は、中間層色素、トリマー色
素、又はハレーション防止色素として用いることができ
る。これらの色素は、米国特許第4,900,652号
及び第4,803,150号各明細書並びにヨーロッパ
特許出願公報第0391405号に記載されているよう
に、X線材料のクロスオーバを防止し、米国特許第4,
988,611号明細書に記載されているように、望ま
しくない光が多色写真要素の感光性乳剤層に達しないよ
うにし、そして特定色素の吸光スペクトルにより示され
るような他の用途に用いることができる。これら色素は
別のフィルター層に用いることができ、また粒子間吸収
剤として用いることができる。
【0048】本発明による多色写真要素は一般に、イエ
ロー色素形成性カプラーと組み合さった青感性ハロゲン
化銀層、マゼンタ色素形成性カプラーと組み合さった緑
感性ハロゲン化銀層、及びシアン色素形成性カプラーと
組み合さった赤感性ハロゲン化銀層を含んでなる。カラ
ー写真要素及び色素形成性カプラーは当該技術分野で周
知であり、Research Disclosure
第VII 節にさらに記載されている。
【0049】本発明要素はまたResearch Di
sclosureに記載されているように、多くの他の
周知の添加物及び層のいずれかを含むこともできる。こ
れらとしては、例えば、光学蛍光剤、かぶり防止剤、画
像安定剤、光吸収材料、例えば、フィルター層又は粒子
間吸収剤、光散乱材料、ゼラチン硬化剤、コーティング
助剤及び各種界面活性剤、オーバーコート層、中間層及
びバリヤ層、静電防止層、可塑剤及び潤滑剤、マット
剤、現像抑制剤放出カプラー、漂白促進剤−放出カプラ
ー、並びに当該技術分野で知られている他の添加物及び
層が挙げられる。
【0050】式(I)の色素は、光吸収が望ましい、写
真要素の任意の層に配置することができる。好ましい実
施態様においては、色素を、写真処理中に高いpH(すな
わち8〜12)及び/又は亜硫酸塩に付される層に配置
して、色素を可溶化及び除去又は脱色できるようにする
のが好ましい。
【0051】本発明の写真要素は、露光されると処理さ
れて画像を形成する。処理中に、式(I)の色素は一般
に脱色及び/又は除去されるであろう。処理後、本発明
色素は、露光しかつ処理した要素の最少濃度域の可視域
の吸光度Dmax に対し0.10濃度単位未満、好ましく
は0.02濃度単位未満寄与すべきである。
【0052】色素の脱色及び除去を最高にするために、
亜硫酸塩水溶液を利用する高pH(すなわち、8又はそれ
以上)工程を含むことが好ましいが、処理は、Rese
arch Disclosure、第XIX 〜XXIV節に記
載されているような既知タイプの写真処理のいずれのタ
イプによって行ってもよい。ネガ画像はカラー現像剤を
用いるカラー現像により現像し、続いて漂白及び定着す
ることができる。ポジティブ画像は、非カラー現像剤で
先ず現像し、次に均一にかぶらせ、次にカラー現像剤で
現像することにより現像することができる。もし写真材
料が色素形成性カプラー化合物を含有しなければ、現像
液にカプラーを包含せしめることにより色素画像を形成
することができる。
【0053】漂白と定着は、その目的のために用いるこ
とが知られている任意の材料を用いて達成することがで
きる。漂白浴は一般に酸化剤、例えば、鉄(III)の水溶
性塩及び錯塩(例えば、フェリシアン化カリウム、塩化
第二鉄、第二鉄エチレンジアミン四酢酸カリウム塩アン
モニウム)、水溶性過硫酸塩(例えば、過硫酸カリウ
ム、過硫酸ナトリウム又は過硫酸アンモニウム)、水溶
性重クロム酸塩(例えば、重クロム酸カリウム、重クロ
ム酸ナトリウム及び重クロム酸リチウム)等を含んでな
る。定着浴は一般に、銀イオンと溶解性塩を形成する化
合物、例えば、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニ
ウム、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸ナトリウ
ム、チオ尿素等を含んでなる。
【0054】本発明を以下の例によりさらに具体的に説
明する。2−(4−メチルスルホンアミド)フェニル−1,1,
3−トリシアノプロペンの合成 :無水エタノール350
ml中の4−(メチルスルホンアミド)ベンゾイルアセト
ニトリル59.0g(0.248mol)、マロンニトリル
41.0g(0.62mol)及び酢酸アンモニウム38g
(0.496mol)のスラリーを攪拌しながら還流加熱し
次いで2時間還流をつづけた。反応混合物を25℃まで
冷却し、蒸留水250mLに注ぎ入れ、12MのHCl
43mL(0.96mol)を用いて酸性化した。得られた沈
澱をろ過収集し次いで水及びエタノールで水洗して生成
物60.2g(85%収率)を淡褐色粉末として得た。
m.p.=205〜206℃。すべての分析データはそ
の構造と一致した。
【0055】3−カルバモイル−1,1−ジシアノ−2
−(4−(メチルスルホンアミド)フェニルプロプ−1
−エンの合成:濃塩酸50ml中の2−(4−メチルスル
ホンアミド)フェニル−1,1,3−トリシアノプロプ
−1−エン(2.0g、0.007mol)の懸濁液を70
℃で2時間加熱し、次に室温で20時間攪拌した。得ら
れた淡褐色スラリーを焼結ガラスロートを介してろ過し
て粗生成物2.1gを得た。この粗生成物を20分間還
流させてアセトニトリル20mL中にスラリー化し、ろ過
収集し、次に乾燥してアミド(m.p.=230℃、分
解)1.95g(92%収率)をオフホワイトの粉末と
して得た。すべての分析データはその構造と一致した。
【0056】6−メトキシ−2−(4−メチルスルホン
アミド)フェニル−1,1,3−トリシアノヘキサトリ
エンの合成:トリメトキシプロペン(3.0g、0.0
23mol)を、無水酢酸20mL中の2−(4−メチルスル
ホンアミド)フェニル−1,1,3−トリシアノプロプ
−1−エン(5.0g、0.017mol)の攪拌溶液に室
温で一度に添加した。20分後、沈澱生成物をろ過収集
し、無水酢酸20mLで洗浄し、次に乾燥して生成物を黄
色粉末として生成物3.3g(55%収率)を得た
(m.p.=170〜172℃、分解)。すべての分析
データはその構造と一致した。
【0057】色素1の合成:2−(4−メチルスルホン
アミドフェニル)−1,1,3−トリシアノプロペン
5.72g(0.02mol)、4−ジメチルアミノベンゾ
アルデヒド3.13g(0.021mol)及び氷酢酸30
mLのスラリーを130℃で攪拌しながら30分間加熱し
た。暗紫色生成物混合物を次に室温まで冷却し次いで室
温で16時間攪拌した。沈澱した紫色結晶性生成物をろ
過収集し、ついでエタノール、エーテル及びリグロイン
で順次洗浄した。粗生成物の乾燥重量は7.3gであっ
た。この粗色素を50mLの還流氷酢酸中にスラリー化
し、熱ろ過して精製した。収集生成物を30mLの氷酢酸
で洗浄し、乾燥して5.14g(61.5%収率)の純
粋色素1を得た。m.p.=224〜225℃。すべて
の分析データはその構造と一致した。
【0058】色素4の合成:2−(4−カルボキシフェ
ニル)−1,1,3−トリシアノプロペン2.37g
(0.01mol)、4−ジメチルアミノシンナムアルデヒ
ド1.93g(0.011mol)及び氷酢酸30mLのスラ
リーを130℃で30分間加熱し、室温まで冷却し、次
いで室温で16時間攪拌した。沈澱した青緑色生成物を
収集し、次いで氷酢酸、エーテル及びリグロインで順次
洗浄し、乾燥した。純粋な色素4の重量は2.8g(7
0.9%収率)であった。m.p.=250〜255
℃。すべての分析データはその色素構造と一致した。
【0059】色素5の合成:2−(4−メチルスルホン
アミド−1,1,3−トリシアノプロペン)5.6g
(0.02mol)、トリエチルアミン1.5g(0.01
5mol)及びエタノール15mLの混合物に攪拌しながらト
リエチルオルトホーメート1.5g(0.01mol)を添
加した。この反応物を室温で2分間攪拌し次に還流加熱
した。2分間還流を続け、次に室温まで急速冷却し次い
で室温で30分間攪拌した。サーモンレッド色の結晶性
生成物を収集し、エタノール洗浄し次いで乾燥して粗生
成物3.8gを得た。エタノール中にスラリー化したも
のを1時間還流し、室温まで冷却し、深紅色の結晶性生
成物をろ過収集することにより生成物を精製した。純粋
な色素5の収量は3.3g(48.2%収率)であっ
た。m.p.=232〜234℃。すべての分析データ
はその構造と一致した。
【0060】色素7の合成:2−(4−カルボキシフェ
ニル)−1,1,3−トリシアノプロペン4.74g
(0.02mol)、トリメトキシプロペン2.64g
(0.02mol)、トリエチルアミン4.4g(0.04
4mol)及びエタノール30mLのスラリーを室温で1時間
攪拌し、次に1時間還流加熱した。室温まで冷却後、生
成物混合物を水500mL中に注ぎ入れ次いで濃塩酸15
mLを添加した。沈澱した青黒色生成物を収集し次いで還
流させながら氷酢酸100mL中に溶解し次いで一定攪拌
しながら室温まで徐冷することにより再結晶した。沈澱
生成物を収集し次いで酢酸、エーテル及びリグロインで
順次洗浄し、次に乾燥して3.12g(25.5%収
率)の純粋な色素7をブロンズ黒色粉末として得た。
m.p.=277〜279℃。すべての分析データはそ
の色素構造と一致した。
【0061】色素17の合成:トリエチルアミン(0.
25g、0.0025mol)を、無水エタノール7mL中の
6−メトキシ−2−フェニル−1,1,3−トリシアノ
ヘキサトリエン(0.5g、0.002mol)及び5−カ
ルボキシ−2,3−ジメチルベンゾオキソリウムp−ト
ルエンスルホネート(0.69g、0.002mol)の攪
拌溶液に一度に添加した。溶液はトリエチルアミンの添
加後直ちに深青色に変化した。反応混合物を30分間還
流し、次に室温まで冷却し次いで2時間攪拌した。得ら
れた緑青色スラリーをろ過し、次いで収集生成物を無水
アルコール10mLで洗浄した。粗色素を還流させながら
無水アルコール10mLにスラリー化し、ろ過収集し次に
乾燥して純粋な色素17を0.55g(66%収率)得
た。すべての分析データはその構造と一致した。
【0062】例1:色素移動及びステイン評価:式
(I)の色素を、以下の操作によるボールミルにより固
体粒子分散体として製造した。水(21.7mL)及びT
riton X−200(登録商標)界面活性剤の6.
7%溶液(2.65g)を60mLのスクリウーキャップ
をかぶせた容器に入れた。1.00gの色素試料をこの
溶液に添加した。酸化ジルコニウムビーズ(40mL、2
mm直径)を添加しついでしっかり固定したキャップをか
ぶせたコンテナをミル中に入れ内容物を4日間粉砕し
た。コンテナをとり出しそして内容物をゼラチン(8.
0g)の12.5%水溶液に添加した。新しい混合物を
ローラーミル上に10分間置き、得られた混合物をろ過
して酸化ジルコニウムビーズを除去した。得られた色素
分散体は1.0μm未満の粒子サイズ平均直径を有する
ものであった。
【0063】これら色素の固体粒子分散体を以下の操作
によりポリエステル支持体上にコーティングした。展開
剤(界面活性剤10G、登録商標)及び硬化剤(ビス
(ビニルスルホニルメチルエーテル))を前記のようにし
て調製した色素−ゼラチン溶融物に添加した。この混合
物から得た溶融物を次に色素被覆量が0.27g/
2 、ゼラチン被覆量が1.61g/m2 、展開剤レベ
ルが0.097g/m2 及び硬化剤レベルが0.016
g/m2 になるようにポリ(エチレンテレフタレート)
支持体上に被覆した。色素分散体の吸光度を分光光度計
を用いて測定した。同一要素を5分間蒸留水洗浄(2〜
3ガロン/分流速)、及びKodak E−6(登録商
標)処理(British Journal of P
hotography Annual、1977年、1
94〜97頁に記載されている)にかけ、次いで吸光度
を各々測定した。結果を表Iに示す。
【0064】
【表1】
【0065】これらの結果は、式(I)の色素が水洗に
より有意に影響を受けず、したがってコーティングpHで
は全く移動しないが、写真処理の際には除去及び/又は
脱色にとって十分なほど可溶化することを示している。
【0066】例2:被覆力 色素8,14,16及び20並びに比較色素A,B,
C,D及びEの固体粒子分散体を製造し、次いで例1に
述べたような本発明色素と同様にしてポリエステル支持
体上にコーティングした。これらの比較色素は本発明色
素8,14,16及び20と類似しているが、以下に具
体的に示すように、色素8,14,16及び20のトリ
シアノプロペン核をピラゾロン又はベンゾイルアセトニ
トリルケトメチレン核と置き換えてある。色素分散体の
吸光度を分光光度計で測定し、そして被覆力(C.
P.)を各色素について測定した。固体粒子分散体状の
色素の被覆力は、選択されたλmax での光学濃度をコー
ティングされた色素被覆量(mg/フィート2 )で割った
ものとして定義した。この検討のため、これら色素の
C.P.値をそれらの相対λmax (Dmax)での光学濃度
に基づいて比較した。表IIに示した結果が得られた:
【0067】
【表2】
【0068】表IIの色素の構造を以下に示す:
【0069】
【化17】
【0070】
【化18】
【0071】
【化19】
【0072】前記結果は、本発明色素の被覆力が、類似
の従来色素と比較して、より大きいことを実証するもの
である。
【0073】本発明のさらなる実施態様 前記式中、Dが、
【化20】 である色素。
【0074】前記式中、Dが
【化21】 である色素。
【0075】前記式中、Dが
【化22】 である色素。
【0076】前記式中、Dが、ベンゾイルアセトニトリ
ル、2−ピラゾリン−5−オン、ピラゾリンジオン、バ
ルビツル酸核、ローダニン、インダンジオン、イソオキ
サゾリノン、べンゾフラノン、クロマンジオン、シクロ
ヘキサンジオン、ジオキサンジオン、フラノン、イソオ
キサゾリジンジオン、ピランジオン及びピロリノンから
なる群より選ばれるケトメチレン核である色素。
【0077】前記式中、Dが
【化23】 である色素。
【0078】前記式中、Zが置換もしくは非置換のベン
ゾオキサゾール核を完成するのに必要な電子を表す色
素。
【0079】前記式中、E1 及びE2 がシアノ、アシ
ル、アミノカルボニル及びアルコキシカルボニルからな
る群から選ばれる色素。
【0080】前記式中、E1 及びE2 がシアノである色
素。
【0081】色素のR1 又はDの少くとも1つがカルボ
キシ置換基で置換されたアリール環を含んでなる写真要
素。
【0082】色素のR1 又はDの少くとも1つがスルホ
ンアミド置換基で置換されたアリール環を含んでなる写
真要素。
【0083】前記式中、E1 及びE2 がシアノ、アルキ
ルアミノ、アシル、アミノカルボニル及びアルコキシカ
ルボニルからなる群から選ばれる写真要素。
【0084】前記式中、E1 及びE2 がシアノである写
真要素。
【0085】前記フィルター色素層が、感放射線層とし
て支持体の同一側面上に配備された感放射線層とは別の
層である写真要素。
【0086】前記フィルター色素層が、感放射線層とし
て支持体の反対側面上に配備された感放射線とは別の層
である写真要素。
【0087】前記色素が、固体粒子分散体状である写真
要素。
【0088】前記分散体粒子の平均直径が約0.01〜
10μmである写真要素。
【0089】
【発明の効果】本発明は色素、及びかかる色素をフィル
ター色素として含有する写真要素を提供する。これら色
素は、写真要素にコーティングされた場合にはほとんど
移動しないが、写真処理の際には除去及び/又は脱色す
るように容易に可溶化する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーガレット ジョーンズ ヘルバー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14624, ロチェスター,ウェザーウッド レーン 33

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 前記式中、Dは、 【化2】 及びケトメチレン核からなる群から選ばれ、前記式中、 E1 及びE2 は各々独立して電子吸引基であり;R1
    びR6 は各々独立してR又はNHR(Rは置換もしくは
    非置換のアリールである)であり;R2 及びR3 は各々
    独立して置換もしくは非置換のアルキル又は置換もしく
    は非置換のアリールであるか、又は窒素原子が結合して
    いるフェニル環と縮合環を形成するのに必要な炭素原子
    を表し;R4 及びR7 は各々独立して水素、置換もしく
    は非置換のアルキル又は置換もしくは非置換のアリール
    であり;R5 は置換もしくは非置換のアルキルであり;
    Zは置換もしくは非置換の5員又は6員の複素環核を完
    成するのに必要な原子を表し;M+ はカチオンであり;
    1 〜L7 は各々独立して置換もしくは非置換のメチン
    基であり;mは0,1,2又は3であり;nは0又は1
    であり;pは0,1,2,3又は4であり;qは0,
    1,2又は3であり;そして、前記式(I)において、
    1 又はDの少くとも1つが、カルボキシ又はスルホン
    アミド置換基で置換されたアリール環を含んでなる、で
    示される色素。
  2. 【請求項2】 感放射線層、及び前記感放射線層と同一
    又は異なる親水性層であって親水性バインダー及びフィ
    ルター色素を含む層をその表面上に有する支持体を含ん
    でなる写真要素であって、前記フィルター色素が請求項
    1記載の式Iを有するものである写真要素。
JP4193581A 1991-07-22 1992-07-21 写真要素用フィルター色素固体粒子分散体 Pending JPH05197077A (ja)

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