JPH05194556A - オキシ塩化バナジウムからビスアレーンバナジウムを製造する方法 - Google Patents

オキシ塩化バナジウムからビスアレーンバナジウムを製造する方法

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JPH05194556A
JPH05194556A JP4185409A JP18540992A JPH05194556A JP H05194556 A JPH05194556 A JP H05194556A JP 4185409 A JP4185409 A JP 4185409A JP 18540992 A JP18540992 A JP 18540992A JP H05194556 A JPH05194556 A JP H05194556A
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JP4185409A
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Fausto Calderazzo
カルデラッツォ ファウスト
Guido Pampaloni
パムパローニ グイド
Francesco Masi
マシー フランチェスコ
Angelo Moalli
モアリー アンジェロ
Maria C Cassani
クリスチーナ カッサーニ マリア
Renzo Invernizzi
インヴェルニッツィ レンツォ
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ECP Enichem Polimeri SRL
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic System

Abstract

(57)【要約】 【構成】(a)オキシ塩化バナジウム、活性アルミニウ
ム金属及び三塩化アルミニウムを液体アレーン中で互い
に接触させてオキシ塩化バナジウムを錯体化合物〔V
(アレーン)2+ 〔AlCl4- に変換し;(b)液体
環状又は非環状エーテルを工程(a)の反応生成物に添
加して〔V(アレーン)2+ を〔V(アレーン)2〕に還
元し;次いで(c)ビスアレーンバナジウム〔V(アレ
ーン)2〕を工程(b)の反応生成物から回収する、ビス
アレーンバナジウムを製造する方法。 【効果】 五価の酸化状態のオキシ塩化バナジウムから
高収率でビスアレーンバナジウム〔V(アレーン)2〕が
得られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オキシ塩化バナジウム
からビスアレーンバナジウムを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビスアレーンバナジウムは業界では有用
な化合物であり、たとえば米国特許第4,987,111 号に記
載されているようにオレフィンの重合触媒の調製に特に
有用な化合物である。ビスアレーンバナジウムの調製法
はすでに種々の方法が公知である。たとえば、E.O. Fis
cher及び H.P. Koglerは Chem. Ber. 第90巻第250
頁(1957年)において、四塩化バナジウム、アルミ
ニウム金属、三塩化アルミニウム及びベンゼンからのビ
スベンゼンバナジウム〔V(C6 6 )2〕の調製につい
て記載している。更に、F. Calderazzo は Inorg. Che
m. 第3巻第810頁(1964年)において、三塩化
バナジウム、アルミニウム金属、三塩化アルミニウム及
びメシチレンからのビスメシチレンバナジウム〔V(メ
シチレン)2〕の調製について記載している。しかしなが
ら、これらの方法では最終反応生成物の収率が非常に低
く、工業的見地からの評価は必ずしも高くはない。
【0003】米国特許第4,980,491 号には、三塩化バナ
ジウム、アルミニウム金属及び三塩化アルミニウムのア
レーン存在下における反応による錯体化合物〔V(アレ
ーン)2+ 〔AlCl4- の形成、錯体化合物と沃化ア
ルカリとの反応による沃化ビスアレーンバナジウムの形
成、及び金属又は有機金属還元剤による沃化ビスアレー
ンバナジウムの還元を含むビスアレーンバナジウムの製
造法が記載されている。本出願人により1990年1月
19日に出願されたイタリア国特許願第19,111A/90 号
には、錯体化合物〔V(アレーン)2+ 〔AlCl4-
を環状又は非環状液体脂肪族エーテルと接触させて〔V
(アレーン)2+ を〔V(アレーン)2〕に還元するビス
アレーンバナジウムの製造法が記載されている。本出願
人の知る限りでは、五価のバナジウムの化合物、特にオ
キシ塩化バナジウムからアレーンバナジウムを調製する
公知の方法はない。オキシ塩化バナジウムは、価格、入
手のしやすさ及び加工性に関して塩化バナジウムより有
利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明によれば、オキ
シ塩化バナジウム(VOCl3)、活性アルミニウム金
属、三塩化アルミニウム及びアレーンから、数工程の方
法によりバナジウムの酸化状態を順次還元して、予期せ
ぬことに改良された最終反応生成物が得られ、ビスアレ
ーンバナジウムを調製しうることが見い出された。本発
明によれば活性アルミニウム金属という用語は、99重
量%以上の純度、少くとも90重量%の純度のアルミニ
ウムを意味し、このものは塩基性の水性環境中で迅速に
水素を発生させうる。従って、本発明はオキシ塩化バナ
ジウム、アルミニウム金属、三塩化アルミニウム及びア
レーンからビスアレーンバナジウムを調製する方法であ
って、 (a)オキシ塩化バナジウム(VOCl3)、活性アルミ
ニウム金属及び三塩化アルミニウムを液体アレーン中で
互いに接触させてオキシ塩化バナジウムを錯体化合物
〔V(アレーン)2+ 〔AlCl4- に変換する工程; (b)液体環状又は非環状エーテルを工程(a)の反応
生成物に添加して〔V(アレーン)2+ を〔V(アレー
ン)2〕に還元する工程;及び (c)ビスアレーンバナジウム〔V(アレーン)2〕を工
程(b)の反応生成物から回収する工程; を含む方法に関する。
【0005】工程(a) 本発明の方法の工程(a)においては、オキシ塩化バナ
ジウム、活性アルミニウム金属、三塩化アルミニウム及
びアレーンを反応条件下で互いに接触させる。前述のよ
うに、本発明の方法において活性を示すアルミニウム金
属は、塩基性の水性環境中において迅速に水素を発生さ
せうる99重量%以上、少くとも90重量%の純度を有
するアルミニウムである。特にこの種の活性アルミニウ
ムは5分後に塩基性の水性環境中でアルミニウム1g当
り少くとも800ml (大気圧下25℃において測定)
の水素を発生させうる。この種のアルミニウム中に存在
する不純物は一般的には酸化アルミニウムである。活性
アルミニウムは、たとえば金属アルミニウム圧延法にお
いて得られる。本発明の方法の工程(a)において使用
するアルミニウムは100μm未満の粒度及び約0.10
乃至0.13g/mlのみかけの密度を有すると都合がよ
い。
【0006】本発明の好ましい方法によれば、工程
(a)は2つの連続した工程(a′)及び(a″)にお
いて実施されうる。 (a′)まずオキシ塩化バナジウムを液体アレーン中で
活性アルミニウム金属及び塩化アルミニウムと接触させ
ることにより酸化状態が三価の塩化バナジウムに変換さ
せる。 (a″)工程(a′)の反応混合物に追加量のアルミニ
ウム金属を添加して錯体化合物〔V(アレーン)2
+ 〔AlCl4- を形成する。
【0007】工程(a′)においては、三塩化アルミニ
ウム及びオキシ塩化バナジウム間のモル比が0.33乃至
2で、かつアルミニウム金属及びオキシ塩化バナジウム
間のモル比が0.7乃至10で作業すると都合がよい。工
程(a′)に存在するアレーンの量は重要ではないが、
一般的にはオキシ塩化バナジウム1モル当り2乃至10
モルである。一般的には過剰量のアレーン、たとえばオ
キシ塩化バナジウム1モル当り4乃至10モルのアレー
ンを使用することが好ましい。過剰量のアレーンは溶媒
又は希釈剤として機能する。三塩化アルミニウム及びオ
キシ塩化バナジウム間のモル比が1乃至2で、かつアル
ミニウム金属及びオキシ塩化バナジウム間のモル比が0.
7乃至4で作業した場合に最良の結果が得られる。更
に、工程(a′)は室温(20乃至25℃)又は室温に
近い温度(たとえば20乃至50℃)においてそれらの
範囲内に温度を保持するように発熱反応を制御しながら
実施する。これらの条件下では約1乃至2時間で完全
な、あるいは実質的に完全な、バナジウムの三価の酸化
状態への還元がおこる。
【0008】本発明の方法の工程(a″)においては、
一般的には懸濁液の状態である工程(a′)の反応生成
物をアルミニウム金属と接触させて錯体化合物〔V(ア
レーン)2+ 〔AlCl4- を形成する。特に、工程
(a″)においては室温乃至150℃の反応温度におい
て2乃至4時間追加量のアルミニウム金属及びバナジウ
ム間のモル比が1乃至2で作業することが好ましい。好
ましい条件は、約120乃至130℃の温度及び2乃至
3時間で、追加量のアルミニウム金属及びバナジウム間
のモル比は1.3乃至1.6である。工程(a″)で使用す
るアルミニウムは好ましくは前に定義した活性アルミニ
ウムであるが、非活性アルミニウムでもよい。
【0009】本発明の第二の実施態様においては、工程
(a)においてオキシ塩化バナジウム、化学量論的に過
剰量の活性アルミニウム金属及び三塩化アルミニウムを
液体アレーン中反応条件下で互いに接触させる。失活現
象が有利に排除、又は実質的に排除される。この第二の
実施態様においては、工程(a)においてオキシ塩化バ
ナジウム(VOCl3)、活性アルミニウム金属及び三塩
化アルミニウムを、三塩化アルミニウム及びオキシ塩化
バナジウム間のモル比が2以上でかつアルミニウム金属
及びオキシ塩化バナジウム間のモル比が2以上で液体ア
レーン中で互いに接触させて錯体化合物〔V(アレー
ン)2+ 〔AlCl4- を形成する。この第二の実施態
様においては、工程(a)における三塩化アルミニウム
及びオキシ塩化バナジウム間のモル比の上限は臨界的で
はなく、20程度まで高くしうる。しかしながら、経済
的な理由で、この値は約2に保持すべきである。同様に
活性アルミニウム金属及びオキシ塩化バナジウム間のモ
ル比の上限も臨界的ではなく、10程度まで高くしう
る。しかしながら経済的な理由でこの割合は2乃至3に
保持すべきである。試薬は工程(a)の反応の開始時に
完全に供給してもよいが、三塩化アルミニウムの一部を
他の試薬と共に反応の開始時に供給して、残りを反応中
に供給してもよい。第二の実施態様によれば、工程
(a)は25乃至170℃の温度において2乃至4時
間、好ましくは120乃至130℃の温度において2乃
至3時間実施する。
【0010】本発明の工程(a)に使用するのに適する
アレーンの特定例は、トルエン、p−キシレン及びメシ
チレンがある。これらのうちメシチレンが好ましい。工
程(a)において存在するアレーンの量は臨界的ではな
く、一般的にはオキシ塩化バナジウム1モル当り2乃至
10モルである。一般的には過剰量のアレーンを使用す
ることが好ましい。過剰量のアレーンは溶媒又は希釈剤
として機能する。本発明の方法の工程(a)に関して記
載した条件下では、一般的には錯体化合物〔V(アレー
ン)2+ 〔AlCl4- が液体アレーン中に懸濁してい
る赤みを帯びた褐色の懸濁液が反応生成物として得られ
る。
【0011】工程(b) 本発明の方法の工程(b)においては、環状又は非環状
液体エーテルを、工程(a)から得られる懸濁液に添加
して〔V(アレーン)2+ を〔V(アレーン)2〕に還元
する。この目的に適するエーテルは、テトラヒドロフラ
ン、エチルエーテル、ジメトキシエタン、ジエチレング
リコールジメチルエーテル及びそれらの混合物である。
これらのうち、テトラヒドロフラン及びテトラヒドロフ
ランとジメトキシエタンの混合物が好ましい。添加する
エーテルの量は臨界的ではない。しかしながら、反応混
合物100重量部当り100乃至200重量部が通常使
用される。反応のこの工程においては、希釈剤を反応混
合物に添加してもよい。好ましくは作業条件下で液体で
ある炭化水素希釈剤、好ましくはヘプタンのような飽和
脂肪族炭化水素である。エーテルによる処理は、0乃至
50℃の温度において実施しうるが、好ましくは室温
(20乃至25℃)又は室温に近い温度である。接触時
間は一般的には2乃至48時間であり、好ましくは2乃
至5時間である。これらの条件下で作業すると、使用し
た溶媒混合物の溶液の形でアレーンバナジウムが得られ
る。
【0012】工程(c) 本発明の方法の工程(c)においては、通常の分離技術
を用いて反応混合物から、工程(b)で得られたアレー
ンバナジウムを分離しうる。たとえば、反応混合物から
エーテル、及び存在する場合には、炭化水素希釈剤を蒸
発させることにより分離しうる。炭化水素溶媒、特にヘ
プタン又はシクロヘキサンのような脂肪族炭化水素溶媒
のようなアレーンバナジウムを溶解させうる溶媒中に蒸
留残渣を回収しうる。このようにして得られた溶液を濾
過又は遠心分離により反応の固体副生成物と分離しう
る。次いで溶媒を蒸発させるか、又は溶液を低温に冷却
して結晶化させることにより溶液からアレーンバナジウ
ムを回収しうる。
【0013】このようにして得られたビスアレーンバナ
ジウムは不活性雰囲気で範囲が限定されている融点を有
する固体生成物である。これらのビスアレーンバナジウ
ムは四塩化チタンと反応させると、低温低圧における懸
濁液中、高温高圧における管状反応器中及び高温におけ
る溶液中で実施されるエチレンの重合又はエチレンとC
3 乃至C10のα−オレフィンとの共重合において高い活
性を示す固体触媒化合物(トリアルキルアルミニウムと
共に用いる)を調製しうる。以下の実施例は、本発明を
更によく説明する。
【0014】
【実施例】
実施例1 以下の物質を順に、温度計、電磁攪拌機及び還流冷却器
を具備する250mlのガラス製フラスコに入れた:0.
62g(23ミリモル)のアルミニウム金属〔水素の発
生に関して活性なアルミニウムの含量が93重量%、み
かけの密度が0.13g/ml 、以下の粒度:74μmに
おける残量4.9%、44μmにおける残量19.3%、1
00μmにおける残量0のプレート〕;5.5g(41ミ
リモル)の三塩化アルミニウム;及び25.9g(216
ミリモル)のメシチレン。この懸濁液を25℃において
約30分間攪拌した後、V:Al:AlCl3のモル比が
1:0.66:1.2となる6.1g(35ミリモル)のオキ
シ塩化バナジウム(VOCl3)をそこに添加した。25
℃において1時間攪拌した後、前述の特徴を有するラメ
ラアルミニウム金属1.3g(48ミリモル)を添加し
た。Al :Vの総モル比は2.1であった。130℃に3
時間加熱すると、暗い赤褐色の懸濁液が得られた。25
℃に冷却した後、15ml のテトラヒドロフランと85
ml のジメトキシエタンから成る100ml の混合物を
添加した。混合物を3時間はげしく攪拌した。濾過後、
得られた溶液を乾燥するまで(0.1トル;50℃)蒸発
させた。残留物を100ml の無水シクロヘキサンに添
加すると、最初のVOCl3に対して94%の収率の9.7
g(33ミリモル)のビスメシチレンバナジウム〔V
(メシチレン)2〕を含む赤みを帯びた褐色の溶液が得ら
れた。
【0015】実施例2 以下の物質を順に、温度計、電磁攪拌機及び還流冷却器
を具備する250mlのガラス製フラスコに入れた:実
施例1に記載した特徴を有するアルミニウム金属0.62
g(23ミリモル);2.75g(21ミリモル)の三塩
化アルミニウム;及び16.8g(140ミリモル)のメ
シチレン。25℃において約30分間攪拌した後、V:
Al:AlCl3のモル比が1:0.66:0.6となる6.1
g(35ミリモル)のオキシ塩化バナジウム(VOC
l3)を懸濁液に添加した。25℃において1時間攪拌し
た後、Al:Vの総モル比が2.66となる1.9g(70
ミリモル)のラメラアルミニウム金属を添加した。13
0℃に3時間加熱すると、暗い赤みを帯びた褐色の懸濁
液が得られた。25℃に冷却した後、15ml のテトラ
ヒドロフランと85ml のジメトキシエタンから成る1
00ml の混合物を添加した。混合物を3時間はげしく
攪拌した。濾過後、得られた溶液を乾燥するまで(0.1
トル;50℃)蒸発させた。残留物を100ml の無水
シクロヘキサンに添加すると、最初のVOCl3に対して
94%の収率の9.57g(33ミリモル)のビスメシチ
レンバナジウム〔V(メシチレン)2〕を含む赤みを帯び
た褐色の溶液が得られた。
【0016】実施例3 以下の物質を順に、温度計、電磁攪拌機及び還流冷却器
を具備する250mlのガラス製フラスコに入れた:実
施例1に記載した特徴を有するアルミニウム金属0.94
g(35ミリモル);5.5g(41ミリモル)の三塩化
アルミニウム;及び16.8g(140ミリモル)のメシ
チレン。25℃において約30分間攪拌した後、V:A
l:AlCl3のモル比が1:1:1.2となる6.1g(3
5ミリモル)のオキシ塩化バナジウム(VOCl3)を懸
濁液に添加した。25℃において1時間攪拌した後、A
l:Vの総モル比が2.4となる1.3g(48ミリモル)
のラメラアルミニウム金属を添加した。130℃に3時
間加熱すると暗い赤みを帯びた褐色の懸濁液が得られ
た。25℃に冷却した後、30ml のテトラヒドロフラ
ンと170ml のジメトキシエタンから成る200ml
の混合物を添加した。濾過後、得られた溶液を乾燥する
まで(0.1トル;50℃)蒸発させた。残留物を100
ml の無水ヘプタンと混合した。更に濾過した後、溶液
を20ml に濃縮し、−78℃に冷却した。最初のVO
Cl3に対して90%の収率のビスメシチレンバナジウム
〔V(メシチレン)2〕(9.2g;32ミリモル)を結晶
生成物の形で回収した。
【0017】実施例4 以下の物質を順に、温度計、電磁攪拌機及び還流冷却器
を具備する250mlのガラス製フラスコに入れた:実
施例1に記載した特徴を有するアルミニウム金属0.62
g(23ミリモル);5.5g(41ミリモル)の三塩化
アルミニウム;及び21.8g(236ミリモル)のトル
エン。25℃において約30分間攪拌した後、V:A
l:AlCl3のモル比が1:0.66:1.2となる6.1g
(35ミリモル)のオキシ塩化バナジウム(VOCl3
を懸濁液に添加した。120℃において2時間攪拌した
後、Al:Vの総モル比が2.1となる1.3g(48ミリ
モル)のラメラアルミニウム金属を添加した。13時間
還流温度に加熱すると暗い赤みを帯びた褐色の懸濁液が
得られた。25℃に冷却した後、15ml のテトラヒド
ロフランと85ml のジメトキシエタンから成る100
ml の混合物を添加した。混合物を3時間はげしく攪拌
した。濾過後、得られた溶液を乾燥するまで(0.1ト
ル;50℃)蒸発させた。残留物を100ml の無水シ
クロヘキサンと混合すると、最初のVOCl3に対して6
8%の収率の5.6g(24ミリモル)のビストルエンバ
ナジウム〔V(トルエン)2〕を含む赤みを帯びた褐色の
溶液が得られた。
【0018】実施例5 以下の物質を順に、温度計、電磁攪拌機及び還流冷却器
を具備する250mlのガラス製フラスコに入れた:実
施例1に記載した特徴を有するアルミニウム金属1.88
8g(70ミリモル);14g(105ミリモル)の三
塩化アルミニウム;及び43.2g(359.4ミリモル)
のメシチレン。25℃において30分間攪拌した後、
V:Al:AlCl3のモル比が1:2:3となる6.1g
(35ミリモル)のオキシ塩化バナジウム(VOCl3
を懸濁液に添加した。130℃に3時間加熱すると、暗
い赤みを帯びた褐色の懸濁液が得られた。25℃に冷却
した後、50ml のテトラヒドロフランを添加し、混合
物を室温において3時間はげしく攪拌した。濾過後、得
られた溶液を乾燥するまで(0.1トル;50℃)蒸発さ
せた。残留物を100ml の無水シクロヘキサンで回収
すると、最初のVOCl3に対して60%の収率の6.12
g(21ミリモル)のビスメシチレンバナジウム〔V
(メシチレン)2〕を含む赤みを帯びた褐色の溶液が得ら
れた。
【0019】実施例6 以下の物質を順に、温度計、電磁攪拌機及び還流冷却器
を具備する250mlのガラス製フラスコに入れた:実
施例1に記載した特徴を有するアルミニウム金属1.88
8g(70ミリモル);5.6g(42ミリモル)の三塩
化アルミニウム;及び43.2g(360ミリモル)のメ
シチレン。25℃において約30分間攪拌した後、V:
Al:AlCl3のモル比が1:2:1.2となる6.1g
(35ミリモル)のオキシ塩化バナジウム(VOCl3
をこの懸濁液に添加した。反応は発熱反応であり、1時
間攪拌した後3.73g(28ミリモル)の三塩化アルミ
ニウムを添加した。この添加によりV:Al:AlCl3
のモル比は1:2:2となった。130℃に3時間加熱
した後に暗い赤みを帯びた褐色の懸濁液が得られた。2
5℃に冷却した後、50ml のテトラヒドロフランを添
加し、混合物を室温において3時間はげしく攪拌した。
濾過後、得られた溶液を乾燥するまで(0.1トル;50
℃)蒸発させた。残留物を100ml の無水シクロヘキ
サンで回収すると、最初のVOCl3に対して73.4%の
収率の7.43g(25.5ミリモル)のビスメシチレンバ
ナジウム〔V(メシチレン)2〕を含む赤みを帯びた褐色
の溶液が得られた。
【0020】実施例7 以下の物質を順に、温度計、電磁攪拌機及び還流冷却器
を具備する500mlのガラス製フラスコに入れた:7
2.4g(603ミリモル)のメシチレン;18.4g(1
06ミリモル)のVOCl3;及び実施例1に記載した特
徴を有する活性アルミニウム金属5.70g(211ミリ
モル)。次いで25℃の温度において攪拌しながら、
V:Al:AlCl3のモル比が1:2:2となる28g
(210ミリモル)の三塩化アルミニウムを添加した。
はげしい発熱反応がおこった。混合物を140℃に2時
間保持すると、暗い赤みを帯びた懸濁液が得られた。室
温に冷却した後、135ml のテトラヒドロフランをこ
の懸濁液に添加し、混合物を室温において3時間はげし
く攪拌しながら保持した。次いで乾燥するまで(0.1ト
ル;50℃)蒸発させ、残留物を150ml の無水シク
ロヘキサン中に回収した。溶液を濾過し、固体をテトラ
ヒドロフランで洗浄すると、最初のVOCl3に対して5
2%の収率の16g(55ミリモル)のビスメシチレン
バナジウム〔V(メシチレン)2〕を含む赤みを帯びた褐
色の溶液が得られた。
【0021】実施例8 以下の物質を順に、温度計、電磁攪拌機及び還流冷却器
を具備する500mlのガラス製フラスコに入れた:7
2.4g(603ミリモル)のメシチレン;18.4(10
6ミリモル)のVOCl3;及び実施例1に記載した特徴
を有する活性アルミニウム金属5.70g(211ミリモ
ル)。次いで25℃の温度において攪拌しながら、V:
Al:AlCl3のモル比が1:2:2となる28g(2
10ミリモル)の三塩化アルミニウムを添加した。はげ
しい発熱反応がおこった。混合物を140℃に2時間保
持すると、暗い赤みを帯びた懸濁液が得られた。冷却し
た後、実施例1に記載した特徴を有するアルミニウム金
属1.70g(63ミリモル)及び135ml の無水テト
ラヒドロフランを順に懸濁液に添加した。懸濁液を室温
において3時間はげしく攪拌しながら保持した。乾燥す
るまで(0.1トル;50℃)蒸発させ、残留物を無水シ
クロヘキサンで回収した。濾過し、固体をテトラヒドロ
フランで洗浄すると、最初のVOCl3に対して68%の
収率の21.1g(72ミリモル)のビスメシチレンバナ
ジウム〔V(メシチレン)2〕を含む赤みを帯びた褐色の
溶液200ml が得られた。
【0022】実施例9(比較例) 以下の物質を順に、温度計、電磁攪拌機及び還流冷却器
を具備する250mlのガラス製フラスコに入れた:実
施例1に記載した特徴を有するアルミニウム金属1.52
g(56ミリモル);2.5g(19ミリモル)の三塩化
アルミニウム;及び42.3g(352ミリモル)のメシ
チレン。25℃において約30分間攪拌した後、V:A
l:AlCl3のモル比が1:2:0.68となる4.85g
(28ミリモル)のオキシ塩化バナジウム(VOCl3
を懸濁液に添加した。130℃において3時間攪拌する
と、褐色の懸濁液が得られた。25℃に冷却した後、1
5ml のテトラヒドロフランと85ml のジメトキシエ
タンから成る100ml の混合物を添加した。混合物を
15時間はげしく攪拌した。濾過後、得られた溶液を乾
燥するまで(0.1トル;50℃)蒸発させた。残留物を
100ml の無水シクロヘキサンと混合した。溶解しな
かった。固体に関して実施した分析では、有機溶媒に不
溶性の化合物の形で95%のバナジウムが存在すること
が示された。
【0023】実施例10(比較例) 以下の物質を順に、温度計、電磁攪拌機及び還流冷却器
を具備する500mlのガラス製フラスコに入れた:実
施例1に記載した特徴を有するアルミニウム金属4.72
g(175ミリモル);5.5g(41ミリモル)の三塩
化アルミニウム;及び42.3g(352ミリモル)のメ
シチレン。25℃において約30分間攪拌した後、V:
Al:AlCl3のモル比が1:5:1.2となる6.1g
(35ミリモル)のオキシ塩化バナジウム(VOCl3
を懸濁液に添加した。25℃において1時間攪拌した
後、混合物を130℃に3時間加熱すると、淡い橙色の
懸濁液が得られた。25℃に冷却した後、10ml のテ
トラヒドロフランと40ml のジメトキシエタンから成
る50ml の混合物を添加した。混合物を3時間はげし
く攪拌した。濾過後、得られた溶液を乾燥するまで(0.
1トル;50℃)蒸発させた。残留物を100ml の無
水シクロヘキサンと混合した。最初のVOCl3に対して
5%の収率の0.51g(1.75ミリモル)のメシチレン
バナジウム〔V(メシチレン)2〕を含む淡い赤色の溶液
が得られた。
【0024】実施例11(比較例) 以下の物質を順に、温度計、電磁攪拌機及び還流冷却器
を具備する250mlのガラス製フラスコに入れた:水
素の発生に関して活性なアルミニウム金属の含量が75
重量%でみかけの密度が0.27g/ml の噴霧乾燥技術
により得られたアルミニウム金属0.62g(23ミリモ
ル);5.5g(41ミリモル)の三塩化アルミニウム;
及び25.9g(216ミリモル)のメシチレン。25℃
において約30分間攪拌した後、V:Al:AlCl3
モル比が1:0.66:1.2となる6.1g(35ミリモ
ル)のオキシ塩化バナジウム(VOCl3)を懸濁液に添
加した。25℃において1時間攪拌した後、Al:Vの
総モル比が2.1となるように前述の特徴を有するアルミ
ニウム1.3g(48ミリモル)を添加した。130℃に
おいて3時間攪拌すると、暗い赤みを帯びた褐色の懸濁
液が得られた。25℃に冷却した後、15ml のテトラ
ヒドロフランと85ml のジメトキシエタンから成る1
00ml の混合物を添加した。混合物を3時間はげしく
攪拌した。濾過後、得られた溶液を乾燥するまで(0.1
トル;50℃)蒸発させた。残留物を100ml の無水
シクロヘキサンと混合した。最初のVOCl3に対して5
0%の収率の5.1g(17.5ミリモル)のビスメシチレ
ンバナジウム〔V(メシチレン)2〕を含む赤みを帯びた
褐色の溶液が得られた。
【0025】実施例12(比較例) 以下の物質を順に、温度計、電磁攪拌機及び還流冷却器
を具備する250mlのガラス製フラスコに入れた:厚
さ0.1mmのアルミニウムシートから薄い帯片に切断され
た、アルミニウム純度が99.5重量%のアルミニウム金
属0.62g(23ミリモル);5.5g(41ミリモル)
の三塩化アルミニウム;及び25.9g(216ミリモ
ル)のメシチレン。25℃において約30分間攪拌した
後、V:Al:AlCl3のモル比が1:0.66:1.2と
なる6.1g(35ミリモル)のオキシ塩化バナジウム
(VOCl3)を懸濁液に添加した。25℃において1時
間攪拌した後、Al:Vの総モル比が2.1となるように
前述の特徴を有するアルミニウム1.3g(48ミリモ
ル)を添加した。130℃において3時間攪拌すると、
暗い赤みを帯びた褐色の懸濁液が得られた。25℃に冷
却した後、15ml のテトラヒドロフランと85ml の
ジメトキシエタンから成る100ml の混合物を添加し
た。混合物を3時間はげしく攪拌した。濾過後、得られ
た溶液を乾燥するまで(0.1トル;50℃)蒸発させ
た。残留物を100ml の無水シクロヘキサンと混合し
た。最初のVOCl3に対して5%の収率の0.51g(1.
75ミリモル)のメシチレンバナジウム〔V(メシチレ
ン)2〕を含む赤みを帯びた褐色の溶液が得られた。
【0026】実施例13(比較例) 以下の物質を順に、温度計、電磁攪拌機及び還流冷却器
を具備する250mlのガラス製フラスコに入れた:実
施例1に記載した特徴を有する活性アルミニウム金属1.
888g(70ミリモル);AlCl3(5.6g;42ミ
リモル);メシチレン(43g;360ミリモル);及
びVOCl3(6.1g;35ミリモル)。V:Al:Al
Cl3のモル比は1:2:1.2に等しかった。はげしい発
熱反応がおこった。室温において1時間攪拌した後、混
合物を160乃至170℃に3時間加熱すると、暗い赤
みを帯びた懸濁液が得られた。室温に冷却した後、テト
ラヒドロフラン及びジメトキシエタンの混合物(容量比
18/85)50ml をこの懸濁液に添加し、室温にお
いて3時間はげしく攪拌した。濾過後、濾液を乾燥させ
(0.1トル;50℃)、残留物をヘプタン(50ml )
で処理した。得られた溶液を濾過し、濃縮して−80℃
に冷却した。35%の収率に対応する3.6gのビスメシ
チレンバナジウムが得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グイド パムパローニ イタリア ピサ ポンテデラ ヴィア エ ンメ フィオレンチーニ 24 (72)発明者 フランチェスコ マシー イタリア ミラン サン ドナート ミラ ネーゼ ヴィア ケネディー 36 (72)発明者 アンジェロ モアリー イタリア ノヴァラ カステレット ティ チーノ ヴィア デル カンティエーレ 1 (72)発明者 マリア クリスチーナ カッサーニ イタリア ボローニャ ヴィア エ サル ガーリ 29 (72)発明者 レンツォ インヴェルニッツィ イタリア ミラン ヴィア プリマティッ チオ 98

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オキシ塩化バナジウム、アルミニウム金
    属、三塩化アルミニウム及びアレーンからビスアレーン
    バナジウム〔V(アレーン)2〕を製造する方法におい
    て、 (a)オキシ塩化バナジウム(VOCl3)、活性アルミ
    ニウム金属及び三塩化アルミニウムを液体アレーン中で
    互いに接触させてオキシ塩化バナジウムを錯体化合物
    〔V(アレーン)2+ 〔AlCl4- に変換する工程; (b)液体環状又は非環状エーテルを工程(a)の反応
    生成物に添加して〔V(アレーン)2+ を〔V(アレー
    ン)2〕に還元する工程;及び (c)ビスアレーンバナジウム〔V(アレーン)2〕を工
    程(b)の反応生成物から回収する工程; を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記工程(a)において、100μm未
    満の粒度でみかけの密度が0.10乃至0.13g/ml の
    活性アルミニウム、及びトルエン、p−キシレン及びメ
    シチレンから選択されたアレーンを用い、オキシ塩化バ
    ナジウム1モル当り2乃至10モルの量のアレーンを用
    いて作業する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記工程(a)が2つの連続した工程
    (a′)及び(a″)において実施され、それらが (a′)まずオキシ塩化バナジウムを液体アレーン中で
    室温(20〜25℃)又は室温に近い温度で約1〜2時
    間活性アルミニウム金属及び塩化アルミニウムと、三塩
    化アルミニウム及びオキシ塩化バナジウム間のモル比が
    0.33乃至2でアルミニウム金属及びオキシ塩化バナジ
    ウム間のモル比が0.7乃至10で接触させることにより
    酸化状態が三価の塩化バナジウムに変換させる工程;及
    び (a″)追加量のアルミニウム金属を工程(a′)の反
    応混合物に添加して錯体化合物〔V(アレーン)2
    + 〔AlCl4- を形成する工程 である請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(a′)において、アレーンの
    量がオキシ塩化バナジウム1モル当り4乃至10モルで
    あって、三塩化アルミニウム及びオキシ塩化バナジウム
    間のモル比が1乃至2であり、アルミニウム金属及びオ
    キシ塩化バナジウム間のモル比が0.7乃至4である請求
    項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記工程(a″)を、室温乃至150℃
    の反応温度において2乃至4時間追加のアルミニウム金
    属及びバナジウム間のモル比が1乃至2で実施し、好ま
    しくはアルミニウムが活性アルミニウムである請求項3
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記工程(a″)において追加のアルミ
    ニウム金属及びバナジウム間のモル比が1.3乃至1.6で
    あり、反応温度が120乃至130℃、反応時間が2乃
    至3時間である請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記工程(a)において、オキシ塩化バ
    ナジウム(VOCl3)、活性アルミニウム金属及び三塩
    化アルミニウムを、三塩化アルミニウム及びオキシ塩化
    バナジウム間のモル比が2以上で、アルミニウム金属及
    びオキシ塩化バナジウム間のモル比が2以上で、液体ア
    レーン中で接触させる請求項1又は2記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記工程(a)を、25乃至170℃、
    好ましくは120乃至130℃の温度において1乃至4
    時間、好ましくは2乃至3時間、三塩化アルミニウム及
    びオキシ塩化バナジウム間のモル比が2乃至20、好ま
    しくは約2で、活性アルミニウム金属及びオキシ塩化バ
    ナジウム間のモル比が2乃至10、好ましくは2乃至3
    で実施する請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記工程(b)において、テトラヒドロ
    フラン、エチルエーテル、ジメトキシエタン、ジエチレ
    ングリコールジメチルエーテル、又はそれらの混合物の
    一から選択されたエーテルを反応混合物100重量部当
    り100乃至200重量部添加し、炭化水素希釈剤を添
    加してもよく、作業温度が0乃至50℃、好ましくは室
    温(20〜25℃)であり、接触時間が2乃至48時
    間、好ましくは2乃至5時間である請求項1記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 前記工程(c)においてビスアレーン
    バナジウムを純粋な形で、又は有機溶媒の溶液の形で分
    離する請求項1記載の方法。
JP4185409A 1991-07-12 1992-07-13 オキシ塩化バナジウムからビスアレーンバナジウムを製造する方法 Pending JPH05194556A (ja)

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