JPH0519398Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0519398Y2
JPH0519398Y2 JP1985184630U JP18463085U JPH0519398Y2 JP H0519398 Y2 JPH0519398 Y2 JP H0519398Y2 JP 1985184630 U JP1985184630 U JP 1985184630U JP 18463085 U JP18463085 U JP 18463085U JP H0519398 Y2 JPH0519398 Y2 JP H0519398Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacer
frame
driver
buffer
cab
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985184630U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6294155U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985184630U priority Critical patent/JPH0519398Y2/ja
Publication of JPS6294155U publication Critical patent/JPS6294155U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0519398Y2 publication Critical patent/JPH0519398Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は建設機械の運転室に用いられる運転室
支持装置に関するものである。
従来の技術 従来技術のこの種支持装置のうち第5図に示す
如きものは、フレーム18の上、下側にそれぞれ
クツシヨン部材20a,20b付き上、下側緩衝
体19a,19bを貫通するボルト3と、このボ
ルト3に螺合するナツト4とにより取付けてあ
る。そして、前記上側緩衝体19a上に運転室床
板6を前記ボルト3およびナツト4を介してフレ
ーム18に取付けるように構成されている。また
他の従来技術のうち第7図に示す如き支持装置
は、クツシヨン部材22a,22bをそれぞれ取
付けた上、下側ばねホルダ23a,23bの内側
に金属ばね24a,24bを挿入し、前記クツシ
ヨン部材22a,22bの外周凹部をフレーム2
1に設けた凸部に嵌合してある。そして、上、下
側ばねホルダ23a,23bを貫通するボルト2
5と、このボルト25に螺合するナツト26とに
より取付けてある。そして、前記上側ばねホルダ
23a上に運転室床板6を前記ボルト25および
ナツト26を介してフレーム21に取付けるよう
に構成されている。
考案が解決しようとする問題点 一般に建設機械用運転室は、フレームに任意数
の箇所、例えば4箇所あるいは6箇所など複数箇
所の支持装置により支持されている。それで、従
来技術の支持装置で第5図に示したものは、上、
下側緩衝体19a,19bがフレーム18に固定
されていないため、上、下側緩衝体19a,19
bは移動しやすく、第6図の如く、スペーサ17
およびボルト3がフレーム18と接触する。この
金属接触により、フレーム18と運転室床板6は
金属を通じて連通するので、振動が伝わりやすく
なつて防振効果は低下する。また第7図の如き従
来技術の別の支持装置は、上、下側ばねホルダ2
3a,23bがフレーム21に取付けられている
が、フレーム21よりの振動は金属ばね24a,
24b、上、下側ばねホルダ23a,23bなど
を通じて伝わるので、前例と同様、防振効果は低
下する。したがつて、本考案は上述の点を改善
し、緩衝体の移動によりフレームと運転室床板と
が金属的連通するのを防止し、振動がフレームか
ら運転室床板へ伝達されるのを防止することを目
的とするものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じたこの考案の
手段は、 イ スペーサ外周にクツシヨン部材を固着した円
筒形の緩衝スペーサを形成し、 ロ 上記緩衝スペーサをフレーム穴部および上、
下側緩衝体の内部穴に嵌挿して構成した。
作 用 イ 運転室支持装置は、フレームにあけられた数
箇所穴部の位置にそれぞれ取付けられる。そし
て、外周にクツシヨン部材が固着された円筒形
緩衝スペーサがフレームの穴部に嵌挿されてい
る。そのために、フレーム穴部付近の上面およ
び下面は上、下側緩衝体のそれぞれクツシヨン
部材に当接し、かつ、穴部内径は緩衝スペーサ
のクツシヨン部材の外周に接するようになつて
いる。
ロ 本支持装置の上、下側緩衝体が各部隙間だけ
移動しても、フレーム穴部が金属部のスペーサ
に直接金属接触をおこすことはなく、緩衝スペ
ーサの外周クツシヨン部材に当接する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。第1図は本考案支持装置の縦断面図、
第2図は緩衝スペーサ2の縦断面図、第3図は上
側緩衝体5aの縦断面図である。図において、1
はフレーム、2は緩衝スペーサであるが、該緩衝
スペーサ2はスペーサ7の外周にクツシヨン部材
8を固着して円筒形に形成したものである。3は
ボルト、4はナツト、5aは上側緩衝体である
が、該上側緩衝体5aはクツシヨン部材10aに
カバ9aが同心に組付けられるものである。同様
に、下側緩衝体5bはクツシヨン部材10bにカ
バ9bが同心に固着されている。また、6は運転
室床板11,12は座金である。
本考案の運転室支持装置は上述の如く構成され
ているが、次に本考案支持装置の防振機能につい
て述べる。運転室床板6は、建設機械上部旋回体
のフレーム1に数箇所の支持装置によつて取付け
てある。それで支持装置を取付けるために、フレ
ーム1には数箇所の穴部が設けてある。そして、
その穴部内径に本考案の緩衝スペーサ2を嵌挿
し、穴部上面には上側緩衝体5aを挟んで運転室
床板6を位置ぎめする。一方、穴部下面には下側
緩衝体5bを当てがい、ボルト3を緩衝スペーサ
2の中心穴に貫通して、運転室床板6と上、下側
緩衝体5a,5bとをナツト4により締付ける。
そのためにフレーム1は、本支持装置取付穴部付
近において、クツシヨン部材10a,10b,8
により金属接触を遮断された構造になつている。
また、上、下側緩衝体5a,5bはクツシヨン部
材8付き緩衝スペーサ2により移動しにくく、た
とえ若干移動したとしても、フレーム1に対して
金属接触はおこらない。
次に本考案の他の実施例として、第4図の如き
構造の運転室支持装置について述べる。第4図に
おいて、スペーサ17の外周にはクツシヨン部材
が固着されていない。その代わりに、上、下側緩
衝体15a,15bのクツシヨン部材16a,1
6bのそれぞれ端面に、フレーム14の穴部に嵌
合する段付部27を設け、フレーム14がスペー
サ17と金属接触するのを防止しているものであ
る。
考案の効果 建設機械が作業を行つている場合には、上部旋
回体に搭載したエンジンの作動による振動や下部
走行体に発生した振動が、各部金属接触あるいは
連通により、フレームから運転者のいる運転室へ
伝達される。本考案の運転室支持装置は、フレー
ムの穴部において、その穴部の上面、下面および
内径をクツシヨン部材により金属的接触をまつた
く遮断した構造とした。従来技術の支持装置で
は、上、下側緩衝体が移動してスペーサおよびボ
ルトがフレームと金属接触したり、あるいは緩衝
用金属ばねが金属的連通をしている構造であつた
ので、振動が伝わり防振効果は低下していた。し
かし本考案では、上、下側緩衝体が移動しにく
く、たとえ若干移動したとしても、フレームと運
転室とは金属接触をしない構造になつている。し
たがつて、フレームから運転室へ振動が伝達され
るのを防止して、運転室の振動および騒音を低減
し、運転者の運転環境を改善することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案支持装置の縦断面図、第2図は
緩衝スペーサの縦断面図、第3図は上側緩衝体5
aの縦断面図、第4図は本考案の他の実施例縦断
面図、第5図および第6図は従来技術の支持装置
の縦断面図、第7図は従来技術の他の例である。 1……フレーム、2……緩衝スペーサ、3……
ボルト、4……ナツト、5a……上側緩衝体、5
b……下側緩衝体、6……運転室床板、7……ス
ペーサ、8……クツシヨン部材、9a,9b……
カバ、10a,10b……クツシヨン部材、23
a……上側ばねホルダ、23b……下側ばねホル
ダ、24a,24b……金属ばね、27……段付
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレームの上、下側にそれぞれ上側緩衝体、下
    側緩衝体を配設し、またその上側及び下側緩衝体
    の中心部を貫いて環状のスペーサを配置し、その
    スペーサを上側緩衝体上部のカバと、下側緩衝体
    下部のカバにて挟持せしめるようにし、また上側
    緩衝体上部のカバ上面に運転室床板を載置せし
    め、その運転室床板と、上記スペーサの中心穴を
    貫いてボルト締付けするとともに、上記スペーサ
    の外周部と、フレーム穴部との間にクツシヨン部
    材を介在せしめるようにした運転室の支持装置で
    あつて、スペーサ外周にクツシヨン部材を固着し
    た円筒形の緩衝スペーサを形成し、その緩衝スペ
    ーサをフレーム穴部および上、下側緩衝体の内部
    穴に嵌挿したことを特徴とする建設機械用運転室
    の支持装置。
JP1985184630U 1985-11-29 1985-11-29 Expired - Lifetime JPH0519398Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985184630U JPH0519398Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985184630U JPH0519398Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6294155U JPS6294155U (ja) 1987-06-16
JPH0519398Y2 true JPH0519398Y2 (ja) 1993-05-21

Family

ID=31132491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985184630U Expired - Lifetime JPH0519398Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0519398Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6932665B2 (ja) * 2018-03-15 2021-09-08 株式会社竹内製作所 作業用車両の防振構造
JP7374754B2 (ja) * 2019-12-18 2023-11-07 株式会社プロスパイラ 防振装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS558382A (en) * 1978-07-05 1980-01-21 Kawasaki Heavy Ind Ltd Diecast method

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60148368U (ja) * 1984-03-14 1985-10-02 日立建機株式会社 防振支持構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS558382A (en) * 1978-07-05 1980-01-21 Kawasaki Heavy Ind Ltd Diecast method

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6294155U (ja) 1987-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0227713Y2 (ja)
KR100395980B1 (ko) 진동흡수체 및 이것을 사용한 주행차체용 진동흡수 지지장치
JPH0519398Y2 (ja)
JPS6139602Y2 (ja)
JPH03279082A (ja) 自動車車体のマウント装置
JPH0547001Y2 (ja)
JPS6221449Y2 (ja)
JPH02117472A (ja) フロントフレームにおけるボデーマウント構造
JP2556975Y2 (ja) キャビンの緩衝装置
JPH0410376Y2 (ja)
JPH0428822Y2 (ja)
JPH05202846A (ja) ポンプの支持構造
JPH05125745A (ja) オペレータキヤビンの弾性支持装置
JPH0216914Y2 (ja)
JPH0235069Y2 (ja)
JPS62115280U (ja)
JPS595619Y2 (ja) エンジン揺動抑止装置
JPH0624307Y2 (ja) リヤサスペンシヨンメンバ取付構造
JPS6337538Y2 (ja)
JP4211420B2 (ja) ダイナミックダンパー
JPS591849Y2 (ja) エンジンリヤマウントの防振支持装置
JPH08210420A (ja) ストラットマウントの取付構造
JPH09296844A (ja) 液体封入式マウント
JPS646324Y2 (ja)
JPH0115574Y2 (ja)