JPH0519271U - 建設用リフト - Google Patents
建設用リフトInfo
- Publication number
- JPH0519271U JPH0519271U JP3476091U JP3476091U JPH0519271U JP H0519271 U JPH0519271 U JP H0519271U JP 3476091 U JP3476091 U JP 3476091U JP 3476091 U JP3476091 U JP 3476091U JP H0519271 U JPH0519271 U JP H0519271U
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- Japan
- Prior art keywords
- base
- tower
- hoisting
- carrier
- lifting
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- Granted
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 搬器昇降用のタワー基部に、巻揚機等が収容
される基台を設けて、設置スペースを最小限にされた建
設用リフトである。 【構成】 昇降用のタワー20の基部に、基台10を設け
て、この基台10の内部に巻揚機15等を収容させて、タワ
ー20上頂部に取り付く連台25上の定滑車26,26'を巡って
搬器30を吊下げる吊索16の巻取りが、前記基台10内の巻
揚機15のドラム15' に、前記連台25上の定滑車26' から
直接的に巻取られるように構成されている。 【効果】 搬器昇降用の吊索が、昇降タワーの直下に設
けられている基台内の巻揚機にて、直接的に操作される
ので、リフトの設置スペースが最小限に纏められて、他
の作業に障害なく合理的に揚降作業が実施できる。併せ
て仕上げ作業にダメが生じない。
される基台を設けて、設置スペースを最小限にされた建
設用リフトである。 【構成】 昇降用のタワー20の基部に、基台10を設け
て、この基台10の内部に巻揚機15等を収容させて、タワ
ー20上頂部に取り付く連台25上の定滑車26,26'を巡って
搬器30を吊下げる吊索16の巻取りが、前記基台10内の巻
揚機15のドラム15' に、前記連台25上の定滑車26' から
直接的に巻取られるように構成されている。 【効果】 搬器昇降用の吊索が、昇降タワーの直下に設
けられている基台内の巻揚機にて、直接的に操作される
ので、リフトの設置スペースが最小限に纏められて、他
の作業に障害なく合理的に揚降作業が実施できる。併せ
て仕上げ作業にダメが生じない。
Description
【0001】
本考案は建設用リフトの改良に係わり、詳しくはタワーの基台フレーム内部に 搬器の吊索の巻揚機を組み込んで、設置スペースを小さくできる建設用リフトに 関するものである。
【0002】
従来、中高層の建造物を建設するのに使用されている建設用リフトとしては、 建造物の躯体から支持体に支えられて立設されたガイドレール付きのタワーに沿 って、昇降荷台またはケージ(以下搬器と云う)を昇降させる形式のものが汎用 されている。このような吊索によって昇降される建設用リフトとしては、例えば 実公昭52−45936号、実公昭52−47220号、あるいは特公昭59− 34631号公報などによつて知られている。なお、本考案での建設用リフトと は、工事用の資材揚降リフト並びに人荷揚降用エレベータを含めて云う。
【0003】
従来の建設用リフトにおいては、主に予め所要の高さに立設されたタワーの前 面に沿わせて搬器が吊索によって昇降自在に吊下げられている。そして、その吊 索は、タワーの基部に設けられた案内滑車をへて所要距離離れた位置に設置され た巻揚機の巻取りドラムに巻かれて操作されている。言い換えれば、タワー基部 に設けられる案内滑車から巻取りドラムまでは、当該巻取りドラムに対しての吊 索のフリートアングルがほぼ3度以内になる必要があり、そのためにどうしても タワーから離れた位置に巻揚機を設置せざるを得ない状態になる。したがつて、 この種の装置を設置するには、広いスペースが要求され、市街地のように狭い場 所での設置には問題がある。
【0004】 また、このような問題点は、高層建造物の建設現場であっても、やはり巻揚機 が大型になるので、当然その設置スペースの確保については前記と同様である。 特に、リフトの設置位置と巻揚機の据え付け位置とが離れていると、作業上当該 リフトを使用している期間中その場所だけが建造物を仕上げられないことになり 、いわゆるダメが残ることになって不具合である。
【0005】 本考案では上記のような問題点を解決して、昇降用タワーの基部に基台フレー ムを設置して、この基台フレームの内部に巻揚機を設置させて、タワーの頂部に 配した滑車と、巻揚機の巻取りドラムとの間でフリートアングルが充分小さくと れるようにすることで、設置占有スペースを最小限にして設置できる建設用リフ トの提供を目的とする。
【0006】
本考案は、所要高さに立設されるタワーの側面に沿い吊索によって搬器が昇降 する建設用リフトにおいて、前記タワーの基部に、枠組された基台が配設され、 当該基台の内部には、タワー上頂部連台上の定滑車を巡って搬器を昇降させる吊 索の巻揚機が組込まれていることを特徴とする建設用リフトである。
【0007】
本考案の建設用リフトは、所要強度を備えた枠組構造の基台上にタワーが立設 され、搬器を昇降させる吊索が、タワーの頂部連台上の適所に付設される滑車を 経て巻揚機のドラムに対して所定のフリートアングル以内で巻取り・繰り出され る距離を確保できる。したがつて、当該建設用リフト据え付け位置以外に、この 建設用リフトに付随する機器の設置スペースを最小限にでき、建造物の仕上げ作 業を妨げない。
【0008】
次に、本考案建設用リフトについて、一実施例の図面に基づき詳細に説明する 。図1に示すのは本考案の建設用リフトの一実施例を示す一部を省略された正面 図であり、図2は図1の側面図であり、図3は要部を拡大して示す図であり、図 4は搬器が駆動される吊索の巻掛け態様を示す図である。これらの図において、 基台10は地上部もしくは本設エレベータの昇降路ピットに設置され、この基台10 の上に所要高さまでタワー20が立設される。搬器30は前記タワー20の前側面に沿 って吊索16により吊下げられ、タワー20側部に沿設されるガイドレール21に案内 されて昇降自在にされている。
【0009】 基台10は上部に立設されるタワー20並びに搬器30等の荷重を支持し得る強度を 備える枠組構造にされている。したがつて、その基台10は、タワー20の平断面寸 法より大きい支持面11を有し、かつ内部に巻揚機15とその減速駆動機器17や制動 機17' などが収容できるように形成されている。この巻揚機15としては搬器30の 揚程に応じて、高揚程になる場合はエンドレス型のウインチが、また一般の揚程 (例えば100m未満)の場合では巻取りドラム型のウインチが、採用される。 なお、基台10におけるタワー20の前側面に沿って昇降される搬器30の直下部分は 落下物によって巻揚機15等が損傷しないように基台フレーム12の一部を張り出し て覆ってある。13は基台のベースである。
【0010】 タワー20は周知の構造で、所要長のセグメントを順次継ぎ足して所要高さに組 立られている。また、このタワー20は、建造物躯体と背面側でサポート金具(図 示省略)によって連結支持されている。タワー20の上頂部前側面側には、連台25 がタワー20に沿って移設可能に(最初から所要高さにタワー20が組立られる場合 には、移設されることなく固定的に取り付けてもよい)付設されている。この連 台25上には定滑車26,26が設けられている。
【0011】 搬器30の吊索16は、一端がタワー20の基部もしくは基台10上に過荷重制限器18 を介して連結され、図3で示されるように、連台25上の一方の定滑車26を経て垂 下され、搬器30に付設されている吊滑車33を巡って再び連台25上の他方の定滑車 26' を経て、そのまま巻揚機15のドラム15' に到るようにローピングされる。
【0012】 搬器30は、タワー20の前側面において、タワー20両側に付設されているガイド レール21と係合して案内されるガイドローラを備えた昇降フレーム31と、この昇 降フレーム31の前面に取り付く荷台32とで構成され、昇降フレーム31には前述の 吊索16が巻掛けられて吊下げられる吊滑車33を備え、この吊滑車33の取り付く可 動体34とタワー20の両ガイドレール21,21側に設けられているレールクランプ機 構(図示省略)とをリンク機構で繋いだ構成の安全装置35が付設されている。
【0013】 このように構成された本考案の建設用リフトでは、前述のように、搬器30の吊 索16が連台25上に配設されている定滑車26' を巡ってそのままタワー20直下に位 置する巻揚機15のドラム15' に巻き付けられることになるので、そのドラム15' が巻取りドラムの場合でも、非常に小さなフリートアングル内に収まるために、 乱巻されることなく、巻取ることができ、円滑に吊索16を操作できる。したがつ て、本設エレベータの昇降路を利用して建設用リフトを設置する場合には、すべ てを当該昇降路内に納めて設置できる。また、地上面から立設される場合であっ ても、巻揚機15がタワー20の据え付け位置から離れて設けられることがないので 、他の作業部に支障を与えることなしに資材等の揚降ができることになる。
【0014】
前述したように、本考案によれば、搬器昇降用のタワーの直下に巻揚機を設置 させることによってリフトとしての設置占有面積を最小限にとどめることができ 、並行して行われる他の仕上げ作業におけるダメが生じるのを防止でき、作業の 合理化に役立つことになる。
【図1】本考案の建設用リフトの一実施例を示す一部を
省略された正面図である。
省略された正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】要部を拡大して示す図である。
【図4】搬器が駆動される吊索の巻掛け態様を示す図で
ある。
ある。
10 基台 11 タワーの支持面 12 基台フレーム 13 基台のベース 15 巻揚機 15’ ドラム 16 吊索 17 減速駆動機器 18 過荷重制限器 20 タワー 21 ガイドレール 25 連台 26,26’ 定滑車 30 搬器 31 昇降フレーム 32 荷台 33 吊滑車 35 安全装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の建設用リフトの一実施例を示す一部を
省略された正面図である。
省略された正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】要部を拡大して示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 所要高さに立設されるタワーの側面に沿
い吊索によって搬器を昇降させる建設用リフトにおい
て、 前記タワーの基部に、枠組された基台が配設され、当該
基台の内部には、タワー上頂部連台上の定滑車を巡って
搬器を昇降させる吊索の巻揚機が組込まれていることを
特徴とする建設用リフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991034760U JP2549726Y2 (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 建設用リフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991034760U JP2549726Y2 (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 建設用リフト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0519271U true JPH0519271U (ja) | 1993-03-09 |
JP2549726Y2 JP2549726Y2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=12423276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991034760U Expired - Lifetime JP2549726Y2 (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 建設用リフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549726Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101459989B1 (ko) * | 2014-06-25 | 2014-11-10 | 브이에스엘코리아 주식회사 | 엘엔지탱크의 강연선 시공장치 및 이를 이용한 엘엔지탱크의 강연선 시공방법 |
KR101662812B1 (ko) * | 2016-02-19 | 2016-10-05 | (주)성하산업 | 산업용 승강기 리프트 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS60204586A (ja) * | 1984-03-30 | 1985-10-16 | 株式会社安川電機 | リフト装置 |
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JPH0312789U (ja) * | 1989-06-23 | 1991-02-08 |
-
1991
- 1991-04-16 JP JP1991034760U patent/JP2549726Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2549726Y2 (ja) | 1997-09-30 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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