JPS6036294A

JPS6036294A - 昇降式荷役装置

Info

Publication number: JPS6036294A
Application number: JP58143735A
Authority: JP
Inventors: 賢盛武
Original assignee: Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Current assignee: Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date: 1983-08-08
Filing date: 1983-08-08
Publication date: 1985-02-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、建物を建築する場合に比較的重置の小さい足
場や鉄筋等を各階床間で搬入、搬出したり、工場等で荷
物を七げ下げしたりする場合に用いるに好適な昇降式荷
役装置に関する。

この種の荷役装置としては従来より建築用、荷物用エレ
ベータが使用されているが、このようなエレベータは、
籠をガイドするガイドレールを有する構造物を鉄骨等で
構築しなければならず、その設置スペースとしても籠よ
りかなり広し）スペースを必要とする一Ｌ、建築用の場
合、構築と分解に時間と手間を要している。また、作業
員は、昇降される荷物を床面とエレベータ内部との間で
移動させなければならないので、特に重量物である場合
、作業負担が大きい。

本発明は、タワークレーンのマスト等のような縦型構造
物に容易に添設することか可能であって、設置スペース
も狭くなり、しかも差込荷役を行うことが可能になって
作業者の作業負相も軽減出来る荷降式荷役装置を提供す
ることを目的とする。

この目的を達成するため、本発明においては、マスト、
タワーブーム、壁等の縦型構造物に添設される継足し式
のカイｌ’　ｌ／−ルと、巻−Ｉニラインチにより該カ
イトレールに沿って」二下動するＡ降フレームと、該昇
降フレームに取イ」けられた起伏装置により該Ａ降フレ
ームの下部の枢着部を中心として起伏するシブと、該ジ
ブの先端に取付けられた載荷台とにより昇降式荷役装置
を構成したことを特徴とする。

以下本発明の詳細を第１図ないし第１０図に示す実施例
により説明する。本実施例は、第１図に示すよう１こ、
タワークレーンｌのマスト２を利用して本発明装置を設
置した例を示す。タワークレーン１は、継足し式マスト
２の頂部に該マスト２に対してピン挿脱より固定または
昇降可能となるストッパーフレーム３およびガイドフレ
ーム４と両フレーム間に介装するリフトシリンダ５とか
らなる昇降装置６と、該ガイドフレーム４上に旋回装置
冴７を介して設置する旋回体８と、該旋回体８上に起伏
自在に取付けられるプーム９と、巻上ウィンチｌＯおよ
び巻上ロープ１１等からなる巻上装置を有する。

該タワークレーンは、第１図および第２図に示すように
、建設中の建物１２の開口部１３内に支持ビーム１４に
よりマストを支持して設置する場合と、第３図に示すよ
うに建物１２の外部に支持ビーム１５によりマ、スト２
を支持して設置する場合とがあるが、いずれの場合にも
、マスト２と建物１２との間に間隔りを確保してその部
分に本発明の装置１６のＡ降通路とする。

本発明の装置１６は、前記マスト２に榛設される琳足し
式のガイドレール１７と、該ガイドレール１７に沿って
昇降自在に装着される一ｙｌｌｌｌｉｌ：フレート１８
と、該昇降フレーム１８にそのド部を中心として起伏自
在に数句けられたジブ１９と、該ジブ１９の先端に垂下
して取付けられた載荷台２０と、マスト２のベース２１
等に設置したフレーム昇降用巻上ウィンチ２２とを備え
、該巻上ウィンチ２２により巻取り繰出しされるロープ
２３は、第４図にも示すように、前記ストッパフレーム
３に取付けたシープブロック２４とＡ降フレーム１８の
上梓に数句けたシーブプロ〉・り２５との間で複数掛け
され、巻上ウィンチ２２の作動によって昇降フレーム１
８がガイドレール１７に沿って昇降するように構成され
ている。

第５図ないし第７図は前記刀イドレール１７の構成を示
す図であり、カイトレール１７は第５図に示すようなガ
イドレール素体１７ｉを下方からＬ方へと順次継足すこ
とによって構成される。該カイトレール素体１７ｉは、
マスト２の四隅の主材２１のうちの隣接する２木に当て
た際に両端がこれらからはみだすような長さを有するＴ
型鋼でなる上枠２６と、該上枠２６よりも長さのやや短
かい下枠２７と、これらの枠２［！　、２７間に上下端
を溶着して設けたＴ型鋼でなる側枠２８，２８およびＴ
型鋼でなる中枠２８と、該中枠２９および上下枠２Ｅｉ
、２７に前方に突出するように溶着されたＴｙＪ鋼でな
るガイドレール３０と補強枠３１とからなる。上下枠２
８．２７はウェブが上下向きとなるように組合わされ、
」；枠２６の上面中央にはポス挿着穴３２とポルト挿通
穴３３を有する結合部材３４が溶着され、一方、下枠２
７の下面中央にはポス３５とポルト挿通穴３θを有する
結合部材３′が溶着されると共に、両側の下面には上梓
２Ｂに合致する形状の結合板３８．３８が下方に突出す
るように溶着されている。このガイドレール素体１？ｉ
は、マスト２の主材２蔦をＵ型ポルト３９で囲み、かつ
」１枠２θのフランジレこ設けたポルト挿通穴４０に挿
通してナツト４１に螺合することにより、マスト２に取
付けられる。そして、カイトレール素体１７１゜の継足
し時には、第７図の矢印に示すように、継足す刀イトレ
ール素体１７１の下枠２７の結合部材３７のボス３５を
既設のガイドレール素体１７ｉの一■二枠２６の結合部
材３４のボス挿着穴３２に嵌合し、かつ第６図の矢印に
示すように、結合板３８．３８を」１枠２６のフランジ
とウェブ間で形成される溝に嵌合すると共に、ポルＩ・
４２を下枠２７の穴４３、結合部材３５の穴３６、結合
部材３４の穴３３、下枠２６の穴４４に挿通してポルト
４５に螺合し、両側部は、ボルト４６を補強部材４７の
穴４８．下枠２７の穴４８、−１−枠２６の穴５０、補
強部材５１の穴５２に挿通し、ナツト５３に螺合するこ
とにより、Ｌ下のカイトレール素体１７ｉ、１７ｉ　を
結合する。このような結合構造をとることにより、容易
かつ強固にマスト２にガイドレール１７を数句けること
かできる。

第８図は前記昇降フレーム１８とこれに数句けられる部
材の構成を示す図であり、昇降フレーＡＩ８は、Ｔ型鋼
でなる左右の側枠５４．５４とこれらの側枠５４，５４
の間に両端を溶着して設けられる丸鋼管でなる上枠５５
および下枠５６とからなり、必要に応してこれらの枠間
に補強枠が設けられることもある。

ジブ１８は２木のジブを左右各１組（５７，５８と５８
，６０）設けて平行リンクとして構成″されるものであ
る。即ち、左側のジブ５？　、５８および右側のジブ５
８．８０は、下枠５６の左右に間隔を有して固設したブ
ラケット８１．８２に軸ｆ１３，１３４および軸６５，
１１１６により枢着し、左側のジブ５７，５Ｂの先端は
それぞれ載荷台２０の左側枠６７の上端部の２箇所にピ
ン６８．８９により連結し、右側のジブ５９，８０の先
端はそれぞれ載荷台２０の右側枠７０の上端部の２箇所
にピン７１，７２により連結し、ジブ５７〜６０の傾き
に拘らず載荷台２０が常に水平を保つようにしている。

なお、載荷台２０はＬ字型をなすものについて示してい
るが、四隅に支柱を設け、これらの支柱間に荷の落下を
防止する金網等を張り、積荷積み降ろしのために一面を
開閉自在としたもの等も用いられる。

昇降フレーム１８を構成する上枠５５にはジブ１８の起
伏ウィンチ７３．７４が取＋１けられ、該各ウィンチ７
３．７４により巻取り繰出しされるローフ７５．７６は
、載荷台２０の上端の枠７７に設けたシーブブロック７
８．７９　と中間のシーブプロ、り８０．８１間で（１
１（す回わされ、起伏ウィンチ７３．７４を同時に作動
させることにより、シブＩ８を起伏させるようになって
いる。

昇降フレーム１Ｂの上枠５５と下枠５Ｇの各中央ｔ４裏
側には、それぞれカイトローラ装置８２．８３が設（す
てあり、下枠５６の前記ガイドレール１７の側枠２８，
２８に文、１応する箇所に、各側枠２８．２８の前面に
押し当てるカイトローラ８４．８５が取付けられてｌ、
Ｎる。

前記カイトローラ装置、８２は、第９図および第１０図
に示すように、Ｅ枠５５に溶着された２枚の取（＝Ｊ板
８６．８８間に軸８７を架設し、該軸８７に回動自在に
円筒軸８８を嵌合し、該円筒軸に左右のブラケント８９
．８８を溶着し、該各ブラケツ）　８！３．８８間には
上枠５５側にＴ型ガイドレール３０のａ部の前面に接し
て転動する上下２個のガイドローラ９０．９０をそれぞ
れ軸９１．９１により取付け、これらのガイドローラ９
０　、９０にそれぞれ対応して、Ｔ型ガイドレール３０
のａ部の裏面に接して転動する２個１組のカイトローラ
９２．９２および９３．８３を軸θ４，９４および８５
．８５により取付け、ブラケッ）Ｈ，Ｈの中央にはＴ型
ガイドレール３０のａ部の側面に接して摺動して昇降′
フレーム１８の横振れを防止するガイド板９Ｂ、９６が
ロッド９？　、９７により取イ」けられている。

一方、前記昇降フレーム１８の下枠５６に取付けるガイ
ドローラ装置８３は、第９図および第１θ図に示したガ
イドローラ装置８２のうち、Ｔ型ガイドレール３０のａ
部の前面に接して転動するガイドローラ９０を無くした
構造を有しており、昇降フレーム１８の下部がＴ５ガイ
ドレール３０から外れることを防止する機能と横振れを
防止する機能を有するものである。下枠５６に取付ける
ガイドローラ８４．８５は、互いに横方向に間隔を有し
て設けられる側枠２８．２８の前面に押し当てられるこ
とにより、安定したガイド作用がなされるようにしてい
る。

次に制御系について説明すると、第１図および第４図に
示すように、建物１２の各階には操作盤８８が備えられ
、これらは地上の制御盤９９に接続されると共に、ガイ
ドレール１７１こ添設される各階床（２；１′１検出用
リミットスイ、ンチ１００も制御盤８θ餘こ接続され、
制御盤９９は、操作盤θＢから指令信号と１ノミツトス
イツチ１００からの位置信号により、電源ｌｏｔからの
巻上ウィンチ２２や起伏ウィンチ７３．７４に対する電
力のオンオフを制御するように構成されている。また、
起伏ウィンチ７３．７４は電動式であって、これに電力
を供給するケーブル１０２ｆｔ地上に設置した定トルク
モータを利用した１ノール１０３４こより巻取り繰出し
されるようになってし）る。

この荷役装置を用いて作業を行う場合は、！１降フレー
ム１８が位置する地上またはある階床にｌ／する作業員
、もしくは昇降フレーム１８を目視しうる（ｋ置にいる
作業員が起伏ウィンチ７３．７４がロープ繰出しするよ
うに操作盤９８を操作して載荷台２０を地上または床面
に近づかせるようにジブ１９を倒して積荷を載せ、次に
ジブ１８を起立させる動作をさせ、操作盤９８を操作し
て巻上ウィンチ２２を作動さぜ、目的の階床または地上
にＨ降フレーム１日が移動して停止した後は、起伏ウィ
ンチ７３．７４を作動させてジブ１９を倒し、積荷を降
ろす。

この−庄の作業において、積荷の−Ｌげ降ろしは床面り
で行なわれるので、作業員の負担が軽減され、また、昇
降フレーム１８の昇降時にはジブ１９がいわば折畳まれ
た状態で昇降されるため、狭いスペースであってもこの
荷役装置を設置することができる。また、本実施例のよ
うにタワークレーンのマストに本発明の荷役装置を旧設
すれば、重量物をクレーンで吊り、比較的軽量の部材を
本発明の装置で運ぶように並行して作業を行うことで。

能率よく作業を行うことができる。また、本実施例にお
いては、ジブ１９として平行リンクを用いているので、
荷振れがなく、かつ常に載荷台２０を水平に保つことが
できる。

第１１図は移動式クレーンのタワーブーム１０４に本発
明装置を装着した例であり、この場合、昇降フレーム１
８の巻上ウィンチ２２および起伏ウィンチ７３．７４　
として油圧式のものが用いられ、リール１０３　′は起
伏ウィンチ７３．７４に圧油を供給するホースリールで
ある。本実施例によれば、本発明装置に好適な場所にク
レーンを移動させて差込み荷役作業を行うことができ、
作業負担が軽減されるとゆう利益を生む。

第１２図は本発明の他の実施例であり、本実施例は、建
物の＠１０５に前記カイトレール１７を添設し、該カイ
トレール１７を通す各階床には載荷台２０を通過させる
開【コ部１０６を設けている。この装置は、簡易型エレ
ベータとして、丁場や倉庫等に備えることができる。本
発明装置は、上記例以外にも、ｙ降フレームや積荷の荷
重が支持可能な種々の縦型構造物に装着することが可能
である。

以上述べたようしこ、本発明の昇降式荷役装置は、縦型
構造物１こカイトレールを添設し、該ガイドレールに沿
って昇降目在１こ昇降フレームを数句け、昇降フレーム
に起伏式のジブを介して載荷台を取付けたものであり、
従来のエレベータのような角筒形の籠ガイド装置力不要
になる」二、昇降時にはシブがいわば折畳まれた状態で
昇降されるため、狭いスペースであってもこの荷役装置
を設置することができ、かつ必要部材が極めて少なくて
すむので、従来のエレベータに比べて著るしく安価に提
供することができる。また、本発明装置を建築用に用い
た場合、マスト等への形骨は取外しが著るしく簡単に行
え、工期短縮に寄与できる。

また、本発明装置においては、積荷の上げ降ろしは床面
上で行なわれるので、作業員の負担を小さくすることが
できる。また、本発明装置をクレーンに常備した装置と
すれば、機能が拡大されたクレーンが実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第１０図は本発明の一実施例であり、第１
図はタワークレーンのマストを利用して本発明装置を数
句けた状態を示す側面図、第２図および第３図はその配
置例をそれぞれ示す平面図、第４図は該実施例の全体構
成を示す一部切断側面図、第５図はガイドレール素体を
示す斜視図、第６図および第７図はガイドレール素体ど
うじの結合構造を示す断面図、第８図は該実施例の要部
を示す斜視図、第９図はカイトレールと昇降フレームの
ガイドローラ装置との組合わせ構造を示す斜視図、第１
０図はその断面図、第１１図は木発１！ｌｊを移動式ク
レーンに適用した本発明の他の実施例を示す側面図、第
１２図は木発ｌ３１１装置を壁面に取１−１けた例を示
す斜視図である。２・・・マスト、１７・・・ガイ１：レール、１８・・
・昇降フレーム、１９・・・ジブ、２０・・・載荷台、
２２・・・巻上ウィンチ、７３．７４・・・起伏ウィン
チ、１０４・・・タワープーム、１０５・・・壁特許出願人　日立建機株式会社代理人　弁理士　秋木正実代理人　ゴｆ理士　若田勝− 第４図第７図１゜Ｄ−′−屯第柑図

Claims

【特許請求の範囲】

マスト、タワーブーム、壁等の縦型構造物に添設される
継足し式のガイドレールと、巻上ウィンチにより該ガイ
ドレールに沿って上下動する昇降フレームと、該昇降フ
レームに取付けられた起伏装置により該昇降フレームの
下部の枢着部を中心として起伏するシブと、該ジブの先
端に数句けられた載荷台とにより構成されることを特徴
とする昇降式荷役装置。