JPH05184628A - 移動可能な患者用ベッドシステム - Google Patents
移動可能な患者用ベッドシステムInfo
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- JPH05184628A JPH05184628A JP3104422A JP10442291A JPH05184628A JP H05184628 A JPH05184628 A JP H05184628A JP 3104422 A JP3104422 A JP 3104422A JP 10442291 A JP10442291 A JP 10442291A JP H05184628 A JPH05184628 A JP H05184628A
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- column
- locking
- pin receiving
- carrier
- bed system
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61G—TRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
- A61G7/00—Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
- A61G7/10—Devices for lifting patients or disabled persons, e.g. special adaptations of hoists thereto
- A61G7/1013—Lifting of patients by
- A61G7/1019—Vertical extending columns or mechanisms
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61G—TRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
- A61G13/00—Operating tables; Auxiliary appliances therefor
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61G—TRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
- A61G7/00—Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
- A61G7/10—Devices for lifting patients or disabled persons, e.g. special adaptations of hoists thereto
- A61G7/104—Devices carried or supported by
- A61G7/1046—Mobile bases, e.g. having wheels
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- A61G7/00—Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
- A61G7/10—Devices for lifting patients or disabled persons, e.g. special adaptations of hoists thereto
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- A61G7/1057—Supported platforms, frames or sheets for patient in lying position
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- A61G—TRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
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- A61G2203/70—General characteristics of devices with special adaptations, e.g. for safety or comfort
- A61G2203/80—General characteristics of devices with special adaptations, e.g. for safety or comfort for connecting a trolley to a device, e.g. bed or column table
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/60—Biased catch or latch
- Y10T403/602—Biased catch or latch by separate spring
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Biomedical Technology (AREA)
- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 継手要素及び確保要素の所要スペースを僅か
なものに抑え、システムの取扱いを容易にし、引渡しプ
ロセスに際する許容公差の幅を拡げる。 【構成】 ベット面とその支承コラムとベット面の搬送
台車とを有しており、ベット面には少なくとも２つの継
手要素２４が配置され、これらの継手要素がピン受容部
２６内に導入可能であり、ベット面が搬送台車と支承コ
ラム１０との間の相対運動によって錠止手段となってい
る。各継手要素２４には少なくとも２つの錠止要素３８
が、ピン受容部２６，２２内に係合されるように支承さ
れている。これらのピン受容部には係止切欠４８と、継
手要素の導入時に該当の錠止要素をその開放位置に移行
させるために用いられる各１つの制御面５０とが形成さ
れている。
なものに抑え、システムの取扱いを容易にし、引渡しプ
ロセスに際する許容公差の幅を拡げる。 【構成】 ベット面とその支承コラムとベット面の搬送
台車とを有しており、ベット面には少なくとも２つの継
手要素２４が配置され、これらの継手要素がピン受容部
２６内に導入可能であり、ベット面が搬送台車と支承コ
ラム１０との間の相対運動によって錠止手段となってい
る。各継手要素２４には少なくとも２つの錠止要素３８
が、ピン受容部２６，２２内に係合されるように支承さ
れている。これらのピン受容部には係止切欠４８と、継
手要素の導入時に該当の錠止要素をその開放位置に移行
させるために用いられる各１つの制御面５０とが形成さ
れている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ベッド面とこのベッド
面を支承するための支承コラムとベッド面を搬送するた
めの搬送台車とを有する移動可能な患者用ベッドシステ
ムであって、ベッド面には少なくとも２つのピン状に形
成された継手要素が配置されており、これらの継手要素
が支承コラムに設けられた相補的なピン受容部内に両者
を結合すべく導入可能であり、ベッド面が搬送台車と支
承コラムとの間の相対運動によって支承コラムから搬送
台車に乃至は搬送台車から支承コラムに引渡し可能であ
り、一方ではベッド面にまた他方では支承コラム並びに
搬送台車に、それぞれ相互間の係合状態を生ぜしめるた
めに用いられる錠止手段が設けられている形式のものに
関する。
面を支承するための支承コラムとベッド面を搬送するた
めの搬送台車とを有する移動可能な患者用ベッドシステ
ムであって、ベッド面には少なくとも２つのピン状に形
成された継手要素が配置されており、これらの継手要素
が支承コラムに設けられた相補的なピン受容部内に両者
を結合すべく導入可能であり、ベッド面が搬送台車と支
承コラムとの間の相対運動によって支承コラムから搬送
台車に乃至は搬送台車から支承コラムに引渡し可能であ
り、一方ではベッド面にまた他方では支承コラム並びに
搬送台車に、それぞれ相互間の係合状態を生ぜしめるた
めに用いられる錠止手段が設けられている形式のものに
関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】上述し
た形式による公知のシステムにおけるベッド面と支承コ
ラムとの結合は、一般にテーブルプレ−トの下面に設け
られ且つ鉛直方向に延びる軸線を有する１対の円筒形の
ピンをそのピン形状に対応した形状を呈するように支承
コラムに設けられた受容開口部内に形状接続式に係合さ
せる形式で行われる。
た形式による公知のシステムにおけるベッド面と支承コ
ラムとの結合は、一般にテーブルプレ−トの下面に設け
られ且つ鉛直方向に延びる軸線を有する１対の円筒形の
ピンをそのピン形状に対応した形状を呈するように支承
コラムに設けられた受容開口部内に形状接続式に係合さ
せる形式で行われる。
【０００３】何らかの理由によりベッド面に鉛直方向上
向きの力が加えられた際に、ピン受容部におけるベッド
面の係合状態が意図することなく解離されないようにす
るため、ベッド面における別の部位には２つの係止ラッ
チが設けられており、そのうち一方の係止ラッチはスタ
ンドコラムに設けられた形状要素の周りに係合させるた
めに用いられ、また他方の係止ラッチは搬送台車に設け
られた対応形状要素に係合させるために用いられる。
向きの力が加えられた際に、ピン受容部におけるベッド
面の係合状態が意図することなく解離されないようにす
るため、ベッド面における別の部位には２つの係止ラッ
チが設けられており、そのうち一方の係止ラッチはスタ
ンドコラムに設けられた形状要素の周りに係合させるた
めに用いられ、また他方の係止ラッチは搬送台車に設け
られた対応形状要素に係合させるために用いられる。
【０００４】ベッド面を搬送台車に引き渡すためには、
搬送台車が支承コラムに対して相対的に適性な位置にも
たらされる。その際には先ず初めに、支承コラムの高さ
調節装置による下降運動によって、ベッド面が搬送台車
に当接するまで下降せしめられる。次いでこの高さ調節
装置を引続き操作することによって行われる下降運動に
よって、支承コラムが搬送台車上に載着されたベッド面
から解離される。なおこの場合、支承コラムとベッド面
との間の錠止（ロック）は付加的な手段により予め解除
しておかねばならない。
搬送台車が支承コラムに対して相対的に適性な位置にも
たらされる。その際には先ず初めに、支承コラムの高さ
調節装置による下降運動によって、ベッド面が搬送台車
に当接するまで下降せしめられる。次いでこの高さ調節
装置を引続き操作することによって行われる下降運動に
よって、支承コラムが搬送台車上に載着されたベッド面
から解離される。なおこの場合、支承コラムとベッド面
との間の錠止（ロック）は付加的な手段により予め解除
しておかねばならない。
【０００５】この種の患者用ベッドシステムは過去にお
いてはそれ自体有効なものとして定評があった。しかし
ながら、互いに結合しようとする部分の製作時に、また
ベッド面の引渡し中における取い扱いに際しては、特に
綿密な注意を払う必要がある。つまり、ピンが受容孔に
対して相対的に占めるべき位置を規定するためには、支
承コラムにおける引渡しに際して、搬送台車上でベッド
面の極めて正確な位置決めを行わねばならない。例えば
ベッド面に非対称的な負荷が加えられた場合などに生ず
るようなベッド面の縦軸線及び／又は横軸線を中心にし
た極く僅かな傾斜ですら、受容孔内におけるピンの望ま
しくない傾倒状態をもたらし、ひいては引渡しプロセス
に支承をきたす要因となり兼ねない。
いてはそれ自体有効なものとして定評があった。しかし
ながら、互いに結合しようとする部分の製作時に、また
ベッド面の引渡し中における取い扱いに際しては、特に
綿密な注意を払う必要がある。つまり、ピンが受容孔に
対して相対的に占めるべき位置を規定するためには、支
承コラムにおける引渡しに際して、搬送台車上でベッド
面の極めて正確な位置決めを行わねばならない。例えば
ベッド面に非対称的な負荷が加えられた場合などに生ず
るようなベッド面の縦軸線及び／又は横軸線を中心にし
た極く僅かな傾斜ですら、受容孔内におけるピンの望ま
しくない傾倒状態をもたらし、ひいては引渡しプロセス
に支承をきたす要因となり兼ねない。
【０００６】更に、製作技術上の観点から不都合とみな
される別の状況として、一方ではベッド面と支承コラム
との間の、また他方ではベッド面と搬送台車との間の各
結合手段が著しく細分化されていることが挙げられる。
ベッド面と支承コラムとの結合、乃至はベッド面と搬送
台車との結合は、それぞれ独自の継手要素および確保要
素を介して行われ、これらの要素は互いに分離した箇所
に配置され、本来なら別の用途に利用できる筈のスペー
スを占有している。
される別の状況として、一方ではベッド面と支承コラム
との間の、また他方ではベッド面と搬送台車との間の各
結合手段が著しく細分化されていることが挙げられる。
ベッド面と支承コラムとの結合、乃至はベッド面と搬送
台車との結合は、それぞれ独自の継手要素および確保要
素を介して行われ、これらの要素は互いに分離した箇所
に配置され、本来なら別の用途に利用できる筈のスペー
スを占有している。
【０００７】本発明の課題とするところは、冒頭に述べ
た形式の患者用ベッドシステムに改良を加えて、継手要
素及び確保要素の所要スペースを著しく僅かなものに抑
え、システムの取扱いを容易ならしめ、引渡しプロセス
に際する許容公差の幅を拡げる点にある。
た形式の患者用ベッドシステムに改良を加えて、継手要
素及び確保要素の所要スペースを著しく僅かなものに抑
え、システムの取扱いを容易ならしめ、引渡しプロセス
に際する許容公差の幅を拡げる点にある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく提
案された本発明によれば、ベッド面とベッド面を支承す
るための支承コラムとベッド面を搬送するための搬送台
車とを有する移動可能な患者用ベッドシステムであっ
て、ベッド面には少なくとも２つのピン状に形成された
継手要素が配置されており、これらの継手要素が支承コ
ラムに設けられた相補的なピン受容部内に両者を結合す
べく導入可能であり、ベッド面が搬送台車と支承コラム
との間の相対運動によって支承コラムから搬送台車に乃
至は搬送台車から支承コラムに引き渡し可能であり、一
方ではベッド面にまた他方では支承コラム並びに搬送台
車に、それぞれ相互間の係合状態を生ぜしめるために用
いられる錠止手段が設けられている形式のものにおい
て、各継手要素には少なくとも２つの錠止要素が、錠止
位置と解放位置との間で調節可能に、且つ引渡しプロセ
スに際してはそれぞれ同時にコラム側のピン受容部内お
よび台車側のピン受容部内に係合されるように可動支承
されており、これらのピン受容部には、一方の錠止要素
をその錠止位置で受容するための各１つの係止切欠と、
それぞれ他方の錠止要素に配属されて継手要素の導入時
に該当の錠止要素をその解放位置に移行させるために用
いられる各１つの制御面とが形成されており、一方の継
手要素における各錠止要素には、コラム側もしくは台車
側のいづれか一方のピン受容部に設けられる係止切欠
と、同じ継手要素に配属された台車側もしくはコラム側
における他方のピン受容部に設けられる制御面とがそれ
ぞれ配属されていることを特徴とする患者用ベッドシス
テムが提供される。
案された本発明によれば、ベッド面とベッド面を支承す
るための支承コラムとベッド面を搬送するための搬送台
車とを有する移動可能な患者用ベッドシステムであっ
て、ベッド面には少なくとも２つのピン状に形成された
継手要素が配置されており、これらの継手要素が支承コ
ラムに設けられた相補的なピン受容部内に両者を結合す
べく導入可能であり、ベッド面が搬送台車と支承コラム
との間の相対運動によって支承コラムから搬送台車に乃
至は搬送台車から支承コラムに引き渡し可能であり、一
方ではベッド面にまた他方では支承コラム並びに搬送台
車に、それぞれ相互間の係合状態を生ぜしめるために用
いられる錠止手段が設けられている形式のものにおい
て、各継手要素には少なくとも２つの錠止要素が、錠止
位置と解放位置との間で調節可能に、且つ引渡しプロセ
スに際してはそれぞれ同時にコラム側のピン受容部内お
よび台車側のピン受容部内に係合されるように可動支承
されており、これらのピン受容部には、一方の錠止要素
をその錠止位置で受容するための各１つの係止切欠と、
それぞれ他方の錠止要素に配属されて継手要素の導入時
に該当の錠止要素をその解放位置に移行させるために用
いられる各１つの制御面とが形成されており、一方の継
手要素における各錠止要素には、コラム側もしくは台車
側のいづれか一方のピン受容部に設けられる係止切欠
と、同じ継手要素に配属された台車側もしくはコラム側
における他方のピン受容部に設けられる制御面とがそれ
ぞれ配属されていることを特徴とする患者用ベッドシス
テムが提供される。
【０００９】
【発明の概要】上記課題を解決するための手段によれ
ば、各継手要素には少なくとも２つの錠止要素が錠止位
置と解放位置との間で調節可能に且つ引渡しプロセスに
際してはそれぞれ同時にコラム側のピン受容部内および
台車側のピン受容部内に係合されるように可動支承され
ており、これらのピン受容部には一方の錠止要素をその
錠止位置で受容するための各１つの係止切欠とそれぞれ
他方の錠止要素に配属されて継手要素の導入時に該当の
錠止要素をその解放位置に移行させるために用いられる
各１つの制御面とが形成されており、この場合一方の継
手要素における各錠止要素には、コラム側もしくは台車
側のいづれか一方のピン受容部に設けられる係止切欠
と、同じ継手要素の配属された台車側もしくはコラム側
における他方のピン受容部に設けられる制御面とがそれ
ぞれ配属されている。
ば、各継手要素には少なくとも２つの錠止要素が錠止位
置と解放位置との間で調節可能に且つ引渡しプロセスに
際してはそれぞれ同時にコラム側のピン受容部内および
台車側のピン受容部内に係合されるように可動支承され
ており、これらのピン受容部には一方の錠止要素をその
錠止位置で受容するための各１つの係止切欠とそれぞれ
他方の錠止要素に配属されて継手要素の導入時に該当の
錠止要素をその解放位置に移行させるために用いられる
各１つの制御面とが形成されており、この場合一方の継
手要素における各錠止要素には、コラム側もしくは台車
側のいづれか一方のピン受容部に設けられる係止切欠
と、同じ継手要素の配属された台車側もしくはコラム側
における他方のピン受容部に設けられる制御面とがそれ
ぞれ配属されている。
【００１０】ベッド面に設けた同種の各継手要素がベッ
ド面を支承コラムに結合するためのみならず、搬送台車
に結合するためにも用いられる。ベッド面が正確に搬送
台車もしくは支承コラムに結合されるならば、ベッド面
は自動的にそれぞれ他方の部分（支承コラムまたは搬送
台車）に対しても正確に位置調整されるので、一方の部
分から他方の部分への引渡しに際する位置整合について
の不都合な問題が生ずることはない。従って、支承コラ
ムまたは搬送台車に設けられた受容部に対する継手ピン
の位置決め精度に関する許容公差の範囲はかなり拡張さ
れる。また、仮に継手ピンとピン受容部との間で角度の
ずれが生じたとしても、そのこと自体もはや恐れるに足
りない。ベッド面と支承コラムとの共通部位、並びにベ
ッド面と搬送台車との共通部位は狭いスペースに限定さ
れている。各ピン受容部内にそれぞれ一方の錠止要素の
ための係止切欠と他方の錠止要素のための制御面とが設
けられていると共に、それぞれ他方の部分、即ち、支承
コラム乃至搬送台車における所属のピン受容部内には係
止切欠と制御面とから成るユニットが向き合って配置さ
れているという事実に基づいて、引渡しプロセスに際し
ては自動的な解錠および錠止操作が実現される。継手要
素が支承コラムと搬送台車とに設けられた各ピン受容部
内に同時に且つ完全に係合している間は、両錠止要素が
それぞれ所定の解錠位置を占めている。しかし支承コラ
ムもしくは搬送台車がベッド面から解離される瞬間に
は、一方の錠止要素がそれぞれ他方の部分、即ち搬送台
車乃至支承コラムのピン受容部内で有効に機能するの
で、ベッド面はこの時点でベッド面支承部分に確保され
る。従って補足的な手段による保持解除または確保を行
う必要がなくなる。この場合、錠止要素をその錠止位置
で予張しておくならば、そのため殊更に錠止要素の操作
を行う必要がなくなるので有利である。
ド面を支承コラムに結合するためのみならず、搬送台車
に結合するためにも用いられる。ベッド面が正確に搬送
台車もしくは支承コラムに結合されるならば、ベッド面
は自動的にそれぞれ他方の部分（支承コラムまたは搬送
台車）に対しても正確に位置調整されるので、一方の部
分から他方の部分への引渡しに際する位置整合について
の不都合な問題が生ずることはない。従って、支承コラ
ムまたは搬送台車に設けられた受容部に対する継手ピン
の位置決め精度に関する許容公差の範囲はかなり拡張さ
れる。また、仮に継手ピンとピン受容部との間で角度の
ずれが生じたとしても、そのこと自体もはや恐れるに足
りない。ベッド面と支承コラムとの共通部位、並びにベ
ッド面と搬送台車との共通部位は狭いスペースに限定さ
れている。各ピン受容部内にそれぞれ一方の錠止要素の
ための係止切欠と他方の錠止要素のための制御面とが設
けられていると共に、それぞれ他方の部分、即ち、支承
コラム乃至搬送台車における所属のピン受容部内には係
止切欠と制御面とから成るユニットが向き合って配置さ
れているという事実に基づいて、引渡しプロセスに際し
ては自動的な解錠および錠止操作が実現される。継手要
素が支承コラムと搬送台車とに設けられた各ピン受容部
内に同時に且つ完全に係合している間は、両錠止要素が
それぞれ所定の解錠位置を占めている。しかし支承コラ
ムもしくは搬送台車がベッド面から解離される瞬間に
は、一方の錠止要素がそれぞれ他方の部分、即ち搬送台
車乃至支承コラムのピン受容部内で有効に機能するの
で、ベッド面はこの時点でベッド面支承部分に確保され
る。従って補足的な手段による保持解除または確保を行
う必要がなくなる。この場合、錠止要素をその錠止位置
で予張しておくならば、そのため殊更に錠止要素の操作
を行う必要がなくなるので有利である。
【００１１】継手要素がベッド面の縦方向側縁部から下
方に突出して下向きに収斂する（下向きの先細形状を呈
する）ように構成されており、この場合に各ピン受容部
がそれぞれ相補的に傾斜した案内面を有しているなら
ば、継手要素をピン受容部内に申し分なく導入すること
が可能になる。
方に突出して下向きに収斂する（下向きの先細形状を呈
する）ように構成されており、この場合に各ピン受容部
がそれぞれ相補的に傾斜した案内面を有しているなら
ば、継手要素をピン受容部内に申し分なく導入すること
が可能になる。
【００１２】各継手要素を支承コラムおよび搬送台車に
おけるそれぞれ所属の両ピン受容部内に簡単な形式によ
って同時に係合させるためには、同じ継手要素に配属さ
れた各ピン受容部がそれぞれこの継手要素における周面
の一部のみを囲繞するような措置を講じておきさえすれ
ばよい。
おけるそれぞれ所属の両ピン受容部内に簡単な形式によ
って同時に係合させるためには、同じ継手要素に配属さ
れた各ピン受容部がそれぞれこの継手要素における周面
の一部のみを囲繞するような措置を講じておきさえすれ
ばよい。
【００１３】本発明の有利な実施態様によれば、各錠止
要素がそれぞれ継手要素内で旋回可能に支承された係止
ラッチによって形成されており、これらの係止ラッチが
２つの区分を有しており、そのうち一方の区分が支承コ
ラムもしくは搬送台車のピン受容部に設けられた係止切
欠内に係合させるために用いられるのに対し、他方の区
分は他方の部分、つまり搬送台車もしくは支承コラムの
ピン受容部に設けられた制御面に当接させるために用い
られる。各部分の製作がさほど精密に行われていない場
合でも、ベッド面がその都度これを担持している部分か
ら取り外される前に申し分のない解錠を実施することが
できるようにするためには、制御面に当接させる区分を
係止ラッチの調節方向で見て係止切欠内に係合させる区
分より僅かに突出させておくと効果的である。
要素がそれぞれ継手要素内で旋回可能に支承された係止
ラッチによって形成されており、これらの係止ラッチが
２つの区分を有しており、そのうち一方の区分が支承コ
ラムもしくは搬送台車のピン受容部に設けられた係止切
欠内に係合させるために用いられるのに対し、他方の区
分は他方の部分、つまり搬送台車もしくは支承コラムの
ピン受容部に設けられた制御面に当接させるために用い
られる。各部分の製作がさほど精密に行われていない場
合でも、ベッド面がその都度これを担持している部分か
ら取り外される前に申し分のない解錠を実施することが
できるようにするためには、制御面に当接させる区分を
係止ラッチの調節方向で見て係止切欠内に係合させる区
分より僅かに突出させておくと効果的である。
【００１４】更に本発明の有利な実施態様におけるよう
に、コラム側のピン受容部がコラムヘッドにおける互い
に向き合った２つの面に配置され、台車側のピン受容部
が搬送台車に設けられた２本の支持アームにおける各内
面に配置されており、引渡し位置では支承コラムが両支
持アームの間に挟まれた状態で受容されるならば、支承
コラムに対する相対的な搬送台車の位置決めを容易に実
施することが保証される。
に、コラム側のピン受容部がコラムヘッドにおける互い
に向き合った２つの面に配置され、台車側のピン受容部
が搬送台車に設けられた２本の支持アームにおける各内
面に配置されており、引渡し位置では支承コラムが両支
持アームの間に挟まれた状態で受容されるならば、支承
コラムに対する相対的な搬送台車の位置決めを容易に実
施することが保証される。
【００１５】搬送台車および支承コラムには、必要に応
じて引渡し位置で相互係合状態におかれるセンタリング
手段を設けることが可能であって、これによってコラム
側のピン受容部と台車側のピン受容部とを互いに効果的
に整合することができる。
じて引渡し位置で相互係合状態におかれるセンタリング
手段を設けることが可能であって、これによってコラム
側のピン受容部と台車側のピン受容部とを互いに効果的
に整合することができる。
【００１６】本発明によるその他の特徴および利点は、
添付図面に示した本発明の一実施例における以下の説明
から明らかである。
添付図面に示した本発明の一実施例における以下の説明
から明らかである。
【００１７】
【実施例】図１ａには、オペレーションテーブルの支承
コラム全体が符号１０で示されており、支承コラム１０
はコラム基部１２とこの基部に高さ調節可能に支承され
たコラムヘッド１４とを有している。高さ調節装置は図
示されていないが、この装置は従来の一般的な形式によ
り任意な装置として、例えば通常は流体式の又は機械式
の持上げ装置として構成することが可能である。
コラム全体が符号１０で示されており、支承コラム１０
はコラム基部１２とこの基部に高さ調節可能に支承され
たコラムヘッド１４とを有している。高さ調節装置は図
示されていないが、この装置は従来の一般的な形式によ
り任意な装置として、例えば通常は流体式の又は機械式
の持上げ装置として構成することが可能である。
【００１８】図平面で見て支承コラム１０の左横には、
符号１６でその全体を示された搬送台車が位置してお
り、この搬送台車１６はオペレーションテーブルのベッ
ド面またはテーブルプレート１８を担持している。搬送
台車１６は２つの側位フレーム部分２０から構成されて
おり、各フレーム部分は図１ｄに示された複数の横桁に
より互いに結合されている。この場合、各横桁２５，２
７は中央範囲に位置しているので、搬送台車１６は図平
面で見てその右端部に設けられたキャスター２８を介し
て、両側位フレーム２０間に形成される中間スペース内
の横桁２５，２７に達するまで支承コラム１０に対する
自由なアプローチを行うことができる。従って図１ｄに
概略的に示された搬送台車平面と支承コラム断面とから
明らかなように、この搬送台車１６は支承コラム１０が
両側位フレーム２０間の位置を占めるまで支承コラム１
０に接近することが可能である。
符号１６でその全体を示された搬送台車が位置してお
り、この搬送台車１６はオペレーションテーブルのベッ
ド面またはテーブルプレート１８を担持している。搬送
台車１６は２つの側位フレーム部分２０から構成されて
おり、各フレーム部分は図１ｄに示された複数の横桁に
より互いに結合されている。この場合、各横桁２５，２
７は中央範囲に位置しているので、搬送台車１６は図平
面で見てその右端部に設けられたキャスター２８を介し
て、両側位フレーム２０間に形成される中間スペース内
の横桁２５，２７に達するまで支承コラム１０に対する
自由なアプローチを行うことができる。従って図１ｄに
概略的に示された搬送台車平面と支承コラム断面とから
明らかなように、この搬送台車１６は支承コラム１０が
両側位フレーム２０間の位置を占めるまで支承コラム１
０に接近することが可能である。
【００１９】僅かに非対称的に形成された側位フレーム
２０の各上端部には、それぞれ継手要素２４を受容する
ために用いられるピン受容部２２が形成されており、こ
れらの継手要素２４はテーブルプレート１８の縦方向側
縁部に該縁部から下方に突出するように配置されてい
る。各継手要素およびピン受容部の正確な形状に関して
は、後で他の図面に関連してより詳しく説明する。コラ
ムヘッド１４の互いに向き合った（反対側に位置する）
両側面には、やはりピン受容部２６が図１ｄに示された
搬送台車１６の位置で支承コラム１０に対し相対的に搬
送台車１６のピン受容部２２と向き合うように位置調整
された状態で配置されている。
２０の各上端部には、それぞれ継手要素２４を受容する
ために用いられるピン受容部２２が形成されており、こ
れらの継手要素２４はテーブルプレート１８の縦方向側
縁部に該縁部から下方に突出するように配置されてい
る。各継手要素およびピン受容部の正確な形状に関して
は、後で他の図面に関連してより詳しく説明する。コラ
ムヘッド１４の互いに向き合った（反対側に位置する）
両側面には、やはりピン受容部２６が図１ｄに示された
搬送台車１６の位置で支承コラム１０に対し相対的に搬
送台車１６のピン受容部２２と向き合うように位置調整
された状態で配置されている。
【００２０】テーブルプレートまたはベッド面１８を搬
送台車１６から支承コラム１０に引渡すためには、搬送
台車１６が支承コラム１０に対して相対的に図１ｂに示
された位置にまで移行される。この場合、継手要素２４
はコラムヘッド１４に設けられたピン受容部２６の正確
に真上の位置を占める。次いで、ベッド面１８の継手要
素２４がコラムヘッド１４のピン受容部２６内に完全に
導入されるまで、コラムヘッド１４が支承コラム１０に
内蔵された持上げ装置を介して持上げられる。この時点
では、継手要素２４が搬送台車１６のピン受容部２２内
とコラムヘッド１４のピン受容部２６内とに同時に係合
する。
送台車１６から支承コラム１０に引渡すためには、搬送
台車１６が支承コラム１０に対して相対的に図１ｂに示
された位置にまで移行される。この場合、継手要素２４
はコラムヘッド１４に設けられたピン受容部２６の正確
に真上の位置を占める。次いで、ベッド面１８の継手要
素２４がコラムヘッド１４のピン受容部２６内に完全に
導入されるまで、コラムヘッド１４が支承コラム１０に
内蔵された持上げ装置を介して持上げられる。この時点
では、継手要素２４が搬送台車１６のピン受容部２２内
とコラムヘッド１４のピン受容部２６内とに同時に係合
する。
【００２１】図１ｅにおいては、コラムヘッド１４がさ
らに持上げられて、ベッド面１８の継手要素２４を搬送
台車１６のピン受容部２２から離脱させる位置にまで達
しており、この状態では搬送台車１６が取り外し可能な
状態にある（図１ｆ）。オペレーションテーブルは通常
の形式で必要に応じて所望の作業高さに調節可能である
（図１ｇ）。なおベッド面１８を支承コラム１０から搬
送台車１６に引渡す場合には、上述したのとは逆の順序
で操作が行われる。
らに持上げられて、ベッド面１８の継手要素２４を搬送
台車１６のピン受容部２２から離脱させる位置にまで達
しており、この状態では搬送台車１６が取り外し可能な
状態にある（図１ｆ）。オペレーションテーブルは通常
の形式で必要に応じて所望の作業高さに調節可能である
（図１ｇ）。なおベッド面１８を支承コラム１０から搬
送台車１６に引渡す場合には、上述したのとは逆の順序
で操作が行われる。
【００２２】ベッド面１８がその都度係合している支持
装置から意図することなく解離するような事態を回避す
るためには、ベッド面１８が支承コラム１０のみなら
ず、搬送台車１６にも錠止されていなければならない。
ベッド面１８を支承コラム１０から搬送台車１６にまた
は支承コラム１０から搬送台車１６にそれぞれ引渡す過
程でこの種の錠止と解錠とをどのように実施するかにつ
いては、以下で別の図面に関連して詳しく説明する。
装置から意図することなく解離するような事態を回避す
るためには、ベッド面１８が支承コラム１０のみなら
ず、搬送台車１６にも錠止されていなければならない。
ベッド面１８を支承コラム１０から搬送台車１６にまた
は支承コラム１０から搬送台車１６にそれぞれ引渡す過
程でこの種の錠止と解錠とをどのように実施するかにつ
いては、以下で別の図面に関連して詳しく説明する。
【００２３】図３および図４には、継手要素２４の構造
が詳細に描かれている。各継手要素２４はそれぞれほぼ
立方体形状のフランジ部分３０を有しており、フランジ
部分３０に形成された穿孔部３２には、ベッド面１８の
継手要素２４を固定するためのピンを貫通案内すること
ができる。フランジ部分３０には台形のベースブロック
３４が一体に結合されており、図３と図４とを比較的対
照すれば明らかなように、このベースブロック３４は側
面図および正面図のいづれで見てもフランジ部分３０か
ら離反する方向で先細に収斂するように形成されてい
る。更にこのベースブロック３４は、端面側または狭幅
面側にフォーク状を呈する各２つの切欠３６を有してお
り、これらの切欠３６内にはそれぞれ１つの係止ラッチ
３８が軸４０を中心にして旋回可能に支承されている。
係止ラッチ３８はその内位の上縁部にストッパ４２を有
しており、図３に示されたように、このストッパ４２
は、ベースブロック３４に設けられた対応ストッパ４４
に当接することによって、係止ラッチ３８がフォーク状
の切欠３６から逸脱することを阻止する。両係止ラッチ
３８間にはコイル押ばね４６が調節されており、このば
ねの作用によって各係止ラッチはそれぞれ外方旋回位置
に予張されている。
が詳細に描かれている。各継手要素２４はそれぞれほぼ
立方体形状のフランジ部分３０を有しており、フランジ
部分３０に形成された穿孔部３２には、ベッド面１８の
継手要素２４を固定するためのピンを貫通案内すること
ができる。フランジ部分３０には台形のベースブロック
３４が一体に結合されており、図３と図４とを比較的対
照すれば明らかなように、このベースブロック３４は側
面図および正面図のいづれで見てもフランジ部分３０か
ら離反する方向で先細に収斂するように形成されてい
る。更にこのベースブロック３４は、端面側または狭幅
面側にフォーク状を呈する各２つの切欠３６を有してお
り、これらの切欠３６内にはそれぞれ１つの係止ラッチ
３８が軸４０を中心にして旋回可能に支承されている。
係止ラッチ３８はその内位の上縁部にストッパ４２を有
しており、図３に示されたように、このストッパ４２
は、ベースブロック３４に設けられた対応ストッパ４４
に当接することによって、係止ラッチ３８がフォーク状
の切欠３６から逸脱することを阻止する。両係止ラッチ
３８間にはコイル押ばね４６が調節されており、このば
ねの作用によって各係止ラッチはそれぞれ外方旋回位置
に予張されている。
【００２４】搬送台車１６に設けられるピン受容部２２
とコラムヘッド１４に設けられるピン受容部２６とは同
等の部材として構成されている。これらのピン受容部
は、継手要素２４のベースブロック３４に整合（フィッ
ト）された形状を有してはいるが、それぞれ継手要素２
４の半ばまでを囲繞しているにすぎない。それぞれ開い
た両ピン受容部２２，２６はその開いた側で互いに向か
い合わせに配置されており、継手要素２４を完全に囲繞
する受容部を形成する。しかしこの場合に重要な点は、
各ピン受容部２２及び２６がそれぞれ継手要素２４の端
面と向き合った一方の側面にのみラッチ受容凹所４８を
有しており、他方の側面５０はフラットな制御面を形成
していることである。
とコラムヘッド１４に設けられるピン受容部２６とは同
等の部材として構成されている。これらのピン受容部
は、継手要素２４のベースブロック３４に整合（フィッ
ト）された形状を有してはいるが、それぞれ継手要素２
４の半ばまでを囲繞しているにすぎない。それぞれ開い
た両ピン受容部２２，２６はその開いた側で互いに向か
い合わせに配置されており、継手要素２４を完全に囲繞
する受容部を形成する。しかしこの場合に重要な点は、
各ピン受容部２２及び２６がそれぞれ継手要素２４の端
面と向き合った一方の側面にのみラッチ受容凹所４８を
有しており、他方の側面５０はフラットな制御面を形成
していることである。
【００２５】継手要素２４がコラムヘッド１４のピン受
容部２６内に導入されると、図２および図５から明らか
なように、図面の右側に位置する係止ラッチ３８が所属
の係止切欠４８内に係合可能になる。これに対して図面
の左側に位置する係止ラッチ３８は、図５から明らかな
ように、フラットな制御面５０によりコイル押ばね４６
の力に抗して継手要素２４のベースブロック３４内に押
し込まれる。この場合に留意しておかねばならないの
は、係止ラッチ３８がその軸線方向で見て半ばまでしか
コラムヘッド１４のピン受容部２６内に収容されない点
である。コラムヘッド１４に設けられたピン受容部２６
の内部で継手要素２４が占める位置を限定する軸線垂直
な平面は、図２に符号５２で示されている。
容部２６内に導入されると、図２および図５から明らか
なように、図面の右側に位置する係止ラッチ３８が所属
の係止切欠４８内に係合可能になる。これに対して図面
の左側に位置する係止ラッチ３８は、図５から明らかな
ように、フラットな制御面５０によりコイル押ばね４６
の力に抗して継手要素２４のベースブロック３４内に押
し込まれる。この場合に留意しておかねばならないの
は、係止ラッチ３８がその軸線方向で見て半ばまでしか
コラムヘッド１４のピン受容部２６内に収容されない点
である。コラムヘッド１４に設けられたピン受容部２６
の内部で継手要素２４が占める位置を限定する軸線垂直
な平面は、図２に符号５２で示されている。
【００２６】図７には、継手要素２４が搬送台車１６の
ピン受容部２２内に導入された状態が示されている。こ
の場合、図２および図７で見て左側に位置する係止ラッ
チ３８が所定の係止切欠４８内に係止されるのに対し、
右側に位置する係止ラッチ３８はフラットな制御面５０
により継手要素２４のベースブロック３４内に押し込ま
れる。これによってベッド面１８は図５および図７から
容易に推考できるようにコラムヘッド１４並びに搬送台
車１６上で錠止され、ひいては確保された状態におかれ
る。
ピン受容部２２内に導入された状態が示されている。こ
の場合、図２および図７で見て左側に位置する係止ラッ
チ３８が所定の係止切欠４８内に係止されるのに対し、
右側に位置する係止ラッチ３８はフラットな制御面５０
により継手要素２４のベースブロック３４内に押し込ま
れる。これによってベッド面１８は図５および図７から
容易に推考できるようにコラムヘッド１４並びに搬送台
車１６上で錠止され、ひいては確保された状態におかれ
る。
【００２７】これに対しベッド面１８の引渡しが行われ
る場合には、継手要素２４を搬送台車１６のピン受容部
２２内およびコラムヘッド１４のピン受容部２６内に同
時に係合させる１点が存在し、その状態は図６に示され
ている。この場合、図６ａには支承コラム１０に関する
状態が示され、図６ｂには搬送台車１６に関する状態が
示されている。各係止ラッチ３８はそれぞれフラットな
制御面５０に当接するので、つまりより詳しく言えば、
左側に位置する係止ラッチ３８がコラムヘッド１４のピ
ン受容部２６における制御面５０に、また右側に位置す
る係止ラッチ３８が搬送台車１６のピン受容部２２にお
ける制御面５０にそれぞれ当接するので、両係止ラッチ
３８は継手要素２４のベースブロック３４内に押し込ま
れ、ひいては錠止解除状態におかれる。ロックが解除さ
れた状態は図６ａの右側と図６ｂの左側とに示されてい
る。この解錠が自動的に行われるのは、コラムヘッド１
４と搬送台車１６との各ピン受容部２６，２２が同じ高
さ位置を占めた瞬間である。この位置を起点としてコラ
ムヘッド１４が搬送台車１６に対し相対的に沈下される
と（搬送台車がベッド面を引き受ける）、図６ｂの左側
に位置する係止ラッチ３８が搬送台車１６のピン受容部
２２に設けられた所定の係止切欠４８内に係合可能にな
り、ひいてはベッド面１８が搬送台車１６に確保され
る。これとは逆に、図６に示された位置を起点としてコ
ラムヘッド１４がベッド面１８を引き受けるべく搬送台
車１６から持上げられると、右側の係止ラッチ３８が制
御面５０から解放され、コラムヘッド１４のピン受容部
２６に設けられた右側の係止切欠４８内に係止可能にな
る。かくして、この場合もベッド面１８は自動的にコラ
ムヘッド１４に錠止される。
る場合には、継手要素２４を搬送台車１６のピン受容部
２２内およびコラムヘッド１４のピン受容部２６内に同
時に係合させる１点が存在し、その状態は図６に示され
ている。この場合、図６ａには支承コラム１０に関する
状態が示され、図６ｂには搬送台車１６に関する状態が
示されている。各係止ラッチ３８はそれぞれフラットな
制御面５０に当接するので、つまりより詳しく言えば、
左側に位置する係止ラッチ３８がコラムヘッド１４のピ
ン受容部２６における制御面５０に、また右側に位置す
る係止ラッチ３８が搬送台車１６のピン受容部２２にお
ける制御面５０にそれぞれ当接するので、両係止ラッチ
３８は継手要素２４のベースブロック３４内に押し込ま
れ、ひいては錠止解除状態におかれる。ロックが解除さ
れた状態は図６ａの右側と図６ｂの左側とに示されてい
る。この解錠が自動的に行われるのは、コラムヘッド１
４と搬送台車１６との各ピン受容部２６，２２が同じ高
さ位置を占めた瞬間である。この位置を起点としてコラ
ムヘッド１４が搬送台車１６に対し相対的に沈下される
と（搬送台車がベッド面を引き受ける）、図６ｂの左側
に位置する係止ラッチ３８が搬送台車１６のピン受容部
２２に設けられた所定の係止切欠４８内に係合可能にな
り、ひいてはベッド面１８が搬送台車１６に確保され
る。これとは逆に、図６に示された位置を起点としてコ
ラムヘッド１４がベッド面１８を引き受けるべく搬送台
車１６から持上げられると、右側の係止ラッチ３８が制
御面５０から解放され、コラムヘッド１４のピン受容部
２６に設けられた右側の係止切欠４８内に係止可能にな
る。かくして、この場合もベッド面１８は自動的にコラ
ムヘッド１４に錠止される。
【００２８】更に図２には、特殊な但し必ずしも必要と
されるのではない係止ラッチの構成が示されている。図
から明らかなように、制御面５０に当接させるべく係止
ラッチ３８に設けられた区分５４は、係止切欠４８内に
係止すべく同じ係止ラッチ３８に設けられた区分５４
は、係止切欠４８内に係止すべく同じ係止ラッチ３８に
設けられた別の区分５６より僅かに突出するように構成
されている。このような構成様式が採られているなら
ば、互いに係合させようとする部分が多少不正確に仕上
げられている場合ですら、常に一方の係止ラッチ３８に
おける解錠操作を、他方の係止ラッチ３８がこれを係止
すべく他方の部分に設けられた係止切欠４８内に係合す
る前に行うことが保証される。しかし互いに係合させよ
うとする部分が充分な精度で仕上げられている場合に
は、この種の予防措置を講じておく必要がないことは言
うまでもない。
されるのではない係止ラッチの構成が示されている。図
から明らかなように、制御面５０に当接させるべく係止
ラッチ３８に設けられた区分５４は、係止切欠４８内に
係止すべく同じ係止ラッチ３８に設けられた区分５４
は、係止切欠４８内に係止すべく同じ係止ラッチ３８に
設けられた別の区分５６より僅かに突出するように構成
されている。このような構成様式が採られているなら
ば、互いに係合させようとする部分が多少不正確に仕上
げられている場合ですら、常に一方の係止ラッチ３８に
おける解錠操作を、他方の係止ラッチ３８がこれを係止
すべく他方の部分に設けられた係止切欠４８内に係合す
る前に行うことが保証される。しかし互いに係合させよ
うとする部分が充分な精度で仕上げられている場合に
は、この種の予防措置を講じておく必要がないことは言
うまでもない。
【００２９】本発明による搬送台車１６は、図１ｅおよ
び図８から明らかなごとく自体公知の形式でオペレーシ
ョンテーブル全体を搬送することもできるように構成さ
れている。図１ｅに示された位置において、支承コラム
１０の持上げ機構がコラムヘッド１４をテーブルプレー
ト１８と共に沈下させる方向で操作されると、継手要素
２４はテーブルプレート１８が搬送台車１６により引き
受けられるまで搬送台車１６のピン受容部２２内に導入
される。次いで支承コラム１０の持上げ機構がコラムヘ
ッド１４を更に沈下させる方向で操作されると、通常は
図１ｂに示された状態に達する筈であるが、その際にテ
ーブルプレート１８と支承コラム１０との間の錠止が解
除されないと、コラムヘッド１４が沈下する代わりにコ
ラム基部１２が持上げられるので、支承コラム１０はテ
ーブルプレート１８に自由懸架された状態におかれる
（図８）。
び図８から明らかなごとく自体公知の形式でオペレーシ
ョンテーブル全体を搬送することもできるように構成さ
れている。図１ｅに示された位置において、支承コラム
１０の持上げ機構がコラムヘッド１４をテーブルプレー
ト１８と共に沈下させる方向で操作されると、継手要素
２４はテーブルプレート１８が搬送台車１６により引き
受けられるまで搬送台車１６のピン受容部２２内に導入
される。次いで支承コラム１０の持上げ機構がコラムヘ
ッド１４を更に沈下させる方向で操作されると、通常は
図１ｂに示された状態に達する筈であるが、その際にテ
ーブルプレート１８と支承コラム１０との間の錠止が解
除されないと、コラムヘッド１４が沈下する代わりにコ
ラム基部１２が持上げられるので、支承コラム１０はテ
ーブルプレート１８に自由懸架された状態におかれる
（図８）。
【００３０】ところで、このように図１ｂに示された状
態と図８に示された状態との相違を生ぜしめるためにも
独自に操作しなければならないような別の錠止要素を設
ける必要がないようにするため、制御面５０は掛け外し
可能にもしくは調節可能に搬送台車１６のピン受容部２
２内に配置されているので、制御面５０を次のような位
置に、即ちテーブルプレート１８の沈下に際して継手要
素２４が図１ｅに示された位置から搬送台車１６のピン
受容部２２内に係合する位置にまで移動した場合に、こ
の制御面５０がテーブルプレート１８と支承コラム１０
との相互間結合状態を保証する係止ラッチ３８をその錠
止状態から解離不能にする位置にもたらすことが可能に
なる。
態と図８に示された状態との相違を生ぜしめるためにも
独自に操作しなければならないような別の錠止要素を設
ける必要がないようにするため、制御面５０は掛け外し
可能にもしくは調節可能に搬送台車１６のピン受容部２
２内に配置されているので、制御面５０を次のような位
置に、即ちテーブルプレート１８の沈下に際して継手要
素２４が図１ｅに示された位置から搬送台車１６のピン
受容部２２内に係合する位置にまで移動した場合に、こ
の制御面５０がテーブルプレート１８と支承コラム１０
との相互間結合状態を保証する係止ラッチ３８をその錠
止状態から解離不能にする位置にもたらすことが可能に
なる。
【００３１】制御面５０の調節機構は図９に示されてい
る。この場合、ピン受容部２２は搬送台車１６の支持ア
ーム５８に沿って形成されている。各制御面５０はそれ
ぞれ１つのブロック６０に形成されており、これらのブ
ロック６０はスリット６２を貫通するピン６４により支
持アーム５８に沿って摺動可能に案内されている。ブロ
ック６０の支持アーム５８に対する相対的な回動運動
（回転ずれ）を阻止するため、通常はこの種のピン−ス
リット−ガイドが複数個配置されている。
る。この場合、ピン受容部２２は搬送台車１６の支持ア
ーム５８に沿って形成されている。各制御面５０はそれ
ぞれ１つのブロック６０に形成されており、これらのブ
ロック６０はスリット６２を貫通するピン６４により支
持アーム５８に沿って摺動可能に案内されている。ブロ
ック６０の支持アーム５８に対する相対的な回動運動
（回転ずれ）を阻止するため、通常はこの種のピン−ス
リット−ガイドが複数個配置されている。
【００３２】各ブロック６０はそれぞれ連接棒６６を介
してクランクシャフト６８に連結されており、クランク
シャフト６８は両支持アーム５８を互いに結合する横桁
７０内に支承されている。この場合、連接棒とクランク
シャフトとは、クランクシャフト６８に連結された刻み
目付きノブ７２を回すことにより行われるシャフト回動
運動に際して、両ピン受容部２２に設けられたブロック
６０が互いに対向的に調節され得るように、即ち換言す
るならば、連接棒６６に結合されたクランクシャフト区
分が互いに 180°ずらされるように結合されている。
してクランクシャフト６８に連結されており、クランク
シャフト６８は両支持アーム５８を互いに結合する横桁
７０内に支承されている。この場合、連接棒とクランク
シャフトとは、クランクシャフト６８に連結された刻み
目付きノブ７２を回すことにより行われるシャフト回動
運動に際して、両ピン受容部２２に設けられたブロック
６０が互いに対向的に調節され得るように、即ち換言す
るならば、連接棒６６に結合されたクランクシャフト区
分が互いに 180°ずらされるように結合されている。
【００３３】図９に示されたブロック６０の位置では、
制御面５０がこれに面した係止ラッチ３８を継手要素２
４内に旋回させ、ひいては係止ラッチ３８と支承コラム
１０との錠止を解除させる作用位置を占めている。
制御面５０がこれに面した係止ラッチ３８を継手要素２
４内に旋回させ、ひいては係止ラッチ３８と支承コラム
１０との錠止を解除させる作用位置を占めている。
【００３４】このロック解除を行わない場合には、図９
で見て上位のブロック６０が右手方向に移動調節され、
図９で見て下位のブロック６０が左手方向に移動調節さ
れるように、刻み目付きノブ７２を介してクランクシャ
フト６８が回動せしめられる。従ってこれらのブロック
６０は、継手要素２４が所定のピン受容部２２内に導入
されても、もはや制御面５０がこれに面した係止ラッチ
３８に接触せず、ひいては錠止の解除も行われ得ないよ
うに制御面５０を移動させる。この場合、係止ラッチ３
８はその錠止位置にとどまり、支承コラム１０をベッド
面、即ちテーブルプレート１８に剛性的に結合する。つ
まり各ブロック６０とこれに形成された制御面５０とが
この位置を占めている場合には、図８に示された位置で
コラム基部１２が持上げられるので、オペレーションテ
ーブル全体を搬送台車１６により移動させることが可能
になる。
で見て上位のブロック６０が右手方向に移動調節され、
図９で見て下位のブロック６０が左手方向に移動調節さ
れるように、刻み目付きノブ７２を介してクランクシャ
フト６８が回動せしめられる。従ってこれらのブロック
６０は、継手要素２４が所定のピン受容部２２内に導入
されても、もはや制御面５０がこれに面した係止ラッチ
３８に接触せず、ひいては錠止の解除も行われ得ないよ
うに制御面５０を移動させる。この場合、係止ラッチ３
８はその錠止位置にとどまり、支承コラム１０をベッド
面、即ちテーブルプレート１８に剛性的に結合する。つ
まり各ブロック６０とこれに形成された制御面５０とが
この位置を占めている場合には、図８に示された位置で
コラム基部１２が持上げられるので、オペレーションテ
ーブル全体を搬送台車１６により移動させることが可能
になる。
【図１ａ】本発明による移動可能な患者用ベッドシステ
ムの機能を説明するための概略図である。
ムの機能を説明するための概略図である。
【図１ｂ】本発明による移動可能な患者用ベッドシステ
ムの機能を説明するための概略図である。
ムの機能を説明するための概略図である。
【図１ｃ】本発明による移動可能な患者用ベッドシステ
ムの機能を説明するための概略図である。
ムの機能を説明するための概略図である。
【図１ｄ】本発明による移動可能な患者用ベッドシステ
ムの機能を説明するための概略図である。
ムの機能を説明するための概略図である。
【図１ｅ】本発明による移動可能な患者用ベッドシステ
ムの機能を説明するための概略図である。
ムの機能を説明するための概略図である。
【図１ｆ】本発明による移動可能な患者用ベッドシステ
ムの機能を説明するための概略図である。
ムの機能を説明するための概略図である。
【図１ｇ】本発明による移動可能な患者用ベッドシステ
ムの機能を説明するための概略図である。
ムの機能を説明するための概略図である。
【図２】支承コラム並びに搬送台車に設けられた継手要
素およびピン受容部の細部を示した部分的な斜視図であ
る。
素およびピン受容部の細部を示した部分的な斜視図であ
る。
【図３】継手要素を一部破断して示した側面図である。
【図４】継手要素を図３の矢印方向で見た正面図であ
る。
る。
【図５】支承コラムのピン受容部内で錠止された継手要
素の概略的な断面図である。
素の概略的な断面図である。
【図６ａ】支承コラムのピン受容部内と搬送台車のピン
受容部内とに係合した継手要素を図５と同様に示した断
面図である。
受容部内とに係合した継手要素を図５と同様に示した断
面図である。
【図６ｂ】支承コラムのピン受容部内と搬送台車のピン
受容部内とに係合した継手要素を図５と同様に示した断
面図である。
受容部内とに係合した継手要素を図５と同様に示した断
面図である。
【図７】搬送台車のピン受容部内に係合した継手要素を
図５と同様に示した断面図である。
図５と同様に示した断面図である。
【図８】支承コラムがテーブルプレートと共に搬送台車
により担持された状態にある患者用ベッドシステムを図
１ａと同様に示した概略図である。
により担持された状態にある患者用ベッドシステムを図
１ａと同様に示した概略図である。
【図９】各制御面がそれぞれ調節可能な部分に形成され
ている形式の搬送台車の支持アームに設けられたピン受
容部を部分的に示した平面図である。
ている形式の搬送台車の支持アームに設けられたピン受
容部を部分的に示した平面図である。
１０ 支承コラム １２ コラム基部 １４ コラムヘッド １６ 搬送台車 １８ ベッド面乃至テーブルプレート ２０ 側位フレーム ２２ 搬送台車のピン受容部 ２４ 継手要素 ２６ コラムヘッドのピン受容部 ３０ フランジ部 ３２ 穿孔部 ３４ ベースブロック ３６ 切欠 ３８ 係止ラッチ ４０ 軸 ４２ ストッパ ４４ 対応ストッパ ４６ コイル押しバネ ４８ 係止切欠 ５０ 制御面 ５４ 区分 ５８ 支持アーム ６０ ブロック ６６ 連接棒 ６８ クランクシャフト ７０ 横桁 ７２ ノブ
Claims (10)
- 【請求項１】 ベッド面とベッド面を支承するための支
承コラムとベッド面を搬送するための搬送台車とを有す
る移動可能な患者用ベッドシステムであって、ベッド面
には少なくとも２つのピン状に形成された継手要素が配
置されており、これらの継手要素が支承コラムに設けら
れた相補的なピン受容部内に両者を結合すべく導入可能
であり、ベッド面が搬送台車と支承コラムとの間の相対
運動によって支承コラムから搬送台車に乃至は搬送台車
から支承コラムに引き渡し可能であり、一方ではベッド
面にまた他方では支承コラム並びに搬送台車に、それぞ
れ相互間の係合状態を生ぜしめるために用いられる錠止
手段が設けられている形式のものにおいて、各継手要素
には少なくとも２つの錠止要素が、錠止位置と解放位置
との間で調節可能に、且つ引渡しプロセスに際してはそ
れぞれ同時にコラム側のピン受容部内および台車側のピ
ン受容部内に係合されるように可動支承されており、こ
れらのピン受容部には、一方の錠止要素をその錠止位置
で受容するための各１つの係止切欠と、それぞれ他方の
錠止要素に配属されて継手要素の導入時に該当の錠止要
素をその解放位置に移行させるために用いられる各１つ
の制御面とが形成されており、一方の継手要素における
各錠止要素には、コラム側もしくは台車側のいづれか一
方のピン受容部に設けられる係止切欠と、同じ継手要素
に配属された台車側もしくはコラム側における他方のピ
ン受容部に設けられる制御面とがそれぞれ配属されてい
ることを特徴とする患者用ベッドシステム。 - 【請求項２】 各錠止要素がそれぞれ所属の錠止位置に
予張されていることを特徴とする請求項１記載の患者用
ベッドシステム。 - 【請求項３】 継手要素がベッド面の縦方向側縁部から
下方に突出して下向きの先細形状を呈するように構成さ
れており、各ピン受容部がそれぞれ相補的に傾斜した案
内面を有していることを特徴とする請求項１又は２記載
の患者用ベッドシステム。 - 【請求項４】 同じ継手要素に配属された各ピン受容部
が、それぞれこの継手要素における周面の一部のみを囲
繞していることを特徴とする請求項１乃至３のいづれか
に記載の患者用ベッドシステム。 - 【請求項５】 各錠止要素がそれぞれ継手要素内で旋回
可能に支承された係止ラッチによって形成されており、
これらの係止ラッチが２つの区分を有しており、そのう
ち一方の区分が支承コラムもしくは搬送台車のピン受容
部に設けられた係止切欠内に係合させるために用いられ
るのに対し、他方の区分は他方の部分、つまり搬送台車
もしくは支承コラムのピン受容部に設けられた制御面に
当接させるために用いられることを特徴とする請求項１
乃至４のいづれかに記載の患者用ベッドシステム。 - 【請求項６】 制御面に当接させるために用いられる区
分が係止ラッチの調節方向で見て係止切欠内に係合させ
るために用いられる区分より僅かに突出していることを
特徴とする請求項５記載の患者用ベッドシステム。 - 【請求項７】 コラム側のピン受容部がコラムヘッドに
おける互いに向き合った２つの面に配置され、台車側の
ピン受容部が搬送台車に設けられた２本の支持アームに
おける各内面に配置されており、引渡し位置では支承コ
ラムが両支持アームの間に挟まれた状態で受容されるこ
とを特徴とする請求項１乃至６のいづれかに記載の患者
用ベッドシステム。 - 【請求項８】 搬送台車および支承コラムには、コラム
側のピン受容部と台車側のピン受容部とを互いに整合さ
せるべく引渡し位置で相互係合状態におかれるセンタリ
ング手段が設けられていることを特徴とする請求項７記
載の患者用ベッドシステム。 - 【請求項９】 搬送台車のピン受容部に設けられた各制
御面が前方の制御位置と後方の制御位置との間で調節可
能であり、これらの制御面が後方の制御位置では、継手
要素に設けられてそれぞれ制御面に面している係止ラッ
チと接触不能ならしめられていることを特徴とする請求
項１乃至８のいづれかに記載の患者用ベッドシステム。 - 【請求項１０】 各制御面がそれぞれ搬送台車の支持ア
ームに沿って水平方向で摺動しうるように案内されたブ
ロックに形成されており、両ブロックがそれぞれ連接棒
を介してクランクシャフトに連結されており、クランク
シャフトの回転時にはこれらのブロックが互いに対向的
に調節されるように構成されていることを特徴とする請
求項９記載の患者用ベッドシステム。
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