JPH0576861B2 - - Google Patents

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JPH0576861B2
JPH0576861B2 JP3104422A JP10442291A JPH0576861B2 JP H0576861 B2 JPH0576861 B2 JP H0576861B2 JP 3104422 A JP3104422 A JP 3104422A JP 10442291 A JP10442291 A JP 10442291A JP H0576861 B2 JPH0576861 B2 JP H0576861B2
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JP
Japan
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locking
column
pin
support column
coupling element
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JP3104422A
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Shunere Eebaaharuto
Fueufueru Rainharuto
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SHUTEIIRUREN MAKUETSUTO AG
Original Assignee
SHUTEIIRUREN MAKUETSUTO AG
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Publication date
Application filed by SHUTEIIRUREN MAKUETSUTO AG filed Critical SHUTEIIRUREN MAKUETSUTO AG
Publication of JPH05184628A publication Critical patent/JPH05184628A/ja
Publication of JPH0576861B2 publication Critical patent/JPH0576861B2/ja
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    • A61G7/00—Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
    • A61G7/10—Devices for lifting patients or disabled persons, e.g. special adaptations of hoists thereto
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    • A61G7/1049—Attachment, suspending or supporting means for patients
    • A61G7/1057—Supported platforms, frames or sheets for patient in lying position
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    • A61G2203/70—General characteristics of devices with special adaptations, e.g. for safety or comfort
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    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T403/60—Biased catch or latch
    • Y10T403/602—Biased catch or latch by separate spring
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T403/00—Joints and connections
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  • Biomedical Technology (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、ベツド面とこ
のベツド面を支承するための支承コラムとベツド
面を搬送するための搬送台車とを有する移動可能
な患者用ベツドシステムであつて、ベツド面には
少なくとも２つのピン状に形成された継手要素が
配置されており、これらの継手要素が支承コラム
に設けられた相補的なピン受容部内に両者を結合
すべく導入可能であり、ベツド面が搬送台車と支
承コラムとの間の相対運動によつて支承コラムか
ら搬送台車に乃至は搬送台車から支承コラムに引
渡し可能であり、一方ではベツド面にまた他方で
は支承コラム並びに搬送台車に、それぞれ相互間
の係合状態を生ぜしめるために用いられる錠止手
段が設けられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
上述した形式による公知のシステムにおけるベ
ツド面と支承コラムとの結合は、一般にテーブル
プレートの下面に設けられ且つ鉛直方向に延びる
軸線を有する１対の円筒形のピンをそのピン形状
に対応した形状を呈するように支承コラムに設け
られた受容開口部内に形状接続式に係合させる形
式で行われる。
【0003】 何らかの理由によりベツド面に鉛直方
向上向きの力が加えられた際に、ピン受容部にお
けるベツド面の係合状態が意図することなく解離
されないようにするため、ベツド面における別の
部位には２つの係止ラツチが設けられており、そ
のうち一方の係止ラツチはスタンドコラムに設け
られた形状要素の周りに係合させるために用いら
れ、また他方の係止ラツチは搬送台車に設けられ
た対応形状要素に係合させるために用いられる。
【0004】 ベツド面を搬送台車に引き渡すために
は、搬送台車が支承コラムに対して相対的に適性
な位置にもたらされる。その際には先ず初めに、
支承コラムの高さ調節装置による下降運動によつ
て、ベツド面が搬送台車に当接するまで下降せし
められる。次いでこの高さ調節装置を引続き操作
することによつて行われる下降運動によつて、支
承コラムが搬送台車上に載着されたベツド面から
解離される。なおこの場合、支承コラムとベツド
面との間の錠止（ロツク）は付加的な手段により
予め解除しておかねばならない。
【0005】 この種の患者用ベツドシステムは過去
においてはそれ自体有効なものとして定評があつ
た。しかしながら、互いに結合しようとする部分
の製作時に、またベツド面の引渡し中における取
り扱いに際しては、特に綿密な注意を払う必要が
ある。つまり、ピンが受容孔に対して相対的に占
めるべき位置を規定するためには、支承コラムに
おける引渡しに際して、搬送台車上でベツド面の
極めて正確な位置決めを行わねばならない。例え
ばベツド面に非対称的な負荷が加えられた場合な
どに生じるようなベツド面の縦軸線及び／又は横
軸線を中心にした極く僅かな傾斜ですら、受容孔
内におけるピンの望ましくない傾倒状態をもたら
し、ひいては引渡しプロセスに支承をきたす要因
となり兼ねない。
【0006】 更に、製作技術上の観点から不都合と
みなされる別の対況として、一方ではベツド面と
支承コラムとの間の、また他方ではベツド面と搬
送台車との間の各結合手段が著しく細分化されて
いることが挙げられる。ベツド面と支承コラムと
の結合、乃至はベツド面と搬送台車との結合は、
それぞれ独自の継手要素および確保要素を介して
行われ、これらの要素は互いに分離した箇所に配
置され、本来なら別の用途に利用できる筈のスペ
ースを占有している。
【0007】 本発明の課題とするところは、冒頭に
述べた形式の患者用ベツドシステムに改良を加え
て、継手要素及び確保要素の所要スペースを著し
く僅かなものに抑え、システムの取扱いを容易な
らしめ、引渡しプロセスに際する許容公差の幅を
拡げる点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決
すべく提案された本発明によれば、ベツド面とベ
ツド面を支承するための支承コラムとベツド面を
搬送するための搬送台車とを有する移動可能な患
者用ベツドシステムであつて、ベツド面には少な
くとも２つのピン状に形成された継手要素が配置
されており、これらの継手要素が支承コラムに設
けられた相補的なピン受容部内に両者を結合すべ
く導入可能であり、ベツド面が搬送台車と支承コ
ラムとの間の相対運動によつて支承コラムから搬
送台車に乃至は搬送台車から支承コラムに引き渡
し可能であり、一方ではベツド面にまた他方では
支承コラム並びに搬送台車に、それぞれ相互間の
係合状態を生ぜしめるために用いられる錠止手段
が設けられている形式のものにおいて、各継手要
素には少なくとも２つの錠止要素が、錠止位置と
解放位置との間で調節可能に、且つ引渡しプロセ
スに際してはそれぞれ同時にコラム側のピン受容
部内および台車側のピン受容部内に係合されるよ
うに可動支承されており、これらのピン受容部に
は、一方の錠止要素をその錠止位置で受容するた
めの各１つの係止切欠と、それぞれ他方の錠止要
素に配属されて継手要素の導入時に該当の錠止要
素をその解放位置に移行させるために用いられる
各１つの制御面とが形成されており、一方の継手
要素における各錠止要素には、コラム側もしくは
台車側のいづれか一方のピン受容部に設けられる
係止切欠と、同じ継手要素に配属された台車側も
しくはコラム側における他方のピン受容部に設け
られる制御面とがそれぞれ配属されていることを
特徴とする患者用ベツドシステムが提供される。
【0009】
【発明の概要】 上記課題を解決するための手段
によれば、各継手要素には少なくとも２つの錠止
要素が錠止位置と解放位置との間で調節可能に且
つ引渡しプロセスに際してはそれぞれ同時にコラ
ム側のピン受容部内および台車側のピン受容部内
に係合されるように可動支承されており、これら
のピン受容部には一方の錠止要素をその錠止位置
で受容するための各１つの係止切欠とそれぞれ他
方の錠止要素に配属されて継手要素の導入時に該
当の錠止要素をその解放位置に移行させるために
用いられる各１つの制御面とが形成されており、
この場合一方の継手要素における各錠止要素に
は、コラム側もしくは台車側のいづれか一方のピ
ン受容部に設けられる係止切欠と、同じ継手要素
の配属された台車側もしくはコラム側における他
方のピン受容部に設けられる制御面とがそれぞれ
配属されている。
【0010】 ベツド面に設けた同種の各継手要素が
ベツド面を支承コラムに結合するためのみなら
ず、搬送台車に結合するためにも用いられる。ベ
ツド面が正確に搬送台車もしくは支承コラムに結
合されるならば、ベツド面は自動的にそれぞれ他
方の部分（支承コラムまたは搬送台車）に対して
も正確に位置調整されるので、一方の部分から他
方の部分への引渡しに際する位置整合についての
不都合な問題が生ずることはない。従つて、支承
コラムまたは搬送台車に設けられた受容部に対す
る継手ピンの位置決め精度に関する許容公差の範
囲はかなり拡張される。また、仮に継手ピンとピ
ン受容部との間で角度のずれが生じたとしても、
そのこと自体もはや恐れるに足りない。ベツド面
と支承コラムとの共通部位、並びにベツド面と搬
送台車との共通部位は狭いスペースに限定されて
いる。各ピン受容部内にそれぞれ一方の錠止要素
のための係止切欠と他方の錠止要素のための制御
面とが設けられていると共に、それぞれ他方の部
分、即ち、支承コラム乃至搬送台車における所属
のピン受容部内には係止切欠と制御面とから成る
ユニツトが向き合つて配置されているという事実
に基づいて、引渡しプロセスに際しては自動的な
解錠および錠止操作が実現される。継手要素が支
承コラムと搬送台車とに設けられた各ピン受容部
内に同時に且つ完全に係合している間は、両錠止
要素がそれぞれ所定の解錠位置を占めている。し
かし支承コラムもしくは搬送台車がベツド面から
解離される瞬間には、一方の錠止要素がそれぞれ
他方の部分、即ち搬送台車乃至支承コラムのピン
受容部内で有効に機能するので、ベツド面はこの
時点でベツド面支承部分に確保される。従つて補
足的な手段による保持解除または確保を行う必要
がなくなる。この場合、錠止要素をその錠止位置
で予張しておくならば、そのため殊更に錠止要素
の操作を行う必要がなくなるので有利である。
【0011】 継手要素がベツド面の縦方向側縁部か
ら下方に突出して下向きに収斂する（下向きの先
細形状を呈する）ように構成されており、この場
合に各ピン受容部がそれぞれ相補的に傾斜した案
内面を有しているならば、継手要素をピン受容部
内に申し分なく導入することが可能になる。
【0012】 各継手要素を支承コラムおよび搬送台
車におけるそれぞれ所属の両ピン受容部内に簡単
な形式によつて同時に係合させるためには、同じ
継手要素に配属された各ピン受容部がそれぞれこ
の継手要素における周面の一部のみを囲繞するよ
うな措置を講じておきさえすればよい。
【0013】 本発明の有利な実施態様によれば、各
錠止要素がそれぞれ継手要素内で旋回可能に支承
された係止ラツチによつて形成されており、これ
らの係止ラツチが２つの区分を有しており、その
うち一方の区分が支承コラムもしくは搬送台車の
ピン受容部に設けられた係止切欠内に係合させる
ために用いられるのに対し、他方の区分は他方の
部分、つまり搬送台車もしくは支承コラムのピン
受容部に設けられた制御面に当接させるために用
いられる。各部分の製作がさほど精密に行われて
いない場合でも、ベツド面がその都度これを担持
している部分から取り外される前に申し分のない
解錠を実施することができるようにするために
は、制御面に当接させる区分を係止ラツチの調節
方向で見て係止切欠内に係合させる区分より僅か
に突出させておくと効果的である。
【0014】 更に本発明の有利な実施態様における
ように、コラム側のピン受容部がコラムヘツドに
おける互いに向き合つた２つの面に配置され、台
車側のピン受容部が搬送台車に設けられた２本の
支持アームにおける各内面に配置されており、引
渡し位置では支承コラムが両支持アームの間に挟
まれた状態で受容されるならば、支承コラムに対
する相対的な搬送台車の位置決めを容易に実施す
ることが保証される。
【0015】 搬送台車および支承コラムには、必要
に応じて引渡し位置で相互係合状態におかれるセ
ンタリング手段を設けることが可能であつて、こ
れによつてコラム側のピン受容部と台車側のピン
受容部とを互いに効果的に整合することができ
る。
【0016】 本発明によるその他の特徴および利点
は、添付図面に示した本発明の一実施例における
以下の説明から明らかである。
【0017】
【実施例】 図１ａには、オペレーシヨンテーブ
ルの支承コラム全体が符号１０で示されており、
支承コラム１０はコラム基部１２とこの基部に高
さ調節可能に支承されたコラムヘツド１４とを有
している。高さ調節装置は図示されていないが、
この装置は従来の一般的な形式により任意な装置
として、例えば通常は流体式の又は機械式の持上
げ装置として構成することが可能である。
【0018】 図平面で見て支承コラム１０の左横に
は、符号１６でその全体を示された搬送台車が位
置しており、この搬送台車１６はオペレーシヨン
テーブルのベツド面またはテーブルプレート１８
を担持している。搬送台車１６は２つの側位フレ
ーム部分２０から構成されており、各フレーム部
分は図１ｄに示された複数の横桁により互いに結
合されている。この場合、各横桁２５，２７は中
央範囲に位置しているので、搬送台車１６は図平
面で見てその右端部に設けられたキヤスター２８
を介して、両側位フレーム２０間に形成される中
間スペース内の横桁２５，２７に達するまで支承
コラム１０に対する自由なアプローチを行うこと
ができる。従つて図１ｄに概略的に示された搬送
台車平面と支承コラム断面とから明らかなよう
に、この搬送台車１６は支承コラム１０が両側位
フレーム２０間の位置を占めるまで支承コラム１
０に接近することが可能である。
【0019】 僅かに非対称的に形成された側位フレ
ーム２０の各上端部には、それぞれ継手要素２４
を受容するために用いられるピン受容部２２が形
成されており、これらの継手要素２４はテーブル
プレート１８の縦方向側縁部に該縁部から下方に
突出するように配置されている。各継手要素およ
びピン受容部の正確な形状に関しては、後で他の
図面に関連してより詳しく説明する。コラムヘツ
ド１４の互いに向き合つた（反対側に位置する）
両側面には、やはりピン受容部２６が図１ｄに示
された搬送台車１６の位置で支承コラム１０に対
し相対的に搬送台車１６のピン受容部２２と向き
合うように位置調整された状態で配置されてい
る。
【0020】 テーブルプレートまたはベツド面１８
を搬送台車１６から支承コラム１０に引渡すため
には、搬送台車１６が支承コラム１０に対して相
対的に図１ｂに示された位置にまで移行される。
この場合、継手要素２４はコラムヘツド１４に設
けられたピン受容部２６の正確に真上の位置を占
める。次いで、ベツド面１８の継手要素２４がコ
ラムヘツド１４のピン受容部２６内に完全に導入
されるまで、コラムヘツド１４が支承コラム１０
に内蔵された持上げ装置を介して持上げられる。
この時点では、継手要素２４が搬送台車１６のピ
ン受容部２２内とコラムヘツド１４のピン受容部
２６内とに同時に係合する。
【0021】 図１ｅにおいては、コラムヘツド１４
がさらに持上げられて、ベツド面１８の継手要素
２４を搬送台車１６のピン受容部２２から離脱さ
せる位置にまで達しており、この状態では搬送台
車１６が取り外し可能な状態にある（図１ｆ）。
オペレーシヨンテーブルは通常の形式で必要に応
じて所望の作業高さに調節可能である（図１ｇ）。
なおベツド面１８を支承コラム１０から搬送台車
１６に引渡す場合には、上述したのとは逆の順序
で操作が行われる。
【0022】 ベツド面１８がその都度係合している
支持装置から意図することなく解離するような事
態を回避するためには、ベツド面１８が支承コラ
ム１０のみならず、搬送台車１６にも錠止されて
いなければならない。ベツド面１８を支承コラム
１０から搬送台車１６にまたは支承コラム１０か
ら搬送台車１６にそれぞれ引渡す過程でこの種の
錠止と解錠とをどのように実施するかについて
は、以下で別の図面に関連して詳しく説明する。
【0023】 図３および図４には、継手要素２４の
構造が詳細に描かれている。各継手要素２４はそ
れぞれほぼ立方体形状のフランジ部分３０を有し
ており、フランジ部分３０に形成された穿孔部３
２には、ベツド面１８の継手要素２４を固定する
ためのピンを貫通案内することができる。フラン
ジ部分３０には台形のベースブロツク３４が一体
に結合されており、図３と図４とを比較的対照す
れば明らかなように、このベースブロツク３４は
側面図および正面図のいづれで見てもフランジ部
分３０から離反する方向で先細に収斂するように
形成されている。更にこのベースブロツク３４
は、端面側または狭幅面側にフオーク状を呈する
各２つの切欠３６を有しており、これらの切欠３
６内にはそれぞれ１つの係止ラツチ３８が軸４０
を中心にして旋回可能に支承されている。係止ラ
ツチ３８はその内位の上縁部にストツパ４２を有
しており、図３に示されたように、このストツパ
４２は、ベースブロツク３４に設けられた対応ス
トツパ４４に当接することによつて、係止ラツチ
３８がフオーク状の切欠３６から逸脱することを
阻止する。両係止ラツチ３８間にはコイル押ばね
４６が調節されており、このばねの作用によつて
各係止ラツチはそれぞれ外方旋回位置に予張され
ている。
【0024】 搬送台車１６に設けられるピン受容部
２２とコラムヘツド１４に設けられるピン受容部
２６とは同等の部材として構成されている。これ
らのピン受容部は、継手要素２４のベースブロツ
ク３４に整合（フイツト）された形状を有しては
いるが、それぞれ継手要素２４の半ばまでを囲繞
しているにすぎない。それぞれ開いた両ピン受容
部２２，２６はその開いた側で互いに向かい合わ
せに配置されており、継手要素２４を完全に囲繞
する受容部を形成する。しかしこの場合に重要な
点は、各ピン受容部２２及び２６がそれぞれ継手
要素２４の端面と向き合つた一方の側面にのみラ
ツチ受容凹所４８を有しており、他方の側面５０
はフラツトな制御面を形成していることである。
【0025】 継手要素２４がコラムヘツド１４のピ
ン受容部２６内に導入されると、図２および図５
から明らかなように、図面の右側に位置する係止
ラツチ３８が所属の係止切欠４８内に係合可能に
なる。これに対して図面の左側に位置する係止ラ
ツチ３８は、図５から明らかなように、フラツト
な制御面５０によりコイル押ばね４６の力に抗し
て継手要素２４のベースブロツク３４内に押し込
まれる。この場合に留意しておかねばならないの
は、係止ラツチ３８がその軸線方向で見て半ばま
でしかコラムヘツド１４のピン受容部２６内に収
容されない点である。コラムヘツド１４に設けら
れたピン受容部２６の内部で継手要素２４が占め
る位置を限定する軸線垂直な平面は、図２に符号
５２で示されている。
【0026】 図７には、継手要素２４が搬送台車１
６のピン受容部２２内に導入された状態が示され
ている。この場合、図２および図７で見て左側に
位置する係止ラツチ３８が所定の係止切欠４８内
に係止されるのに対し、右側に位置する係止ラツ
チ３８はフラツトな制御面５０により継手要素２
４のベースブロツク３４内に押し込まれる。これ
によつてベツド面１８は図５および図７から容易
に推考できるようにコラムヘツド１４並びに搬送
台車１６上で錠止され、ひいては確保された状態
におかれる。
【0027】 これに対しベツド面１８の引渡しが行
われる場合には、継手要素２４を搬送台車１６の
ピン受容部２２内およびコラムヘツド１４のピン
受容部２６内に同時に係合させる１点が存在し、
その状態は図６に示されている。この場合、図６
ａには支承コラム１０に関する状態が示され、図
６ｂには搬送台車１６に関する状態が示されてい
る。各係止ラツチ３８はそれぞれフラツトな制御
面５０に当接するので、つまりより詳しく言え
ば、左側に位置する係止ラツチ３８がコラムヘツ
ド１４のピン受容部２６における制御面５０に、
また右側に位置する係止ラツチ３８が搬送台車１
６のピン受容部２２における制御面５０にそれぞ
れ当接するので、両係止ラツチ３８は継手要素２
４のベースブロツク３４内に押し込まれ、ひいて
は錠止解除状態におかれる。ロツクが解除された
状態は図６ａの右側と図６ｂの左側とに示されて
いる。この解錠が自動的に行われるのは、コラム
ヘツド１４と搬送台車１６との各ピン受容部２
６，２２が同じ高さ位置を占めた瞬間である。こ
の位置を起点としてコラムヘツド１４が搬送台車
１６に対し相対的に沈下されると（搬送台車がベ
ツド面を引き受ける）、図６ｂの左側に位置する
係止ラツチ３８が搬送台車１６のピン受容部２２
に設けられた所定の係止切欠４８内に係合可能に
なり、ひいてはベツド面１８が搬送台車１６に確
保される。これとは逆に、図６に示された位置を
起点としてコラムヘツド１４がベツド面１８を引
き受けるべく搬送台車１６から持上げられると、
右側の係止ラツチ３８が制御面５０から解放さ
れ、コラムヘツド１４のピン受容部２６に設けら
れた右側の係止切欠４８内に係止可能になる。か
くして、この場合もベツド面１８は自動的にコラ
ムヘツド１４に錠止される。
【0028】 更に図２には、特殊な但し必ずしも必
要とされるのではない係止ラツチの構成が示され
ている。図から明らかなように、制御面５０に当
接させるべく係止ラツチ３８に設けられた区分５
４は、係止切欠４８内に係止すべく同じ係止ラツ
チ３８に設けられた区分５４は、係止切欠４８内
に係止すべく同じ係止ラツチ３８に設けられた別
の区分５６より僅かに突出するように構成されて
いる。このような構成様式が採られているなら
ば、互いに係合させようとする部分が多少不正確
に仕上げられている場合ですら、常に一方の係止
ラツチ３８における解錠操作を、他方の係止ラツ
チ３８がこれを係止すべく他方の部分に設けられ
た係止切欠４８内に係合する前に行うことが保証
される。しかし互いに係合させようとする部分が
充分な精度で仕上げられている場合には、この種
の予防措置を講じておく必要がないことは言うま
でもない。
【0029】 本発明による搬送台車１６は、図１ｅ
および図８から明らかなごとく自体公知の形式で
オペレーシヨンテーブル全体を搬送することもで
きるように構成されている。図１ｅに示された位
置において、支承コラム１０の持上げ機構がコラ
ムヘツド１４をテーブルプレート１８と共に沈下
させる方向で操作されると、継手要素２４はテー
ブルプレート１８が搬送台車１６により引き受け
られるまで搬送台車１６のピン受容部２２内に導
入される。次いで支承コラム１０の持上げ機構が
コラムヘツド１４を更に沈下させる方向で操作さ
れると、通常は図１ｂに示された状態に達する筈
であるが、その際にテーブルプレート１８と支承
コラム１０との間の錠止が解除されないと、コラ
ムヘツド１４が沈下する代わりにコラム基部１２
が持上げられるので、支承コラム１０はテーブル
プレート１８に自由懸架された状態におかれる
（図８）。
【0030】 ところで、このように図１ｂに示され
た状態と図８に示された状態との相違を生ぜしめ
るためにも独自に操作しなければならないような
別の錠止要素を設ける必要がないようにするた
め、制御面５０は掛け外し可能にもしくは調節可
能に搬送台車１６のピン受容部２２内に配置され
ているので、制御面５０を次のような位置に、即
ちテーブルプレート１８の沈下に際して継手要素
２４が図１ｅに示された位置から搬送台車１６の
ピン受容部２２内に係合する位置にまで移動した
場合に、この制御面５０がテーブルプレート１８
と支承コラム１０との相互間結合状態を保証する
係止ラツチ３８をその錠止状態から解離不能にす
る位置にもたらすことが可能になる。
【0031】 制御面５０の調節機構は図９に示され
ている。この場合、ピン受容部２２は搬送台車１
６の支持アーム５８に沿つて形成されている。各
制御面５０はそれぞれ１つのブロツク６０に形成
されており、これらのブロツク６０はスリツト６
２を貫通するピン６４により支持アーム５８に沿
つて摺動可能に案内されている。ブロツク６０の
支持アーム５８に対する相対的な回動運動（回転
ずれ）を阻止するため、通常はこの種のピン−ス
リツト−ガイドが複数個配置されている。
【0032】 各ブロツク６０はそれぞれ連接棒６６
を介してクランクシヤフト６８に連結されてお
り、クランクシヤフト６８は両支持アーム５８を
互いに結合する横桁７０内に支承されている。こ
の場合、連接棒とクランクシヤフトとは、クラン
クシヤフト６８に連結された刻み目付きノブ７２
を回すことにより行われるシヤフト回動運動に際
して、両ピン受容部２２に設けられたブロツク６
０が互いに対向的に調節され得るように、即ち換
言するならば、連接棒６６に結合されたクランク
シヤフト区分が互いに180゜ずらされるように結合
されている。
【0033】 図９に示されたブロツク６０の位置で
は、制御面５０がこれに面した係止ラツチ３８を
継手要素２４内に旋回させ、ひいては係止ラツチ
３８と支承コラム１０との錠止を解除させる作用
位置を占めている。
【0034】 このロツク解除を行わない場合には、
図９で見て上位のブロツク６０が右手方向に移動
調節され、図９で見て下位のブロツク６０が左手
方向に移動調節されるように、刻み目付きノブ７
２を介してクランクシヤフト６８が回動せしめら
れる。従つてこれらのブロツク６０は、継手要素
２４が所定のピン受容部２２内に導入されても、
もはや制御面５０がこれに面した係止ラツチ３８
に接触せず、ひいては錠止の解除も行われ得ない
ように制御面５０を移動させる。この場合、係止
ラツチ３８はその錠止位置にとどまり、支承コラ
ム１０をベツド面、即ちテーブルプレート１８に
剛性的に結合する。つまり各ブロツク６０とこれ
に形成された制御面５０とがこの位置を占めてい
る場合には、図８に示された位置でコラム基部１
２が持上げられるので、オペレーシヨンテーブル
全体を搬送台車１６により移動させることが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図１ａ】本発明による移動可能な患者用ベツド
システムの機能を説明するための概略図である。
【図１ｂ】本発明による移動可能な患者用ベツド
システムの機能を説明するための概略図である。
【図１ｃ】本発明による移動可能な患者用ベツド
システムの機能を説明するための概略図である。
【図１ｄ】本発明による移動可能な患者用ベツド
システムの機能を説明するための概略図である。
【図１ｅ】本発明による移動可能な患者用ベツド
システムの機能を説明するための概略図である。
【図１ｆ】本発明による移動可能な患者用ベツド
システムの機能を説明するための概略図である。
【図１ｇ】本発明による移動可能な患者用ベツド
システムの機能を説明するための概略図である。
【図２】支承コラム並びに搬送台車に設けられた
継手要素およびピン受容部の細部を示した部分的
な斜視図である。
【図３】継手要素を一部破断して示した側面図で
ある。
【図４】継手要素を図３の矢印方向で見た正面図
である。
【図５】支承コラムのピン受容部内で錠止された
継手要素の概略的な断面図である。
【図６ａ】支承コラムのピン受容部内と搬送台車
のピン受容部内とに係合した継手要素を図５と同
様に示した断面図である。
【図６ｂ】支承コラムのピン受容部内と搬送台車
のピン受容部内とに係合した継手要素を図５と同
様に示した断面図である。
【図７】搬送台車のピン受容部内に係合した継手
要素を図５と同様に示した断面図である。
【図８】支承コラムがテーブルプレートと共に搬
送台車により担持された状態にある患者用ベツド
システムを図１ａと同様に示した概略図である。
【図９】各制御面がそれぞれ調節可能な部分に形
成されている形式の搬送台車の支持アームに設け
られたピン受容部を部分的に示した平面図であ
る。
【符号の説明】
１０ 支承コラム １２ コラム基部 １４ コラムヘツド １６ 搬送台車 １８ ベツド面乃至テーブルプレート ２０ 側位フレーム ２２ 搬送台車のピン受容部 ２４ 継手要素 ２６ コラムヘツドのピン受容部 ３０ フランジ部 ３２ 穿孔部 ３４ ベースブロツク ３６ 切欠 ３８ 係止ラツチ ４０ 軸 ４２ ストツパ ４４ 対応ストツパ ４６ コイル押しバネ ４８ 係止切欠 ５０ 制御面 ５４ 区分 ５８ 支持アーム ６０ ブロツク ６６ 連接棒 ６８ クランクシヤフト ７０ 横桁 ７２ ノブ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ベツド面とベツド面を支承するた
    めの支承コラムとベツド面を搬送するための搬送
    台車とを有する移動可能な患者用ベツドシステム
    であつて、ベツド面には少なくとも２つのピン状
    に形成された継手要素が配置されており、これら
    の継手要素が支承コラムに設けられた相補的なピ
    ン受容部内に両者を結合すべく導入可能であり、
    ベツド面が搬送台車と支承コラムとの間の相対運
    動によつて支承コラムから搬送台車に乃至は搬送
    台車から支承コラムに引き渡し可能であり、一方
    ではベツド面にまた他方では支承コラム並びに搬
    送台車に、それぞれ相互間の係合状態を生ぜしめ
    るために用いられる錠止手段が設けられている形
    式のものにおいて、各継手要素には少なくとも２
    つの錠止要素が、錠止位置と解放位置との間で調
    節可能に、且つ引渡しプロセスに際してはそれぞ
    れ同時にコラム側のピン受容部内および台車側の
    ピン受容部内に係合されるように可動支承されて
    おり、これらのピン受容部には、一方の錠止要素
    をその錠止位置で受容するための各１つの係止切
    欠と、それぞれ他方の錠止要素に配属されて継手
    要素の導入時に該当の錠止要素をその解放位置に
    移行させるために用いられる各１つの制御面とが
    形成されており、一方の継手要素における各錠止
    要素には、コラム側もしくは台車側のいづれか一
    方のピン受容部に設けられる係止切欠と、同じ継
    手要素に配属された台車側もしくはコラム側にお
    ける他方のピン受容部に設けられる制御面とがそ
    れぞれ配属されていることを特徴とする患者用ベ
    ツドシステム。
  2. 【請求項２】 各錠止要素がそれぞれ所属の錠止
    位置に予張されていることを特徴とする請求項１
    記載の患者用ベツドシステム。
  3. 【請求項３】 継手要素がベツド面の縦方向側縁
    部から下方に突出して下向きの先細形状を呈する
    ように構成されており、各ピン受容部がそれぞれ
    相補的に傾斜した案内面を有していることを特徴
    とする請求項１又は２記載の患者用ベツドシステ
    ム。
  4. 【請求項４】 同じ継手要素に配属された各ピン
    受容部が、それぞれこの継手要素における周面の
    一部のみを囲繞していることを特徴とする請求項
    １乃至３のいづれかに記載の患者用ベツドシステ
    ム。
  5. 【請求項５】 各錠止要素がそれぞれ継手要素内
    で旋回可能に支承された係止ラツチによつて形成
    されており、これらの係止ラツチが２つの区分を
    有しており、そのうち一方の区分が支承コラムも
    しくは搬送台車のピン受容部に設けられた係止切
    欠内に係合させるために用いられるのに対し、他
    方の区分は他方の部分、つまり搬送台車もしくは
    支承コラムのピン受容部に設けられた制御面に当
    接させるために用いられることを特徴とする請求
    項１乃至４のいづれかに記載の患者用ベツドシス
    テム。
  6. 【請求項６】 制御面に当接させるために用いら
    れる区分が係止ラツチの調節方向で見て係止切欠
    内に係合させるために用いられる区分より僅かに
    突出していることを特徴とする請求項５記載の患
    者用ベツドシステム。
  7. 【請求項７】 コラム側のピン受容部がコラムヘ
    ツドにおける互いに向き合つた２つの面に配置さ
    れ、台車側のピン受容部が搬送台車に設けられた
    ２本の支持アームにおける各内面に配置されてお
    り、引渡し位置では支承コラムが両支持アームの
    間に挟まれた状態で受容されることを特徴とする
    請求項１乃至６のいづれかに記載の患者用ベツド
    システム。
  8. 【請求項８】 搬送台車および支承コラムには、
    コラム側のピン受容部と台車側のピン受容部とを
    互いに整合させるべく引渡し位置で相互係合状態
    におかれるセンタリング手段が設けられているこ
    とを特徴とする請求項７記載の患者用ベツドシス
    テム。
  9. 【請求項９】 搬送台車のピン受容部に設けられ
    た各制御面が前方の制御位置と後方の制御位置と
    の間で調節可能であり、これらの制御面が後方の
    制御位置では、継手要素に設けられてそれぞれ制
    御面に面している係止ラツチと接触不能ならしめ
    られていることを特徴とする請求項１乃至８のい
    づれかに記載の患者用ベツドシステム。
  10. 【請求項10】 各制御面がそれぞれ搬送台車の支
    持アームに沿つて水平方向で摺動しうるように案
    内されたブロツクに形成されており、両ブロツク
    がそれぞれ連接棒を介してクランクシヤフトに連
    結されており、クランクシヤフトの回転時にはこ
    れらのブロツクが互いに対向的に調節されるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項９記載
    の患者用ベツドシステム。
JP3104422A 1990-05-14 1991-05-09 移動可能な患者用ベッドシステム Granted JPH05184628A (ja)

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