JP3973516B2 - 台車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の材料で作製されたコンテナーや物品等の荷物を載置し運搬するための、台車本体と台車本体の裏面四隅に配設されたキャスターとからなる台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一度に複数の台車を牽引するために、或いは、大きな荷物を載置するために、複数の台車を連結することが行われており、そのために、連結機構が配設された台車が知られている。
【0003】
例えば、台車本体の適当な箇所に鳩尾状のほぞとあり溝を形成し、台車を連結する際には、一方の台車を持ち上げて、該一方の台車に形成されているほぞを、もう一方の台車に形成されているあり溝の上方に配置するとともに、ほぞとあり溝の位置合わせを行い、その後、持ち上げられている台車を下げて、ほぞをあり溝に嵌合させることにより、台車同士を連結するようにした台車が知られている(例えば、特許第2686045号公報等)。
【0004】
また、台車本体の相対する側面のうち、一方の側面にチャネル状の溝を形成するとともに、もう一方の側面には、上記のチャネル状の溝に挿入可能なガイドレールを配設し、台車同士を連結する際には、連結する台車を並設するとともに、一方の台車に配設されたガイドレールの端部と、もう一方の台車に形成されたチャネル状の溝の端部とを対峙させ位置合わせした後、何方か一方の台車を、もう一方の台車に沿ってスライド移動させることにより、ガイドレールを、チャネル状の溝に嵌合させることにより、台車同士を連結するようにした台車が知られている(特開平8−276847号公報等)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の台車においては、連結の際に、一方の台車を持ち上げるとともに、位置合わせをしなければならず、従って、連結作業の作業性が悪いという問題があった。特に、荷物が載置されている台車を連結する際には、荷物が載置された重い台車を持ち上げなければならず、また、台車に荷物が載置されているために、位置合わせする、ほぞとあり溝の位置が確認し難く、従って、連結作業の作業性が更に悪いという問題があった。
【0006】
また、連結の際に、ガイドレールとチャネル状の溝の端部同士を位置合わせし、その後、台車をスライド移動させる場合においても、位置合わせに時間がかかるとともに、ガイドレールを、チャネル状の溝内をスムースに移動させるためには、台車同士を平行に移動させなければならず、従って、従来の台車においては、連結作業の作業性が悪いという問題があった。
【0007】
本発明の目的は、上述した従来の台車が有する課題を解決することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、相対する側部の一方の側部の両端部領域に形成された段部のうち、一方の段部には、楔状の嵌合凹部が形成されているとともに、もう一方の段部には、垂直傾斜面が形成されており、また、前記相対する側部のもう一方の側部の両端部領域に形成された凸条部のうち、一方の凸条部には、前記楔状の嵌合凹部に嵌合可能な楔状の嵌合突起が形成されているとともに、もう一方の凸条部には、前記垂直傾斜面と対峙可能な垂直傾斜面が形成されており、2台の台車が連結された際には、一方の台車の段部に形成された楔状の嵌合凹部に、もう一方の台車の凸条部に形成された楔状の嵌合突起が嵌合されるとともに、一方の台車の段部に形成された垂直傾斜面ともう一方の台車の凸条部に形成された垂直傾斜面とが対峙するように構成されており、更に、前記もう一方の段部付近の台車本体には、前記もう一方の段部の上面に穿設されたスリットに挿入され、且つ、前記もう一方の段部の上面よりその一部が突出可能な連結具を有する連結部材が配設されているとともに、前記もう一方の凸条部には、前記連結部材の連結具が入り込むことが可能な下方が解放された空胴部が形成されており、一方の台車の段部に形成された楔状の嵌合凹部に、もう一方の台車の凸条部に形成された楔状の嵌合突起を嵌合した後、一方の台車の段部に形成された楔状の嵌合凹部ともう一方の台車の凸条部に形成された楔状の嵌合突起との嵌合部分を中心に、もう一方の台車を、一方の台車方向に接近させることにより、一方の台車に配設された前記連結部材の連結具を、もう一方の台車に形成された前記空胴部内に入り込ませて、一方の台車ともう一方の台車とが連結されるように構成したものである。
【0009】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0010】
c1は、台車Cの荷物が載置される台車本体であり、台車本体c1の裏面の四隅には、自在キャスターc2が取着されている。
【0011】
台車本体c1は、その平面形状が、略長方形に形成されており、荷物が載置される載置面1と、載置面1の長辺から垂下された相対する長辺側の板状の側部(以下、単に、長側部という。)2a、2bと、載置面1の短辺から垂下された相対する短辺側の板状の側部(以下、単に、短側部という。)3a、3bとを有している。
【0012】
相対する長側部2a、2bのうち、一方の長側部2aの両端部領域には、両端部領域の上半分を切り欠くことにより形成された段部4、5が設けられている。そして、段部4の一方の端部は、一方の短側部3bまで延在しているとともに、段部4の長側部2aの中央部領域2a1側には、中央部領域2a1の垂直側面を楔状に切り欠くことにより形成された楔状の嵌合凹部4aが形成されている。また、段部5の一方の端部は、もう一方の短側部3aまで延在しており、そして、長側部2の中央部領域2a1側の隅部には、垂直傾斜面5aが形成されている。なお、段部4、5の上面4’、5’は、長側部2aの高さの半分に位置する水平中心線と一致するように構成されている。
【0013】
相対する長側部2a、2bのうち、もう一方の長側部2bの両端部領域には、両端部領域の上半分に突設された横長の凸条部6、7が形成されている。台車本体c1の長側部2a、2bに沿った中心線を挟んで、上述した嵌合凹部4aが形成されている段部4に対して反対側に位置する凸条部6の中央部領域2b1側の端部には、上述した段部4に形成されている嵌合凹部4aに嵌合可能な楔状の嵌合突起6aが形成されている。また、台車本体c1の長側部2a、2bに沿った中心線を挟んで、上述した垂直傾斜面5aが形成されている段部5に対して反対側に位置する凸条部7の中央部領域2b1側の端面には、中央部領域2b1方向に傾斜した垂直傾斜面7aが形成されている。垂直傾斜面7aを有する凸条部7は、下方が解放された空洞部7”を有する箱型に形成されている。なお、凸条部6、7の裏面6’、7’は、長側部2bの高さの半分に位置する水平中心線と一致するように構成されている。
【0014】
また、相対する短側部3a、3bのうち、一方の短側部3aの両端部領域には、両端部領域の上半分を切り欠くことにより形成された段部8、9が設けられている。そして、段部8の一方の端部は、長側部2bまで延在しているとともに、段部8の短側部3aの中央部領域3a1側には、中央部領域3a1の垂直側面を楔状に切り欠くことにより形成された楔状の嵌合凹部8aが形成されている。また、段部9の一方の端部は、長側部2aまで延在しているとともに、短側部3の中央部領域3a1側の隅部には、垂直傾斜面9aが形成されている。なお、段部8、9の上面8’、9’は、短側部3aの高さの半分に位置する水平中心線と一致するように構成されている。
【0015】
相対する短側部3a、3bのうち、もう一方の短側部3bの両端部領域には、両端部領域の上半分に突設された横長の凸条部10、11が形成されている。台車本体c1の短側部3a、3bに沿った中心線を挟んで、上述した嵌合凹部8aが形成されている段部8に対して反対側に位置する凸条部10の中央部領域3b1側の端部には、上述した段部8に形成されている嵌合凹部8aに嵌合可能な楔状の嵌合突起10aが形成されている。また、台車本体c1の短側部3a、3bに沿った中心線を挟んで、上述した垂直傾斜面9aが形成されている段部9に対して反対側に位置する凸条部11の短側部3bの中央部領域3b1側の端面には、中央部領域3b1方向に傾斜した垂直傾斜面11aが形成されている。垂直傾斜面11aを有する凸条部11は、下方が解放された空洞部11”を有する箱型に形成されている。なお、凸条部10、11の裏面10’、11’は、短側部3bの高さの半分に位置する水平中心線と一致するように構成されている。
【0016】
S1は、連結部材であり、連結部材S1は、長方形の板状の連結部s1と、連結部s1の一端から下方に傾斜した傾斜部s2と、傾斜部s2の下端から、連結部s1と略平行に且つ傾斜部s2を挟んで連結部s1とは反対方向に延在する板状の操作部s3とを有している。傾斜部s2側に位置する連結部s1の相対する長側面s1aには、長側面s1aに対して垂直な支持ピンs4が突設されている。また、支持ピンs4と反対側の連結部s1の短側面s1bには、楔状連結具s5が取着されており、楔状連結具s5の先端部に位置する楔部s5aは、連結部s1の上面を越えて上方に延在してるとともに、楔部s5aの傾斜面s5a’は外側に、また、楔状連結具s5の垂直面s5a”は内側に位置している。更に、支持ピンs4が取着されている、一方の長側面s1a側に位置する連結部s1の上面には、楔連結具s6が立設されており、楔連結具s6の傾斜面s6aは外側に、垂直面s6bは内側に位置している。そして、連結部s1の短側面s1bに取着された楔状連結具s5の垂直面s5a”の延長面と、楔連結具s6の短側面s1b側に位置する側面s6cとの間には、所定の間隔W1が形成されている。操作部s3の上面には、後述するコイルスプリングの下端に嵌合される円柱状の支持突起s3aが取着されている。
【0017】
長側部2aの垂直傾斜面5aを有する段部5が形成されている側の端部と、短側部3aの垂直傾斜面9aを有する段部9が形成されている側の端部とにより形成される角部E1付近の段部5の上面5’には、連結部材S1の楔連結具s6が挿入可能なスリット12が穿設されている。また、段部5が位置する長側部2aには、連結部材S1の操作部s3を操作するために、作業の指が挿入可能な、下方が解放された切り欠き部13が形成されており、更に、段部9が位置する短側部3aには、連結部材S1の楔状連結具s5が挿入可能な、下方が解放された切り欠き部14が形成されている。更にまた、切り欠き部13より角部E1側に位置する長側部2aには、連結部材S1の長側面s1aに取着された一方の支持ピンs4が挿入可能な透孔15が穿設されており、また、長側部2aから連結部材S1が挿入可能な間隔を置いて、且つ、長側部2aと平行に、載置面1の裏面から垂下されたリブ16には、長側部2aに穿設された透孔15に対峙するように、もう一方の連結部材S1の長側面s1aに取着されたもう一方の支持ピンs4が挿入可能な透孔(図示されていない。)が穿設されている。
【0018】
連結部材S1の長側面s1aに取着された一方の支持ピンs4を、切り欠き部13より角部E1側に位置する長側部2aに穿設された透孔15に挿入し、また、連結部材S1の長側面s1aに取着されたもう一方の支持ピンs4を、長側部2aと平行に載置面1の裏面に垂下されたリブ16に穿設された透孔(図示されていない。)に挿入することにより、連結部材S1を、支持ピンs4を中心に回動可能なように、台車本体c1に配設するとともに、連結部材S1の楔連結具s6を、段部5の上面5’に形成されたスリット12に挿入し、また、連結部材S1の楔状連結具s5が取着された連結部s1を、段部9が位置する短側部3aに形成された切り欠き部14に挿入し、更に、連結部材S1の操作部s3が、段部5が位置する長側部2aに形成された切り欠き部13付近に位置するように、連結部材S1を、台車本体c1に配設する。また、操作部s3の上面に形成された支持突起s3aと対峙する台車本体c1の載置部1の裏面には、支持突起s3aと同様の支持突起1aが垂下されており、操作部s3の上面に形成された支持突起s3aと載置部1の裏面に垂下された支持突起1aとは、圧縮状態のコイルスプリングPの両端部が嵌入されている。従って、連結部材S1は、コイルスプリングPの付勢力により、操作部s3が、支持ピンs4を中心に、下方に回動するように付勢されており、また、楔状連結具s5及び楔連結具s6が取着されている連結部s1が、支持ピンs4を中心に、上方に回動するように付勢されている。
【0019】
連結部材S1の楔連結具s6が、段部5の上面5’に形成されたスリット12に挿入された際には、上述したように、コイルスプリングPの付勢力により、載置面1よりその一部が突出しているとともに、突出した部分の楔連結具s6の垂直面s6bと段部5を構成する垂直面5”との間には、凸条部7を形成する垂直な前壁7bの壁厚さより若干広い間隙が形成されており、この間隙に、凸条部7を形成する垂直な前壁7bが挿入されるように構成されている。同様に、楔状連結具s5の楔部s5aが、段部9が位置する短側部3aに形成された切り欠き部14に挿入された際には、段部9の上面9’よりその一部が突出しているとともに、突出した部分の楔部s5aの垂直面s5a”と段部9を構成する垂直面9”との間には、凸条部11を形成する垂直な前壁11bの壁厚さより若干広い間隙が形成されており、この間隙に、凸条部11を形成する前壁11bが挿入されるように構成されている。なお、楔連結具s6は、短側部3aに形成された段部9の垂直面9”を越えて外側に延在しないように構成されており、同様に、楔状連結具s5は、長側部2aに形成された段部5の垂直面5”を越えて外側に延在しないように構成されている。
【0020】
次に、主として、図8及び図9を用いて、長側部2a、2b側を連結する場合を例に、2台の台車C1、C2を連結する工程について説明する。
【0021】
先ず最初に、2台の台車C1、C2を、長側部2a、2bが相対するように配置して、一方の台車C1の嵌合凹部4aが形成されている段部4と、もう一方の台車C2の嵌合突起6aが形成されている凸条部6とを対峙させ、また、一方の台車C1の垂直傾斜面5aが形成されている段部5と、もう一方の台車C2の垂直傾斜面7aが形成されている凸条部7とを対峙させる。次いで、一方の台車C1の長側部2aに対して、もう一方の台車C2の長側部2bが傾斜するように、2台の台車C1、C2を接近させるとともに、図8に示されているように、一方の台車C1の段部4に形成されている嵌合凹部4aに、もう一方の台車C2の凸条部6に形成されている嵌合突起6aを嵌合させる。その後、嵌合凹部4aと嵌合突起6aとの嵌合部分を中心に、もう一方の台車C2を、一方の台車C1方向に回動させると、一方の台車C1の段部5の上面5’に、もう一方の台車C2の凸条部7の裏面7’が載置されるとともに、もう一方の台車C2の凸条部7が、台車C1の段部5の上面5’よりその一部が突出している連結部材S1の楔連結具s6の傾斜面s6aに当接し、連結部材S1を、コイルスプリングPの付勢力に抗して、楔連結具s6を、台車C1の段部5の上面5’から引っ込ませる。更に、もう一方の台車C2を、一方の台車C1方向に回動させると、もう一方の台車C2の凸条部7が、一方の台車C1の段部5に嵌合されることになるが、上述したように、楔連結具s6の垂直面s6bと段部5を構成する垂直面5”との間には、凸条部7を形成する垂直な前壁7bの壁厚さより若干広い間隙が形成されているので、もう一方の台車C2の凸条部7を形成する前壁7bが、台車C1の段部5の上面5’から引っ込んだ状態の楔連結具s6を超えた時点で、コイルスプリングPの付勢力により、連結部材S1の楔連結具s6が、支持ピンs4を中心に、上方に回動し、楔連結具s6が、もう一方の台車C2の凸条部7の空洞部7”内に入り込み、図9に示されているように、一方の台車C1ともう一方の台車C2とが、段部5と凸条部7とで施錠され、連結されることになる。
【0022】
上述したようにして連結された一方の台車C1ともう一方の台車C2との連結を解除するには、一方の台車C1に配設されている連結部材S1の操作部s3を上方に押し上げて、コイルスプリングPの付勢力に抗して、連結部材S1の連結部s1を、支持ピンs4を中心に下方に回動させると、楔連結具s6が、台車C1の段部5の上面5’から引っ込むとともに、楔連結具s6が、もう一方の台車C2の凸条部7の空洞部7”から排出されて、段部5と凸条部7との連結部材S1による施錠が解除されることになる。この状態で、一方の台車C1の段部4に形成されている嵌合凹部4aと、もう一方の台車C2の凸条部6に形成されている嵌合突起6aとの嵌合部分を中心に、もう一方の台車C2を、一方の台車C1から離反させると、一方の台車C1の段部5と、もう一方の台車C2の凸条部7との嵌合が解除されることになる。その後、一方の台車C1の段部4に形成されている嵌合凹部4aから、もう一方の台車C2の凸条部6に形成されている嵌合突起6aを排出して、一方の台車C1と、もう一方の台車C2との連結を解除する。
【0023】
次に、主として、図10及び図11を用いて、2台の台車C1、C2の短側部3a、3b側を連結する工程について説明する。
【0024】
先ず最初に、2台の台車C1、C2を、短側部3a、3bが相対するように配置して、一方の台車C1の嵌合凹部8aが形成されている段部8と、もう一方の台車C2の嵌合突起10aが形成されている凸条部10とを対峙させ、また、一方の台車C1の垂直傾斜面9aが形成されている段部9と、もう一方の台車C2の垂直傾斜面11aが形成されている凸条部11とを対峙させる。次いで、一方の台車C1の短側部3aに対して、もう一方の台車C2の短側部3bが傾斜するように、2台の台車C1、C2を接近させるとともに、図10に示されているように、一方の台車C1の段部8に形成されている嵌合凹部8aに、もう一方の台車C2の凸条部10に形成されている嵌合突起10aを嵌合させる。その後、嵌合凹部8aと嵌合突起10aとの嵌合部分を中心に、もう一方の台車C2を、一方の台車C1方向に回動させると、一方の台車C1の段部9の上面9’に、もう一方の台車C2の凸条部11の裏面11’が載置されるとともに、もう一方の台車C2の凸条部11が、台車C1の段部9の上面9’より、その一部が突出している連結部材S1の楔状連結具s5の楔部s5aの傾斜面s5a’に当接し、連結部材S1を、コイルスプリングPの付勢力に抗して、楔状連結具s5を、台車C1の段部9の上面9’から引っ込ませる。更に、もう一方の台車C2を、一方の台車C1方向に回動させると、もう一方の台車C2の凸条部11が、一方の台車C1の段部9に嵌合されることになるが、上述したように、楔状連結具s5の垂直面s5a”と段部9を構成する垂直面9”との間には、凸条部11を形成する垂直な前壁11bの壁厚さより若干広い間隙が形成されているので、もう一方の台車C2の凸条部11を形成する前壁11bが、台車C1の段部9の上面9’から引っ込んだ状態の楔状連結具s5を超えた時点で、コイルスプリングPの付勢力により、連結部材S1の楔状連結具s5が、支持ピンs4を中心に、上方に回動し、楔状連結具s5の楔部s5aが、もう一方の台車C2の凸条部11の空洞部11”内に入り込み、図11に示されているように、一方の台車C1ともう一方の台車C2とが、段部9と凸条部711で施錠され、連結されることになる。
【0025】
上述したようにして連結された一方の台車C1ともう一方の台車C2との連結を解除するには、一方の台車C1に配設されている連結部材S1の操作部s3を上方に押し上げて、コイルスプリングPの付勢力に抗して、連結部材S1の連結部s1を、支持ピンs4を中心に下方に回動させると、楔状連結具s5の楔部s5aが、台車C1の段部9の上面9’から引っ込むとともに、楔状連結具s5の楔部s5aが、もう一方の台車C2の凸条部11の空洞部11”から排出されて、段部9と凸条部11との連結部材S1による施錠が解除されることになる。この状態で、一方の台車C1の段部8に形成されている嵌合凹部8aと、もう一方の台車C2の凸条部10に形成されている嵌合突起10aとの嵌合部分を中心に、もう一方の台車C2を、一方の台車C1から離反させると、一方の台車C1の段部9と、もう一方の台車C2の凸条部11との嵌合が解除されることになる。その後、一方の台車C1の段部8に形成されている嵌合凹部8aから、もう一方の台車C2の凸条部10に形成されている嵌合突起10aを排出させて、一方の台車C1と、もう一方の台車C2との連結を解除する。
【0026】
上述したように、2台の台車C1、C2を連結する際には、一方の台車C1の長側部2a、2b或いは短側部3a、3bの端部領域に形成された段部4、8の嵌合凹部4a、8aに、もう一方の台車C2の端部領域に形成された凸条部6、10の嵌合突起6a、10aを嵌合させて、2台の台車C1、C2を位置決めし、その後、2台の台車C1、C2の長側部2a、2b或いは短側部3a、3bを、上記の嵌合凹部4a、8aと嵌合突起6a、10aとの嵌合部分を中心に回動させ接近させるとともに、連結部材S1により、2台の台車C1、C2を連結するように構成したので、連結する台車C1、C2の一方の台車C1、C2を持ち上げる必要がなく、しかも、もう一方の台車C2を、一方の台車C1に接近する方向に回動させるだけで、台車C1、C2を連結することができるので、台車C1、C2の連結作業の作業性が向上する。
【0027】
また、一方の台車C1に配設されている連結部材S1を操作して、連結部材S1による台車C1、C2の連結状態を解除し、その後、2台の台車C1、C2を、嵌合凹部4a、8aと嵌合突起6a、10aとの嵌合部分を中心に、2台の台車C1、C2を、互いに離反する方向に回動させるとともに、上記の嵌合凹部4a、8aと嵌合突起6a、10aとの嵌合を解除することにより、2台の台車C1、C2の連結を解除するように構成したので、連結を解除する台車C1、C2の一方の台車C1、C2を持ち上げる必要がなく、しかも、もう一方の台車C2を、一方の台車C1から離反する方向に回動させるだけで、台車C1、C2の連結を解除することができるので、台車C1、C2の連結解除作業の作業性が向上する。
【0028】
次に、図12〜図20を用いて、本発明の別の実施例について説明するが、連結部材S1やコイルスプリングP等を用いた連結構造以外は、実質的に、上述した実施例と同じであるので、台車C等の詳細な説明は省略する。
【0029】
本実施例においては、連結部材S2は、長側部2a、2b或いは短側部3a、3bの所定の位置に配設された雄部材S2’と雌部材S2”とにより構成されている。
【0030】
図14に示されている雄部材S2’は、台車本体c1の所定の角部E2を形成する長側部2a、2bと短側部3a、3bの角部(図14には、長側部2aと短側部3aとにより形成されている。)E2付近に位置する長側部2a、2b或いは短側部3a、3bの外壁面に突設された、柱状或いは筒状の嵌合凸部s10と、嵌合凸部s10より角部E2側で且つ嵌合凸部s10の側部に並設された弾性変形可能な係止片s11とを有しており、係止片s11の先端部には、嵌合凸部s10に対して反対方向に突設された係止突起s11aが形成されている。
【0031】
雌部材S2”は、所定の角部(図15には、長側部2aと短側部3bとにより形成されている。)E3付近に位置する一方の長側部2a、2b或いは短側部3a、3bを切り欠くことにより形成された、雄部材S2’が挿入可能な切欠き凹部s12と、切欠き凹部s12に挿入された雄部材S2’の係止片s11の係止突起s11aが係止可能な係止部s13とを有しており、係止部s13は、切欠き凹部s12より角部E3側に位置する長側部2a、2b或いは短側部3a、3bの内壁面に対して垂直方向に延在する支持片s13aと、支持片s13aの先端から切欠き凹部s12方向に延在する係止片s13bとから構成されている。また、雌部材S2”には、切欠き凹部s12が形成されていない、角部E2を形成するもう一方の長側部2a、2b或いは短側部3a、3bの角部E3付近に位置する長側部2a、2b或いは短側部3a、3bに適当な切り込みを形成することにより形成された弾性変形可能な舌片s14aと、舌片s14aの先端から、舌片s14aに対して略直角方向に延在する押圧片14bとからなる操作部材s14が配設されている。操作部材s14の押圧片14bは、係止部s13の係止片s13bに接近して位置するとともに、押圧片14bの先端は、係止片s13bの先端と同じか、係止片s13bの先端より、若干、引っ込んでいる。
【0032】
上述した構成を有する雄部材S2’は、一例として図12及び図13に示されているように、長側部2aと短側部3aとにより形成される所定の角部E2付近の長側部2aと短側部3aに、それぞれ配設されており、また、上述した構成を有する雌部材S2”は、角部E2付近の長側部2aに配設された雄部材S2’と対峙するように、雄部材S2’が配設されていない長側部2bに配設されているとともに、同様に、角部E2付近の短側部3aに配設された雄部材S2’と対峙するように、雄部材S2’が配設されていない短側部3bに配設されている。
【0033】
次に、図16〜図17を用いて、連結部材S2を構成する雄部材S2’と雌部材S2”との連結工程及び解除工程について説明する。
【0034】
図16に示されているように、一方の台車Cに配設されている雄部材S2’と、もう一方の台車Cに配設されている雌部材S2”とを対峙させた後、一方の台車Cを、もう一方の台車C方向に移動させて、雌部材S2”の切欠き凹部s12に、雄部材S2’の嵌合凸部s10と係止片s11とを挿入すると、雄部材S2’の係止片s11の係止突起s11aが、雌部材S2”の係止部s13の係止片s13bに係止されて、図17に示されているように、一方の台車Cともう一方の台車Cとが連結されることになる。
【0035】
上述した雄部材S2’と雌部材S2”との連結状態を解除するには、雌部材S2”を構成する舌片s14aを押圧して、図18に示されているように、舌片s14aを湾曲させ、舌片s14aの先端に形成されている押圧片14bにより、雌部材S2”の係止部s13の係止片s13bに係止されている、雄部材S2’の係止片s11の係止突起s11aを押して、雄部材S2’の係止突起s11aを、雌部材S2”の係止片s13bから外して、雄部材S2’の係止突起s11aと雌部材S2”の係止片s13bとの連結状態を解除する。
【0036】
次に、主として、図19及び図20を用いて、長側部2a、2b側を連結する場合を例に、2台の台車C3、C4を連結する工程について説明する。
【0037】
上述した実施例と同様に、先ず最初に、2台の台車C3、C4を、長側部2a、2bが相対するように配置して、一方の台車C3の嵌合凹部4aが形成されている段部4と、もう一方の台車C4の嵌合突起6aが形成されている凸条部6とを対峙させ、また、一方の台車C3の垂直傾斜面5aが形成されている段部5と、もう一方の台車C4の垂直傾斜面7aが形成されている凸条部7とを対峙させる。次いで、一方の台車C3の長側部2aに対して、もう一方の台車C4の長側部2bが傾斜するように、2台の台車C3、C4を接近させるとともに、図19に示されているように、一方の台車C3の段部4に形成されている嵌合凹部4aに、もう一方の台車C4の凸条部6に形成されている嵌合突起6aを嵌合させる。その後、嵌合凹部4aと嵌合突起6aとの嵌合部分を中心に、もう一方の台車C4を、一方の台車C3方向に回動させると、もう一方の台車C4に形成されている雌部材S2”の切欠き凹部s12に、一方の台車C3に形成されている雄部材S2’の嵌合凸部s10と係止片s11とが挿入されるとともに、雄部材S2’の係止片s11の係止突起s11aが、もう一方の台車C4に形成されている雌部材S2”の係止部s13の係止片s13bに係止されて、図17に示されているように、一方の台車C3ともう一方の台車C4とが、段部5と凸条部7とで連結されることになる。
【0038】
上述したようにして連結された一方の台車C3ともう一方の台車C4との連結を解除するには、もう一方の台車C4の短側部3aに形成されている雌部材S2”を構成する舌片s14aを押圧して湾曲させ、舌片s14aの先端に形成されている押圧片14bにより、もう一方の台車C4に形成されている雌部材S2”の係止部s13の係止片s13bに係止されている、一方の台車C3の係止片s11の係止突起s11aを押して、雄部材S2’の係止突起s11aを、雌部材S2”の係止片s13bから外して、雄部材S2’の係止突起s11aと雌部材S2”の係止片s13bとの施錠を解除する。この状態で、この状態で、一方の台車C3の段部4に形成されている嵌合凹部4aと、もう一方の台車C4の凸条部6に形成されている嵌合突起6aとの嵌合部分を中心に、もう一方の台車C4を、一方の台車C3から離反させると、一方の台車C3の段部5と、もう一方の台車C4の凸条部7との嵌合が解除されることになる。その後、一方の台車C3の段部4に形成されている嵌合凹部4aから、もう一方の台車C4の凸条部6に形成されている嵌合突起6aを排出して、一方の台車C3と、もう一方の台車C4との連結を解除する。
【0039】
なお、2台の台車C3、C4の短側部3a、3b側を連結する工程及び解除する工程も同様であるので、その説明は省略する。
【0040】
上述したように、2台の台車C3、C4を連結する際には、一方の台車C3の長側部2a、2b或いは短側部3a、3bの端部領域に形成された段部4、8の嵌合凹部4a、8aに、もう一方の台車C4の端部領域に形成された凸条部6、10の嵌合突起6a、10aを嵌合させて、2台の台車C3、C4を位置決めし、その後、2台の台車C3、C4の長側部2a、2b或いは短側部3a、3bを、上記の嵌合凹部4a、8aと嵌合突起6a、10aとの嵌合部分を中心に回動させ接近させるとともに、雄部材S2’と雌部材S2”とからなる連結部材S2により、2台の台車C3、C4を連結するように構成したので、連結する台車C3、C4の一方の台車C3、C4を持ち上げる必要がなく、しかも、もう一方の台車C4を、一方の台車C3に接近する方向に回動させるだけで、台車C3、C4を連結することができるので、台車C3、C4の連結作業の作業性が向上する。
【0041】
また、もう一方の台車C4に配設されている連結部材S2を構成する雌部材S2”を操作して、連結部材S2による台車C3、C4の連結状態を解除し、その後、2台の台車C3、C4を、嵌合凹部4a、8aと嵌合突起6a、10aとの嵌合部分を中心に、2台の台車C3、C4を、互いに離反する方向に回動させるとともに、上記の嵌合凹部4a、8aと嵌合突起6a、10aとの嵌合を解除することにより、2台の台車C3、C4の連結を解除するように構成したので、連結を解除する台車C3、C4の一方の台車C3、C4を持ち上げる必要がなく、しかも、もう一方の台車C4を、一方の台車C3から離反する方向に回動させるだけで、台車C3、C4の連結を解除することができるので、台車C3、C4の連結解除作業の作業性が向上する。
【0042】
次に、図21〜図25を用いて、本発明の更に別の実施例について説明するが、連結部材S1やコイルスプリングP等を用いた連結構造及び雄部材S2’と雌部材S2”とからなる連結構造S2以外は、実質的に、上述した実施例と同じであるので、台車C1等の詳細な説明は省略する。
【0043】
本実施例においては、台車本体c1の載置面1の所定の角部に、垂直孔c1aが形成されている。本実施例において使用される連結部材S3は、棒材を、略逆U字状に曲げることにより形成されており、連結部材S3は、水平部s20と、水平部s20の一方の端部から下方に延在する連結用垂直部s21と、水平部s20のもう一方の端部から下方に延在する、上記の連結用垂直部s21より長い垂直部s22とを有している。
【0044】
上述した連結部材S3は、一例として、図22に示されているように、長側部2bと短側部3aとにより形成される角部E4付近の載置面1に形成されている垂直孔c1aに、垂直部s22を挿入することにより、台車本体c1に配設されている。
【0045】
次に、主として、図23及び図24を用いて、長側部2a、2b側を連結する場合を例に、2台の台車C5、C6を連結する工程について説明する。
【0046】
上述した実施例と同様に、先ず最初に、2台の台車C5、C6を、長側部2a、2bが相対するように配置して、一方の台車C5の嵌合凹部4aが形成されている段部4と、もう一方の台車C6の嵌合突起6aが形成されている凸条部6とを対峙させ、また、一方の台車C5の垂直傾斜面5aが形成されている段部5と、もう一方の台車C6の垂直傾斜面7aが形成されている凸条部7とを対峙させる。次いで、一方の台車C5の長側部2aに対して、もう一方の台車C6の長側部2bが傾斜するように、2台の台車C5、C6を接近させるとともに、図23に示されているように、一方の台車C5の段部4に形成されている嵌合凹部4aに、もう一方の台車C6の凸条部6に形成されている嵌合突起6aを嵌合させる。その後、嵌合凹部4aと嵌合突起6aとの嵌合部分を中心に、もう一方の台車C6を、一方の台車C5方向に回動させて、もう一方の台車C6の凸条部7と一方の台車C5の段部5とを嵌合する。次いで、もう一方の台車C6の角部E4付近に配設された連結部材S3を持ち上げるとともに、適宜、連結部材S3を、垂直部s22を中心に回動させ、また、下降させて、連結部材S3の連結用垂直部s21を、一方の台車C5の台車本体c1のもう一方の台車C6の角部E4と対峙している角部E5付近に形成された垂直孔c1aに挿入ことにより、一方の台車C5ともう一方の台車C6とを連結する。
【0047】
上述したようにして連結された一方の台車C5ともう一方の台車C6との連結を解除するには、もう一方の台車C6の角部E4付近に配設された連結部材S3を持ち上げて、連結部材S3の連結用垂直部s21を、一方の台車C5の台車本体c1に形成された垂直孔c1aから抜き出す。この状態で、一方の台車C5の段部4に形成されている嵌合凹部4aと、もう一方の台車C6の凸条部6に形成されている嵌合突起6aとの嵌合部分を中心に、もう一方の台車C6を、一方の台車C5から離反させると、一方の台車C5の段部5と、もう一方の台車C6の凸条部7との嵌合が解除されることになる。その後、一方の台車C5の段部4に形成されている嵌合凹部4aから、もう一方の台車C6の凸条部6に形成されている嵌合突起6aを排出して、一方の台車C5と、もう一方の台車C6との連結を解除する。
【0048】
なお、2台の台車C5、C6の短側部3a、3b側を連結する工程及び解除する工程も同様であるので、その説明は省略する。
【0049】
上述したように、2台の台車C5、C6を連結する際には、一方の台車C5の長側部2a、2b或いは短側部3a、3bの端部領域に形成された段部4、8の嵌合凹部4a、8aに、もう一方の台車C6の端部領域に形成された凸条部6、10の嵌合突起6a、10aを嵌合させて、2台の台車C5、C6を位置決めし、その後、2台の台車C5、C6の長側部2a、2b或いは短側部3a、3bを、上記の嵌合凹部4a、8aと嵌合突起6a、10aとの嵌合部分を中心に回動させ接近させるとともに、連結部材S3により、2台の台車C5、C6を連結するように構成したので、連結する台車C5、C6の一方の台車C5、C6を持ち上げる必要がなく、しかも、もう一方の台車C6を、一方の台車C5に接近する方向に回動させるだけで、台車C5、C6を連結することができるので、台車C5、C6の連結作業の作業性が向上する。
【0050】
また、一方の台車C5に配設されている連結部材S3を操作して、連結部材S3による台車C5、C6の連結状態を解除し、その後、2台の台車C5、C6を、嵌合凹部4a、8aと嵌合突起6a、10aとの嵌合部分を中心に、2台の台車C5、C6を、互いに離反する方向に回動させるとともに、上記の嵌合凹部4a、8aと嵌合突起6a、10aとの嵌合を解除することにより、2台の台車C5、C6の連結を解除するように構成したので、連結を解除する台車C5、C6の一方の台車C5、C6を持ち上げる必要がなく、しかも、もう一方の台車C6を、一方の台車C5から離反する方向に回動させるだけで、台車C5、C6の連結を解除することができるので、台車C5、C6の連結解除作業の作業性が向上する。
【0051】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0052】
一方の台車の端部領域に形成された嵌合凹部ともう一方の台車の端部領域に形成された嵌合突起との嵌合部分を中心に、連結する台車を、互いに接近する方向或いは離反する方向に回動させることにより、連結部材を介して、台車同士を連結或いは連結解除するように構成したので、台車同士の連結作業及び連結解除作業の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の台車の斜視図である。
【図2】図2は同じく本発明の台車の斜視図である。
【図3】図3は本発明の台車の平面図である。
【図4】図4は本発明の台車の裏面図である。
【図5】図5は本発明の台車の裏面斜視図である。
【図6】図6は本発明の台車を構成する連結部材の斜視図である。
【図7】図7は本発明の台車の角部の部分斜視図である。
【図8】図8は本発明の台車同士の長側部側での連結作業を説明するための平面図である。
【図9】図9は同じく本発明の台車同士の長側部側での連結作業を説明するための平面図である。
【図10】図10は本発明の台車同士の短側部側での連結作業を説明するための平面図である。
【図11】図11は同じく本発明の台車同士の短側部側での連結作業を説明するための平面図である。
【図12】図12は本発明の別の実施例の台車の平面図である。
【図13】図13は本発明の別の実施例の台車の裏面図である。
【図14】図14は本発明の別の実施例の台車の角部の部分斜視図である。
【図15】図15は本発明の別の実施例の台車の別の角部の部分斜視図である。
【図16】図16は本発明の別の実施例の2台の台車の連結部材付近の部分裏面図である。
【図17】図17は同じく本発明の別の実施例の2台の台車の連結部材付近の部分裏面図である。
【図18】図18は同じく本発明の別の実施例の2台の台車の連結部材付近の部分裏面図である。
【図19】図19は本発明の別の実施例の台車同士の長側部側での連結作業を説明するための平面図である。
【図20】図20は同じく本発明の別の実施例の台車同士の長側部側での連結作業を説明するための平面図である。
【図21】図21は本発明の更に別の実施例の台車同士の連結状態を説明するための部分斜視図である。
【図22】図22は本発明の更に別の実施例の台車の斜視図である。
【図23】図23は本発明の更に別の実施例の台車同士の長側部側での連結作業を説明するための平面図である。
【図24】図24は同じく本発明の更に別の実施例の台車同士の長側部側での連結作業を説明するための平面図である。
【符号の説明】
C・・・・・・・・・・・・・・・・台車
S1、S2、S3・・・・・・・・・連結部材
1・・・・・・・・・・・・・・・・台車本体
2a、2b・・・・・・・・・・・・長側部
3a、3b・・・・・・・・・・・・短側部
4、5、8、9・・・・・・・・・・段部
6、7、10、11・・・・・・・・凸状部
Claims (1)
- 相対する側部の一方の側部の両端部領域に形成された段部のうち、一方の段部には、楔状の嵌合凹部が形成されているとともに、もう一方の段部には、垂直傾斜面が形成されており、また、前記相対する側部のもう一方の側部の両端部領域に形成された凸条部のうち、一方の凸条部には、前記楔状の嵌合凹部に嵌合可能な楔状の嵌合突起が形成されているとともに、もう一方の凸条部には、前記垂直傾斜面と対峙可能な垂直傾斜面が形成されており、2台の台車が連結された際には、一方の台車の段部に形成された楔状の嵌合凹部に、もう一方の台車の凸条部に形成された楔状の嵌合突起が嵌合されるとともに、一方の台車の段部に形成された垂直傾斜面ともう一方の台車の凸条部に形成された垂直傾斜面とが対峙するように構成されており、更に、前記もう一方の段部付近の台車本体には、前記もう一方の段部の上面に穿設されたスリットに挿入され、且つ、前記もう一方の段部の上面よりその一部が突出可能な連結具を有する連結部材が配設されているとともに、前記もう一方の凸条部には、前記連結部材の連結具が入り込むことが可能な下方が解放された空胴部が形成されており、一方の台車の段部に形成された楔状の嵌合凹部に、もう一方の台車の凸条部に形成された楔状の嵌合突起を嵌合した後、一方の台車の段部に形成された楔状の嵌合凹部ともう一方の台車の凸条部に形成された楔状の嵌合突起との嵌合部分を中心に、もう一方の台車を、一方の台車方向に接近させることにより、一方の台車に配設された前記連結部材の連結具を、もう一方の台車に形成された前記空胴部内に入り込ませて、一方の台車ともう一方の台車とが連結されるように構成されていることを特徴とする台車。
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