JP6687196B2 - 台車 - Google Patents

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Description

本発明は、物品の運搬等に使用される台車に関するものである。
一般に、物品の搬送等に使用される台車は、物品が載置される略矩形状の台盤と、台盤下面の4隅近傍に設けられたキャスターとを備えている。また、複数の物品をまとめて運搬したり、1つの台車だけでは安定して載置することのできない大きさの物品を運搬したりすることができるように、複数の台車の台盤同士を連結するといった技術がある(例えば、特許文献1等参照。)。
より具体的に説明すると、特許文献1の台車の台盤は、一方の長側辺部に対応する側壁部下部から外方に突出する張り出し部と、張り出し部の上面から突出する連結突起とを備えるとともに、他方の長側辺部に対応する下面側において連結凹部を備えている。そして、2つの台車を用意し、一方の台車の前記一方の長側辺部と、他方の台車の前記他方の長側辺部とを当接させるようにして、前記一方の台車の連結突起を前記他方の台車の連結凹部に嵌合させることで、一対の台車が連結されるようになっている。
特開平11−222136号公報
しかしながら、特許文献1のように台車同士が連結された状態において、台車が壁に衝突する等、連結された台車に対し台盤同士が圧接させられるような力が加えられた場合には、前記一方の台車の張り出し部、及び、連結突起が、前記他方の台車の台盤の下方に潜り込むような格好で、前記一方の台車の上に前記他方の台車が乗り上げてしまうことが懸念される。この場合、連結突起と、連結凹部との嵌合が外れ、台車同士の連結状態が解除されてしまうおそれがある。
また、例えば、台車が壁に衝突する等した場合には、衝突による衝撃等によって、連結突起及び連結凹部に負荷がかかり、当該連結突起や連結凹部が損傷等してしまうことが懸念される。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、台車同士を連結可能であり、連結状態の安定化を図ることのできる台車を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.物品を載置可能な台盤と、
前記台盤の下面に設けられるキャスターとを備える台車において、
前記台盤は、
平面視略矩形状をなし、互いに平行な第1長辺側側壁部及び第2長辺側側壁部と、互いに平行な第1短辺側側壁部及び第2短辺側側壁部とを有する本体部と、
前記本体部の前記第1長辺側側壁部及び前記第1短辺側側壁部を含む第1側面から外方に突出して設けられる連結部と、
前記本体部の前記第1側面とは異なる第2側面であって前記第2長辺側側壁部及び前記第2短辺側側壁部を含む第2側面から外方に突出して設けられる被連結部とを備え、
台車同士を、
一方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第1長辺側側壁部を含む前記第1側面と、他方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第2長辺側側壁部を含む前記第2側面とを対向させ、前記連結部と、前記被連結部とを連結させる態様と
一方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第1短辺側側壁部を含む前記第1側面と、他方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第2短辺側側壁部を含む前記第2側面とを対向させ、前記連結部と、前記被連結部とを連結させる態様と、
一方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第1長辺側側壁部を含む前記第1側面と、他方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第2短辺側側壁部を含む前記第2側面とを対向させ、前記連結部と、前記被連結部とを連結させる態様と、
一方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第1短辺側側壁部を含む前記第1側面と、他方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第2長辺側側壁部を含む前記第2側面とを対向させ、前記連結部と、前記被連結部とを連結させる態様と、のうち、いずれの態様においても台車同士を連結可能な構成であって、
前記台盤は、
前記本体部の前記第1側面から外方に突出し、台車同士の連結状態において、相手側の台車の前記本体部のうち前記第2側面と当接可能な突部と、
前記本体部の前記第2側面から外方に突出し、台車同士の連結状態において、相手側の台車の前記突部に対し、当該突部の突出方向に交差する方向に当接可能な受容突部とを備え、
前記各態様のうち、いずれの態様においても前記本体部のうち台車同士の連結状態において前記突部と当接可能とされる前記第2側面と、前記突部のうち台車同士の連結状態において前記本体部、及び、前記受容突部と当接可能とされる側面と、前記受容突部のうち台車同士の連結状態において前記突部と当接可能とされる側面とは、略鉛直方向に延びるとともに、当該各側面の少なくとも一部の上下幅は、前記本体部の厚みと同じ、又は、それ以上の長さを有し、
前記連結部と、前記突部とは、互いに離間して設けられており、
前記連結部は、前記突部を挟むように、前記突部の両側に複数設けられていることを特徴とする台車。
手段1によれば、台車同士を連結させた場合に、一方の台車の台盤の本体部の第1側面に設けられた突部の側面が、他方の台車の台盤の本体部のうち第2側面と当接可能に構成されている。さらに、突部は、少なくとも本体部の厚みと同程度の上下幅を有している。これにより、台車同士の連結状態において、当該連結された台車に対し、一方の台車の台盤の中心と、他方の台車の台盤の中心とを近付けるような向きで、一対の台盤同士が圧接させられるような場合に、一方の台車の台盤が、他方の台車の台盤に乗り上げてしまう(他方の台車の台盤が一方の台車の台盤の下に潜り込んでしまう)といった事態を防止することができる。従って、台車同士の連結状態を安定させることができ、ひいては、台車に載置されて運搬される物品の安定性を向上させることができる。
さらに、一方の台車の台盤の突部の側面が、他方の台車の台盤の受容突部の側面と、前記突部の突出方向に対して交差する方向において当接可能に構成されている。加えて、受容突部は、少なくとも本体部の厚みと同程度の上下幅を有している。これにより、台車同士の連結状態において、一方の台車の台盤と、他方の台車の台盤とが、互いに対向している第1側面、及び、第2側面の長手方向(横幅方向)において位置ずれを起こしてしまうといった事態を防止することができる。従って、台車同士の連結状態を安定させることができるという作用効果がより一層奏されることとなる。
また、台車同士の連結状態において、一方の台車の突部の側面と、他方の台車の本体部の側面とが当接可能とされ、一方の台車の突部の側面と、他方の台車の受容突部の側面とが当接可能とされることにより、一方の台車の台盤の突部と、他方の台車の台盤の本体部とが圧接させられるような力が加えられた場合や、一方の台車の突部と、他方の台車の受容突部とが圧接させられるような力が加えられた場合に、当該力が連結部、及び、被連結部に作用することを抑制することができる。
特に、本手段によれば、連結部と、突部とが離間している。このため、台車同士の連結状態において、当該連結された台車に対し、一方の台車の台盤の突部と、他方の台車の台盤の受容突部とが圧接させられるような力が加えられた場合に、当該圧接による力が、突部を介して、連結部にまで作用してしまったり、突部の変形に伴って連結部についても変形してしまったりするといった事態を回避することができる。従って、連結部の損傷を抑制し、連結部の耐久性の向上を図ることができる。
さらに、連結部以外の構成により、当該連結部の保護が図られることから、連結部自体の強度はそれ程高くなくても当該連結部の損傷を回避することができ、結果として、連結部自体については比較的自由に設計することができる。例えば、連結部において傾斜面を設け、台車同士の連結作業に際して、一方の台車の第1側面と、他方の台車の第2側面とを対向させて突き合わせるだけで、他方の台車の被連結部が、一方の台車の連結部の傾斜面に案内され、当該傾斜面を乗り越えたところで、当該連結部と連結されるといった構成を採用しても、連結部の損傷等を抑制することができる。
尚、突部、又は、受容突部のうち少なくとも一方は2つ以上設けられていることとしてもよい。この場合、台車同士の連結状態において、互いに対向する第1側面、及び、第2側面の長手方向(横幅方向)における台盤同士の位置ずれを防止するといった作用効果がより確実に奏される。
手段2.前記被連結部は、前記受容突部において設けられ、
前記受容突部は、台車同士の連結状態において、相手側の台車の前記本体部のうち前記第1側面と当接可能に構成され、
前記受容突部のうち、台車同士の連結状態において、前記本体部、及び、前記突部と当接可能とされる側面の少なくとも一部の上下幅は、前記本体部の厚みと同程度、又は、それ以上の長さを有するとともに、
台車同士の連結状態において、前記受容突部の一部は、前記連結部と、前記突部との間の空間に挿入されていることを特徴とする手段1に記載の台車。
手段2によれば、台車同士の連結状態において、受容突部と、本体部(第1側面)とが当接可能とされることから、一方の台車の台盤と、他方の台車の台盤とが圧接させられるような力が加えられた場合に、一方の台車の台盤が、他方の台車の台盤に乗り上げてしまうような相対変位を防止するといった作用効果がより確実に奏されることとなる。特に、連結部と、突部との間の空間に対し、台車同士の連結状態において、受容突部の一部が挿入される(収容可能となる)ことで、上下方向において、本体部の第1側面、及び、突部と、受容突部とをより広い範囲で当接させることができる。従って、連結された台車同士の相対変位を防止するといった作用効果がより一層奏されることとなる。
手段3.前記台盤は、前記突部の側面、及び、前記受容突部の側面と連続させるようにして、前記突部、及び、前記受容突部から上方に突出する連続突部を備え、
前記連続突部は、前記本体部の上面よりも上方に突出していることを特徴とする手段1又は2に記載の台車。
手段3によれば、突部の側面と連続する連続突部を設けることにより、台車同士を連結した状態における台盤間の位置決めを行うための突部の側面が上方に延長されたような格好となる。このため、連結状態とされた一対の台車のうち、第1側面側において連結されている一方の台車の突部の側面は、第2側面側において連結されている他方の台車の本体部の上面よりも上方にまで延在し、当該他方の台車の台盤が多少上方に浮いたとしても、当該他方の台車の本体部のうち第2側面の上下方向の全体と当接することが可能である上、他方の台車が一方の台車に乗り上げるために越える突部の側面の高さが高くなる。従って、台車同士の連結状態において、台車間の乗り上げ等を防止し、台車同士の連結状態の安定化を図るといった作用効果がより一層奏されることとなる。
さらに、受容突部にも連続突部が設けられており、台車同士の連結状態において、突部との上下方向における当接範囲が増えることから、台車同士の連結状態の安定化を図るといった作用効果がより一層奏されることとなる。
また、連続突部は、突部や受容突部から、本体部の上面よりも上方にまで突出しており、本体部の外寸に適合するサイズ(連続突部の強度が確保されるようであれば、本体部の外寸よりも大きくても可能)の物品を載置した場合の物品の位置ずれを防止することができる。さらに、連続突部は、台盤において、本体部の側面から外方に突出する突部や受容突部が設けられていることを利用して、当該突部や受容突部から上方に突出させて設けられている。このため、本体部に載置された物品の位置ずれを防止する構成を、本体部の上面のうち物品を載置可能とする面積を減らすことなく、効率的に設けることができる。特に、連結部と、被連結部とを連結させることで台車同士を連結した状態において、連結された第1側面及び第2側面に対応して、一方の台車の連続突部と、他方の台車の連続突部とが一直線状に(一列に)延在することとなる。このため、本体部の外寸に適合するサイズの物品をまとめて運搬等する場合において、複数の台盤を極力コンパクトに連結し、かつ、連結された各台車に対し物品を確実に載置することができる。従って、物品をまとめて運搬等する際の作業性の向上等を図ることができる。
手段4.物品を載置可能な台盤と、
前記台盤の下面に設けられるキャスターとを備える台車において、
前記台盤は、
平面視略矩形状の本体部と、
前記本体部の第1側面から外方に突出して設けられる連結部と、
前記本体部の前記第1側面とは異なる第2側面から外方に突出して設けられる被連結部とを備え、
台車同士を、一方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第1側面と、他方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第2側面とを対向させ、前記連結部と、前記被連結部とを連結させることで、台車同士を連結可能な構成であって、
前記台盤は、
前記本体部の前記第1側面から外方に突出し、台車同士の連結状態において、相手側の台車の前記本体部のうち前記第2側面と当接可能な突部と、
前記本体部の前記第2側面から外方に突出し、台車同士の連結状態において、相手側の台車の前記突部に対し、当該突部の突出方向に交差する方向に当接可能な受容突部とを備え、
前記本体部のうち台車同士の連結状態において前記突部と当接可能とされる前記第2側面と、前記突部のうち台車同士の連結状態において前記本体部、及び、前記受容突部と当接可能とされる側面と、前記受容突部のうち台車同士の連結状態において前記突部と当接可能とされる側面とは、略鉛直方向に延びるとともに、当該各側面の少なくとも一部の上下幅は、前記本体部の厚みと同じ、又は、それ以上の長さを有し、
前記連結部と、前記突部とは、互いに離間して設けられており、
前記台盤は、前記本体部の前記第1側面から外方に突出して設けられるサブ連結部を備え、
台車同士を、一方の台車の前記第1側面と、他方の台車の前記第1側面とを対向させ、一方の台車の前記サブ連結部と、他方の台車の前記サブ連結部とにかけて、連結部材を連結させることで、台車同士を連結可能に構成されるとともに、
前記連結部材による台車同士の連結状態において、一方の台車の前記突部のうち前記本体部からの突出方向先端側の面と、他方の台車の前記突部のうち前記本体部からの突出方向先端側の面とが当接可能に構成されていることを特徴とする台車。
手段によれば、台車同士を、第1側面同士を対向させ、突部同士を突き合わせた格好でも連結させることが可能となる。このため、例えば、物品の外寸が、台盤の突部や受容突部を含めた外寸に適合し、突部や受容突部の上面にも物品が載置されるような場合において、台車同士を連結させて、前記物品をまとめて運搬等することが可能となる。従って、設置可能となる物品の形状・大きさや、使用方法のバリエーションを増やすことができ、汎用性や利便性の向上等を図ることができる。
また、連結部材による台車の連結状態では、一方の突部の突出方向先端側の面と、他方の突部の突出方向先端側の面とが当接可能に構成されている。このため、連結部材による台車の連結状態においても、当該連結された台車に対し、一方の台車の台盤と、他方の台車の台盤とが圧接させられるような力が加えられた場合に、一方の台車の台盤が、他方の台車の台盤に乗り上げてしまうといった事態を防止することができる。従って、台車同士の連結状態を安定させることができ、ひいては、台車に載置されて運搬される物品の安定性を向上させることができる。
台車を上面側から見た斜視図である。 台車を下面側から見た斜視図である。 台車同士を連結した状態(通常連結状態)を示す平面図である。 台車の平面図である。 図3のA−A線図である。 図3のB−B線断面図である。 図3のC−C線断面図である。 通常連結状態にある台車(台盤)を下面側から見た斜視図である。 通常連結状態で物品を載置した台車の斜視図である。 通常連結状態にある台車を示す斜視図である。 通常連結状態にある台車を示す斜視図である。 金具連結状態にある台車を示す斜視図である。 サブ連結部を示す部分拡大斜視図である。 サブ連結部を示す部分拡大斜視図である。 金具連結状態における台車の部分断面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1、図2、図9等に示すように、台車1は、物品Gを載置可能な台盤2と、台盤2の下面に取付けられたキャスター3とを備えている。台盤2は、略矩形板状のベース板6と、ベース板6の相対する一対の長側辺部からそれぞれ下方に延びる長辺側側壁部7と、ベース板6の相対する一対の短側辺部からそれぞれ下方に延びる短辺側側壁部8と、一対の長辺側側壁部7、及び、一対の短辺側側壁部8の内周側において格子状に設けられる補強リブ9とを具備する本体部5を備えている。長辺側側壁部7、短辺側側壁部8、及び、補強リブ9は、ベース板6から略直交して(キャスター3の接地状態では略鉛直方向に)延びるとともに、これらの各延出長は基本的に同じとなっており、本体部5は、これらの延出長にベース板6の厚みを加えた厚みを有するようになっている。
図2に示すように、キャスター3は、車輪11と、車輪11を支持する支持金具12とを備えている。支持金具12は、本体部5の下面側に取付けられる略平板状の座板13と、座板13の下面側に対して旋回可能に取付けられる断面略コ字状の支持脚14と、支持脚14に取付けられるとともに、車輪11を軸支するシャフト15とを備えている。
これに対し、本体部5は、下面側の四隅近傍位置において、キャスター3の座板13が設置される座板設置部16と、座板設置部16に対して本体部5の短手方向中央部側に隣接して設けられ、座板13の脱落を防止するためのリテーナ17が設置されるリテーナ設置部18とを備えている。さらに、本体部5の下面側には、本体部5の長手方向に並ぶ一対の座板設置部16の間にかけて、補強リブ9を下方に延長させるようにして形成された撓み防止リブ19が設けられている。尚、図2では、便宜上、4つの座板設置部16のうち、図の上側の座板設置部16に取付けられる(2つの)キャスター3を省略し、図の左下側の座板設置部16に取付状態とされたキャスター3と、図の右下側の座板設置部16に対して取付直前の状態で配置されたキャスター3とを示している。
また、図3、図4等に示すように、本実施形態の台車1は、台車1同士を連結可能に構成されている。より具体的には、図1、図4に示すように、台盤2は、一方の長辺側側壁部7(以下、「第1長辺側側壁部7a」と称する)から外方に突出して設けられる長辺側連結部21と、一方の短辺側側壁部8(以下、「第1短辺側側壁部8a」と称する)から外方に突出して設けられる短辺側連結部22と、他方の長辺側側壁部7(以下、「第2長辺側側壁部7b」と称する)から外方に突出して設けられる長辺側被連結部23と、他方の短辺側側壁部8(以下、「第2短辺側側壁部8b」と称する)から外方に突出して設けられる短辺側被連結部24とを備えている。本実施形態では、本体部5を平面視した場合に、第1短辺側側壁部8aが、第1長辺側側壁部7aの時計回り方向に隣接するようにして設けられている。また、本実施形態の台盤2は、ポリプロピレンにより一体的に形成されている。
長辺側連結部21は、長辺側側壁部7の下部から外方に突出する連結支持部25と、連結支持部25の上面から上方に突出する連結突起26とを備えている。本実施形態の長辺側連結部21は、第1短辺側側壁部8aと連接するコーナー部の近傍位置と、第1長辺側側壁部7aの長手方向中央部よりも若干第2短辺側側壁部8b側に寄った位置とにおいて設けられている。また、連結支持部25は、連結突起26よりも、本体部5の長手方向における幅(横幅)、及び、本体部5の短手方向における幅(突出長)が大きく、連結突起26は、連結支持部25の長辺側側壁部7からの突出方向先端側の縁部に隣接し、かつ、本体部5の長手方向おける連結支持部25の幅(横幅)の中央となる位置に設けられている。さらに、連結支持部25は、先端側のコーナー部がR形状とされた平面視略矩形状をなし、連結突起26は、平面視略長円形状をなしている。
短辺側連結部22は、短辺側側壁部8の下部から外方に突出する連結支持部25と、連結支持部25の上面から上方に突出する連結突起26とを備え、長辺側連結部21と同様の形状をなしている。本実施形態の短辺側連結部22は、第1長辺側側壁部7aと連接するコーナー部の近傍位置と、第2長辺側側壁部7bと連接するコーナー部の近傍位置とにおいて設けられている。
また、台盤2は、本体部5の第2長辺側側壁部7bから外方に突出する長辺側受容突部27を備えている。長辺側受容突部27は、各長辺側連結部21の線対称位置を含むようにして、第1短辺側側壁部8aと連接するコーナー部の近傍部位と、第2長辺側側壁部7bの長手方向中央部よりも若干第2短辺側側壁部8b側に寄った位置とにおいて2箇所に設けられている。さらに、図2、図5、図8に示すように、長辺側受容突部27の下面側には、長辺側連結部21の連結支持部25を収容可能とする切欠き部28が設けられ、切欠き部28に対応する長辺側受容突部27の下面側において、前記長辺側被連結部23が設けられている。長辺側被連結部23は、長辺側受容突部27の側壁部や補強リブによって区画され、下方に開口し、長辺側連結部21の連結突起26を挿入可能とする凹部によって構成されている。
さらに、図1、図4に示すように、台盤2は、本体部5の第2短辺側側壁部8bから外方に突出する短辺側受容突部29を備えている。短辺側受容突部29は、各短辺側連結部22の線対称位置を含むようにして、第1長辺側側壁部7aと連接するコーナー部の近傍位置と、第2長辺側側壁部7bと連接するコーナー部の近傍位置とにおいて2箇所に設けられている。さらに、図2、図8に示すように、短辺側受容突部29の下面側にも、短辺側連結部22の連結支持部25を収容可能とする切欠き部28が設けられ、切欠き部28に対応する短辺側受容突部29の下面側において、前記短辺側被連結部24が設けられている。短辺側被連結部24は、短辺側受容突部29の側壁部や補強リブによって区画され、下方に開口し、短辺側連結部22の連結突起26を挿入可能とする凹部によって構成されている。
そして、例えば、図4に示す左上側の台車1と、中央上側の台車1とのように、一方の台車1(左上側の台車1)の台盤2の第1長辺側側壁部7aと、他方の台車1の台盤2の第2長辺側側壁部7bとを対向させ、長辺側連結部21と、長辺側被連結部23とを連結させることで、台車1同士を連結可能に構成されている。また、例えば、図4に示す中央上側の台車1と、中央下側の台車1とのように、一方の台車1(中央上側の台車1)の台盤2の第1短辺側側壁部8aと、他方の台車1の台盤2の第2短辺側側壁部8bとを対向させ、短辺側連結部22と、短辺側被連結部24とを連結させることで、台車1同士を連結することも可能である。以下、連結部21、22と、被連結部23、24とを連結させることで台車1同士が連結された状態を「通常連結状態」と称し、特に、長辺側側壁部7同士が連結された状態を「長辺側通常連結状態」と称し、短辺側側壁部8同士が連結された状態を「短辺側通常連結状態」と称する。
尚、本実施形態では、第1長辺側側壁部7a、及び、第1短辺側側壁部8aの外面と、これら各外面に連続するベース板6の外周面とによって、「本体部の第1側面」が構成され、第2長辺側側壁部7b、及び、第2短辺側側壁部8bの外面と、これら各外面に連続するベース板6の外周面とによって、「本体部の第2側面」が構成されている。
さて、図1、図2、図4等に示すように、台盤2は、本体部5の第1長辺側側壁部7a(及び、その上方に位置するベース板6)から外方に突出する長辺側突部31と、第1短辺側側壁部8a(及び、その上方に位置するベース板6)から外方に突出する短辺側突部32とを備えている。図7等に示すように、本実施形態の長辺側突部31(及び、短辺側突部32)は、その側壁部が略鉛直方向に延びるとともに、上下方向において本体部5の厚みの範囲を含むようにして設けられ、下端部の高さ位置は、本体部5の下面(長辺側側壁部7、短辺側側壁部8、及び、補強リブ9の下縁部)と同じとなっている。また、長辺側突部31の第1長辺側側壁部7aからの突出長は、長辺側連結部21(連結支持部25)の突出長と同じ、又は、それよりも若干長く構成され、短辺側突部32の第1短辺側側壁部8aからの突出長は、短辺側連結部22(連結支持部25)の突出長と同じ、又は、それよりも若干長く構成されている。
さらに、図3、図4等に示すように、長辺側突部31は、台車1同士を「長辺側通常連結状態」とする場合に、長辺側受容突部27との干渉が避けられる位置に設けられている。本実施形態では、長辺側突部31は、一対の長辺側連結部21の間と、第1長辺側側壁部7aの長手方向中央部付近に設けられた長辺側連結部21よりも第2短辺側側壁部8b側とに1つずつ設けられている。また、各長辺側連結部21と、各長辺側突部31とは、互いに離間して設けられている。
本実施形態では、「長辺側通常連結状態」において、長辺側連結部21が連結状態とされる側の台車1(図3、図4の左上側の台車1;以下、「雄側台車1a」と称する)の長辺側突部31が、相手側の台車1(図3、図4の中央上側の台車1;以下、「雌側台車1b」と称する)の本体部5の第2長辺側側壁部7bと当接、又は、近接するように構成されている。また、雄側台車1aの長辺側突部31は、「長辺側通常連結状態」において、雌側台車1bの長辺側受容突部27とも、長辺側突部31の突出方向に交差する方向(雄側台車1aの長手方向を含む方向)に近接、又は、当接するように構成されている。
また、短辺側突部32は、台車1同士を「短辺側通常連結状態」とする場合に、短辺側受容突部29との干渉が避けられる位置に設けられている。本実施形態では、短辺側突部32は、一対の短辺側連結部22の間に1つ設けられている。加えて、各短辺側連結部22と、短辺側突部32とは、互いに離間して設けられている。
さらに、台車1同士を「短辺側通常連結状態」とした場合には、短辺側連結部22が連結状態とされる側の台車1(図3、図4の中央上側の台車1;以下、「雄側台車1c」とも称する)の短辺側突部32が、相手側の台車1(図3、図4の中央下側の台車1;以下、「雌側台車1d」とも称する)の本体部5の第2短辺側側壁部8bと当接、又は、近接するとともに、雌側台車1dの短辺側受容突部29とも、短辺側突部32の突出方向に交差する方向(雄側台車1cの短手方向を含む方向)に近接、又は、当接するように構成されている。
また、本実施形態では、図3、図4に示すように、「長辺側通常連結状態」において、雌側台車1b(図3、図4の中央上側の台車1)の長辺側受容突部27が、雄側台車1a(図3、図4の左上側の台車1)の長辺側突部31と当接、又は、近接するだけでなく、雄側台車1aの本体部5の第1長辺側側壁部7aと当接、又は、近接するように構成されている。
さらに、「短辺側通常連結状態」において、雌側台車1d(図3、図4の中央下側の台車1)の短辺側受容突部29が、雄側台車1c(図3、図4の中央上側の台車1)の短辺側突部32と当接、又は、近接するだけでなく、雄側台車1cの本体部5の第1短辺側側壁部8aと当接、又は、近接するように構成されている。
また、図2等に示すように、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29についても、その側壁部が略鉛直方向に延びるとともに、基本的には、上下方向において本体部5の厚みの範囲を含むようにして設けられている。すなわち、上記のように、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29には、長辺側連結部21、及び、短辺側連結部22の連結支持部25を収容するための切欠き部28が形成されていることから、当該切欠き部28においては、下端部が本体部5の下面よりも上方に位置し、上下幅も本体部5の厚みより短くなっている。
その一方で、上記のように、各長辺側連結部21と、各長辺側突部31とが、互いに離間して設けられ、各短辺側連結部22と、短辺側突部32とが、互いに離間して設けられていることから、図4、図8等に示すように、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29は、各長辺側連結部21と、各長辺側突部31との間の空間、及び、各短辺側連結部22と、短辺側突部32との間の空間に一部が挿入されるように構成されている。このため、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29のうち、各長辺側連結部21と、各長辺側突部31との間の空間に挿入される部位、及び、各短辺側連結部22と、短辺側突部32との間の空間に挿入される部位に関しては、図6に示すように、上下方向において本体部5の厚みの範囲を含むようにして設けられ、下端部の高さ位置は、本体部5の下面と同じとなっている。
尚、本実施形態では、第1長辺側側壁部7aに設けられた一対の長辺側連結部21の間の構成(長辺側連結部21間の距離や、その間に位置する長辺側突部31の形状や、長辺側連結部21自体の形状)と、第1短辺側側壁部8aに設けられた一対の短辺側連結部22の間の構成(短辺側連結部22間の距離や、その間に位置する短辺側突部32の形状や、短辺側連結部22自体の形状)とが同じとなるように構成されている。さらに、第2長辺側側壁部7bに設けられた一対の長辺側受容突部27の間の構成(長辺側受容突部27間の距離や、長辺側被連結部23の構成も含む長辺側受容突部27自体の形状)と、第2短辺側側壁部8bに設けられた一対の短辺側受容突部29の間の構成(短辺側受容突部29間の距離や、短辺側被連結部24の構成も含む短辺側受容突部29自体の形状)とが同じとなるように構成されている。このため、図3の中央上側と右上側との台車1や、図10の台車1のように、長辺側連結部21と、短辺側被連結部24とを連結させたり、図11の台車1のように、短辺側連結部22と、長辺側被連結部23とを連結させたりすることが可能となっている。
また、連結突起26は、長辺側被連結部23、及び、短辺側被連結部24よりも一回り以上小さく構成され、「通常連結状態」において、基本的に、連結突起26のうち、当該連結突起26が設けられている長辺側側壁部7又は短辺側側壁部8側を向く面以外では、相手側の台車1の長辺側被連結部23、及び、短辺側被連結部24と当接しないように構成されている(図5参照)。つまり、「通常連結状態」にある台車1同士が離間する方向に移動する場合以外には、長辺側被連結部23、及び、短辺側被連結部24と、連結突起26とが当接する前に、その他の部位(本体部5、長辺側突部31、短辺側突部32、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29)同士が当接して、それ以上の変位が規制されるようになっている。
さらに、図1等に示すように、台盤2は、長辺側突部31、短辺側突部32、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29から上方に突出する連続突部33を備えている。各連続突部33の側面は、それぞれに対応する長辺側突部31、短辺側突部32、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29の側面と連続して延びている。このため、長辺側突部31、短辺側突部32、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29の側面が上方に延長されたような格好となっている。加えて、各連続突部33は、本体部5の上面よりも上方に突出していることから、図9に示すように、本体部5に対して、本体部5の外寸に適合したサイズの物品Gを載置した場合に、当該物品Gの位置ずれが防止されるようになっている。
また、本実施形態の台車1は、長辺側連結部21、及び、短辺側連結部22と、長辺側被連結部23、及び、短辺側被連結部24とを連結させて、台車1同士を連結させる方法だけでなく、その他の方法でも台車1同士を連結可能に構成されている。より具体的には、図1、図4に示すように、台盤2は、第1長辺側側壁部7aの両端部において、第1長辺側側壁部7aから外方に突出して設けられる一対のサブ連結部34を備えている。サブ連結部34は、長辺側側壁部7の下部から外方に突出する板状部に対して上下に貫通する孔部を設けることにより構成されている。一対のサブ連結部34のうち、第1短辺側側壁部8a側の第1サブ連結部34aは、第1長辺側連結部21の連結支持部25に対して孔部を1箇所に設けることにより構成され、第2短辺側側壁部8b側の第2サブ連結部34bは、単独で設けられ、孔部が第1長辺側側壁部7aの長手方向に並ぶようにして2箇所に設けられている。尚、第2サブ連結部34bは、第1長辺側突部31、及び、第2短辺側受容突部29と連結されている。
そして、図12、図13に示すように、一方の台車1の第1長辺側側壁部7aと、他方の台車1の第1長辺側側壁部7aとを対向させ、一方の台車1の第1サブ連結部34aと、他方の台車1の第2サブ連結部34bとにかけて、連結部材としてのU字状の連結金具35を取付ける(孔部に挿入する)とともに、一方の台車1の第2サブ連結部34bと、他方の台車1の第1サブ連結部34aとにかけて、連結金具35を取付けることで、台車1同士を連結することができる。当該連結金具35を用いた台車1同士の連結状態(以下、「金具連結状態」と称する)においては、図12、図15に示すように、一方の台車1の長辺側突部31のうち本体部5(第1長辺側側壁部7a)からの突出方向先端側の面と、他方の台車1の長辺側突部31のうち本体部5からの突出方向先端側の面とが当接、又は、近接するように構成されている。尚、連結金具35を使用しない場合には、図14に示すように、第2サブ連結部34bの一対の孔部に連結金具35を挿入して保管しておくことができる。また、サブ連結部34に設置された連結金具35は、本体部5の上面よりも下方に位置している。
加えて、図1、図2、図4に示すように、本体部5には、各長側辺部、及び、各短側辺部に対応してそれぞれ1つずつ持ち手孔36が設けられている。各短側辺部に対応する持ち手孔36は、短側辺部の中央位置に設けられ、長辺側連結部21が設けられた長側辺部に対応しては、一対の長辺側連結部21の間に位置する長辺側突部31(及び、本体部5の下面側において撓み防止リブ19)に隣接して設けられ、長辺側被連結部23(長辺側受容突部27)が設けられた長側辺部に対応しては、長辺側受容突部27(及び、本体部5の下面側において撓み防止リブ19)に隣接して設けられている。
また、図1、図4に示すように、本体部5の上面側(ベース板6)には、本体部5の4隅近傍部位(座板設置部16の反対面側)においてベース板6を下側に窪ませることで構成された段積み用凹部37が設けられている。台車1同士を積み重ねた場合には、上側の台車1のキャスター3が、下側の台車1の段積み用凹部37に設置され、上側の台車1の脱落が抑制されるように構成されている。加えて、段積み用凹部37には、キャスター3の旋回を防止するための旋回防止リブ38が設けられている。
さらに、本体部5の上面側には、滑り止め部材39を取付けるための滑り止め取付部40が2箇所に設けられている。滑り止め取付部40は、略円柱状の滑り止め部材39が、本体部5の上面から若干突出する程度となるように、凹形状となっている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、台車1同士を通常連結状態とした場合に、一方の台車1(雄側台車1a)の台盤2の長辺側突部31、又は、短辺側突部32が、他方の台車1(雌側台車1b)の台盤2の本体部5(第2長辺側側壁部7b、及び、第2短辺側側壁部8bのうち一方)と当接可能に構成されている。さらに、長辺側突部31、及び、短辺側突部32は、少なくとも本体部5の厚みと同程度の上下幅を有している。これにより、台車1同士の通常連結状態において、当該連結状態とされた台車1に対し、一方の台車1の台盤2の中心と、他方の台車1の台盤2の中心とを近付けるような向きで、一対の台盤2同士が圧接させられるような場合に、一方の台車1の台盤2が、他方の台車1の台盤2に乗り上げてしまう(他方の台車1の台盤2が一方の台車1の台盤2の下に潜り込んでしまう)といった事態を防止することができる。従って、台車1同士の連結状態(長辺側連結部21、及び、短辺側連結部22と、長辺側被連結部23、及び、短辺側被連結部24との連結状態)を安定させることができ、ひいては、台車1に載置されて運搬される物品Gの安定性を向上させることができる。
さらに、一方の台車1の台盤2の長辺側突部31、及び、短辺側突部32が、他方の台車1の台盤2の長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29と、長辺側突部31、及び、短辺側突部32の突出方向に対して交差する方向において当接可能に構成されている。さらに、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29は、少なくとも本体部5の厚みと同程度の上下幅を有している。特に、本実施形態では、長辺側突部31、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29が2つずつ設けられている。これにより、台車1同士の通常連結状態において、一方の台車1の台盤2と、他方の台車1の台盤2とが、互いに対向している長辺側側壁部7、及び、短辺側側壁部8の長手方向において位置ずれを起こしてしまうといった事態を防止することができる。従って、台車1同士の連結状態を安定させることができるという作用効果がより一層奏されることとなる。
また、台車1同士の連結状態において、一方の台車1の長辺側突部31、及び、短辺側突部32と、他方の台車1の本体部5(第2長辺側側壁部7b、及び、第2短辺側側壁部8b)とが当接可能とされ、一方の台車1の長辺側突部31、及び、短辺側突部32と、他方の台車1の長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29とが当接可能とされることにより、一方の台車1の台盤2の長辺側突部31、及び、短辺側突部32と、他方の台車1の台盤2の本体部5とが圧接させられるような力が加えられた場合や、一方の台車1の長辺側突部31、及び、短辺側突部32と、他方の台車1の長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29とが圧接させられるような力が加えられた場合に、当該力が長辺側連結部21、短辺側連結部22、長辺側被連結部23、及び、短辺側被連結部24に作用することを抑制することができる。
特に、本実施形態によれば、長辺側連結部21と、長辺側突部31とが離間し、短辺側連結部22と、短辺側突部32とが離間している。このため、台車1同士の連結状態において、当該連結された台車1に対し、一方の台車1の台盤2の長辺側突部31、及び、短辺側突部32と、他方の台車1の台盤2の長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29とが圧接させられるような力が加えられた場合に、当該圧接による力が、長辺側突部31、及び、短辺側突部32を介して、長辺側連結部21、及び、短辺側連結部22にまで作用してしまったり、長辺側突部31、及び、短辺側突部32の変形に伴って、長辺側連結部21、及び、短辺側連結部22についても変形してしまったりするといった事態を回避することができる。従って、長辺側連結部21、及び、短辺側連結部22の損傷を抑制し、長辺側連結部21、及び、短辺側連結部22の耐久性の向上を図ることができる。
さらに、長辺側連結部21、及び、短辺側連結部22以外の構成により、当該長辺側連結部21、及び、短辺側連結部22の保護が図られることから、長辺側連結部21、及び、短辺側連結部22自体の強度はそれ程高くなくても当該長辺側連結部21、及び、短辺側連結部22の損傷を回避することができ、結果として、長辺側連結部21、及び、短辺側連結部22の設計の自由度を向上させることができる。
また、台車1同士の通常連結状態において、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29が、本体部5(第1長辺側側壁部7a、及び、第1短辺側側壁部8a)に当接可能に構成されることから、一方の台車1の台盤2と、他方の台車1の台盤2とが圧接させられるような力が加えられた場合に、一方の台車1の台盤2が、他方の台車1の台盤2に乗り上げてしまうような相対変位を防止するといった作用効果がより確実に奏されることとなる。特に、本実施形態では、長辺側連結部21と、長辺側突部31とが離間し、短辺側連結部22と、短辺側突部32とが離間しており、当該長辺側連結部21と、長辺側突部31との間の空間、及び、短辺側連結部22と、短辺側突部32との間の空間に対し、台車1同士の通常連結状態において、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29の一部が挿入される(収容可能となる)。これにより、上下方向において、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29と、本体部5(第1長辺側側壁部7a、及び、第1短辺側側壁部8a)、長辺側突部31、及び、短辺側突部32とをより広い範囲で当接させることができる。従って、連結された台車1同士の相対変位を防止するといった作用効果がより一層奏されることとなる。
さらに、長辺側突部31、及び、短辺側突部32から上方に突出する連続突部33が設けられ、当該連続突部33の側面は、長辺側突部31、及び、短辺側突部32の側面と連続して延びている。これにより、台車1同士を通常連結状態とした場合の台盤2間の位置決めを行うための長辺側突部31、及び、短辺側突部32の側面が上方に延長されたような格好となる。このため、通常連結状態とされた一対の台車1のうち、第1長辺側側壁部7a、及び、第1短辺側側壁部8aにおいて連結されている一方の台車1(雄側台車1a)の長辺側突部31、及び、短辺側突部32の側面は、第2長辺側側壁部7b、及び、第2短辺側側壁部8bにおいて連結されている他方の台車1(雌側台車1b)の本体部5の上面よりも上方にまで延在し、当該他方の台車1の台盤2が多少上方に浮いたとしても、当該他方の台車1の本体部5のうち第2長辺側側壁部7b、及び、第2短辺側側壁部8bの上下方向の全体と当接することが可能である上、他方の台車1が一方の台車1に乗り上げるために越える長辺側突部31、及び、短辺側突部32の側面の高さが高くなる(図7参照;左側が一方の台車1(雄側台車1a)であり、図5を参照すると、右側の台車1(雌側台車1b)の台盤2が左側の台盤2に乗り上げる可能性があるが、図7のように左側の長辺側突部31の側面(連続突部33の側面を含む)が高くなっており、乗り越え難い)。従って、台車1同士の通常連結状態において、台車1間の乗り上げ等を防止し、台車1同士の連結状態の安定化を図るといった作用効果がより一層奏されることとなる。
さらに、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29にも連続突部33が設けられており、台車1同士の連結状態において、長辺側突部31、及び、短辺側突部32との上下方向における当接範囲が増えることから、台車1同士の連結状態の安定化を図るといった作用効果がより一層奏されることとなる。
また、連続突部33は、長辺側突部31、及び、短辺側突部32や、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29から、本体部5の上面よりも上方にまで突出しており、本体部5の外寸に適合するサイズの物品Gを載置した場合の物品Gの位置ずれを防止することができる。さらに、連続突部33は、台盤2において、本体部5の側面から外方に突出する長辺側突部31、短辺側突部32、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29が設けられていることを利用して、当該長辺側突部31、短辺側突部32、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29から上方に突出させて設けられている。このため、本体部5に載置された物品Gの位置ずれを防止する構成を、本体部5の上面のうち物品Gを載置可能とする面積を減らすことなく、効率的に設けることができる。特に、通常連結状態において、互いに連結された第1長辺側側壁部7a、及び、第1短辺側側壁部8aと、第2長辺側側壁部7b、及び、第2長辺側側壁部7bとに対応して、一方の台車1の連続突部33と、他方の台車1の連続突部33とが一直線状に(一列に)延在することとなる。このため、本体部5の外寸に適合するサイズの物品Gをまとめて運搬等する場合において、複数の台盤2を極力コンパクトに連結し、かつ、連結された各台車1に対し物品Gを確実に載置することができる。従って、物品Gをまとめて運搬等する際の作業性の向上等を図ることができる。
加えて、本実施形態では、本体部5の第1長辺側側壁部7aから外方に突出して第1サブ連結部34a、及び、第2サブ連結部34bが設けられ、台車1同士を、第1長辺側側壁部7a同士を対向させ、一方の台車1の第1サブ連結部34a、及び、第2サブ連結部34bと、他方の台車1の第2サブ連結部34b、及び、第1サブ連結部34aとにかけて、連結金具35を連結させることで、台車1同士を連結可能に構成されている。このように、連結金具35を用いて連結された(金具連結状態とされた)台車1は、一方の台車1の長辺側突部31のうち本体部5からの突出方向先端側の面と、他方の台車1の長辺側突部31のうち本体部5からの突出方向先端側の面とが当接、又は、近接するようになっている。このため、例えば、物品Gの外寸が、台盤2の長辺側突部31、短辺側突部32、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29を含めた外寸に適合し、長辺側突部31、短辺側突部32、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29の上面にも物品Gが載置されるような場合において、台車1同士を連結させて(金具連結状態として)、前記物品Gをまとめて運搬等することが可能となる。従って、設置可能となる物品Gの形状・大きさや、使用方法のバリエーションを増やすことができ、汎用性や利便性の向上等を図ることができる。
また、金具連結状態では、一方の長辺側突部31の突出方向先端側の面と、他方の長辺側突部31の突出方向先端側の面とが当接可能に構成されている。このため、金具連結状態においても、当該連結された台車1に対し、一方の台車1の台盤2と、他方の台車1の台盤2とが圧接させられるような力が加えられた場合に、一方の台車1の台盤2が、他方の台車1の台盤2に乗り上げてしまうといった事態を防止することができる。従って、台車1同士の連結状態を安定させることができ、ひいては、台車1に載置されて運搬される物品Gの安定性を向上させることができる。
加えて、サブ連結部34が第1長辺側側壁部7aにのみ対応して設けられており、形状としても、その他の部位とは異なる特徴的な形状となっている。このため、載置する物品に応じて、複数の台車1を特定の配置で(例えば、図10や図11のように)通常連結状態として使用する場合に、サブ連結部34を目印として、台車1を連結していくことができる。つまり、台車1の配置の説明(図10の配置に対応して、「サブ連結部が内側に位置するように連結する」、或いは、図11の配置に対応して、「サブ連結部が外側に位置するように連結する」等といった説明を行う)や、当該説明の理解を比較的容易なものとすることができ、利便性の向上等を図ることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、台車1同士の通常連結状態において、本体部5のうち長辺側突部31、及び、短辺側突部32と当接可能とされる側面(第2長辺側側壁部7b及び第2短辺側側壁部8bの側面と、その上方のベース板6の外周面とで構成される面)と、長辺側突部31、及び、短辺側突部32のうち本体部5、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29と当接可能とされる側面と、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29のうち長辺側突部31、及び、短辺側突部32と当接可能とされる側面とが、いずれの部位においても、本体部5の厚みと同じ上下幅を有し、長辺側突部31、及び、短辺側突部32に関しては、その上方に連続して設けられる連続突部33の側面を含めると、本体部5の厚み以上の上下幅となるように構成されているが、当接部位の少なくとも一部が本体部5の厚みと同じ、又は、それ以上の上下幅を有するように構成されていればよい。
さらに、上記実施形態では、長辺側被連結部23、及び、短辺側被連結部24が、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29において設けられているが、例えば、長辺側被連結部23、及び、短辺側被連結部24と、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29とが互いに離間して設けられていてもよい。但し、長辺側被連結部23と、長辺側受容突部27とを連結し、短辺側被連結部24と、短辺側受容突部29とを連結することで、これら各部材の強度を高める等の作用効果が奏される。
尚、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29は、通常連結状態において、本体部5に当接しないように構成してもよいし、通常連結状態において、長辺側連結部21と、長辺側突部31との間に形成される空間や、短辺側連結部22と、短辺側突部32との間に形成される空間に対して、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29が挿入しないように構成してもよい。但し、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29を、通常連結状態において、本体部5と当接可能としたり、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29を、通常連結状態において、前記空間に挿入させて、当該空間を画定する本体部5(第1長辺側側壁部7a、及び、第1短辺側側壁部8a)や、長辺側突部31、及び、短辺側突部32と当接可能としたりすることで、通常連結状態のより一層の安定化を図ることができる。
(b)また、長辺側連結部21、短辺側連結部22、長辺側被連結部23、短辺側被連結部24、長辺側突部31、短辺側突部32、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29の数や形成位置については特に限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、本体部5の長側辺部、及び、短側辺部のどちらにも長辺側連結部21、又は、短辺側連結部22が形成されているが、どちらか一方を省略する(それに伴い、省略した方に対応する長辺側被連結部23、短辺側被連結部24、長辺側突部31、短辺側突部32、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29を省略する)ように構成してもよい。
但し、長辺側突部31、及び、短辺側突部32と、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29とのうち少なくとも一方は、2つ以上設けられていることが望ましい。この場合、台車1同士の通常連結状態において、台車1の中心間を結ぶ仮想直線に対して交差する方向への台車1間の位置ずれを防止するといった作用効果がより確実に奏される。
(c)上記実施形態において、連結突起26のうち、連結支持部25の突出方向先端側の面を傾斜面としてもよい。この場合、台車1同士を通常連結状態とする際に、一方の台車1を、他方の台車1に突き合わせるだけで、一方の台車1の長辺側被連結部23、又は、短辺側被連結部24が、他方の台車1の長辺側連結部21、又は、短辺側連結部22の連結突起26の傾斜面に案内され、当該傾斜面を乗り越えたところで、当該長辺側連結部21、又は、短辺側連結部22と連結されるよう構成することができる。従って、連結作業性の向上を図ることができる。
また、上記実施形態では、連続突部33の形成範囲が、長辺側突部31、短辺側突部32、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29の上面とほぼ合致するように構成されているが、連続突部33の形成位置・形成範囲については、特にそのような構成に限定されるものではない。例えば、連続突部33の強度が確保されるようであれば、本体部5の外寸よりも外周側の範囲に連続突部33を設け、本体部5の外寸よりも若干大きなサイズの物品Gを載置し、連続突部33でその位置決めを行うように構成してもよい。さらに、例えば、長辺側突部31、短辺側突部32、長辺側受容突部27、及び、短辺側受容突部29と、本体部5との結合強度を高めるべく、連続突部33を本体部5の上面にまで延出させて設けることとしてもよい(上記実施形態では特に言及していないが、図1等に記載の台車1は、一部がそのように構成されている。)。尚、連続突部33を省略することも可能である。
(d)上記実施形態において、キャスター3の一部、又は、全部が、座板13に対して旋回不可能な固定キャスターにより構成されることとしてもよい。また、キャスター3の一部、又は、全部が、ストッパー付きのキャスターにより構成されることとしてもよい。さらに、キャスター3の取付構造についても、適宜設計変更可能である。
加えて、持ち手孔36を減らしたり、なくしたりすることも可能である。さらに、台盤2に対し、起立した姿勢で台車1を押して移動させるためのハンドル部材を取付可能に構成してもよい。また、サブ連結部34を省略することも可能である。
(e)上記実施形態では、台盤2はポリプロピレンにより構成されているが、ポリエチレン、PET、ポリアミド等その他の樹脂材料により構成されることとしてもよい。
1…台車、2…台盤、3…キャスター、5…本体部、6…ベース板、7a…第1長辺側側壁部、7b…第2長辺側側壁部、8a…第1短辺側側壁部、8b…第2短辺側側壁部、21…長辺側連結部、22…短辺側連結部、23…長辺側被連結部、24…短辺側被連結部、25…連結支持部、26…連結突起、27…長辺側受容突部、28…切欠き部、29…短辺側受容突部、31…長辺側突部、32…短辺側突部、33…連続突部、34a…第1サブ連結部、34b…第2サブ連結部、35…連結金具、G…物品。

Claims (4)

  1. 物品を載置可能な台盤と、
    前記台盤の下面に設けられるキャスターとを備える台車において、
    前記台盤は、
    平面視略矩形状をなし、互いに平行な第1長辺側側壁部及び第2長辺側側壁部と、互いに平行な第1短辺側側壁部及び第2短辺側側壁部とを有する本体部と、
    前記本体部の前記第1長辺側側壁部及び前記第1短辺側側壁部を含む第1側面から外方に突出して設けられる連結部と、
    前記本体部の前記第1側面とは異なる第2側面であって前記第2長辺側側壁部及び前記第2短辺側側壁部を含む第2側面から外方に突出して設けられる被連結部とを備え、
    台車同士を、
    一方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第1長辺側側壁部を含む前記第1側面と、他方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第2長辺側側壁部を含む前記第2側面とを対向させ、前記連結部と、前記被連結部とを連結させる態様と
    一方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第1短辺側側壁部を含む前記第1側面と、他方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第2短辺側側壁部を含む前記第2側面とを対向させ、前記連結部と、前記被連結部とを連結させる態様と、
    一方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第1長辺側側壁部を含む前記第1側面と、他方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第2短辺側側壁部を含む前記第2側面とを対向させ、前記連結部と、前記被連結部とを連結させる態様と、
    一方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第1短辺側側壁部を含む前記第1側面と、他方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第2長辺側側壁部を含む前記第2側面とを対向させ、前記連結部と、前記被連結部とを連結させる態様と、のうち、いずれの態様においても台車同士を連結可能な構成であって、
    前記台盤は、
    前記本体部の前記第1側面から外方に突出し、台車同士の連結状態において、相手側の台車の前記本体部のうち前記第2側面と当接可能な突部と、
    前記本体部の前記第2側面から外方に突出し、台車同士の連結状態において、相手側の台車の前記突部に対し、当該突部の突出方向に交差する方向に当接可能な受容突部とを備え、
    前記各態様のうち、いずれの態様においても前記本体部のうち台車同士の連結状態において前記突部と当接可能とされる前記第2側面と、前記突部のうち台車同士の連結状態において前記本体部、及び、前記受容突部と当接可能とされる側面と、前記受容突部のうち台車同士の連結状態において前記突部と当接可能とされる側面とは、略鉛直方向に延びるとともに、当該各側面の少なくとも一部の上下幅は、前記本体部の厚みと同じ、又は、それ以上の長さを有し、
    前記連結部と、前記突部とは、互いに離間して設けられており、
    前記連結部は、前記突部を挟むように、前記突部の両側に複数設けられていることを特徴とする台車。
  2. 前記被連結部は、前記受容突部において設けられ、
    前記受容突部は、台車同士の連結状態において、相手側の台車の前記本体部のうち前記第1側面と当接可能に構成され、
    前記受容突部のうち、台車同士の連結状態において、前記本体部、及び、前記突部と当接可能とされる側面の少なくとも一部の上下幅は、前記本体部の厚みと同程度、又は、それ以上の長さを有するとともに、
    台車同士の連結状態において、前記受容突部の一部は、前記連結部と、前記突部との間の空間に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の台車。
  3. 前記台盤は、前記突部の側面、及び、前記受容突部の側面と連続させるようにして、前記突部、及び、前記受容突部から上方に突出する連続突部を備え、
    前記連続突部は、前記本体部の上面よりも上方に突出していることを特徴とする請求項1又は2に記載の台車。
  4. 物品を載置可能な台盤と、
    前記台盤の下面に設けられるキャスターとを備える台車において、
    前記台盤は、
    平面視略矩形状の本体部と、
    前記本体部の第1側面から外方に突出して設けられる連結部と、
    前記本体部の前記第1側面とは異なる第2側面から外方に突出して設けられる被連結部とを備え、
    台車同士を、一方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第1側面と、他方の台車の前記台盤の前記本体部のうち前記第2側面とを対向させ、前記連結部と、前記被連結部とを連結させることで、台車同士を連結可能な構成であって、
    前記台盤は、
    前記本体部の前記第1側面から外方に突出し、台車同士の連結状態において、相手側の台車の前記本体部のうち前記第2側面と当接可能な突部と、
    前記本体部の前記第2側面から外方に突出し、台車同士の連結状態において、相手側の台車の前記突部に対し、当該突部の突出方向に交差する方向に当接可能な受容突部とを備え、
    前記本体部のうち台車同士の連結状態において前記突部と当接可能とされる前記第2側面と、前記突部のうち台車同士の連結状態において前記本体部、及び、前記受容突部と当接可能とされる側面と、前記受容突部のうち台車同士の連結状態において前記突部と当接可能とされる側面とは、略鉛直方向に延びるとともに、当該各側面の少なくとも一部の上下幅は、前記本体部の厚みと同じ、又は、それ以上の長さを有し、
    前記連結部と、前記突部とは、互いに離間して設けられており、
    前記台盤は、前記本体部の前記第1側面から外方に突出して設けられるサブ連結部を備え、
    台車同士を、一方の台車の前記第1側面と、他方の台車の前記第1側面とを対向させ、一方の台車の前記サブ連結部と、他方の台車の前記サブ連結部とにかけて、連結部材を連結させることで、台車同士を連結可能に構成されるとともに、
    前記連結部材による台車同士の連結状態において、一方の台車の前記突部のうち前記本体部からの突出方向先端側の面と、他方の台車の前記突部のうち前記本体部からの突出方向先端側の面とが当接可能に構成されていることを特徴とする台車。
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