JPH11222137A - 運搬台車 - Google Patents

運搬台車

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JPH11222137A
JPH11222137A JP10024648A JP2464898A JPH11222137A JP H11222137 A JPH11222137 A JP H11222137A JP 10024648 A JP10024648 A JP 10024648A JP 2464898 A JP2464898 A JP 2464898A JP H11222137 A JPH11222137 A JP H11222137A
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JP
Japan
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carrier
handle
support hole
sleeve
distance
Prior art date
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Pending
Application number
JP10024648A
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English (en)
Inventor
Yukitoshi Sakai
幸敏 酒井
Shigenobu Tanabe
成伸 田辺
Tetsuya Murakami
哲也 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gifu Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Gifu Plastic Industry Co Ltd filed Critical Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬台の支持孔に差し込まれるハンドルのガ
タツキを防止することができるとともに、ハンドルと支
持孔とは常に楽に係脱することができる運搬台車を提供
する。 【解決手段】 運搬台車10の運搬台11には、ハンド
ル21を嵌合支持する第1,第2支持孔17a,18a
が設けられている。第1,第2支持孔17a,18aの
中にそれぞれ金属製の第1,第2スリーブ19,20が
嵌合されている。第1スリーブ19は、平断面円形をな
し、第2スリーブ20は、平断面長方形をなしている。
第1支持孔17aの中心軸線から隣接する幅方向の端縁
までの距離L1と第2支持孔18aの中心軸線から隣接
する幅方向の端縁までの距離L2との和を、第1,第2
支持孔17a,18aの中心軸線間の距離L3及びハン
ドル21の両差し込み部21a,21bの中心軸線間の
距離L4と同じにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は運搬台車に係り、詳
しくは運搬台車のハンドル支持孔に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、スーパーマーケットなどで使用
される運搬台車において、載置部を有する運搬台がプラ
スチックなどの樹脂材料にて一体成形されている。その
運搬台の下面にはキャスタが設けられ、上面側にはハン
ドルが設けられている。そのハンドルは、運搬台の端縁
に形成された支持孔に差し込まれ、不使用時には支持孔
から外される。また、運搬台車は、運搬する荷物の大き
さ、荷姿などの変化に応じて複数の運搬台車を互いに連
結させて使用する場合がある。そして、2台の運搬台車
が横一列に連結されて使用される場合、前記ハンドルは
横に連結された各運搬台車の支持孔にまたがって差し込
まれる。このような従来の運搬車において、ハンドルの
挿入脚部はその支持孔とほぼ同じの断面形状及び大きさ
を持っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ハンドルは
頻繁に支持孔に係脱されるため、より楽に係脱されるよ
うに支持孔に余裕を持たせた間隙を設ける必要がある。
そして、2台の台車同士が連結されて使用する場合ハン
ドルは2台の台車にまたがって係脱されるため、連結時
の寸法的な余裕を考慮すると、ハンドルより大きな余裕
を備えた支持孔が必要になる。また、その反面この余裕
が操作時におけるガタツキとして発生し、支持孔により
ハンドルを安定して支持することができなくなってしま
うという問題点があった。
【0004】また、この種の左右連結可能な運搬台は、
連結するときの寸法誤差が生じやすい。この寸法誤差に
より、ハンドルは支持孔、特に横方向に連結した運搬台
車にまたがる支持孔に差し込みにくいという問題点があ
った。
【0005】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであって、その第1の目的は支持孔に差し込
むハンドルのガタツキを防止することができる運搬台車
を提供することにある。第2の目的はハンドルと支持孔
とは楽に係脱することができる運搬台車を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、荷物等を搬送する際の運
搬台の下面にキャスタを備え、上面側にハンドルを嵌合
支持する一対の支持孔を設け、2つの前記台車を同一向
きで横方向に連結可能とする連結部を形成した運搬台車
において、連結時に左位の台車の支持孔のうち、一方の
支持孔と右位の台車の支持孔のうち一方の支持孔に前記
ハンドルを嵌合支持する際どちらか一方に間隙を前記運
搬台の長手方向に直交する幅方向に形成した。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の運搬台車において、第1支持孔の中心軸線から隣接す
る幅方向の端縁までの距離と第2支持孔の中心軸線から
隣接する幅方向の端縁までの距離との和を、第1,第2
支持孔の中心軸線間の距離と同じにした。
【0008】従って、請求項1に記載の発明によれば、
支持孔にハンドルを嵌合支持する際は、一方の支持孔に
おける、その前記運搬台の長手方向に直交する幅方向の
間隙により吸収される。つまり、一方では間隙を形成し
た支持孔によって余裕を設けた間隙を吸収し、他方では
前記幅方向へのガタツキを抑制するため、しっかりと嵌
合させる必要がある。そして、前記間隙を幅方向へ形成
することによって、連結した状態で、動かす際前後方向
へのハンドルのガタツキは生じないのである。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、前記ハン
ドルの両差し込み部のうち、一方の差し込み部を一方の
運搬台車の第2支持孔のスリーブに差し込み、他方の差
し込み部を他方の運搬台車第1支持孔のスリーブに差し
込むことができる。従って、ハンドルは楽に横方向に連
結した2つの運搬台車にまたがる第1,第2支持孔に差
し込まれることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一の実
施形態を図1〜図11に従って説明する。図1及び図2
に示すように、本実施形態の運搬台車10の運搬台11
は、プラスチック材料にて一体成形された長方形状の台
盤であって、その裏側にはキャスタ12を装着し、その
表面には物品を載置するための載置部13を有してい
る。前記運搬台11の長手方向(前後方向)の一端部
(後端部)には第1張り出し部14が運搬台11の底面
から延出形成されている。前記第1張り出し部14の上
面14aは前記運搬台11の前後方向の一端部(前端
部)の後述する第2掛け止め部の底部と略同一水平面上
に形成されている。前記第1張り出し部14の上面14
aの中央位置には凸台14bが突出形成されている。
【0011】図2〜図4に示すように、前記第1張り出
し部14の上面14aには、左右一対の第1連結突起1
5,16がそれぞれ前記凸台14bの両側に突出形成さ
れている。両第1連結突起15,16はその後側が斜状
に切り欠いて斜面15a,16aが形成されている。ま
た、両第1連結突起15,16は運搬台11の後端面1
1aと離間していて、その後端面11aと第1連結突起
15,16の前側立面15b,16bとの間は予め定め
た隙間t1が形成されている。
【0012】また、前記第1張り出し部14には、下方
に向けて第1支持体17と、第2支持体18とが延出形
成されている。第1支持体17は四角有底筒体であっ
て、平断面が正方形をなす第1支持孔17aを形成して
いる。第1支持体17の底部17bには水抜き孔17c
が形成されている。第1支持孔17aの四方の内側面に
は、図3に示すように、上下方向に延びた突条17dが
突出形成されている。
【0013】突条17dが形成された第1支持孔17a
には、金属製の第1スリーブ19が嵌着されている。第
1スリーブ19は、平断面が円形の筒体であって、第1
スリーブ19を第1支持孔17aに嵌挿したとき、該ス
リーブ19の外周面が第1支持孔17aの内側面に形成
した突条17dにて圧設されて容易に第1スリーブ19
が第1支持孔17aから抜けないように構成されてい
る。
【0014】第2支持体18は四角有底筒体であって、
平断面が長方形をなす第2支持孔18aを形成してい
る。第2支持体18の底部18bには水抜き孔18cが
形成されている。第2支持孔18aの四方の内側面に
は、図3に示すように、上下方向に延びた突条18dが
突出形成されている。
【0015】突条18dが形成された第2支持孔18a
には、金属製の第2スリーブ20が嵌着されている。第
2スリーブ20は、平断面が長方形の筒体であって、第
2スリーブ20を第2支持孔18aに嵌挿したとき、該
スリーブ20の外周面が第2支持孔18aの内側面に形
成した突条18dにて圧設されて容易に第2スリーブ2
0が第1支持孔18aから抜けないように構成されてい
る。図4に示すように、平断面が長方形の第2スリーブ
20におけるその短辺の長さT1は、前記円筒体の第1
スリーブ19の内径D1と一致させている。
【0016】また、本実施形態では、前記第1支持孔1
7aと第2支持孔18aの形成位置は以下のように設定
している。前記第1支持孔17a(第1スリーブ19)
の中心軸線から運搬台11の左端面11cまでの距離を
L1とし、前記第2支持孔18a(第2スリーブ20)
の中心軸線から運搬台11の右端面11dまでの距離を
L2としたとき、前記第1支持孔17a(第1スリーブ
19)の中心軸線から第2支持孔18a(第2スリーブ
20)の中心軸線までの距離L3が距離L1と距離L2
との和、即ち、L3=L1+L2となるように、第1支
持孔17aと第2支持孔18aの形成位置は予め設定し
ている。
【0017】図5〜図7に示すように、前記第1及び第
2スリーブ19,20には、ハンドル21が係脱可能に
嵌挿連結される。ハンドル21は金属製丸パイプを略逆
U字状に折り曲げて形成している。ハンドル21の左右
一対の先端部は差し込み部21a,21bを構成し、そ
の差し込み部21a,21bの外径D2は、前記第1ス
リーブ19の内径D1(=T1)と略同じにしている。
また、両差し込み部21a,21bの中心軸線間の距離
L4は、前記第1支持孔17a(第1スリーブ19)の
中心軸線から第2支持孔18a(第2スリーブ20)の
中心軸線までの距離L3と同じにしている。また、両差
し込み部21a,21bの間は補強用のアーム22が連
結されている。
【0018】前記運搬台11の長手方向に直交する幅方
向(左右方向)の一端部(左端部)には、第2張り出し
部23が運搬台11の底面から延出形成されている。前
記第2張り出し部23の上面23aは前記運搬台11の
幅方向(左右方向)の一端部(右端部)の底部と略同一
水平面上に形成されている。前記第2張り出し部23の
上面23aには、前後一対の第2連結突起24,25が
突出形成されている。両第2連結突起24,25はその
左側が斜状に切り欠いて斜面24a,25aが形成され
ている。また、両第2連結突起24,25は運搬台11
の左端面11cと離間していて、その左端面11cと第
2連結突起24,25の右側立面24b,25bとの間
は予め定めた隙間t2が形成されている。
【0019】図8に示すように、運搬台11の前後方向
の一端部(前端部)の裏側には、前記第1連結突起1
5,16とそれぞれ相対向するように第1連結凹部2
6,27が形成されている。第1連結凹部26,27
は、運搬台11の裏面に形成されたリブ26a〜26
c,27a〜27cにて構成されている。
【0020】図8に示すように、運搬台11の左右方向
の一端部(右端部)の裏側には、前記第2連結突起2
4,25とそれぞれ相対向するように第2連結凹部2
8,29が形成されている。第2連結凹部28,29
は、運搬台11の裏面に形成されたリブ28a〜28
c,29a〜29cにて構成されている。
【0021】前記載置部13において、その載置部13
の中心位置を中心とする正方形の4頂点位置には、その
頂点位置を中心とする積層用凹部30〜33が凹設され
ている。各凹部30〜33は底部に向かって先細となる
逆四角錐台形状の凹部であって、それぞれ各凹部30〜
33の向きは互いに同じ向きに形成されている。各凹部
30〜33の底部には、水抜き孔30a〜33aが形成
されている。
【0022】図9に示すように、前記各凹部30〜33
と対応する運搬台11の裏側の位置には、載置用脚34
〜37が下方に向かって延出形成されている。各載置用
脚34〜37は平断面が四角形状の筒体であって、その
平断面が正四角形状は積層用凹部30〜33の底面正四
角形状より小さくなっている。
【0023】次に、上記のように構成された運搬台車1
0の作用及び効果を説明する。 (1)本実施形態では、運搬台11の後端部の第1張り
出し部14に第1連結突起15,16を形成し、その第
1連結突起15,16の後側には斜面15a,16aを
形成した。一方、運搬台11の前端部の裏側には、第1
連結凹部26,27を形成した。
【0024】従って、2台の運搬台車10を縦方向に互
いに連結する場合、後方の運搬台車10を、該運搬台車
10の前端部が前方にある運搬台車10の後端部と相対
向するように合わせ、この状態から更に後方の運搬台車
10を前方に押すだけで両運搬台車10は互いに連結さ
れる。即ち、後方の運搬台車10を更に前方に押すと、
前方の運搬台車10の第1連結突起15,16に形成し
た斜面15a,16aに沿って、後方の運搬台車10の
前端面11dを形成するリブ26a,27aが斜面15
a,16aに沿って上動する。やがて、リブ26a,2
7aが斜面15a,16aの頂点を超えると、該リブ2
6a,27aが、前方の運搬台車10の後端面11aと
第1連結突起15,16の前側立面15b,16bとの
間に形成された隙間t1に落ち込む。即ち、前方の運搬
台車10の第1連結突起15,16と後方の運搬台車1
0の第1連結凹部26,27が嵌合し、前方の運搬台車
10と後方の運搬台車10が互いに縦列に連結される。
【0025】このように、単に運搬台車10を押すだけ
で、簡単且つ迅速に運搬台車を連結することができる。
しかも、前記第1張り出し部14の上面14aは運搬台
11の底部と同一水平面となるように形成されているた
め、互いに連結された運搬台車10の載置部13は同一
平面となる。
【0026】(2)また、本実施形態では、運搬台11
の左端部の第2張り出し部23に第2連結突起24,2
5を形成し、その第2連結突起24,25の左側には斜
面24a,25aを形成した。一方、運搬台11の右端
部の裏側には、第2連結凹部28,29を形成した。
【0027】従って、2台の運搬台車10を横方向に互
いに連結する場合、右側の運搬台車10の左側部が左側
にある運搬台車10の右端部と相対向するように合わ
せ、この状態から更に右側の運搬台車10を左側に押す
だけで両運搬台車10は互いに連結される。即ち、右側
の運搬台車10を更に左側に押すと、左側の運搬台車1
0の第2連結突起24,25に形成した斜面24a,2
5aに沿って、右側の運搬台車10の右端面11cを形
成するリブ28a,29aが斜面24a,25aに沿っ
て上動する。やがて、リブ28a,29aが斜面24
a,25aの頂点を超えると、該リブ28a,29a
が、右側の運搬台車10の左端面11bと第2連結突起
24,25の右側立面24b,25bとの間に形成され
た隙間t2に落ち込む。即ち、右側の運搬台車10の第
2連結突起24,25と左側の運搬台車10の第2連結
凹部28,29が嵌合し、右側の運搬台車10と左側の
運搬台車10が互いに横一列に連結される。
【0028】このように、単に運搬台車10を押すだけ
で、簡単且つ迅速に運搬台車を連結することができる。
しかも、前記第2張り出し部23の上面23aは運搬台
11の底部と同一水平面となるように形成されているた
め、互いに連結された運搬台車10の載置部13は同一
平面となる。
【0029】(3)本実施形態では、第1支持孔17c
と第2支持孔18cにそれぞれ金属製の第1スリーブ1
9と第2スリーブ20を嵌着させた。従って、ハンドル
21は、頻繁に第1,第2スリーブ19,20と係脱し
ても、第1,第2支持孔17c,18cの内周が広げら
れることなく、第1,第2スリーブ19,20により安
定に支持される。
【0030】(4)本実施形態では、ハンドル21の差
し込み部21a,21bは、断面円形をなし、前記第1
スリーブ19の内径D1及び第2スリーブ20の短辺の
長さT1と等しい外径D2とするとともに、その差し込
み部21a,21bの中心軸線間の距離L4を前記第
1,第2スリーブ19,20の中心軸線間の距離L3と
同じにしている。従って、ハンドル21の差し込み部2
1a,21bはそれぞれ前記第1スリーブ19と第2ス
リーブ20の中に嵌挿されるとき、その差し込み部21
aは前記第1スリーブ19と僅かな間隙を残した状態で
嵌着される。他方の差し込み部21bは前記第2スリー
ブ20の短辺方向に第2スリーブ20と当接して嵌合さ
れるとともに、前記運搬台11の長手方向に直交する幅
方向の前記第2スリーブ20の両側にそれぞれ余裕を設
けた間隙t3,t4が形成される。
【0031】その結果、前記差し込み部21aが第1ス
リーブ19に挿入嵌合されることによって、前記運搬台
11の長手方向に直交する幅方向に対する前記ハンドル
21のガタツキが防止されることができる。また、他方
の差し込み部21bが第2スリーブ20に嵌合されると
き、第2スリーブ20の長手方向に直交する幅方向に、
ハンドル21との嵌合寸法に許容範囲を持たせることが
できる。従って、前記ハンドル21は常に楽に第1,第
2スリーブ19,20に差し込むことができる。
【0032】(5)本実施形態では、前記各距離L1〜
L4を、L3=L4=L1+L2となるようにしてい
る。従って、横一列に2つの運搬台車10が連結された
とき、ハンドル21の一方の差し込み部21aを左側の
運搬台車10の第2スリーブ20に差し込み、他方の差
し込み部21bを右側の運搬台車10の第1スリーブ1
9に差し込むことができる。その結果、該ハンドル21
にて2台の運搬台車10を確実に搬送することができ
る。また、図10及び図11に示すように、前記ハンド
ル21は横方向に横一列に連結した2つの運搬台車10
にまたがる第1,第2スリーブ19,20に楽に差し込
むことができる。
【0033】(6)本実施形態では、前記第1支持孔1
7aの底部17bの中央には水抜き孔17cが設けら
れ、前記第2支持孔18aの底部18bの中央には水抜
き孔18cが設けられている。従って、前記第1,第2
支持孔17a,18a内に水が溜まることを避けること
ができる。
【0034】(7)本実施形態では、運搬台車10の載
置部13の中央位置には、積層用凹部30〜33を設
け、その凹部30〜33と対応する裏側には載置用脚3
4〜37を形成した。一方の運搬台車10のを他方の運
搬台車10の凹部30〜33に係合させることによっ
て、一方の運搬台車10の脚34〜37を他方の運搬台
車10に積み重ねることができる。このとき、凹部30
〜33と脚34〜37は同一垂直方向に一体形成されて
いるので、積み重ね部分が上下方向に連続し、その部分
で荷重を受けることになるため、運搬台11の変形や破
損を防止できるとともに、安定に積み重ねることができ
る。
【0035】(8)本実施形態では、積層用凹部30〜
33は逆四角錐台形状をなしているので、楽に他方の運
搬台車10の脚34〜37を係合させることができる。 (9)本実施形態では、積層用凹部30〜33は、運搬
台車10の中心位置を中心とする正方形の4つの頂点位
置に設けられているので、一方の運搬台車10を他方の
運搬台車10に積み重ねるつまり上下の運搬台車10の
運搬台11が互いに直交するように縦横に交叉して積み
重ねるとき、互いにバランスよく4点支持することによ
って安定且つ丈夫に積み重ねられることができる。
【0036】(10)本実施形態では、積層用凹部30
〜33の底部の中央には水抜き孔30a〜33aが形成
されているので、屋外に使われている運搬台車10にお
いて、雨などの水は凹部30〜33に溜まることない。
【0037】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことはなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で以下の
ように実施してもよい。 ○本実施形態では、第1支持孔17aを平断面正方形状
に、第2支持孔18aを平断面長方形状にして実施した
が、第1支持孔17aを平断面ほぼ真円形状に、第2支
持孔18aを平断面ほぼ楕円形状にして実施してもよ
い。この場合は、上記の実施形態と同様な効果を得るこ
とができる。
【0038】○本実施形態では、第1,第2支持孔17
a,18aの内周にはそれぞれ6本の突条17d,18
dを設けて実施したが、6本以外の複数本の突条17
d,18dを設けて実施してもよい。この場合は、上記
の実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0039】○本実施形態では、第1スリーブ19を平
断面円形に、第2スリーブ20を平断面長方形にして実
施したが、第1スリーブ19を平断面正方形に、第2ス
リーブ20を平断面楕円形にして実施してもよい。この
場合、上記の実施形態と同様な効果を得ることができ
る。
【0040】○本実施形態では、運搬台車10の運搬台
11を図12及び図13に示すようにして実施してもよ
い。詳述すると、図12及び図13に示すように、前記
運搬台11の4つの角には、厚さt5の緩衝材としての
ゴム38を取り付けている。しかも、その厚さt5を前
記間隙t3の二分の一より小さくしている。従って、ハ
ンドル21は、図14に示すように、横列に連結された
2つの運搬台車10にまたがって差し込まれることがで
き、上記の実施形態と同様な効果を得ることができると
ともに、運搬台車間の衝突による運搬台車10の損傷を
防止することができる。
【0041】○本実施形態では、スリーブ19,20を
設けたが、スリーブ19,20を設けないで、第1及び
第2支持孔17a,18aをスリーブの形状に形成して
実施してもよい。
【0042】○本実施形態では、スリーブ19,20を
設けたが、スリーブ19,20を連結した状態で形成し
て実施してもよい。このようにすれば、運搬台車を動か
す際に、一方のハンドル支持孔にのみ荷重がかかるのを
防止することができる。従って、このハンドル支持孔の
破損など生じる心配がなくなるのである。
【0043】上記実施形態から把握できる請求項以外の
技術的思想について、以下に効果とともに記載する。 ○荷物等を搬送する際の運搬台の下面にキャスタを備
え、上面側にハンドルを嵌合支持する一対の支持孔を設
け、2つの前記台車を同一向きで横方向に連結可能とす
る連結部を形成した運搬台車において、前記一対の支持
孔の底部に貫通孔を設けたことを特徴とする運搬台車。
【0044】従って、支持孔内の水溜まりが避けられ
る。 ○荷物等を搬送する際の運搬台の下面にキャスタを備
え、上面側にハンドルを嵌合支持する一対の支持孔を設
け、2つの前記台車を同一向きで横方向に連結可能とす
る連結部を形成した運搬台車において、前記一対の支持
孔の中に、金属製のスリーブを嵌合させたことを特徴と
する運搬台車。
【0045】従って、支持孔は頻繁に係脱されるハンド
ルにより広げられることが防止できる。 ○荷物等を搬送する際の運搬台の下面にキャスタを備
え、上面側にハンドルを嵌合支持する一対の支持孔を設
け、2つの前記台車を同一向きで横方向に連結可能とす
る連結部を形成した運搬台車において、前記運搬台の端
縁角に緩衝材を設けたことを特徴とする運搬台車。
【0046】従って、運搬台車を連結又は使用すると
き、運搬台車間の衝突による運搬台車の損傷を防止する
ことができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び2に
記載の発明によれば、運搬台の支持孔に差し込まれるハ
ンドルのガタツキを防止することができるとともに、ハ
ンドルと支持孔とはいつでも楽に係脱することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の運搬台車の斜視図。
【図2】同じく運搬台車の平面図。
【図3】同じく運搬台車のスリーブが嵌合される前の要
部拡大平面図。
【図4】同じく運搬台車のスリーブが嵌合された後の要
部拡大平面図。
【図5】同じく運搬台車の側面要部断面図。
【図6】ハンドルが差し込まれた本実施形態の運搬台車
の斜視図。
【図7】ハンドルが差し込まれた本実施形態の運搬台車
の側面図。
【図8】同じく運搬台車の底面図。
【図9】同じく運搬台車のA−A断面拡大図。
【図10】ハンドルが横に連結された2つの運搬台車に
またがって設けられた状態の斜視図。
【図11】ハンドルが横に連結された2つの運搬台車に
またがって設けられた状態の側面図。
【図12】別例の運搬台車の斜視図。
【図13】別例の運搬台車の平面図。
【図14】別例のハンドルが横に連結された2つの運搬
台車にまたがって設けられた状態の側面図。
【符号の説明】
10…運搬台車、11…運搬台、12…キャスタ、13
…載置部、14…第1張り出し部、15,16…第1連
結突起、17a…第1支持孔、18a…第2支持孔、1
9…第1スリーブ、20…第2スリーブ、21…ハンド
ル、23…第2張り出し部、24,25…第2連結突
起、26,27…第1連結凹部、28,29…第1連結
凹部、30〜33…積層用凹部、34〜37…載置用
脚、38…ゴム。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物等を搬送する際の運搬台の下面にキ
    ャスタを備え、上面側にハンドルを嵌合支持する一対の
    支持孔を設け、2つの前記台車を同一向きで横方向に連
    結可能とする連結部を形成した運搬台車において、 連結時に左位の台車の支持孔のうち、一方の支持孔と右
    位の台車の支持孔のうち一方の支持孔に前記ハンドルを
    嵌合支持する際どちらか一方に間隙を前記運搬台の長手
    方向に直交する幅方向に形成したことを特徴とする運搬
    台車。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の運搬台車において、 第1支持孔の中心軸線から隣接する幅方向の端縁までの
    距離と第2支持孔の中心軸線から隣接する幅方向の端縁
    までの距離との和を、第1,第2支持孔の中心軸線間の
    距離と同じにしたことを特徴とする運搬台車。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2015033424A (ja) * 2013-08-08 2015-02-19 アジア・ラゲージ株式会社 キャリーバッグ

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