JP2011073561A - 台車、並びに台車を用いた切粉回収システム - Google Patents

台車、並びに台車を用いた切粉回収システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の台車を連結可能とし、かつ連結作業に要する手間を省いて短時間に連結することのできる台車を提供する。
【解決手段】台車1は、複数の車輪2を設けた略矩形の台車本体3と、台車本体3の上方に保持される容器4と、把持部5を一体に有し、台車本体3に取付けた状態では把持部5を把持して台車本体3を移動操作することのできる操作部材6とを具備する。操作部材6は、この操作部材6を台車本体3に取付けた状態で他の台車11との連結を可能にする連結部7を一体に有する。詳細には、操作部材6は、T字ハンドル状の把持部5と、把持部5から下方に伸びる支軸部8と、支軸部8の長手方向途中から分岐してその先端に連結部7を設けた分岐部9とを一体に有している。分岐部9は、支軸部8と直交する向きに分岐し、かつ連結部7となる先端部分を支軸部8に平行となるように折り曲げた形状を呈している。
【選択図】図2

Description

本発明は、台車、並びに台車を用いた切粉回収システムに関する。
切削油の付着した切粉の処理に関して、従来、自動車部品工場等では、加工機からクーラントタンクに落下又は堆積した切粉を、チップコンベヤで排出する等して、加工機の周囲に設置した切粉容器内に集め、この切粉容器を載置した台車で工場の外に搬出するようにしている(例えば、下記特許文献1を参照)。
また、工場の製造ラインには多数の加工機が設置されており、各加工機から発生する切粉等の回収に、上記の切粉容器および台車を用いるとなると、加工機ごとに切粉容器および台車を設置して、これら台車を個別に回収場所に移動させる必要が生じる。
ここで、台車に関して、例えば下記特許文献2には、台車本体の周縁側に嵌合連結用の凹凸を設け、複数の台車を連結した状態で使用することができる台車や、各台車の補強部に設けた開口端部に挿入固定される複数の挿入部を具備した連結部材により、複数の台車本体が連結されて成る台車連結体が開示されている。また、この特許文献に開示された台車又は台車連結体は、連結部材と同様、取手を補強部の開口端部に挿入して固定することができるようになっている。
特開平11−207562号公報 特開2009−61947号公報
上記特許文献2に記載のように、複数の台車を連結して移動させるようにすれば、一度の回収作業で複数の容器に溜められた切粉を運搬・回収することができる。しかしながら、上記特許文献2に記載の台車では、取手と台車間の連結部材とがそれぞれ別体かつ着脱自在に装着されている。そのため、各加工機を順に回りながら当該加工機に設置された容器およびこの容器を載置した台車を連結していくとなると、連結作業の度に連結部材を接続する手間が生じる。また、他の台車に連結する際には、連結位置まで各台車を移動させる必要があり、連結の直前まで取手を使用する。ここで、上記特許文献2に記載の台車は、連結部材と共通の挿入口(補強部の開口端部)に取手を取付ける構造を有することから、連結作業の直前に取手を取り外す手間が別途掛かる。また、取り外した取手を、別の場所に保管しておかなければならず、これによっても連結時の作業性が低下する。
以上述べた問題は、何も切粉の回収に限ったことではなく、他の加工時排出物を回収する場合、さらには、複数の場所で生産された生産物を1ヶ所に収集するための運搬作業時にも同様に当てはまることであり、同様に改善を要する。
また、切粉の回収効率について考えると、上記特許文献1に開示された切粉の回収方法だと、加工機ごとに台車を回収しなければならない。このように、台車を加工機ごとに個別に回収していたのでは回収作業に非常に手間が掛かってしまい、非常に効率が悪い。
また、各々の加工機から発生する切粉の量は加工機ごとに異なるため、上記特許文献2に記載のように、複数の台車を連結して移動させるようにした場合であっても、その回収時期によっては、一度の回収作業で複数の容器を回収することができない場合がある。また、従来のように、切粉で容器が満杯になったのをその都度目視で確認して当該容器を台車で回収していたのでは、たとえ連結可能な台車を用いたとしても切粉を効率よく回収することは難しい。
以上の事情に鑑み、本明細書では、複数の台車を連結可能とし、かつ連結作業に要する手間を省いて短時間に連結することのできる台車を提供することを、本発明により解決すべき技術的課題とする。
また、以上の事情に鑑み、本明細書では、連結可能な複数の台車を用いて、各台車上の容器に貯溜された切粉を効率よく回収することのできる切粉の回収システムを提供することを、本発明により解決すべき技術的課題とする。
本発明は、前記課題の解決を図るためになされたものである。すなわち、本発明に係る台車は、複数の車輪を設けた台車本体と、把持部を一体に有し、かつ台車本体に取付けた状態では把持部を把持して台車本体を移動操作することのできる操作部材とを具備する台車であって、操作部材は、操作部材を台車本体に取付けた状態で他の台車との連結を可能にする連結部を一体に有する点をもって特徴付けられる。
このように、本発明では、台車同士を連結するための連結部を、台車単体を操作するための部材(操作部材)と一体化したので、連結に際して、別の部品を取付けたり、あるいは取り外したりする手間が省ける。また、把持部を備えた操作部材に連結部を一体に設けたので、連結作業もスムーズに行うことができる。これにより、台車同士の連結作業を効率よく短時間で行うことができる。また、使用する部品も少なくて済むため、台車の構造を簡素化できる。よって、それほど多くのコストをかけることなく台車に連結構造を設けることができる。
この場合、操作部材は、把持部から下方に伸びる支軸部を有し、台車本体の第1側面部には、支軸部が嵌合される嵌合部と、連結部と連結可能な被連結部とが設けられ、嵌合部に支軸部を嵌合した状態で連結部を他の台車の被連結部に連結することで、第1側面部と直交する第2側面部と他の台車の第2側面部とを対向させた状態で他の台車を連結可能としてもよい。
このように構成することで、台車同士が、操作部材や、相互に連結される連結部および被連結部が設けられた側面部(第1側面部)とは異なる側面部(第2側面部)同士を対向させた状態で連結される。従って、上記操作部材や連結部・被連結部を連結された状態の台車の側方に配置して、対向する第2側面部を接近又は密接させた状態で台車同士を連結することができる。よって、連結した状態の台車の連結方向の寸法を短くして台車同士をコンパクトに連結することができる。また、操作部材を操作して台車を他の台車と連結可能な位置まで移動し、かつその位置で操作部材に設けた連結部を他の台車の被連結部に連結するだけで台車同士を連結できるので、この連結作業を手間なく効率よく行うことができる。また、このような位置で連結するのであれば、例えば操作部材と連結部・被連結部を互いに対向する双方の第1側面部に設けることで、台車同士をより強固に連結することができる(図2を参照)。
また、複数の車輪は3輪であって、一方の第2側面部の側に設けた1個の自由輪と、他方の第2側面部の側に設けた2個の自由輪とからなるものであってもよい。
この構成によれば、台車を連結した際に、隣接する台車の車輪同士が干渉するのを避けてスムーズな連結を図ることができる。また、干渉せずに済むため、台車同士をその分接近して連結することができ、連結した状態の台車をコンパクトにすることができる。また、連結方向に短くなれば、その分内外輪差が小さくなるので、連結した状態でも小回りが効くようになる(走行性を確保できる)。加えて、3輪全てを自由輪とすることで、連結した状態のときはもちろん、台車単体で使用するときにも高い走行性を確保することができる。
以上の説明に係る台車は、相互に隣接する台車同士を連結部で相互に連結してなる連結台車として提供することも可能である。また、この場合、連結台車を構成する複数の台車のうち、最後尾に位置する台車の車輪を固定輪とすることも可能である。
このように構成することで、連結状態で走行する際、連結台車の後方側の振れ、特に進行方向と直交する向きの滑りを抑制して、当該連結台車の走行性を高めることができる。
また、前記課題の解決を図るためになされた、本発明に係る切粉回収システムは、同一容積の容器を有し、相互に連結可能な複数の台車を用いて、複数の加工機を有する加工ラインで発生した切粉を回収するためのシステムであって、加工機ごとに設置した容器が、空の状態から切粉で満杯となるのに要する時間を取得する工程と、取得した所要時間に基づき、容器が切粉で満杯となった複数の台車を連結して回収できるように台車の回収ルートを設定する工程とを備えた点をもって特徴付けられる。
このように、本発明では、切粉の発生量が異なる何れの加工機にも容積が一定の容器を用いることとし、かつ、その際に容器が空の状態から切粉で満杯になるのに要する時間を取得し、この取得した所要時間に基づき台車の回収ルートを定めるようにしたので、作業者が目視で切粉の満杯の有無を確認せずとも、確実に、容器が切粉で満杯となった複数の台車を連結して回収できる。そのため、この回収作業を無駄なく効率よく実施することができる。また、予め定めた回収ルートに従い回収作業を自動的に行うだけでよいので、この点でも、作業効率を高めることができる。
また、この場合、1回の回収作業で回収する台車の数を概ね一定とすることもでき、これにより、各回収作業ごとに回収する台車の数の過不足を極力無くして、回収効率をさらに高めることができる。また、この場合には、牽引する複数の台車の総重量がある程度想定できるので、上記重量に見合った牽引能力を有する自走車を使用すれば足りる。よって、この点でも、設備投資を低く抑えることができる。
以上のように、本発明に係る台車によれば、複数の台車を連結可能とし、かつ連結作業に要する手間を省いて短時間に連結することが可能となる。
することができる。
また、本発明に係る回収システムによれば、連結可能な複数の台車を用いて、各台車上の容器に貯溜された切粉を効率よく回収することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る台車の斜視図である。 図1に示す台車を2台分連結した状態を示す斜視図である。 図2に示すように台車を連結する際の動作を説明するための要部側面図である。 図2に示すように台車を連結する際の動作を説明するための要部平面図である。 図1に示す複数の台車を相互に連結してなる連結台車の使用例を概念的に示す平面図である。 図5に示す連結台車の要部拡大平面図である。 図5に示す連結台車の他の形態を示す要部拡大平面図である。 図5に示す連結台車により回収された切粉を廃却する際に使用する台車反転装置の全体構成を示す側面図である。 本発明の他の実施形態に係る台車の斜視図である。 本発明に係る切粉回収システムの概要を説明するための図であって、(a)〜(h)は時間別に回収するルートを示す平面図である。 加工機ごとの、単位時間当たりの切粉の排出量を示すグラフである。 加工機ごとの、容器が空の状態から切粉で満杯になるのに要する時間を示すグラフである。
以下、本発明に係る台車の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る台車の全体構成を示している。この図に示す台車1は、複数の車輪2を設けた略矩形の台車本体3と、台車本体3の上方に保持される容器4と、把持部5を一体に有し、台車本体3に取付けた状態では把持部5を把持して台車本体3を移動操作することのできる操作部材6とを具備するものである。
操作部材6は、この操作部材6を図2に示すように台車本体3に取付けた状態で他の台車11との連結を可能にする連結部7を一体に有するものである。詳細には、操作部材6は、図1に示すように、T字ハンドル状の把持部5と、把持部5から下方に伸びる支軸部8と、支軸部8の長手方向途中から分岐してその先端に連結部7を設けた分岐部9とを一体に有している。分岐部9は、支軸部8と直交する向きに分岐し、かつ連結部7となる先端部分を支軸部8に平行となるように折り曲げた形状を呈している。
上記構成の操作部材6は、略矩形をなす台車本体3の所定の側面部(第1側面部)に取付けられる。図1では、平面視した状態で略長方形状をなす台車本体3の短辺側の側面部10に操作部材6が取付けられる。詳細には、この側面部10の外方面には、図1に示すように、操作部材6の支軸部8の先端と嵌合する嵌合部12と、操作部材6に一体に設けた連結部7と連結可能な被連結部13とが設けられている。この図示例では、嵌合部12と被連結部13は何れも略筒状を呈し、所定の距離を有した状態で側面部10の外方面に固定されている。ここで、「所定の距離」は、図1に示すように、操作部材6の支軸部8を嵌合部12に嵌合した状態で、連結部7が被連結部13と連結(この図では嵌合)でき、かつ、図2に示すように、支軸部8まわりに180°回転させた状態では、一の台車1の嵌合部12に支軸部8を嵌合しつつ、隣接する他の台車11の短辺側の側面部10に設けた被連結部13と連結できるような大きさに設定されている。
また、この実施形態では、図1に示すように、操作部材6を台車本体3に取付けた状態では、支軸部8の先端は連結部7の先端よりも下方に位置している。そのため、図3を参照して後述するように、この台車1を、隣接する他の台車11と連結するために操作部材6に一体に連結部7を上方に持上げた際、支軸部8が嵌合部12から抜けることはない。
また、この実施形態では、図1に示すように、把持部5がT字ハンドル状を呈すると共に、この把持部5の回転中心が支軸部8の中心軸と一致している。言い換えると、把持部
5の幅方向中央から垂直下方に支軸部8が伸びる形状を呈している。そのため、図4を参照して後述するように、嵌合部12に嵌合した状態の操作部材6(把持部5)を把持して、支軸部8を中心に把持部5を所定の向きに回転させるだけで、台車1の操作部材6に設けた連結部7を、連結すべき他の台車11の被連結部13上に移動できるようになっている。
以上の説明に係る操作部材6、嵌合部12、および被連結部13は、台車本体3の短辺側の一方の側面部10だけでなく、この側面部10と対向する他方の側面部14にも設けられている。よって、図2に示す連結状態をより強固なものにすることができる。
また、台車本体3の周縁のうち、操作部材6が取付けられる側の側面部10・14と直交する第2側面部としての長辺側の一方の側面部15には、図2に示すように、隣接する他の台車11を連結部7を介して台車1に連結する際、台車1に対する位置決めを伴って他の台車11の案内を行うための案内部16が幅方向両側に設けられている。
また、図1に示すように、台車本体3の下方には、例えば後述する反転装置30のフォーク34を挿入するためのフォーク挿入部17が、台車1の連結方向(図2で言えば、左上から右下への方向)に沿って設けられている。
また、台車本体3の下方に配設される複数の車輪2は、この実施形態では3輪であって、図1に示す台車1の長辺側の側面部15の一方の側に1個、他方の側に2個設けられている。より正確には、案内部16が設けられた、他の台車への連結移動時の前方側の幅方向中央に1個の車輪2が設けられると共に、後方側の幅方向両側に2個の車輪2・2が設けられている。これら3個の車輪2は何れも鉛直軸まわりに回動自在な自由輪である。
以下、上記構成の台車1に、他の台車11を連結する際の動作を図1から図4に基づき説明する。なお、図2から図4に示す他の台車11は、図1に示す台車1と同一の構造を有するものであり、その詳細な説明を省略する。また、図2では、視覚による理解の容易化のために、他の台車11に具備されるべき操作部材6を省略している。
まず、図1に示すように、台車1単体で使用する際、操作部材6は台車本体3に嵌合部12を介して取付けられており、操作部材6に一体に設けた連結部7は、同じ台車本体3の側面部10に設けられた被連結部13に嵌合した状態で固定されている。
次に、図2に示すように、台車1に他の台車11を連結する場合、まず、図示しない操作部材により他の台車11を、台車1に隣接する位置に移動させる。この際、他の台車11に設けた案内部16により、他の台車11が台車1に対して位置決めされる。そして、図3に示すように、把持部5を把持して操作部材6を上方に持上げて、台車本体3の被連結部13に嵌合されている連結部7を引き抜く。この際、図3に示すように、嵌合部12に嵌合している支軸部8の先端は、被連結部13に嵌合している連結部7の先端よりも下方に位置しているので、連結部7を被連結部13から上方に引き抜いた状態では、支軸部8は未だ嵌合部12に嵌合した状態を保っている。
然る後、図4に示すように、操作部材6を支軸部8まわりに平面視した状態で反時計回りに180°回転させることで、分岐部9を介して操作部材6に設けた連結部7を、図3および図4に示すように、台車1の被連結部13の上方から隣合う他の台車11の被連結部13の上方に移動させる。そして、把持部5を下方に移動させて、把持部5と一体に連結部7を降下させ、他の台車11の被連結部13に連結部7を嵌合する。また、図示は省略するが、対向する反対側の側面部14の側でも、図3および図4に示すように、操作部材6に上記所定の動作を与えて他の台車11の被連結部13に連結部7を嵌合する。これにより、図2に示すように、台車1の連結部7を他の台車11の被連結部13に嵌合により連結して、隣接する台車1・11同士が連結される。この場合、相互に隣接する台車1・11は、何れも台車本体3の短辺側の側面部10の側で連結されるようになっているので、その長辺側の側面部15・15同士を近接ないし密着させた状態で相互に連結されている。これにより、台車1・11単体の場合の進退方向、すなわち、操作部材6により主に押し引きする方向と、台車1・11を連結した状態でこれら連結した台車(連結台車20)を進退させる方向とは直交するようになっている。
以上説明したように、この実施形態に係る台車1・11であれば、把持部5を把持して操作部材6を上方に持上げ、所定角だけ回転させ、そして下方に降ろす単純かつ最小の動作のみで、相隣接する台車1・11同士を連結することができる。また、操作部材6は把持部5と他の台車11との連結部7を一体に有することから、連結に際して別途部品の取付けや取り外しを行わずに済む。そのため、連結作業に要する手間および時間を小さくして、効率よく台車1・11の連結又は解除を行うことができる。また、連結用の部品を別途に設けることなく、同一構造の台車1・11同士を連結できるようにしたので、使用時の汎用性(台車の代替性)、メンテナンス上の汎用性(部品の交換容易性)を持たせて、使い勝手を良好なものとすることができる。
また、この図示例では、操作部材6の支軸部8を台車本体3の嵌合部12に嵌合した状態で、「他の台車11との」被連結部13に同じ台車1の連結部7を嵌合固定できるようにしたので、操作部材6に一体に設けた連結部7をこの台車1の台車本体3に設けた被連結部13に嵌合固定した状態で、台車1単体を移動操作できる。よって、台車1単体の移動操作時、連結部7が支軸部8まわりに回動せずに済む。
以上の説明に係る台車1は、広く種々の用途に使用できるが、特に台車単体および連結状態の双方で使用する用途に好適である。以下、本発明に係る台車の使用例を図面に基づき説明する。
図5は、本発明に係る台車1を、工場の加工ライン21において発生する切粉の回収に使用する場合の概要を説明するための要部平面図である。同図に示すように、この加工ライン21は、複数の加工機MCA・MCB・MCC…MCNを備えており、各加工機には、各加工機で発生し、クーラントタンクに堆積した切粉を吸上げて装置の側方に排出するためのチップコンベア22が設けられている。ここで、本発明に係る台車1・1…は各加工機のチップコンベア22の切粉排出口の直下に配置されており、加工機から連続的又は断続的に排出される切粉23を台車1の台車本体3上に載置した容器4に溜めるようになっている。
そして、例えば複数の加工機MCA〜MCNのうち、切粉で容器4が満杯になった台車1を、所定の自走車24(例えば電動式のものが使用される)で順に回収していき、工場外の所定の場所に廃却する。この際、自走車24は、最初に回収すべき台車1の位置(例えば図5で言えば、加工機MCAの位置)まで移動すると共に、当該台車1を自走車24の後方に所定の方式で連結する。この際の連結手段は特に問わず、例えば図1に示すように、台車1同士の連結手段としての連結部7ないし被連結部13を自走車24の後方に設けておいてもよく、あるいは図7に例示の中間ジョイント26を自走車24の後方に取付けて、台車1を鉛直軸まわりに回動自在に連結・牽引するようにしても構わない。
そして、最初の台車1を連結した後は、次に回収すべき台車1の位置(例えば図5で言えば加工機MCCの位置)まで自走車24を移動させ、自走車24に連結した台車1の後方に上記次に回収すべき新たな台車1を連結する。この際の連結手段は、図2〜図4に示す手段と同一である。このようにして、自走車24の後方に回収すべき全ての台車1を連結していき、最後に所定の廃却場所までこれら複数の連結された台車1(連結台車20)を移送することで、回収された台車1に積載された切粉を廃却する。なお、実施に当っては、回収に伴い新たな空の台車1を各加工機MCA〜MCNに配置する必要が生じるが、上記自走車24による回収作業とは別に、複数の空の台車1を連結した自走車(図示は省略)を同様のルートで走行させ、順に空の台車1を上記連結作業とは逆の手順で1台ずつ連結解除して再配置するようにしてもよい。あるいは、予め回収する台数と同数の空の台車1を連結しておいた自走車24で回収作業を開始し、連結すべき台車1の位置で先に空の台車1を連結解除し、然る後、切粉23で満杯になった台車1を連結して、空の台車1と切粉23で満杯となった台車1とを入れ替えるようにして回収作業を実施するようにしても構わない。
このように、切粉の回収に、本発明に係る台車1を用いるようにすれば、各加工機MCA〜MCNに配置した台車1を、既に自走車24に連結された1又は複数の台車1と簡易な手段で連結することができる。また、連結位置までの台車1の移動から、既に連結されている台車1への連結に至るまでの作業を効率よく行うことができる。よって、切粉の回収から廃却に至る一連の作業を、少ない労力でかつ短時間に実施することができる。
ここで、上記回収作業の際、自走車24に連結された複数の台車1(連結台車20)は、工場内の加工ライン21や他の設備の間を移動することから、連結される複数の台車1には高い走行性が求められる。この点、例えば図6に示すように、相互に連結される複数の台車1のうち、最後尾に連結される台車1の車輪を何れも固定輪とすることも可能である。図6では、固定輪25が4個設けられており、これにより、その前方側に連結された複数の台車1・1…が自走車24の進行方向と異なる向きに移動する(滑る)のを抑制して、自走車24の走行軌跡に概ね沿った形に複数の相互に連結される台車1・1…を走行させることができる。なお、この図示例では、連結方向前方に配した2個の固定輪25は何れも、互いに隣接して連結される台車1の車輪2と干渉しない位置に配設されている。この他の構成に関しては、連結手段を含め図1に示す台車1と同様であるので、その説明を省略する。
あるいは、図7に示すように、所定の台数の台車1を相互に連結した2組以上の連結台車20を構成し、これら連結台車20・20の間に、一方の連結台車20に対して他方の連結台車20を回動自在に連結するための中間ジョイント26を配設することも可能である。この中間ジョイント26は、例えば図7に示すように、前方の連結台車20(台車1)と連結可能な前方側の連結用フレーム27と、後方の連結台車20と連結可能な後方側の連結用フレーム28と、これら前後の連結用フレーム27・28の一方を他方に対して鉛直軸まわりに回動可能に連結する連結ピン29とを主に備える。ここで、前方側の連結用フレーム27の側方部には、台車1に設けたものと同様の被連結部13が設けられており、この被連結部13に、連結用フレーム27の前方に位置する台車1の嵌合部12に嵌合された操作部材6の連結部7が嵌合されるようになっている。また、後方側の連結用フレーム28の側方部には、台車1と同様の嵌合部12が設けられると共に、この嵌合部12に操作部材6が嵌合されており、この操作部材6の連結部7を、連結用フレーム28の後方に位置する台車1の被連結部13に嵌合固定できるようになっている。よって、上記構成の中間ジョイント26を連結台車20・20の間に配設することで、複数の連結台車20全体がコーナーを曲がる際の内外輪差を小さくしてその操作性・走行性を更に高めることができる。なお、この際も、各連結台車20の最後尾に位置する台車1は固定輪25のみを設けた台車本体3を具備していることが好ましい。
また、上記のように複数の台車1を連結して所定の場所まで移動し、容器4内の切粉23を廃却する場合、例えば図8に示す形態の反転装置30を使用することも可能である。この反転装置30は、左右一組の支柱31の上端にそれぞれスプロケット32が設けられ、このスプロケット32にチェーンブロック33を噛合させて成るものであり、チェーンブロック33の一端には、台車1の下方に設けたフォーク挿入部17(図1を参照)に挿入可能なフォーク34が取付けられている。そして、図示しないモータ等でチェーンブロック33の他端を所定の向きに巻取ることで、チェーンブロック33の一端に設けたフォーク34を上昇又は下降動作させるように構成されている。また、チェーンブロック33の巻取り動作に伴い、フォーク34が上昇し続け、最上位置に到達した後も引き続き巻取り動作を続けることで、フォーク34がスプロケット32まわりに回動し、これにより、フォーク34に支持された台車1が反転するようになっている。
従って、図8に示すように、2本のフォーク34を下方の所定位置に保持した状態で、切粉で容器4が満杯になった状態の台車1を反転装置30に向けて移動させ、台車1のフォーク挿入部17にフォーク34を挿入する。そして、チェーンブロック33の巻取り動作によりチェーンブロック33を引き上げることで、このチェーンブロック33に固定したフォーク34を台車1と共に上昇させる(図8中左側の1点鎖線で示す状態)。そして、更にフォーク34を上昇させていき、フォーク34をスプロケット32まわりに回動させることで、この1組のフォーク34に支持される台車1が反転を開始し(図8中右側の1点鎖線で示す状態)、上方が開口する容器4内の切粉が反転位置の下方に設置した箱35(バッカンやバケットとも呼ばれる)に投下される。このようにすれば、高価なフォークリフト等を用いることなく簡単に容器4内の切粉を廃却時運搬用の箱35に溜めることができる。
また、上記の反転装置30を用いて容器4内の切粉を処分する場合、例えば容器4のみをフォーク34で持上げるように構成することも可能である。図9はその一例を示すもので、同図に係る台車1は、台車本体3と容器4とを別体に形成すると共に、台車本体3の上面に容器4を載置した形態を有するものである。ここで、台車本体3の下方に設けたフォーク挿入部17の一部36が容器4の下面に設けられ、フォーク挿入部17の残部37は上方に開いた形状で台車本体3に残っている。また、台車本体3の周縁に設けた側面部のうち、フォーク挿入側の側面部に切欠き部38・38を設けて、容器4に一体に設けたフォーク挿入部17の一部36に挿入したフォーク34を上昇させる際、フォーク34と台車本体3の側面部との干渉を避けるようにしている。
このような構成とすることで、反転装置30を用いて台車1から容器4のみを持上げることができる。これにより、本来的に切粉の排出動作には無関係なもの(台車本体3)を持上げずに済み、フォーク34への荷重を減らすことができる。よって、大型のモータないしフォーク34が不要となり、反転装置30の構造を簡素化することができる。
以上、本発明に係る台車につき説明したが、この台車は、上記例示の形態に限定されることなく、本発明の範囲内において任意の形態を取り得ることはもちろんである。
また、以上の説明では、本発明に係る台車を切粉の回収用途に用いる場合を例示したが、例示した以外の用途に上記台車を使用できることはもちろんである。
以下、本発明に係る切粉の回収システムの一実施形態を図面に基づき説明する。
図10は、本発明に係る切粉回収システムの一例を示すものである。この回収システムは、例えば図1に示す台車1のように、同一容積の容器を有し、相互に連結可能な複数の台車を用いて、複数の加工機を有する加工ラインで発生した切粉を回収するためのシステムであって、加工機ごとに設置した容器が、空の状態から切粉で満杯となるのに要する時間を取得する工程(A)と、取得した所要時間に基づき、容器が切粉で満杯となった複数の台車を連結して回収できるように台車の回収ルートを設定する工程(B)とを少なくとも備える。ここでは、所定の加工ラインに設置された6台の加工機MCA〜MCFから発生した切粉を上記台車を用いて回収する場合を例にとって説明する。
まず、工程(A)において、回収対象となる加工機MCA〜MCFごとの、単位時間当たりの切粉の排出量Lを測定する。ここで、排出量Lは後段の工程(B)を見越して、排出重量ではなく見かけの体積量で測定する。これは、加工機ごとの加工形態に応じて切粉の形状が異なるためであり、同一容積の容器を用いた場合であっても、切粉の形状によって、容器が満杯になるまで充填した際の切粉の重量が大きく異なる場合がある(重量で管理できない)ためである。よって、例えば所定の容積を用いて加工機ごとの見かけの体積量としての排出量Lを測定する。
図11に測定結果の一例を示す。この図を見ると、単位時間当たりの排出量Lは、2番目の加工機MCBで最も多く、次いで3番目と6番目の加工機MCC・MCFで多くなっている。1番目と4番目、5番目の加工機MCA・MCD・MCEからの単位時間当たりの排出量Lは、2番目の加工機MCBにおける排出量Lの約3分の1、3番目と6番目の加工機MCC・MCFにおける排出量Lの約2分の1であることが分かる。
よって、上記の結果に基づき、同一容積の容器で切粉を回収する場合に、容器が空の状態から切粉で満杯になるのに要する時間を算出する。図12に所要時間の算出結果を示す。この図を見ると分かるように、各加工機ともに使用する容器の容積が一定であることを考えると、上記満杯までの所要時間は、図11に示す排出量Lの測定結果と相反する傾向となる。すなわち、容器が切粉で満杯になるのに要する時間tは、2番目の加工機MCBが最も早く、次いで3番目と6番目の加工機MCC・MCFで早くなっている。1番目と4番目、5番目の加工機MCA・MCD・MCEにおける所要時間tは、2番目の加工機MCBにおける所要時間tと比べて約3倍、3番目と6番目の加工機MCC・MCFにおける所要時間tと比べても約2倍の時間を要することが分かる。
なお、上記では、まず単位時間当たりの切粉の排出量Lを見かけの体積量として求め、これに基づき、容器が切粉で満杯になるのに要する時間tを算出するようにしたが、可能であるならば結果の正確性を考慮して、上記所要時間tを加工機ごとに直接計測するようにしても構わない。
このようにして、加工機ごとの所要時間tを取得したら、次に、工程(B)として、当該取得した所要時間tに基づき、容器が切粉で満杯となった複数の台車を連結して回収できるように台車の回収ルートを設定する。この際、1回の回収作業で、回収する台車の数が概ね一定となるように回収ルートを定めるようにするとよい。
以下、台車の回収ルートの一例を図10に基づき詳述する。例えば図5に示す要領で、自走車で対象となる加工機(加工ライン)の周囲をまわって、所定時間おきに容器が切粉で満杯になった台車を連結して回収する。ここでは、図10(a)に示すように、1回目の回収作業時、2番目と4番目、および6番目の加工機MCB・MCD・MCFに設置した容器が切粉で満杯になるように調整する。この場合、まず上記の加工機MCB・MCD・MCFに設置した容器を台車ごと連結しながら回収する。
そして、所定時間の経過の後、1番目と2番目、および3番目の加工機MCA・MCB・MCCに設置した容器が切粉で満杯となるように調整する。よって、図10(b)に示すように、上記の加工機MCA・MCB・MCCに設置した容器及び台車を順に連結しながら回収する。この場合、2回目の回収作業と1回目の回収作業との間の作業間隔は、加工機MCBにおける容器が空の状態から切粉で満杯になるのに要する時間t(図12を参照)に等しい。
そして、さらに所定時間の経過の後、2番目と5番目、および6番目の加工機MCB・MCE・MCFに設置した容器が切粉で満杯となるように調整する。よって、図10(c)に示すように、上記の加工機MCB・MCE・MCFに設置した容器及び台車を順に連結しながら回収する。この場合も、3回目の回収作業と2回目の回収作業との間の作業間隔は、加工機MCBにおける容器が空の状態から切粉で満杯になるのに要する時間tに等しい。
そして、4回目以降の回収作業では、これまでの回収履歴および図12に示す加工機ごとの満杯までの所要時間tに基づき、自動的に定めることができる。すなわち、各回収作業の作業間隔を2番目の加工機MCBの所要時間tとする場合、1番目の加工機MCAに設置した容器(台車)の回収時期は、図12の結果より、最後にこの加工機MCAの台車を回収してから3回後の回収作業時であることが分かる。すなわち、最後に1番目の加工機MCAに設置した台車を回収したのは2回目の回収作業時であるから、次の回収時期は5回目(図10(e)を参照)であることが分かる。また、その次の回収時期は8回目(図10(f)を参照)であることが分かる。
同様にして、3番目の加工機MCCに設置した台車を最後に回収したのは2回目の回収作業時であるから、図12の結果を考慮すると、次の回収時期は4回目、その次の回収時期は6回目、さらにその次の回収時期は8回目であることが分かる(図10(d)(f)(h)をそれぞれ参照)。同様にして、4番目の加工機MCDに設置した台車の次の回収時期は4回目、その次の回収時期は7回目であることが分かる(図10(d)(g)をそれぞれ参照)。また、5番目の加工機MCEに設置した台車の次の回収時期は6回目であり(図10(f)を参照)、6番目の加工機MCFに設置した台車の次の回収時期は5回目、その次の回収時期は7回目であることが分かる(図10(e)(g)をそれぞれ参照)。
このように回収ルートを定めて回収を実施することで、無理なくかつなるべく回収効率を高めて台車を回収することができる。また、予め定めておいた回収ルートに従って回収するだけの作業で足りるから、容器が切粉で満杯になったか否かを判断する必要もない。そのため、回収ミスを減らして当該回収作業を確実に実施することができる。
また、上記実施形態では、各加工機ごとの最初の回収時期を調整することで、各回の回収作業ごとに回収する台車の数を概ね一定(この実施形態では3個)となるようにした。このように回収する台車の数を一定の数に設定することで、各回収作業ごとに回収する台車の数の過不足を極力無くすことができる。また、この回収作業には、上記設定した数に応じた重量の牽引能力を有する自走車を使用すれば足りるので、作業に見合った出力の自走車で済み、設備投資を低く抑えることができる。
以上、本発明に係る切粉の回収システムの一実施形態を説明したが、この回収システムは、上記例示の形態に限定されることなく、本発明の範囲内において任意の形態を採り得る。また、複数の加工機を備えた加工ラインにおいて切粉を回収する限りにおいて、幅広い用途に本発明に係る回収システムを適用することができる。加工ラインの種類(自動車工場であれば、シリンダヘッド、シリンダブロック、クランクシャフトなどのエンジン部品)も特に問わない。また、複数の加工ラインに跨って本回収システムを適用することも可能であるが、回収した切粉のその後の処分を考慮した場合、1回の回収作業ではなるべく同一材質の切粉を回収できるようにその回収ルートを定めるのがよい。
また、本発明に係る台車、切粉回収システム共に、上記以外の事項についても、本発明の技術的意義を没却しない限りにおいて他の具体的形態を採り得ることができる。
1・11 台車
2 車輪
3 台車本体
4 容器
5 把持部
6 操作部材
7 連結部
8 支軸部
9 分岐部
10・14 第1側面部
12 嵌合部
13 被連結部
15・15 第2側面部
16 案内部
17 フォーク挿入部
20 連結台車
21 加工ライン
22 チップコンベア
23 切粉
24 自走車
25 固定輪
26 中間ジョイント
27・28 連結用フレーム
29 連結ピン
30 反転装置
31 支柱
32 スプロケット
33 チェーンブロック
34 フォーク
35 箱
38・38 切欠き部
MCA・MCB・MCC・MCD・MCE・MCF 加工機
L 単位時間当たりの切粉の排出量
t 容器が空の状態から切粉で満杯になるのに要する時間

Claims (4)

  1. 複数の車輪を設けた台車本体と、把持部を一体に有し、かつ前記台車本体に取付けた状態では前記把持部を把持して前記台車本体を移動操作することのできる操作部材とを具備する台車であって、
    前記操作部材は、該操作部材を前記台車本体に取付けた状態で他の台車との連結を可能にする連結部を一体に有することを特徴とする台車。
  2. 前記操作部材は、前記把持部から下方に伸びる支軸部を有し、
    前記台車本体の第1側面部には、前記支軸部が嵌合される嵌合部と、前記連結部と連結可能な被連結部とが設けられ、
    前記嵌合部に前記支軸部を嵌合した状態で前記連結部を前記他の台車の被連結部に連結することで、前記第1側面部と直交する第2側面部と前記他の台車の第2側面部とを対向させた状態で前記他の台車を連結可能とした請求項1に記載の台車。
  3. 前記複数の車輪は3輪であって、前記一方の第2側面部の側に設けた1個の自由輪と、他方の第2側面部の側に設けた2個の自由輪とからなる請求項1又は2に記載の台車。
  4. 同一容積の容器を有し、相互に連結可能な複数の台車を用いて、複数の加工機を有する加工ラインで発生した切粉を回収するためのシステムであって、
    前記加工機ごとに設置した前記容器が、空の状態から前記切粉で満杯となるのに要する時間を取得する工程と、
    前記取得した所要時間に基づき、前記容器が前記切粉で満杯となった複数の前記台車を連結して回収できるように前記台車の回収ルートを設定する工程とを備えたことを特徴とする切粉回収システム。
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