JP2005182388A - セル生産方法及びセル生産設備、並びに作業台車 - Google Patents

セル生産方法及びセル生産設備、並びに作業台車 Download PDF

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喜久 山田
Masahiro Yamada
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Abstract

【課題】従来よりも生産効率を向上させることができるセル生産方法及びセル生産設備、並びに作業台車を提供すること。
【解決手段】1つのワーク8に対する複数の作業工程を一人の作業者が担うことができるセル生産方法である。複数のステーション31〜37、41間においてワーク8を搬送する際に、ワーク8を保持するワーク保持部と、ワーク保持部に保持されたワークに対して作業可能な状態で作業者9を乗車させることができる搭乗部とを備えた作業台車5を用い、ワーク保持部にワーク8を保持させると共に搭乗部に作業者9を乗せたまま作業台車5を予め定めた走行ルート5上において自動走行させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、1つのワークに対する複数の作業工程を一人の作業者が担うことができるセル生産方法に関する。
製品を生産する方式としては、コンベアライン等を用いたいわゆるライン生産方式と呼ばれる方式がある。このライン生産方式は、複数の作業工程を作業順に分け、その順に機械装置等の設備とこれを操作する専門の作業者とをコンベアライン等に沿って配置しておき、各工程において処理したワークを順に下工程へと流す方式である。
このライン生産方式においては、コンベアライン等の搬送設備を中心に多大な投資が必要であると共に、ライン再編成、生産量増減あるいは機種変更に対する設備改造などが必要な場合においても柔軟な対応が困難である。また、設備改造等を行う場合には、その投資が莫大であるばかりでなく、長期の生産停止も強いられる。
これに対し、近年においては、複数の作業工程を一人の作業員が担うセル生産方式が徐々に広がってきている。セル生産方式としては、例えば、特許文献1に示すような設備、作業台車等が提案されている。
この特許文献1に示されたセル生産方法は、手押しタイプの1台の作業台車を順次各工程部に移動させ、停止した作業台車上において各工程を実施することができ、また、各工程における作業を容易にするために作業台車の昇降操作を可能にしたものである。
しかしながら、この従来のセル生産方法では、作業台車の移動中においては何ら生産工程が進行しておらず、未だ作業効率が十分とは言い難い。
特開2003−251575号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、従来よりも生産効率を向上させることができるセル生産方法及びセル生産設備、並びに作業台車を提供しようとするものである。
第1の発明は、1つのワークに対する複数の作業工程を一人の作業者が担うことができるセル生産方法であって、
複数のステーション間においてワークを搬送する際に、ワークを保持するワーク保持部と、該ワーク保持部に保持されたワークに対して作業可能な状態で作業者を乗車させることができる搭乗部とを備えた作業台車を用い、上記ワーク保持部にワークを保持させると共に上記搭乗部に作業者を乗せたまま上記作業台車を予め定めた走行ルート上において自動走行させることを特徴とするセル生産方法にある(請求項1)。
本発明のセル生産方法においては、上記のごとく、上記ワーク保持部と搭乗部を備えた作業台車を用い、これを予め定めた走行ルート上において自動走行させる。これにより、セル生産方法における生産効率を向上させることができる。
すなわち、上記作業台車は、ワーク保持部によってワークを保持してこれを搬送するだけではなく、上記搭乗部に作業者を乗せた状態で自動走行する。また、上記搭乗部は、上記のごとく、保持したワークに対して作業者が何らかの作業ができる状態でその作業者を乗せることができるように設けてある。そのため、作業台車に搭乗した作業者は、作業台車がワークの搬送のために自動走行している間においても、ワークに対する部品の組み付けその他の作業を、その作業台車上で行うことができる。それ故、本発明のセル生産方法では、ワークを搬送する時間をワークに対して作業する時間に変えることができ、生産効率を従来よりも向上させることができる。
第2の発明は、1つのワークに対する複数の作業工程を一人の作業者が担うことができるセル生産を行うためのセル生産設備であって、
予め定められた走行ルートと、該走行ルートに沿って配設された複数のステーションと当該ステーション間においてワークを搬送する作業台車とを有し、
該作業台車は、上記走行ルート上を自動走行可能であると共に、ワークを保持するワーク保持部と、該ワーク保持部に保持されたワークに対して作業可能な状態で作業者を乗車させることができる搭乗部とを備えていることを特徴とするセル生産設備にある(請求項2)。
本発明のセル生産設備は、少なくとも、上記走行ルート、複数のステーション及び上記ワーク保持部及び搭乗部を備えた作業台車を有している。そのため、このセル生産設備を用いれば、上述したセル生産方法を確実に実施することができ、セル生産を実施する際の生産効率を従来よりも向上させることができる。
第3の発明は、1つのワークに対する複数の作業工程を一人の作業者が担うことができるセル生産に用いる作業台車であって、
該作業台車は、予め定められた走行ルートを自動走行可能に構成されていると共に、ワークを保持するワーク保持部と、該ワーク保持部に保持されたワークに対して作業可能な状態で作業者を乗車させることができる搭乗部とを備えていることを特徴とする作業台車にある(請求項13)。
本発明の作業台車は、上記セル生産に用いる作業台車である。そして、上記のごとく走行ルート上を自動走行可能であると共に、上記ワーク保持部及び搭乗部を備えている。そのため、この作業台車を用いてセル生産設備を構成することにより、上述したセル生産方法を確実に実施することができ、セル生産を実施する際の生産効率を従来よりも向上させることができる。
上記セル生産方法及びセル生産設備の発明においては、上記のごとく複数のステーションを用いる。これらのステーションとしては、例えば、ワークを作業台車に積み込む積み込みステーションと、ワークを作業台車から荷下ろしする荷下ろしステーションとがある。また、その他のステーションとしては、ワークに組み付ける部品を供給するステーション、作業に用いる工具類を供給するステーション、作業台車からワークを受け取って所定の処理を行うステーション等様々なステーションを採用することができる。
また、上記ワークに対して必要なすべての作業を上記セル生産方法及びセル生産設備によって実施することもできるが、ワークに対する一部の複数の作業に対してのみ上記セル生産設備を用いて上記セル生産方法を実施してもよい。
また、上記ワークとしては、例えば、製造する製品の主体となる部品、より具体的な例としては、車両用自動変速機を製造する場合におけるケース、ハウジング、その他の様々な部品を適用することができる。
また、上記作業台車における上記搭乗部は、上記のごとく、ワーク保持部に保持されたワークに対して作業可能な状態で作業者を乗車させることができるように設ける。より具体的には、搭乗部に乗った作業者がワークに対して直接又は間接的に触れることができ、想定する作業に支障がない位置に、適度な大きさで設ける。また、この搭乗部は、作業台車における上記ワーク保持部よりも後部側に設けることが好ましい。これにより、作業者は作業台車の進行方向に向いたままワークに対して作業をすることができ、走行中の安全性を高めることができる。
また、上記作業台車は、上記ワークに組み付ける組み付け部品を保持する部品保持部と、上記ワークに対して行う作業に使用する工具を保持する工具保持部とを備えていることが好ましい(請求項3、14)。この場合には、上記部品保持部に予め保持した組み付け部品を作業台車上においてワークに組み付ける作業を行うことができる。また、上記工具保持部に予め必要な工具類を保持しておくことにより、これまで固定設備で行っていた作業を作業台車上において行うことも可能となり、より生産効率を向上させることができる。なお、上記部品保持部と上記工具保持部とは、それぞれ別々に設けてもいいし、同じ部分を兼用するよう一箇所のみ設けてもよい。
また、上記作業台車は、回転動作が可能なツールと、該ツールを支持するアームとを有する締め付け装置を備えていることが好ましい(請求項4、16)。この場合には、上記締め付け装置を用いることにより、強い締め付けあるいは強い回転動作が必要な作業をも上記作業台車上において行うことができる。
また、上記締め付け装置の上記ツールは着脱可能に構成されていると共に異なるツールに交換できるよう構成されており、上記作業台車は、上記ツールを保持するツール保持部を備えていることが好ましい(請求項5、17)。この場合には、上記ツールを交換することによって、上記締め付け装置を用いた複数の異なる作業を上記作業台車上において行うことができる。なお、上記ツール保持部としては、上記部品保持部及び工具保持部を設ける場合に、これらと別個に設けてもいいし、これらを流用することもできる。
また、上記作業台車の上記ワーク保持部は、上記ワークを保持したままその姿勢を上記作業台車に対して変更する反転クランプ装置を有していることが好ましい(請求項6、18)。この場合には、作業台車上においてワークの姿勢を変化させることができるので、作業台車上において実施可能な作業を増加させることができる。
また、上記作業台車の上記ワーク保持部は、積み込まれたワークを載置する昇降可能な載置テーブルを有していることが好ましい(請求項7、19)。この場合には、ワークの積み込み、荷下ろし作業を容易化することができる。また、上記反転クランプ装置をも備えている場合には、上記載置テーブルに載置されたワークを上記反転クランプ装置に固定した後に、上記載置テーブルを下降させることにより、反転動作時にワークと載置テーブルとが干渉することを防止することができる。
また、上記作業台車は、その走行状態を上記搭乗部に乗車した作業者によって操作可能な走行操作部を有していることが好ましい(請求項8、20)。この場合には、自動走行動作における強制的な発進、停止、減速などが可能となり、効率の向上、安全性の向上等を図ることができる。この場合の上記走行操作部としては、発進用スイッチと停止用スイッチ等を1つあるいは一箇所の装置にまとめて設けることもできるし、それぞれ別の場所に分けた装置として設けることもできる。
また、上記作業台車は、上記走行ルートに沿って配されたポイントマーカが有する位置情報を読み取る読み取りセンサを有していると共に、読み取った位置情報に基づいて走行状態を制御する車載制御装置を有していることが好ましい(請求項9、21)。この場合には、上記作業台車の自動走行の状態変化をきめ細かく自動制御することができ、より効率のよいセル生産を行うことができる。
また、上記セル生産設備においては、次のような構成を備えることがより好ましい。
まず、上記複数のステーションのうち少なくとも1つは、上記作業台車の走行方向に平行に移動可能な移動ステーションよりなり、該移動ステーションは、上記作業台車の走行に同期して併走可能に構成されていることが好ましい(請求項10)。この場合には、上記作業台車が上記移動ステーションの位置に到達した場合に、停止することなくその移動ステーションとやりとりすることができる。例えば、上記移動ステーションとして、上記ワークに組み込む部品を供給するステーションを適用することにより、併走する上記移動ステーションから作業者が作業台車に乗ったままその部品を受け取ることができる。それ故、さらに生産効率を向上させることができる。
また、上記移動ステーションは、予め定められた移動ルート上を自動走行可能な無人搬送車よりなるが好ましい(請求項11)。この場合には、上記移動ステーションの移動ルートを比較的自由に設定することができ、また、その移動ルートの変更も比較的容易であり、設備の導入コストの低減と改造の自由度を高めることができる。
また、上記作業台車と上記移動ステーションとは、互いに無線交信可能であると共に、無線交信によって送受信した制御データに基づいて同期して走行するように構成されていることが好ましい(請求項12)。この場合には、上記作業台車と移動ステーションとの同期走行を容易に実現することができる。なお、上記無線交信方法としては、赤外線通信等の公知の様々な方法を用いることができる。
また、上記走行ルートは、少なくともその一部が複線化されていることが好ましい(請求項13)。この場合には、例えば上記複線化下部分を追い越しエリアに設定することができ、複数の作業台車の間に作業速度の差が生じた場合に走行順序を入れ替えることが可能となる。
(実施例1)
本発明の実施例に係るセル生産方法及びセル生産設備、並びに作業台車につき、図1〜図20を用いて説明する。
本例のセル生産設備1は、図1に示すごとく、1つのワーク8に対する複数の作業工程を一人の作業者9が担うことができるセル生産を行うためのセル生産設備である。
同図に示すごとく、セル生産設備1は、予め定められた走行ルート2と、該走行ルート2に沿って配設された複数のステーション31〜37、41と、これらのステーション間においてワーク8を搬送する作業台車5とを有している。
本例の作業台車5は、図2〜図4に示すごとく上記走行ルート2上を自動走行可能であると共に、ワーク8を保持するワーク保持部58と、該ワーク保持部58に保持されたワーク8に対して作業可能な状態で作業者9を乗車させることができる搭乗部59とを備えている。
以下、さらに詳しく説明する。
本例のセル生産設備1は、図7に示すごとく、車両用の自動変速機80を組み立てる設備であり、そのケースをワーク8として選択し、原則として1つのワーク8に対して、1人の作業者9が他の部品の組み付け作業等を行って自動変速機80を完成させる設備である。
まず、図1に示すごとく、セル生産設備1における作業台車5が走行する走行ルート2は、ポジションP1からP2、P3の順に進み、P18からP1に戻るループ状のメインルートと、P5からP21、P22を通ってP7に繋がるサブルート21とを有し、一部複線化したものである。なお、このサブルート21は、後述する作業台車5を複数投入した際に、作業のトラブル、あるいは作業の進行が遅い作業台車5を引き込んで、後続の作業台車5をメインルートから先に進める際に用いられる。
また、本例のセル生産設備1は、図1に示すごとく、上記走行ルート2上を自動走行可能な作業台車5を有している。
作業台車5は、図2〜図4に示すごとく、ワーク8を保持するワーク保持部58と、該ワーク保持部58に保持されたワーク8に対して作業可能な状態で作業者9を乗車させることができる搭乗部59とを備えている。
上記作業台車5は、図2に示すごとく、架台部50の下面に配設された駆動及び操舵の役割を果たす駆動操舵輪511と、自由回転及び自由旋回可能な可動キャスター512と、進行方向に旋回位置を固定され自由回転可能な固定キャスター513とにより走行車輪部を構成してある。上記駆動操舵輪511は、図示しない電動モータによって回転駆動及び操舵動作が可能となっており、その制御は架台部50上に配置された制御盤515内に収容された車載制御装置(図示略)により行うよう構成されている。
図2、図6に示すごとく、作業台車5の架台部50の下面には、その中央にガイド用磁気センサ541が配設されており、このガイド用磁気センサ541によって、走行ルート2上に配設されたガイドテープ25の磁気信号を読み取るように構成されている。また、ガイド用磁気センサ541の左側には、ポイントマーカ26の磁気信号を読み取る位置検出用磁気センサ542が配設されている。そして、上記車載制御装置は、ガイド用磁気センサ541からの信号に基づいて、操舵制御を行い、上記位置検出用磁気センサ542からの信号に基づいて停止・発進制御を行うように構成されている。
なお、図6に示すごとく、走行ルート2の床面上には、ルート全長にわたって幅方向中央に上記ガイドテープ25が張り巡らされており、ポイントマーカ26は、作業台車5の走行制御を行う必要がある位置にのみ幅方向左寄りに貼設されている。
架台部50の前方には、図2に示すごとく、対台車バンパ517と対人バンパ518とが配設されており、対台車バンパ517には台車検出センサ519が、対人バンパ518には人検知センサ520が備えられている。これらのセンサは非接触センサであり、それぞれ他の作業台車あるいは歩行中の他の作業者等を検出するように構成されている。そして、台車検出センサ519及び人検知センサ520は、検知信号を車載制御装置に伝えるようになっており、車載制御装置は、受信した検知信号に応じて作業台車5の停止、減速等の制御を行うように構成されている。なお、上記台車検出センサ519は、他の作業台車との接触時に圧力を検出する接触センサを採用することもできる。
架台部50の後方には、架台部50の下面から後方に延設した上記搭乗部59を設けてある。搭乗部59は、一人の作業者9が立つことができる十分な面積を有していると共に、表面に滑り止め処理を施してある。そして、搭乗部59の位置は、ここに立った作業者9が十分にワーク8に触れられる位置に設定してある。
また、搭乗部59の前側の架台部50の後端には、走行操作部としてのキックペダル525が配設されている。このキックペダル525は、これを作業者9が足先で蹴った際にこれを感知し、作業台車5が停止中であれば強制的な走行開始をさせることができるようになっている。
なお、走行中に作業台車5を強制的に停止させる走行操作部としての停止スイッチ(図示略)は、後述する枠体部523に配設されている。
架台部50の上方には、上記制御盤515の他に、電源となるバッテリー522と、枠体部523とが配設されており、この枠体部523に様々な装置等が配設されている。
まず、枠体部523の後方側には、ワークに組み付ける組み付け部品を保持する部品保持部531と、ワークに対して行う作業に使用する工具、治具等を保持する工具保持部532とを設けてある。部品保持部531には、最初に積み込んだ部品や、途中で積み込んだ部品を置くことができるように棚状になっている。また、工具保持部532は、後述するような電動ドライバ71をはじめとする工具類や、後述する締め付け装置6に装着可能なツールを載置できるボックス状に構成されている。
また、図2、図3に示すごとく、枠体部523の前方右角部分には、任意の位置に動かすことができるアーム61と該アーム61の先端に設けられ回転動作が可能なツールを有する締め付け装置6が配設されている。本例の締め付け装置6は、上記アーム61を容易に上下させることができるバランサー60を有し、これにアーム61を支持させてある。また、アーム61は、バランサー60に接続された支点615を中心に水平方向に旋回可能である。また、アーム61は、長さ方向中央付近の中央支点616を境に2つの基半部611と前半部612とに分割されており、中央支点616を中心に、前半部612が基半部611に対して相対的に水平方向に旋回可能に設けられている。
アーム61の先端には、ツール65を回転させる電動駆動部を内蔵したナットランナ部62を配設してある。ナットランナ部62は、作業者9が把持するハンドル部621に回転スイッチ(図示略)が設けられており、作業者9が片手で操作できるように構成されている。また、ナットランナ部62の先端からはソケット部623が突出しており、ツール(図示略)を着脱可能に固定できるようになっている。ツールは、上記のごとくツール保持部を兼ねる工具保持部532に収容されている。
また、図2〜図5に示すごとく、上記枠体部523の上面側には、ワーク保持部58を構成する反転クランプ装置57が配設されている。
図5に示すごとく、反転クランプ装置57は、ワーク8を保持したままその姿勢を作業台車5に対して変更する装置であり、枠体部523の上面に設けられた一対のガイドレール571上において前後方向にスライド可能に設けられている。
同図に示すごとく、反転クランプ装置57は、上記一対のガイドレール571上にスライド可能に乗せられた一対のガイドプレート572と、ガイドプレート572に対して横軸部573を中心に回動可能に支持された断面略コ字状の反転プレート574と、反転プレート574の中央に設けられた縦軸部575を中心に回動可能に支持されたクランププレート576とを有している。クランププレート576は、ワーク8の所定の穴に挿入される3つの支持ピン577と、ワーク8をクランププレート576上に固定する2つのクランパ578とを備えている。
また、図2〜図4に示すごとく、枠体部523の内部には、積み込まれたワーク8を載置する昇降可能な載置テーブル580を有している。この載置テーブル580は、架台部50に配設された電動昇降装置581から延ばされたロッド部582の上端に配設されており、昇降可能となっている。そして、昇降テーブル580の上面には、ワーク8を載せたパレット89(図4)を横方向からスムーズに出し入れ、保持できるように、パレット89の端面と当接して案内するガイド部、回転可能なローラ、昇降テーブル580上に乗った後のパレット89を保持するアンチバックストッパー(図示略)を備えている。
次に、セル生産設備1の上記走行ルート2に沿って配設した複数のステーションについて説明する。
本例のステーションとしては、固定して設置したステーション31〜37と、移動可能に設けた移動ステーション41とがある。
まず、最初のステーションであるステーション31は、ワーク8を供給するワーク供給ライン311と、ワーク8に組み込む部品の一部を供給する部品供給ライン318とを有しており、作業台車5に対してワーク8の積み込みと部品の積み込みを行う積み込みステーションである。
上記ワーク供給ライン311は、図4に示すごとく、ワーク8をパレット89上に載せて移動させる供給テーブル312を伸ばすことが可能となっており、横付けされた作業台車5における上昇位置の載置テーブル580に連ねることができるように構成されている。
また、上記部品供給ライン318から供給する部品としては、ネームプレート、ノックピン、オイルシール材、アウターレース811、インナーレース812、ニードルベアリング813、ハウジング82等の部品である。なお、これらの部品のうち図示できるものは、図7に示してある(以下、同様)。
図1に示すごとく、次のステーションは移動ステーション41であり、作業台車5の走行方向に平行に移動可能で、作業台車5の走行に同期して併走可能に構成されている。本例では、この移動ステーション41として、予め定められた移動ルート40上を自動走行可能な無人搬送車を採用している。
移動ルート40は、ポジションP41からP50を順次結び、再びP41に戻るループ状のルートである。この移動ルート40に沿って、移動ステーション41がやりとりするサブステーション491〜495が配設されている。
サブステーション491は、ワーク8に組み込むオイルポンプアッシー83を組み立て、これを移動ステーション41に積み込むステーションである。
サブステーション492は、ワーク8に組み込むデフアッシー84を組み立て、これを移動ステーション41に積み込むステーションである。
サブステーション493は、ワーク8に組み込むフロントサブアッシー85を組み立て、これを移動ステーション41に積み込むステーションである。
サブステーション494は、ワーク8に組み込むカウンターギアアッシー86を組み立て、これを移動ステーション41に積み込むステーションである。
サブステーション495は、ワーク8に組み込むリアアッシー87を組み立て、これを移動ステーション41に積み込むステーションである。
そして、上記無人搬送車よりなる移動ステーション41は、予め移動ルート40を回って、上記のサブステーション491〜495からすべての部品を受け取った後、ポジションP45で待機するように構成されている。
また、上記移動ステーション41と作業台車5とは、互いに無線交信可能であると共に、無線交信によって送受信した制御データに基づいて同期して走行するように構成されている。本例では、互いに赤外線通信可能に構成してある。
次に、再び、固定されたステーションについて説明する。
走行ルート2のループの内側には、4箇所のボルト等の部品を供給するボルト供給ステーション391〜394が配設されている。走行ルート2の複線化部分をさらに進むと、ボルト供給ステーション392に対面するようにFIPG簡易塗布機を備えたステーション32が配設されている。
さらに進むと、ステーション33〜37が順次走行ルート2に沿って配設されている。
ステーション33は、ワーク8に組み込むバルブボディを組み立て、作業台車5に積み込むステーションである。
ステーション34は、ワーク8に組み込むT/Cアッシー892を組み立て、作業台車5に積み込むステーションである。
ステーション35は、部品の組み込みが完了したワーク8を完成品検査のために荷下ろしすると共に、完成品検査が終了したワーク8を積み込むステーションである。
ステーション36は、ワーク8の洗浄機を備えたステーションであり、洗浄を行うためにワーク8を荷下ろしすると共に、洗浄が完了したワーク8を作業台車5に積み込むステーションである。
ステーション37は、ワーク8の出荷準備を行うために荷下ろしする荷下ろしステーションである。
次に、上記構成のセル生産設備1を使用してセル生産を行う方法について説明する。
まず、最初に、図1に示すごとく、待機ポジションP18に待機していた作業台車5を空のままステーション31の前のポジションP1まで自動走行させて停止させる。この停止は、走行ルート2に沿って配置されたポイントマーカ26が有する位置情報を位置検出用磁気センサ542によって検知して自動的に行われる。以下、この自動停止はすべてポイントマーカ26の検知によって行われる。
ステーション31においては、作業者9が、ステーション31からワーク8を積み込む作業と、ワーク8に組み付ける部品の一部を上記部品保持部531に保持させる作業を行う。このときワーク8の積み込み作業は、図4に示すごとく、作業台車5の載置テーブル580を上昇させて、ワーク供給ライン311から伸びた供給テーブル312と同じ高さにし、ワーク8を載せたパレット89をスライドさせて載置テーブル580上に乗ったワーク8をワーク供給ライン311から作業台車5の載置テーブル580上へと移載する。
また、部品供給ライン318からは、上述したように、ネームプレート、ノックピン、オイルシール材、アウターレース811、インナーレース812、ニードルベアリング813、ハウジング82等の部品を取り、作業台車5における部品保持部531に収納する。なお、作業台車5には、作業台車5上において作業する際に使用する治具、工具等を工具保持部532に収納してあり、これは、常時収容したままにしてある。
ワーク8の積み込み作業及び部品の積み込み作業が完了した後、搭乗部59に乗った作業者9がキックペダル525を蹴ることをトリガーとして、作業台車5が走行ルート2上を自動走行し始める。そして、作業台車5は、ワーク8を載せて搬送するだけではなく、搭乗部59に作業者9を乗せた状態で自動走行する。また、上記搭乗部59は、上記のごとく、保持したワーク8に対して作業者9が何らかの作業ができるように、作業者9がワーク8に触れることができる位置に設けてある。そのため、作業台車5に搭乗した作業者9は、作業台車5がワーク8の搬送のために自動走行している間においても、ワーク8に対する部品の組み付けその他の作業を、その作業台車5上で行うことができる。
ステーション31から、移動ステーション41と最初に併走するポジションP2に到達するまでの間においては、自動走行する作業台車5上において、作業者9が次のような多くの作業を行うことができる。
まず、載置テーブル580上のワーク8を反転クランプ装置57(図5)のクランププレート576に当接させ、クランパ578を回動させて固定する。そして、載置テーブル580をパレット89を載置させたまま下降させる。
次いで、クランププレート57を横軸部573を中心に90度回転させて固定し、ワーク8の第1の面(図7の矢印Aに向いた面)を上面に向け、この状態でワーク8に対する組み付け作業を開始する。
ここでの組み付け作業としては、機番等を記したネームプレートのかしめによる固定、ノックピンの圧入、オイルシールの圧入、アウターレース等の圧入、パーキングベアリングの圧入という5つの作業がある。作業者9は、これらの5つの作業を、作業台車5がステーション31の前のポジションP1からP2に移動するまでに行う。なお、上記5つの作業は、いずれも、作業台車5の工具保持部532に保持された工具、治具等を用いて行う。これらの治具等を用いた作業については、後述する。
作業台車5は、図1のポジションP1からP2に移動するまでの間に走行しながらポジションP45で待機している移動ステーション41と無線交信を行う。これに従って、移動ステーション41は、P45から発進し、P46からP50の位置において常に作業台車5の真横に位置するように併走する。
作業台車5上の作業者9は、ポジションP2近傍において、移動ステーション41からリアアッシー87を拾い上げ、作業台車5上においてワーク8に組み込む作業を行う。
次いで、作業台車5がポジションP2からP3に移動する間に、ボルト供給ステーション391から必要なボルトを作業者9が拾い上げる。
次いで、作業台車5がポジションP3近傍に達した際には、作業者9がポジションP47近傍を併走する移動ステーション41上のカウンターギアアッシー86を拾い上げ、これをワーク8に組み込む作業を行う。
次いで、作業台車5がポジションP4近傍に達した際には、作業者9がポジションP48近傍を併走する移動ステーション41上のデフアッシー84を拾い上げ、これをワーク8に組み込む作業を行う。
次いで、作業台車5がポジションP5近傍に達した際には、作業者9がポジションP49近傍を併走する移動ステーション41上のフロントサブアッシー85を拾い上げ、これをワーク8に組み込む作業を行う。
次いで、作業台車5がポジションP21近傍に達した際(この場合はメインの走行ルート2を直進することとする)には、作業者9がポジションP50近傍を併走する移動ステーション41上のオイルポンプアッシー83を拾い上げ、これをワーク8に組み込む作業を行う。
上記の作業台車5がポジションP2からP21に至る間には、作業台車5上の作業者9が、部品を拾い上げてはワーク8に組み付ける作業を行うが、いずれも作業台車5を走行させたまま行う。
次に、作業台車5がポジションP7近傍に達した際には、作業者9が作業台車5上から手を伸ばして、ボルト供給ステーション392からボルトを受取り、部品の組み付け作業を続ける。そして、作業台車5がポジションP8に達した際には、作業台車5は自動停止する。ここでは、作業者9は、作業台車5の部品保持部531に収納していたハウジング82をステーション32に移載して作業を行う。ステーション32は、上述したように、FIPG簡易塗布機を備えている。作業者は、ハウジング82に対して、FIPG(液体ガスケット)を塗布する作業を行って、再びハウジング82を作業台車5上に戻す。また、この作業台車5の停止中には、ステーション32に対面しているボルト供給ステーション393からハウジング82の組み付けに必要なボルトを受け取っておく。
次に、作業台車5の搭乗部59上において作業者9がキックペダル525を足先で蹴ることにより、再び作業台車5の走行が開始される。この走行中に、作業者9は、ハウジング82のワーク8への組み付け作業を実施する。
次に、作業台車5がポジションP9を過ぎ、P10に到達する間に、走行しながら、ステーション33からバルブボディを受け取り、また、ボルト供給ステーション394から必要なボルトを受け取って組み付け作業を行う。
次に、作業台車5がポジションP12に達した際には、作業台車5は自動停止する。ここでは、作業者9は、ステーション34に備えられた荷揚げ装置を用いてT/Cアッシー892をワーク8に組み込む作業を行う。
次に、作業台車5の搭乗部59上において作業者9がキックペダル525を足先で蹴ることにより、再び作業台車5の走行が開始される。この走行中に、作業者9は、T/Cアッシー892の組み付け作業を続ける。そして、すべての組み付け作業は、次のポジションP13に作業台車5が到着する頃に終了する。
次に、作業台車5がポジションP13に達した際にも、作業台車5は自動停止する。ここでは、作業者9は、組み上がったワーク8を、完成品検査を行うステーション35に移載する。移載は、ステーション31におけるワーク8を積み込む作業と逆の作業を行うことによって行うことができる。いわゆる1つのワークを一人の作業者が組み立てる狭義のセル生産は、この時点で終了する。一方、本例においては、作業台車5及び作業者9の待機時間を削減するために、事前に完成品検査に出されていた別のワーク8を積み込んで、再び走行開始する。
そして、作業台車5がポジションP14に達した際にも、作業台車5は自動停止する。ここでは、作業者9は、完成品検査が完了したワーク8を、洗浄を行うステーション36に移載する。移載直後、作業者9は、作業台車5をワーク8を載せないまま発進させる。作業台車5は、ポジションP15に達した際に再び自動停止する。ここで、作業者9は、既に洗浄を終えたまた別のワーク8を積み込んで、再び発進させる。
作業台車5は、ポジションP16を通過し、再びP17において自動停止する。作業者9は、作業台車5がポジションP15からP17に移動している間に、作業台車5の搭乗部59から降りて、次の任務に移り、この作業台車5と共にする作業は終える。
作業台車5がポジションP17に停止している間には、ステーション37の移載装置(図示略)によって自動的にワーク8の荷下ろしが行われる。この荷下ろしが完了した後には、作業台車5は自動的に発進し、待機位置であるポジションP18に移動し、ここで自動停止して待機する。
以上がセル生産設備1を用いて行うセル生産方法の基本的な流れである。また、上述した具体的な作業は一部であり、実際に自動変速機80を組み立てるには、上述した以上の作業を実施する必要があり、これらはすべて作業台車5上の作業者9が、原則作業台車5の走行中に行う。
以上のように、本例では、作業台車5の自動走行中に、ワーク8と共に車上にいる作業者9が、非常に多くの作業を行うことができる。それ故、本例のセル生産方法では、ワーク8を搬送する時間をワーク8に対して作業する時間に変えることができ、生産効率を従来よりも大幅に向上させることができるのである。
次に、本例において作業台車5がポジションP1からP2に移動するまでの間にほぼ完了する5つの作業について、使用する治具と共に簡単に説明する。
<ネームプレートかしめ固定作業>
図8、図9に示すごとく、ネームプレートかしめ固定作業は、かしめ治具72と、電動ドライバ71とを用いて行う。これらかしめ治具72及び電動ドライバ71は、上記工具保持部532に収納してあるので、これらを作業台車5が走行中に取り出して作業を行う。
電動ドライバ71は、図9に示すごとく、把持部719と、これに設けられたスイッチ部718を操作することにより回転する先端係合部711とを有している。
かしめ治具72は、図8に示すごとく、先端部721、中央部722、及び基部723を略コ字状に連ねた本体部720と、上記基部723に回動可能に配設されたドライバジョイント部725とを有している。ドライバジョイント部725は、基部723の内部を貫くスクリュー部726を有し、その先端には、ネームプレート801を保持すると共に、ワーク8の取付部891(図9)をかしめるプレート保持部727が設けられている。このプレート保持部727は、ドライバジョイント部725を締め付け方向に回転させることにより、本体部720に対して相対的に前進し、反対方向に回転させることにより相対的に後退するように構成されている。
また、上記ドライバジョイント部725は、中央に電動ドライバ71の先端係合部711と係合可能な係合穴724が設けられている。
また、本体部720の先端部721には、上記プレート保持部727に対向するワーク当接部728が設けられている。
また、本体部720の中央部722には、かしめ治具72全体を取り扱うための取手部729が設けられている。
このような電動ドライバ71とかしめ治具72を用いて作業を行うに当たっては、まず、図8に示すごとく、かしめ治具72のプレート保持部727にネームプレート801を保持させる。
次いで、図9に示すごとく、かしめ治具72を、ワーク8におけるプレート取付部891に対してネームプレート801が対面するようにセットする。そして、上記ドライバジョイント部725の係合穴724に、電動ドライバ71の先端係合部711を挿入し、これが締め付け方向に回転するように操作する。
これにより、同図に示すごとく、プレート保持部727が前進し、該プレート保持部727とワーク当接部728によってワーク8が強く挟持されると共に、取付部891が潰れてかしめ固定が完了する。
その後、電動ドライバ71の先端係合部711を反対方向に回転させることにより、かしめ治具72とワーク8との係合状態が解かれる。そして、かしめ治具72を作業台車5の工具保持部532に再び収納することにより、ネームプレートかしめ固定作業は完了する。
なお、上記ネームプレート801は、作業台車5上でワーク8を組み立てた作業者9のID、完成品検査後のワーク8を搬送した作業者9のID,洗浄済みのワーク8を搬送した作業者9のID、完成品検査結果のデータ等の情報を、無線交信によって受信して記憶し、また、その記憶情報を外部から読み取り可能なように構成することができる。さらには、上記ネームプレート801に種々のセンサ類を搭載することによって、例えば、製品出荷後に付与された圧力、温度、その他の情報を記憶させて出荷後の品質管理に役立てるようにすることも可能である。
<ノックピン圧入作業>
図10〜図12に示すごとく、ノックピン圧入作業は、ノックピン圧入治具73と、電動ドライバ71とを用いて行う。このノックピン圧入治具73も、上記工具保持部532に収納してあるので、これを作業台車5が走行中に取り出して作業を行う。
電動ドライバ71は、上記のネームプレートかしめ固定に用いたものと同じである。以下、その他の作業においても電動ドライバ71は同じものを用いる。
図10に示すごとく、ノックピン圧入治具73は、中央に貫通穴を設けて軽量化した横長の支持プレート730と、その両端部にそれぞれ配設された一対のブラケット731に、それぞれ圧入機構部740と、クランプ部735が配設されている。
図11に示すごとく、クランプ部735は、いわゆるトグルクランプ機構を応用しており、トグルハンドル部736を操作することにより、圧入機構部740の先端に対向する当接部737が進退するようになっている。
また、同図に示すごとく、圧入機構部740は、筒状の先端部741の内部にノックピン配置部742が設けられており、ここに配置されたノックピン802(図12)は、先端部741の上方に配置された加圧ピン743によって下方に押されるようになっている。加圧ピン743は、その上方に設けられたスクリュー棒745を締め付け方向に回転させることにより前進するようになっている。スクリュー棒745の上端には、電動ドライバ71の先端係合部711と連結可能な連結治具747を係合させる四角柱上の上端係合部746が設けられている。
このノックピン圧入治具73を用いてノックピン802をワーク8のピン圧入部892(図12)に圧入するに当たっては、まず、図10に示すごとく、ノックピン圧入治具73をワーク8の上面に載置する。このとき、圧入機構部740のノックピン配置部742には、予めノックピン802を配置しておく。
次いで、図12に示すごとく、圧入機構部740の上端係合部746に連結治具747をセットすると共に、この連結治具747に電動ドライバ71の先端係合部711を係合させる。そして、電動ドライバ71を、締め付け方向に回転するように操作する。
これにより、同図に示すごとく、スクリュー棒745が回転して前進し、これに伴って加圧ピン743も前進し、ノックピン802はワーク8のピン圧入部892に圧入される。次いで、電動ドライバ71の先端係合部711を反対方向に回転させることにより、スクリュー棒745及び加圧ピン743が後退する。この作業を、本例では左右一対の圧入機構部740に対してそれぞれ行う。
その後、クランプ部735のトグルハンドル部736を操作して、クランプを解除する。そして、ノックピン圧入治具73をワーク8の上面から外して作業台車5の工具保持部532に再び収納することにより、ノックピン圧入作業が完了する。
<オイルシール圧入作業>
図13、図14に示すごとく、オイルシール圧入作業は、シール圧入治具75のみを用いて行う。
シール圧入治具75は、図13に示すごとく、先端部751、中央部752、及び基部753を略コ字状に連ねた本体部750と、上記基部753に回動可能に配設されたトグル操作部755とを有している。トグル操作部755は、基部753の内部を貫く進退棒756と、この進退を操作するトグルハンドル部757を有する。進退棒756の先端には、オイルシール803を保持して上記進退棒756と共に進退するシール保持部754が設けられている。シール保持部754は、中央に突出軸部758を有し、これにOリング状のオイルシール803を貫通させてセットできるようになっている。また、本体部750には、シール圧入治具75全体を取り扱うための取手部759が設けられている。
上記シール圧入治具75を用いて作業を行うに当たっては、まず、図13に示すごとく、シール保持部754にオイルシール803をセットする。次いで、図14に示すごとく、シール圧入治具75をワーク8におけるオイルシール圧入部893に対してオイルシール803が対面するようにセットする。そして、上記トグル操作部755のトグルハンドル部757を回動させる。
これにより、同図に示すごとく、進退棒756と共にシール保持部754が前進し、該シール保持部754と先端部751とによってワーク8のオイルシール圧入部893が強く挟持されると共にオイルシール803の圧入が行われる。
その後、トグルハンドル部757をを元に戻してシール圧入治具75全体をワーク8から取り外す。シール圧入治具75を作業台車5の工具保持部532に再び収納することにより、オイルシール圧入作業が完了する。
<アウターレース等の圧入作業>
図15〜図17に示すごとく、アウターレース811、インナーレース812、ニードルベアリング813の3つの部品の圧入作業は、アウターレース等圧入治具76と電動ドライバ71とを用いて一度に行う。
図15に示すごとく、アウターレース等圧入治具76は、支持プレート760と、その周囲3箇所に設けられたクランプ部761と、中央部3箇所にそれぞれ設けられたアウターレース圧入機構部762、インナーレース圧入機構部763、及びニードルベアリング圧入機構部764とを有している。
クランプ部761は、いわゆるトグルクランプ機構を応用したものであり、上述したノックピン圧入治具73におけるクランプ部735と基本的に同様である。
図16に示すごとく、アウターレース圧入機構部762は、支持プレート760を貫くように設けられており、本体部763と、その上方に突出した角柱状の上端突出部764と、この上端突出部764を締め付け方向に回転させることによって前進するアウターレース保持部765とを有している。アウターレース保持部765は、図16に示すごとく、(a)の位置から(b)の位置まで前進するように構成されている。また、上端突出部764には、電動ドライバ71の先端係合部711と連結可能な連結治具(図示略)を係合させることができるようになっている。
また、同図に示すごとく、インナーレース圧入機構部772も、支持プレート760を貫くように設けられており、本体部773と、その上方に突出した角柱状の上端突出部774と、この上端突出部774を締め付け方向に回転させることによって前進するインナーレース保持部775とを有している。インナーレース保持部775は、図16に示すごとく、(a)の位置から(b)の位置まで前進するように構成されている。また、上端突出部774には、電動ドライバ71の先端係合部711と連結可能な連結治具777(図17)を係合させることができるようになっている。
また、同図に示すごとく、ニードルベアリング圧入機構部782も、支持プレート760を貫くように設けられており、本体部783と、その上方に突出した角柱状の上端突出部784と、この上端突出部784を締め付け方向に回転させることによって前進するニードルベアリング保持部785とを有している。これの移動範囲は特に図示していない。また、上端突出部784には、電動ドライバ71の先端係合部711と連結可能な連結治具787(図17)を係合させることができるようになっている。
このような構成のアウターレース等圧入治具76を用いて作業を行うに当たっては、まず、図15に示すごとく、アウターレース等圧入治具76をワーク8の上面に載置する。このとき、図17に示すごとく、アウターレース圧入機構部762、インナーレース圧入機構部772、及びニードルベアリング圧入機構部782には、それぞれアウターレース811、インナーレース812、及びニードルベアリング813をセットしておく。
次いで、図17に示すごとく、クランプ部761のハンドル部769を操作して、当接部768をワーク8に当接させることにより、アウターレース等圧入治具76をワーク8に対して固定する。
次いで、同図に示すごとく、まず、アウターレース圧入機構部762の上端突出部764に連結治具(図示略)をセットすると共に、この連結治具に電動ドライバ71の先端係合部711を係合させる。そして、電動ドライバ71を、締め付け方向に回転するように操作する。
これにより、同図に示すごとく、アウターレース保持部765が前進し、これに保持されたアウターレース811が、ワーク8のアウターレース圧入部894に圧入される。次いで、電動ドライバ71の先端係合部711を反対方向に回転させることにより、アウターレース保持部765が後退する。
次に、インナーレース圧入機構部772の上端突出部774に連結治具777をセットすると共に、この連結治具777に電動ドライバ71の先端係合部711を係合させる。そして、電動ドライバ71を、締め付け方向に回転するように操作する。
これにより、インナーレース保持部775が前進し、これに保持されたインナーレース812が、ワーク8のインナーレース圧入部895に圧入される。次いで、電動ドライバ71の先端係合部711を反対方向に回転させることにより、インナーレース保持部775が後退する。
次に、ニードルベアリング圧入機構部782の上端突出部784に連結治具787をセットすると共に、この連結治具787に電動ドライバ71の先端係合部711を係合させる。そして、電動ドライバ71を、締め付け方向に回転するように操作する。
これにより、ニードルベアリング保持部785が前進し、これに保持されたニードルベアリング813が、ワーク8のニードルベアリング圧入部896に圧入される。次いで、電動ドライバ71の先端係合部711を反対方向に回転させることにより、ニードルベアリング保持部785が後退する。
その後、クランプ部761のハンドル部769を操作して、クランプを解除し、アウターレース等圧入治具76をワーク8の上面から外して作業台車5の工具保持部532に再び収納することにより、アウターレース等の圧入作業が完了する。
<パーキングベアリング圧入作業>
図18〜図20に示すごとく、パーキングベアリング圧入作業は、パーキングベアリング圧入治具79と、電動ドライバ71とを用いて行う。このパーキングベアリング圧入治具79も、上記工具保持部532に収納してあるので、これを作業台車5が走行中に取り出して作業を行う。
図18に示すごとく、パーキングベアリング圧入治具79は、先端部791、中央部792、及び基部793を略コ字状に連ねた本体部790と、上記基部793に回動可能に配設されたドライバジョイント部795とを有している。ドライバジョイント部795は、中央に電動ドライバ71の先端係合部711と係合可能な係合穴794が設けられている。また、ドライバジョイント部795は、基部793の内部を貫くスクリュー部796を有し、その先端には、パーキングベアリング807を保持するベアリング保持部797が設けられている。ベアリング保持部797は、中央に突出軸部798を有し、これにパーキングベアリング807(図19)を貫通させてセットできるようになっている。
また、ベアリング保持部797は、ドライバジョイント部795を締め付け方向に回転させることにより、本体部790に対して相対的に前進し、反対方向に回転させることにより相対的に後退するように構成されている。
また、本体部790の先端部791には、パーキングベアリング807をセットしやすいように、貫通穴799が設けられている。
また、本体部790の中央部792には、パーキングベアリング圧入治具79全体を取り扱うための取手部789が設けられている。
このようなパーキングベアリング圧入治具79を用いて作業を行うに当たっては、まず、図19に示すごとく、パーキングベアリング圧入治具79のベアリング保持部797にパーキングベアリング807を保持させる。
次いで、図20に示すごとく、パーキングベアリング圧入治具79を、ワーク8におけるパーキングベアリング圧入部897に対して対面するようにセットする。そして、上記ドライバジョイント部795の係合穴794に、電動ドライバ71の先端係合部711を挿入し、これが締め付け方向に回転するように操作する。
これにより、同図に示すごとく、ベアリング保持部757が前進し、該ベアリング保持部797と先端部791によってワーク8のパーキングベアリング圧入部897が強く挟持されると共に、パーキングベアリング807がパーキングベアリング圧入部897に圧入される。
その後、電動ドライバ71の先端係合部711を反対方向に回転させることにより、ベアリング保持部797が後退し、パーキングベアリング圧入治具79とワーク8との係合状態が解かれる。そして、パーキングベアリング圧入治具79及び電動ドライバ71を作業台車5の工具保持部532に再び収納することにより、パーキングベアリング圧入作業が完了する。
実施例1における、セル生産設備の構成を示す説明図。 実施例1における、作業台車の構成を示す側面からみた説明図。 実施例1における、作業台車の構成を示す平面からみた説明図。 実施例1における、作業台車からワークの積み下ろしを行う状態を示す説明図。 実施例1における、作業台車の反転クランプ装置の構成を示す説明図。 実施例1における、作業台車のガイド用磁気センサ及び位置検出用磁気センサとガイドテープ及びポイントマーカとの位置関係を示す説明図。 実施例1における、部品を組み付けたワークを示す説明図。 実施例1における、かしめ治具の構成を示す説明図。 実施例1における、ネームプレートかしめ固定作業が完了した状態を示す説明図。 実施例1における、ノックピン圧入治具の構成を示す平面から見た説明図。 実施例1における、ノックピン圧入治具の構成を示す側面から見た説明図。 実施例1における、ノックピン圧入作業が完了した状態を示す説明図。 実施例1における、シール圧入治具の構成を示す側面から見た説明図。 実施例1における、オイルシール圧入作業が完了した状態を示す説明図。 実施例1における、アウターレース等圧入治具の構成を示す平面から見た説明図。 実施例1における、アウターレース等圧入治具の構成を示す側面から見た説明図。 実施例1における、アウターレース等の圧入作業が完了した状態を示す説明図。 実施例1における、パーキングベアリング圧入治具の構成を示す説明図。 実施例1における、パーキングベアリング圧入治具にパーキングベアリングをセットした状態を示す説明図。 実施例1における、パーキングベアリング圧入作業が完了した状態を示す説明図。
符号の説明
1 セル生産設備
2 走行ルート
31〜37 ステーション
41 移動ステーション
5 作業台車
8 ワーク
9 作業者

Claims (21)

  1. 1つのワークに対する複数の作業工程を一人の作業者が担うことができるセル生産方法であって、
    複数のステーション間においてワークを搬送する際に、ワークを保持するワーク保持部と、該ワーク保持部に保持されたワークに対して作業可能な状態で作業者を乗車させることができる搭乗部とを備えた作業台車を用い、上記ワーク保持部にワークを保持させると共に上記搭乗部に作業者を乗せたまま上記作業台車を予め定めた走行ルート上において自動走行させることを特徴とするセル生産方法。
  2. 1つのワークに対する複数の作業工程を一人の作業者が担うことができるセル生産を行うためのセル生産設備であって、
    予め定められた走行ルートと、該走行ルートに沿って配設された複数のステーションと、該ステーション間においてワークを搬送する作業台車とを有し、
    該作業台車は、上記走行ルート上を自動走行可能であると共に、ワークを保持するワーク保持部と、該ワーク保持部に保持されたワークに対して作業可能な状態で作業者を乗車させることができる搭乗部とを備えていることを特徴とするセル生産設備。
  3. 請求項2において、上記作業台車は、上記ワークに組み付ける組み付け部品を保持する部品保持部と、上記ワークに対して行う作業に使用する工具を保持する工具保持部とを備えていることを特徴とするセル生産設備。
  4. 請求項2又は3において、上記作業台車は、回転動作が可能なツールと、該ツールを支持するアームとを有する締め付け装置を備えていることを特徴とするセル生産設備。
  5. 請求項4において、上記締め付け装置の上記ツールは着脱可能に構成されていると共に異なるツールに交換できるよう構成されており、上記作業台車は、上記ツールを保持するツール保持部を備えていることを特徴とするセル生産設備。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項において、上記作業台車の上記ワーク保持部は、上記ワークを保持したままその姿勢を上記作業台車に対して変更する反転クランプ装置を有していることを特徴とするセル生産設備。
  7. 請求項2〜6のいずれか1項において、上記作業台車の上記ワーク保持部は、積み込まれたワークを載置する昇降可能な載置テーブルを有していることを特徴とするセル生産設備。
  8. 請求項2〜7のいずれか1項において、上記作業台車は、その走行状態を上記搭乗部に乗車した作業者によって操作可能な走行操作部を有していることを特徴とするセル生産設備。
  9. 請求項2〜8において、上記作業台車は、上記走行ルートに沿って配されたポイントマーカが有する位置情報を読み取る読み取りセンサを有していると共に、読み取った位置情報に基づいて走行状態を制御する車載制御装置を有していることを特徴とするセル生産設備。
  10. 請求項2〜9のいずれか1項において、上記複数のステーションのうち少なくとも1つは、上記作業台車の走行方向に平行に移動可能な移動ステーションよりなり、該移動ステーションは、上記作業台車の走行に同期して併走可能に構成されていることを特徴とするセル生産設備。
  11. 請求項10において、上記移動ステーションは、予め定められた移動ルート上を自動走行可能な無人搬送車よりなることを特徴とするセル生産設備。
  12. 請求項10又は11において、上記作業台車と上記移動ステーションとは、互いに無線交信可能であると共に、無線交信によって送受信した制御データに基づいて同期して走行するように構成されていることを特徴とするセル生産設備。
  13. 請求項2〜12のいずれか1項において、上記走行ルートは、少なくともその一部が複線化されていることを特徴とするセル生産設備。
  14. 1つのワークに対する複数の作業工程を一人の作業者が担うことができるセル生産に用いる作業台車であって、
    該作業台車は、予め定められた走行ルートを自動走行可能に構成されていると共に、ワークを保持するワーク保持部と、該ワーク保持部に保持されたワークに対して作業可能な状態で作業者を乗車させることができる搭乗部とを備えていることを特徴とする作業台車。
  15. 請求項14において、上記作業台車は、上記ワークに組み付ける組み付け部品を保持する部品保持部と、上記ワークに対して行う作業に使用する工具を保持する工具保持部とを備えていることを特徴とする作業台車。
  16. 請求項14又は15において、上記作業台車は、回転動作が可能なツールと、該ツールを支持するアームとを有する締め付け装置を備えていることを特徴とする作業台車。
  17. 請求項16において、上記締め付け装置の上記ツールは着脱可能に構成されていると共に異なるツールに交換できるよう構成されており、上記作業台車は、上記ツールを保持するツール保持部を備えていることを特徴とする作業台車。
  18. 請求項14〜17のいずれか1項において、上記作業台車の上記ワーク保持部は、上記ワークを保持したままその姿勢を上記作業台車に対して変更する反転クランプ装置を有していることを特徴とする作業台車。
  19. 請求項14〜18のいずれか1項において、上記作業台車の上記ワーク保持部は、積み込まれたワークを載置する昇降可能な載置テーブルを有していることを特徴とする作業台車。
  20. 請求項14〜19のいずれか1項において、上記作業台車は、その走行状態を上記搭乗部に乗車した作業者によって操作可能な走行操作部を有していることを特徴とする作業台車。
  21. 請求項14〜20において、上記作業台車は、上記走行ルートに沿って配されたポイントマーカが有する位置情報を読み取る読み取りセンサを有していると共に、読み取った位置情報に基づいて走行状態を制御する車載制御装置を有していることを特徴とする作業台車。
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