JP2722901B2 - 上下搬送装置間の移載設備 - Google Patents

上下搬送装置間の移載設備

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JP2722901B2
JP2722901B2 JP3290269A JP29026991A JP2722901B2 JP 2722901 B2 JP2722901 B2 JP 2722901B2 JP 3290269 A JP3290269 A JP 3290269A JP 29026991 A JP29026991 A JP 29026991A JP 2722901 B2 JP2722901 B2 JP 2722901B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば自動車の組立
て工場において、天井側の搬送装置とフロア側の自走台
車との間でドアを移載するのに利用される上下搬送装置
間の移載設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の設備としては、たとえば
実開昭63年107288号公報に見られる構成が提供されてい
る。すなわちトロリ案内用レールに支持案内されるトロ
リ装置を分断レール部で停止させ、そして分断レール部
を昇降装置により下送し、トロリ装置を床面の近くに位
置させている。この下送したトロリ装置で支持している
ドアは、着脱装置のドア支持装置に受け取られ、そして
搬送装置により一定経路上を搬送されているボディに向
けて供給されたのち、このボディに組み付けられる。
【0003】ここで着脱装置は、一定経路に沿って移動
自在な台車と、この台車上に設けられ、かつ一定経路に
向かって接近離間動自在な可動台と、この可動台に縦軸
心の周りで回動自在に設けたアームとを有し、このアー
ムに前記ドア支持装置を、アームの長さ方向に移動自在
に配設している。そしてホームポジションに位置してい
るドア支持装置にトロリ装置で支持しているドアを受け
取らせたのち、台車をボディと同期して移動させなが
ら、可動台の接近移動とアームの振り出し回動とドア支
持装置の移動とによりボディの所定箇所にドアを対向さ
せ、組み付けを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来構成においては、搬送装置によるボディの支持姿勢
(支持位置)に乱れがあったとき、ボディに対するドア
の供給が正確に行えず、したがって自動的な供給は容易
に採用できない。またドアを受け入れる側が、たとえば
レールに案内されない自走台車のように走行姿勢や停止
位置がラフな場合、自動的な供給は全く実現できない。
【0005】本発明の目的とするところは、天井側の搬
送装置と床面側の自走台車との間での被搬送物の移載を
常に正確に行え、自動化を容易に実現し得る上下搬送装
置間の移載設備を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の上下搬送装置間の移載設備は、レールと、このレ
ールに支持案内される移動体と、この移動体に対して上
方から係脱自在な被搬送物支持装置とにより搬送装置を
構成し、前記レールの一部を分断レール部に形成し、こ
の分断レール部を昇降動させる昇降動装置を設け、前記
分断レール部の下方に床面上を走行自在な自走台車を設
けるとともに、この自走台車に被クランプ部を設け、前
記昇降動装置により下動させた分断レール部上の移動体
と前記自走台車との間で被搬送物支持装置を移す移載装
置を設け、この移載装置は、基台に対して縦軸心の周り
に回動自在なテーブルと、このテーブルに、平面上にお
ける互いに直交状の二方向に移動自在に設けた可動台と
を有し、さらに可動台側に、前記被クランプ部をクラン
プ自在なクランプ装置と、前記移動体と自走台車に対し
て支持装置を受け渡し自在な受け渡し装置とを設けてい
る。
【0007】
【作用】かかる本発明の構成によると、被搬送物を支持
自在な支持装置は、上方から係合させることで移動体に
保持される。そして移動体はレールに支持案内されて走
行し、分断レール部に乗り移って停止される。また自走
台車は床面上を自動走行し、移載装置に対向して停止さ
れる。
【0008】このような状態で、たとえば移動体側の支
持装置を自走台車に移載するとき、まず昇降動装置を下
降動させ、支持装置を移載装置に対向させる。次いで受
け渡し装置によって移動体から支持装置を取り出したの
ち、分断レール部とともに移動体を上方へ上昇させ、分
断レール部をレールに接続させることで移動体を次工程
へと走行させる。
【0009】そして可動台を前後方向において前進さ
せ、これにより支持装置を、自走台車に接近して対向さ
せるとともに、被クランプ部に対して開いているクラン
プ装置を対向させる。次いでクランプ装置をクランプ動
して自走台車と移載装置とを一体化させる。
【0010】ここで自走台車の停止位置が前後方向や幅
方向でずれたり、停止姿勢が移載装置に対して傾斜して
いたとき、支持装置は、自走台車に対して乱れた姿勢で
対向し、かつ前述したクランプ装置によるクランプは
ったクランプ力で行われるが、その際に偏ったクランプ
力の反力により、テーブルの縦軸心の周りでの回動、テ
ーブルに対する可動台の前後方向での移動、ならびに左
右方向での移動のうち、一つの動作、または複数の複合
動作が自動的に行われ、最終的に自走台車に対して可動
台が正しく対向し、以て支持装置を自走台車に正確に対
向させ得る。したがって受け渡し装置による支持装置の
渡し作業は、自走台車に対して精度よく行える。
【0011】なお上述とは逆作用を行うことで、自走台
車上の支持装置を移動体に精度よく移載し得る。
【0012】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図8、図9において、レール2は左右一対のチャ
ンネル状レ―ルを相対向して配設することで構成され
る。このレール2に支持案内される移動体10は、フロン
トトロリ11と、フリートロリ12と、リヤトロリ13と、隣
接した前後のトロリ11,12ならびに12,13間を相対回動
自在に連結する連結杆14,15とから構成される。各トロ
リ11,12,13はそれぞれ、本体16の両側に前後一対のト
ロリホイ―ル17を有し、これらトロリホイ―ル17は前記
レ―ル2に支持案内される。また本体16はレ―ル2の上
下内端に案内されるガイドロ―ラ18を複数有する。
【0013】前記フロントトロリ11における本体16の上
部には昇降自在な受動体(受動突起)19が設けられる。
そして本体16の下部には横ピン20を介して上下揺動自在
な操作体21が取り付けられ、この操作体21は前記横ピン
20により中間部が支持されるとともに、その下手端が前
記受動体19の下端に相対回動自在に連結される。また操
作体21は、重心の変位により上手側が下位となり受動体
19を上昇するようにウエイトによって揺動付勢されてい
る。そして上手の下面側には、ウエイト付勢に抗して揺
動させるためのカム面22が形成されている。さらにリヤ
トロリ13における本体16の下部には、前記カム面22に作
用するカム体(離脱操作具)23が後方に連設されてい
る。
【0014】前記レ―ル2の上方には、このレ―ル2に
沿って断面I形のガイドレ―ル3が配設される。このガ
イドレ―ル3に支持案内される駆動装置4はロ―ラチエ
ン形式であって、適所から垂設状に連設した伝動体(伝
動突起)5に前記受動体19を係合させることにより、移
動体10は一定経路6上で走行自在となる。前記レ―ル2
とガイドレ―ル3との間は所定ピッチ置きのヨ―ク7に
て一体化され、そしてガイドレ―ル3は天井側の枠体8
に取り付けられる。
【0015】前記連結杆15は中間枠体(一次ハンガー)
30の一部を形成し、そして中間枠体30に対して、被搬送
物の支持装置(二次ハンガー)40が上方から係脱自在に
設けられる。
【0016】すなわち前記支持装置40は、前後方向の上
枠41と、この上枠41から垂設した前後一対でロッド状の
縦枠42と、これら縦枠42の下端間に固定した前後方向の
下枠43と、この下枠43から垂設した前後一対の腕枠44
と、これら腕枠44の下部間を連結する前後枠45とからな
り、この前後枠45にドア(被搬送物の一例)Aの支持部
46を設けるとともに、前記腕枠44にドアAのクランプ具
47を設けている。そして前記上枠41の前後両端から外方
へとロッド状の被係止部48を連設するとともに、前記上
枠41の下面に、板状の受け材49を前後一対に設けてい
る。
【0017】前記中間枠体30は、前記連結杆15の前後端
から脚部31を垂設しており、両脚部31で相対向した内面
側には、前記被係止部48を下方から支持する係止部材32
と、前記被係止部48の端面に作用するセンタリング兼用
の保持装置33とが設けられる。ここで保持装置33は、両
脚部31に固定した前後方向のガイド筒34と、これらガイ
ド筒34に案内されるロッド35と、これらロッド35の外端
に固定した板状の被操作板36と、両ロッド35の内端に固
定されかつ被係止部48の端面に当接自在な当て板37と、
この当て板37を当接方向に付勢するばね38などから構成
される。以上の2〜49により搬送装置1を構成する。
【0018】図6、図7に示すように、前記一定経路6
の所定箇所では、前記レール2の一部が分断レール部2
Aに形成され、そして分断レール部2Aを昇降動させる
昇降動装置50が設けられる。
【0019】すなわち昇降動装置50は、一定経路6の側
方に立設した支柱51と、この支柱51に配設した上下方向
のガイドレール52に案内される昇降体53と、この昇降体
53に連動する駆動装置54とからなり、前記昇降体53から
前方に連結した支持枠55の下面に前記分断レール部2A
が固定されている。なお前記駆動装置54はチェーンやモ
ータなどにより構成される。前記レール2の端部には、
上昇して接続した分断レール部2Aの接続を維持するロ
ック装置56が設けられる。そして分断レール部2Aの近
辺には、適宜、プッシャー装置(図示せず)が設けられ
る。
【0020】図1〜図4、図6、図7に示すように、前
記分断レール部2Aの下方に床面上を走行自在な自走台
車60が設けられる。この自走台車60は、本体61の下部に
複数の車輪62を有し、床面側に設けた誘導体などに案内
されて所定の経路上を自動走行し、そして昇降動装置50
に対向して停止される。さらに自走台車60は、本体61の
上部に前記支持装置40を保持自在な保持装置63を有し、
そして本体61の側部にはロッド状の被クランプ部64が前
後一対に垂設されている。
【0021】前記昇降動装置50の下部ならびに自走台車
60の停止部に対向して、この昇降動装置50により下動さ
せた分断レール部2A上の移動体10と前記自走台車60と
の間で支持装置40を移す移載装置70が設けられる。この
移載装置70は図1〜図4に示すように、床面に固定した
基台71を有し、この基台71上に、縦軸や軸受け装置など
からなる旋回装置72を介して縦軸心73の周りに回動自在
なテーブル74が設けられる。前記旋回装置72は、テーブ
ル74側に外力が作用していないときに、このテーブル74
が自動的に所定の向きになるように中立付勢機構が内蔵
されている。
【0022】そしてテーブル74の側部で所定の位置には
被係止体75が設けられ、この被係止体75に対して外側か
ら係合作用してテーブル74の中立位置をロックする係止
具76が、基台71上に配設した第1シリンダー77のピスト
ンロッドに固定されている。ここで被係止体75の被係合
面は平面で直角凹状に形成してあり、そして係止具76の
係止部はローラなどにより形成されている。
【0023】前記テーブル74上には、平面上における互
いに直交状の二方向、大まかに見て前後方向Xならびに
左右方向Yに移動自在な可動台78が設けられる。すなわ
ちテーブル74上には、前後方向Xのガイドレール80が敷
設され、このガイドレール80に支持案内されて前後方向
Xに移動自在な中間台81が設けられる。そしてテーブル
74と中間台81との間に、この中間台81を前後動させるた
めの第2シリンダー82が設けられる。
【0024】また中間台81上には、左右方向Yのガイド
レール83が敷設され、このガイドレール83に支持案内さ
れて左右方向Yに移動自在な前記可動台78が設けられ
る。そして中間台81には、可動台78の左右端に対向する
左右一対の第3シリンダー84が設けられ、これら第3シ
リンダー84を同期して伸ばし左右方向から挟持すること
で、前記可動台78を左右方向Yの中間位置に移動してロ
ックし得る。
【0025】前記可動台78側には、前記被クランプ部64
をクランプ自在な台車用クランプ装置90が設けられる。
この台車用クランプ装置90は、可動台78から前方下方へ
連設したブラケット体91を有し、このブラケット体91の
前部に前後二組のクランプ具92を配設している。各クラ
ンプ具92は、それぞれ縦軸93を介して揺動自在な前後一
対のレバー94を有し、両レバー94間をリンク機構95を介
して互いに接近離間揺動すべく連動するとともに、一方
のレバー94とブラケット体91との間に第4シリンダー96
を設けている。そして両レバー94の相対向面に形成され
るクランプ面97は、ロッド状の被クランプ部64を確実に
かつ位置ずれ修正を行いながらクランプすべく、平面視
で直角凹状にしてある。
【0026】前記可動台78側には、前記移動体10と自走
台車60との間で支持装置40を受け渡し自在な受け渡し装
置100 が設けられる。この受け渡し装置100 は図1〜
図3、図5に示すように、可動台78から立設したポスト
101 を有し、このポスト101の上部にフォーク装置102
を設けている。このフォーク装置102 は、ポスト101
に設けた上下方向のガイドレール103 に案内される昇
降体104 と、これらポスト101 と昇降体104 との間
に設けた第5シリンダー105 と、昇降体104の上部に設
けたガイド装置106 と、このガイド装置106 に支持案
内されて前後方向Xに移動自在な可動枠体107 と、昇
降体104 と可動枠体107 との間に設けた第6シリンダ
ー108 と、前記可動枠体107 の前端から前方に向けて
突設した左右一対のフォーク体109 とからなり、これ
らフォーク体109 が前記支持装置40の受け材49に対し
て下方から当接自在となる。
【0027】そして前記フォーク体109 の部分には、
前記支持装置40における両縦枠42に対して内側から当接
自在な一対の支持装置用クランプ装置110 が設けられ
る。これら支持装置用クランプ装置110 は、前記フォ
ーク体109 の下面側において外側向きに取り付けた第
7シリンダー111 と、この第7シリンダー111 のピス
トンロッドに固定された嵌合部材112 と、この嵌合部
材112 と一体のガイドロッド113 と、このガイドロッ
ド113 を案内すべくフォーク体109 に設けたガイド部
114 とからなり、前記嵌合部材112 は前記縦枠42に内
側から外嵌すべく、その外端面を平面視で直角凹状に形
成している。
【0028】次に上記実施例において、搬送装置1で搬
送してきたドアAを自走台車60側に渡すときの作用を説
明する。図8、図9において移動体10は、受動体19に伝
動体5が係合することにより、駆動装置4の駆動力を受
けて一定経路6上を走行する。そして前方に先行移動体
10が停止していたとき、後続移動体10における操作体21
のカム面22が先行移動体10におけるリヤトロリ13のカム
体23に乗り上がり状に作用する。これにより受動体19は
前部が上位となるように横ピン20の周りに揺動し、これ
に連動して受動体19が下降して伝動体5から外れること
になり、以って後続移動体10は非受動状態で停止され
る。
【0029】このような搬送作業中において支持装置40
は、その被係止部48を移動体10の係止部材32に上方から
係合させていることから移動体10側に保持され、そして
ばね38の弾性力により被係止部48の端面に当て板37が当
接していることでセンタリングされている。また支持装
置40は、支持部46やクランプ具47を介してドアAを支持
している。
【0030】このようにして支持装置40を保持した移動
体10はレール2に支持案内されて一定経路6上を走行
し、そして分断レール部2Aの手前で停止し待機したの
ち、プッシャー作用により図6、図7の実線に示すよう
に、分断レール部2Aに乗り移って停止される。この乗
り移りに際して分断レール部2Aは、上昇動してレール
2に接続しており、その接続状態がロック装置56により
維持されている。この前後においてフロア側では、自走
台車60が自動走行し、そして移載装置70に対向して停止
している。
【0031】前述したように分断レール部2Aへの移動
体10の乗り移りを行ったのち、ロック装置56を解除動し
た状態で駆動装置54を作動して昇降体53を下降させ、図
6、図7の仮想線に示すように支持装置40を、床面の近
くにおいて自走台車60ならびに移載装置70に対向して停
止させる。
【0032】次いで移載装置70の受け渡し装置100 に
よって移動体10から支持装置40が取り出される。すなわ
ち移載装置70においては、基台71に対してテーブル74が
周方向の中立に位置し、そして図2に示すように第1シ
リンダー77の作動により突出動した係止具76が被係止体
75に係合することで、その中立が維持されている。また
中間台81は、第2シリンダー82の収縮動により後退し、
ホームポジションに位置している。さらに可動台78は、
両第3シリンダー84の伸びにより左右方向から挟持され
ることでホームポジションに位置している。
【0033】そして移載装置70の受け渡し装置100 に
おいては、第5シリンダー105 の作動により昇降体104
は上昇限に対して少し下降した位置にあり、また第6
シリンダー108 の作動により可動枠体107 は後退した
位置にあり、さらに第7シリンダー111 の作動により
両嵌合部材112 は退入動した位置にある。
【0034】かかる状態で、まず第6シリンダー108
を作動して可動枠体107 を前進動させ、そのフォーク
体109 を、図1の仮想線イに示すように受け材49の下
方に位置させる。次いで第5シリンダー105 の作動に
より昇降体104 を少し上昇させ、フォーク体109 を受
け材49に当接して支持装置40を上昇させる。このとき係
止部材32に対して被係止部48が上方に抜ける。次いで支
持装置用クランプ装置110 の第7シリンダー111 を前
述とは逆作動させ、両嵌合部材112 を突出動させる。
これにより両嵌合部材112 が縦枠42に外嵌し、以て支
持装置40のクランプを行える。
【0035】このようにして移動体10から支持装置40を
上方へ取り出し、かつクランプした状態で第6シリンダ
ー108 を前述とは逆方向に作動して可動枠体107 を後
退動させ、そのフォーク体109 を図1の実線に示す位
置とする。こののち、駆動装置54を前述とは逆に作動し
て昇降体53を上昇させ、図7、図8の実線に示すように
分断レール部2Aをレール2に接続させ、そしてプッシ
ャー作用により移動体10を分断レール部2Aからレール
2へと移動させ、レール2に支持案内されて一定経路6
上を走行させる。
【0036】上述したように昇降体53を上昇させている
間に第6シリンダー108 を作動して可動枠体107 を前
進動させ、支持装置40を、図1の仮想線イに示す位置に
する。次いで第5シリンダー105 により昇降体104 を
下降させ、図1の仮想線ロに示すように支持装置40を所
定のレベルとする。
【0037】この状態で第2シリンダー82を伸ばし、ガ
イドレール80の案内を受けて中間台81を前後方向Xにお
いて前進させる。これにより支持装置40は、図1の仮想
線ハに示すように自走台車60の保持装置63に接近して対
向し、また自走台車60の両被クランプ部64に対して、台
車用クランプ装置90の開いているレバー94が左右方向か
ら対向する。
【0038】次いで第2シリンダー82を開放して前後方
向Xの拘束を解除し、そして両第3シリンダー84を縮め
て左右方向Yの拘束を解除するとともに、第1シリンダ
ー77を縮めて係止具76を離脱動させ旋回の拘束を解除す
る。このように各部の拘束を解除した状態で各クランプ
具92の第4シリンダー96を伸ばし、リンク機構95などを
介して両レバー94を互いに接近動させる。これにより直
角凹入形状のクランプ面97により被クランプ部64を挟持
し、以て自走台車60と移載装置70とは一体化される。
【0039】ここで自走台車60の停止位置が前後方向や
幅方向でずれたり、停止姿勢が移載装置70に対して傾斜
していたとき、支持装置40は、保持装置63に対して乱れ
た姿勢で対向し、かつ前述したクランプ具92によるクラ
ンプは偏ったクランプ力で行われることになる。その際
に自走台車60は重量大で移動しないことから、移載装置
70側が調整移動する。
【0040】すなわち、上記移載装置70側の調整移動と
しては、例えば図10に示すように、上記自走台車60の
停止位置が正規の停止位置から走行方向において前後に
ずれている場合、被クランプ部64も仮想線で示す正規の
停止位置から実線で示すように前後へずれてしまう。こ
のような状態で、両レバー94で被クランプ部64を挟持し
た際、上記両レバー94によるクランプ時の偏ったクラン
プ力の反力によって、図10の仮想線(イ)で示すよう
に、中間台81に対して可動台78が左右方向Yへ移動し、
最終的に自走台車60に対して可動台78が正しく対向し、
以て支持装置40は保持装置63に対して正確に対向され
る。
【0041】また、図11に示すように、上記自走台車
60の停止位置が正規の停止位置から走行方向において幅
方向にずれている場合、被クランプ部64も仮想線で示す
正規の停止位置から実線で示すように幅方向へずれてし
まう。このような状態で、両レバー94で被クランプ部64
を挟持した際、上記両レバー94によるクランプ時の偏っ
たクランプ力の反力によって、図11の仮想線(ロ)で
示すように、テーブル74に対して中間台81が前後方向X
へ移動し、最終的に自走台車60に対して可動台78が正し
く対向し、以て支持装置40は保持装置63に対して正確に
対向される。
【0042】さらに、両レバー94によるクランプ時の偏
ったクランプ力の反力によって、基台71に対してテーブ
ル74が縦軸心73(図1,図2参照)の周りで回動するこ
とによっても、同様に、自走台車60に対して可動台78が
正しく対向し、以て支持装置40は保持装置63に対して正
確に対向される。
【0043】このように、クランプ時の偏ったクランプ
力の反力により、基台71に対するテーブル74の縦軸心73
の周りでの回動と、テーブル74に対する中間台81の前後
方向Xでの移動と、中間台81に対する可動台78の左右方
向Yでの移動とのうち、一つの動作、または複数の複合
動作が行われ、最終的に自走台車60に対して可動台78が
正しく対向し、以て支持装置40は保持装置63に対して正
確に対向される。次いで支持装置用クランプ装置110
を解除動させ、受け渡し装置100 のフォーク体109 を
下降したのち後退させることで、支持装置40を保持装置
63に渡せ得る。
【0044】このようにして支持装置40を保持装置63に
渡したのち、台車用クランプ装置90を解除動させること
によりテーブル74は自動的に中立位置に戻り、そして係
止具76を作動させることで中立位置が維持される。さら
に第3シリンダー84を作動させることで可動台78の左右
方向Yでの中立位置がロックされる。そして第2シリン
ダー82の縮みにより中間台81をホームポジションへ後退
動させたのち、受け渡し装置100 を所定の位置にまで
上昇させることで、最初の状態に戻る。
【0045】なお上述とは逆作用を行うことで、自走台
車60上の支持装置40を移動体10に精度よく移載し得る。
【0046】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、昇降動装置
により分断レール部を昇降させることと、移載装置の受
け渡し装置を作動させることで、天井側の移動体と床面
側の自走台車との間で、被搬送物を支持した支持装置を
移載することができる。その際に可動台を前後方向にお
いて前進させ、被クランプ部に対してクランプ装置をク
ランプ動させることで、自走台車と移載装置とを一体化
でき、受け渡し装置による支持装置の移載は円滑に行う
ことができる。
【0047】ここで自走台車の停止位置が前後方向や幅
方向でずれたり、停止姿勢が移載装置に対して傾斜して
いたとき、クランプ装置の偏ったクランプ力の反力によ
り、テーブルの縦軸心の周りでの回動、テーブルに対す
る可動台の前後方向での移動、ならびに左右方向での移
動のうち、一つの動作、または複数の複合動作を自動的
に行うことができ、最終的に自走台車に対して可動台を
正しく対向できる。したがって受け渡し装置による支持
装置の受け渡し作業を精度よく行うことができ、自走台
車を容易に採用できるとともに自動化を容易に実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、移載装置部の側面図
である。
【図2】同移載装置部の正面図である。
【図3】同移載装置部の平面図である。
【図4】同台車クランプ装置部の平面図である。
【図5】同受け渡し装置部の平面図である。
【図6】同昇降動装置部の側面図である。
【図7】同昇降動装置部の正面図である。
【図8】同搬送装置部の正面図である。
【図9】同搬送装置部の側面図である。
【図10】 同クランプ時において自走台車に対する移載
装置の調整移動を説明するための平面図である。
【図11】 同クランプ時において自走台車に対する移載
装置の調整移動を説明するための平面図である。
【符号の説明】
1 搬送装置 2 レール 2A 分断レール部 4 駆動装置 10 移動体 11 フロントトロリ 12 フリートロリ 13 リヤトロリ 30 中間枠体 32 係止部材 40 支持装置 48 被係止部 49 受け材 50 昇降動装置 53 昇降体 60 自走台車 63 保持装置 64 被クランプ部 70 移載装置 71 基台 72 旋回装置 73 縦軸心 74 テーブル 75 被係止体 76 係止具 78 可動台 81 中間台 90 台車用クランプ装置 92 クランプ具 94 レバー 97 クランプ面 100 受け渡し装置 102 フォーク装置 109 フォーク体 110 支持装置用クランプ装置 112 嵌合部材 A ドア(被搬送物) X 前後方向 Y 左右方向

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールと、このレールに支持案内される
    移動体と、この移動体に対して上方から係脱自在な被搬
    送物支持装置とにより搬送装置を構成し、前記レールの
    一部を分断レール部に形成し、この分断レール部を昇降
    動させる昇降動装置を設け、前記分断レール部の下方に
    床面上を走行自在な自走台車を設けるとともに、この自
    走台車に被クランプ部を設け、前記昇降動装置により下
    動させた分断レール部上の移動体と前記自走台車との間
    で被搬送物支持装置を移す移載装置を設け、この移載装
    置は、基台に対して縦軸心の周りに回動自在なテーブル
    と、このテーブルに、平面上における互いに直交状の二
    方向に移動自在に設けた可動台とを有し、さらに可動台
    側に、前記被クランプ部をクランプ自在なクランプ装置
    と、前記移動体と自走台車に対して支持装置を受け渡し
    自在な受け渡し装置とを設けたことを特徴とする上下搬
    送装置間の移載設備。
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