JP2767156B2 - 移動体使用の搬送装置 - Google Patents

移動体使用の搬送装置

Info

Publication number
JP2767156B2
JP2767156B2 JP2185757A JP18575790A JP2767156B2 JP 2767156 B2 JP2767156 B2 JP 2767156B2 JP 2185757 A JP2185757 A JP 2185757A JP 18575790 A JP18575790 A JP 18575790A JP 2767156 B2 JP2767156 B2 JP 2767156B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
dividing
swinging
rail portion
swing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2185757A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0475911A (ja
Inventor
次郎 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2185757A priority Critical patent/JP2767156B2/ja
Publication of JPH0475911A publication Critical patent/JPH0475911A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2767156B2 publication Critical patent/JP2767156B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば自動車組立てラインにおいて、ド
アなどを支持搬送するのに採用される移動体使用の搬送
装置に関するものである。
従来の技術 この種の装置としては、たとえば実開昭53−100693号
公報に見られる構造が提供されている。この従来形式で
は、オーバーヘッド型コンベヤ(レール)のトロリ装置
側から連接ブラケットに、前後方向ピンを介して搬送ハ
ンガを左右揺動自在に取付け、さらに搬送ハンガの側面
にローラを取付けている。そして搬送ハンガによりドア
を支持しての搬送経路中の所定箇所に前記ローラを支持
案内するカムレールを配設し、以ってカムレールでロー
ラを案内することにより、搬送ハンガを前後方向ピンの
周りに揺動させ、ドアの姿勢を変更させている。
発明が解決しようとする課題 上記の従来形式によると、搬送ハンガが垂れ下がり状
の通常の搬送時において、振動などによって搬送ハンガ
が左右に簡単に揺れることになり、これにより搬送ハン
ガに対するドアの位置ずれが生じて、後作業が円滑かつ
正確に行えないことになり、最悪の場合にはドアの脱落
を招く。
本発明の目的とするところは、通常の搬送は揺れるこ
となく安定して行え、そして所定の場所では被搬送物の
姿勢変更を行える移動体使用の搬送装置を提供する点に
ある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成すべく本発明における移動体使用の搬
送装置は、レールと、このレールに支持案内され、かつ
被搬送物の支持装置を有する移動体からなり、前記レー
ルの一部に分断レール部を形成し、この分断レール部
を、左右方向に揺動自在な連結部材に結合するととも
に、この分断レール部の揺動を行わせる揺動装置を設
け、この揺動装置は、前記連結部材に連結された揺動枠
と、この揺動枠を左右方向へ揺動させる揺動駆動装置と
からなり、前記揺動枠に、前記分断レール部に当接離間
自在な支え装置を設けている。
作用 かかる本発明の構成によると、支持装置を介して被搬
送物を支持してなる移動体は、レールに支持案内されて
安定して移動を行う。そして移動体を分断レール部に乗
り移らせて停止させたのち、支え装置を分断レール部に
当接させてこの分断レール部を、連結部材と支え装置と
により両側から挟持して支えた状態で揺動駆動装置を駆
動させることにより、揺動枠と連結部材とは一体に揺動
し、以って分断レール部を揺動させる。これにより、こ
の分断レール部で支持している移動体を一体的に揺動さ
せ得、以って被搬送物の姿勢変更を行える。このように
姿勢変更した被搬送物に対して所期の作業を行ったの
ち、揺動装置の逆作動で分断レール部を元の位置に戻す
ことによって、移動体を分断レール部からレールへと乗
り移らせて所期の移動に戻せ得る。
実施例 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第2図、第3図において1は断面I形に形成されたレ
ールで、天井梁2側にレール支持具3を介して支持さ
れ、このレール支持具3が結合する側面とは反対側の側
面には信号・給電装置4が全長に亘って配設される。こ
のレール1に支持案内されて一定経路15上を走行自在に
自走体(移動体の一例)5は、走行方向において複数個
(実施例では2個)のトロリ本体6と、これらトロリ本
体6の上部に軸受7を介して取付けた左右方向の軸8
と、これら軸8に取付けられかつ前記レール1の上面に
載置自在な走行輪体9と、各トロリ本体6に取付けられ
かつレール1の上端両側と下端両側に当接自在な横振れ
防止用ローラ10と、各トロリ本体6間を、上下方向の連
結ピン11を介して連結する前後方向の連結杆12と、トロ
リ本体6群のうちの1個のトロリ本体6に取付けられ、
かつその軸8に連動するブレーキ付きの走行駆動装置13
と、この特定されたトロリ本体6に取付けられ、かつ前
記信号・給電装置4に摺接自在な集電装置14とによって
構成される。前記連結杆12には支持装置の一例であるハ
ンガ装置16が取付けられる。このハンガ装置16は、上部
枠体17と、この上部枠体17の前後部から垂設した一対の
アーム部材18と、これらアーム部材18の下端に取付けた
受け台19などから構成される。前記上部枠体17の上部両
側にはブラケット20を介して位置決め用ガイドローラ21
が取付けられる。22は被搬送物で自動車のドアなどが相
当する。
前記一定経路15中の所定箇所において、前記レール1
の一部は分断レール部1Aに形成されている。そして第1
図に示すように、分断レール部1Aを左右方向に揺動自在
に構成している。すなわち天井梁2の下面に、ブラケッ
ト25を介して前後方向軸26を取付け、そしてC字形の連
結部材27の上端を前後方向軸26を介して天井梁2側に支
持させるとともに、連結部材27の下端を分断レール部1A
の側面に結合させている。これにより分断レール部1Aは
前後方向軸26の軸心周りで左右方向に揺動自在となる。
前記分断レール部1Aがレール1に接続した位置を固定す
るために、前記連結部材27に係止孔28を形成するととも
に、この係止孔28に係脱自在な係止ピン29を固定部側に
設けている。
そして前記分断レール部1Aの揺動を行わせる揺動装置
30が設けられる。すなわち前記連結部材27の反対側から
ハンガ装置16に対向する揺動枠31が配設され、この揺動
枠31は、前記連結部材27の上端から外方に連設した上部
横材31aと、この上部横材31aの外端から垂設状に連設し
た縦材31bと、この縦材31bの下端から上部横材31aに平
行するように連設した下部横材31cとからなる。そして
縦材31bの下部からは前後方向の被係合部材32が連設さ
れる。前記一定経路15の下方には左右方向のガイドレー
ル33が配設され、このガイドレール33は、前記前後方向
軸26の軸心を中心とした円弧に沿うように傾斜して配設
してある。前記ガイドレール33にローラ34を介して支持
案内される可動台35が設けられ、この可動台35の移動は
ガイドレール33との間に設けたシリンダ装置36により行
われる。前記可動台35からは係合部材37が立設され、こ
の係合部材37に対して被係合部材32が上下にゆとりを持
たせて係合している。以上の31〜37により揺動装置30を
構成する。
前記縦材31bの上部内面には、その下面をして前記ガ
イドローラ21の案内を行うガイドレール40が取付けられ
る。そしてガイドレール40の上方位置に前記分断レール
部1Aに対する支え装置41が設けられる。すなわち縦材31
bの上部内面からブラケット42が連設され、このブラケ
ット42に前後方向ピン43を介してシリンダ装置44が取付
けられる。このシリンダ装置44のピストンロッドは内方
に向き、その先端には前記分断レール部1Aの側面に当接
自在な押し部材45が設けられる。
第2図、第3図で示すように、ハンガ装置16により被
搬送物22を支持している自走体5は、走行駆動装置13を
作動させて走行輪体9を強制回転させることにより、複
数の走行輪体9により固定のレール1に支持され、かつ
複数の横振れ防止用ローラ10により横振れを防止された
状態で一定経路15上を安定して走行する。自走体5への
給電は、信号・給電装置4に集電装置14が摺接すること
で行われる。このようにして走行してきた自走体5はレ
ール1から分断レール部1Aへと乗り移る。その際に分断
レール部1Aでは第1図の実線で示すように、支え装置41
のシリンダ装置44は収縮して押し部材45は後退位置にあ
り、また揺動装置30のシリンダ装置36は伸展して、分断
レール部1Aをレール1に接続させており、さらに係止ピ
ン29が係止孔28に係合して接続状態を固定している。し
たがって自走体5は、他物に衝突することなく分断レー
ル部1Aに円滑に乗り移り、そして停止することになる。
次いで支え装置41のシリンダ装置44を伸展させ、第1図
の仮想線で示すように前進する押し部材45を分断レール
部1Aの側面に当接させる。これにより分断レール部1A
は、連結部材27と支え装置41により両側から挾持された
状態で支えられることになる。この状態で揺動装置30の
シリンダ装置36を収縮させる。するとガイドレール33に
案内されて可動台35が内方へと移動し、その移動力が係
合部材37と被係合部材32とを介して揺動枠31に伝えられ
る。これにより揺動枠31と連結部材27は前後方向軸26の
周りで一体に揺動され、以って第1図の仮想線で示すよ
うに分断レール1Aを前後方向軸26の軸心周りで揺動させ
ることになる。その結果、分断レール部1Aで支持してい
る自走体5が一体的に揺動し、ハンガ装置16を介して支
持してなる被搬送物22の姿勢変更を行える。
このように姿勢変更した被搬送物22に対して所期の作
業を行ったのち、揺動装置30を前述とは逆作動させるこ
とで分断レール部1Aを元の位置に戻してレール1に接続
させる。そして係止孔28に係止ピン29を係合させるとと
もに押し部材45を離間動させることで、自走体5を分断
レール部1Aからレール1へ乗り移らせて所期の走行を行
わせ得る。
上記実施例ではレール1、ならびに分断レール部1Aを
天井側に配設した形式を述べたが、これは床側に配設
し、台車形式の移動体を移動させる形式であってもよ
い。
発明の効果 上記構成の本発明によると、支持装置を介して被搬送
物を支持してなる移動体は、レールに支持案内させて常
に揺れることなく安定して移動させることができる。そ
して移動体を乗り移らせて停止させたのち、支え装置を
分断レール部に当接させて、この分断レール部を、連結
部材と支え装置とにより両側から挟持して支えた状態で
揺動駆動装置を駆動させることにより、揺動枠と連結部
材とを一体に無理なく揺動させることができ、被搬送物
の姿勢変更を行うことができる。このように通常では、
被搬送物の位置ずれや脱落のない安定した移動を行うこ
とができながら、所定の場所で被搬送物の姿勢変更(傾
斜)を正確かつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は分断レール部
における正面図、第2図は通常レールにおける正面図、
第3図は概略側面図である。 1……レール、1A……分断レール部、3……レール支持
具、4……信号・給電装置、5……自走体(移動体)、
6……トロリ本体、13……走行駆動装置、14……集電装
置、15……一定経路、16……ハンガ装置(支持装置)、
18……アーム部材、19……受け台、22……被搬送物、26
……前後方向軸、27……連結部材、28……係止孔、29…
…係止ピン、30……揺動装置、31……揺動枠、32……被
係合部材、35……可動台、37……係合部材、41……支え
装置、45……押し部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レールと、このレールに支持案内され、か
    つ被搬送物の支持装置を有する移動体からなり、前記レ
    ールの一部に分断レール部を形成し、この分断レール部
    を、左右方向に揺動自在な連結部材に結合するととも
    に、この分断レール部の揺動を行わせる揺動装置を設
    け、この揺動装置は、前記連結部材に連結された揺動枠
    と、この揺動枠を左右方向へ揺動させる揺動駆動装置と
    からなり、前記揺動枠に、前記分断レール部に当接離間
    自在な支え装置を設けたことを特徴とする移動体使用の
    搬送装置。
JP2185757A 1990-07-13 1990-07-13 移動体使用の搬送装置 Expired - Fee Related JP2767156B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2185757A JP2767156B2 (ja) 1990-07-13 1990-07-13 移動体使用の搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2185757A JP2767156B2 (ja) 1990-07-13 1990-07-13 移動体使用の搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0475911A JPH0475911A (ja) 1992-03-10
JP2767156B2 true JP2767156B2 (ja) 1998-06-18

Family

ID=16176337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2185757A Expired - Fee Related JP2767156B2 (ja) 1990-07-13 1990-07-13 移動体使用の搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2767156B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0126538Y2 (ja) * 1984-11-16 1989-08-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0475911A (ja) 1992-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH041143Y2 (ja)
JP2573699B2 (ja) 自走体使用の搬送設備
JP2767156B2 (ja) 移動体使用の搬送装置
JP2831032B2 (ja) 自走体使用の搬送装置
JP2639696B2 (ja) 車体搬送用ハンガの位置決め装置
JP3307151B2 (ja) 可動体使用の搬送設備
JP3451860B2 (ja) 車体へのタイヤ装着設備
JP3261445B2 (ja) 搬送設備
JP2923815B2 (ja) 自動車ボディへのエンジン組立体搭載方法および装置
JPH0657528B2 (ja) オーバーヘッドコンベアにおける被搬送物の姿勢制御装置
JP2819949B2 (ja) ハンガー使用の搬送設備
JP3929196B2 (ja) 移動体使用の搬送設備
JP2753792B2 (ja) 自動二輪車の自走組付台車
JPH0318100Y2 (ja)
JPH0780565B2 (ja) 搬送台車上のワ−ク位置決め装置
JP2712980B2 (ja) 昇降搬送装置の昇降レール位置決め装置
JP3063358B2 (ja) 吊下げ搬送装置
JP2008239292A (ja) 移載装置
JPH0627487Y2 (ja) オーバーヘッドコンベアにおける被搬送物の傾動装置
JPH0674063B2 (ja) 自走体使用の搬送装置
JPH07115262B2 (ja) ワ−ク位置決め装置
JP3451997B2 (ja) 可動体使用の搬送設備
JPH0620709Y2 (ja) 移動体使用の搬送装置
JPH07108673B2 (ja) 自走体使用の搬送設備
JP2722901B2 (ja) 上下搬送装置間の移載設備

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees