JPH0623522U - 患者載台吊り上げ装置 - Google Patents

患者載台吊り上げ装置

Info

Publication number
JPH0623522U
JPH0623522U JP6395692U JP6395692U JPH0623522U JP H0623522 U JPH0623522 U JP H0623522U JP 6395692 U JP6395692 U JP 6395692U JP 6395692 U JP6395692 U JP 6395692U JP H0623522 U JPH0623522 U JP H0623522U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
patient table
lifting
patient
hook
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6395692U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0642664Y2 (ja
Inventor
賢治 島村
道尚 服部
Original Assignee
オージー技研株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オージー技研株式会社 filed Critical オージー技研株式会社
Priority to JP6395692U priority Critical patent/JPH0642664Y2/ja
Publication of JPH0623522U publication Critical patent/JPH0623522U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0642664Y2 publication Critical patent/JPH0642664Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 患者載台を昇降移動するに際してロック機構
の解錠・施錠が容易に行なわれ、かつ、昇降部と患者載
台との結合が確実に行なえる患者載台吊り上げ装置を提
供すること。 【構成】 搬送用の台部(1)に離脱可能に装備しロック
機構(A)で定置状態に掛止する患者載台(4)を、該患者
載台(4)と昇降する昇降部(6)との間に構成する吊上用
掛止機構(B)を用いて昇降部(6)に保持する構成とな
し、前記吊上用掛止機構(B)を、昇降部(6)の上昇方向
の動きで患者載台(4)を昇降部(6)に係合することと
し、前記ロック機構(A)を、昇降部(6)の昇降方向とは
直交する方向の動きで患者載台(4)を昇降部(6)に
当接することにより台部(1)から患者載台(4)が解除さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、搬送車などの台部に離脱可能に装備しロック機構で定置状態に掛止 する患者載台を、リフト機の昇降部との間に構成する吊上用掛止機構で保持し、 ロック機構の解錠状態のもとで昇降する方式の患者載台吊り上げ装置に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
この種の患者載台吊り上げ装置に係る従来技術としては、例えば、実開平4− 13129号公報にみられるようなものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のものは、患者載台を台部に対して定置状態に掛止して置くためのロック 機構が手動構造になっていて、患者載台を昇降移動するに際し手動操作を必要と したから、その操作が煩わしく、又この構造は操作忘れのままで患者載台を昇降 移動させることもあり得るので不都合であった。 また、従来のものは、患者載台が単なる引っ掛け状態でリフト機側の昇降部に 保持されて昇降するだけのものであったから、保持がきわめて不安定で、患者載 台が不測に他物に接触するようなことがあると脱落につながりかねないという問 題点もあった。 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると ころは、患者載台を昇降移動するに際してロック機構の解錠・施錠が容易に行な われ、かつ、昇降部と患者載台との結合が確実に行なわれるように改良された患 者載台吊り上げ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、搬送用の台部(1)に離脱可能に装備し ロック機構(A)で定置状態に掛止する患者載台(4)を、該患者載台(4)と昇降す る昇降部(6)との間に構成する吊上用掛止機構(B)を用いて昇降部(6)に保持す る構成となし、前記吊上用掛止機構(B)を、昇降部(6)の上昇方向の動きで患者 載台(4)を昇降部(6)に係合することとし、前記ロック機構(A)を、昇降部(6) の昇降方向とは直交する方向の動きで患者載台(4)を昇降部(6)に当接する ことにより台部(1)から患者載台(4)が解除されることを特徴とする患者載台吊 り上げ装置である。
【0005】 又、昇降部(6)側に設ける掛止仕組(B2)と、掛止仕組(B2)に対向して患者 載台(4)側に装設する掛止受部(B1)とで構成される吊上用掛止機構(B)であっ て、前記掛止仕組(B2)は、昇降部(6)に固定された座板17と、座板17に固 着された支持板(18)と、支持板(18)に上下方向に開設された長孔(19)に沿 って上下に移動可能で且つ回動可能な横軸(20)と、横軸(20)に設けられるフ ック(27)と、フック(27)が係合姿勢になるように横軸(20)の回動方向位置 を規制維持する付勢体(22)と、フック(27)を非係合姿勢に変更するために横 軸(20)を付勢体(22)に抗して手動回動するハンドル軸(23)とで構成し、掛 止受部(B1)は、枠体7に固着されているピン取付体(38)と、フック(27) が係脱されピン取付体(38)に固着されたロックピン(28)と、前記横軸( 20)が嵌まり込む受け溝部(29)とを備えている。
【0006】 そして、台部(1)と患者載台(4)間に組成する掛止部(A1)と、昇降部(6)側 に設けられる掛止解除具(A2)とで構成されるロック機構(A)であり、前記掛止 部(A1)は、患者載台(4)の枠体(7)側において昇降部(6)の昇降動方向に対 して直交する方向に進退動自在に支承されてスライド体(13)によって進退動さ れる掛止ピン(9)と、掛止ピン(9)に対して台部(1)側に対設される係合孔(1 0)とで構成され、前記掛止解除具(A2)は、剛性材であって、掛止解除具(A2 )に掛止部(A1)が押しつけられると、スライド体(13)が掛止解除具(A2)に より押圧されるとともに掛止ピン(9)が係合孔(10)から抜き外れるように構成 している。
【0007】
【作用】
本考案の作用を説明すると、吊り上げを行なう前の段階では、掛止部A1の掛 止ピン9が台部1側の係合孔10に嵌入して、患者載台4が台部1に固定されて いる態勢にある。(図4参照)
【0008】 患者載台4が上記のように載置固定されている台部1を、リフト機(図示省略 )の昇降部6に接近する方向に移動させると、患者載台4に設けられた両誘導部 14の間に昇降部6側の掛止解除具A2が嵌まり込んで台部1と昇降部6の左右 方向の相対位置関係が定められ、掛止具A1と掛止解除具A2の両者が互いに接 近して行く。(図6参照)
【0009】 そして、台部1と昇降部6とが接近する過程において、掛止解除具A2がスラ イド体13の後端部に当接して前方に押圧することとなって、スライド体13の 作動により揺動ア−ム11を介して掛止ピン9が係合孔10から抜け外れる方向 に自動的に退動されて、台部1に対する患者載台4の固定が解除される。
【0010】 そうして、台部1と昇降部6とが所定の相対位置関係に合致したときには、昇 降部6側に形成されている掛止解除具A2が、後背枠部12に当接する。 台部1に対する患者載台4の固定が解除され台部1と昇降部6とが所定の相対 位置関係に合致した段階では、吊上用掛止機構Bの掛止仕組B2と掛止受具B1 は未だ非掛止状態にある。 つまり、昇降部6側の掛止仕組B2は、患者載台4側の掛止受部B1に対して 下方に位置ずれしており、掛止仕組B2の横軸20は、自重で降下して長孔19 の下端に位置している。(図2、図3および図9参照) なお、この時にも、横軸20には捻じりコイルバネでなる付勢体22の位置維 持作用が働いているので、フック27は係合可能姿勢に維持されている。(図8 、図9参照)
【0011】 ついで、図8に示す状態から、昇降部6の上昇作動が開始されると、上記の状 態にある掛止仕組B2が上昇されることとなって、フック27の上側外面に斜状 に形成されたガイド面36が、掛止受部B1に設けられているロックピン28に 遭遇して、付勢体22に打ち勝って横軸20を回動させ、それぞれのロックピン 28を乗り越えた後に、フック27が付勢体22に付勢されて元の状態へ回動し 、ロックピン28をフック27の掛止部30に受け入れて掛止し、この作動に並 行して、横軸20が掛止受部B1の受け溝部29に嵌まり込み係合される。(図 10参照)
【0012】 従って、患者載台4は、昇降部6の上昇方向への動きによって上記のように自 動的に掛止される吊上用掛止機構Bと、前述したロック機構Aの当接点の二点支 持構造で昇降部6側に確実に保持され、昇降部6の更なる上昇方向への上昇によ って吊り上げ移動されるのである。
【0013】 このようにして、吊り上げた患者載台4を台部1上に戻すに当たって、昇降部 6が下降作動され、患者載台4が台部1に近づいてくると、患者載台4に設けら れているガイドピン15が、台部1側の誘導板16の誘導斜面37に沿って案内 されて規制溝部32に落ち込むこととなって、患者載台4と台部1との前後方向 における相対位置関係が定まり、患者載台4側の誘導部14側と台部1のフレー ム35とで左右方向が定まって、患者載台4が台部1上の所定位置に的確に位置 される。
【0014】 患者載台4が所定の位置で受具5に載って下降が停止した後に、昇降部6が僅 か下降するが、この時、掛止受部B1に掛止されている横軸20は停止し、横軸 20に外嵌する長孔19を有する支持板18は僅か下降動する。 昇降部6の下降が止まると、ハンドル31を手動で回し、作動ピン25と受け ピン26との係合でもって横軸20を付勢体22に抗して回動させる。 横軸20が回動するとフック27も回動してロックピン28から外れ非掛止姿 勢になり、その瞬間、横軸20が自重で降下して受け溝部29から抜け出す。横 軸20は長孔19の下端部まで降下し、吊上用掛止機構Bによる掛止が解除され る。 そして、この解除の後、介助者が台部1を引き出し、台部1と昇降部6とを離 間させれば、掛止解除具A2によって非掛止状態に維持されていたスライド体1 3が、該スライド体13に取着される戻しバネ33で元の位置に復起し、掛止ピ ン9と係合孔10との係合により患者載台4が台部1に再び掛止される。
【0015】
【実施例】
本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1は本考案を座位搬送車の患者載台4を吊り上げる装置として実施した例を 示す側面概略図、図2、図3はその作動態様を説明する図、図4は患者載台4を 座位搬送車に掛止するロック機構Aの一例を示す平面図、図5は図4の一部を矢 印イ方向からみた部分図、図6はロック機構Aの作動態様を説明する図、図7は 吊上用掛止機構Bの平面図、図8は吊上用掛止機構Bの背面図、図9ないし図1 1は吊上用掛止機構Bの作動態様を示す図である。
【0016】 図1および図2において、1は座位搬送車の台部、2は台部に設けられた走行 輪、3は足載部、4は台部に離脱可能に装備される患者載台、5は患者載台を凹 入状態に受け止め支持する受具、6はリフト機(図示省略)の昇降部である。 また、Aは患者載台4を台部1上の所定位置に掛止するためのロック機構、B は患者載台4と昇降部6との間に構成される吊上用掛止機構である。 なお、図示を省略するが、患者載台4は担架型に形成されてもよい。
【0017】 ロック機構Aは、台部1と患者載台4との間に構成される掛止部A1と、昇降 部6側に設けられる掛止解除具A2とからなっており、その実施例が図4ないし 図6に示されている。 図4ないし図6において、枠体7の後尾寄り部分に左右一対の支持部8が設け られ、それぞれの支持部8に掛止ピン9が前後方向に進退動可能に嵌挿支持され て、各掛止ピン9が、前方に進出して台部1側に対設されている係合孔10に嵌 入するようになっている。
【0018】 また、掛止ピン9の後端部には、それぞれ揺動ア−ム11の一端部が枢着連結 され、それぞれの揺動ア−ム11の中間部39が前記枠体7の後背枠部12に揺 動自在に枢支されるとともに、各揺動ア−ム11の他端部が、前記後背枠部12 に設けられているスライド体13の前端部に枢着結合されて、両揺動ア−ム11 にてく字形状が呈されるように曲折される構造となって、ロック機構Aの掛止部 A1が構成されている。
【0019】 そして、スライド体13が前記後背枠部12の後方側に突出され、その後端部 が、昇降部6側に設けられている剛性材でなる掛止解除具A2に当接して前方に 押されることにより揺動ア−ム11が揺動し、掛止ピン9が係合孔10から抜け 外れるように構成されている。 尚、スライド体13には該スライド体13を後背枠部12から退出するように 付勢する戻しバネ33が外嵌されている。(図6参照)
【0020】 なお、14は後背枠部12の後面側の左右両サイドに装設される誘導部であり 、これらの誘導部14・14間に昇降部6側の掛止解除具A2が進入することに よって、患者載台4を載置装備した台部1と、昇降部6とが所定の位置に合致す るようになっている。 また、15は後背枠部12から左右外方に向けて突設されるガイドピンであり 、これらのガイドピン15が、台部1側に立設されている誘導板16の誘導斜面 に沿って案内されて誘導板16とフレーム35との間に形成される規制溝部32 に落ち込むことにより、患者載台4が台部1の所定位置に載置装備されるように なっている。
【0021】 ついで、患者載台4と昇降部6との間に構成される吊上用掛止機構Bの実施例 を、図6ないし図10によって説明する。 吊上用掛止機構Bは、昇降部6に固装される掛止仕組B2と、患者載台4の枠 体7側に設置される掛止受部B1とで構成されており、掛止仕組B2は、次のよ うな構造になっている。
【0022】 昇降部6に固装する座板17の前面側に左右一対の支持板18が座板17に対 して直角に突出して固着され、それらの支持板18に上下方向に開設された長孔 19に沿って上下方向に動き得るように横軸20が横架される。 横軸20は、回動可能であるが、軸方向の中央部分に嵌装されるバネ止め具2 1に一端が係止され他端が横軸20に係止される付勢体22によって付勢されて 、回動方向の限度位置に維持されるようになっている。
【0023】 前記バネ止め具21には横軸20に対して直交するハンドル軸23の下端が回 動自在に挿入され、そのハンドル軸23の胴部は座板17に設けられた支承部2 4に回動可能且つスライド自在に挿通支持されている。 ハンドル軸23からバネ止め具21の横長穴34を通って外方に突出されてい る抜止め兼用の作動ピン25が横軸20側の受けピン26に係合している。 ハンドル31を手動で回動操作しハンドル軸23を回動すると、作動ピン25 が受けピン26を押し、付勢体22に抗して横軸20を回動させることができる ようになっている。 該横長穴34は、ハンドル軸23の回動と同時に回動する作動ピン25が移動 できる所定長であって、バネ止め具21に湾曲状に設けられている。前述した横 軸20の回動方向の限度位置は、作動ピン25の移動を規制する前記横長穴34 の端位置で決められる。
【0024】 前記横軸20の軸方向の両端部に、該横軸20から上方に向かって延設されそ の延設端が鉤形に屈曲されたフック27が固設されている。鉤形屈曲部の上縁は 傾斜面でなるガイド面36であり、鉤形屈曲部の下縁は掛止部30である。 前記付勢体22の付勢力によって横軸20が回動方向の限度位置に維持される 態勢において、フック27が係合姿勢に維持される。 係合姿勢にあるフック27の掛止部30は、前記掛止受部B1に設けられてい るロックピン28に上側から係合可能である。
【0025】 ロックピン28がフック27に係合される作用を述べると、昇降部6の上昇に 伴い横軸20が上方に移動すると共にフック27が上方に移動する。フック27 が上方に移動すると、ロックピン28にガイド面36が当接し、当接部分におい て両者が摺動し、フック27がロックピン28に押されて回動する。摺動の末、 ガイド面36端にロックピン28が至ると、付勢体22の付勢力でフック27が 回動し、掛止部30にロックピン28が入り込み、ロックピン28がフック27 にて係合されたうえ錠止される。
【0026】 上述の錠止作動と同時に、横軸20は掛止受部B1に開設されている受け溝部 29に嵌まり込み状態に係合されるようになっている。 又、ハンドル軸23を回動操作した時のみ、フック27が非係合姿勢に退動す るようになっており、ロックピン28に係合されたフック27は、通常は付勢体 22によって横軸20が一方向に回動するよう付勢されているために、ハンドル 軸23が回転操作されない限りロックピン28から離脱されることがないように なっている。
【0027】 尚、本考案における吊上用掛止機構Bが昇降部6の上昇方向の動きで係合する ように構成されるに対しロック機構Aは、水平方向の動きで自動的に係脱する構 成となっているので、従来技術における吊上用掛止機構Bとロック機構Aが同じ 上昇方向の動きで係脱される場合に比べて、ロック機構Aを解除して吊上用掛止 機構Bを掛止状態にして吊り上げ開始態勢とするまでの総所要時間が短縮され、 吊り上げ作業を高能率に行うことができる。 しかも、吊上用掛止機構Bとロック機構Aの係脱の動き方向が異なる上に、吊 上用掛止機構B及びロック機構Aが昇降部6の昇降方向にあって上下に位置を異 なるように設けられているから、人為的なミスで、昇降部の高さを誤認し、吊上 用掛止機構Bの掛止受部B1をロック機構Aの掛止解除具A2に対応させたり、 またその逆に対応させたりして誤った係脱が行われるというような不具合が確実 に回避される。
【0028】 又、患者載台4を台部1に戻す際、患者載台4に設けられているガイドピン1 5が、台部1側の誘導板16の誘導斜面37に沿って案内されて規制溝部32に 落ち込むこととなって、患者載台4と台部1との前後方向における相対位置関係 が定まり、患者載台4の誘導部14と台部1のフレーム35を規制して左右方向 が定まり、患者載台4を台部1上の所定位置に的確に戻すことができる。
【0029】
【考案の効果】
本考案は吊上用掛止機構Bとロック機構Aを、昇降部6の昇降方向にあって上 下に位置を異ならせて設けられており、患者載台4を吊り上げるに際し、患者載 台4を台部1に定置しロック機構Aで掛止固定した台部1とリフト機の昇降部6 とを所定の状態に接近させて行くだけで自動的にロック機構Aが解脱されるから 、患者載台を吊り上げ可能な状態にするための手動操作が一切不要になって、事 前操作の煩わしさが解消され、解除操作を忘れたままで患者載台を昇降移動させ る心配がなく操作が安全に行えるようになった。
【0030】 また、患者載台4を昇降部6に掛止する吊上用掛止機構Bが昇降部6の上昇方 向への動きで係合し、フックとロックピンの係合、そして横軸と受け溝部の当接 の二構成で、患者載台4を昇降部6にロック状に掛止するものに構成されている ので、患者載台4が昇降部6に対して上方に外れることは不可能となり、患者載 台4が不測に脱落するといった事故が起きる心配のない安全状態で、吊り上げ及 び吊り下げ作動を行なえる。
【提出日】平成5年9月17日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するために、本考案は、搬送用の台部(1)に離脱可能に装備 しロック機構(A)で定置状態に掛止する患者載台(4)を、該患者載台(4) と昇降する昇降部(6)との間に構成する吊上用掛止機構(B)を用いて昇降部 (6)に保持する構成となし、前記吊上用掛止機構(B)を、昇降部(6)の上 昇方向の動きで患者載台(4)を昇降部(6)に対して錠止状に係合する構成と し、前記ロック機構(A)を、昇降部(6)の昇降方向とは直交する水平方向の 動きで患者載台(4)を昇降部(6)に押圧することにより台部(1)から患者 載台(4)が解除される構成としたことを特徴とする患者載台吊り上げ装置であ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例における座位搬送車の患者載台を
吊り上げる装置を示す側面図である。
【図2】本考案実施例の作動態様を説明する側面図であ
る。
【図3】本考案実施例の作動態様を説明する部分側面図
である。
【図4】本考案実施例における患者載台を座位搬送車に
掛止するロック機構を示す部分平面図である。
【図5】図4に示す矢印イ方向からみた部分側面図であ
る。
【図6】本考案実施例におけるロック機構の作動態様を
説明する部分平面図である。
【図7】本考案実施例における吊上用掛止機構の平面図
である。
【図8】本考案実施例における吊上用掛止機構を示す背
面図である。
【図9】本考案実施例における吊上用掛止機構の作動態
様を示す部分側面図である。
【図10】本考案実施例における吊上用掛止機構の作動
態様を示す部分側面図である。
【図11】本考案実施例における吊上用掛止機構の作動
態様を示す部分側面図である。
【符号の説明】
A ロック機構 A1 掛止部 A2 掛止解除具 B 吊上用掛止機構 B1 掛止受部 B2 掛止仕組 1 台部 4 患者載台 6 昇降部 7 枠体 9 掛止ピン 10 係合孔 13 スライド体 18 支持板 19 長孔 20 横軸 22 付勢体 23 ハンドル軸 27 フック 28 ロックピン 29 受け溝部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送用の台部(1)に離脱可能に装備しロ
    ック機構(A)で定置状態に掛止する患者載台(4)を、該
    患者載台(4)と昇降する昇降部(6)との間に構成する吊
    上用掛止機構(B)を用いて昇降部(6)に保持する構成と
    なし、前記吊上用掛止機構(B)を、昇降部(6)の上昇方
    向の動きで患者載台(4)を昇降部(6)に係合することと
    し、前記ロック機構(A)を、昇降部(6)の昇降方向とは
    直交する方向の動きで患者載台(4)を昇降部(6)に
    当接することにより台部(1)から患者載台(4)が解除さ
    れることを特徴とする患者載台吊り上げ装置。
  2. 【請求項2】 昇降部(6)側に設ける掛止仕組(B2)
    と、掛止仕組(B2)に対向して患者載台(4)側に装設す
    る掛止受部(B1)とで構成される吊上用掛止機構(B)で
    あって、前記掛止仕組(B2)は、昇降部(6)に固定され
    た座板17と、座板17に固着された支持板(18)と、
    支持板(18)に上下方向に開設された長孔(19)に沿っ
    て上下に移動可能で且つ回動可能な横軸(20)と、横軸
    (20)に設けられるフック(27)と、フック(27)が係
    合姿勢になるように横軸(20)の回動方向位置を規制維
    持する付勢体(22)と、フック(27)を非係合姿勢に変
    更するために横軸(20)を付勢体(22)に抗して手動回
    動するハンドル軸(23)とで構成し、掛止受部(B1)
    は、枠体7に固着されているピン取付体(38)と、フ
    ック(27)が係脱されピン取付体(38)に固着された
    ロックピン(28)と、前記横軸(20)が嵌まり込む受
    け溝部(29)とを備えていることを特徴とする請求項1
    記載の患者載台吊り上げ装置。
  3. 【請求項3】 台部(1)と患者載台(4)間に組成する掛
    止部(A1)と、昇降部(6)側に設けられる掛止解除具
    (A2)とで構成されるロック機構(A)であり、前記掛止
    部(A1)は、患者載台(4)の枠体(7)側において昇降
    部(6)の昇降動方向に対して直交する方向に進退動自在
    に支承されてスライド体(13)によって進退動される掛
    止ピン(9)と、掛止ピン(9)に対して台部(1)側に対設
    される係合孔(10)とで構成され、前記掛止解除具(A
    2)は、剛性材であって、掛止解除具(A2)に掛止部(A
    1)が押しつけられると、スライド体(13)が掛止解除
    具(A2)により押圧されるとともに掛止ピン(9)が係合
    孔(10)から抜き外れるように構成していることを特徴
    とする請求項1記載の患者載台吊り上げ装置。
JP6395692U 1992-08-19 1992-08-19 患者載台吊り上げ装置 Expired - Lifetime JPH0642664Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6395692U JPH0642664Y2 (ja) 1992-08-19 1992-08-19 患者載台吊り上げ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6395692U JPH0642664Y2 (ja) 1992-08-19 1992-08-19 患者載台吊り上げ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0623522U true JPH0623522U (ja) 1994-03-29
JPH0642664Y2 JPH0642664Y2 (ja) 1994-11-09

Family

ID=13244284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6395692U Expired - Lifetime JPH0642664Y2 (ja) 1992-08-19 1992-08-19 患者載台吊り上げ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0642664Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996028126A1 (fr) * 1995-03-14 1996-09-19 Aiba, Masafumi Siege permettant de soulever une personne handicapee et appareil de levage
JP2002306563A (ja) * 2001-04-12 2002-10-22 Og Giken Co Ltd 安全入浴リフト
KR100950562B1 (ko) * 2009-08-20 2010-04-01 용 최 리프트장치
KR20190000955U (ko) * 2017-10-13 2019-04-23 광저우 제이앤드제이 새니터리 웨어 컴퍼니 리미티드 욕조용 이동 리프트 체어

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996028126A1 (fr) * 1995-03-14 1996-09-19 Aiba, Masafumi Siege permettant de soulever une personne handicapee et appareil de levage
JP2002306563A (ja) * 2001-04-12 2002-10-22 Og Giken Co Ltd 安全入浴リフト
KR100950562B1 (ko) * 2009-08-20 2010-04-01 용 최 리프트장치
KR20190000955U (ko) * 2017-10-13 2019-04-23 광저우 제이앤드제이 새니터리 웨어 컴퍼니 리미티드 욕조용 이동 리프트 체어

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0642664Y2 (ja) 1994-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7434815B2 (en) Stair climbing wheelchair carrier
JP3655964B2 (ja) 可搬式患者支持システム
US6793283B1 (en) Child seat restraining device and method
JPH0867186A (ja) 車両用シート装置
JP4147564B2 (ja) 車両用シート支持装置
US20240001818A1 (en) Infant car seat and release actuator
US4934036A (en) Apparatus for assembling a seat for use in an automobile
JPH0623522U (ja) 患者載台吊り上げ装置
JPH0650477Y2 (ja) 移乗用リフトにおけるステップの起倒装置
JP4794034B2 (ja) 車両整備用リフトにおけるアーム回動止め装置
JP4172973B2 (ja) 入浴装置
JP2002362162A (ja) バッテリ装置およびバッテリ装置の取り付け構造
JP2000326781A (ja) 車両用昇降装置
JP2515395Y2 (ja) シートクッションのロック装置
JP3369031B2 (ja) リフターシート敷込み装置
JP2927417B1 (ja) ベッド等における格納型側柵
JP2002306563A (ja) 安全入浴リフト
JPS602039Y2 (ja) 台車利用の搬送装置
JP3034983U (ja) 重量物運搬車の荷台支持及び操作機構
JPH078544Y2 (ja) タワークレーンにおけるタワージブの折畳みロック装置
JP2003000671A (ja) 入浴装置の担架係止機構
JPS6056647B2 (ja) 回転式座席
JP2606346Y2 (ja) 安全装置付入浴リフト
JPS6337893Y2 (ja)
JPH0454065Y2 (ja)