JPH051820U - 車輌用冷却フアンの取付構造 - Google Patents

車輌用冷却フアンの取付構造

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JPH051820U
JPH051820U JP5728291U JP5728291U JPH051820U JP H051820 U JPH051820 U JP H051820U JP 5728291 U JP5728291 U JP 5728291U JP 5728291 U JP5728291 U JP 5728291U JP H051820 U JPH051820 U JP H051820U
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JP
Japan
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cooling fan
radiator
vibration
fan unit
grommet
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JP5728291U
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English (en)
Inventor
基 縄野
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 最近の水冷式エンジンを搭載した車輌におい
ては、ファンの回転によって生ずる振動の一次成分が従
来より高くなってきている。このため、従来構造ではこ
の振動吸収が良好に行なえなくなってきたので、これを
解決する。 【構成】 アッパメンバ12とロアメンバにラジエータ1
を一体に取付け、このラジエータ1に対して冷却ファン
ユニット2をゴム製のグロメット14でフローティング支
持した。グロメット14の硬度を適当に選定することによ
り、ファン20ガ振動してもこの振動は車体側に伝達しな
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水冷式エンジンを搭載した自動車等の車輌に適用することができる 、車輌用冷却ファンの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水冷式エンジンを搭載した自動車等の車輌においては、ラジエータの背部に冷 却ファンを配設して走行風をラジエータに効率よく通過させ、高温となったエン ジン冷却水の冷却を行なうようにしている(例として実開昭59-121416 号公報、 実公昭58-19288号公報等参照)。このラジエータのメンバ(車体側部材)への取 付構造とラジエータへの冷却ファンユニットの取付構造とは、従来、冷却ファン ユニットをラジエータに一体的(リジット)に固定し、この冷却ファンユニット を一体化したラジエータをメンバにフローティング支持するようにしていた。
【0003】 このようにラジエータをメンバにフローティング支持する理由は、冷却ファン の発生する振動、とくに冷却ファンをエンジンのクランクシャフトからベルト掛 けで駆動する形式のものにおけるエンジンアイドリング時の低周波振動に対して 、これを抑制するためである。この低周波振動は、冷却ファンの駆動方式が上記 形式のものであるとき、振動数としては20ないし30ヘルツ程度であった。この程 度の振動数の振動に対しては上記のようなラジエータ支持構造が適しており、エ ンジンがアイドリング回転をしているときの振動発生を効果的に抑制することが できた。
【0004】 しかしながら最近の車輌においては、冷却を効率よく、無駄を無くして行なう ために、冷却ファンとして電動ファンを使用することが多くなってきている。電 動ファンにした場合には、エンジン冷却水の温度がある設定値に達するとエンジ ンの回転数には関わりなく、冷却ファンが回転し、エンジン冷却水の温度を下げ るように作用することになる。この電動ファンは直流モータで駆動されるのであ る程度高速回転であり、またファンを含む回転部分の質量が小さいこともあって 、振動の一次成分は150 ヘルツないし 180ヘルツ程度にまで上昇することになる 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このように振動の一次成分が高くなってくると、従来の取付構造では振動を吸 収することができないという問題を生ずる。本考案はこの点に鑑みて成されたも のであり、冷却ファンの発生する振動を効率よく吸収するようにして、振動が車 体側に伝達しないようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するための手段として、車体側部材にラジエータを 一体的に取付け、該ラジエータに対して冷却ファンユニットをフローティング支 持した構成としたものである。
【0007】
【作用】
このような構成とすれば、ラジエータに対して冷却ファンユニットをフローテ ィング支持するためのグロメットの硬度を適宜選定することにより、冷却ファン ユニットからラジエータに伝わる振動を効果的に吸収することができる。したが って、車体側部材であるメンバに一体的に取付けられたラジエータから車体側に 振動伝達が行なわれることがなくなる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1および図2について説明する。図1において1 はラジエータであり、2はこのラジエータ1の背部に配設される冷却ファンユニ ットである。冷却ファンユニット2については、図3および図4を用いて後に説 明する。ラジエータ1には、アッパタンク3の両側に、孔4を有するブラケット 5が設けられており、またロアタンク6には孔7が設けられている。冷却ファン ユニット2にも上部に2個、下部に1個のブラケット部8,9が設けられており 、このブラケット部8,9に設けられた孔10,11がラジエータ1のブラケット5 に設けられた孔4とロアタンク6に設けられた孔7に対応するようになっている 。
【0009】 12は車体側部材であるアッパメンバであり、ラジエータ1の孔4および冷却フ ァンユニット2の孔10に対応するところに孔13が設けられているものである。図 示はしないがアッパメンバ12の下方にはロアメンバが設けられており、ラジエー タ1の孔7および冷却ファンユニット2の孔11に対応させてある。14はゴム製の グロメットである。このグロメット14は適度の硬度と弾性とを有するものであり 、軸方向中央部に、冷却ファンユニット2のブラケット部8,9を支持するため に、孔15の近くまでの深さを有する溝16を形成したものである。このグロメット 14を使用することにより、ラジエータ1に対して冷却ファンユニット2をフロー ティング支持できることになる。17は冷却ファンユニット2をラジエータ1とと もにアッパメンバ12と図示しないロアメンバに固定するためのボルトである。
【0010】 このような構成においてラジエータ1と冷却ファンユニット2とをアッパメン バ12とロアメンバとに取付けるには、図2に示すようにグロメット14の溝16の部 分を冷却ファンユニット2のブラケット部8(ブラケット部9についても同様) に装着し、グロメット14の孔15に通したボルト17をラジエータ1の孔4とアッパ メンバ12の孔13に挿通することになる。図2に示すように、アッパメンバ12の裏 面にはナット18が溶着されており、ボルト17が螺合される。この螺合、締着によ り、アッパメンバ12およびロアメンバに対してラジエータ1はリジットに支持さ れ、冷却ファンユニット2はフローティング支持されることになる。
【0011】 図3および図4は冷却ファンユニット2を示すものである。冷却ファンユニッ ト2は中央部にモータ19が取付けられており、その出力軸にファン20が取付けら れている。21はモータ19の電源コード、22はシュラウドである。電源コード21は 図示しない制御ユニットに接続されており、エンジン冷却水の温度があらかじめ 設定されたある値に達したとき回転開始し、その温度以下の温度となると停止す るように制御される。モータ19は中央から放射状に延びた3本のスポーク部23で 支持されている。したがって、回転することにより生ずるモータ19の振動は、こ のスポーク部23を伝わって外郭部に至り、ブラケット部8,9に至ることになる 。
【0012】 以上説明したように構成されたこの車輌用冷却ファンの取付構造によれば、ゴ ム製のグロメット14の硬度を、ファン20の回転による振動の一次成分を減衰させ る値にして使用する。ファン20の回転による振動の一次成分は、実際の自動車に おいて測定したところ175 ヘルツであった。グロメット14の硬度をこの振動数を 減衰させるのに効果的な値に設定して使用することにより、メンバを通じて車体 に伝わるのを効果的に防止することができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成された車輌用冷却ファンの取付構造である から、ファンが振動することによって発生する一次成分を吸収することができる 。シュラウド部分に変更を加えるのみで対応することができ、大幅な改造は全く 必要とせずに、また車体側への取付を変更することなく、フローティング構造と することができる。構造が簡単であることから、安価に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の概略を示す斜視図である。
【図2】図1中の要部を拡大した断面図である。
【図3】冷却ファンユニットの背面図である。
【図4】図3の冷却ファンユニットの一部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ラジエータ 2 冷却ファンユニット 8 ブラケット部 9 ブラケット部 12 アッパメンバ 14 グロメット 17 ボルト 19 モータ 20 ファン

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 車体側部材にラジエータを一体的に取付
    け、該ラジエータに対して冷却ファンユニットをフロー
    ティング支持したことを特徴とする車輌用冷却ファンの
    取付構造。
JP5728291U 1991-06-26 1991-06-26 車輌用冷却フアンの取付構造 Pending JPH051820U (ja)

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