JP2519434B2 - 自動二輪車の防泥装置 - Google Patents

自動二輪車の防泥装置

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JP2519434B2
JP2519434B2 JP61287090A JP28709086A JP2519434B2 JP 2519434 B2 JP2519434 B2 JP 2519434B2 JP 61287090 A JP61287090 A JP 61287090A JP 28709086 A JP28709086 A JP 28709086A JP 2519434 B2 JP2519434 B2 JP 2519434B2
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満明 上村
敬英 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動二輪車において、シリンダ上面とラ
ジエータ下端との間に泥等が侵入するのを防止するため
の防泥装置に関する。
(従来の技術) 自動二輪車には、走行駆動用のエンジンを冷却するた
めに、ラジエータを設けたものがある。この場合には、
走行風によりこれらエンジンのシリンダとラジエータと
が効果的に冷却されるようにするため、これら両者を正
面視で上下に偏位させ、即ち、シリンダ上方にラジエー
タを配設している。
また、上記のような構成の場合には、エンジンの振動
がラジエータ側に伝達されないようにするため、シリン
ダ上面とラジエータ下端との間には空隙を形成してあ
る。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、自動二輪車の走行中には前輪により粉塵、
砂、および泥等(以下、これを単に泥という)が跳ね上
げられ、この跳ね上げられた泥は上記前輪よりも後方に
位置するエンジン側に向って飛散する。
上記の場合、この泥の一部が上記シリンダ上面とラジ
エータ下端との間の空隙に侵入し、これがシリンダ上面
に付着するとがある。しかし、この場合には次のような
不都合を生じる。即ち、シリンダ上面には点火プラグが
ねじ付けられており、上記のように泥の付着したまま
で、この点火プラグをシリンダ上面から脱着すると、こ
の点火プラグ用のねじ孔を通して泥がシリンダ内の燃焼
室に落ち込むおそれがある。
(発明の目的) この発明は、上記のような事情に注目してなされたも
ので、自動二輪車の走行時、シリンダ上面とラジエータ
下端との間の空隙に泥が侵入しないようにすることを目
的とする。
(発明の構成) 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするとこ
ろは、ラジエータ下端からシリンダ上面に向って突出す
る剛性板材を設け、この剛性板材の下端とシリンダ上面
の前部との間の空隙を塞ぐ可撓性板材を上記剛性板材に
取り付けた点にある。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
第2図において、1は自動二輪車で、この自動二輪車
1の車体フレーム2はその前部に操向軸管3を有し、こ
の操向軸管3にフロントフォーク4が操向可能に支承さ
れている。そして、このフロントフォーク4の下端が前
輪6を支持し、その上端にはハンドル7が取り付けられ
ている。
上記車体フレーム2はエンジン8を支持しており、こ
のエンジン8は図示しない後輪を駆動して自動二輪車1
を走行させる。上記エンジン8はそのシリンダ9が前上
方に向って突出しており、このシリンダ9の突出端前部
の上方にはラジエータ10が設けられている。
第1図、および第3図から第5図において、上記シリ
ンダ9はピストンを内有するシリンダボデー11、これら
ピストンやシリンダボデー11と共に燃焼室を形成するシ
リンダヘッド12、およびこのシリンダヘッド12上に設け
られた動弁機構を覆うシリンダヘッドカバー13を有して
いる。上記シリンダヘッド12上面の凹所14には点火プラ
グ15をねじ付けてある。16は気化器である。
前記ラジエータ10はシリンダ9の熱を奪うことによっ
て高温となった冷却水を循環させこれを走行風で冷却さ
せるラジエータ本体18と、特にアイドリング時などこの
ラジエータ本体18に対する走行風の通過を促進する電動
機19付のファン20とで構成される。この場合、上記ラジ
エータ本体18は3つの支持部材22,22,22′で車体フレー
ム2側に支持されており、これら各支持部材22,22,22′
は車体フレーム2側からラジエータ本体18側への振動伝
達を吸収するように、これら両者2,18間に介設されるゴ
ム製の弾性部材23を有している。
上記支持部材22,22,22′のうち2つの支持部材22,22
は上記車体フレーム2からラジエータ本体18を取り外し
可能に締結するためのボルト24を有し、また、他の支持
部材22′は車体フレーム2側にラジエータ本体18側を係
脱自在に係止させる係止ピン25を有している。
また、前記電動機19とファン20とは三つ又状のブラケ
ット27に支持され、このブラケット27の各脚部がラジエ
ータ本体18の枠体にボルト28によりねじ止めされてい
る。
また、上記シリンダヘッドカバー13上面とラジエータ
本体18下端の間には空隙29を形成してある。そして、自
動二輪車1の走行中、前輪6により跳ね上げられた泥
(第1図、第2図および第5図中矢印M図示)が上記空
隙29に侵入しないように防泥装置が設けられている。
上記装置につき、特に第1図、第3図、第5図および
第6図を参照して説明すると、上記ラジエータ本体18の
下端からシリンダヘッドカバー13の上面前部に向って突
出する板金製の剛性板材31が設けられる。この剛性板材
31はその上端が上記ボルト28によりブラケット27と共に
ラジエータ本体18側にねじ止めされ、上記ボルト28は剛
性板材31のねじ止め用に兼用されている。
また、上記剛性板材31の上下中途部は後下方に向って
下り曲げられ、この剛性板材31の下端縁と上記シリンダ
ヘッドカバー13の上面前部との間の間隙30を塞ぐ可撓性
板材32が設けられる。即ち、この可撓性板材32はその上
端側が剛性板材31下部の後面に接着されており、その下
端側がシリンダヘッドカバー13の上面前部に、弾性変形
した状態で圧接している。
従って、上記剛性板材31と可撓性板材32とにより上記
空隙29に泥の侵入することが防止され、これによって、
凹所14に泥の嵌り込むことが主に阻止されている。な
お、上記可撓性板材32は図例ではゴム製の弾性板である
が、キャンバスのような弾性のないものであってもよ
い。
ところで、上記シリンダヘッドカバー13の上面は凸部
33と凹部34とを有した凸凹形状になっている。即ち、こ
のシリンダヘッドカバー13内部の動弁機構において、カ
ム軸の駆動チェンを巻き掛けた部分は崇高であるため、
その分シリンダヘッドカバー13が上方に膨らんでおり、
よって、この部分に対応するシリンダヘッドカバー13の
上面に凸部33が形成され、他の部分は凹部34となってい
る。
このため、上記空隙29を確実に塞ごうとするには、特
に凹部34位置を確実に塞ぐ必要がある。そこで、この実
施例では、空隙29を可撓性板材32を塞ぐようにしたので
あり、この可撓性板材32はシリンダヘッドカバー13上面
の凹凸によりよく追従して撓むものであることから、空
隙29を全体にわたりより確実に塞ぐことができる。
特に、第3図と第6図で示すように、凸部33を挟む左
右位置において可撓性板材32にスリット35を形成してあ
り、かつ、可撓性板材32ができるだけ大きく撓むことが
できるように剛性板材31の下端縁には切欠36を形成して
ある。このため、可撓性板材32の下端はより効果的にシ
リンダヘッドカバー13上面に追従し、よって、空隙29が
より確実に塞がれる。
(発明の効果) この発明によれば、ラジエータ下端からシリンダ上面
に向って突出する剛性板材を設け、この剛性板材の下端
とシリンダ上面の前部との間の間隙を塞ぐ可撓性板材を
上記剛性板材に取り付けたため、シリンダ上面とラジエ
ータ下端との間に形成した空隙の前面が上記剛性板材や
可撓性板材により塞がれることとなる。
従って、自動二輪車の走行により跳ね上げられた泥が
上記空隙に侵入することが防止され、このため、シリン
ダ上面における点火プラグの脱着作業等に不都合の生じ
ることが抑制される。
しかも、上記空隙を塞ぐ場合に、この発明では、可撓
性板材を用いたため、第1に、シリンダ上面に凹凸があ
ってもこの形状によりよく追従して上記空隙をより確実
に塞ぎ、泥の侵入をより確実に防止する。また、第2
に、エンジン側の振動がラジエータ側に伝達されること
も防止する。
なお、この可撓性板材はその性質上走行風を受けて変
形しようとするが、これは剛性板材に取り付けられてい
るため、この剛性板材により可撓性板材は所望形状に保
たれ、よって、シリンダ上面と剛性板材下端との間の間
隙は確実に塞がれることとなる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図は側面部分断面
図、第2図は自動二輪車の前部側面図、第3図は第1図
のIII−III線矢視断面図、第4図は第1図の部分拡大
図、第5図は同上第1図の部分拡大図、第6図は第3図
の部分拡大図である。 1……自動二輪車、8……エンジン、9……シリンダ、
10……ラジエータ、29……空隙、30……間隙、31……剛
性板材、32……可撓性板材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行駆動用エンジンのシリンダ上方にこの
    エンジンの冷却用ラジエータを設け、シリンダ上面とラ
    ジエータ下端との間に空隙を形成した自動二輪車におい
    て上記ラジエータ下端からシリンダ上面に向って突出す
    る剛性板材を設け、この剛性板材の下端とシリンダ上面
    の前部との間の間隙を塞ぐ可撓性板材を上記剛性板材に
    取り付けたことを特徴とする自動二輪車の防泥装置。
JP61287090A 1986-12-01 1986-12-01 自動二輪車の防泥装置 Expired - Lifetime JP2519434B2 (ja)

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JPS63141882A JPS63141882A (ja) 1988-06-14
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