JPH05178428A - 対をなして配置したレールを有する、ローラ状品物、特に巻紙を貯蔵するための棚式高層倉庫 - Google Patents

対をなして配置したレールを有する、ローラ状品物、特に巻紙を貯蔵するための棚式高層倉庫

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JPH05178428A
JPH05178428A JP4153893A JP15389392A JPH05178428A JP H05178428 A JPH05178428 A JP H05178428A JP 4153893 A JP4153893 A JP 4153893A JP 15389392 A JP15389392 A JP 15389392A JP H05178428 A JPH05178428 A JP H05178428A
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Niels Schroeder
ニールス・シユレーデル
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Copla Foerder & Lagertechnik G fur Anlagenbau Mbh
COPLA FOERDER LAGERTECH
Kopura Fueruderu & La-Gerutehiniku G fur Anraagenbau Mbh
Original Assignee
Copla Foerder & Lagertechnik G fur Anlagenbau Mbh
COPLA FOERDER LAGERTECH
Kopura Fueruderu & La-Gerutehiniku G fur Anraagenbau Mbh
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変形しないで非常に重い貯蔵品物を収容する
ことができる、棚式高層倉庫に対をなして配置される高
強度のレールを提供することである。 【構成】 レールはほぼＵ字形の横断面形状を有し、こ
の横断面形状は下側帯と、上側帯と、下側帯を上側帯に
連結するウェブとを備えている。このウェブは折り曲げ
られずに真っ直ぐに延び、かつ継手１８３を介して複数
の垂直な支持梁１８４に連結されている。この支持梁は
互いに間隔をおいて設けられ、かつ倉庫のフレーム構造
体の横桁１２に連結されている。下側帯が脚部１８７に
よって形成され、この脚部が水平に延びかつ巻紙輸送車
両７０用載置面を形成する区間と、この区間に接続しか
つウェブに対して平行に延びる垂直な区間によって形成
されている。水平な脚区間と垂直な脚区間が垂直な支持
梁１８４と横桁１２に連結されたアングル部材１８８に
支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ローラ状品物、特に巻
紙を貯蔵するための棚式高層倉庫にして、巻紙が巻紙包
装装置から搬送区間を経て、複数の階層に形成された棚
区画室を有する棚式高層倉庫に供給可能であり、巻紙輸
送車両を収容するためのレールが対をなして設けられ、
倉庫のフレーム構造体の横桁に固定されたレール対の各
レールが、下側帯と上側帯とこの下側帯を上側帯に連結
するウェブを備え、かつほぼＵ字形の横断面形状を有す
る棚式高層倉庫、並びにこの倉庫内に対をなして配置さ
れたレールに関する。
【０００２】
【従来の技術】巻紙の貯蔵のために、二つの倉庫技術、
すなわちスタッカー倉庫とクレーン倉庫が知られてい
る。スタッカー倉庫の場合には、巻紙は包装または切断
機の後で整列され、スタッカーのクランプ装置によって
持ち上げられる。そして、巻紙はスタッカーによって貯
蔵場所まで運ばれ、この貯蔵場所で、複数の巻紙がタワ
ー状に積み重ねられる。この種の倉庫技術の場合には、
使用されるクランプ装置による巻紙が損傷する危険を回
避できない。更に、巻紙を斜めに積み上げることによ
り、損傷の危険がある。この場合、巻紙はそのエッジ範
囲が損傷する。複数の巻紙をタワー状に積み重ねること
により、事故の危険もある。クレーン倉庫の場合には、
巻紙は同様に、包装または切断機の後で整列され、真空
リフトを備えたクレーン装置によって持ち上げられる。
クレーン装置は個々の巻紙を貯蔵場所まで運ぶ。この貯
蔵場所では同様に巻紙がタワー状に積み重ねられる。倉
庫が原因で巻紙が傾いて倒れることにより、同様に、損
傷の危険が大きくなる。
【０００３】貨車と貨物自動車における巻紙の荷積みが
常に横に寝かせて行われるので、上記の従来の倉庫シス
テムは、その機能を満たすため、巻紙を立てる作業と横
に倒す作業を含んでいる。
【０００４】ドイツ連邦共和国実用新案登録第８８１３
２９０．０号明細書により、巻紙を収容するレールを倉
庫内に対をなして配置することが知られている。この場
合、レール対の各レールは巻紙を貯蔵するための上側の
載置プロフィル範囲と、その下にある、輸送車両用走行
面を形成するためのプロフィル範囲を備えている。その
際、上側のプロフィル範囲は横断面がほぼＶ字形に形成
されている。Ｖ字形プロフィル範囲の各々の脚部の外面
は、巻紙の載置面範囲を形成する。Ｖ字形プロフィル範
囲の脚部は、使用位置で下方へ向いた垂直な組立および
案内ウェブに移行接続している。このウェブには、巻紙
輸送車両の走行レールを形成する他のプロフィル範囲が
接続している。この場合、巻紙載置面を形成するＶ字形
プロフィル範囲の脚部の自由端は、内方へ向かって組立
ウェブの方へ折り曲げられている。走行レールを形成す
るプロフィル範囲の自由端は下方へ折れ曲がるように形
成されている。このように形成され対をなして配置され
たレールにより、いろいろな直径を有する大きな巻紙の
ような、ほぼ円形の重い対象物を貯蔵することができ
る。
【０００５】更に、ドイツ連邦共和国実用新案登録第８
８１３１４２．４号明細書により、下側帯と、上側帯
と、下側帯を上側帯に連結する折れ曲がったウェブを備
えた冷間成形（圧延）支持体が知られている。ウェブは
８０〜１００°の角度をなして下側ベルトに接続し、そ
の中央の範囲において下側ベルトの側が折れ曲がってお
り、下側帯に隣接するウェブの下側部分の折曲部におい
てウェブの上側部分に対して鈍角をなしている。この場
合、ウェブの上側部分に接続する上側帯は下側帯と反対
方向に向き、下側帯によって決まる平面に対して仮想平
行平面が斜め上方に形成され、ウェブの上側部分とのそ
の接続範囲において、この平行平面に対して５〜５０°
の鋭角をなしている。この場合、上側部分に唇部が成形
され、下側帯に他の唇部が成形される。この冷間成形支
持体は、そのプロフィルが横断面で見て、鉛直線からず
れた負荷を所望の応力状態で冷間成形支持体で受け止め
るために非常に適するように形成されている。更に、冷
間成形支持体は材料コストが経済的で、小さな載置荷物
も大きな荷物も収容できるようにすべきである。
【０００６】約７．５トンの巻紙の大きな重量に基づい
て、上記のように形成されたレールまたは冷間成形支持
体が曲がることが避けられない。更に、プロフィルウェ
ブの曲がりが次のようにして行われる。すなわち、大き
な重量の負荷の際に、対をなすレールが同時にそのウェ
ブを曲げながら互いに近接し、巻紙載置面が変化し、巻
紙の確実な貯蔵や載置がもはや保証されなくなるように
行われる。巻紙輸送車両により、巻紙を棚式高層倉庫の
個々の棚区画室に出し入れできるようにするため、ある
いは巻紙を収容して棚区画室から運び出すことができる
ようにするために、レールと冷間成形支持体はその下側
帯が巻紙輸送車両の載置面として形成されている。従っ
て、プロフィルに作用する押圧力によるプロフィルの変
更やそれに関連する曲がりが発生すると、輸送車両用載
置円が変形し、輸送車両の走行運動に影響を与えるよう
に変化する危険がある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、横に寝かせて輸送貯蔵できるようにして巻紙をや
さしく動かするようにするために、横に寝かせた状態で
供給される巻紙を横に寝かせて棚式高層倉庫に供給し、
横に寝かせて収納し、そして横に寝かせた状態で倉庫か
ら取り出すことできる、特に巻紙を出し入れするための
棚式高層倉庫を提供することである。本発明の他の課題
は、非常に大きな重量を受け止めるときにも形が変化せ
ず、変形せず、従ってレールの大きな固有安定性に基づ
いて巻紙輸送車両の走行運動が悪影響を受けず、巻紙の
直径の大きさに左右されず、レールに降ろされる巻紙の
ための大きな載置面が、大きな重量による負荷の場合に
も形成され、巻紙輸送車両の走行プロフィルが付加的な
補強を行うような、棚式高層倉庫用のレールを提供する
ことである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に従
い、棚式高層倉庫が１個の棚部分または配布竪穴を形成
し互いに離して設けられた２個の棚部分からなり、この
棚部分が階層内に並べておよび上下に配置された複数の
棚区画室を備え、この棚区画室が端面側の開口または配
布竪穴の範囲にある開口を備え、かつ巻紙の長さの複数
倍に相当する長さを有し、配布竪穴の両側に設けられた
両棚部分の一方の個々の階層が、他方の棚部分の階層に
対向しており、各棚部分の各階層に、各棚区画室の端面
側の開口の範囲において、棚長手方向に対して横方向に
延びる、入れ換え車両用の水平な輸送軌道が設けられ、
一方の側あるいは両側において、すべての輸送軌道が一
端側で、１個ずつのエレベータに通じており、このエレ
ベータがフレーム構造のエレベータ竪穴からなり、かつ
少なくとも１個の入れ換え車両を収容するための昇降可
能な輸送プラットフォームを備え、この輸送プラットフ
ォームの上に巻紙輸送車両が配置可能であり、輸送軌道
と各エレベータの輸送プラットフォームが、入れ換え車
両またはその巻紙輸送車両のための走行レールを備え、
各輸送プラットフォームの走行レールが、各輸送軌道の
走行レールと共に、輸送プラットフォームのその都度の
階層位置で、無段の入れ換え車両通過範囲を形成し、各
入れ換え車両が入れ換え車両送り運動に対して横方向に
延びる巻紙輸送車両を備え、この巻紙輸送車両が入れ換
え車両内に設けた走行レール上を移動可能であり、かつ
ほぼ部分円弧状の巻紙載置面を有する昇降可能な巻紙支
持板を備え、各棚区画室が棚区画室長手方向に延びる固
定配置された巻紙支持体と、その両側に設けられた、巻
紙輸送車両用の走行軌道とを備え、巻紙支持体が互いに
離して設けられた２本のレールからなり、その支持面が
相互の方へ傾斜して延びるように形成され、その結果巻
紙の外周部分に対応する貯蔵面を形成し、巻紙支持板を
持ち上げた巻紙輸送車両がレールの間を通って走行可能
であるように、レール相互の間隔が定められ、エレベー
タの輸送プラットフォームを運ぶための駆動装置と、入
れ換え車両と、巻紙輸送車両が、プログラム制御装置に
統合され、このプログラム制御装置に、個々の棚区画室
が記憶され、各レールのウェブが折り曲げずに真っ直ぐ
に延び、ねじ継手、リベット継手または溶接継手を介し
て複数の垂直な支持梁に連結され、この支持梁が互いに
間隔をおいて設けられ、かつ倉庫のフレーム構造体の横
桁に連結され、下側帯が脚部によって形成され、この脚
部が、水平に延びかつ巻紙輸送車両の載置面を形成する
区間と、この区間に接続しかつウェブに対して平行に延
びる区間を備え、水平な脚区間と垂直な脚区間が、垂直
な支持梁と横桁に連結されたアングル部材に支持され、
このアングル部材の高さがレールの垂直な脚区間の長さ
よりも大であり、上側帯が脚部によって形成され、この
脚部が下側帯の載置面の方へ斜めに延びており、レール
のウェブに対して平行に延びる垂直な区間が脚部に接続
しており、垂直な支持梁の長さがウェブとアングル部材
の長さの合計に一致しているかあるいはウェブとアング
ル部材の全長よりも短いことにより解決される。
【０００９】本発明に従ってこのようにして形成された
棚式高層倉庫は、巻紙を横に寝かせて輸送および貯蔵す
ることを可能にする。巻紙を垂直位置にもたらすための
巻紙の整列は回避され、もはや不要である。適当な輸送
手段により横に寝かせて供給される巻紙は、横に寝かせ
た状態で棚式高層倉庫の個々の棚区画室に供給され、そ
して横に寝かせた状態で個々の棚区画室に貯蔵される。
この場合、巻紙の取り出しや搬出も巻紙を横に寝かせた
状態で行われる。このようにして形成された棚式高層倉
庫の利点は、巻紙包装機から横にして輸送区間を経て倉
庫に達した巻紙がそこでも横に寝かせて収容され、倉庫
内で倉庫操作機器により横に寝かせて運ばれ、倉庫に出
し入れされ、同様に横に寝かせて倉庫出口範囲に移され
ることにある。横に寝かせた状態でのこの輸送と貯蔵
は、巻紙がやさしく動かされるという重要な利点があ
る。更に、棚式高層倉庫により、コンパクトでスペース
を節約する巻紙貯蔵が可能である。倉庫操作は自動で行
われ、やさしい巻紙取扱いが達成される。他の利点は、
巻紙の倉庫への出し入れが、パレット等のような補助手
段を用いずに行われることにある。包装機から到着する
個々の巻紙の受取りが巻紙を横にして行われるので、傾
斜して倒れたり、垂直に立てたりする必要がない。棚式
高層倉庫の棚区画室形成に基づいて、異なる直径および
幅を有する巻紙を貯蔵することができる。３１００ｍｍ
までの荷物ユニットを倉庫に出し入れできるので、非常
に大きな出力が可能である。例えばそれぞれ１個の巻紙
輸送車両を備えた１８個の入れ換え車両を使用すること
により、１時間あたり巻紙を１６０個倉庫に入れること
ができるかまたは２４０個倉庫から出すことができる。
倉庫の全高にわたって到達する公知の棚コンベヤと車両
の代わりに、巻紙輸送車両を載せた小型の入れ換え車両
が倉庫操作を行う。この巻紙輸送車両は各倉庫面に設置
され、水平方向移動および荷物受取りまたは受け渡しの
ためにのみ形成されている。多数の車両の使用は大きな
積み替え能力を生じる。倉庫の出し入れは平行に行うこ
とができる。倉庫補助手段として、棚区画室または倉庫
通路内に組み込まれた倉庫プロフィル構造体が役立つ。
更に、棚式高層倉庫によって与えられる倉庫概念はいわ
ゆる“カオスの倉庫”である。というのは、あらゆる直
径および幅の巻紙がすべての棚区画室すなわち倉庫通路
に貯蔵できるからである。
【００１０】この棚式高層倉庫に使用される、対をなし
て配置されたレールは、大きな強度と剛性を有する。レ
ールの形は、巻紙よりも重い貯蔵品物を収容できるよう
に設計されている。そのため、レールは、例えば大きな
直径の円形鉄のような大きな重量の品物を収容するのに
適しており、非常に重い円形鉄を倉庫に降ろすことがで
きる。倉庫内には、本発明に従って形成されたレールが
使用されている。レールのプロフィルは、大きな重量物
を荷積みしたときでも曲がらない。巻紙輸送車両のため
の走行プロフィルまたは載置面が大幅に補強される。更
に、レールプロフィルは巻紙による線形負荷を受け止め
ることができ、その際線形負荷が変化しない。レールが
長い場合でも、重量物の荷積みの際にねじれが生じな
い。その際、垂直な支持梁の上側範囲におけるレールプ
ロフィルの固定が重要である。この支持梁は底側が棚式
高層倉庫のフレーム台の横桁に固定されている。レール
プロフィルの製作は簡単であり、それによって経済的で
ある。というのは、上側帯と下側帯のプロフィル形成が
簡単な面取りによって達成できるからである。
【００１１】
【実施例】次に、図に基づいて本発明の実施例を詳しく
説明する。図１と図２に図示し１０で示した、ローラ状
品物、特に巻紙１００を出し入れするための棚式高層倉
庫は、二つの棚部分２０，１２０からなっている。この
棚部分は向き合って配置され、配布竪穴（分配シャフ
ト）３０を形成している。この場合、配布竪穴３０の幅
はほぼ巻紙１００の長さに等しい。
【００１２】各棚部分２０，１２０は垂直な棚支柱１１
からなっている。この棚支柱が水平な横桁１２を介して
互いに連結されているので、個々の棚部分２０，１２０
には個々の階層２１，２２，２３，２４，２５が形成さ
れる。図１と図２に示した実施例の場合には、各棚部分
２０，１２０は５つの階層を備えている。階層の数はそ
の都度所望または必要とされる棚式高層倉庫の貯蔵容量
に従って決まる（図５）。棚式高層倉庫１０が骨組み構
造による施工法に従って構成されているので、既存の貯
蔵容量が不充分で、増大しなければならないときには、
各棚部分２０，１２０を側方へあるいは高さ方向に拡大
することができる。その際、個々の棚部分２０，１２０
は、ユニットシステムにより互いに並べておよびまたは
重ねて配置できるように、建物構成要素として予め製作
することができる。棚式高層倉庫１０を形成するフレー
ム構造は好ましくは基板上に配置されている。
【００１３】各棚部分２０，１２０の階層２１〜２５は
互いにずれておらず、両棚部分の階層は同じ平面内にあ
る。垂直な棚支柱１１が互いに間隔をおいて設けられて
いるので、両棚部分２０，１２０にはそれぞれ、並べて
および上下に配置された多数の棚区画室２６，１２６が
形成される。個々の棚区画室２６，１２６の端面側の開
口２６ａは配布竪穴３０に付設されている。この棚区画
室の寸法は、１個または複数の巻紙が各棚区画室２６，
１２６の長手方向に対して平行に位置するように保たれ
ている。各棚区画室２６，１２６の高さは貯蔵すべき巻
紙の直径に従って決まる。すなわち、各棚区画室２６，
１２６の高さは好ましくは貯蔵すべき巻紙の最大直径に
よって決まる。従って、各棚区画室には、いろいろな直
径の巻紙を貯蔵することができる（図６）。
【００１４】図１と図２に示した実施例では、棚式高層
倉庫１０は、配布竪穴３０の両側に設けた２つの棚部分
２０，１２０からなっている。しかし、第３図から判る
ように、棚式高層倉庫１０を一つだけの棚部分２０によ
って作ることができる。１つの棚部分２０からなるこの
棚式高層倉庫１０の棚部分２０は、図１と図２に示した
棚式高層倉庫１０の棚部分２０，１２０に対応して形成
されている。
【００１５】棚式高層倉庫１０の両棚部分２０，１２０
の各棚区画室２６，１２６の長さは、巻紙１００の長さ
の複数倍である。しかし、各棚区画室が巻紙１００の１
個の長さに相当する長さを有するように、棚区画室を形
成することができる。配布竪穴３０の両側に設けられた
棚部分２０，１２０は、一方の棚部分２０の個々の棚区
画室２６，１２６の端面側の開口２６ａが他方の棚部分
１２０の棚区画室の端面側の開口に対応するように、向
き合わせて設けられている。
【００１６】各棚部分２０，１２０の各階層２１，２
２，２３，２４，２５には、棚区画室２６，１２６の端
面側開口２６ａの範囲において、棚区画室長手方向に対
して横方向に延びる、少なくとも一つの入れ換え車両
（摺動車両）５０のための水平な輸送軌道が設けられて
いる。図３に示した実施例の場合には、階層２１，２
２，２３，２４に輸送軌道４０，４１，４２，４３が１
個ずつ付設されている。階層２５のために必要な輸送軌
道は図に示していない。この入れ換え車両５０のための
輸送軌道の数は、個々の階層の数によって決まる。棚式
高層倉庫１０が１個の棚部分２０または１２０だけから
なっているときには、輸送軌道４０〜４３は個々の棚区
画室２６または１２６の端面側開口２６ａの範囲に延長
配置されている。これに対して、棚式高層倉庫１０が両
棚部分２０，１２０からなっているときには、輸送軌道
４０〜４３は両棚部分２０，１２０の間に形成された配
布竪穴３０内に設けられている。配布竪穴３０の範囲に
おいて垂直方向の入れ換え運動が行われないので、輸送
軌道４０〜４３は棚式高層倉庫１０のフレーム構造体に
固定連結されている。
【００１７】各輸送軌道４０，４１，４２，４３は互い
に平行に案内された、入れ換え車両５０の案内のための
走行レール４５，４６を備えている（図３）。図３に示
した実施例の場合、輸送軌道４０〜４３はその両端４０
ａ，４１ａ，４２ａ，４３ａおよび４０ｂ，４１ｂ，４
２ｂ，４３ｂがエレベータ６０，１６０に通じている。
各エレベータは昇降可能な輸送プラットフォーム６１，
１６１を有するフレーム構造体からなるエレベータ竪穴
（エレベータシャフト）６０′１６０′を備えている。
各輸送プラットフォーム６１，１６１は少なくとも１個
の入れ換え車両５０を収容できるように形成されてい
る。各プラットフォーム６１，１６１は同様に、入れ換
え車両５０を収容するための、対をなした走行レール６
２，１６２を備えている。しかし、各輸送プラットフォ
ーム６１，１６１の走行レール６２，１６２は、各輸送
軌道４０，４１，４２，４３の走行レール４５，４６に
次のように連結可能である。すなわち、輸送プラットフ
ォームが個々の輸送軌道４０〜４３の範囲に移動し、段
のない入れ換え車両移行範囲が形成されたときに、入れ
換え車両５０が輸送軌道からエレベータ６０，１６０の
輸送プラットフォーム６１，１６１に移動できるよう
に、連結可能である。しかし、各輸送プラットフォーム
６１，１６１は、入れ換え車両５０の長さの複数倍に相
当する長さを有していてもよい。それによって、入れ換
え車両５０を棚式倉庫の個々の階層２１〜２５の輸送軌
道４０〜４３に供給できるようにするために、例えば各
輸送プラットフォーム６１，１６１は２個以上の入れ換
え車両５０を前後に収容することができる。エレベータ
６０，１６０への巻紙１００の供給はコンベヤベルト２
１０を介して行われる（図１）。
【００１８】両エレベータ６０，１６０は図３に相応し
て棚部分２０の端面に設けられている。棚式高層倉庫１
０が２つの棚部分２０，１２０からなっている場合に
は、エレベータ６０，１６０を配布竪穴３０の端部に設
けることができる。この場合しかし、エレベータ６０，
１６０のために他の設置位置を選択することができる。
エレベータ６０，１６０が棚部分２０の端面に設けられ
ていると（図１）、輸送軌道４０〜４３は棚部分２０の
端面まで延長され、棚部分２０の端面に設けたエレベー
タ６０，１６０に通じている。その際、この輸送軌道４
０〜４３の形成は、入れ換え車両５０が両エレベータ６
０，１６０の輸送プラットフォーム６１，１６１によっ
て収容できるように行うことが可能である。他の実施例
では、棚部分２０，１２０の棚区画室２６，１２６の端
面側の開口２６ａの範囲内を延びる輸送軌道４０〜４３
は、入れ換え車両５０を移動させるために役立つ。一
方、棚部分２０の端面の範囲内を延びる輸送軌道区間
は、巻紙輸送車両７０の輸送軌道として役立つ。この巻
紙輸送車両は個々の入れ換え車両５０上に配置可能であ
り、これについては後で詳しく述べる。棚部分２０の端
面の範囲内を延びる輸送軌道区間は図１において、４
６，４７，４８，４９と４６ａ，４７ａ，４８ａ，４９
ａで示してある（図３）。
【００１９】両エレベータ６０，１６０の輸送プラット
フォーム６１，１６１の垂直移動は好ましくは、電気モ
ータ運転の駆動装置によって行われる。この駆動装置は
６５，１６５で示してある。両輸送プラットフォーム６
１，１６１の移動は矢印ｘ２の方向に行われる（図
３）。しかし、棚部分２０の端面側に設けた２個のエレ
ベータ６０，１６０の代わりに、エレベータを１個だけ
設けることができる。このエレベータには同様に、輸送
軌道区間４６〜４９と４６ａ〜４９ａを備えているかま
たは備えていない輸送軌道４０〜４３が通じている。
【００２０】各入れ換え車両５０は、入れ換え車両送り
運動に対して横方向に延びる巻紙輸送車両７０を備えて
いる。この巻紙輸送車両は入れ換え車両５０に背負われ
るように配置されている（図４）。構造高さをできるだ
け低くするために、入れ換え車両５０は中央に凹部を備
え、この凹部内に巻紙輸送車両７０が設けられている。
巻紙輸送車両７０の配置個所の範囲において、入れ換え
車両５０は一対の走行レール５２を備えている。巻紙輸
送車両７０の走行ローラ７０ａ，７０ｂがこの走行レー
ルに支持され、そして巻紙輸送車両７０が矢印ｘ１の方
向に移動できるように（図３および図５）、走行レール
上を案内される。入れ換え車両５０自体は、輸送軌道４
０〜４３の走行レール上を移動できるように、走行ロー
ラ５１を備えている。
【００２１】巻紙輸送車両７０は昇降可能な巻紙支持板
７１を備えている。この巻紙支持板７１の持ち上げ運動
は矢印ｘ３（図４）方向に行われる。巻紙支持板７１を
高さ方向に移動させることができるようにするために、
巻紙支持板７１の駆動装置が巻紙輸送車両７０のケーシ
ング内に収納され、１７０で示してある。電気モータに
よる駆動装置のほかに、液圧式の持ち上げ装置を使用す
ることができる。入れ換え車両５０のための駆動装置は
５５で、そして巻紙輸送車両７０の駆動装置は７５で示
してある。すべての駆動装置５５，６５，１６５，７
５，１７０はプログラム制御装置２００でまとめられて
いる。このプログラム制御装置には、個々の棚区画室２
６，１２６が一緒に記憶されている。これについては後
で詳しく述べる（図２）。
【００２２】巻紙輸送車両７０の巻紙支持板７１は、個
々の巻紙１００のための載置面７２を備えている。この
載置面は部分円弧状に形成されている。すなわち、巻紙
載置面７２が巻紙１００の外周に適合しており、それに
よって巻紙が巻紙載置面７２によって形成される凹部に
確実に保持される（図４）。
【００２３】各棚区画室２６，１２６は棚区画室長手方
向に延びる巻紙支持体８０を備えている。この巻紙支持
体は棚式高層倉庫のフレーム構造体内に固定されて設け
られている。巻紙支持体８０はその両側に設けられた、
巻紙輸送車両７０のための走行軌道８２，８２′を備え
ている。この両走行軌道８２，８２′は図４と図６に示
すように、巻紙支持体８０の両側で、巻紙支持体８０の
構造的な形成に一緒に含まれている。
【００２４】巻紙支持体８０は互いに間隔をおいて設け
られた２個のレール８３，８４からなっている。このレ
ールの巻紙１００用支持面８３ａ，８４ａは互いに傾斜
して延びるよう形成されている。それによって、巻紙の
周の一部分の延長にほぼ一致する貯蔵面が形成されるの
で、巻紙１００用の皿状または窪み状貯蔵面が両支持面
８３ａ，８４ａによって形成され、巻紙は巻紙支持体８
０上に確実に保持される。
【００２５】更に、巻紙支持体８０の両レール８３，８
４は互いに間隔をおいて設けられている。この間隔は、
巻紙輸送車両７０が持ち上げられた巻紙支持板７１と共
に巻紙支持体８０を通って案内されるとき（図４と図
５）、巻紙支持板７１がレール８３，８４の間を通って
案内され得るよう採寸されている。巻紙輸送車両７０の
巻紙支持板７１が持ち上げられた状態の巻紙１００の輸
送位置は、図４においてＢで示してある。一方、棚区画
室内における巻紙支持体８０上での巻紙の載置位置はＡ
で示してある。
【００２６】個々の巻紙１００は、巻紙輸送車両７０を
装着した入れ換え車両５０によって、その都度の階層の
輸送軌道上を、棚部分２０または１２０の巻紙を降ろさ
れる棚区画室２６または１２６の端面側の開口２６ａの
範囲へ移動させられる。入れ換え車両５０が図４に示し
た位置を占めると、巻紙輸送車両７０は巻紙１００と共
に棚区画室内へ走行する。この場合、巻紙は巻紙支持板
７１と共に持ち上げられる。それによって、巻紙は棚区
画室内に設けた巻紙支持体８０の上方を、棚区画室内の
保管位置まで走行させることができる。巻紙輸送車両７
０が巻紙のための保管位置を占めると、巻紙支持体８０
が降下し、巻紙が巻紙支持体８０のレール８３，８４に
載る。そして、巻紙輸送車両７０は引っ込んだ巻紙支持
板７１と共に、当該の棚区画室の端面側の開口の範囲へ
移動し、その間に準備された入れ換え車両５０に受け渡
される。この入れ換え車両はその後、新しい巻紙を受取
り、収容するために供される。
【００２７】個々の棚区画室２６，１２６内の巻紙支持
体８０は、棚区画室の全長にわたって延びるよう形成可
能である。しかし、棚区画室が非常に長い場合には、間
隔を保って巻紙支持体８０の短い部分を直列に配置する
ことができる。しかも、巻紙のための充分な貯蔵面と支
持面が形成されるように配置することができる。更に、
すべての個々の棚区画室２６，１２６内に、巻紙支持体
８０を１個だけあるいは複数個並列に配置することがで
きる。図５に示した実施例の場合には、棚区画室内に、
２個の巻紙支持体８０が設けられている。この実施例の
場合には、いろいろな直径の巻紙を収容できるようにす
るために、巻紙支持体８０は異なる寸法に形成されてい
る。
【００２８】各レール８３，８４は巻紙支持体として、
および輸送車両７０の走行載置面として、上側帯１８
０、下側帯１８１および垂直ウェブ１８２からなってい
る。この垂直ウェブは上側帯１８０と下側ウェブ１８１
を接続している。ウェブ１８２は折れ曲がっておらず、
直線状に延びている。ウェブはねじ継手、リベット継手
あるいは溶接継手１８３を介して垂直な支持梁１８４に
連結されている。この支持梁は互いに間隔をおいて設け
られ、かつ横桁１２に連結されている。各支持梁１８４
はダブルＴ形材として形成され、そのフランジ１８４
ａ，１８４ｂがウェブ１８２に固定されている。その
際、レール８３，８４のウェブ１８２の固定を支持梁１
８４の上側範囲で行うことが大切である。この固定個所
は、それを介して、巻紙用載置面を形成する上側の曲が
った脚部１８５を備えたウェブ１８２の湾曲または折れ
曲がりが回避されるので、重要な意味がある（図７と図
８）。これについては後で詳しく説明する。
【００２９】レール８３，８４の下側帯１８１は脚部１
８７によって形成されている。この脚部は巻紙輸送車両
７０用載置面１８７′を形成し、水平に延びる区間１８
７ａと、この部分に接続し、ウェブ１８２に対して平行
に垂直方向に延びる区間１８７ｂとを備えている。水平
な脚区間１８７ａはアングル部材１８８に支持されてい
る。垂直な脚区間１８７ｂも同様にアングル部材１８８
に支持されている。アングル部材の上側の水平な脚部１
８８ａは支持梁１８４に固定され、垂直な脚部１８８ｂ
は横桁１２に固定されている（図７）。脚区間１８７ａ
はアングル部材脚部１８８ａに載り、脚区間１８７ｂは
アングル部材脚部１８８ｂに接触している。下側帯１８
１はアングル部材１８８に摩擦的に固定されて載置され
ている。アングル部材１８８の長さはレール８３，８４
の長さに一致させることができる。しかし、アングル部
材１８８を分けて配置してもよい。両アングル部材脚部
１８８ａ，１８８ｂが垂直な補強ウェブ１８８ｃを介し
て連結されて補強されていると有利である。これはアン
グル部材の強度を高めるために寄与する。
【００３０】アングル部材１８８の高さは好ましくは、
レール８３，８４の垂直な脚区間１８７ｂの長さよりも
大である。上側帯１８０は脚１８５によって形成されて
いる。この脚は下側帯１８１の載置面１８７′の方へ斜
めに延びており、レール８３，８４のウェブ１８２に対
して平行に延びる垂直区間１８５ａに接続している。垂
直な支持梁１８４の長さは、ウェブ１８２とアングル部
材１８８の長さの合計に一致するかまたはウェブ１８２
とアングル部材１８８の全体の長さよりも短い。
【００３１】上側帯１８０の脚１８５はウェブ１８２に
対して、好ましくは６５°の角度位置を有する。両脚８
３，８４は同一に形成され、図４と図６に示すように、
向き合わせて横桁１２上に設けられている。載置面１８
７′はレール８３，８４の脚区間１８７ｂと共に、巻紙
輸送車両のための走行用形材、すなわち走行軌道を形成
している。
【００３２】入れ換え車両５０と巻紙輸送車両７０は電
気的な走行モータを備えている。しかし、他の駆動装置
を使用してもよい。棚式高層倉庫１０は次のように使用
される。
【００３３】棚式高層倉庫１０の棚部分２０の階層２４
の空いた棚区画室２６に、巻紙１００を貯蔵するときに
は、巻紙は図１に従ってコンベヤベルト等の手前の装置
を経て、位置Ａから輸送軌道２１０に供給される。輸送
軌道２１０の範囲の位置Ｃにおいて、巻紙輸送車両７０
を装着した入れ換え車両５０の準備がなされている。し
かも、巻紙を位置Ｂから巻紙輸送車両７０の巻紙支持板
７１に直接供給できるように準備がなされている。その
際、巻紙輸送車両７０の巻紙支持板７１がその低い位置
を占めることが好ましい。それによって、巻紙の申し分
のない受け渡しが保証される。巻紙輸送車両７０上の巻
紙が階層２１の棚区画室に供給されると、入れ換え車両
５０は矢印ｚ方向に最も下側の輸送軌道４０上を棚区画
室２６の範囲まで移動する。この範囲において巻紙が降
ろされる。図示した例では、巻紙１００が階層２４の棚
区画室２６に供給されるので、巻紙輸送車両７０上の巻
紙は横にしてこの巻紙輸送車両と共に、エレベータ６０
の輸送プラットフォーム６１に供給され、エレベータに
よって階層２４まで輸送され、そして輸送軌道区間４９
上を輸送軌道４３まで移動する。この輸送軌道上で、巻
紙輸送車両７０の受け渡しのために入れ換え車両５０が
供される。入れ換え車両は巻紙輸送車両７０を受け取っ
た後で、輸送軌道４３上を矢印ｚ１方向に移動する。し
かも、巻紙１００を降ろす棚区画室２６の端面側開口２
６ａの範囲まで移動する。そして、入れ換え車両５０は
この棚区画室の範囲においてその最終走行位置に達し、
巻紙輸送車両７０が棚区画室内に入るまでそこに留ま
る。棚区画室内への巻紙輸送車両７０の移動のために、
巻紙支持板７１はその上に設けられた巻紙と共に持ち上
げられる。そして、巻紙輸送車両７０が棚区画室内へ装
入され、巻紙が巻紙支持体８０に載る位置に達するま
で、前へ移動させられる。そして、巻紙輸送車両７０の
巻紙支持板７１が下降する。この場合同時に、巻紙が両
巻紙支持レール上に降ろされる。そして、巻紙支持板７
１を引っ込めることにより、巻紙輸送車両７０が棚区画
室の出口範囲まで移動し、準備がなされた入れ換え車両
によって収容され、そして再び最も下方の荷積み位置へ
移動する。それによって、新たに巻紙を受け取ることが
できる。個々の棚区画室への供給と同じ方法で、棚式高
層倉庫からの巻紙が出される。
【００３４】巻紙１００の輸送は、巻紙輸送車両７０に
よって受け取った後輸送軌道４０〜４３の範囲まで、入
れ換え車両５０なしに行うことができる。巻紙輸送車両
７０が巻紙１００と共に輸送軌道４０〜４３に達して初
めて、入れ換え車両５０による巻紙輸送車両７０の受取
りが行われる。この入れ換え車両から、巻紙輸送車両７
０が個々の棚区画室２６，１２６へ移動させられる。巻
紙を降ろすことができるようにするために、巻紙輸送車
両７０上に設けられた巻紙を入れ換え車両５０と共に、
巻紙供給ステーションから棚区画室の範囲まで移動させ
ることができる。
【００３５】棚部分２０，１２０に付設されたエレベー
タ竪穴６０′，１６０′は、輸送軌道４０〜４３の一端
に固定配置されている。配布竪穴３０の幅をできるだけ
狭くするために、エレベータ竪穴６０′，１６０′は、
配布竪穴の前の側方に配置されている。この場合、棚部
分２０，１２０の前を延びるコンベヤベルト４０〜４３
はそれに対して横方向に延びるコンベヤベルト４６〜４
９を介してエレベータ竪穴６０′，１６０′内に案内さ
れている。しかし、エレベータ竪穴６０′，１６０′を
配布竪穴３０の中または前に配置することができる。そ
の際、エレベータ竪穴６０′，１６０′は定置されてい
るかまたは移動可能に形成されている。後者の場合に
は、配布竪穴３０内での移動は、３０５で示した電動機
型駆動装置により、互いに向き合った両棚部分２０，１
２０の間で、棚の長手方向に走行レール３００，３０１
に沿って行われる（図３）。更に、エレベータ竪穴６
０′，１６０′を自走するよう形成し、棚範囲からの移
動もできるようにすることが可能である。エレベータ竪
穴６０′，１６０′が配布竪穴３０内で棚長手方向に移
動可能である実施例の場合には、配布竪穴３０内にコン
ベヤベルト４０〜４３が設けられていない。それによっ
て、エレベータ竪穴６０′，１６０′は自由に移動可能
である。
【００３６】配布竪穴３０内に移動可能に配置され、棚
部分２０，１２０の高さと同じ高さを有するエレベータ
竪穴６０′，１６０′を使用する利点は、やさしい巻紙
輸送にある。両棚部分の前にコンベヤベルト４０〜４３
の形をした急傾斜コンベヤを使用する場合には、輸送物
質を移動させるときに、常に全部のベルトを始動させな
ければならない。それに加えて、巻紙の何回もの受け渡
しおよび中間貯蔵が必要である。これは省略される。巻
紙は一回で目的地に載せられ、かつ降ろされる。
【００３７】図９は、巻紙１００の供給軌道５００を有
する棚式高層倉庫１０を含む設備の全体を示している。
たまった巻紙は最も望ましくない場合には、棚式高層倉
庫１０に入れるために単一巻紙として輸送しなければな
らない。巻紙が出荷されると、巻紙は輸送ユニットにま
とめることができる。この輸送ユニットは３．２ｍの包
装長さを上回らないようにすべきである。
【００３８】紙工場から棚式高層倉庫１０への巻紙の輸
送は、互いに無関係に独立して走行する巻紙輸送車両５
１０によって行われる。この巻紙輸送車両は、ダブルの
走行レール５０１，５０２に沿って走行する、固有の駆
動装置と制御装置を備えた輸送車両である（図１１と図
１２）。下側の平面Ｅ１内では、空の車両としての輸送
車両が復路を走行し、上側の平面Ｅ２では荷を積んだ車
両が走行する。輸送車両が荷を降ろした後で、輸送車両
は持ち上げステーションの上方の材料流れ技術的に望ま
しい個所で、上側の平面から下側の平面へ移され、そし
て反対方向に後退することができる。これにより、輸送
車両５１０は常に循環交通方式によりソース−オブジェ
クト−機能およびその都度の周波数に従って使用され
る。巻紙用供給軌道は好ましくは輸送ブリッジとして形
成されている（図１１）。
【００３９】高さの架橋は垂直コンベヤ５１５を介して
行われる。それにより、巻紙は輸送車両上に供給された
後で再び棚式高層倉庫へ移動可能である。搬送区間全体
には例えば１３個の輸送車両５１０が供給される。この
場合、棚式高層倉庫用の巻紙は単一巻紙として走行す
る。棚式高層倉庫に巻紙を供給する輸送車両は、倉庫に
入る個所で直接反転させられ、それによって再び巻紙を
収容する準備が迅速になされる。
【００４０】巻紙が出荷されるときには、輸送車両に適
合する最大積み荷ユニットで走行する。横切断装置５２
０にも巻紙を平行に供給しなければならないので、他の
輸送車両が必要である。倉庫出し入れ範囲への巻紙の輸
送は同様に、垂直コンベヤ内に定置配置した輸送車両に
よって行われる。棚式高層倉庫への巻紙の出し入れは、
固有の制御装置を備えた走行車両とサテライトを介して
行われる。
【００４１】装置全体は次のように使用される。巻紙切
断装置５２０から来る巻紙は、巻紙保管ステーション５
２１を介してタクトキャリッジに受け渡される。巻紙は
互いに独立して作用する走行可能な２個の持ち上げビー
ムによって分離される。各持ち上げビームは、分離すべ
き巻紙が滑らないようにするために、巻紙保持装置を備
えている。これにより、単一巻紙がタクト化され、印を
付けられそして排出されるかあるいはばらばらにされ、
印を付けられ、そして再び最大３．２ｍの積み荷ユニッ
トにまとめられる。単一巻紙の場合には、前側（輸送方
向）の端面にスタンプが押される。タクト化される積み
荷ユニットの場合には、１個ずつの巻紙／タクトの前面
にスタンプが押され、他の巻紙の背面にスタンプが押さ
れる。
【００４２】積み荷ユニットが形成されると、このユニ
ットは傾動装置と掴み装置によってタクトキャリッジか
ら入れ換え車両５２２上へ傾動させられる。積み荷ユニ
ットは矢印ｚ方向に輸送車両搬送区間まで移動し、巻紙
を輸送車両−荷積みプロフィルおよび持ち上げステーシ
ョン５２３に受け渡す。輸送車両は巻紙の下方へ走行
し、その持ち上げ装置によってこの巻紙を受取り、そし
て所定の目的のために上側の走行レール５０１へ走行す
る（図１２）。
【００４３】巻紙切断装置５２０，５２０′は同じ機器
を備えている。巻紙切断装置５２０′に至る搬送区間に
は回転テーブル５４０が設けられている。この回転テー
ブルは紙工場と設備／棚式高層倉庫の間で約６°の角度
調整を行い、同時に他の巻紙切断装置の搬送区間を後で
接続するために設けられている（図９）。
【００４４】巻紙切断装置５２０，５２０′から来る巻
紙は、放出器５６０を介してストッパーと転動補助部材
を備えた排出軌道５６１を経て、輸送車両５１０がある
持ち上げステーション５６２に転動運搬さされる。巻紙
はこのステーションから傾動装置を介して更に案内され
る排出軌道に沿って垂直コンベヤ５６３の前の掴み装置
として形成された走行プロフィル内へ傾動するかまたは
液圧装置によって輸送車両内へ持ち上げられる。
【００４５】輸送車両は排出軌道５６４の前の上側平面
Ｅ１のダブルの走行プロフィル（図１２）内へ走行す
る。ここで、巻紙は放出器５６５によってストッパーを
備えた排出軌道を経て、垂直コンベヤ５６９の前の掴み
装置として形成された走行プロフィルに受け渡される。
輸送車両は持ち上げステーションにおいて下側の走行プ
ロフィル平面へ持ち上げられ、持ち上げステーション５
６２まで後退する。ここで再び、持ち上げステーション
によって上側の平面まで持ち上げられ、新しい巻紙から
受け取る。この回路内には２個の輸送車両が設けられて
いる（図９）。
【００４６】垂直コンベヤ５６３のプラットフォーム
は、排出軌道の延長した走行プロフィルの前に通じてい
る。プラットフォーム上にある輸送車両は巻紙の外およ
び下へ走行し、そのプラットフォームを持ち上げ、そし
て巻紙を受け取る。そして、輸送車両は垂直コンベヤま
で後退する。この垂直コンベヤはコンピュータによって
設定された平面まで走行する。輸送車両は巻紙を再び受
取り、走行プロフィル５６６内に入り、巻紙をプロフィ
ル上に降ろす。この走行および載置プロフィルは、積み
込み場所、すなわち堰き止め場所としての役目をする。
輸送車両は垂直コンベヤまで戻り、貯蔵平面内で次の巻
紙を受取る。
【００４７】同じ機能は排出軌道５６４、輸送車両を備
えた垂直コンベヤおよび積み込み場所５６７によっても
果たされる。巻紙輸送車両７０を備えた入れ換え車両は
積み込み場所の手前まで走行し、巻紙輸送車両は巻紙の
下方まで走行して巻紙を持ち上げ、そして入れ換え車両
まで戻る。巻紙は作業の間入れ換え車両の走行および載
置プロフィルに降ろされる。入れ換え車両はコンピュー
タによって設定された通路の前まで走行し、巻紙輸送車
両は巻紙を再び収容し、倉庫通路内に入る。ここで、巻
紙輸送車両はコンピュータによって設定された場所で巻
紙を降ろし、そして入れ換え車両まで戻る。
【００４８】巻紙は次のようにして倉庫から出される。
入れ換え車両５０が巻紙輸送車両７０と共に、コンピュ
ータによって設定された棚通路の前まで走行する。巻紙
輸送車両７０が通路内に入り、貯蔵場所に達した後でそ
のプラットフォームを持ち上げ、巻紙を受け取り、入れ
換え車両まで戻り、巻紙を入れ換え車両の載置プロフィ
ルに降ろす。入れ換え車両は垂直コンベヤ６０の前の積
み込み場所６７０までレール上を走行する。巻紙輸送車
両は巻紙を持ち上げ、走行および載置プロフィルに入
り、巻紙を降ろし、そして入れ換え車両まで戻る。この
入れ換え車両は新しい巻紙を収容するために、次の棚通
路または倉庫入口の垂直コンベヤまで走行する。
【００４９】垂直コンベヤ６０は同じ平面内を走行し、
垂直コンベヤの輸送車両７０はプロフィル内に入り、巻
紙を持ち上げ、そして垂直コンベヤまで戻る。この垂直
コンベヤは倉庫出口平面内を走行し、そこで輸送車両５
００が巻紙と共に走行プロフィル６７１内に入り、そし
て巻紙を降ろす。この走行プロフィル内で、輸送車両５
００が移動する。輸送車両は巻紙を受取り、回転テーブ
ル５４０の走行および載置プロフィルに入り、そこで降
ろす。輸送車両５００は走行プロフィルまで戻る。
【００５０】平面内では巻紙の倉庫の移し変えは入れ換
え車両５０と巻紙輸送車両７０によって可能である。
【００５１】
【発明の効果】以上説明したように本発明による棚式高
層倉庫は、巻紙を横に寝かせて輸送および貯蔵すること
ができるので、巻紙の移動がやさしく行われるという優
れた利点がある。本発明による棚式高層倉庫は更に、コ
ンパクトで省スペースの巻紙貯蔵が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】２個の棚部分からなる棚式高層倉庫の概略図で
ある。棚部分は一部だけが示してある。
【図２】配布竪穴の両側に設けられた２個の棚部分から
なる図１の棚式高層倉庫の平面図である。
【図３】１個の棚部分からなる棚式高層倉庫の概略図で
ある。
【図４】巻紙を支持する巻紙輸送車両を装着した入れ換
え車両の拡大側面図である。
【図５】図４の入れ換え車両の正面図である。
【図６】貯蔵された２個の巻紙を有する棚区画室の正面
図である。
【図７】巻紙を貯蔵するためおよび巻紙輸送車両を収容
するためのレールの垂直断面図である。
【図８】図７のレールの斜視図である。
【図９】巻紙用供給軌道を手前に接続配置した棚式高層
倉庫全体の平面図である。
【図１０】供給軌道と巻紙切断装置を備えた棚式高層倉
庫全体の平面図である。
【図１１】巻紙を棚式高層倉庫に供給するための搬送ブ
リッジの側面図である。
【図１２】図１１のＸＩＩ−ＸＩＩ線に沿った垂直断面
図である。
【符号の説明】
１０ 棚式高層倉庫 ２０，１２０ 棚部分 ２１，２２，２３，２４，２５ 階層 ２６ａ 開口 ３０ 配布竪穴 ４０，４１，４２，４３ 輸送軌道 ４５，４６，６２，１６２ 走行レール ５０ 入れ換え車両 ５２ 走行レール ６０，１６１ エレベータ ６０′，１６０′ エレベータ竪穴 ６１，１６１ 輸送プラットフォー
ム ６５，１６５，５５，７５ 駆動装置 ７０ 巻紙輸送車両 ７１ 巻紙支持板 ８０ 巻紙支持体 ８２，８２′ 走行軌道 ８３，８４ レール １００ 巻紙 １８０ 上側帯 １８１ 下側帯 １８２ ウェブ １８３ 溶接継手 １８５ 脚部 １８７ アングル形材 １８７ａ，１８７ｂ 脚部分 １８７′ 載置面 ２００ プログラム制御装置

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ローラ状品物、特に巻紙を貯蔵するため
    の棚式高層倉庫にして、巻紙が巻紙包装装置から搬送区
    間を経て、複数の階層に形成された棚区画室を有する棚
    式高層倉庫に供給可能であり、巻紙輸送車両を収容する
    ためのレールが対をなして設けられ、倉庫のフレーム構
    造体の横桁に固定されたレール対の各レールが、下側帯
    と上側帯とこの下側帯を上側帯に連結するウェブを備
    え、かつほぼＵ字形の横断面形状を有する棚式高層倉庫
    において、 ａ）棚式高層倉庫（１０）が１個の棚部分（２０）また
    は配布竪穴（３０）を形成し互いに離して設けられた２
    個の棚部分（２０，１２０）からなり、この棚部分が階
    層（２１，２２，２３，２４，２５）内に並べておよび
    上下に配置された複数の棚区画室（２６，１２６）を備
    え、この棚区画室が端面側の開口または配布竪穴（３
    ０）の範囲にある開口（２６ａ）を備え、かつ巻紙（１
    ００）の長さの複数倍に相当する長さを有し、配布竪穴
    （３０）の両側に設けられた両棚部分（２０；１２０）
    の一方の個々の階層（２１〜２５）が、他方の棚部分の
    階層に対向しており、 ｂ）各棚部分（２０；１２０）の各階層（２１；２２；
    ２３；２４；２５）に、各棚区画室（２６，１２６）の
    端面側の開口（２６ａ）の範囲において、棚長手方向に
    対して横方向に延びる、入れ換え車両（５０）用の水平
    な輸送軌道（４０；４１；４２；４３）が設けられ、一
    方の側あるいは両側（４０ａ，４１ａ，４２ａ，４３
    ａ；４０ｂ，４１ｂ，４２ｂ，４３ｂ）において、すべ
    ての輸送軌道（４０〜４３）が一端側で、１個ずつのエ
    レベータ（６０；１６０）に通じており、このエレベー
    タがフレーム構造のエレベータ竪穴（６０′，１６
    ０′）からなり、かつ少なくとも１個の入れ換え車両
    （５０）を収容するための昇降可能な輸送プラットフォ
    ーム（６１；１６１）を備え、この輸送プラットフォー
    ムの上に巻紙輸送車両（７０）が配置可能であり、 ｃ）輸送軌道（４０〜４３）と各エレベータ（６０；１
    ６０）の輸送プラットフォーム（６１；１６１）が、入
    れ換え車両（５０）またはその巻紙輸送車両（７０）の
    ための走行レール（４５，４６；６２，１６２）を備
    え、各輸送プラットフォーム（６１；１６１）の走行レ
    ール（６２，１６２）が、各輸送軌道（４０；４１；４
    ２；４３）の走行レール（４５，４６）と共に、輸送プ
    ラットフォーム（６１，１６１）のその都度の階層位置
    で、無段の入れ換え車両通過範囲を形成し、 ｄ）各入れ換え車両（５０）が入れ換え車両送り運動に
    対して横方向に延びる巻紙輸送車両（７０）を備え、こ
    の巻紙輸送車両が入れ換え車両（５０）内に設けた走行
    レール（５２）上を移動可能であり、かつほぼ部分円弧
    状の巻紙載置面（７２）を有する昇降可能な巻紙支持板
    （７１）を備え、 ｅ）各棚区画室（２６；１２６）が棚区画室長手方向に
    延びる固定配置された巻紙支持体（８０）と、その両側
    に設けられた、巻紙輸送車両（７０）用の走行軌道（８
    ２，８２′）とを備え、巻紙支持体（８０）が互いに離
    して設けられた２本のレール（８３，８４）からなり、
    その支持面（８３ａ，８４ａ）が相互の方へ傾斜して延
    びるように形成され、その結果巻紙の外周部分に対応す
    る貯蔵面を形成し、巻紙支持板（７１）を持ち上げた巻
    紙輸送車両（７０）がレール（８３，８４）の間を通っ
    て走行可能であるように、レール相互の間隔が定めら
    れ、 ｆ）エレベータ（６０，１６０）の輸送プラットフォー
    ム（６１，１６１）を運ぶための駆動装置（６５，１６
    ５；５５；７５）と、入れ換え車両（５０）と、巻紙輸
    送車両（７０）が、プログラム制御装置（２００）に統
    合され、このプログラム制御装置に、個々の棚区画室
    （２６，１２６）が記憶され、 ｇ）各レール（８３；８４）のウェブ（１８２）が折り
    曲げずに真っ直ぐに延び、ねじ継手、リベット継手また
    は溶接継手（１８３）を介して複数の垂直な支持梁（１
    ８４）に連結され、この支持梁が互いに間隔をおいて設
    けられ、かつ倉庫のフレーム構造体（４）の横桁（１
    ２）に連結され、 ｈ）下側帯（１８１）が脚部（１８７）によって形成さ
    れ、この脚部が、水平に延びかつ巻紙輸送車両（７０）
    の載置面を形成する区間（１８７ａ）と、この区間に接
    続しかつウェブ（１８２）に対して平行に延びる区間
    （１８７ｂ）を備え、水平な脚区間（１８７ａ）と垂直
    な脚区間（１８７ｂ）が、垂直な支持梁（１８４）と横
    桁（１２）に連結されたアングル部材（１８８）に支持
    され、このアングル部材の高さがレール（８３，８４）
    の垂直な脚区間（１８７ｂ）の長さよりも大であり、 ｉ）上側帯（１８０）が脚部（１８５）によって形成さ
    れ、この脚部が下側帯（１８１）の載置面（１８７′）
    の方へ斜めに延びており、レール（８３，８４）のウェ
    ブ（１８２）に対して平行に延びる垂直な区間（１８５
    ａ）が脚部に接続しており、垂直な支持梁（１８４）の
    長さがウェブ（１８２）とアングル部材（１８７）の長
    さの合計に一致しているかあるいはウェブ（１８２）と
    アングル部材（１８７）の全長よりも短いことを特徴と
    する棚式高層倉庫。
  2. 【請求項２】 棚式高層倉庫（１０）の輸送軌道（４０
    〜４３）が基板上に設けられたフレーム構造体からなっ
    ていることを特徴とする請求項１の棚式高層倉庫。
  3. 【請求項３】 ２つの棚部分（２０，１２０）の間の配
    布竪穴（３０）の幅が、巻紙（１００）の長さに一致し
    ていることを特徴とする請求項１または２の棚式高層倉
    庫。
  4. 【請求項４】 各入れ換え車両（５０）とこの入れ換え
    車両の背部に支持された巻紙輸送車両（７０）が、電動
    機型走行モータを備えていることを特徴とする請求項１
    から３までのいずれか一つの棚式高層倉庫。
  5. 【請求項５】 各巻紙輸送車両（７０）の巻紙支持板
    （７１）が液圧または電動機で運転される装置によって
    高さ方向に移動可能であることを特徴とする請求項１か
    ら４までのいずれか一つの棚式高層倉庫。
  6. 【請求項６】 レール（８３；８４）の上側帯（１８
    ０）の脚部（１８５）が、ウェブ（１８２）に対して６
    ５°の角度をなしていることを特徴とする請求項１から
    ５までのいずれか一つの棚式高層倉庫。
  7. 【請求項７】 レール（８３；８４）の垂直な支持梁
    （１８４）がダブルＴ字形の形材として形成され、その
    フランジ（１８４ａ，１８４ｂ）がウェブ（１８２）に
    固定されていることを特徴とする請求項１から６までの
    いずれか一つの棚式高層倉庫。
  8. 【請求項８】 レール（８３；８４）のアングル部材
    （１８８）が下側帯（１８１）の全長にわたって延びて
    いることを特徴とする請求項１から７までのいずれか一
    つの棚式高層倉庫。
  9. 【請求項９】 レール（８３；８４）の下側帯（１８
    １）の全長にわたって、互いに間隔をおいて配置された
    個々の複数のアングル形材区間が設けられていることを
    特徴とする請求項１から７までのいずれか一つの棚式高
    層倉庫。
  10. 【請求項１０】 レール（８３；８４）のウェブ（１８
    ２）の固定が支持梁（１８４）の上側範囲で行われるこ
    とを特徴とする請求項１から９までのいずれか一つの棚
    式高層倉庫。
  11. 【請求項１１】 レール（８３；８４）のウェブ（１８
    ２）の固定が支持梁（１８４）の全長にわたって行われ
    ることを特徴とする請求項１から１０までのいずれか一
    つの棚式高層倉庫。
  12. 【請求項１２】 エレベータ竪穴（６０′；１６０′）
    が輸送軌道（４０〜４３）の一端に定置されて設けられ
    ていることを特徴とする請求項１から１１までのいずれ
    か一つの棚式高層倉庫。
  13. 【請求項１３】 エレベータ竪穴（６０′；１６０′）
    が配布竪穴（３０）の前の側方に設けられ、棚部分（２
    ０；１２０）の前を延びるコンベヤベルト（４０〜４
    ３）がそれに対して横方向に延びるコンベヤベルト（４
    ４〜４９）を介してエレベータ竪穴（６０′；１６
    ０′）に案内されていることを特徴とする請求項１から
    １２までのいずれか一つの棚式高層倉庫。
  14. 【請求項１４】 エレベータ竪穴（６０′；１６０′）
    が配布竪穴（３０）内または前に設けられていることを
    特徴とする請求項１から１２までのいずれか一つの棚式
    高層倉庫。
  15. 【請求項１５】 エレベータ竪穴（６０′；１６０′）
    が配布竪穴（３０）内で、この配布竪穴内に設けられる
    コンベヤベルト（４０〜４３）を用いずに、両棚部分
    （２０；１２０）の間をこの棚部分（２０；１２０）に
    対して平行に走行レール（３００，３０１）上を移動可
    能に設けられ、この移動が電動機型の駆動装置（３０
    ５）によって行われることを特徴とする請求項１から１
    ２までのいずれか一つの棚式高層倉庫。
  16. 【請求項１６】 エレベータ竪穴（６０′；１６０′）
    が自走するように形成され、かつ配布竪穴（３０）内に
    設けられるコンベヤベルト（４０〜４３）を用いずに、
    配布竪穴内で棚部分（２０；１２０）に対して平行に移
    動可能であることを特徴とする請求項１から１５までの
    いずれか一つの棚式高層倉庫。
  17. 【請求項１７】 棚式高層倉庫（１０）の手前に供給軌
    道（５００）が接続配置され、この供給軌道が棚式高層
    倉庫へ移動可能な自走式巻紙輸送車両（５１０）を備
    え、各供給軌道（５００）が２階に形成され、巻紙輸送
    車両（５１０）用の上下の走行区間（５１１；５１２）
    を備えており、各供給軌道（５００）が棚式高層倉庫
    （１０）のエレベータ竪穴（６０′；１６０′）に通じ
    ており、場合によっては高さの差に架橋するために垂直
    コンベヤ（５１５）が供給軌道（５００）に設けられ、
    供給軌道（５００）が巻紙切断装置（５２０）、巻紙包
    装機（５３０）および回転テーブル（５４０）と協働す
    ることを特徴とする請求項１から１６までのいずれか一
    つの棚式高層倉庫。
  18. 【請求項１８】 ローラ状貯蔵品物、特に巻紙と巻紙輸
    送車両を収容するための、複数の階層に形成された棚区
    画室を有する倉庫、特に棚式高層倉庫に対をなして配置
    されるレールであって、倉庫のフレーム構造体の横桁に
    固定されたレール対の各々のレールがほぼＵ字形の横断
    面形状を有し、この横断面形状が下側帯と、上側帯と、
    下側帯を上側帯に連結するウェブとを備えているレール
    において、 ａ）レール（８３；８４）のウェブ（１８２）が折り曲
    げずに真っ直ぐに延び、かつねじ継手、リベット継手ま
    たは溶接継手（１８３）を介して複数の垂直な支持梁
    （１８４）に連結され、この支持梁が互いに間隔をおい
    て設けられ、かつ倉庫のフレーム構造体（４）の横桁
    （１２）に連結され、 ｂ）下側帯（１８１）が脚部（１８７）によって形成さ
    れ、この脚部が水平に延びかつ巻紙輸送車両（７０）用
    載置面を形成する区間（１８７ａ）と、この区間に接続
    しかつウェブ（１８２）に対して平行に延びる垂直な区
    間（１８７ｂ）によって形成され、水平な脚区間（１８
    ７ａ）と垂直な脚区間（１８７ｂ）が垂直な支持梁（１
    ８４）と横桁（１２）に連結されたアングル部材（１８
    ８）に支持され、アングル部材の高さがレール（８３，
    ８４）の垂直な脚区間（１８７ｂ）の長さよりも大であ
    り、 ｃ）上側帯（１８０）が脚部（１８５）によって形成さ
    れ、この脚部が下側帯（１８１）の載置面（１８７′）
    の方へ斜めに延び、この脚部に、レール（８３，８４）
    のウェブ（１８２）に対して平行に延びる垂直な区間
    （１８５ａ）が接続し、垂直な支持梁（１８４）の長さ
    が、ウェブ（１８２）の長さとアングル部材（１８７）
    の長さの合計に一致しているかあるいはウェブ（１８
    ２）とアングル部材（１８７）の全長によりも短いこと
    を特徴とするレール。
  19. 【請求項１９】 上側帯（１８０）の脚部（１８５）が
    ウェブ（１８２）に対して６５°の角度をなしているこ
    とを特徴とする請求項１８のレール。
  20. 【請求項２０】 垂直な支持梁（１８４）がダブルＴ字
    形の形材として形成され、そのフランジ（１８４ａ，１
    ８４ｂ）がウェブ（１８２）に固定されていることを特
    徴とする請求項１８または１９のレール。
  21. 【請求項２１】 アングル部材（１８８）が下側帯（１
    ８１）の全長にわたって延びていることを特徴とする請
    求項１８から２０までのいずれか一つのレール。
  22. 【請求項２２】 互いに間隔をおいて設けられた複数の
    個々のアングル部材区間が下側帯（１８１）の長さにわ
    たって設けられていることを特徴とする請求項１８から
    ２１までのいずれか一つのレール。
  23. 【請求項２３】 レール（８３；８４）のウェブ（１８
    ２）の固定が支持梁（１８４）の上側範囲で行われてい
    ることを特徴とする請求項１８から２２までのいずれか
    一つのレール。
  24. 【請求項２４】 レール（８３；８４）のウェブ（１８
    ２）の固定が支持梁（１８４）の全長にわたって行われ
    ていることを特徴とする請求項１８から２３までのいず
    れか一つのレール。
JP4153893A 1991-06-12 1992-06-12 対をなして配置したレールを有する、ローラ状品物、特に巻紙を貯蔵するための棚式高層倉庫 Pending JPH05178428A (ja)

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