JPH05175452A - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその製造方法

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JPH05175452A
JPH05175452A JP3343117A JP34311791A JPH05175452A JP H05175452 A JPH05175452 A JP H05175452A JP 3343117 A JP3343117 A JP 3343117A JP 34311791 A JP34311791 A JP 34311791A JP H05175452 A JPH05175452 A JP H05175452A
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layer
lower electrode
capacitor
groove
insulating layer
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JP3343117A
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English (en)
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Shinya Soeda
真也 添田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/37DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells the capacitor being at least partially in a trench in the substrate
    • H10B12/377DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells the capacitor being at least partially in a trench in the substrate having a storage electrode extension located over the transistor

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 DRAMのメモリセルのキャパシタ容量を増
大させることである。 【構成】 1トランジスタと1キャパシタとからなるメ
モリセルにおいて、キャパシタはトランスファーゲート
トランジスタ4のゲート電極およびワード線の上部に延
在するスタックトタイプキャパシタ領域と、素子分離用
のフィールド分離膜中に形成された溝部の内部に延在す
るトレンチタイプキャパシタ領域とを有する。トレンチ
タイプキャパシタ領域はフィールド分離膜上を延びる1
対のワード線の間に形成される。隣接するキャパシタの
各々のストレージノードは、溝の底面上で分離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に関
し、特にスタックトタイプキャパシタの容量の増大が可
能な半導体記憶装置のメモリセルの構造およびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体記憶装置においては、集積
回路を構成する受動素子としてキャパシタが広く用いら
れている。このようなキャパシタを有する半導体記憶装
置の一例として、ダイナミック型RAM(Random Acces
s Memory: 以下DRAMと称す)について説明する。
【0003】図16は、DRAMのメモリセルの等価回
路図である。図16を参照して、1つのメモリセルは、
1つのMOS(Metal Oxide Semiconductor )トランジ
スタと1つのキャパシタとを備える。MOSトランジス
タ4の一方のソース・ドレイン領域にはビット線16が
接続され、他方のソース・ドレイン領域にはキャパシタ
3が接続される。また、ゲート電極にはワード線10が
接続されている。
【0004】メモリセルへのデータの書込時において
は、ワード線10に所定電位が印加されることによって
MOSトランジスタ4が導通し、ビット線16から供給
される電荷がキャパシタ3に蓄えられる。逆に、データ
の読出時には、ワード線10に所定電位が印加されるこ
とによってMOSトランジスタ4が導通し、キャパシタ
3に蓄えられていた電荷がビット線16を通して取出さ
れる。
【0005】図15は、従来のスタックトタイプキャパ
シタを有するDRAMのメモリセルの平面構造図であ
り、図14は、図15の中の切断線Y−Yに沿った方向
からの断面構造図である。図14、図15を参照して、
p型シリコン基板7の主表面には、フィールド分離膜1
1が形成されている。フィールド分離膜11はシリコン
基板上に形成される複数の半導体素子の間を絶縁分離す
るためのものであり、このフィールド分離膜11に取囲
まれる領域が素子形成領域となる。素子形成領域には、
トランスファーゲートトランジスタ4が形成されてい
る。トランスファーゲートトランジスタ4はチャネル領
域18の両側に位置する1対のソース・ドレイン領域
8、8と、チャネル領域18の表面上にゲート酸化膜9
を介在して形成されたゲート電極10を備える。ゲート
電極10はワード線の一部から構成される。トランスフ
ァーゲートトランジスタ4の1つのソース・ドレイン領
域8にはキャパシタの下部電極(ストレージノード)1
3が接続され、他のソース・ドレイン領域8にはビット
線16が接続されている。下部電極13は絶縁膜17を
介在してトランスファーゲートトランジスタ4のゲート
電極10の表面上およびフィールド分離膜11の上を通
過するワード線10の表面上に延在している。下部電極
13の表面上には誘電体層14が形成され、さらに誘電
体層14の表面上には上部電極(セルプレート)15が
形成されている。このように、下部電極層がシリコン基
板の表面上に積層された構造を有するキャパシタをスタ
ックトタイプキャパシタと称する。
【0006】上記のスタックトタイプキャパシタはゲー
ト電極10やワード線10の上部に絶縁層17を介在し
て三次元的に延在させることによってキャパシタの上部
および下部電極間の対向面積を増大させてキャパシタ容
量を拡大させている。したがって、シリコン基板上方に
高く延在させることによってさらにキャパシタの容量を
拡大させることができる。しかしながら、基板上方に高
く形成しようとすると、高段差領域の表面で均一な薄膜
の形成が困難になる。このために、上記のようなスタッ
クトタイプキャパシタではDRAMの集積化がさらに進
むと、キャパシタ容量の確保が困難になるという問題を
生じた。
【0007】そこで、さらにキャパシタの容量を拡大す
ることが可能なメモリセル構造を有するDRAMが考え
出された。図17は、特開昭62−131563号公報
に示されるDRAMのメモリセルの断面構造図である。
図17に示されるメモリセルは、互いに隣接する1対の
メモリセルの間の分離領域に、シリコン基板7内部に達
する溝部24が形成されている。溝部24の表面および
溝部24に隣接するシリコン基板7の表面には素子分離
用のフィールド分離膜11が形成されている。そして、
キャパシタ3の一端はこの溝部24の内部に延在してい
る。すなわち、キャパシタ3は従来のスタックトタイプ
キャパシタ部分と、溝24の内部に形成されるトレンチ
キャパシタ部分とを組合わせた構造を有している。キャ
パシタ3のセルプレート15は絶縁層26を介在してゲ
ート電極あるいはワード線10の表面上に延在し、さら
に溝部24の内部に延在している。そして、ストレージ
ノード13は誘電体層14を介在してセルプレート15
の表面上に形成され、溝部24の内部で互いに隣接する
ストレージノードと分離されている。また、ストレージ
ノード13の一部はセルプレート15に形成された開口
部を通してトランスファーゲートトランジスタ4の1つ
のソース・ドレイン領域8に接続されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図17に示すメモリセ
ルキャパシタは、いわゆるトレンチキャパシタ部分を新
たに追加したことによりキャパシタ容量の拡大を図るこ
とができる。しかしながら、図17に示すキャパシタ
は、図14に示されるスタックトタイプキャパシタに比
べて、セルプレート15とストレージノード13とが上
下逆方向に形成されている。このために、トランスファ
ーゲートトランジスタ4のゲート電極10とストレージ
ノード13のコンタクト部との間にセルプレート15の
一部が介在する構造となり、ストレージノード13に接
続されるソース・ドレイン領域8の幅が大きくなる。ソ
ース・ドレイン領域8の幅が広がると、いわゆるソフト
エラーが生じやすくなる。また、メモリセルの構造の微
細化を妨げる要因となる。さらに、図17に示すメモリ
セルは、構造の微細化を妨げる他の要因を含んでいる。
その1つは、溝24の内部表面に厚いフィールド分離膜
11が形成されていることである。このために、フィー
ルド分離膜11に囲まれた溝部の内部にキャパシタを延
在させようとする場合には、溝24の幅を大きく形成す
る必要がある。さらに、第2の要因としては、溝24の
内部に延在したストレージノード13の端部をセルプレ
ート15で積層するように構成していることである。こ
のような構造は、溝24の内部でストレージノード1
3、誘電体層14およびセルプレート15が多数積層さ
れるため、溝24の幅を大きくする必要がある。すなわ
ち、図17に示すメモリセルは、キャパシタの容量を増
大することができる一方で、素子構造の微細化が困難と
なり、高集積化を阻害する状況が生じることが問題とな
った。
【0009】したがって、この発明は、上記のような問
題点を解消するためになされたもので、高集積化された
メモリセルにおいて、十分なキャパシタ容量を確保し得
るメモリセル構造を有する半導体記憶装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】さらに、この発明の他の目的は、いわゆる
トレンチキャパシタ部分を有するスタックトタイプキャ
パシタを備えた半導体記憶装置の製造方法を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明によ
る半導体記憶装置は、主表面を有する半導体基板と、半
導体基板の主表面に形成された分離絶縁層と、半導体基
板の主表面に形成され、分離絶縁層によって互いに分離
された第1および第2不純物領域とを有する。さらに、
分離絶縁層の領域内には、分離絶縁層の表面から半導体
基板の内部に向かって延びる、内側面および底面を有す
る溝部が形成されている。さらに、該半導体記憶装置
は、第1不純物領域に接続され、分離絶縁層の表面上に
延在した第1の部分と溝部の内部に延在した第2の部分
とを有する第1下部電極と、第2不純物領域に接続さ
れ、分離絶縁層の表面上に延在した第3の部分と、溝部
の内部に延在し第1下部電極の第2の部分と絶縁された
第4の部分とを有する第2下部電極とを備える。第1下
部電極の表面上には第1誘電体層が形成され、第2下部
電極の表面上には第2誘電体層が形成されている。さら
に、第1誘電体層および第2誘電体層の表面上には単一
層からなる上部電極層が形成されている。
【0012】請求項2に係る半導体記憶装置の製造方法
は、以下の工程を備える。まず、半導体基板の主表面上
に分離絶縁層を形成する。次に、半導体基板の主表面に
不純物をイオン注入することによって分離絶縁層に分離
される第1および第2不純物領域を形成する。さらに、
分離絶縁層の領域内に、半導体基板の内部に達する溝部
を形成する。そして、半導体基板の主表面上の全面に導
電層を形成し、パターニングすることによって第1不純
物領域に接続され溝部の内部に延在する第1下部電極
と、第2不純物領域に接続され溝部の内部に延在する第
2下部電極層を形成する。さらに、第1下部電極および
第2下部電極の表面上に誘電体層を形成する。そして、
誘電体層の表面上に第2導電層を形成し、パターニング
することによって第1下部電極と第2下部電極との上部
に単一層からなる上部電極層を形成する。
【0013】
【作用】この発明による半導体記憶装置は、半導体基板
上に積層されたいわゆるスタックトタイプキャパシタ部
分と、さらに分離絶縁層の領域内に形成した溝部の内部
にスタックトタイプキャパシタを延在して形成したいわ
ゆるトレンチキャパシタ部分とを有するため、キャパシ
タ容量を増大することができる。
【0014】また、溝部の内部では、互いに分離された
第1および第2下部電極と単一層の上部電極とが積層さ
れるため、従来のトレンチタイプキャパシタ、たとえば
図17に示すようなトレンチタイプキャパシタに比べて
溝部の幅を狭く形成することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図を用い
て詳細に説明する。
【0016】図1は、この発明の実施例によるDRAM
のメモリセルの平面構造図であり、図2は、図1中の切
断線X−Xに沿った方向からの断面構造図である。図2
においては、ほぼ2ビット分のメモリセルが図示されて
いる。図1および図2を参照て、p型シリコン基板7の
表面上には互いに平行に延びた複数のワード線10、1
0と、このワード線10に直交する方向に延びる複数の
ビット線16、16が形成されている。また、p型シリ
コン基板7の主表面は隣接する複数のメモリセル間を分
離するためのフィールド分離膜11が形成されている。
図1において、フィールド分離膜11と活性領域との境
界線Bが二点鎖線を用いて示されている。
【0017】1つのメモリセルは、1つのトランスファ
ーゲートトランジスタ4と、1つのキャパシタ3とから
構成されている。トランスファーゲートトランジスタ4
はp型シリコン基板7の主表面に形成された1対のソー
ス・ドレイン領域8、8と、このソース・ドレイン領域
8、8の間に位置するチャネル領域18およびチャネル
領域18の表面上にゲート酸化膜9を介在して形成され
たゲート電極10とを備えている。ゲート電極10ある
いはフィールド分離膜11の表面上に延在するワード線
10の表面は絶縁層17に覆われている。
【0018】キャパシタ3はスタックトタイプキャパシ
タ領域3aとトレンチタイプキャパシタ領域3bとから
構成される。キャパシタ3は、コンタクト部C1を通し
てトランスファーゲートトランジスタ4の一方のソース
・ドレイン領域8に接続される下部電極(ストレージノ
ード)13と、下部電極13の表面上に形成される誘電
体層14と、誘電体層14の表面上を覆う上部電極(セ
ルプレート)15とから構成される。下部電極13はス
タックトタイプキャパシタ領域3aにおいて、ゲート電
極10の上部からフィールド分離膜11上のワード線1
0の上部に延在し、かつトレンチタイプキャパシタ領域
3bにおいては、溝24の内部に延在している。そし
て、溝24の底部表面上において隣接するキャパシタの
下部電極13と分離されている。上部電極15は、複数
のメモリセルが配列されるメモリセルアレイ全面に単一
層として形成されており、ビット線コンタクト部C2の
形成される場所にのみ開口部Aが形成されている。そし
て、溝24の内部においては互いに隣接するメモリセル
のキャパシタの下部電極13、13間を完全に埋めつく
している。したがって、溝24の上部では比較的平坦な
表面に形成されている。溝24はフィールド分離膜11
の領域内であって、かつ2つのワード線10、10の間
に形成されている。溝24の内表面および底面にはフィ
ールド分離膜11より薄い絶縁膜25が形成されてい
る。この絶縁膜25によってp型シリコン基板7とキャ
パシタの下部電極13との間の絶縁性が確保されてい
る。一例として、図2の中央に示されるフィールド分離
膜11の幅が約4〜5μm程度の場合、溝24の幅は
1.5〜2μm程度に形成される。
【0019】ビット線16はメモリセルの表面を覆う層
間絶縁層19の表面上に形成されている。層間絶縁層1
9は、たとえばTEOS(Tetraethyl Orthosilecate)
膜などから構成される。ビット線16は層間絶縁層19
中のコンタクトホールを通してトランスファーゲートト
ランジスタ4の一方のソース・ドレイン領域8に接続さ
れる。ソース・ドレイン領域8はビット線16の接続部
分に高濃度の不純物領域8bが形成されており、これに
よりコンタクト抵抗が低減される。ビット線16は、多
結晶シリコン層16aとその表面上に形成されるタング
ステンシリサイド層16bの2層構造から構成される。
ビット線16の表面上は第2層間絶縁層20によって覆
われている。
【0020】次に、図2に示すDRAMのメモリセルの
製造工程について説明する。図3ないし図13は、メモ
リセルの製造工程(第1工程ないし第11工程)を順に
示す断面構造図である。まず、図3に示すように、p型
シリコン基板7の主表面にLOCOS(local Oxidatio
n of Silicon)法を用いてフィールド分離膜11を形成
する。
【0021】次に、図4に示すように、p型シリコン基
板7の主表面にたとえば熱酸化法を用いてゲート酸化膜
9を形成する。さらに、ゲート酸化膜9の表面上にたと
えばCVD(Chemical Vapor Deposition )法を用いて
多結晶シリコン層を形成し、フォトリソグラフィ法およ
びエッチング法を用いて所定の形状にパターニングす
る。これにより、ゲート電極(ワード線)10が形成さ
れる。さらに、ゲート電極10をマスクとしてp型シリ
コン基板7表面にn型不純物30をイオン注入し、ソー
ス・ドレイン領域8a、8aを形成する。
【0022】さらに、図5に示すように、ゲート電極1
0の周囲に絶縁層17を形成する。絶縁層17はビット
線に接続されるべきソース・ドレイン領域8aの表面上
を覆うように形成される。さらに、絶縁層17の表面上
に開口部を有するレジストパターン21を形成する。レ
ジストパターン21の開口部は、フィールド分離膜11
中に形成すべき溝の平面形状を規定する。そして、この
レジストパターン21をマスクとしてフィールド分離膜
11およびp型シリコン基板7をエッチングする。この
エッチングにより形成される溝24はたとえば溝幅が
1.5〜2μm、深さが4〜5μmの角柱状に形成され
る。
【0023】さらに、図6に示すように、熱酸化法を用
いて溝24の内表面および底面に膜厚500〜1000
Åの熱酸化膜25を形成する。
【0024】さらに、図7に示すように、レジストパタ
ーン21を除去した後、全面にたとえばCVD法を用い
て多結晶シリコン層13を膜厚1500〜2000Å程
度堆積する。
【0025】そして、図8に示すように、多結晶シリコ
ン層13の表面上にレジストパターン22を形成する。
そしてレジストパターン22をマスクとして多結晶シリ
コン層13を選択的にエッチングする。この工程によ
り、キャパシタの下部電極13が形成される。下部電極
13は溝24の底面上において隣接する下部電極13と
分離される。
【0026】次に、図9に示すように、レジストパター
ン22を除去した後、再びCVD法を用いて膜厚100
〜300Å程度の窒化膜を形成し、所定の形状にパター
ニングする。さらに、窒化膜の表面を酸化してシリコン
窒化膜とシリコン酸化膜の2層構造からなる誘電体層1
4を形成する。さらに、全面にたとえばCVD法を用い
て多結晶シリコン層を形成し、所定の形状にパターニン
グする。この工程により、キャパシタの上部電極15が
形成される。
【0027】さらに、図10に示されるように、レジス
トパターン23を形成し、レジストパターン23をマス
クとしてソース・ドレイン領域8aの上部に位置する絶
縁層17中に開口部を形成する。
【0028】さらに、図11に示すように、絶縁層17
中に形成された開口部を通してn型不純物イオン31を
p型シリコン基板7表面にイオン注入する。これによっ
て高濃度のn型不純物領域8bが形成される。
【0029】さらに、図12に示すように、全面にたと
えばTEOS膜からなる層間絶縁層19を厚く形成し、
平坦化する。そして、フォトリソグラフィ法およびエッ
チング法を用いてソース・ドレイン領域8bに達する開
口部を形成する。
【0030】さらに、図13に示すように、層間絶縁層
19およびn型不純物領域8bの表面上に多結晶シリコ
ン層16aを形成する。さらに、多結晶シリコン層16
aの表面上にタングステンシリサイド層16bを形成
し、所定の形状にパターニングする。これによりビット
線16が形成される。さらに、全面を厚い第2層間絶縁
層20で覆う。
【0031】以上の工程により、DRAMのメモリセル
が完成する。なお、上記実施例においては、キャパシタ
3のトレンチタイプキャパシタ領域3bは角柱状の溝部
24の内部に形成する例について説明したが、溝部24
の形状はこれに限定されるものではなく、たとえば円柱
状、楕円柱状、あるいはV字溝形状などであってもかま
わない。
【0032】
【発明の効果】このように、この発明による半導体記憶
装置は、隣接するメモリセル間を分離するフィールド分
離膜中に溝部を形成し、この溝部の内部にスタックトタ
イプキャパシタの一部を延在していわゆるトレンチタイ
プキャパシタ領域を構成したことにより、メモリセル領
域を増大させることなく、キャパシタ容量を増大するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例によるDRAMのメモリセル
の平面構造図である。
【図2】図1中の切断線X−Xに沿った方向からのメモ
リセルの断面構造図である。
【図3】図2に示すDRAMのメモリセルの製造工程の
第1工程を示す断面構造図である。
【図4】図2に示すDRAMのメモリセルの製造工程の
第2工程を示す断面構造図である。
【図5】図2に示すDRAMのメモリセルの製造工程の
第3工程を示す断面構造図である。
【図6】図2に示すDRAMのメモリセルの製造工程の
第4工程を示す断面構造図である。
【図7】図2に示すDRAMのメモリセルの製造工程の
第5工程を示す断面構造図である。
【図8】図2に示すDRAMのメモリセルの製造工程の
第6工程を示す断面構造図である。
【図9】図2に示すDRAMのメモリセルの製造工程の
第7工程を示す断面構造図である。
【図10】図2に示すDRAMのメモリセルの製造工程
の第8工程を示す断面構造図である。
【図11】図2に示すDRAMのメモリセルの製造工程
の第9工程を示す断面構造図である。
【図12】図2に示すDRAMのメモリセルの製造工程
の第10工程を示す断面構造図である。
【図13】図2に示すDRAMのメモリセルの製造工程
の第11工程を示す断面構造図である。
【図14】従来のDRAMのメモリセルの断面構造図で
ある。
【図15】従来のDRAMのメモリセルの平面構造図で
ある。
【図16】一般的なDRAMのメモリセルの等価回路図
である。
【図17】従来の他の例によるDRAMのメモリセルの
断面構造図である。
【符号の説明】
3 キャパシタ 3a スタックトタイプキャパシタ領域 3b トレンチタイプキャパシタ領域 4 トランスファーゲートトランジスタ 7 シリコン基板 10 ゲート電極(ワード線) 11 フィールド分離膜 13 下部電極(ストレージノード) 14 誘電体層 15 上部電極(セルプレート) 16 ビット線 24 溝部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する半導体基板と、 前記半導体基板の主表面に形成された分離絶縁層と、 前記半導体基板の主表面に形成され、前記分離絶縁層に
    よって互いに分離された第1および第2不純物領域と、 前記分離絶縁層の表面から前記半導体基板の内部に向か
    って形成され、内側面および底面を有する溝部と、 前記第1不純物領域に接続され、前記分離絶縁層の表面
    上に延在した第1の部分と、前記溝部の内部に延在した
    第2の部分とを有する第1下部電極と、 前記第2不純物領域に接続され、前記分離絶縁層の表面
    上に延在した第3の部分と、前記溝部の内部に延在し前
    記第1下部電極の前記第2の部分と絶縁された第4の部
    分とを有する第2下部電極と、 前記第1下部電極の表面上に形成された第1誘電体層
    と、 前記第2下部電極の表面上に形成された第2誘電体層
    と、 前記第1誘電体層および前記第2誘電体層の表面上に形
    成された単一層からなる上部電極層とを備えた、半導体
    記憶装置。
  2. 【請求項2】 キャパシタを有する半導体記憶装置の製
    造方法であって、 半導体基板の主表面上に分離絶縁層を形成する工程と、 前記半導体基板の主表面に不純物をイオン注入すること
    によって、前記分離絶縁層によって分離された第1およ
    び第2不純物領域を形成する工程と、 前記分離絶縁層の領域内に前記半導体基板の内部に達す
    る溝部を形成する工程と、 前記半導体基板の主表面上の全面に導電層を形成し、パ
    ターニングすることによって、前記第1不純物領域に接
    続され、かつ前記溝部の内部に延在する第1下部電極層
    と、前記第2不純物領域に接続され、かつ前記溝部の内
    部に延在する第2下部電極層とを形成する工程と、 前記第1下部電極および前記第2下部電極層の表面上に
    誘電体層を形成する工程と、 前記誘電体層の表面上に第2導電層を形成し、パターニ
    ングすることによって前記第1下部電極と前記第2下部
    電極との上部に単一層からなる上部電極層を形成する工
    程とを備えた、半導体記憶装置の製造方法。
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