JPH05173388A - 循環式原稿供給装置を備える複写機 - Google Patents

循環式原稿供給装置を備える複写機

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JPH05173388A
JPH05173388A JP3343479A JP34347991A JPH05173388A JP H05173388 A JPH05173388 A JP H05173388A JP 3343479 A JP3343479 A JP 3343479A JP 34347991 A JP34347991 A JP 34347991A JP H05173388 A JPH05173388 A JP H05173388A
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裕次 岡本
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  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 片面原稿から両面複写を作成する際の複写動
作に費やす時間を短縮する。 【構成】 原稿収納部6から露光領域へ1枚ずつ原稿を
供給し、露光後の原稿を再び前記原稿収納部6へ戻す循
環式原稿供給装置2を備える複写機において、複写動作
に先立って原稿枚数の計数のための原稿循環を行うと
き、1枚目の原稿が露光領域を通過するまでに原稿枚数
が検出されたときは、直ちに複写動作に移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数枚の原稿から複数
部数の複写を作成する際に好適に用いられる循環式原稿
供給装置を備える複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写機では操作者の手間を省
くために、原稿収納部から露光領域へ1枚ずつ原稿を供
給し、露光後の原稿を再び前記原稿収納部へ戻す循環式
原稿供給装置(RDHという)が用いられている。この
RDHを備える複写機において、たとえば複数枚の片面
原稿から両面複写を作成する場合であって、前記複数枚
の原稿を最終頁の原稿から順次供給して複写するとき
は、原稿枚数が奇数か偶数かで複写方法が異なる。すな
わち、原稿枚数が奇数のときは最終頁が一方表面に複写
された複写紙の他方表面には複写を行わずに排出し、残
りの原稿を順番に複写紙の両面に複写してゆく。原稿枚
数が偶数のときは、原稿を順番に複写紙の両面に複写し
てゆく。
【0003】したがって、原稿の複写に先立って原稿枚
数を知る必要がある。比較的少数枚の原稿の場合は操作
者が数えても手間はかからないが、多数枚の原稿の場合
は数え間違いが発生しやすく、また手間および時間を必
要とする。そこで、RDHを用いて複写に先立って原稿
を空送りして原稿枚数の計数を行い、原稿枚数が判明し
た後に複写動作を開始するようにしている。これによっ
て、複写時の操作者の手間を省くことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
必ず原稿枚数を計数するために原稿を1巡させてから原
稿の複写を開始するため、複写作成に要する時間がその
分だけ長時間になるという問題がある。
【0005】また、特公昭56−39467に開示され
ている装置では、原稿が1枚だけRDHに供給された場
合は、RDHを用いての原稿枚数の計数のための循環を
行わずに、操作者によって設定された複写枚数だけ複写
を行う装置であるが、複数枚の原稿が供給されたときに
は必ず原稿枚数の計数のための循環を行うため、複写作
成に要する時間は短縮されない。
【0006】本発明の目的は、原稿循環回数を減らし、
複写作成に要する時間を短縮することができる循環式原
稿供給装置を備える複写機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿収納部か
ら露光領域へ1枚ずつ原稿を供給し、露光後の原稿を再
び前記原稿収納部へ戻す循環式原稿供給装置を備える複
写機において、複写動作に先立って原稿枚数の計数のた
めの原稿循環を行うとき、1枚目の原稿が露光領域を通
過するまでに原稿枚数が検出されたときは、直ちに複写
動作に移行することを特徴とする循環式原稿供給装置を
備える複写機である。
【0008】
【作用】本発明に従えば、循環式原稿供給装置を用い
て、複写動作に先立って原稿枚数の計数のための原稿循
環を行うとき、1枚目の原稿が露光領域を通過するまで
に原稿枚数が検出されたときは、直ちに1枚目の原稿の
複写動作に移行する。すなわち、原稿収納部から露光領
域までの原稿の搬送経路が比較的長く、また原稿収納部
に収納された原稿が比較的少数枚のときは、1枚目の原
稿が露光領域を通過するまでに原稿収納部から全ての原
稿の供給が完了する場合がある。この原稿供給の完了時
点で、原稿供給のための動作を何回行ったかを計数する
ことによって原稿枚数を知ることができ、かつ1枚目の
原稿はまだ露光領域を通過していないので、1枚目の原
稿の複写動作に移行することができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例である複写機1の簡
略化した構成を示す断面図であり、図2は前記複写機1
に備えられる循環式原稿供給装置(以下、単に原稿供給
装置ともいう。)2の簡略化した構成を示す断面図であ
る。
【0010】複写機本体3の機体上方側面4には、硬質
ガラスなどの材料から成る透明板5が配設される。前記
透明板5が原稿読取面を成す。原稿供給装置2は前記透
明板5の上方側に装備され、たとえば機体上方側面4に
おいて図示しない回転軸に関して角変位自在に取付けら
れる。該原稿供給装置2による原稿の供給が行われない
場合(たとえば、原稿が本などの場合)には、前記原稿
供給装置2は角変位され、前記透明板5上にたとえば本
などの原稿を機体内方側へ向けて直接載置し、この状態
で複写動作が行われる。
【0011】一般に、原稿供給装置2は図1および図2
に示されるように、透明板5を被覆するように配置さ
れ、原稿収納部6上に積重して載置されるシート状の原
稿Dを自動的に透明板5上の露光領域である読取位置5
aへ順次供給し、その原稿像を呈示する。呈示された原
稿像は、複写機1内に備えられる光学的読取手段によっ
て光学的に走査され、原稿像の読取露光動作が行われ
る。原稿像が読取られた原稿Dは、再び原稿収納部6へ
再収納される。前述の原稿の循環供給が原稿収納部6に
積重される原稿Dに対して順次実行され、必要な複写部
数に応じて複数回連続して行われ、こうして記録紙Pへ
の片面複写や両面複写を実行する。
【0012】前述のように、読取位置5aへ呈示される
原稿像に対して、光学的読取手段によって読取露光動作
が実行される。光学的読取手段において、ハロゲンラン
プなどの光源と複数の反射鏡9とを備える移動体7は、
読取位置5aに対して水平方向8に沿って往復移動し、
呈示された原稿に光を照射し、その反射光は反射鏡1
0,11,12を経て、矢符13方向に回転駆動される
直円筒状の感光体14上に結像される。
【0013】前記感光体14の表面は、帯電用コロナ放
電器15によって予め帯電されており、前記原稿像の結
像によって感光体14上には原稿像に対応した静電潜像
が形成される。前記静電潜像は、現像装置16によって
トナー像に顕像化され、転写用コロナ放電器17によっ
て記録紙Pの一方表面に転写される。記録紙Pは、予め
給紙カセット18a,18b,18cに収納されてお
り、搬送手段19a,19b,19cによって1枚ずつ
給紙され、搬送経路20を搬送された後、転写が行われ
る転写領域21へ導かれる。
【0014】前記搬送経路20の転写領域21の近傍に
は、一対のレジストローラ22が備えられる。レジスト
ローラ22の回転軸には、図示しないクラッチを介して
動力伝達手段が連結されている。前記クラッチの連結/
遮断制御を、原稿供給装置2における原稿Dの搬送時期
の制御に基づいて行うことによって、感光体14上のト
ナー像に対して、レジストローラ22による記録紙Pの
搬送時期を合致させることができる。転写用コロナ放電
器17によってトナー像が転写された記録紙Pは、搬送
手段26から定着装置27に導かれて定着される。
【0015】定着後の記録紙Pは、反転手段23によっ
て記録紙Pの搬送方向が反転され、中間トレイ24に一
旦収納される。中間トレイ24の記録紙Pは、搬送手段
25によって再び搬送経路20に供給され、レジストロ
ーラ22によって再び転写領域21へ導かれて記録紙P
の他方表面にトナー像が転写される。転写が終了した記
録紙Pは、搬送手段26、定着装置27、搬送経路28
および排紙機構部29を経て、機外の排紙トレイ30に
排出される。このようにして、対応する記録紙Pの表裏
両面にそれぞれ対応する原稿Dの原稿像が複写される。
【0016】なお、片面への複写のみの場合には、一方
表面に複写された記録紙Pは、中間トレイ24へ収納さ
れることなく、排紙トレイ30へ排出される。給紙カセ
ット18a,18b,18cからは、たとえば相互に異
なる寸法を有する記録紙Pが転写領域21に選択的に搬
送される。
【0017】続いて図2を参照して、原稿供給装置2の
構成を説明する。複写すべき原稿Dは、原稿収納部6上
に積重して載置される。前記原稿収納部6には、給紙方
向41に平行であり、かつ原稿Dの幅方向に対向する一
対の整合板42が設けられる。前記整合板42は、相互
に対向する方向に沿って積重される原稿Dの幅方向寸法
に応じて近接/離間移動し、前記原稿Dの幅方向両端部
を整合する。すなわち、積重される原稿Dは、幅方向寸
法にかかわらず、その幅方向の中心位置は常に一定であ
る。
【0018】前記原稿収納部6の給紙方向下流側には、
原稿Dを1枚ずつ順次的に給紙する給紙手段43が設け
られる。給紙手段43は、たとえば原稿収納部6に関し
て下方に配置される吸着搬送手段44と、原稿収納部6
に関して上方側に配置される排気用ダクト45とから成
る。吸着搬送手段44は、給紙方向41に直角な方向に
軸線を有する2本の駆動ローラ46,47間に、多数の
開口を有する無端状ベルト48が巻掛けられて成る。前
記ベルト48の内方側には、図示しない吸気用ダクトが
配置され、同様に図示しない吸気用ファンを駆動するこ
とによって、前記吸気用ダクトからはベルト48を介し
て吸着力が作用し、積重される原稿Dの最下位の原稿が
前記ベルト48に吸引される。したがって、前記ベルト
48を半時計まわり(図2参照)に駆動することによっ
て、前記積重方向最下位の原稿Dが順次給紙方向41へ
向けて給紙される。
【0019】排気用ダクト45のノズルからは、積重方
向下方側の原稿Dの給紙方向下流端へ向けて空気流が噴
射される。これによって、前記下流端が1枚ずつ捌か
れ、前記吸着搬送手段44による確実な1枚ずつの給紙
を実現する。このようにして、積重された原稿Dは、給
紙手段43によって積重方向下方側から順次給紙でき
る。なお、前記給紙手段43の構成は、これに限定され
るものではない。
【0020】前記給紙手段43によって給紙された原稿
Dは、搬送ローラ49によって反転手段50へと搬送さ
れる。また、搬送ローラ49の給紙方向下流側には、た
とえば発光素子と受光素子とから成る第1搬送検出器S
1が設けられる。この第1搬送検出器S1によって前述
の原稿Dの1枚ずつの給紙が検出される。
【0021】反転手段50は、略円筒状の支持筒51の
外表面上に構成される。前記搬送ローラ49の給紙方向
下流側付近であって、かつ前記支持筒51の外表面上
で、半時計まわり方向に延在する第1搬送経路52と、
時計まわり方向に延在する第2搬送経路53とに分岐す
る。第1搬送経路52上には、前記支持筒51の外表面
上に沿って原稿Dを押圧搬送するための正逆回転駆動可
能な搬送ローラ54,55が設けられるる。また、前記
第1搬送経路52上には、たとえば発光素子と受光素子
とから成る第2搬送検出器S2が設けられる。第1およ
び第2搬送検出器S1,S2によって、第1搬送経路5
2を搬送される原稿Dの搬送状態が検出され、搬送ロー
ラ54,55の回転時期、および回転方向などが制御さ
れる。
【0022】また、第2搬送経路53には、支持筒51
の外表面に沿って原稿を押圧搬送する搬送ローラ56が
設けられ、一方方向のみに回転駆動する。また、前記第
2搬送経路53上には、発光素子と受光素子とから成る
第3搬送検出器S3が設けられる。第3搬送検出器S3
によって第2搬送経路53を搬送される原稿Dの搬送状
態が検出され、前記搬送ローラ56の回転時期などが制
御される。
【0023】前記第1搬送経路52および第2搬送経路
53は、前記透明板5に関して搬送方向57上流側に設
けられる当接片62付近にて合流している。したがって
原稿Dは、第1搬送経路52を通って透明板5に設定さ
れる読取位置5aに搬送され、原稿の表裏面を反転させ
る場合には、読取位置5a上に位置する原稿Dを第1搬
送経路52から第2搬送経路53へと導き、再び読取位
置5aへと搬送する。このように、設定される各種複写
態様に基づいた原稿の搬送方法が実現される。
【0024】前記透明板5の上方側には、供給される原
稿Dの幅方向に平行な軸線を有する2本のローラ58,
59が前記搬送方向57に沿って配置され、複数の無端
状ベルト60が巻掛けられている。前記ベルト60の下
張架部分60aに関してベルト内表面側には、5個のプ
レスローラ61a〜61eが、前記搬送方向57に沿っ
てこの順序で配置される。前記プレスローラ61a〜6
1eはベルト60を透明板5へ向けて押圧し、ベルト6
0の張力の弛みを回避するとともに、ベルト60と透明
板5との間に搬送されてくる原稿Dの浮きを防止する。
【0025】前記ベルト60によって原稿Dは、透明板
5上の読取位置5aに搬送される。読取位置5aとは、
透明板5に関して搬送方向57の上流側端部付近に突出
配置する当接片62に、前記搬送される原稿Dの搬送方
向上流端が当接する位置に相当する。すなわち、原稿D
を透明板5上へ搬送する場合には、当接片32を透明板
5と同一平面になる位置に固定し、かつプレスローラ6
1aを透明板5から上方に離間させ、透明板5への搬送
経路を確保する。原稿Dが透明板5上へ搬送され、当接
片62付近に設けられる原稿検知センサS4によって原
稿Dの搬送方向上流側端部が通過したことが検出される
と、当接片62を突出させ、かつベルト60を反転駆動
し、原稿Dが当接片62に当接するまで搬送する。この
ときプレスローラ61aは、透明板5に向けて押圧され
ている。
【0026】このようにして、読取位置5aへ搬送され
た原稿Dは、その原稿像が機体内方側へ呈示され、その
原稿像に対して複写機1内方側に設けられる前述の光学
的読取手段によって光学的に走査され、前記原稿像の読
取露光動作が行われる。
【0027】原稿像の読取露光動作が終了すると、ベル
ト60が再度回転駆動し、原稿Dは搬送経路63に搬送
される。その後、搬送経路63内に設けられる複数の搬
送ローラ64〜68によって搬送され、原稿収納部6に
積重される原稿Dの積重方向最上位へ収納される。
【0028】前記搬送経路63上には、原稿Dの搬送状
態を検出する搬送検出器S5が配置され、各搬送ローラ
64〜68の駆動時期などを制御する。また、原稿収納
部6付近には、積重される原稿Dの1巡の完了を検出す
る1巡検出センサS6が設けられる。1巡検出センサS
6は、たとえば、積重される原稿Dの最上位に当接する
作動部材69を含んで成り、前記原稿Dの給紙にしたが
って、前記作動部材69と原稿収納部6との間に原稿D
が介在しないことがたとえば光学的に検出されると、載
置された全ての原稿Dが1巡したことが判断される。
【0029】図3は、図1図示の複写機1の電気的構成
を示すブロック図である。マイクロコンピュータなどで
実現され、複写機全体の制御を行う制御回路70は、R
OM(リードオンリメモリ)71に予め記憶されている
各種の制御プログラムにしたがって制御を行う。RAM
(ランダムアクセスメモリ)72は、バッファ用メモリ
や、複写制御などに必要となるフラグその他の演算用領
域として使用される。操作部75からの操作信号、複写
機1および原稿供給装置2内に設けられる各種検出器S
1〜S6からの検出信号などは、インタフェイス回路
(I/O)73を介して制御回路70に与えられる。制
御回路70からの制御信号は、インタフェイス回路74
を介して駆動回路76に与えられ、該駆動回路76は表
示部78における複写枚数の表示や、その他の表示部の
表示、複写機1および原稿供給装置2内部のモータやソ
レノイドなどの複数の負荷77の制御などを行う。
【0030】図4は、本発明の動作を説明するための簡
略化した側面図である。原稿収納部6に載置された原稿
Dは、搬送経路52を搬送されて読取位置5aを成す透
明板5へ搬送され、その後、搬送経路63を経て再び原
稿収納部6に戻される。このとき、図4(2)に示すよ
うに、セットされた原稿が比較的少数枚である場合、た
とえば1枚目の原稿D1が読取位置5aを通過する前
に、原稿1巡センサS6によって原稿が全て供給された
ことが検知された場合、原稿枚数のための原稿循環を停
止し、該1枚目の原稿D1の読取位置5aにおける読取
露光動作を開始させる。
【0031】このように、1枚目の原稿D1が読取位置
5aを通過する前に、原稿枚数が検出された場合は、原
稿を1巡させることなくそのまま複写動作に移行する。
したがって、図4(2)に示す状態から原稿を一旦原稿
収納部6に戻し、図4(1)に示す状態に戻してから再
び原稿複写のために原稿を供給する場合に比べて、原稿
の循環回数が1回削減されるので、複写動作に費やす時
間を短縮することができる。
【0032】図5は、複写機1の動作を示すフローチャ
ートである。ステップa1において、原稿収納部6に原
稿がセットされ、ステップa2で操作部75において、
片面原稿から両面複写を作成する複写モードが選択され
ると、ステップa3においてプリントボタンが押された
かどうかが判断される。プリントボタンが押されるとス
テップa4に進み、原稿収納部6から供給された第1原
稿D1が露光領域、すなわち読取位置5aを通過したか
どうかが判断される。判断が否定の場合は、ステップa
5において原稿1巡センサS6がオンとなったかどう
か、すなわち原稿収納部6から全ての原稿が供給された
かどうかが判断される。判断が肯定の場合はステップa
6に進み、否定の場合はステップa4に戻る。
【0033】判断が肯定の場合、すなわち第1原稿D1
が読取位置5aを通過する前に、全ての原稿が供給され
た場合はステップa6において、第1原稿D1を露光領
域、すなわち読取位置5aに停止させ、ステップa7に
進み、複写動作を開始する。その後、ステップa8にお
いて所定部数が終了すると複写動作を終了する。
【0034】ステップa4において判断の肯定が場合、
すなわち原稿1巡センサS6がオンとならないうちに第
1原稿D1が読取位置5aを通過した場合は、ステップ
a10に進み、原稿を1巡させて原稿枚数を計数し、1
巡完了後に改めて原稿を供給し、複写動作を開始する。
その後、ステップa8において所定部数が完了すると、
複写動作を終了する。
【0035】以上のように本実施例によれば、原稿の複
写動作に先立って行われる原稿枚数の計数のための原稿
循環において、1枚目の原稿が読取位置5aを通過する
前に、原稿1巡センサS6によって全ての原稿が供給さ
れたことが検出された場合は、原稿枚数の計数動作を中
止し、直ちに複写動作に移行する。これによって、複写
すべき原稿が比較的少数枚の場合には、原稿枚数計数の
ための原稿循環を省略することができ、複写作成に要す
る時間を短縮することができる。本件発明は、原稿収納
部6から読取位置5aまでの搬送距離が長い場合に特に
有効である。
【0036】図6は、本発明の第2実施例を説明するた
めの簡略化した側断面図である。第2実施例である原稿
供給装置102は、前述の実施例の原稿供給装置2に比
べて、原稿収納部6から読取位置5aまでの距離が長い
ので、原稿供給装置2よりも原稿枚数が多い場合であっ
ても、本発明を実施することができる。
【0037】複写機本体3の機体上方側面4には、硬質
ガラスなどの材料から成る透明板5が配設される前記透
明板5が原稿読取面を成す。原稿供給装置102は、前
記透明板5の上方側に装備され、たとえば機体上方側面
4において、回転軸104に関して角変位自在に取付け
られる。この原稿供給装置102による原稿の給送が行
われない場合、たとえば、原稿が本などの場合には、前
記原稿供給装置102は回転軸104まわりに角変位さ
れ、前記透明板5上にその原稿像を機体内方側へ向けて
本などの原稿が載置され、押圧して固定した状態で複写
動作が行われる。
【0038】複写すべき原稿Dは、載置部材106上に
積重して載置される。前記載置部材106には、給紙方
向107に平行に設けられ、かつ幅方向に対向する一対
の整合板108が設けられる。整合板108は、相互に
対向する方向に沿って積重される原稿Dの幅方向寸法に
応じて近接/離間移動し、前記原稿Dの幅方向両端部を
整合する。前記載置部材106の給紙方向下流側には、
原稿Dを1枚ずつ順次的に給紙する給紙手段110が設
けられる。給紙手段110は、たとえば載置部材106
に関して下方に配置される吸着搬送手段111と、載置
部材106に関して上方側に配置される排気用ダクト1
12とから成る。
【0039】吸着搬送手段111は、給紙方向107に
直交する方向の軸線を有する2本の駆動ローラ113,
114間に、多数の開口を有する無端状ベルト115が
巻掛けられて成る。ベルト115の内方側には吸気用ダ
クト116が配置され、図示しない吸気用ファンを駆動
することによって、前記吸気用ダクト116からベルト
115を介して吸着力が作用し、積重される原稿Dの最
下位の原稿が前記ベルト115に吸引される。したがっ
て、前記ベルト115を時計まわりに駆動することによ
って、前記積重方向最下位の原稿Dが順次給紙方向10
7へ向けて搬送される。
【0040】排気用ダクト112のノズルからは、積重
方向下方側の原稿Dの給紙方向下流端へ向けて空気流が
噴射される。これによって、前記下流端が1枚ずつ裁か
れ、前記吸着搬送手段111による確実な1枚ずつの給
紙を実現する。
【0041】前記給紙手段110によって給紙された原
稿Dは、搬送ローラ117を経て搬送経路140および
反転手段118へと搬送される。また、前記載置部材1
06の給紙方向下流側には、発光素子S11aと受光素
子S11bとから成る第1搬送検出器S11が設けられ
る。この第1搬送検出器S11によって、前記給紙手段
110による1枚ずつの原稿Dの給紙が検出される。
【0042】反転手段118は、略円筒状の支持筒11
9の外表面上に形成される。前記搬送ローラ117を有
する搬送経路140は、前記支持筒119の外表面上
で、時計まわり方向に延在する第1搬送経路122と、
半時計まわり方向に延在する第2搬送経路129とに分
岐する。第1搬送経路122上には、前記支持筒119
の外表面に沿って原稿Dを押圧搬送する正逆回転駆動可
能な搬送ローラ120,121が設けられる。また、前
記第1搬送経路122上には、発光素子S12aと受光
素子S12bとから成る第2搬送検出器S12が設けら
れる。前記第2搬送検出器S12によって、第1搬送経
路122を搬送される原稿Dの搬送状態が検出され、搬
送ローラ120,121の回転時期、および回転方向な
どが制御される。
【0043】また、第2搬送経路129には、支持筒1
19の外表面に沿って原稿を押圧搬送する搬送ローラ1
30が設けられ、一方方向に回転駆動する。また、第2
搬送経路129上には、発光素子S13aと受光素子S
13bとから成る第3搬送検出器S13が設けられる。
第3搬送検出器S13によって第2搬送経路129を搬
送する原稿Dの搬送状態が検出され、前記搬送ローラ1
30の回転時期などが制御される。
【0044】また、前記第1搬送経路122と第2搬送
経路129との分岐点には、図示しないソレノイドによ
って駆動される方向切換爪128が配設される。たとえ
ば、ソレノイドを消磁すると、図6の実線で示されるよ
うに、搬送経路140から第1搬送経路122に向けて
原稿を搬送するための通路を開閉する。一方、ソレノイ
ドを励磁すると、前記方向切換爪128が点線で示され
る位置へと角変位し、第1搬送経路122から第2搬送
経路129へ向けて原稿を搬送するための通路を開放す
る。前記ソレノイドは、たとえば前記第2搬送検出器S
12の検出結果に基づいて切換制御される。
【0045】前記第1搬送経路122および第2搬送経
路129に関して、前記方向切換爪128と反対側の側
部は、前記透明板5に関して給送方向123上流側端部
付近にて合流している。
【0046】前記透明板5の上方側には、搬送される原
稿Dの幅方向に平行な軸線を有する2本のローラ124
a,124bが前記搬送方向123に沿って配置され、
複数の無端状ベルト126が巻掛けられている。前記ベ
ルト126の下張架部分126aに関して、べルト内表
面側には、複数のプレスローラ125a〜125dが前
記給送方向123に沿ってこの順に配置される。プレス
ローラ125a〜125dは、ベルト126を透明板5
へ向けて押圧し、ベルト126の張力の弛みを回避する
とともに、ベルト126と透明板5との間に搬送されて
くる原稿Dの浮きを防止する。
【0047】この原稿供給装置102においては、ロー
ラ124aへのベルト126の張架位置と、搬送方向最
上流側のプレスローラ125aへのベルト126の張架
位置との段差によって、透明板5に関して搬送方向12
3上流側付近に間隙を形成する。すなわち、プレスロー
ラ125aに関して搬送方向上流側においては、前記プ
レスローラ125aを基点としてベルト126は透明板
5に関して一定角θを有して傾斜している。
【0048】原稿供給装置102においては、前記間隙
が第3搬送経路127を成し、前述の反転手段118に
おける第1搬送経路122および第2搬送経路129に
連続する。したがって、前記第3搬送経路127では、
ベルト126が停止している状態であっても、前記反転
手段118における各搬送ローラ120,121,13
0の搬送力によって原稿Dを侵入させて搬送することが
できる。
【0049】前記ベルト126によって透明板5上を搬
送されてきた原稿Dは、透明板5上の読取位置5aまで
搬送される。読取位置5aとは、透明板5に関して搬送
方向123下流側端部付近に突出配置する当接片132
に、前記搬送される原稿Dの搬送方向下流端が当接する
位置に相当する。このようにして、読取位置5aへ搬送
された原稿は、その原稿像が機体内方側へ呈示され、そ
の原稿像に対して、複写機に内方側に設けられる前述の
光学的読取手段によって光学的に走査され、原稿像の読
取露光動作が行われる。
【0050】原稿像の読取露光動作が終了すると、当接
片132がソレノイドSOLの制御によって角変位駆動
し、読取位置5aから搬送経路136へ向かう通路が開
放される。同時に、ベルト126が再度回転駆動し、搬
送ローラ133〜135によって前記搬送経路136へ
原稿Dは搬送され、その後、載置部材106に積重され
る原稿Dの積重方向最上位へ再収納される。
【0051】前記搬送経路136上には、原稿Dの搬送
状態を検出する搬送検出器S14などが配置され、ソレ
ノイドSOLの駆動時期などを制御する。また、載置部
材106付近には、積重される原稿Dの1巡を検出する
1巡検出器S15が設けられる。1巡検出器S15は、
たとえば積重される原稿Dの最上位に当接する作動部材
を含んで成り、原稿Dの供給にしたがって前記作動部材
と載置部材106との間に原稿Dが介在しないことがた
とえば光学的に検出されると、全ての原稿Dが供給され
て1巡したことが判断できる。
【0052】図7は本発明の第2実施例の動作を説明す
るフローチャートであり、図8は本発明の第2実施例に
おける動作を説明するための簡略化した側面図である。
ステップb1において、図8(1)に示すように、載置
部材106に複数枚の原稿Dがセットされ、ステップb
2において操作パネルにて片面原稿から両面複写を作成
するモードが選択されると、ステップb3ではプリント
ボタンが押されたかどうかが判断される。プリントボタ
ンが押されると複写機1は、原稿枚数の計数のために原
稿を順次1枚ずつ循環供給する。
【0053】ステップb4では、第1枚目の原稿D1が
露光領域、すなわち読取位置5aに到達したかどうかが
判断される。この判断は、読取位置5aの搬送方向下流
側最端部付近に設けられる原稿検出センサS16が第1
原稿D1の搬送方向下流側端部を検出したかどうかに基
づいて行われる。判断が否定の場合はステップb5に進
み、原稿1巡センサS15がオンとなったかどうか、す
なわち全ての原稿の供給が完了したかどうかを判断す
る。
【0054】判断が否定の場合はステップb4に戻り、
判断が肯定の場合はステップb6に進む。ステップb6
では、第1原稿を露光領域である読取位置5aに停止さ
せて、ステップb7において複写動作を開始する。つま
り、1枚目の原稿が読取領域5aに到達する前に、全て
の原稿を供給したことが検出された時点で原稿枚数が判
断される。したがって、原稿枚数の計数のために原稿を
1巡させることなく、直ちに複写動作に移行することが
できる。その後、ステップb8において所定部数の複写
が完了すると複写動作を終了する。
【0055】ステップb4において判断が肯定の場合
は、ステップb9に進む。すなわち、第1原稿D1が露
光領域である読取位置5aに到達した時点で、原稿1巡
センサS15が原稿の1巡を検出していない場合は、そ
のまま原稿計数のための原稿循環を続行し、原稿の1巡
完了後に改めて原稿を読取位置5aに順次供給しながら
複写動作を実行する。その後、ステップb8において所
定部数の複写が完了すると、複写動作を終了する。
【0056】本実施例においても、前述の実施例と同様
の効果がある。特に、第1実施例の原稿供給装置2に比
べて、第2実施例の原稿供給装置102は、原稿収納部
6から読取位置5aまでの搬送距離が長く、第1実施例
の場合よりも原稿枚数が多い場合であっても、本発明を
実現することができる。
【0057】図9は、本発明の第3実施例を説明するた
めの簡略化した断面図である。本実施例で用いられる原
稿供給装置201は、原稿を収納する原稿収納部20
2、原稿収納部202から原稿を1枚ずつ給紙する給紙
手段203、原稿を外周面に沿って搬送して第1読取位
置220へ一方表面を臨ませる直円筒状の第1支持筒2
05、搬送される原稿の他方表面を第2読取位置221
へ臨ませる直円筒状の第2支持筒206、原稿収納部2
02から第1支持筒205へ原稿を搬送する原稿搬送手
段207、第1支持筒205から第2支持筒206まで
の間に介在して、第2読取位置221へ臨む表面が第1
読取位置220に臨む一方表面に対する他方表面となる
ように、原稿の搬送状態を反転させる原稿反転手段20
8、さらに第2支持筒206から原稿収納部202へ原
稿を戻す原稿収納手段209を含んで構成される。
【0058】原稿収納部202は、たとえば片面に原稿
像を有する複数のシート状原稿Dを、その一端部(図9
において左側端部)を端部揃え部材210で揃えた状態
で、原稿面を原稿搬送ベルト211上に向けて載置して
受入れる。この原稿収納部202内に載置された原稿D
を、最上部に位置する原稿から順に1枚ずつ原稿を搬送
手段207に分離給送するために、原稿収納部202の
上方に原稿給紙手段203を構成する給紙ローラ212
が設けられる。この給紙ローラ212は、原稿送出しモ
ータM2によって予め定められたタイミングで矢印方向
に回転駆動されるとともに、回転時にソレノイドなどの
力によってレバー213を介して最上部に位置する原稿
D0に押付けられ、これによって原稿D0から順に原稿
搬送手段207へ分離給送を行う。
【0059】原稿収納部202から給紙ローラ212に
よって原稿Dが1枚ずつ送込まれる原稿搬送手段207
は、図示のごとく、水平方向から下方垂直方向に曲折し
た搬送経路214を備える。この搬送経路214の入口
側端部には、原稿Dの重複搬送を防止するための捌きロ
ーラ215a,215bが設置される。上側ローラ21
5aは原稿を搬送する方向に回転駆動され、下側ローラ
215bは原稿を戻す方向に回転駆動され、これらロー
ラ215a,215b間を通過させることによって、原
稿Dは確実に1枚ずつ分離して搬送経路214に送られ
る。この搬送経路214には、搬送方向に間隔をあけて
各一対の搬送ローラ216a,216b,216c,2
16dが設置される。
【0060】これら各一対のローラ216a〜216d
は、それぞれ原稿Dの両面に回転自在に当接し、上記ロ
ーラ216a〜216dを原稿搬送モータM3で強制回
転することによって、上記各ローラで案内しながら原稿
Dを搬送経路214に沿って矢符217方向に搬送す
る。この搬送経路214の入口側近傍には、原稿給送検
出器S22が、出口側近傍には第1読取位置前検出器S
23がそれぞれ設置される。
【0061】また、搬送経路214の出口(第1支持筒
205の近傍)には、一対の第1レジストローラ219
a,219bを設置する。この第1レジストローラ21
9a,219bは、図示していないが、駆動軸にクラッ
チを介して連結されており、クラッチのオン/オフ制御
によって回転を停止し、再回転を行わせる。クラッチの
オン/オフ制御は、操作者の所望の複写内容にしたがっ
て制御される。すなわち、原稿Dの読取りが必要な場合
には、複写機本体3における記録紙の搬送と同期を取る
ために、ローラ219a,219bの回転を停止して原
稿Dを待機させ、同期が取られた後に再回転して第1支
持筒205へ原稿Dを搬送する。
【0062】一方、原稿Dの読取りが不必要な場合は、
常時、ローラ219a,219bを他の搬送ローラと同
様に単に搬送用ローラとして回転し、原稿Dを停止する
ことなく通過させる。
【0063】原稿Dの原稿像を読取る位置は、搬送方向
に間隔をあけて並列に設置した第1支持筒206と、第
2支持筒206のそれぞれの鉛直下端面に対応して構成
される第1読取位置220と、第2読取位置221とか
ら成る。これら第1読取位置220と第2読取位置22
1とは、図示のように同一平面上に位置する。
【0064】前記各支持筒205,206は、それぞれ
原稿搬送モータM4,M5によって記録紙への複写速度
に同期した速度で、時計方向(図9参照)に回転駆動さ
れる。また、各支持筒205,206には、その外周面
に沿ってそれぞれ所定間隔をあけて従動ローラ222a
〜222d,223a〜223dが設置されており、こ
れら従動ローラによって原稿Dを各支持筒205,20
6の各外周面に押付けて巻付け、支持筒205,206
の外周面に形成された周回搬送経路220a,221a
に沿って原稿Dを搬送する。
【0065】この周回搬送経路220a,221aの鉛
直下方には、硬質透明ガラス板224,225が設置さ
れて上記第1および第2読取位置220,221を構成
する。
【0066】原稿Dが第1支持筒205と第1透明ガラ
ス板224との間を通過する際には、原稿Dの一方の表
面を読取露光して一方表面に対応した画像の形成を行
う。第2支持筒221と第2透明ガラス板225との間
を通過する際には、後述するように原稿Dの他方の表面
を読取露光して他方表面へ対応した画像の形成を行う。
【0067】第1読取位置220には、前記原稿搬送手
段207の搬送経路214を介して、第1レジストロー
ラ219a,219bの回転力によって第1支持筒20
5に原稿Dを巻付けつつ搬送する。第1支持筒205と
第2支持筒206との間には、図示のように、原稿Dが
読取位置に臨む表面を切換える表裏反転経路230を備
えた原稿反転手段208が配設される。表裏反転経路2
30は、第1支持筒205と、第2支持筒206との周
回搬送経路220a,221aの対向する部位からそれ
ぞれ上方へ傾斜して伸長する第1経路230aおよび第
2経路230bと、これら経路230a,230bの合
流点から水平左方向へ伸長する第3経路230cとから
構成される。
【0068】第1支持筒205の周回搬送経路220a
に連続する第1経路230aの入口部には、方向転換爪
231が設置される。この方向転換爪231をソレノイ
ドによって作動させて原稿Dを第1経路230aに、ま
たは第1原稿支持筒206の周回搬送経路220aに選
択的に搬送する。すなわち、1度の読取露光でよい場合
には、方向転換爪31を図9の実線位置に作動して原稿
Dを第1経路230aに搬送させる。一方、読取露光が
複数回必要な場合には、方向転換爪231を二点鎖線位
置に作動して、原稿Dを第1支持筒205の周回搬送経
路220aに沿って複数回搬送する。
【0069】読取露光動作終了後、方向転換爪231は
実線位置に作動し、第1経路230aに原稿Dを搬送す
る。第1経路230aには、原稿Dの搬送方向後端部を
検出する後端検出器S24、一対のローラ234a,2
34b、方向転換爪235が原稿Dの搬送方向上流側か
ら順に配置される。前記検出器S24の検出信号に基づ
いて、以下の表裏反転動作が制御される。
【0070】原稿Dは、ローラ234a,234bが回
転駆動されることによって、方向転換爪235を経て第
3経路230cへと搬送される。第3経路230cに
は、各一対の搬送ローラ236a,236b;237
a,237bが配設される。ローラ236a,237a
は、原稿反転用モータM6によって正逆回転される。こ
れら搬送ローラ236,237は、方向転換爪235か
らの原稿Dを第3経路230c内で矢符240a方向に
搬送した後、原稿Dの搬送方向後端部が方向転換爪23
5を通過した時点で、モータM6の回転が反転されるこ
とによって、原稿Dを矢符240b方向へ搬送する。
【0071】方向転換爪235は、ソレノイドSOL2
によって図9の実線で示す状態とされ、第3経路230
cに対して第1経路230aを閉鎖する一方、第2経路
230bを開放し、原稿Dが第2経路230bへ搬送さ
れるようにする。第2経路230bにはローラ234c
が配置され、ソレノイドSOL3によってローラ234
aに圧接されて、その間に原稿Dを挟持して搬送する。
【0072】前記ローラ234cに関して搬送方向下流
側位置には、原稿Dの搬送方向先端部の通過を検出する
第2読取位置前検出器S25が設置される。さらに、前
記検出器S25に関して搬送方向下流側には、一対の第
2レジストローラ259a,259bが配設される。こ
の第2レジストローラ259a,259bは、駆動軸に
クラッチを介して連結されており、クラッチのオン/オ
フ制御によって回転を停止し、または再回転を行わせ
る。
【0073】すなわち、原稿Dの読取りが必要な場合に
は、記録紙との同期を取るためにローラ259a,25
9bの回転を停止して原稿Dを待機させ、同期が取られ
た後に再回転して第2支持筒206へ原稿Dを搬送す
る。一方、原稿Dの読取りが必要なときは、単に搬送用
ローラとして上記ローラ259a,259bを回転し、
原稿Dを停止することなく、通過させる。
【0074】前述のように、表裏反転経路230で原稿
Dの搬送方向が反転されることによって、原稿Dのすで
に第1読取位置に224に臨んだ一方表面が第2支持筒
206の外周面に臨んで巻付けられ、原稿Dのまだ読取
位置を臨んでいない他方表面を裏面側として、第2支持
筒206にて搬送される。したがって、第2読取位置2
21では、原稿Dの他方表面が読取露光され、他方表面
に対応した画像が形成される。
【0075】第2支持筒206に関して、第2読取位置
221を通過した原稿Dが周回搬送経路221aから原
稿収納手段209の搬送経路245へ分岐する分には、
方向転換爪246が設置される。この方向転換爪246
は、ソレノイドSOL4によって作動し、搬送経路24
5に対して周回搬送経路221aを選択的に開閉する。
【0076】すなわち、読取露光が1回のみの場合に
は、周回搬送経路221aが開放されて原稿Dを搬送経
路245に搬送する。一方、複数回の読取露光を行う場
合には、搬送経路245が閉鎖されて周回搬送経路22
1aにて原稿Dを必要回数搬送した後に、搬送経路24
5に搬送する。
【0077】第2読取位置221から原稿収納部202
へ原稿Dを戻す原稿収納手段209において、前記搬送
経路245は前記搬送ベルト211の下方側端部に接続
して原稿Dを搬送ベルト211へ搬送する。すなわち、
搬送経路245には、各一対の搬送ローラ250,25
1を設置して原稿Dを搬送する。また搬送経路245の
出口近傍には、原稿Dの通過を検知する原稿検出器S2
6を設置する。この検出器S26からの検出信号によっ
て、搬送ベルト211および原稿収納手段209の動作
制御が行われる。
【0078】無端状の搬送ベルト211は、図示のよう
に上下および左右に間隔をあけて設置したローラ255
a,255b,255c,255dに巻掛けられてい
る。駆動ローラ255bを、検出器S26からの検出信
号に基づいてモータM7で矢印方向に回転駆動すること
によって、搬送ベルト211を半時計方向(図9参照)
に回転駆動する。この搬送ベルト211の上張架部分
は、原稿Dの載置部を兼ねている。また、前記搬送経路
245と近接した位置には、原稿呼込みローラ256が
設置され、搬送ベルト211との間での搬送力によっ
て、原稿Dを搬送ベルト211の上張架部分と、載置さ
れている原稿Dの最下部との間に送込む。
【0079】その際、送込み動作を円滑に行うために、
原稿収納部202に載置された原稿Dの給紙方向下流側
端部の下方側に、原稿蹴上げローラ258が設置され
る。これによって、積重ねられた原稿Dの図9右方向側
端部を搬送ベルト211から一時的に浮上し、最下端部
に原稿を送込むための開口を確実に拡げる。最下端位置
に送込まれた原稿Dは、その搬送方向先端部が端部揃え
部材210に達した時点で、搬送ベルト211の駆動用
モータM7が駆動停止されることによって、原稿収納部
202への戻し動作が終了する。
【0080】また、原稿収納部202には、図示のよう
に、載置した原稿Dの1巡を検知するために、たとえば
鏡面仕上げされたステンレス鋼板などから成る検知用作
動部材260が配設される。この作動部材260は、原
稿Dを操作者が原稿収納部202内に載置する前の状態
では、図9の実線で示す下端位置にあり、その上に原稿
Dが載置される。原稿収納部202から原稿Dが1枚ず
つ給送され、再び戻されるにつれて作動部材260は次
第に上方側へ変位し、未給送原稿と最終の原稿との間に
介在した両者を区分けする。原稿Dが全て1巡すると、
作動部材260は二点鎖線で示す最上位に達する。
【0081】最上位に達した作動部材260は、原稿収
納部202内のたとえば発光素子および受光素子の組合
せから成る原稿1巡検出器S21でその露出状態が検出
され、1巡が終了した旨を示す検出信号を発生する。こ
の検出信号を利用して、操作者の所望の複写枚数だけ複
写を行うなどの複写機本体3側の動作が制御される。そ
の後、作動部材260は、モータM1の駆動によって1
80度回転し、原稿Dに対して下方側の位置(元の位
置)に戻される。
【0082】図9は、本発明の第3実施例に用いられる
原稿供給装置201の動作を説明するための簡略化した
側面図である。図9(1)に示すように、原稿収納部2
03に載置された複数枚のシート状原稿Dは、搬送経路
214を経て第1支持筒205へと導かれ、第1読取位
置220を通過した後に搬送経路230aを経て搬送経
路230cに導かれる。この搬送経路230cにて搬送
方向の反転が行われた後、原稿Dは搬送経路230bを
経て第2支持筒206へと導かれ、第2読取位置221
を通過した後、搬送経路245を経て原稿収納部203
の最下部に戻される。
【0083】複写すべき原稿Dが片面原稿であって、原
稿面を下方側に向けて原稿収納部203に載置した場
合、第1読取位置220では片面原稿Dの原稿面とは反
対側表面が第1読取位置220に対向するため、原稿D
の表裏反転を行った後、第2読取位置221にて原稿像
の読取露光動作を行う。このとき、複写機の複写モード
が片面原稿から両面複写を作成するモードが選択された
場合、原稿の複写に先立って原稿枚数の計数のための原
稿循環を行う必要がある。
【0084】図9(2)に示すように、1枚目の原稿D
1が第2読取位置221に到達していない時点で、正確
には搬送経路230bに設けられる原稿検出器S25が
原稿D1の搬送方向先端部を検出していない時点で、原
稿収納部203において最終原稿としてたとえば5枚目
の原稿D5が搬送経路214に供給され、原稿1巡セン
サである作動部材260によって最後の原稿が供給され
たことが検出されると、原稿枚数の計数を中止し、第2
読取位置221における原稿の読取り露光動作を開始す
る。
【0085】このように、原稿が比較的少数枚であっ
て、原稿枚数計数のための原稿循環において1枚目の原
稿D1が第2読取位置221に到達する前に原稿枚数が
検出されたときは、直ちに複写動作に移行する。これに
よって、複写時の原稿の循環回数を1回削減することが
でき、片面原稿から両面複写を作成する際に費やす時間
を短縮することができる。本件発明は、原稿収納部から
読取位置までの搬送経路が長い場合に特に有効である。
【0086】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、原稿が比
較的少数枚のときは原稿を1巡させることなく、原稿枚
数が検出されると直ちに複写動作を開始しているので、
原稿枚数の計数のためだけの原稿循環を省くことがで
き、複写作成に要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である複写機1の簡略化した
構成を示す断面図である。
【図2】図1に示す複写機1に備えられる循環式原稿供
給装置2の簡略化した構成を示す断面図である。
【図3】複写機1の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図4】循環式原稿供給装置2の動作を説明するための
簡略化した側面図である。
【図5】複写機2の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図6】本発明の第2実施例に用いられる循環式原稿供
給装置102の簡略化した構成を示す断面図である。
【図7】図6に示す原稿供給装置102の動作を示す簡
略化した側面図である。
【図8】本発明の第2実施例を説明するフローチャート
である。
【図9】本発明の第3実施例に用いられる循環式原稿供
給装置201の簡略化した構成を示す断面図である。
【図10】本発明の第3実施例を説明するための簡略化
した側面図である。
【符号の説明】
1 複写機 2,102,201 循環式原稿供給装置 5a,221 読取位置 6 原稿収納部 73 制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿収納部から露光領域へ1枚ずつ原稿
    を供給し、露光後の原稿を再び前記原稿収納部へ戻す循
    環式原稿供給装置を備える複写機において、 複写動作に先立って原稿枚数の計数のための原稿循環を
    行うとき、1枚目の原稿が露光領域を通過するまでに原
    稿枚数が検出されたときは、直ちに複写動作に移行する
    ことを特徴とする循環式原稿供給装置を備える複写機。
JP3343479A 1991-12-25 1991-12-25 循環式原稿供給装置を備える複写機 Expired - Lifetime JP2622048B2 (ja)

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EP0548698B1 (en) 1996-11-06
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