JPH05170054A - 洗車機における車種判別装置 - Google Patents

洗車機における車種判別装置

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JPH05170054A
JPH05170054A JP33906091A JP33906091A JPH05170054A JP H05170054 A JPH05170054 A JP H05170054A JP 33906091 A JP33906091 A JP 33906091A JP 33906091 A JP33906091 A JP 33906091A JP H05170054 A JPH05170054 A JP H05170054A
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JP
Japan
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vehicle
detecting
brush
traveling frame
van
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Application number
JP33906091A
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English (en)
Inventor
Shigeo Takeuchi
茂夫 竹内
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Takeuchi Iron Works Corp
Original Assignee
Takeuchi Iron Works Corp
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中・大型車両の車種を荷台の形状に基づいて
判別する。 【構成】 門型走行フレーム4に、車高を検出する光電
スイッチK6 と、カム60との接離に基づいて前記光電
スイッチK6 が第1所定位置および第2所定位置にある
ことを検出する位置検出スイッチS7 を設ける。光電ス
イッチK6 が第1所定位置に達した時に、車体を検出し
ていれば中型バンV2 あるいは大型バンV 3 であると判
別される。門型走行フレーム4が更に移動して光電スイ
ッチK6 が第2所定位置に達した時に、車体を検出して
いればトレーラーバンV4 であると判別され、車体を検
出していなければトラックV1 であると判別される。ま
た、超音波検出装置Rで検出した車高が光電スイッチK
6 で検出した車高よりも低ければ、荷台に天井の無い車
両であると判別される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗車機によって自動車
を洗浄する際に車体形状に応じた適切な洗浄を行うべ
く、その自動車の車種を判別する車種判別装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、洗車機において洗浄する自動車の
車種を判別する装置として、車体後部の車高を車体上面
に沿って昇降する上面ブラシの高さや光電スイッチで検
出することにより乗用車とバン型車を判別するもの(特
開平2−136358号公報参照)、あるいは、異なる
高さに配設した3個の光電スイッチを車体に沿って移動
させ、それら光電スイッチのON・OFFに基づいてワ
ンボックスタイプ、ツーボックスタイプ、スリーボック
スタイプの車両を判別するもの(特開平3−12565
5公報参照)が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記公報に記
載された従来の装置は、いずれも小型車両の車種を判別
するものであり、中型車両および大型車両の車種(例え
ば、中型バン、大型バン、トラック、トレーラーバン、
バス等)を判別することができなかった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、中型車両および大型車両の車種を荷台の形状に応じ
て的確に判別することが可能な洗車機における車種判別
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の洗車機における車種判別装置は、車両の車
高を検出する車高検出手段と、前記車高検出手段と車両
が第1の所定位置関係および第2の所定位置関係にある
ことを検出する位置検出手段と、前記車高検出手段と前
記位置検出手段の検出に基づいて車種を判別する車種判
別手段とを備えたことを第1の特徴とする。
【0006】また本発明の洗車機における車種判別装置
は、車両の車高を検出する車高検出手段と、前記車高検
出手段と車両が所定位置関係にあることを検出する位置
検出手段と、前記位置検出手段が前記所定位置関係を検
出した時からの前記車高検出手段の検出に基づいて車種
を判別する車種判別手段とを備えたことを第2の特徴と
する。
【0007】また本発明の洗車機における車種判別装置
は、車両の車高を側方から検出する車高検出手段と、下
方にある検出物までの距離を上方から検出する距離検出
手段と、前記車高検出手段と前記距離検出手段の検出に
基づいて車種を判別する車種判別手段とを備えたことを
第3の特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0009】図1および図2に示すように、洗車機は床
面に敷設した一対のガイドレール1に左右一対の駆動輪
2と左右一対の従動輪3を案内された門型走行フレーム
4を備える。駆動輪2は走行用モータ5にチェンを介し
て接続され、これにより門型走行フレーム4はガイドレ
ール1に沿って往復走行する。
【0010】門型走行フレーム4の左右両側部には一対
の昇降レール6が上下方向に設けられ、各昇降レール6
にはガイドローラ7,8を介して一対の台車9が昇降自
在に支持される。門型走行フレーム4の上部には昇降用
モータ10にチェンを介して接続された連動軸11が架
設される。連動軸11に設けた左右一対のスプロケット
12と各昇降レール7の下端に設けた左右一対のスプロ
ケット13とに巻き掛けた一対のチェン14がそれぞれ
前記両台車9に連結され、これにより両台車9は互いに
同期して昇降する。
【0011】前記左右一対の台車9には揺動軸15を介
してそれぞれ揺動アーム16が軸支され、両揺動アーム
16の下端間に上面ブラシ17の回転軸18が架設され
る。上面ブラシ17は一方の揺動アーム16の上端に設
けたブラシ駆動用モータ19に接続されて回転駆動され
る。前記揺動アーム16と台車9との間には、上面ブラ
シ17を中立位置に向けて付勢するための図示せぬ弾発
付勢手段と、上面ブラシ17の前後方向への振動を減衰
させるための図示せぬ振動防止手段が設けられる。
【0012】一方の台車9には、揺動アーム16から下
方に延びる検出片20によって作動する2個の揺動検出
スイッチS1 ,S2 が設けられ、揺動アーム16が揺動
軸15回りに図2の矢印A方向に揺動すると揺動検出ス
イッチS1 が作動し、矢印B方向に揺動すると揺動検出
スイッチS2 が作動する。また前記左右の台車9の下端
から前下方に延びる一対のアーム25の先端には、投光
機26aと受光器26bより成る光電スイッチK3 が設
けられるとともに、後下方に延びる一対のアーム27の
先端には、投光機28aと受光器28bより成る光電ス
イッチK4 が設けられる。
【0013】一方の台車9の昇降経路には上限検出スイ
ッチS3 、第1下限検出スイッチS 4 および第2下限検
出スイッチS5 が設けられ、それぞれ上面ブラシ17の
上限位置、第1下限位置および第2下限位置を検出す
る。
【0014】図3を併せて参照すると明らかなように、
門型走行フレーム4の左右両側には回転自在な支持軸3
4が上下方向に配設され、各支持軸34の上下両端に固
着した一対の揺動アーム35の先端間に側面ブラシ36
の回転軸37が支持される。側面ブラシ36は上側の揺
動アーム35に設けたブラシ駆動用モータ38に接続さ
れて回転駆動され、車両の側面をブラシング洗浄する。
【0015】支持軸34の中間部に突設したウエイトア
ーム39の先端にはワイヤ40の一端が結着され、門型
走行フレーム4に設けた案内ローラ41を介して垂下す
る前記ワイヤ40の他端にウエイト42が吊設される。
前記ウエイト42に作用する重力により、支持軸34、
揺動アーム35および側面ブラシ36は図3の矢印C方
向、すなわち側面ブラシ36が車両に対して接近する方
向に付勢される。
【0016】支持軸34の下部には、ストッパアーム4
1 とシリンダアーム432 とを一体に形成して成る平
面視「く」字状の可動ストッパ43の中間部が相対回転
自在に支持される。下側の揺動アーム35の上面にはス
トッパ突起44と近接スイッチ45が設けられ、ストッ
パアーム431 がストッパ突起44に当接すると前記近
接スイッチ45が作動する。またシリンダアーム432
の先端と門型走行フレーム4間には、可動ストッパ43
の位置を変更すべくシリンダ46とそのロッド461
接続される。
【0017】而して、側面ブラシ36は下側の揺動アー
ム35の側面が門型走行フレーム4に固着した位置固定
の外限ストッパ50に当接する外限位置(図3の鎖線位
置)と、前記揺動アーム5に設けたストッパ突起44が
可動ストッパ43のストッパアーム431 に当接する位
置との間で揺動可能であり、シリンダ46を伸長駆動し
て可動ストッパ43を矢印C方向に回転させることによ
り前記揺動可能範囲は内限位置に向けて拡大される。そ
して側面ブラシ36の内限位置(図3の実線位置)は、
前記揺動アーム35の側面が門型走行フレーム4に固着
した位置固定の内限ストッパ51に当接することにより
規制される。
【0018】図4に示すように、前記シリンダ46の反
ロッド側のポート462 は3方口電磁弁52を介してエ
アー源53に接続され、ロッド側のポート463 は2方
口電磁弁54、エアー圧を油圧に変換する油タンク5
5、および3方口電磁弁56を介して前記エアー源53
に接続される。
【0019】門型走行フレーム4の両側部には、車両の
前端または後端を検出する投光器57aと受光器57b
より成る光電スイッチK5 と、車高検出手段としての投
光器58aと受光器58bより成る光電スイッチK6
設けられる。また、門型走行フレーム4の上部には距離
検出手段としての反射型超音波検出器Rが設けられる。
【0020】また、門型走行フレーム4の下部には床面
に突設したカム59に当接して作動するスタート位置検
出スイッチS6 が設けられるとともに、床面に設けたカ
ム60に当接して作動する位置検出手段としての位置検
出スイッチS7 が設けられる。前記位置検出スイッチS
7 は門型走行フレーム4が第1所定位置あるいは第2所
定位置にあることをそれぞれ検出する。
【0021】門型走行フレーム4には、前記各スイッチ
1 〜S7 ,K3 〜K6 および超音波検出装置Rからの
信号に基づいて車両の車種を判別するとともに洗車機の
作動を制御する制御装置61が設けられ、その操作パネ
ルには洗車を開始させるためのスタートボタン62と、
車両の運転席がデコレーションされている場合に押され
る運転席洗い無しボタン63が設けられる。制御装置6
1は、門型走行フレーム4の走行用モータ5、上面ブラ
シ17の昇降用モータ10とブラシ駆動用モータ19、
側面ブラシ36のブラシ駆動用モータ38、およびシリ
ンダ46に接続された各電磁弁52,54,56等の作
動を制御する。
【0022】尚、図2における符号64は車両を所定の
洗浄位置に停止させるためのストッパである。
【0023】次に、本発明の請求項1に対応する第1実
施例の作用について説明する。
【0024】先ず、図5および図6に基づいて、トラッ
クV1 、中型バンV2 、大型バンV 3 、トレーラーバン
4 の判別について説明する。洗車機をスタート位置検
出スイッチS6 がカム59に当接するスタート位置に停
止させ、車両をその前輪がストッパ64に当接する位置
に停止させる(図6(A)参照)。続いて制御装置61
のスタートボタン62を押すと、門型走行フレーム4が
往行を開始する(ステップS1)。
【0025】門型走行フレーム4に設けた位置検出スイ
ッチS7 がカム60に当接して該門型走行フレーム4が
第1所定位置に達したことが検出された時(ステップS
2)、図6(B),(C)に示すように門型走行フレー
ム4に設けた光電スイッチK 6 が車体を検出すれば、そ
の車両が中型バンV2 または大型バンV3 の何れかであ
ると判別する(ステップS3,S4)。一方、図6
(A),(D)に示すようにステップS3で光電スイッ
チK6 が車体を検出しなければ、その車両がトラックV
1 またはトレーラーバンV4 の何れかであると判別する
(ステップS3,S5)。
【0026】前記ステップS3で光電スイッチK6 が車
体を検出しなかった場合、門型走行フレーム4が更に往
行して位置検出スイッチS7 がカム60から離れて該門
型走行フレーム4が第2所定位置に達したことが検出さ
れた時(ステップS6)、図6(D)に示すように光電
スイッチK6 が車体を検出すれば、その車両がトレーラ
ーバンV4 であると判別し、(ステップS7,S8)、
図6(A)に示すように光電スイッチK6 が車体を検出
しなければ、その車両がトラックV1 であると判別する
(ステップS7,S9)。
【0027】而して、位置検出スイッチS7 と光電スイ
ッチK6 の出力に基づいて、トラックV1 、バンV2
3 およびトレーラーバンV4 の車種が判別される。
【0028】次に、各車種毎の洗浄動作について説明す
る。尚、前述の車種の判別は、後述の各洗浄動作を行う
ための門型走行フレーム4の往行工程の初期に同時並行
して行われるものである。 (1)中型バンV2 および大型バンV3 の場合(図7参
照) 運転席洗い無しボタン63を押してからスタートボタン
62を押すと、上面ブラシ17を上限スイッチS3 が作
動する上限位置に保持するとともに、各電磁弁52,5
4,56を不作動として側面ブラシ36を外限位置に保
持し、それら上面ブラシ17とサイドブラシ36の回転
を停止した状態で門型走行フレーム4がスタート位置か
ら往行を開始する。門型走行フレーム4が前記第1所定
位置に達して車種が中型バンV2 あるいは大型バンV3
の何れかであることが判別されると、上面ブラシ17を
正転させて荷台の前端に向けて下降させる。光電スイッ
チK3 が車体を検出して作動すると上面ブラシ17の下
降を停止し、以後、上面ブラシ17の面圧が増加して揺
動検出スイッチS1 が作動すると門型走行フレーム4の
往行を停止して上面ブラシ17を上昇させ、揺動検出ス
イッチS1 が不作動になると上面ブラシ17の上昇を停
止して門型走行フレーム4の往行を再開し、これにより
上面ブラシ17で荷台の上面を洗浄する。
【0029】門型走行フレーム4が前記第1所定位置か
ら距離L1 だけ往行して側面ブラシ36が荷台の側面に
達すると、門型走行フレーム4の往行を停止して側面ブ
ラシ36を正転させた後、可動ストッパ43の位置合わ
せを行う。すなわち、3方口電磁弁52,56を作動さ
せてシリンダ46が伸長することにより可動ストッパ4
3を図3の矢印C方向に揺動させ、ウエイト42の付勢
力で側面ブラシ6を矢印C方向に揺動させて荷台の側面
に当接させる。
【0030】荷台の側面との当接により側面ブラシ36
の内方への揺動が規制されても、可動ストッパ43はシ
リンダ46のストロークエンドまで更に揺動し、側面ブ
ラシ36が荷台の側面に当接してから予め設定した所定
時間が経過して該側面ブラシ36の位置が安定した後、
3方口電磁弁52,56を不作動にしてシリンダ36を
収縮駆動する。シリンダ36により矢印D方向に揺動し
た可動ストッパ43のストッパアーム431 がストッパ
突起44に当接して近接スイッチ45が作動すると、2
方口電磁弁54を作動させてシリンダ16をロック状態
にし、門型走行フレーム4の往行を再開する。これによ
り、側面ブラシ36の内側への揺動は可動ストッパ43
により規制され、側面ブラシ36は外限ストッパ50に
より規制される外限位置と、車両Vの側面形状に応じて
ロックされた可動ストッパ43により規制される位置と
の間で揺動可能となる。
【0031】上述のようにして可動ストッパ43の位置
合わせが終了すると、門型走行フレーム4の往行を再開
して上面ブラシ17と側面ブラシ36で荷台を洗浄す
る。光電スイッチK5 が車両の後端を検出すると門型走
行フレーム4の往行を停止し、前述の手順で再度可動ス
トッパ43の位置合わせを行う。この位置合わせは門型
走行フレーム4を走行させながら行うことも可能であ
る。位置合わせが終了すると側面ブラシ36が車両の後
端を所定距離だけ過ぎる位置で門型走行フレーム4の往
行を停止し、上面ブラシ17と側面ブラシ36を逆転さ
せるとともに上面ブラシ17を第2下限スイッチS5
作動する位置まで下降させ、門型走行フレーム4を復行
させる。
【0032】門型走行フレーム4の復行工程では、上面
ブラシ17の面圧が増加して揺動検出スイッチS2 が作
動すると門型走行フレーム4の復行を停止して上面ブラ
シ17を上昇させ、揺動検出スイッチS2 が不作動にな
ると上面ブラシ17の上昇を停止して門型走行フレーム
4の往行を再開し、更に光電スイッチK3 と光電スイッ
チK4 が共に車体を検出していない時に何れかの光電ス
イッチK3 ,K4 が作動するまで上面ブラシ17を下降
させ、これにより上面ブラシ17で荷台の上面を洗浄す
る。往行工程において上面ブラシ17が最初に車体に作
用した位置まで復行すると、上面ブラシ17の逆転を停
止して上限位置に上昇させる。また、往行工程において
側面ブラシ36が最初に車体に作用した位置まで復行す
ると、側面ブラシ17の逆転を停止して外限位置に移動
させる。 (2)トレーラーバンV4 の場合(図8参照) 前述と同様に門型走行フレーム4がスタート位置から往
行を始め、第2所定位置において車種がトレーラーバン
4 であることが判別されると、上面ブラシ17が荷台
の上部に達するまで門型走行フレーム4を更に所定距離
2 だけ往行させた後、上面ブラシ17を正転させて下
降させる。以下、上面ブラシ17は(1)において述べ
た中型バンV2 および大型バンV3 の場合と同様の動作
を行う。
【0033】一方、門型走行フレーム4が第2所定位置
から所定距離L3 だけ往行して側面ブラシ36が荷台の
側面に達すると、側面ブラシ36を正転させた後に可動
ストッパ43の位置合わせを行う。以下、側面ブラシ3
6は(1)において述べた中型バンV2 および大型バン
3 の場合と同様の動作を行う。 (3)トラックV1 の場合(図9参照) 前述と同様に門型走行フレーム4がスタート位置から往
行を始め、第2所定位置において車種がトラックV1
あることが判別されると、側面ブラシ36が荷台の側部
に達するまで門型走行フレーム4を更に所定距離L4
け往行させた後、側面ブラシ36を正転させて可動スト
ッパ43の位置合わせを行う。このとき、トラックV1
は荷台側面の上下幅が小さいため、近接スイッチ45が
作動してから所定時間が経過した後に2方口電磁弁54
を不作動にしてシリンダ46を僅かに収縮駆動すること
により、側面ブラシ36を所定距離だけ外方に移動させ
て面圧を調整する。以下、側面ブラシ36は(1)にお
いて述べた中型バンV2 および大型バンV3 の場合と同
様の動作を行う。尚、車両後部での位置合わせの際にも
前記側面ブラシ36の面圧調整を行う。また上面ブラシ
17は往行工程および復行工程を通じて上限位置に保持
される。
【0034】図10は前述の図5のフローチャートの変
形例を示すものである。図10のフローチャートにおけ
るステップS1〜S5は図5のそれと同一であり、ステ
ップS6〜S9、つまりトレーラーバンV4 とトラック
1 の判別の手法のみが異なっている。すなわち、位置
検出スイッチS7 がカム60を離れて門型走行フレーム
4が第2所定位置に達したことが検出される以前に光電
スイッチK6 が車体を検出すれば、その車種はトレーラ
ーバンV4 であると判別され(ステップS10,S1
1,S12)、光電スイッチK6 が車体を検出する以前
に門型走行フレーム4が第2所定位置に達したことが検
出されれば、その車種はトラックV1 であると判別され
る(ステップS10,S11,S13)。この変形例に
よれば、図5のフローチャートの手法に比べてトレーラ
ーバンV4 であるとの判別が早めに行われるため、上面
ブラシ17と側面ブラシ36を荷台の先端部から作用さ
せて洗い残し部分を減少させることができる。
【0035】次に、本発明の請求項2に対応する第2実
施例の作用について説明する。
【0036】第2実施例はトラックV1 の洗浄工程が標
準の場合であって、バンV2 ,V3 とトレーラーバンV
4 とを判別すれば足りる場合に対応する。図11のフロ
ーチャートにおいて、門型走行フレーム4の往行を開始
して第1所定位置に達した時に光電スイッチK6 が車体
を検出している場合には、前述と同様に車種が中型バン
2 または大型バンV3 であると判別される。一方、門
型走行フレーム4が第1所定位置に達した時に光電スイ
ッチK6 が車体を検出しておらず、その後所定の時間が
経過してから光電スイッチK6 が車体を検出した場合に
トレーラーバンV4 であると判別される(ステップS
3,S14,S15)。
【0037】上記第1実施例および第2実施例では、車
高検出手段として光電スイッチK6 を使用しているが、
この光電スイッチK6 に代えて前記超音波検出装置Rを
用いても良い。また車高検出手段として、特開平1−1
27439号公報に記載されたもの(門型走行フレーム
に多数の光電スイッチを上下方向に配設したもの)、あ
るいは特開平3−220051号公報に記載されたもの
(門型走行フレームに昇降自在に設けた台車に複数の光
電スイッチを配設したもの)を用いることも可能であ
る。
【0038】また上記第1実施例および第2実施例で
は、第1所定位置および第2所定位置を検出する位置検
出手段として位置検出スイッチS7 を使用しているが、
この位置検出スイッチS7 に代えて車両の前端を検出し
た時に作動を開始するタイマー、あるいは駆動輪2に接
続したロータリエンコーダを用いることができる。
【0039】以上のように、第1実施例および第2実施
例によれば、トラックV1 ,中型および大型バンV2
3 、およびトレーラーバンV4 を的確に判別し、それ
に適した洗浄を行うことが可能になる。しかも、車高検
出手段としての光電スイッチK6 を上面ブラシ17に近
接して配置できるので、装置を小型にでき、かつ中型バ
ンV2 および大型バンV3 の洗い残しを少なくすること
ができる。
【0040】次に、本発明の請求項3に対応する第3実
施例の作用について説明する。
【0041】第3実施例は、中型バンV2 、大型バンV
3 、トレーラーバンV4 の洗車を行う際に荷台に天井が
無いものを判別し、荷台に天井が無い場合には上面ブラ
シ17の使用を中止して該上面ブラシ17と車両の破損
を防止するものである。この実施例では、車両の側面か
ら車高を検出する車高検出手段として光電スイッチK 6
を使用するとともに、下方にある検出物までの距離を上
方から検出する距離検出手段として超音波検出装置Rを
使用する。
【0042】而して、図12に示すように、光電スイッ
チK6 により検出した車高H1 よりも超音波検出装置R
で検出した車高H2 の方が低い場合には、荷台に天井が
無いバンであると判別される。あるいは図13に示すよ
うに、前記特開平1−127439号公報に記載された
車高検出手段あるいは特開平3−220051号公報に
記載された車高検出手段により検出した車高H1 と超音
波検出装置Rで検出した車高H2 とを比較し、H1 >H
2 である場合に荷台に天井が無いバンであると判別する
ことができる。
【0043】上記第3実施例によれば、乗用車、ワゴン
車とトラックとを判別することが可能であり、また超音
波検出装置Rで検出した天井高さよりも低い位置で光電
スイッチK6 が遮光されていない場合には、大型の窓を
有するバスV5 (図6(E)参照)であると判別するこ
とができる。
【0044】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の第1、第2あるい
は第3の発明によれば、荷台の形状に応じて中型バンお
よび大型バン、トラック、トレーラーバン等の中型車両
および大型車両の車種を的確に判別することができるた
め、その車種に応じた適切な洗浄を行わせることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗車機の全体正面図
【図2】洗車機の全体側面図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】シリンダを駆動する油圧回路図
【図5】第1実施例のフローチャート
【図6】第1〜第3実施例の作用の説明図
【図7】中型バンあるいは大型バンの洗浄工程を示す図
【図8】トレーラーバンの洗浄工程を示す図
【図9】トラックの洗浄工程を示す図
【図10】第1実施例の変形例のフローチャート
【図11】第2実施例のフローチャート
【図12】第3実施例の作用の説明図
【図13】第3実施例の作用の説明図
【符号の説明】
6 光電スイッチ(車高検出手段) R 超音波検出装置(距離検出手段) S7 位置検出スイッチ(位置検出手段) 61 制御装置(車種判別手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車高を検出する車高検出手段(K
    6 )と、前記車高検出手段(K6 )と車両が第1の所定
    位置関係および第2の所定位置関係にあることを検出す
    る位置検出手段(S7 )と、前記車高検出手段(K6
    と前記位置検出手段(S7 )の検出に基づいて車種を判
    別する車種判別手段(61)とを備えた洗車機における
    車種判別装置。
  2. 【請求項2】 車両の車高を検出する車高検出手段(K
    6 )と、前記車高検出手段(K6 )と車両が所定位置関
    係にあることを検出する位置検出手段(S7 )と、前記
    位置検出手段(S7 )が前記所定位置関係を検出した時
    からの前記車高検出手段(K6 )の検出に基づいて車種
    を判別する車種判別手段(61)とを備えた洗車機にお
    ける車種判別装置。
  3. 【請求項3】 車両の車高を側方から検出する車高検出
    手段(K6 )と、下方にある検出物までの距離を上方か
    ら検出する距離検出手段(R)と、前記車高検出手段
    (K6 )と前記距離検出手段(R)の検出に基づいて車
    種を判別する車種判別手段(61)とを備えた洗車機に
    おける車種判別装置。
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