JPH07237528A - 洗車機 - Google Patents

洗車機

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JPH07237528A
JPH07237528A JP3270694A JP3270694A JPH07237528A JP H07237528 A JPH07237528 A JP H07237528A JP 3270694 A JP3270694 A JP 3270694A JP 3270694 A JP3270694 A JP 3270694A JP H07237528 A JPH07237528 A JP H07237528A
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JP
Japan
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taxi
indicator light
ceiling
car wash
top brush
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Application number
JP3270694A
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English (en)
Inventor
Akira Igari
彰 井狩
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 据置型洗車機本体1内に昇降自在なトップブ
ラシ6を設け、被洗浄車両3を前方から洗車機本体1内
に搬入するとともに後方へ搬出するコンベヤ14a,14b
を設け、トップブラシ6よりも前方に、タクシー20の天
井21の表示灯22を検出する検出装置23を設け、検出装置
23が表示灯22を検出した地点Aから所定距離L1後方の
トップブラシ退避地点Bにタクシー20が搬送された際、
トップブラシ6を所定時間だけ上昇させたのち下降させ
る制御装置49を設けた。 【効果】 トップブラシ6は、表示灯22の直前まで天井
21を十分に洗浄したのち、表示灯22の上方に一時退避
し、そののち、表示灯22の直後に下降して再び天井21の
洗浄を続ける。したがって、表示灯22の直前および直後
における天井21の洗浄不充分の範囲を縮小することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被洗浄車両を搬送装置
で搬送しながら洗浄および乾燥させる洗車機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開昭49−28672号
公報に示される洗浄装置がある。すなわち、昇降自在な
トップブラシ(回転ブラシ)の前方に、タクシーの天井
に取付けられた表示灯(防犯灯)を検出する検知装置が
設けられている。この検知装置は、送信用超音波センサ
と受信用超音波センサとから構成されている。これら送
信用超音波センサと受信用超音波センサとの間には、送
信用超音波センサから送信されてタクシーの天井中央部
に反射し受信用超音波センサに受信される超音波ビーム
が形成されている。
【0003】これによると、超音波ビームが表示灯(防
犯灯)によって遮断されてからトップブラシが表示灯の
上方を通過し終わるまでの一定時間、トップブラシを上
昇させて表示灯に接触しないように退避させ、上記一定
時間経過後、トップブラシを天井の高さまで下降させ
る。これにより、トップブラシでタクシーの天井を洗浄
する際、トップブラシが表示灯に衝突して表示灯が損傷
するといった事故を防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、検知装置が表示灯を検出した時点でトッ
プブラシが上昇するため、トップブラシは表示灯のかな
り前方(すなわち、検知装置からトップブラシまでの前
後間隔に相当する距離だけ前方)で上昇してしまうこと
になる。したがって、タクシーの天井面において、表示
灯の前方に、洗浄不充分の箇所がかなり広範囲にわたっ
て残存するといった不具合が生じた。
【0005】本発明は上記問題を解決するもので、表示
灯の前方に存在していた洗浄不充分の範囲を縮小できる
洗車機を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本第1の発明における洗車機は、床面に、据置型洗車
機本体と、被洗浄車両を前方から洗車機本体内に搬入す
るとともに洗車機本体内から後方へ搬出する搬送装置と
を設け、上記洗車機本体内に昇降自在なトップブラシを
設け、このトップブラシよりも前方に、タクシーの天井
に取付けられた表示灯を検出するタクシー表示灯検出装
置を設け、このタクシー表示灯検出装置が表示灯を検出
した地点から所定距離後方のトップブラシ退避地点にタ
クシーが搬送された際、上記トップブラシを所定時間だ
け上昇させたのち下降させる制御装置を設けたものであ
る。
【0007】本第2の発明における洗車機は、洗車機本
体内に昇降自在なトップノズルを設け、タクシー表示灯
検出装置が表示灯を検出した地点から所定距離後方のト
ップノズル退避地点にタクシーが搬送された際、制御装
置が上記トップノズルを所定時間だけ上昇させたのち下
降させるものである。
【0008】本第3の発明における洗車機は、洗車機本
体に、タクシー表示灯検出装置を搬送装置の搬送経路に
対して出退自在に設け、このタクシー表示灯検出装置を
出退させる駆動装置を設けたものである。
【0009】
【作用】上記本第1の発明の構成によると、搬送装置の
始端部に乗り上げたタクシーは、搬送装置で搬送されな
がら、トップブラシで上面を洗浄される。この際、タク
シー表示灯検出装置がタクシーの表示灯を検出し、これ
に基づいて制御装置は、表示灯検出地点から所定距離後
方のトップブラシ退避地点にタクシーが搬送されると、
トップブラシを所定時間だけ上昇させたのち下降させ
る。このため、トップブラシは、タクシーの表示灯の直
前まで天井を十分に洗浄したのち、表示灯の上方に一時
退避し、そののち、表示灯の直後に下降して再び天井の
洗浄を続ける。したがって、表示灯の直前および直後に
おける天井の洗浄不充分の範囲を縮小することができ
る。
【0010】上記本第2の発明の構成によると、タクシ
ーは搬送装置に搬送されながらトップノズルで上面を乾
燥される。この際、タクシー表示灯検出装置がタクシー
の表示灯を検出し、これに基づいて制御装置は、表示灯
検出地点から所定距離後方のトップノズル退避地点にタ
クシーが搬送されると、トップノズルを所定時間だけ上
昇させたのち下降させる。このため、トップノズルは、
タクシーの表示灯の直前まで天井を十分に乾燥したの
ち、表示灯の上方に一時退避し、そののち、表示灯の直
後に下降して再び天井の乾燥を続ける。したがって、表
示灯の直前および直後における天井の乾燥不充分の範囲
を縮小することができる。
【0011】上記本第3の発明の構成によると、タクシ
ーではなくワゴン車(ワンボックス車)などの車高の高
い車両を洗浄する場合は、タクシー表示灯検出装置は必
要無くかつ邪魔になるため、予め駆動装置を駆動させて
タクシー表示灯検出装置を搬送経路に対して退避させて
おく。これにより、搬送経路に沿って搬送中の車両(ワ
ゴン車)がタクシー表示灯検出装置に衝突して車両およ
びタクシー表示灯検出装置が損傷するといった事故を防
止することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図4,図5に示すように、1は正面視門形状に
形成された据置型の洗車機本体であり、この洗車機本体
1は床面2に設置されている。洗車機本体1の前端部に
は、被洗浄車両3の車高を検出するソニックセンサ4が
設けられている。また、洗車機本体1内には、前部から
順に、被洗浄車両3の両側面下部および車輪の側面を洗
浄する左右一対の回転式ロッカーブラシ5と、上面を洗
浄する昇降自在な回転式の第1トップブラシ6と、両側
面および前後面を洗浄する左右一対の回転式サイドブラ
シ7と、ワックス塗布用の昇降自在な回転式の第2トッ
プブラシ8と、ワックス塗布用の左右一対の回転式ロッ
カーブラシ9と、乾燥用の昇降自在な第1,第2トップ
ノズル10,11、および左右一対のサイドノズル12とが設
けられている。
【0013】上記洗車機本体1の内部を貫通して、被洗
浄車両3を前方から洗車機本体1内に搬入するとともに
洗車機本体1内から後方へ搬出する左右一対のローラコ
ンベヤ14a,14b(搬送装置の一例)が床面2に並設さ
れている。このうち、一方のローラコンベヤ14aは被洗
浄車両3の一側方の車輪を支持搬送するものであり、他
方のローラコンベヤ14bは被洗浄車両3の他側方の車輪
を支持搬送するもので、それぞれチェン駆動式のローラ
コンベヤである。また、両ローラコンベヤ14a,14b
は、駆動軸15を介して互いに連動連結され、電動機16に
より共に駆動される。この電動機16には、電動機16の出
力軸の回転数に応じてパルスを発生させるパルスエンコ
ーダ17が設けられている。
【0014】上記第1トップブラシ6の前方には、タク
シー20の天井21に取付けられた表示灯22を検出するタク
シー表示灯検出装置23が設けられている。すなわち、図
2,図3に示すように、タクシー表示灯検出装置23は、
洗車機本体1の上部に並設された前後一対のフレーム24
a,24b間に設けられるベース体25と、このベース体25
に揺動自在に取付けられた揺動アーム26と、この揺動ア
ーム26の下端に取付けられた検知板27とにより構成され
ている。
【0015】上記ベース体25は、前後一対の支持板部28
a,28bと、これら両支持板部28a,28bの一側端間に
取付けられて下方に突出する取付板部29とにより、平面
視で他側端開放のコ形状に形成されている。このベース
体25は、両支持板部28a,28bに設けられた支軸30a,
30bを介して上記フレーム24a,24b間に、前後軸心31
周りに回動自在に設けられている。
【0016】上記取付板部29の下端には、軸受け32を介
して左右軸心33周りに回動自在な取付軸34が挿通され、
この取付軸34の一端には上記揺動アーム26の上端が取付
けられ、取付軸34の他端には取付片35が取付けられてい
る。この取付片35と、上記取付板部29の上端部に設けら
れた突出軸36との間には、引張りコイルスプリング37が
設けられている。これにより、上記揺動アーム26は、ベ
ース体25に対して、上記左右軸心33を中心に前後方向
(すなわち上記ローラコンベヤ14a,14bの搬送経路38
方向)に揺動自在であり、引張りコイルスプリング37に
より鉛直姿勢イをとるように付勢されている。
【0017】上記検知板27は、タクシー20の表示灯22の
前面に接触可能であり、幅広の長方形に形成されてい
る。また、上記前側の支持板部28aの下端部には、揺動
アーム26の基端部に取付けられた磁石片39を検出可能な
近接スイッチ40が設けられている。これにより、図3に
示すように、揺動アーム26が鉛直姿勢イから後方に揺動
して傾斜姿勢ロになった場合、磁石片39が近接スイッチ
40に接近して、近接スイッチ40が磁石片39を検出しオン
になる。
【0018】また、上記タクシー表示灯検出装置23全体
は上記両フレーム24a,24b間で支軸30a,30bを介し
て前後軸心31周りに回動自在となり、後部フレーム24b
には、タクシー表示灯検出装置23を回動させるシリンダ
装置41(駆動装置の一例)が設けられている。このシリ
ンダ装置41のピストンロッド42の先端と上記後部支軸30
bとは連結片43を介して連結されている。図2の仮想線
に示すようにピストンロッド42を短縮させることによ
り、タクシー表示灯検出装置23が前後軸心31周りの一方
に回動して上記検知板27が搬送経路38に対して上方へ退
避し、図2の実線に示すようにピストンロッド42を伸長
させることにより、タクシー表示灯検出装置23が他方に
回動して上記検知板27が搬送経路38に対して下方へ突入
する。
【0019】図4,図5に示すように、上記洗車機本体
1の前面には洗車コースや車種などを入力するための操
作パネル46が設けられ、この操作パネル46にはタクシー
専用ボタン47と洗車スタートボタン48とが設けられてい
る。また、図1に示すように、洗車機本体1には、上記
第1ならびに第2トップブラシ6,8と第1ならびに第
2トップノズル10,11との昇降を各別に制御する制御装
置49が設けられている。この制御装置49は、表示灯検出
地点Aから所定距離L1だけ後方の第1トップブラシ退
避地点Bにタクシー20が搬送された際、第1トップブラ
シ6を所定時間だけ上昇させたのち下降させ、その後、
表示灯検出地点Aから所定距離L2だけ後方の第2トッ
プブラシ退避地点Cにタクシー20が搬送された際、第2
トップブラシ8を所定時間だけ上昇させたのち下降さ
せ、さらに、表示灯検出地点Aから所定距離L3だけ後
方の第1トップノズル退避地点Dにタクシー20が搬送さ
れた際、第1トップノズル10を所定時間だけ上昇させた
のち下降させ、その後、表示灯検出地点Aから所定距離
L4だけ後方の第2トップノズル退避地点Eにタクシー
20が搬送された際、第2トップノズル11を所定時間だけ
上昇させたのち下降させる。
【0020】すなわち、図6に示すように、上記制御装
置49は、マイクロコンピュータから構成され、上記パル
スエンコーダ17からのパルス数をカウントするカウント
手段50と、上記第1ならびに第2トップブラシ6,8お
よび第1ならびに第2トップノズル10,11をそれぞれ各
別に所定時間だけ上昇させるタイマー手段51と、記憶手
段52とを有している。上記制御装置49には、操作パネル
46と、ソニックセンサ4,タクシー表示灯検出装置23,
パルスエンコーダ17などから構成されるセンサ系と、各
トップブラシ6,8の駆動部53,54,各トップノズル1
0,11の駆動部55,56,ローラコンベヤ14a,14bの駆
動部57,タクシー表示灯検出装置23の駆動部58などから
構成される駆動系とが接続されている。
【0021】以下、制御装置49による第1ならびに第2
トップブラシ6,8および第1ならびに第2トップノズ
ル10,11を用いたタクシー20の洗浄および乾燥工程を図
7〜図10のフローチャートに従って説明する。尚、フロ
ーチャート中のTBはトップブラシを示し、TNはトッ
プノズルを示す。
【0022】図1の実線に示すようにタクシー20を両ロ
ーラコンベヤ14a,14bの始端部に乗り入れた後、作業
者が操作パネル46を操作して洗車コースと車種とを設定
する(ステップ1,2)。この際、操作パネル46のタク
シー専用ボタン47が作業者により押されたかを判断し
(ステップ3)、押された場合にはこれを記憶しておく
タクシーメモリーがオンされる(ステップ4)。そし
て、操作パネル46のスタートボタン48が作業者により押
されたかを判断し(ステップ5)、押された場合には、
各ブラシ5,6,7,8,9と各ノズル10,11,12およ
び両ローラコンベヤ14a,14bを駆動させて、洗車を開
始させる(ステップ6)。これによりタクシー20は搬送
経路38に沿って後方へ搬送される。
【0023】そして、タクシーメモリーの有無を判断し
(ステップ7)、タクシーメモリーが有る場合は、シリ
ンダ装置41のピストンロッド42を伸長させる(ステップ
8)。これにより、図2の実線に示すように、タクシー
表示灯検出装置23が前後軸心31周りの他方へ回動して、
検知板27が搬送経路38に対して下方に突入する。
【0024】その後、タクシー表示灯検出装置23がタク
シー20の表示灯22を検出したかを判断する(ステップ
9)。すなわち、図3に示すように、搬送されているタ
クシー20の表示灯22が検知板27の正面に当接して検知板
27を搬送方向ハ(後方)に押すため、揺動アーム26が左
右軸心33を中心に後方に揺動して鉛直姿勢イから傾斜姿
勢ロになる。これにより、近接スイッチ40が磁石片39を
検出してオンになる。そして、表示灯22が検知板27の後
方に通過した際、揺動アーム26は引張りコイルスプリン
グ37の付勢力により前方に揺動して鉛直姿勢イに戻り、
磁石片39が近接スイッチ40から離間して近接スイッチ40
がオフになる。
【0025】このように、タクシー表示灯検出装置23が
表示灯22を検出してオンになった場合、パルスエンコー
ダ17からのパルス数をカウント手段50でカウントし、こ
のカウント数をメモリーする(ステップ10)。このカウ
ント数に応じて、表示灯検出地点Aからのタクシーの搬
送距離を算定する。したがって、図1に示すように表示
灯検出地点Aから所定距離L1だけ後方の第1トップブ
ラシ退避地点Bにタクシー20が搬送されたかを判断する
ことができ(ステップ11)、タクシー20が第1トップブ
ラシ退避地点Bに到達した場合、第1トップブラシ6を
上昇させる(ステップ12)。そして、タイマー手段51を
セットし(ステップ13)、その後、タイムアップしたか
を判断する(ステップ14)。所定時間(数秒間)が経過
してタイムアップすると、第1トップブラシ6を下降さ
せる(ステップ15)。上記(ステップ12)〜(ステップ
15)までの一連の制御により、第1トップブラシ6は、
図11の実線に示すように表示灯22の直前までタクシー20
の天井21を十分に洗浄したのち、仮想線に示すように表
示灯22の上方に一時退避し、そののち、図12の実線に示
すように表示灯22の直後に下降して再び天井21の洗浄を
続ける。したがって、表示灯22の直前および直後におけ
る天井21の洗浄不充分の範囲を縮小することができる。
【0026】その後、上記ステップ11〜ステップ15と同
様にして第2トップブラシ8を制御する。すなわち、ス
テップ16〜ステップ20において、図1に示すように、タ
クシー20が表示灯検出地点Aから所定距離L2だけ後方
の第2トップブラシ退避地点Cに到達した場合、第2ト
ップブラシ8を上昇させ、所定時間経過後、第2トップ
ブラシ8を下降させる。上記(ステップ16)〜(ステッ
プ20)までの一連の制御により、第2トップブラシ8
は、表示灯22の直前まで天井21に十分にワックスを塗布
したのち、表示灯22の上方に一時退避し、そののち、表
示灯22の直後に下降して再び天井21にワックスを塗布す
る。したがって、表示灯22の直前および直後における天
井21のワックス塗布不充分の範囲を縮小することができ
る。
【0027】その後、上記と同様にして第1トップノズ
ル10を制御する。すなわち、ステップ21〜ステップ25に
おいて、図1に示すように、タクシー20が表示灯検出地
点Aから所定距離L3だけ後方の第1トップノズル退避
地点Dに到達した場合、第1トップノズル10を上昇さ
せ、所定時間経過後、第1トップノズル10を下降させ
る。上記(ステップ21)〜(ステップ25)までの一連の
制御により、第1トップノズル10は、表示灯22の直前ま
で天井21に空気を吹付けて十分に天井21を乾燥させたの
ち、表示灯22の上方に一時退避し、そののち、表示灯22
の直後に下降して再び天井21に空気を吹付け乾燥させ
る。したがって、表示灯22の直前および直後における天
井21の乾燥不充分の範囲を縮小することができる。
【0028】その後、上記ステップ21〜ステップ25と同
様にして第2トップノズル11を制御する。すなわち、ス
テップ26〜ステップ30において、図1に示すように、タ
クシー20が表示灯検出地点Aから所定距離L4だけ後方
の第2トップノズル退避地点Eに到達した場合、第2ト
ップノズル11を上昇させ、所定時間経過後、第2トップ
ノズル11を下降させる。上記(ステップ26)〜(ステッ
プ30)までの一連の制御により、第2トップノズル11
は、表示灯22の直前まで天井21に空気を吹付けて十分に
天井21を乾燥させたのち、表示灯22の上方に一時退避
し、そののち、表示灯22の直後に下降して再び天井21に
空気を吹付け乾燥させる。したがって、表示灯22の直前
および直後における天井21の乾燥不充分の範囲を縮小す
ることができる。第2トップノズル11による乾燥後、シ
リンダ装置41のピストンロッド42を短縮させる(ステッ
プ31)。これにより、図2の仮想線に示すように、タク
シー表示灯検出装置23が前後軸心31周りの一方へ回動し
て、検知板27が搬送経路38に対して上方に退避する。そ
の後、タクシー20はローラコンベヤ14a,14bの終端部
に達し、終端部から床面2に搬出される。尚、2つのト
ップノズル10,11を使用して乾燥させることにより、第
1トップノズル10で予備乾燥をし第2トップノズル11で
本乾燥を行えるため、一層強力な乾燥が行える。また、
上記(ステップ15)での第1トップブラシ6の下降,
(ステップ20)での第2トップブラシ8の下降,(ステ
ップ25)での第1トップノズル10の下降,(ステップ3
0)での第2トップノズル11の下降はそれぞれ、ソニッ
クセンサ4で検出された天井21の高さに基づいて制御装
置49で最適な下降レベルに駆動制御される。
【0029】また、図4の実線に示すように、被洗浄車
両3が、タクシー20ではなく、表示灯22を持たない普通
乗用車61の場合は、上記ステップ3において作業者がタ
クシー専用ボタン47を押さない。これにより、ステップ
4におけるタクシーメモリーがオンされず、ステップ7
においてタクシーメモリー無しと判断される。したがっ
て、普通乗用車61に対しては通常の洗車工程が実施され
(ステップ32)、第1トップブラシ6を一時退避させず
に普通乗用車61の天井21に終始接触させて洗浄し、第2
トップブラシ8を一時退避させずに天井21に終始接触さ
せてワックスを塗布し、第1トップノズル10を一時退避
させずに天井21に終始対向させて予備乾燥し、第2トッ
プノズル11を一時退避させずに天井21に終始対向させて
本乾燥する。
【0030】また、図4の仮想線に示すように被洗浄車
両3がタクシー20ではなくワゴン車62(ワンボックス
車)などの車高の高い車両である場合は、タクシー表示
灯検出装置23は必要無くかつ邪魔になる。したがって、
図2の仮想線に示すように、ピストンロッド42を短縮さ
せて、タクシー表示灯検出装置23を前後軸心31周りの一
方に回動させて検知板27を搬送経路38に対して上方へ退
避させておくことにより、搬送経路38に沿って搬送中の
ワゴン車62がタクシー表示灯検出装置23に衝突してワゴ
ン車62およびタクシー表示灯検出装置23が損傷するとい
った事故を防止することができる。
【0031】上記実施例では、タクシー表示灯検出装置
23を出退させる駆動装置の一例として、シリンダ装置41
を設けたが、これはモータであってもよい。上記実施例
では、タクシー表示灯検出装置23に近接スイッチ40を備
えたが、これは光電スイッチやリミットスイッチであっ
てもよい。
【0032】上記実施例では、表示灯22に接触可能な検
知板27を有する接触式のタクシー表示灯検出装置23を用
いたが、光電スイッチなどを有する非接触式のタクシー
表示灯検出装置を用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように本第1の発明によれば、搬
送装置の始端部に乗り上げたタクシーは、搬送装置で搬
送されながら、トップブラシで上面を洗浄される。この
際、タクシー表示灯検出装置がタクシーの表示灯を検出
し、これに基づいて制御装置は、表示灯検出地点から所
定距離後方のトップブラシ退避地点にタクシーが搬送さ
れると、トップブラシを所定時間だけ上昇させたのち下
降させる。このため、トップブラシは、タクシーの表示
灯の直前まで天井を十分に洗浄したのち、表示灯の上方
に一時退避し、そののち、表示灯の直後に下降して再び
天井の洗浄を続ける。したがって、表示灯の直前および
直後における天井の洗浄不充分の範囲を縮小することが
できる。
【0034】本第2の発明によれば、タクシーは搬送装
置に搬送されながらトップノズルで上面を乾燥される。
この際、タクシー表示灯検出装置がタクシーの表示灯を
検出し、これに基づいて制御装置は、表示灯検出地点か
ら所定距離後方のトップノズル退避地点にタクシーが搬
送されると、トップノズルを所定時間だけ上昇させたの
ち下降させる。このため、トップノズルは、タクシーの
表示灯の直前まで天井を十分に乾燥したのち、表示灯の
上方に一時退避し、そののち、表示灯の直後に下降して
再び天井の乾燥を続ける。したがって、表示灯の直前お
よび直後における天井の乾燥不充分の範囲を縮小するこ
とができる。
【0035】本第3の発明によれば、タクシーではなく
ワゴン車(ワンボックス車)などの車高の高い車両を洗
浄する場合は、タクシー表示灯検出装置は必要なくかつ
邪魔になるため、予め駆動装置を駆動させてタクシー表
示灯検出装置を搬送経路に対して退避させておく。これ
により、搬送経路に沿って搬送中の車両(ワゴン車)が
タクシー表示灯検出装置に衝突して車両およびタクシー
表示灯検出装置が損傷するといった事故を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における洗車機のトップブラ
シおよびトップノズルの制御を説明するための概略側面
図である。
【図2】タクシー表示灯検出装置の一部切欠き正面図で
ある。
【図3】タクシー表示灯検出装置の側面図である。
【図4】洗車機の内部構成を示す概略側面図である。
【図5】洗車機の内部構成を示す概略平面図である。
【図6】洗車機の制御系のブロック図である。
【図7】トップブラシによる車両天井の洗浄行程および
トップノズルによる車両天井の乾燥行程のフローチャー
トである。
【図8】トップブラシによる車両天井の洗浄行程および
トップノズルによる車両天井の乾燥行程のフローチャー
トである。
【図9】トップブラシによる車両天井の洗浄行程および
トップノズルによる車両天井の乾燥行程のフローチャー
トである。
【図10】トップブラシによる車両天井の洗浄行程および
トップノズルによる車両天井の乾燥行程のフローチャー
トである。
【図11】タクシーの天井を洗浄するトップブラシの動き
を示す側面図である。
【図12】タクシーの天井を洗浄するトップブラシの動き
を示す側面図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体 2 床面 3 被洗浄車両 6,8 トップブラシ 10,11 トップノズル 14a,14b ローラコンベヤ(搬送装置) 20 タクシー 21 天井 22 表示灯 23 タクシー表示灯検出装置 38 搬送経路 41 シリンダ(駆動装置) 49 制御装置 A 表示灯検出地点 B,C トップブラシ退避地点 D,E トップノズル退避地点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に、据置型洗車機本体と、被洗浄車
    両を前方から洗車機本体内に搬入するとともに洗車機本
    体内から後方へ搬出する搬送装置とを設け、上記洗車機
    本体内に昇降自在なトップブラシを設け、このトップブ
    ラシよりも前方に、タクシーの天井に取付けられた表示
    灯を検出するタクシー表示灯検出装置を設け、このタク
    シー表示灯検出装置が表示灯を検出した地点から所定距
    離後方のトップブラシ退避地点にタクシーが搬送された
    際、上記トップブラシを所定時間だけ上昇させたのち下
    降させる制御装置を設けたことを特徴とする洗車機。
  2. 【請求項2】 洗車機本体内に昇降自在なトップノズル
    を設け、タクシー表示灯検出装置が表示灯を検出した地
    点から所定距離後方のトップノズル退避地点にタクシー
    が搬送された際、制御装置が上記トップノズルを所定時
    間だけ上昇させたのち下降させることを特徴とする請求
    項1記載の洗車機。
  3. 【請求項3】 洗車機本体に、タクシー表示灯検出装置
    を搬送装置の搬送経路に対して出退自在に設け、このタ
    クシー表示灯検出装置を出退させる駆動装置を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の洗車機。
JP3270694A 1994-03-03 1994-03-03 洗車機 Pending JPH07237528A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113682272A (zh) * 2021-09-26 2021-11-23 深圳市雅宝智能装备系统有限公司 一种洗车机及其刷具监控方法
JP2022036735A (ja) * 2020-08-24 2022-03-08 株式会社ダイフク 洗車機

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