JP3336867B2 - 洗車機の洗車方法 - Google Patents

洗車機の洗車方法

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JP3336867B2 JP22621296A JP22621296A JP3336867B2 JP 3336867 B2 JP3336867 B2 JP 3336867B2 JP 22621296 A JP22621296 A JP 22621296A JP 22621296 A JP22621296 A JP 22621296A JP 3336867 B2 JP3336867 B2 JP 3336867B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を搬送手段で
搬送しながらサイドブラシ装置を用いて洗浄する洗車機
の洗車方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗車機としては例えば特
開平7−47935号公報が挙げられる。すなわち、床
面に、門型状の据置型洗車機本体と、車両を洗車機本体
の前方から洗車機本体内を通して洗車機本体の後方へ搬
送するローラコンベヤとが設置されている。上記洗車機
本体には左右一対のサイドブラシが設けられ、このうち
一側方のサイドブラシが洗車機本体の所定位置に固定さ
れ、他側方のサイドブラシが左右方向および前後方向に
移動可能な構成になっている。
【0003】これら左右一対のサイドブラシによる洗車
方法では、車両がローラコンベヤで搬送されながら、一
側方の固定されたサイドブラシによって車両の一側面が
洗浄されるとともに、他側方のサイドブラシが前後左右
方向へ移動することによって車両の前面と他側面と後面
とが洗浄される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、一側方のサイドブラシは洗車機本体に固
定されているため、一側方のサイドブラシと車両の一側
面との間隔が所定の間隔になるように、車両を左右方向
(車幅方向)で位置決めする必要があった。したがっ
て、車両が左右方向へずれて搬送された場合、車両の一
側面が一側方の固定のサイドブラシで十分に洗浄されな
いといった不具合を招く恐れがあった。
【0005】また、車両の前面および後面を洗浄する
際、他側方のサイドブラシは洗車機本体の左端部から右
端部までの間を往復移動するため、他側方のサイドブラ
シの左右方向の移動距離が長くなり、その分、車両の前
面および後面を洗浄するのに要する時間が長くなった。
【0006】上記課題を解決するために、上記従来形式
のサイドブラシに代えて、従来の洗車機本体が前後方向
に移動して停止した状態の車両を洗車する洗車機におい
て一般的に使用されている左右方向に移動自在な一対の
サイドブラシを適用することが考えられる。しかし、こ
のサイドブラシを適用する場合、前後方向に移動できな
いために、車両の前面、および後面を洗浄するに際し、
ローラコンベヤを停止させる必要があり、洗車時間が延
びるという問題が発生する。さらに、このサイドブラシ
は左右対象に同時に駆動されるため、車両の前面、およ
び後面の中心位置に洗い残しが発生する恐れがあった。
【0007】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、洗車に要する時間を延ばすことなく、車両が左右方
向へ多少ずれた状態で搬送されても、さらに車両が搬送
方向に向かって傾いた状態で搬送されても、車両の両側
面および車両の前後面を十分に洗浄することが可能な洗
車機の洗車方法を提供することを目的としたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、据置型の洗車機本体と、車両を前方
から前記洗車機本体内に搬入するとともに洗車機本体内
から後方へ搬出する搬送手段を備え、前記洗車機本体
に、車両搬送方向と車両搬送方向の逆方向とに往復移動
自在で、車両の幅方向へ個別に移動自在な左右一対のサ
イドブラシ装置を設けた洗車機の洗車方法であって、前
記車両を搬送手段により搬送しながら車両の後面を前記
サイドブラシ装置により洗浄するとき、前記両サイドブ
ラシ装置を車両搬送方向に移動させながら、一方のサイ
ドブラシ装置をこの一方のサイドブラシ装置の閉限位置
へ移動させるとともに、他方のサイドブラシ装置をこの
他方のサイドブラシ装置の開限位置と閉限位置の中間位
置まで移動させ続いて一方のサイドブラシ装置をこの
一方のサイドブラシ装置の前記閉限位置から開限位置へ
移動させて車両の後面の半分を洗浄するとともに、前記
他方のサイドブラシ装置をこの他方のサイドブラシ装置
の前記中間位置から前記閉限位置まで移動させ、続いて
他方のサイドブラシ装置をこの他方のサイドブラシ装置
の前記閉限位置から前記開限位置へ移動させて車両の後
面の残り半分を洗浄することを特徴とするものである。
【0009】これによると、車両をコンベヤ装置により
搬送しながら車両の後面を前記サイドブラシ装置により
洗浄するとき、両サイドブラシ装置を車両搬送方向に移
動させながら、一方のサイドブラシ装置をこの一方のサ
イドブラシ装置の閉限位置へ移動させるとともに、他方
のサイドブラシ装置をこの他方のサイドブラシ装置の開
限位置と閉限位置の中間位置まで移動させる。 続いて
方のサイドブラシ装置を閉限位置から開限位置へ移動さ
るとともに、他方のサイドブラシ装置を、他方のサイ
ドブラシ装置の中間位置から閉限位置へ移動させる。こ
のように、一方のサイドブラシ装置を閉限位置から開限
位置へ移動させることにより、一方のサイドブラシ装置
は移動する車両を追いかけて十分な接触圧を得ながら車
両の後面の半分が洗浄される。このとき、他方のサイド
ブラシ装置は、この他方のサイドブラシ装置の前記中間
位置に位置していたことから、一方のサイドブラシ装置
と他方のサイドブラシ装置が互いに干渉することなく移
動される。その後、他方のサイドブラシ装置を閉限位置
から開限位置へ移動させることより、他方のサイドブラ
シ装置は移動する車両を追いかけて十分な接触圧を得な
がら車両の後面の残り半分が洗浄される。この他方のサ
イドブラシ装置による洗浄開始に際し、他方のサイドブ
ラシ装置は、開限位置と閉限位置の中間位置まで移動し
ていることにより、閉限位置から後面を洗浄するのに要
する時間が短縮される。
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図8,図9に示すように、据置型
の洗車機本体1と、車両2を前方から上記洗車機本体1
内に搬入するとともに洗車機本体1内から後方へ搬出す
る左右一対のローラコンベヤ装置3とから構成される洗
車機4が床面5に設置されている。
【0013】上記洗車機本体1の内部には、洗浄用の左
右一対のロッカーブラシ装置6と、洗浄用のトップブラ
シ装置7と、洗浄用の左右一対のサイドブラシ装置8
a,8bと、ワックス塗付用のトップブラシ装置9と、
ワックス塗付用の左右一対のロッカーブラシ装置10
と、乾燥用のトップノズル装置11と、乾燥用の左右一
対のサイドノズル装置12とが備えられている。上記左
右一対のロッカーブラシ装置6,10はそれぞれ、洗車
機本体1に設けられた揺動アーム6x,10xの遊端部
に取付けられ、揺動アーム6x,10xの揺動により左
右方向へ移動自在となっている。
【0014】また上記洗車機本体1の前面には、表面に
操作パネル13を配した、マイクロコンピュータからな
る制御装置(詳細は後述する)51が設けられている。
操作パネル13には、洗車コースの設定スイッチ、車種
の設定スイッチ、スタート/ストップスイッチなどが設
けられている。
【0015】図14に示すように、上記両サイドブラシ装
置8a,8bはそれぞれ、移動体14a,14bと、各
移動体14a,14bの下部に設けられたサイドブラシ
本体15a,15bとから構成されている。図12,図13
に示すように、上記両移動体14a,14bはそれぞ
れ、複数のローラ16を介してレール17に支持案内さ
れて左右方向へ移動自在となっている。図10に示すよう
に、上記レール17は洗車機本体1の上部に設けられた
架台18に取付けられている。
【0016】また図13に示すように、上記両サイドブラ
シ本体15a,15bはそれぞれ、移動体14a,14
bに、回転軸19を中心にして回転自在に設けられてい
る。また、移動体14a,14bにはサイドブラシ本体
15a,15bを回転させる回転用モータ20が設けら
れている。
【0017】また図10に示すように、上記架台18に
は、左側のサイドブラシ装置8aを洗車機本体1の左半
分の範囲内で左右方向へ移動させる一方の移動装置21
aと、右側のサイドブラシ装置8bを洗車機本体1の右
半分の範囲内で左右方向へ移動させる他方の移動装置2
1bとが設けられている。
【0018】上記両移動装置21a,21bは、両サイ
ドブラシ装置8a,8bを洗車機本体1の中心側Aへ付
勢する左右一対のブラシ付勢手段22a,22bと、こ
れらブラシ付勢手段22a,22bに抗して両サイドブ
ラシ装置8a,8bを洗車機本体1の中心から離間する
方向Bへ移動させるブラシ駆動手段23a,23bとで
構成されている。
【0019】上記ブラシ付勢手段22a,22bはそれ
ぞれ、図14に示すように、各移動体14a,14bに連
結されたワイヤ24a,24bと、各ワイヤ24a,2
4bに吊下げられたウェイト25a,25bとで構成さ
れている。また、上記両ワイヤ24a,24bはそれぞ
れ上記架台18の左右両側部に設けられた案内輪体26
により水平方向から垂直方向へ案内されている。
【0020】上記両駆動手段23a,23bはそれぞ
れ、架台18に設けられた左右一対のスプロケット2
7,28と、これら両スプロケット27,28間に巻回
された駆動用チェン29と、いずれか一方のスプロケッ
ト27を回転させる駆動用モータ30(図12参照)と、
上記駆動用チェン29に一体的に設けられた押し部材3
1とから構成されている。図10〜図12に示すように、上
記押し部材31は、両移動体14a,14bに設けられ
た各受動部材32に当接して上記ブラシ付勢手段22
a,22bの付勢力に抗して両サイドブラシ装置8a,
8bを洗車機本体1の中心から離間する方向Bへ押し移
動させる。尚、図13に示すように、上記駆動用チェン2
9は受動部材32に形成された貫通孔33に移動自在に
貫通している。また、上記受動部材32には、押し部材
31の当接離間を検出する近接スイッチ34が設けられ
ている。
【0021】図10〜図13に示すように、上記架台18
は、左右一対のサイドフレーム37と、これら両サイド
フレーム37間を連結する連結材38とで構成されてい
る。上記レール17は両サイドフレーム37間に架設さ
れている。上記架台18は、両サイドフレーム37の前
後に設けられた複数のローラ39を介して、左右一対の
支持レール40に支持案内され、車両搬送方向Cおよび
車両搬送方向とは逆方向Dへ往復移動可能となってい
る。
【0022】上記架台18は、左右一対の架台付勢手段
41a,41bによって車両搬送方向とは逆方向Dへ移
動し、架台駆動手段42によって上記両架台付勢手段4
1a,41bの付勢力に抗し車両搬送方向Cへ移動す
る。すなわち、上記両架台付勢手段41a,41bはそ
れぞれ、架台18の両側部かつ前部に連結されたワイヤ
43と、これら両ワイヤ43に吊下げられたウェイト4
4とで構成されている。また、上記両ワイヤ43はそれ
ぞれ洗車機本体1の左右両側部に設けられた案内輪体4
5により水平方向から垂直方向へ案内されている。
【0023】また、上記架台駆動手段42は、一端が架
台18の中央部に連結されたワイヤ46と、このワイヤ
46の他端がピストンロッド47に接続されたシリンダ
装置48とから構成されている。上記シリンダ装置48
は支持ブラケット57に水平に取付けられ、左右方向に
ピストンロッド47が出退する。また、上記支持ブラケ
ット57には、上記ワイヤ46を前後方向からシリンダ
装置48のピストンロッド47の出退方向(左右方向)
へ案内する2個の案内輪体49,50が設けられてい
る。尚、上記支持ブラケット57は洗車機本体1の上部
に設けられた横フレーム材58に取付けられている。
【0024】図10において、洗車機本体1には、実線で
示したように前限位置Eまで移動した架台18を検出す
る前位の架台検出装置52と、仮想線で示したように後
限位置Fまで移動した架台18を検出する後位の架台検
出装置53とが設けられている。また、架台18には車
両2を検出する車両検出装置54が設けられている。上
記架台検出装置52,53には光電スイッチや近接スイ
ッチ,リミットスイッチなどが用いられ、車両検出装置
54には光電スイッチや超音波センサなどが用いられ
る。
【0025】また各押し部材31には前方に突出させて
マグネット60が取付けられ、このマグネット60が中
心のスプロケット28近傍に移動したことを検出する、
すなわち移動体14a,14bがスプロケット28位置
(閉限位置)にあることを検出する近接センサからなる
閉限検出装置61a,61bが設けられ、またマグネッ
ト60が両側のスプロケット27近傍に移動したことを
検出する、すなわち移動体14a,14bがスプロケッ
ト27位置(開限位置)にあることを検出する近接セン
サからなる開限検出装置62a,62bが設けられてい
る。また中心の各スプロケット28の近傍に、各スプロ
ケット28の歯を検出する近接センサからなるパルスエ
ンコーダ63a,63bが設けられている。
【0026】上記サイドブラシ装置8a,8b、および
ローラコンベヤ装置3の制御ブロックを図3に示す。図
3の制御ブロック図に示すように、制御装置51に、操
作パネル13、閉限検出装置61a,61b、開限検出
装置62a,62b、近接スイッチ34a,34b、パ
ルスエンコーダ63a,63b、車両検出装置54、前
位の架台検出装置52、後位の架台検出装置53、ロー
ラコンベヤ装置(走行モータ)3、サイドブラシ8a,
8bの回転モータ20a,20b、駆動用モータ30
a,30b、シリンダ装置48が接続されている。
【0027】制御装置51は、シーケンス部65、ロー
ラコンベヤ装置(走行モータ)3を駆動して車両2を前
進させる走行駆動部66、移動位置検出部67a,67
b、車両検出装置54、前位の架台検出装置52、およ
び後位の架台検出装置53が接続され、回転モータ20
a,20b、およびシリンダ装置48を駆動するサイド
ブラシ統括制御部68、閉限検出装置61a、開限検出
装置62a、近接スイッチ34a、および移動位置検出
部67aが接続され、駆動用モータ30aを駆動する左
サイドブラシ制御部69、および閉限検出装置61b、
開限検出装置62b、近接スイッチ34b、および移動
位置検出部67bが接続され、駆動用モータ30bを駆
動する右サイドブラシ制御部70から構成されている。
【0028】上記サイドブラシ統括制御部68、左サイ
ドブラシ制御部69、および右サイドブラシ制御部70
によりサイドブラシ本体15a,15bの左右方向およ
び前後方向の移動制御が行われる。
【0029】上記シーケンス部65は、操作パネル13
からの洗車コースなどの設定信号に応じて洗車機4全体
の動作を統括する制御部であり、走行駆動部66へ走行
指令を出力して車両2の走行を実行させ、サイドブラシ
統括制御部68へ駆動指令を出力してサイドブラシ8
a,8bによる車両2の洗浄を実行させる。
【0030】上記移動位置検出部67a,67bはそれ
ぞれ、移動体14a,14bの閉限位置からパルスエン
コーダ63a,63bのパルス信号をカウント(移動体
14a,14bが離間方向は加算、接近方向は減算)し
て、移動体14a,14bの閉限位置からの位置データ
αa,αbを検出し、左サイドブラシ制御部69と右サ
イドブラシ装置70へ出力する。
【0031】以下、サイドブラシ制御部68、左サイド
ブラシ制御部69、および右サイドブラシ制御部70の
詳細な制御動作を、サイドブラシ8a,8bにより車両
2の洗浄を行う際の洗車機全体の作用とともに、図4〜
図7のフローチャートに従って説明する。なお、図10の
実線で示すように、予め、架台18は前限位置Eで待機
して前位の架台検出装置52はオン状態にあり、さら
に、両サイドブラシ装置8a,8bは洗車機本体1の中
心から離間した側端部で待機している。
【0032】図9の仮想線に示すように、車両2は、ロ
ーラコンベヤ装置3の始端部上に乗り込んで停止した
後、操作パネル13により洗車コースなどが設定され、
スタートスイッチが操作される。
【0033】シーケンス部65は、操作パネル13から
の洗車コースなどの設定信号に応じて洗車動作を設定
し、走行駆動部66へ走行指令信号を出力し、次にサイ
ドブラシ統括制御部68へ駆動信号を出力する。走行駆
動部66は走行指令信号に応じてローラコンベヤ装置3
を駆動し、よって車両2は前進を開始する。 <車両2の前面2cの洗浄>サイドブラシ統括制御部6
8は、図4に示すように、上記駆動信号を入力すると
(ステップ−A1)、両回転用モータ20を駆動して両
サイドブラシ本体15a,15bを回転させ(ステップ
−A2)、左サイドブラシ制御部69、および右サイド
ブラシ制御部70へ車両前面洗浄待機信号を出力する
(ステップ−A3)。
【0034】左サイドブラシ制御部69は、図5に示す
ように、上記車両前面洗浄待機信号を入力すると(ステ
ップ−B1)、左サイドブラシ装置8aの駆動用モータ
30aを正回転駆動して駆動チェンを一方に回動し、押
し部材31を洗車機本体1の中心側Aへ移動させ(ステ
ップ−B2)、閉限検出装置61aが動作すると(ステ
ップ−B3)、駆動用モータ30aの回転駆動を停止す
る(ステップ−B4)。
【0035】右サイドブラシ制御部70は、図6,図7
に示すように、上記車両前面洗浄待機信号を入力すると
(ステップ−C1)、右サイドブラシ装置8bの駆動用
モータ30bを正回転駆動して駆動チェンを一方に回動
し、押し部材31を洗車機本体1の中心側Aへ移動させ
(ステップ−C2)、移動位置検出部67bの移動検出
位置αbが閉限と開限の中間位置にまで減少すると(ス
テップ−C3)、駆動用モータ30bの回転駆動を停止
する(ステップ−C4)。
【0036】これにより、図1(a)に仮想線で示すよ
うに、左サイドブラシ装置8aはウェイト25aの付勢
力によって洗車機本体1の中心側Aへ移動し、閉限位置
で停止し、右サイドブラシ装置8bはウェイト25bの
付勢力によって洗車機本体1の中心側Aへ移動し、閉限
と開限位置の中間で停止する。この際、受動部材32は
押し部材31に当接した状態で移動するため、近接スイ
ッチ34はオンされている。
【0037】そして、ローラコンベヤ装置3で搬送され
ながら両ロッカーブラシ装置6間を通過し、さらにトッ
プブラシ装置7の下方を通過した車両2の前面2cが図
1(b)に実線で示すように上記両サイドブラシ装置8
a,8bに当接した際、両サイドブラシ装置8a,8b
は車両2に押されるため、架台18が、ウェイト44の
付勢力に抗して、わずかに車両搬送方向Cへずれ、前位
の架台検出装置52が非検出状態(オフ)となる。
【0038】サイドブラシ統括制御部68は、前位の架
台検出装置52がオフとなったことを検出すると(ステ
ップ−A4)、シリンダ装置48を駆動してピストンロ
ッド47を退入させ(ステップ−A5)、左サイドブラ
シ制御部69へ車両前面洗浄開始信号を出力し(ステッ
プ−A6)、左サイドブラシ装置8aと右サイドブラシ
装置8bが互いに干渉しないように一定時間遅らせて、
右サイドブラシ制御部70へ車両前面洗浄開始信号を出
力する(ステップ−A7)。
【0039】これにより図10に仮想線で示すように、架
台18が、ウェイト44の付勢力に抗して、ワイヤ46
を介して引っ張られ、車両2の搬送速度に応じて車両搬
送方向Cへ移動し、図1(b)に仮想線で示すように、
両サイドブラシ装置8a,8bが前方から後方へ移動す
る。
【0040】左サイドブラシ制御部69は、上記車両前
面洗浄開始信号を入力すると(ステップ−B5)、左サ
イドブラシ装置8aの駆動用モータ30aを逆回転駆動
して駆動チェンを他方に回動し、押し部材31を洗車機
本体1の中心から離間する方向Bへ移動させ(ステップ
−B6)、開限検出装置62aが動作すると(ステップ
−B7)、駆動用モータ30aの回転駆動を停止する
(ステップ−B8)。
【0041】右サイドブラシ制御部70は、上記車両前
面洗浄開始信号を入力すると(ステップ−C5)、右サ
イドブラシ装置8bの駆動用モータ30bを正回転駆動
して駆動チェンを一方に回動し、押し部材31を洗車機
本体1の中心側Aへ移動させ(ステップ−C6)、閉限
検出装置61bが動作すると(ステップ−C7)、駆動
用モータ30bの回転駆動を停止する(ステップ−C
8)。続いて所定時間(数秒)後、右サイドブラシ装置
8bの駆動用モータ30bを逆回転駆動して駆動チェン
を他方に回動し、押し部材31を洗車機本体1の中心か
ら離間する方向Bへ移動させ(ステップ−C9)、開限
検出装置62bが動作すると(ステップ−C10)、駆動
用モータ30bの回転駆動を停止する(ステップ−C1
1)。
【0042】これにより、左サイドブラシ装置8aで
は、押し部材31がウェイト25aの付勢力に抗して受
動部材32を押し、図1(c)に仮想線で示すように、
左サイドブラシ装置8aが洗車機本体1の中心から離間
する方向Bへ移動し、よって車両2の前面2cのほぼ左
半分が一方のサイドブラシ装置8aで洗浄される。また
右サイドブラシ装置8aでは、図1(b)に実線で示す
ように、始めはウェイト25aの付勢力によって洗車機
本体1の中心側Aへ移動し、閉限位置で一旦停止し、続
いて押し部材31がウェイト25bの付勢力に抗して受
動部材32を押し、図1(c)に仮想線で示すように、
右サイドブラシ装置8bが洗車機本体1の中心から離間
する方向Bへ移動し、よってほぼ右半分が他方のサイド
ブラシ装置8bで洗浄される。 <車両2の側面2a,2bの洗浄>このようにして車両
2の前面2cの洗浄が終わり、架台18が前限位置Eか
ら後限位置Fまで移動すると、後位の架台検出装置53
が架台18を検出する。
【0043】サイドブラシ統括制御部68は、後位の架
台検出装置53がオンとなったことを検出すると(ステ
ップ−A8)、シリンダ装置48を駆動してピストンロ
ッド47を突出させ(ステップ−A9)、左サイドブラ
シ制御部69、および右サイドブラシ制御部70へ車両
側面洗浄開始信号を出力する(ステップ−A10)。
【0044】これにより、シリンダ装置48のピストン
ロッド47が突出するため、架台18が、ウェイト44
の付勢力により、ワイヤ43を介して引っ張られ、図1
(d)に示すように、車両搬送方向とは逆方向Dへ移動
を開始する。
【0045】左サイドブラシ制御部69は、上記車両側
面洗浄開始信号を入力すると(ステップ−B9)、左サ
イドブラシ装置8aの駆動用モータ30aを正回転駆動
して駆動チェンを一方に回動し、押し部材31を洗車機
本体1の中心側Aへ移動させ(ステップ−B10)、近接
スイッチ34aがオフとなると(ステップ−B11)、駆
動用モータ30aの回転駆動を停止し(ステップ−B1
2)、現在の移動位置検出部67aの移動検出位置αa
を記憶し(記憶した値をαaKとする)(ステップ−B
13)、続いて駆動用モータ30aを逆回転駆動して駆動
チェンを他方に回動し、押し部材31を洗車機本体1の
中心から離間する方向Bへ移動させ(ステップ−B1
4)、移動位置検出部67aの移動検出位置αaが〔α
aK+β〕(βは正の所定距離)となると(ステップ−
B15)、駆動用モータ30aの回転駆動を停止する(ス
テップ−B16)。
【0046】同様に右サイドブラシ制御部70は、上記
車両側面洗浄開始信号を入力すると(ステップ−C1
2)、右サイドブラシ装置8bの駆動用モータ30bを
正回転駆動して駆動チェンを一方に回動し、押し部材3
1を洗車機本体1の中心側Aへ移動させ(ステップ−C
13)、近接スイッチ34bが動作すると(ステップ−C
14)、駆動用モータ30bの回転駆動を停止し(ステッ
プ−C15)、現在の移動位置検出部67bの移動検出位
置αbを記憶し(記憶した値をαbKとする)(ステッ
プ−C16)、続いて駆動用モータ30bを逆回転駆動し
て駆動チェンを他方に回動し、押し部材31を洗車機本
体1の中心から離間する方向Bへ移動させ(ステップ−
C17)、移動位置検出部67bの移動検出位置αbが
〔αbK+β〕(βは正の所定距離)となると(ステッ
プ−C18)、駆動用モータ30bの回転駆動を停止する
(ステップ−C19)。
【0047】これにより、再度、両駆動用モータ30が
正回転して両駆動用チェン29が一方に回動し、両押し
部材31がそれぞれ洗車機本体1の中心側Aへ移動し、
図1(d)に仮想線で示すように、両サイドブラシ装置
8a,8bは、ウェイト25a,25bの付勢力によっ
て洗車機本体1の中心側Aへ移動し、車両2の側面2
a,2bに当接して停止するが、このままでは両サイド
ブラシ本体15a,15bが車両2側に近寄り過ぎてい
る。そして、この直後に、図14に示すように、一旦押し
部材31が受動部材32から洗車機本体1の中心側Aへ
離間し、近接スイッチ34はオフに切り換わる。これに
より、図2(a)に示すように、駆動用モータ30が所
定回転数だけ逆回転して、駆動用チェン29が他方に回
動し、押し部材31が洗車機本体1の中心から離間する
方向Bへ所定距離βだけ移動する。これにより、図15に
示すように、押し部材31は受動部材32に当接しウェ
イト25a,25bの付勢力に抗して受動部材32を押
すため、両サイドブラシ装置8a,8bが洗車機本体1
の中心から離間する方向Bへ所定距離βだけ移動する。
これにより、一側方のサイドブラシ本体15aと車両2
の一側面2aとの距離ならびに他側方のサイドブラシ本
体15bと車両2の他側面2bとの距離をそれぞれ最適
に調節することができる。
【0048】そして、車両2の搬送とともに、車両2の
両側面2a,2bが両サイドブラシ装置8a,8bで洗
浄される。この際図2(a)に示すように、車両2が架
台18の下方を通過している最中は、車両検出装置54
が車両2を検出している。
【0049】尚、車両2が洗車機本体1の中心に対して
左右いずれか一方にずれて搬送されている場合、一側方
のサイドブラシ本体15aが車両2の一側面2aに先に
当接し洗車機本体1の中心から離間する方向Bへ所定距
離βだけ移動し、わずかに遅れて他側方のサイドブラシ
本体15bが車両2の他側面2bに当接し洗車機本体1
の中心から離間する方向Bへ所定距離βだけ移動する。
このように、車両2が左右いずれかにずれていても、そ
れぞれのサイドブラシ本体15a,15bと車両2の側
面2a,2bとの距離を最適に調節することができる。
【0050】このように、両サイドブラシ装置8a,8
bを個別に左右方向へ移動させることによって、車両2
が多少左右方向へずれた状態で搬送されていても、両サ
イドブラシ装置8a,8bで車両2の両側面2a,2b
を十分に、しかも車両2を損傷することなく洗浄するこ
とができる。 <車両2の後面2dの洗浄>車両2の両側面2a,2b
の洗浄が終わり、架台18が後限位置Fから前限位置E
まで移動すると、前位の架台検出装置52が架台18を
検出する。そして、図2(b)に実線で示すように、車
両2が架台18の下方を通過すると、車両検出装置54
がオフとなり、車両2の後端の位置が検知される。
【0051】サイドブラシ統括制御部68は、前位の架
台検出装置52がオンとなったことを検出し(ステップ
−A11)、車両検出装置54がオフとなったことを検出
すると(ステップ−A12)、シリンダ装置48を駆動し
てピストンロッド47を退入させ(ステップ−A13)、
左サイドブラシ制御部69、および右サイドブラシ制御
部70へ車両後面洗浄開始信号を出力する(ステップ−
A14)。
【0052】これにより、シリンダ装置48のピストン
ロッド47が退入し、架台18が、ウェイト44の付勢
力に抗しながらワイヤ46を介して引っ張られ、図2
(b)に仮想線で示すように車両2の後端の位置と搬送
速度とに応じて車両搬送方向Cへ移動する。
【0053】左サイドブラシ制御部69は、上記車両後
面洗浄開始信号を入力すると(ステップ−B17)、左サ
イドブラシ装置8aの駆動用モータ30aを正回転駆動
して駆動チェンを一方に回動し、押し部材31を洗車機
本体1の中心側Aへ移動させ(ステップ−B18)、閉限
検出装置61aが動作すると(ステップ−B19)、駆動
用モータ30aの回転駆動を一旦停止する(ステップ−
B20)。続いて所定時間(数秒)後、左サイドブラシ装
置8aの駆動用モータ30aを逆回転駆動して駆動チェ
ンを他方に回動し、押し部材31を洗車機本体1の中心
から離間する方向Bへ移動させ(ステップ−B21)、左
サイドブラシ装置8aと右サイドブラシ装置8bが互い
に干渉しないように一定時間遅らせて、右サイドブラシ
制御部70へ移動開始信号を出力し(ステップ−B2
2)、開限検出装置62aが動作すると(ステップ−B2
3)、駆動用モータ30aの回転駆動を停止する(ステ
ップ−B24)。
【0054】右サイドブラシ制御部70は、上記車両後
面洗浄開始信号を入力すると(ステップ−C20)、右サ
イドブラシ装置8bの駆動用モータ30bを正回転駆動
して駆動チェンを一方に回動し、押し部材31を洗車機
本体1の中心側Aへ移動させ(ステップ−C21)、移動
位置検出部67bの移動検出位置αbが閉限と開限の中
間位置にまで減少すると(ステップ−C22)、駆動用モ
ータ30bの回転駆動を一旦停止する(ステップ−C2
3)。そして、左サイドブラシ制御部69より移動開始
信号を入力すると(ステップ−C24)、右サイドブラシ
装置8bの駆動用モータ30bを正回転駆動して駆動チ
ェンを一方に回動し、押し部材31を洗車機本体1の中
心側Aへ移動させ(ステップ−C25)、閉限検出装置6
1bが動作すると(ステップ−C26)、駆動用モータ3
0bの回転駆動を停止する(ステップ−C27)。続いて
所定時間(数秒)後、右サイドブラシ装置8bの駆動用
モータ30bを逆回転駆動して駆動チェンを他方に回動
し、押し部材31を洗車機本体1の中心から離間する方
向Bへ移動させ(ステップ−C28)、開限検出装置62
bが動作すると(ステップ−C29)、駆動用モータ30
bの回転駆動を停止する(ステップ−C30)。
【0055】これにより、図2(b)に仮想線で示すよ
うに、左サイドブラシ装置8aはウェイト25aの付勢
力によって洗車機本体1の中心側Aへ移動し、閉限位置
で停止し、続いて押し部材31がウェイト25aの付勢
力に抗して受動部材32を押し、図2(c)に実線で示
すように、左サイドブラシ装置8aが洗車機本体1の中
心から離間する方向Bへ移動し、よって車両2の後面2
dのほぼ左半分が一方のサイドブラシ装置8aで洗浄さ
れる。
【0056】また右サイドブラシ装置8bは、図2
(b)に仮想線で示すように、ウェイト25bの付勢力
によって洗車機本体1の中心側Aへ移動し、閉限と開限
位置の中間で停止し、さらに図2(c)に実線で示すよ
うに、左サイドブラシ装置8aの移動に一定時間遅れて
互いに干渉しないようにウェイト25aの付勢力によっ
て洗車機本体1の中心側Aへ移動し、閉限位置で一旦停
止し、続いて押し部材31がウェイト25bの付勢力に
抗して受動部材32を押し、図2(d)に実線で示すよ
うに、右サイドブラシ装置8bが洗車機本体1の中心か
ら離間する方向Bへ移動し、よって車両2の後面2dの
ほぼ右半分が他方のサイドブラシ装置8bで洗浄され
る。
【0057】このように、両サイドブラシ装置8a,8
bは搬送される車両2を追い掛けながら車両2の後面2
dを洗浄する。そして、架台18が前限位置Eから後限
位置Fまで移動すると、後位の架台検出装置53が架台
18を検出する。
【0058】サイドブラシ統括制御部68は、後位の架
台検出装置53がオンとなったことを検出すると(ステ
ップ−A15)、シリンダ装置48を駆動してピストンロ
ッド47を突出させ(ステップ−A16)、両回転用モー
タ20を停止させてサイドブラシ本体15a,15bの
回転を停止させ(ステップ−A17)、終了する。
【0059】これにより、シリンダ装置48のピストン
ロッド47が突出するため、架台18が、ウェイト44
の付勢力により、ワイヤ43を介して引っ張られ、車両
搬送方向とは逆方向Dへ移動し、架台18は前限位置へ
戻り、またサイドブラシ本体15a,15bの回転が停
止する。これにより、両サイドブラシ装置8a,8bに
より車両2の洗浄が終了する。
【0060】その後、図9に示すように、車両2は、さ
らに、ワックス塗付用のトップブラシ装置9とロッカー
ブラシ装置10とによりワックスを塗付され、乾燥用の
トップノズル装置11とサイドノズル装置12とにより
乾燥され、その後、両ローラコンベヤ装置3の終端部ま
で搬送される。そして、車両2を走行させて両ローラコ
ンベヤ装置3の終端部から出て行く。
【0061】このように、車両2の前面2cおよび後面
2dを洗浄する際、架台18を車両2に追従させて移動
させることにより、ローラコンベヤ装置3(車両2)を
停止させることなく洗浄を実行でき、洗浄時間が延びる
ことを防止でき、さらに一方のサイドブラシ装置8aと
他方のサイドブラシ装置8bを交互に駆動することによ
り、中心位置まで洗い残しなく洗浄することができる。
また、車両2が傾いて載置された場合にも、洗い残しな
く洗浄することができる。すなわち、図16に示すよう
に、車両2の搬送に合わせて架台18を追従させ、サイ
ドブラシ装置8aと他方のサイドブラシ装置8bを一緒
に中心から離間する方向Bに駆動すると、他方のサイド
ブラシ装置8bによる洗い残し部分Zが発生する。
【0062】また他方のサイドブラシ装置8bは、車両
2の前後面の残り半分の中間位置にて待機していること
から、他方のサイドブラシ装置8bによる洗浄開始に際
し、車両2の中心位置への移動が早くなり、洗浄するの
に要する時間を短縮できる。また一方のサイドブラシ装
置8aと他方のサイドブラシ装置8bが互いに干渉しな
いように駆動されることにより、各サイドブラシ装置8
a,8bはそれぞれ十分な接触圧を得ながら車両2を洗
浄することができる。
【0063】また、洗車機本体1のほぼ左半分の範囲を
左右に往復移動するとともに、他側方のサイドブラシ装
置8bが洗車機本体1のほぼ右半分の範囲を左右に往復
移動するため、車両2が左右方向にずれていても十分に
洗浄することができ、さらに従来の形式に比べて各サイ
ドブラシ装置8a,8bの左右方向への移動距離を短く
できる。
【0064】なお、上記実施の形態では、サイドブラシ
装置8a,8bによる車両2の前後面2c,2dの洗浄
時に、他方のサイドブラシ装置8bは待機位置より一方
のサイドブラシ装置8aの移動から遅れて移動を開始さ
せているが、他方のサイドブラシ装置8bの待機位置に
おいて、サイドブラシ装置8a,8bが互いに十分に干
渉しないときは、同時に移動させるようにしてもよい。
【0065】また上記実施の形態では、図14に示すよう
に、押し部材31の当接離間を検出する検出装置として
近接スイッチ34を用いたが、リミットスイッチや光電
スイッチを用いてもよい。
【0066】また上記実施の形態では、図10に示すよう
に、シリンダ装置48を用いて架台18を車両搬送方向
Cへ移動させているが、モータを用いてもよい。また、
ウェイト44による架台付勢手段41a,41bを用い
て架台18を車両搬送方向とは逆方向Dへ移動させてい
るが、付勢手段の代わりにシリンダ装置やモータを用い
てもよい。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車両の後
面を洗浄する際、一方のサイドブラシ装置と他方のサイ
ドブラシ装置が交互に干渉することなく左右に駆動させ
ることにより、それぞれ十分な接触圧を得ながら、中心
位置まで洗い残しなく十分に洗浄することができ、さら
に車両が左右にずれて、または傾いて載置された場合に
も、洗い残しなく洗浄することができる。また、他方の
サイドブラシ装置による洗浄開始に際し、他方のサイド
ブラシ装置は、開限位置と閉限位置の中間位置に移動し
ていることにより、閉限位置から後面を洗浄するのに要
する時間を短縮できる。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における洗車機において、
車両を洗浄する際の、両サイドブラシ装置と架台との動
作を示す概略平面図である。
【図2】同洗車機において、車両洗浄する際の、両サイ
ドブラシ装置と架台との動作を示す概略平面図である。
【図3】同洗車機の制御装置のブロック図である。
【図4】同洗車機の制御装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】同洗車機の制御装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図6】同洗車機の制御装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図7】同洗車機の制御装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図8】同洗車機の一部切欠き平面図である。
【図9】同洗車機の一部切欠き側面図である。
【図10】同洗車機の架台およびその周辺の平面図であ
る。
【図11】同洗車機の架台の一部拡大平面図である。
【図12】同洗車機の一方のサイドブラシ装置の上部の正
面図である。
【図13】同洗車機の一方のサイドブラシ装置の上部の側
面図である。
【図14】同洗車機の両サイドブラシ装置と移動装置との
概略正面図である。
【図15】同洗車機の両サイドブラシ装置の動作を示す概
略正面図である。
【図16】同洗車機の車両の後面を洗浄する際の、両サイ
ドブラシ装置と架台との動作を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体 2 車両 3 ローラコンベヤ装置 4 洗車機 8a,8b サイドブラシ装置 14a,14b 移動体 15a,15b サイドブラシ本体 18 架台 20a,20b サイドブラシ本体回転用モータ 30a,30b 移動体駆動用モータ 34a,34b 近接スイッチ 48 シリンダ装置 51 制御装置 52 前位架台検出装置 53 後位架台検出装置 54 車両検出装置 61a,61b 閉限検出装置 62a,62b 開限検出装置 63a,63b パルスエンコーダ A 洗車機本体の中心への方向 B 洗車機本体の中心から離間する方向 C 車両搬送方向 D 車両搬送方向の逆方向 E 架台の前限位置 F 架台の後限位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 3/00 - 3/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 据置型の洗車機本体と、車両を前方から
    前記洗車機本体内に搬入するとともに洗車機本体内から
    後方へ搬出する搬送手段を備え、前記洗車機本体に、車
    両搬送方向と車両搬送方向の逆方向とに往復移動自在
    で、車両の幅方向へ個別に移動自在な左右一対のサイド
    ブラシ装置を設けた洗車機の洗車方法であって、 前記車両を搬送手段により搬送しながら車両の後面を前
    記サイドブラシ装置により洗浄するとき、 前記両サイドブラシ装置を車両搬送方向に移動させなが
    ら、一方のサイドブラシ装置をこの一方のサイドブラシ
    装置の閉限位置へ移動させるとともに、他方のサイドブ
    ラシ装置をこの他方のサイドブラシ装置の開限位置と閉
    限位置の中間位置まで移動させ続いて 一方のサイドブラシ装置をこの一方のサイドブラ
    シ装置の前記閉限位置から開限位置へ移動させて車両の
    後面の半分を洗浄するとともに、前記他方のサイドブラ
    シ装置をこの他方のサイドブラシ装置の前記中間位置か
    ら前記閉限位置まで移動させ、 続いて他方のサイドブラシ装置をこの他方のサイドブラ
    シ装置の前記閉限位置から前記開限位置へ 移動させて車
    両の後面の残り半分を洗浄することを特徴とする洗車機
    の洗車方法。
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