JPH05169A - 消火装置 - Google Patents
消火装置Info
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- JPH05169A JPH05169A JP91274391A JP27439191A JPH05169A JP H05169 A JPH05169 A JP H05169A JP 91274391 A JP91274391 A JP 91274391A JP 27439191 A JP27439191 A JP 27439191A JP H05169 A JPH05169 A JP H05169A
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- chemical liquid
- fire
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- opening
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A62—LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
- A62C—FIRE-FIGHTING
- A62C3/00—Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places
- A62C3/06—Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places of highly inflammable material, e.g. light metals, petroleum products
Abstract
(57)【要約】
【目的】オゾン層破壊などの副作用のあるガスによるこ
となく強力な消火作用をもつとともに消火対象およびそ
れを収容する室内の汚染及び室内の酸欠状態を生ずるこ
となく、かつ運転維費コストを低く抑える。 【構成】引火性薬液5を容れる洗浄槽4の液面に発生す
る炎を検知信号に応答して空気の侵入を阻止するように
不燃性ガスを噴射するノズル6と、洗浄槽4の底部に取
り付けられ前記検知信号に応答してその弁座を開き引火
性薬液5を洗浄槽4より排出するバルブ14と、排出さ
れた引火性薬液5を一時的に蓄える予備槽21と、この
蓄えられた前記薬液を水を供給して希釈化するとともに
冷却する給水装置13とを備え、不燃性ガスの噴射によ
って空気の供給を断ち火災の拡大を防止するとともに鎮
火を促進させ、水で希釈化及び冷却することによって引
火点を高めて鎮火させる。
となく強力な消火作用をもつとともに消火対象およびそ
れを収容する室内の汚染及び室内の酸欠状態を生ずるこ
となく、かつ運転維費コストを低く抑える。 【構成】引火性薬液5を容れる洗浄槽4の液面に発生す
る炎を検知信号に応答して空気の侵入を阻止するように
不燃性ガスを噴射するノズル6と、洗浄槽4の底部に取
り付けられ前記検知信号に応答してその弁座を開き引火
性薬液5を洗浄槽4より排出するバルブ14と、排出さ
れた引火性薬液5を一時的に蓄える予備槽21と、この
蓄えられた前記薬液を水を供給して希釈化するとともに
冷却する給水装置13とを備え、不燃性ガスの噴射によ
って空気の供給を断ち火災の拡大を防止するとともに鎮
火を促進させ、水で希釈化及び冷却することによって引
火点を高めて鎮火させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬液の取扱いが行われ
る一方消防車などの立入が困難な室内、例えば、クリー
ンルーム、実験室あるいは製造部品の薬液処理室などに
配置される引火性薬液槽に付設される消火装置に関す
る。
る一方消防車などの立入が困難な室内、例えば、クリー
ンルーム、実験室あるいは製造部品の薬液処理室などに
配置される引火性薬液槽に付設される消火装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子部品、特に半導体装置のように精密
な加工を要求する電子部品を製造する設備は、クリーン
ルームなど空気清浄度の高い密室に配置される。それら
設備には、露光装置や拡散設備や薬液処理槽が含まれ
る。これら設備の中で、火災を起し易い設備は薬液処理
槽である。とくに薬液処理槽の一つである洗浄用の薬液
槽は火災を起し易い。なぜならば、この槽は、例えば、
イソプロアルコールのような可燃性の薬液を蓄えている
からである。
な加工を要求する電子部品を製造する設備は、クリーン
ルームなど空気清浄度の高い密室に配置される。それら
設備には、露光装置や拡散設備や薬液処理槽が含まれ
る。これら設備の中で、火災を起し易い設備は薬液処理
槽である。とくに薬液処理槽の一つである洗浄用の薬液
槽は火災を起し易い。なぜならば、この槽は、例えば、
イソプロアルコールのような可燃性の薬液を蓄えている
からである。
【0003】一般に、この種の薬液処理設備は種々の薬
液をそれぞれを容れ一方向に並べて配置した多数の槽
と、処理すべき部品を積載しこれら槽の上を走行する被
処理物を運搬用のキャリアとで構成されている。従っ
て、一つの槽で火災を起すと、他の槽に飛火して延焼
し、ついには建物まで焼失する危険がある。
液をそれぞれを容れ一方向に並べて配置した多数の槽
と、処理すべき部品を積載しこれら槽の上を走行する被
処理物を運搬用のキャリアとで構成されている。従っ
て、一つの槽で火災を起すと、他の槽に飛火して延焼
し、ついには建物まで焼失する危険がある。
【0004】このような引火性薬液の槽に対する消火設
備としては、消火時に起る汚染あるいは破壊を最小限に
抑えるように空気流入を遮断する消火剤である不燃性ガ
スを噴射する方式のものが採用されてきた。
備としては、消火時に起る汚染あるいは破壊を最小限に
抑えるように空気流入を遮断する消火剤である不燃性ガ
スを噴射する方式のものが採用されてきた。
【0005】図3は従来の一例を示す消火装置の系統図
である。この消火装置は処理槽3からキャリアで運搬さ
れた被洗浄物1及び収納ケースであるマガジンケース2
を洗浄する洗浄槽に適用した例である。
である。この消火装置は処理槽3からキャリアで運搬さ
れた被洗浄物1及び収納ケースであるマガジンケース2
を洗浄する洗浄槽に適用した例である。
【0006】この消化装置は、図3に示すように、洗浄
槽4に容れられる薬液5より発生する火炎を検知し検知
信号を発生する光センサ8と、この検知信号を入力し応
答信号を発声する制御回路9と、この制御回路9の応答
信号で弁座を開くバルブ10と、このバルブ10と接続
し不燃性ガスを供給するボンベ11と、ボンベ11に配
管7を介して接続されボンベ11から供給される不燃性
ガスを薬液5の液面に噴射するノズル6を有していた。
槽4に容れられる薬液5より発生する火炎を検知し検知
信号を発生する光センサ8と、この検知信号を入力し応
答信号を発声する制御回路9と、この制御回路9の応答
信号で弁座を開くバルブ10と、このバルブ10と接続
し不燃性ガスを供給するボンベ11と、ボンベ11に配
管7を介して接続されボンベ11から供給される不燃性
ガスを薬液5の液面に噴射するノズル6を有していた。
【0007】次に、この消化装置の動作を説明する。ま
ず、何らかの原因で薬液5が引火したとすると、光セン
サは炎を検知し検知信号を発生する。この検知信号に応
答して制御回路9は応答信号をバルブ10に供給し、バ
ルブ10が開きノズル6から鵜粘性ガスが薬液面に噴射
される。この不燃性ガスの噴射により噴射領域内に侵入
しようと空気が阻止され、液面の火炎は酸素の供給が断
たれて消える。
ず、何らかの原因で薬液5が引火したとすると、光セン
サは炎を検知し検知信号を発生する。この検知信号に応
答して制御回路9は応答信号をバルブ10に供給し、バ
ルブ10が開きノズル6から鵜粘性ガスが薬液面に噴射
される。この不燃性ガスの噴射により噴射領域内に侵入
しようと空気が阻止され、液面の火炎は酸素の供給が断
たれて消える。
【0008】この消火装置に使用される不燃性ガスとし
ては当初は炭酸ガスが用いられいたが、この炭酸ガスは
空気流入を阻止して火災連鎖反応を防止することができ
るがそれ自身は消化作用がない。従って、炭酸ガスで完
全に鎮火するには多量の炭酸ガスを噴射する必要があ
る。しかし、クリーンルームのような閉鎖された室内で
は、酸欠状態を引起し、室内にいる作業者を窒息死に至
らしめる危険がある。
ては当初は炭酸ガスが用いられいたが、この炭酸ガスは
空気流入を阻止して火災連鎖反応を防止することができ
るがそれ自身は消化作用がない。従って、炭酸ガスで完
全に鎮火するには多量の炭酸ガスを噴射する必要があ
る。しかし、クリーンルームのような閉鎖された室内で
は、酸欠状態を引起し、室内にいる作業者を窒息死に至
らしめる危険がある。
【0009】最近ではこの炭酸ガスの代りにハロゲン化
炭化水素〔DuPont社の商標「ハロン」(Halo
n)〕が用いられてるようになった。このハロンには次
の特徴がある。
炭化水素〔DuPont社の商標「ハロン」(Halo
n)〕が用いられてるようになった。このハロンには次
の特徴がある。
【0010】1.化学的負触媒効果、すなわち燃焼連鎖
反応を止める作用が大きく、焼抑制作用が大きいこと
(消火のためのガス所要量は炭酸ガスのほぼ3分の1) 2.電気の不良導体であること。
反応を止める作用が大きく、焼抑制作用が大きいこと
(消火のためのガス所要量は炭酸ガスのほぼ3分の1) 2.電気の不良導体であること。
【0011】3.金属との化学反応を生じないので、消
火時のガス放出に伴なう金属の汚損がほとんどないこ
と。
火時のガス放出に伴なう金属の汚損がほとんどないこ
と。
【0012】4.人畜無害であること。
【0013】5.化学的にきわめて安定で、他の消火剤
に通常必要とされる定期交換が不要であること。
に通常必要とされる定期交換が不要であること。
【0014】このような特徴をもつハロンを比べて大幅
に減じている。また、上記特徴3に挙げた低汚染性を生
かして、この消火装置は電子部品の洗浄用の槽だけでは
なく、エッチング及び表面加工処理を行なう処理槽に広
く適用されるようになった。
に減じている。また、上記特徴3に挙げた低汚染性を生
かして、この消火装置は電子部品の洗浄用の槽だけでは
なく、エッチング及び表面加工処理を行なう処理槽に広
く適用されるようになった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このハ
ロンは高価であるので所要量が少量でもコストが高い。
また、ハロゲン化炭化水素であるので、高温で熱分解し
たとき、フッ化物を発生し、このフッ化物が地上のオゾ
ン層を破壊し地球環境を害なう。そのために去る198
9年11月開催のモントリオール議定書改正作業部会に
おいて、この物質の使用を西暦2000年までに全廃す
ることが決議されるに至った。このため今後このハロン
が消火剤として使用できないという問題がある。
ロンは高価であるので所要量が少量でもコストが高い。
また、ハロゲン化炭化水素であるので、高温で熱分解し
たとき、フッ化物を発生し、このフッ化物が地上のオゾ
ン層を破壊し地球環境を害なう。そのために去る198
9年11月開催のモントリオール議定書改正作業部会に
おいて、この物質の使用を西暦2000年までに全廃す
ることが決議されるに至った。このため今後このハロン
が消火剤として使用できないという問題がある。
【0016】本発明の目的は、オゾン層破壊などの副作
用のあるガスによることなく強力な消火作用をもつとと
もに消火対象およびそれを収容する室内の汚染及び室内
の酸欠状態を生ずることなく、かつ運転維費コストを低
く抑えた消火装置を提供することである。
用のあるガスによることなく強力な消火作用をもつとと
もに消火対象およびそれを収容する室内の汚染及び室内
の酸欠状態を生ずることなく、かつ運転維費コストを低
く抑えた消火装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の消火装置
は、気密性の高い閉鎖空間の内部に配置され引火性薬液
を容れた薬液槽の表面に生じた炎を検知して検知信号を
生ずる検知手段と、この検知信号に応答して不燃性ガス
を前記薬液の液面に向けて噴射する噴射ノズルと、前記
検知信号に応答して前記薬液槽から前記薬液を排出して
一時的に溜める予備槽と、前記検知信号に応答してこの
予備槽に水を供給し前記薬液を希釈化するとともに冷却
する給水装置と、前記予備槽内の薬液の蒸発成分を前記
閉鎖空間から排出する配管とを備えている。
は、気密性の高い閉鎖空間の内部に配置され引火性薬液
を容れた薬液槽の表面に生じた炎を検知して検知信号を
生ずる検知手段と、この検知信号に応答して不燃性ガス
を前記薬液の液面に向けて噴射する噴射ノズルと、前記
検知信号に応答して前記薬液槽から前記薬液を排出して
一時的に溜める予備槽と、前記検知信号に応答してこの
予備槽に水を供給し前記薬液を希釈化するとともに冷却
する給水装置と、前記予備槽内の薬液の蒸発成分を前記
閉鎖空間から排出する配管とを備えている。
【0018】本発明の第2の消火装置は、上記第1の消
火装置に加えて前記薬液槽の開口と密着状態を保って長
尺方向に摺動できる帯状の不燃性材料から成り前記長手
方向の片方の半分に前記開口と同程度の大きさの穴をも
ち前記開口に密着して配置されたシャッタ部材と、この
シャッタ部材を平常時には前記片方の半分が前記開口に
位置する状態を保持し前記検知信号に応答して他方の半
分が前記開口に位置するように駆動する手段とを備えて
いる。
火装置に加えて前記薬液槽の開口と密着状態を保って長
尺方向に摺動できる帯状の不燃性材料から成り前記長手
方向の片方の半分に前記開口と同程度の大きさの穴をも
ち前記開口に密着して配置されたシャッタ部材と、この
シャッタ部材を平常時には前記片方の半分が前記開口に
位置する状態を保持し前記検知信号に応答して他方の半
分が前記開口に位置するように駆動する手段とを備えて
いる。
【0019】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0020】図1は本発明の第1の実施例を示す消火装
置の系統図である。この消化装置は、図1に示すよう
に、薬液5を容れた洗浄槽4と、この洗浄槽4の底部に
取付けられるバルブ14と、洗浄槽4の上部を水平方向
に走行するキャリア1aとを備える。バルブ14の出口
は配管18を介してこの洗浄槽4から排出される薬液を
貯える予備槽21に接続される。予備槽21には遮断バ
ルブ15を経て水を供給する給水装置13が接続されて
いる。一方、洗浄槽4の上には、ボンベ11からバルブ
10を通じて供給される炭酸ガスを薬液面に放射状に噴
射するノズル6が配置され、洗浄槽4の斜め上方には上
記薬液面の発炎を検知する光センサ8が配置されてい
る。
置の系統図である。この消化装置は、図1に示すよう
に、薬液5を容れた洗浄槽4と、この洗浄槽4の底部に
取付けられるバルブ14と、洗浄槽4の上部を水平方向
に走行するキャリア1aとを備える。バルブ14の出口
は配管18を介してこの洗浄槽4から排出される薬液を
貯える予備槽21に接続される。予備槽21には遮断バ
ルブ15を経て水を供給する給水装置13が接続されて
いる。一方、洗浄槽4の上には、ボンベ11からバルブ
10を通じて供給される炭酸ガスを薬液面に放射状に噴
射するノズル6が配置され、洗浄槽4の斜め上方には上
記薬液面の発炎を検知する光センサ8が配置されてい
る。
【0021】光センサ8からの検知信号Aは制御回路9
aに供給され、この制御回路9aは前記薬液排出制御用
のバルブ14およびノズル6への不燃性ガスの供給を制
御する遮断バルブ10、水供給制御用の遮断バルブ15
の開閉をそれぞれ制御する信号B、CおよびDを発生す
る。
aに供給され、この制御回路9aは前記薬液排出制御用
のバルブ14およびノズル6への不燃性ガスの供給を制
御する遮断バルブ10、水供給制御用の遮断バルブ15
の開閉をそれぞれ制御する信号B、CおよびDを発生す
る。
【0022】ここで、予備槽21に予め水を容れておく
ことにより、洗浄槽4からバルブ14を経て排出される
薬液をより早く希釈化することができる。また、火災に
よって温度上昇した薬液を早く冷却することができる。
この目的に合致しただけの量の水が予備槽21にあるか
否かをあらかじめモニターするために、予備槽21には
液面を検出するセンサ17が備えられている。このセン
サ17からの信号により予備槽21の中の水位は常に一
定に得られている。所定のレベルより水位が低ければ、
信号Eが発生せず、その結果、制御回路9aは信号Dを
発生し、遮断バルブ15を開き、水を予備槽21に供給
する。火災発生時には、光センサ8からの信号によりこ
のセンサ17の出力信号Eは無効となり、遮断バルブ1
5は開いたままになり、水は供給され続ける。
ことにより、洗浄槽4からバルブ14を経て排出される
薬液をより早く希釈化することができる。また、火災に
よって温度上昇した薬液を早く冷却することができる。
この目的に合致しただけの量の水が予備槽21にあるか
否かをあらかじめモニターするために、予備槽21には
液面を検出するセンサ17が備えられている。このセン
サ17からの信号により予備槽21の中の水位は常に一
定に得られている。所定のレベルより水位が低ければ、
信号Eが発生せず、その結果、制御回路9aは信号Dを
発生し、遮断バルブ15を開き、水を予備槽21に供給
する。火災発生時には、光センサ8からの信号によりこ
のセンサ17の出力信号Eは無効となり、遮断バルブ1
5は開いたままになり、水は供給され続ける。
【0023】また、この予備槽21に設けられた液面レ
ベルの上限を検知するセンサ16は、予備槽21の液面
レベルが排気管20の開口を超えないように上記水の供
給を止めるためのセンサ出力Fを発生し制御回路9aに
供給する。配管18は、洗浄槽4からの薬液の水による
希釈化を容易にするためにその下端が予備槽21の底面
近くまで延びるように配置する。薬液の希釈化をさらに
促進させる必要がある場合は、窒素ガスバブラーをとり
つける。
ベルの上限を検知するセンサ16は、予備槽21の液面
レベルが排気管20の開口を超えないように上記水の供
給を止めるためのセンサ出力Fを発生し制御回路9aに
供給する。配管18は、洗浄槽4からの薬液の水による
希釈化を容易にするためにその下端が予備槽21の底面
近くまで延びるように配置する。薬液の希釈化をさらに
促進させる必要がある場合は、窒素ガスバブラーをとり
つける。
【0024】次に、この消火装置の動作を説明する。何
らかの原因で薬液5が引火し炎が生ずると、光センサ8
は検知信号Aを発生し制御回路9aに供給する。この信
号Aに応答して制御回路9aが発生した上記信号B、C
及びDがバルブ14、10および15をそれぞれ開き、
その結果、洗浄槽4の薬液5が排出され、ボンベ11か
らの炭酸ガスがノズル6から放出され、給水装置13か
らの水が予備槽21に導入される。ノズル6からの炭酸
ガスの噴射は、この消火装置の設置された作業室の容積
に応じて定まる所定時間の経過後停止する。すなわち、
室内の炭酸ガス濃度が作業者を呼吸困難にする8%を超
えないように炭酸ガスの噴射を止める。開いたバルブ1
4を経て予備槽21に排出された薬液は、この予備槽2
1において給水装置13からの水により希釈化されると
ともに冷却され鎮火が促進される。予備槽21の液面レ
ベルが上昇し、センサ16が液面検知信号Fを発生し制
御回路9aに供給すると、信号Dがoffとなり遮断バ
ルブ15が閉じて水の供給が止まる。
らかの原因で薬液5が引火し炎が生ずると、光センサ8
は検知信号Aを発生し制御回路9aに供給する。この信
号Aに応答して制御回路9aが発生した上記信号B、C
及びDがバルブ14、10および15をそれぞれ開き、
その結果、洗浄槽4の薬液5が排出され、ボンベ11か
らの炭酸ガスがノズル6から放出され、給水装置13か
らの水が予備槽21に導入される。ノズル6からの炭酸
ガスの噴射は、この消火装置の設置された作業室の容積
に応じて定まる所定時間の経過後停止する。すなわち、
室内の炭酸ガス濃度が作業者を呼吸困難にする8%を超
えないように炭酸ガスの噴射を止める。開いたバルブ1
4を経て予備槽21に排出された薬液は、この予備槽2
1において給水装置13からの水により希釈化されると
ともに冷却され鎮火が促進される。予備槽21の液面レ
ベルが上昇し、センサ16が液面検知信号Fを発生し制
御回路9aに供給すると、信号Dがoffとなり遮断バ
ルブ15が閉じて水の供給が止まる。
【0025】鎮火により炎が消えたことを光センサ8が
検知すると検知信号Aがoffとなり、それに応答して
制御回路9aが信号Gにより排水用の配管19のバルブ
20を開き予備槽21の希釈化薬液を屋外に排出する。
この段階においてこの希釈化薬液は人畜無害な濃度まで
希釈化してある。上記排水の完了後、リセット信号によ
り信号Gをoffし、それに応答してバルブ20が閉
じ、引続きバルブ15が開いて予備槽21に再び水を導
入する。
検知すると検知信号Aがoffとなり、それに応答して
制御回路9aが信号Gにより排水用の配管19のバルブ
20を開き予備槽21の希釈化薬液を屋外に排出する。
この段階においてこの希釈化薬液は人畜無害な濃度まで
希釈化してある。上記排水の完了後、リセット信号によ
り信号Gをoffし、それに応答してバルブ20が閉
じ、引続きバルブ15が開いて予備槽21に再び水を導
入する。
【0026】上述のとおり本発明の消火装置は、引火直
後の初期段階で炭酸ガスを火炎に向けて噴射することに
より炭酸ガス所要量を抑えること、引火した薬液を排出
し水で希釈化するとともに冷却して薬液の引火点を高め
ること、薬液を人畜無害な濃度まで希釈化して屋外に排
出することを特徴とする。また、消火用の炭酸ガスの所
要量は少量に抑えられるので室内および装置の汚染や作
業者を酸欠状態にすることも避けられる。消火用ガスの
コストもハロンに比べ大幅に低減できる。
後の初期段階で炭酸ガスを火炎に向けて噴射することに
より炭酸ガス所要量を抑えること、引火した薬液を排出
し水で希釈化するとともに冷却して薬液の引火点を高め
ること、薬液を人畜無害な濃度まで希釈化して屋外に排
出することを特徴とする。また、消火用の炭酸ガスの所
要量は少量に抑えられるので室内および装置の汚染や作
業者を酸欠状態にすることも避けられる。消火用ガスの
コストもハロンに比べ大幅に低減できる。
【0027】なお、この発明の実施例における薬液の希
釈化の度合は薬液の引火点によって異なるが、 イソプ
ロアルコールと、 イソプロアルコール及びメチルエチ
ルケトンとの1対1混合液からなる薬液とを例をとる
と、 については液温が常温(25°C)のとき濃度が
30パーセント以下、 については液温が同じ常温のと
き、濃度9パーセントで十分であることを確認した。
釈化の度合は薬液の引火点によって異なるが、 イソプ
ロアルコールと、 イソプロアルコール及びメチルエチ
ルケトンとの1対1混合液からなる薬液とを例をとる
と、 については液温が常温(25°C)のとき濃度が
30パーセント以下、 については液温が同じ常温のと
き、濃度9パーセントで十分であることを確認した。
【0028】また、この実施例における希釈化・冷却用
の水の供給量も廃液の種類によって異なるが、室温にお
ける実験によると洗浄槽4の容量の約3〜7倍程度で十
分である。しかし毒性のある薬液を対象としその薬液を
人畜無害な濃度まで希釈化する必要がある場合は上記の
容量より多くなるが、この場合は予備槽を二重槽または
二つの槽で構成するなどの対策をとることができる。
の水の供給量も廃液の種類によって異なるが、室温にお
ける実験によると洗浄槽4の容量の約3〜7倍程度で十
分である。しかし毒性のある薬液を対象としその薬液を
人畜無害な濃度まで希釈化する必要がある場合は上記の
容量より多くなるが、この場合は予備槽を二重槽または
二つの槽で構成するなどの対策をとることができる。
【0029】次に、消火対象がアルキベンゼンを主成分
とする薬液である場合は、引火点は高いものの一旦引火
すると多量の煙を発生する。この煙は人体に有害である
ばかりでなく電子部品およびその装置を汚染する。従っ
て、このような薬液を対象とする消化装置については火
災検知とともに薬液槽の開口を塞ぐ蓋部材を併せ備える
ことが好ましい。しかし、この蓋部材は槽の上に配置さ
れる上述のキャリア1aの動作と干渉しない機構でなけ
ればならない。
とする薬液である場合は、引火点は高いものの一旦引火
すると多量の煙を発生する。この煙は人体に有害である
ばかりでなく電子部品およびその装置を汚染する。従っ
て、このような薬液を対象とする消化装置については火
災検知とともに薬液槽の開口を塞ぐ蓋部材を併せ備える
ことが好ましい。しかし、この蓋部材は槽の上に配置さ
れる上述のキャリア1aの動作と干渉しない機構でなけ
ればならない。
【0030】図2(a)及び(b)は本発明の第2の実
施例の消火装置を説明するための洗浄槽部分を示す縦断
面図である。上述の要求を満たすように構成された蓋部
材は、図2に示すように、洗浄槽4の開口と同程度の大
きさの穴51を長手方向の一方の片側に開けた帯状の不
燃性布からなるシャッタ部材50と、この穴50が洗浄
槽4の開口と一致した位置と全く外れた位置との間でシ
ャッタ部材50を動かすようにこのシャッタ部材50の
一方の端部に取付けたカウンタウェイト52および他端
に取付けたピストン部材53とを備える。
施例の消火装置を説明するための洗浄槽部分を示す縦断
面図である。上述の要求を満たすように構成された蓋部
材は、図2に示すように、洗浄槽4の開口と同程度の大
きさの穴51を長手方向の一方の片側に開けた帯状の不
燃性布からなるシャッタ部材50と、この穴50が洗浄
槽4の開口と一致した位置と全く外れた位置との間でシ
ャッタ部材50を動かすようにこのシャッタ部材50の
一方の端部に取付けたカウンタウェイト52および他端
に取付けたピストン部材53とを備える。
【0031】平常は、図2(a)に示すように、上記穴
51が洗浄槽4の開口と一致した位置にシャッタ部材5
0は保たれている。この状態では薬液面が露出している
ので電子部品の洗浄などの処理が可能である。光センサ
8により火炎検知され、信号Aが制御回路9aに供給さ
れると、信号Cに応答して、ピストン部材53が駆動さ
れ、シャッタ部材50が図3(b)に示す位置に動き槽
101の開口を塞ぐ。この動作の完了に応答してノズル
6が炭酸ガスを液面に吹きつける。そして前述の実施例
と同様にバルブ14が開き、薬液5は洗浄槽4より排出
される。
51が洗浄槽4の開口と一致した位置にシャッタ部材5
0は保たれている。この状態では薬液面が露出している
ので電子部品の洗浄などの処理が可能である。光センサ
8により火炎検知され、信号Aが制御回路9aに供給さ
れると、信号Cに応答して、ピストン部材53が駆動さ
れ、シャッタ部材50が図3(b)に示す位置に動き槽
101の開口を塞ぐ。この動作の完了に応答してノズル
6が炭酸ガスを液面に吹きつける。そして前述の実施例
と同様にバルブ14が開き、薬液5は洗浄槽4より排出
される。
【0032】シャッタ部材50は洗浄槽4の開口を完全
に塞ぐので発煙が室内に広がるのを防止するだけでな
く、空気の供給を止めるので、燃焼の連鎖反応を早期に
抑制して鎮火を促進させるという効果がある。また、配
管及び予備槽からの有毒ガスの逆流も防止できる。
に塞ぐので発煙が室内に広がるのを防止するだけでな
く、空気の供給を止めるので、燃焼の連鎖反応を早期に
抑制して鎮火を促進させるという効果がある。また、配
管及び予備槽からの有毒ガスの逆流も防止できる。
【0033】なお、このシャッタ機構は有害ガスの発生
の恐れのない薬液槽にも同様に適用出来ることは明きら
かである。その場合は、炭酸ガスを噴射するノズル6は
必要でない。このシャッタ部材の材料としては、グラス
ヴールなどの不燃性の布だけでなくステンレススチール
シートでも差支えない。さらに、ピンストン部材として
エアシリンダを使用しているが、この機構に限定される
ものではない。
の恐れのない薬液槽にも同様に適用出来ることは明きら
かである。その場合は、炭酸ガスを噴射するノズル6は
必要でない。このシャッタ部材の材料としては、グラス
ヴールなどの不燃性の布だけでなくステンレススチール
シートでも差支えない。さらに、ピンストン部材として
エアシリンダを使用しているが、この機構に限定される
ものではない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、引火性薬
液を容れる薬液槽の液面に発生する炎を検知信号に応答
して空気の侵入を阻止するように不燃性ガスを噴射する
ノズルと、前記薬液槽の底部に取り付けられ前記検知信
号に応答してその弁座を開き前記引火性薬液を前記薬液
槽より排出するバルブと、排出された前記引火性薬液を
一時的に蓄える予備槽と、この蓄えられた前記薬液を水
を供給して希釈化するとともに冷却する給水装置とを備
え、不燃性ガスの噴射によって空気の供給を断ち火災の
拡大を防止するとともに鎮火を促進させ、水で希釈化及
び冷却することによって引火点を高めて鎮火させる。ま
た、不燃性ガスとしてより安価な炭酸ガスを使用するこ
とによって運転経費コストをより低く抑えられる。さら
に本発明は、発煙の多い引火性薬液に際しては、引火さ
れた前記薬液槽の開口を塞ぐ蓋部材を設けることによっ
て、室内に拡散しようとする煙を前記薬液内に閉じ込
め、室内が酸欠状態になることや、電気部品および室内
の汚染を防止している。
液を容れる薬液槽の液面に発生する炎を検知信号に応答
して空気の侵入を阻止するように不燃性ガスを噴射する
ノズルと、前記薬液槽の底部に取り付けられ前記検知信
号に応答してその弁座を開き前記引火性薬液を前記薬液
槽より排出するバルブと、排出された前記引火性薬液を
一時的に蓄える予備槽と、この蓄えられた前記薬液を水
を供給して希釈化するとともに冷却する給水装置とを備
え、不燃性ガスの噴射によって空気の供給を断ち火災の
拡大を防止するとともに鎮火を促進させ、水で希釈化及
び冷却することによって引火点を高めて鎮火させる。ま
た、不燃性ガスとしてより安価な炭酸ガスを使用するこ
とによって運転経費コストをより低く抑えられる。さら
に本発明は、発煙の多い引火性薬液に際しては、引火さ
れた前記薬液槽の開口を塞ぐ蓋部材を設けることによっ
て、室内に拡散しようとする煙を前記薬液内に閉じ込
め、室内が酸欠状態になることや、電気部品および室内
の汚染を防止している。
【0035】従って、本発明によれば、オゾン層破壊な
どの副作用のあるガスによることなく強力な消火作用を
もつとともに消火対象およびそれを収容する室内の汚染
及び室内の酸欠状態を生ずることなく、かつ運転維費コ
ストを低く抑えた消火装置が得られるという効果があ
る。
どの副作用のあるガスによることなく強力な消火作用を
もつとともに消火対象およびそれを収容する室内の汚染
及び室内の酸欠状態を生ずることなく、かつ運転維費コ
ストを低く抑えた消火装置が得られるという効果があ
る。
【図1】本発明の第1の実施例を示す消火装置の系統図
である。
である。
【図2】本発明の第2の実施例の消火装置を説明するた
めの洗浄槽部分を示す縦断面図である。
めの洗浄槽部分を示す縦断面図である。
【図3】従来の一例を示す消火装置の系統図である。
【符号の説明】
1 被洗浄物
1a キャリア
2 マガジンケース
3 処理槽
4 洗浄槽
5 薬液
6 ノズル
7、18、19、22 配管
8 光センサ
9、9a 制御回路
10、14、15、20 バルブ
11 ボンベ
12 排気管
13 給水装置
16、17 センサ
21 予備槽
Claims (3)
- 【請求項1】 気密性の高い閉鎖空間の内部に配置され
引火性薬液を容れた薬液槽の表面に生じた炎を検知して
検知信号を生ずる検知手段と、この検知信号に応答して
不燃性ガスを前記薬液の液面に向けて噴射する噴射ノズ
ルと、前記検知信号に応答して前記薬液槽から前記薬液
を排出して一時的に溜める予備槽と、前記検知信号に応
答してこの予備槽に水を供給し前記薬液を希釈化すると
ともに冷却する給水装置と、前記予備槽内の薬液の蒸発
成分を前記閉鎖空間から排出する配管とを備えることを
特徴とする消火装置。 - 【請求項2】 前記薬液槽の開口と密着状態を保って長
尺方向に摺動できる帯状の不燃性材料から成り前記長手
方向の片方の半分に前記開口と同程度の大きさの穴をも
ち前記開口に密着して配置されたシャッタ部材と、この
シャッタ部材を平常時には前記片方の半分が前記開口に
位置する状態を保持し前記検知信号に応答して他方の半
分が前記開口に位置するように駆動する手段とを備える
こを特徴とする請求項1記載の消火装置。 - 【請求項3】 前記シャッタ部材の前記他方の半分に前
記噴射ノズルを取付けた消火装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-291630 | 1990-10-29 | ||
JP2291630A JP2702275B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 消火装置 |
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JPH05169A true JPH05169A (ja) | 1993-01-08 |
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Family
ID=17771446
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JP2291630A Expired - Lifetime JP2702275B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 消火装置 |
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---|---|---|---|
JP2291630A Expired - Lifetime JP2702275B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 消火装置 |
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EP (1) | EP0530417B1 (ja) |
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DE (1) | DE69119072T2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09264641A (ja) * | 1996-03-29 | 1997-10-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 冷凍サイクル装置 |
US6695916B1 (en) | 1999-05-27 | 2004-02-24 | The Goodyear Tire And Rubber Company | Protective paint applications to tires |
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-
1990
- 1990-10-29 JP JP2291630A patent/JP2702275B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-10-23 JP JP03274391A patent/JP3043489B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1991-10-29 US US07/784,266 patent/US5163517A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-10-29 EP EP91309957A patent/EP0530417B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-10-29 DE DE69119072T patent/DE69119072T2/de not_active Expired - Fee Related
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---|---|
EP0530417A1 (en) | 1993-03-10 |
JPH0670993A (ja) | 1994-03-15 |
US5163517A (en) | 1992-11-17 |
JP3043489B2 (ja) | 2000-05-22 |
JP2702275B2 (ja) | 1998-01-21 |
EP0530417B1 (en) | 1996-04-24 |
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