JP2001073586A - 免震装置・制震装置・耐震装置等の火災防止装置 - Google Patents

免震装置・制震装置・耐震装置等の火災防止装置

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JP2001073586A
JP2001073586A JP2000198076A JP2000198076A JP2001073586A JP 2001073586 A JP2001073586 A JP 2001073586A JP 2000198076 A JP2000198076 A JP 2000198076A JP 2000198076 A JP2000198076 A JP 2000198076A JP 2001073586 A JP2001073586 A JP 2001073586A
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seismic isolation
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Kozo Machida
幸三 町田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 免震装置等に対し後付可能である簡易な構成
の冷却設備により免震装置等全体を直接冷却し、地震に
よる火災、地震時以外の近隣の火災、夏の直射日光等に
対しても免震機能等を十分に発揮できるようにする。 【解決手段】 建造物Pと基礎部分Qとの間にこれらを
互いに絶縁するようにした免震装置(2,3)を支承介
装し、当該免震装置(2,3)に向けて冷却剤を噴出す
ることで冷却させる冷却剤噴射装置1を配する。冷却剤
噴射装置1には、地震時に作動させる振動センサスイッ
チ7、免震装置(2,3)自体からの自己発熱量を感知
して作動させる熱感知スイッチ7A、免震装置(2,
3)周辺で発生する火炎による熱の温度を感知し、この
感知信号に基づいて作動させるようにした温度感知スイ
ッチ7B夫々を設ける。冷却剤として建造物Pの屋上に
設置した貯水槽4内の水を利用し、貯水槽4から基礎部
分Q側へ配した配管5を通じた水の落差によって免震装
置(2、3)に水を噴射させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル、マンション
等の建造物における当該建造物と基礎部分との間に支承
介装された免震装置に使用したり、あるいは建造物の屋
上に設置された振子式免震装置に使用したり、あるいは
建造物の壁面に取り付けることによって耐震力を増した
耐震装置等に使用したりする火災防止装置に係り、免震
装置・制震装置・耐震装置等を一般の近隣火災や地震災
害によって発生する火災等から保護するための緊急冷却
を行なうようにした免震装置・制震装置・耐震装置等の
火災防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、地震時の地動に共振し易い中低層
建造物の振動周期を超高層建造物のように長振動周期に
変え、建造物にかかる地震力を減衰させる目的で基礎部
分において建造物と地盤とを絶縁するための免震装置が
普及されつつある。特に免震装置の一次固有周期を4秒
以上にすると、地震波の種類にかかわらず建造物の応答
はほとんど一定になり、その応答レベルも小さくなるこ
とが知られており、現在では、ゴムシートを鉄板で挟ん
だ積層ゴムのアイソレータにより究極の4秒免震が実現
されている。また、振動に減衰効果を付与するために地
震エネルギーの吸収能力の高い円柱状の鉛の棒で形成し
た鉛ダンパーや、円柱状の鋼の棒で形成した鋼棒ダンパ
ーも実現されている。この他、水平剛性の低い薄い天然
ゴムシートと鋼板を交互に積み重ね、加硫接着成型した
積層ゴム体の中心に鉛プラグを埋め込み、一体化した積
層ゴム・鉛一体型免震装置(LRB)も実現されてい
る。この積層ゴム・鉛一体型免震装置における積層ゴム
は、上下方向の剛性の高い荷重支持機能と、水平方向の
振動を長周期化する水平弾性機能と、復元機能とを有
し、一方、鉛プラグの方は地震エネルギーを吸収すると
共に振動を速やかに減衰させる振動減衰機能と、地震以
外の揺れを抑えるトリガー機能とを有している。
【0003】ところが上記した免震装置は大規模な建造
物に設置することが多く、地震時に発生する火災に加え
て、通常では地震時以外の近隣の火災や夏の直射日光等
に対する免震装置への影響が考えられていないのが実情
である。すなわち、積層ゴム自体は熱に非常に弱く摂氏
120度ほどになると変質を始め、鉛は摂氏300度以
上の温度で溶けてしまうため、例えば近隣の火災の場合
では積層ゴムや鉛が燃焼溶解して建造物全体が傾いてし
まう虞れがある。加えて、地震時での振動に伴う内部摩
擦で発生する積層ゴムの自己発熱によりアイソレータの
能力低下等の問題も生じてくる。ところが近年、小規模
な建造物に対しても免震装置が使用されるようになって
きたため、地震時以外の近隣の火災や夏の直射日光に対
する防護対策についても考慮しなければならなくなっ
た。そこで従来では、例えば免震装置の周囲をシート状
の耐火被覆材で覆うかあるいは周囲を板状の耐火材で囲
繞させ、その耐火材の上下いずれか片側を建造物躯体に
固定し、他方側には摩耗防止のための保護板を設置して
防護区画を形成する等の免震装置に対する防火設備が採
用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来提案の免震装置に対する防火設備では、基礎部分
で建造物と地盤とを絶縁する免震装置周囲において、耐
火材の上下いずれか片側を建造物躯体に固定し、他方側
には摩耗防止のための保護板を設置して防護区画を形成
する等の複雑且つ面倒な防火設備の組み付け作業を要す
るものとなり、しかも地震時での振動に伴う内部摩擦に
よる積層ゴムの自己発熱に対しては、従来のような断熱
効果のある耐火材によるものだけでは十分な防火効果が
得られない等の問題点を有していた。
【0005】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、従来のような防護区画を
形成する等の複雑且つ面倒な防火設備を設ける必要がな
く、既設の免震装置等に対し後付作業で設置が可能な簡
易な構成の冷却設備により、地震時に免震装置全体を緊
急冷却させることで免震機能を十分に発揮させることが
でき、しかも地震時以外の近隣の火災や夏の直射日光等
に対しても免震装置であるアイソレータやダンパー等の
免震能力の維持を図ることができる免震装置・制震装置
・耐震装置等の火災防止装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明にあっては、例えば建造物Pと地盤とを絶
縁するよう建造物Pと基礎部分Qとの間に支承介装させ
た免震装置(2,3)、あるいは制震装置や耐震装置等
の周辺に、免震装置・制震装置・耐震装置等に向けて冷
却剤を噴出させることにより当該免震装置・制震装置・
耐震装置等を冷却させる冷却剤噴射装置1を配したもの
である。冷却剤噴射装置1は、例えば建造物Pの屋上に
設置した上水道、中水道、雨水等を貯留する夫々の屋上
給水槽、高架水槽等の、あるいは地上に設置の各種の貯
水槽4等内の水を利用し、貯水槽4から基礎部分Q側へ
配した配管5を通じて水を落下させることによる水自体
の落差によって免震装置・制震装置・耐震装置等へ水を
噴射させることができる。また、その配管5は、屋上に
設置の貯水槽4等から建造物P夫々の使用箇所に分岐さ
せる既設の配管設備Rの所定箇所に接続することで免震
装置・制震装置・耐震装置等に供給噴出させるように形
成することができる。また、冷却剤噴射装置1は、建造
物P外部から直接に供給される水を噴射させるものとし
て構成することができる。更に、冷却剤噴射装置1は、
免震装置・制震装置・耐震装置等を含めて建造物Pに、
必要あればその全体に水を噴射させるものとできる。冷
却剤噴射装置1は、圧縮炭酸ガス、圧縮不活性ガス等の
冷却用ガスを免震装置・制震装置・耐震装置等に向けて
噴射させるよう免震装置・制震装置・耐震装置等の近傍
に設置した冷却用ガスボンベ(11A,11B)による
ものとすることができる。冷却剤噴射装置1を地震動に
連動して作動させる振動センサスイッチ7を建造物Pあ
るいは基礎部分Qに設けてあるものとすることができ
る。冷却剤噴射装置1には、免震装置・制震装置・耐震
装置等自体からの自己発熱量を感知して当該冷却剤噴射
装置1を作動させる例えば赤外線感知器等の熱感知スイ
ッチ7Aを備えたものとすることができる。冷却剤噴射
装置1には、免震装置・制震装置・耐震装置等の周辺で
発生する火炎による熱の温度を感知して当該冷却剤噴射
装置1を作動させる温度感知スイッチ7Bを備えたもの
とすることができる。
【0007】以上のように構成された本発明に係る免震
装置・制震装置・耐震装置等の火災防止装置において、
冷却剤噴射装置1は、建造物Pと地盤とを絶縁するよう
建造物Pと基礎部分Qとの間に支承介装させた免震装置
(2,3)、あるいは制震装置・耐震装置全体を直接に
冷却させ、地震時に発生する火災時、地震時以外の近隣
の火災時、夏の直射日光に長時間晒されているとき等に
おいても既設の免震装置自体例えばアイソレータ2やダ
ンパー3等の能力が維持され、免震機能を十分に発揮さ
せる。建造物Pの屋上に設置した貯水槽4から基礎部分
Q側へ配した配管5は、冷却剤としての貯水槽4内の水
を案内落下させ、その高低差による落下で噴出力を増大
させて免震装置・制震装置・耐震装置等全体へ向けて水
を供給噴射させ、また、建造物P自体に水を噴射させる
ことで免震装置・制震装置・耐震装置等を含めこれら全
体を水によって冷却し、火災等を消火させる。冷却剤と
しての水は、地上に設置の貯水槽4からも直接に供給噴
出させることも可能にさせる。また、建造物P外から供
給される水を直接に噴射させることで、全体の配管構成
を簡素化させ、また、その供給圧力によって免震装置
(2,3)、あるいは制震装置・耐震装置等に噴射させ
る。免震装置・制震装置・耐震装置等の近傍に設置され
た冷却用ガスボンベ(11A,11B)により当該免震
装置・制震装置・耐震装置等全体へ向けて圧縮炭酸ガ
ス、圧縮不活性ガス等を噴射させることで、免震装置・
制震装置・耐震装置等自体を効率良く冷却させると共に
免震・制震・耐震機能を維持させる。冷却剤噴射装置1
の振動センサスイッチ7は、地震動に連動して冷却剤噴
射装置1を迅速に作動させ、冷却剤噴射装置1の熱感知
スイッチ7Aは、免震装置・制震装置・耐震装置等自体
からの自己発熱量を感知し、この感知信号に基づいて当
該冷却剤噴射装置1を作動させ、また温度感知スイッチ
7Bは、免震装置・制震装置・耐震装置等周辺で発生す
る火炎による熱の温度を感知させ、この感知信号に基づ
いて冷却剤噴射装置1を作動させる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明すると、図1において示される符号1
は、例えばビル、マンション等の建造物Pと地盤とを絶
縁するために、建造物Pと地盤側に設けた基礎部分Qと
の間に支承介装された免震装置(2,3)を緊急冷却さ
せるための火災防止用の冷却剤噴射装置である。この冷
却剤噴射装置1は、免震装置として例えばゴムシートを
鉄板で挟んだ積層ゴムのアイソレータ2の周囲、または
地震による振動に減衰効果を付与するために地震エネル
ギーの吸収能力の高い円柱状の鉛の棒で形成した鉛ダン
パーや円柱状の鋼の棒で形成した鋼棒ダンパー等のダン
パー3の周囲等に配してあり、これらの免震装置(2,
3)を一般の近隣火災や地震災害によって発生する火
災、さらには夏期の直射日光の照射等による熱から保護
するために免震装置(2,3)に向けられて冷却剤を噴
出させることにより当該免震装置(2,3)を緊急冷却
させるものとしてある。
【0009】尚、本実施の形態の冷却剤噴射装置1を、
アイソレータ2およびダンパー3を併用した免震装置、
あるいはアイソレータ2、ダンパー3夫々を単独に使用
した免震装置に適用する以外に、例えば水平剛性の低い
薄い天然ゴムシートと鋼板とを交互に積み重ね、加硫接
着成型した積層ゴム体の中心に鉛プラグを埋め込み、一
体化した積層ゴム・鉛一体型免震装置(LRB)に本実
施の形態の冷却剤噴射装置1を設置しても良い。この積
層ゴム・鉛一体型免震装置における積層ゴムは、上下方
向の剛性の高い荷重支持機能と、水平方向の振動を長周
期化する水平弾性機能と、復元機能とを有し、一方、鉛
プラグの方は地震エネルギーを吸収すると共に振動を速
やかに減衰させる振動減衰機能と、地震以外の揺れを抑
えるトリガー機能とを有している。
【0010】さらに、本実施の形態の冷却剤噴射装置1
を、例えば建造物Pの揺れの際に発生する慣性力に基づ
いて作動し、振動エネルギーを吸収するようにしたパッ
シブ型の制振装置に採用したり、あるいはリアルタイム
に建造物Pの揺れを感知し、コンピュータにより最適な
振動抑止力を算出し、この情報を油圧機構等を利用した
外部動力に送って当該外部動力を作動させることにより
建造物Pの揺れを制御するアクティブ型の制振装置に採
用したり、さらには揺れに対して崩壊しない例えば建造
物自体を強靭堅固な建材により一体化させた耐震装置等
に採用したりしても良いことは勿論である。また、本実
施の形態の冷却剤噴射装置1を、屋上に設置された振子
式免震装置に使用したり、あるいは建造物Qの壁面に取
り付けることによって耐震力を増した耐震装置等に使用
したりすることも可能である。
【0011】本実施の形態の冷却剤噴射装置1により噴
射させる冷却剤としては、建造物Pの屋上に設置した主
として上水道設備として用いられる貯水槽4内に貯えら
れた水、さらには中水道として用いられる貯水槽4内に
貯えられた水や必要に応じて雨水槽の水をも利用でき、
これらを加えて貯水槽4から建造物P下縁部まで建造物
Pの外側面を這ってあるいはその躯体内に配管すること
で延設配置した配管5を通じて水を落下させることによ
り、水の落差による勢いに任せて例えばノズル6を介し
て免震装置であるアイソレータ2やダンパー3へ向けて
水を噴射させることで当該アイソレータ2やダンパー3
を迅速に冷却させるものとしてある。
【0012】このときノズル6には、噴射水の圧力でノ
ズル6自体を旋回させるようにしたスプリンクラ機構を
備えることにより、免震装置(2,3)全体を効率良く
冷却させるものとしても良い。そして、冷却剤噴射装置
1には、これを地震動に連動して、貯水槽4と配管5と
の間に介設した例えば電磁弁8を開弁作動させてノズル
6から水を噴射させるための振動センサスイッチ7を例
えば基礎部分Qのスラブ上面側、あるいは建造物Pのス
ラブ下面側等の複数箇所に備えており、好ましくは地震
の揺れを直接受ける基礎部分Qのスラブ上面側に振動セ
ンサスイッチ7を配するのが良い。尚、このような冷却
水を使用した冷却剤噴射装置1は、免震装置(2,3)
を設けた既設の建造物Pに対しての後付が可能となるよ
うな構成とされている。
【0013】尚、冷却剤噴射装置1には、免震装置
(2,3)自体からの自己発熱量を感知し、この感知信
号に基づいて当該冷却剤噴射装置1のノズル6を開放作
動させるための例えば赤外線感知器等の熱感知スイッチ
7Aを免震装置(2,3)周辺に備えたものとする。ま
た、免震装置(2,3)周辺で発生する火炎による熱の
温度を感知し、この感知信号に基づいて当該冷却剤噴射
装置1のノズル6を開放作動させるための温度感知スイ
ッチ7Bを例えば建造物Pの下側周縁部または基礎部分
Q周辺に設置したものとする。更に、これらの熱感知ス
イッチ7A、温度感知スイッチ7Bの感知信号が自己発
熱量や火炎による熱量に応じた所定の信号レベルに達し
た際に迅速にノズル6を開放させることで冷却剤噴射装
置1を能率良く作動させることもできる。
【0014】次に以上のように構成された実施の形態に
ついての使用、動作の一例を説明するに、地震発生時に
おいて、地震動に連動して振動センサスイッチ7が働く
ことにより冷却剤噴射装置1の電磁弁8が開弁作動し、
建造物Pの屋上に設置した貯水槽4内の水を配管5を通
じて建造物Pと基礎部分Qとの間に落下させ、ノズル6
によって免震装置(2,3)全体に向けて噴射させるこ
とで免震装置(2,3)全体が瞬時に冷却される。これ
により地震時に発生する火災時において例えば既設の免
震装置(2,3)自体のアイソレータ2やダンパー3等
の能力が維持させられ、免震機能を十分に発揮させるも
のとなる。
【0015】近隣の建物に火災が発生した際には、温度
感知スイッチ7Bにより免震装置(2,3)周辺で発生
する火炎による熱の温度を感知させ、この感知信号が免
震等の機能を低下させるような火炎の熱量に相当する所
定の信号レベルに達した際に冷却剤噴射装置1のノズル
6を開放作動させることで建造物Pの屋上の貯水槽4内
の水を配管5を通じて建造物Pと基礎部分Qとの間に落
下させ、ノズル6によって免震装置(2,3)全体に向
けて噴射させることで当該免震装置(2,3)全体が瞬
時に冷却される。これにより地震時以外の近隣の火災時
において例えば既設の免震装置(2,3)自体のアイソ
レータ2やダンパー3等の能力が維持させられ、免震装
置(2,3)の機能低下を未然に防止することができ
る。
【0016】また、夏期において、免震装置(2,3)
が直射日光により長時間晒され、免震装置(2,3)の
表面温度が上昇した際には、熱感知スイッチ7Aにより
免震装置(2,3)自体からの自己発熱量を感知して冷
却剤噴射装置1のノズル6を開放作動させることで建造
物Pの屋上に設置した貯水槽4内の水を配管5を通じて
建造物Pと基礎部分Qとの間に落下させ、ノズル6を介
して免震装置(2,3)全体に向けて水を噴射させるこ
とで当該免震装置(2,3)全体が瞬時に冷却される。
これにより地震時以外の夏の直射日光に長時間晒されて
いるときにおいて既設の免震装置(2,3)自体のアイ
ソレータ2やダンパー3等の能力が維持させられ、免震
装置(2,3)の機能低下を未然に防止することができ
る。
【0017】尚、本実施の形態では、免震装置(2,
3)の冷却剤として建造物屋上に設置された貯水槽4の
水を採用しているが、その他の構成として図示を省略し
たが、建造物P下方の基礎部分Qにおいて免震装置
(2,3)を取り囲むようにプールを設けて、そこから
噴水式に水を免震装置(2,3)全体に散布させて当該
免震装置(2,3)を冷却させるようにすることも可能
である。
【0018】また、図2に示すように、建造物Pに関連
して地上に設置されている受水用の貯水槽4からの直接
の配管5を経て電磁弁8を介したノズル6から冷却剤と
しての水を免震装置(2,3)に冷却・消火用に噴射さ
せるようにすることもできる。さらに、屋上に設置した
貯水槽4から、建造物P内における例えば各戸等の使用
箇所に分岐配水している既設の配管設備Rの所定箇所、
例えばその最下位等の所定箇所に接続した配管5を経て
電磁弁8を介したノズル6を設けておき、当該ノズル6
から免震装置(2,3)に水を噴射させるようにするこ
ともできる。尚、図中符号21は元栓、22は積算メー
タである。
【0019】このように既設の配管設備Rを利用するこ
とで基礎部分Qに設けられる免震装置(2,3)側に延
長することで簡単に設けることができ、また、屋上に貯
水槽4が設置されていない場合には地上に設置してある
受水用の貯水槽4からの直接の噴出も可能とする。尚、
図示を省略したが、建造物Pに関連して例えばその周囲
に設けたプールに貯水した水を利用して免震装置(2,
3)に噴出させることもでき、また、この場合にはプー
ル内の貯留水による気化熱によって建造物Pの火災予防
に役立てることもできる。
【0020】図3においては、免震装置・制震装置・耐
震装置等を含めて建造物Pに、必要あればその全体に水
を噴射させるものとした冷却剤噴射装置1が示されてお
り、建造物Pの屋上に設置した貯水槽4と、この貯水槽
4から接続形成されていて、地震動を検知して開放され
る電磁弁8を経て建造物Pの屋上近傍に配したノズル6
を備えた配管5とから成るものとしたものである。こう
することで地震時、火災時等には、屋上からの水の散布
によって建造物P自体さらには免震装置(2,3)等を
含めてそれらを冷却・消火でき、しかも周囲の火災等に
よる温度上昇等を検知して建造物P自体の延焼をも防止
できる。
【0021】また、図4には他の実施の形態が示されて
おり、建造物Pと地盤側に設けた基礎部分Qとの間に支
承介装された既設の免震装置(2,3)を緊急時に冷却
させるための冷却剤として炭酸ガス・不活性ガス等の不
燃性ガスによる冷却用ガスを使用してある。すなわち冷
却剤噴射装置1として、冷却用ガスボンベであるところ
の例えば炭酸ガスを圧縮充填させてある炭酸ガスボンベ
11A、あるいは例えばアルゴンガス等の不活性ガスを
圧縮充填させてある不活性ガスボンベ11B等を建造物
Pの下側周縁部または基礎部分Q周辺に設置し、炭酸ガ
スボンベ11Aの圧縮炭酸ガスや不活性ガスボンベ11
Bの圧縮不活性ガス等の冷却用ガスを免震装置(2,
3)周辺に噴射させるための噴射口12を設けてあり、
この噴射口12は、例えば冷却用ガスを循環対流させる
ためのサーキュレータとすることもできる。
【0022】そして、地震時に発生する火災による免震
装置(2,3)周辺の熱を熱感知スイッチ7Aにより感
知すると同時にこの感知信号に基づいて噴射口12を開
放作動させることにより、あるいは地震動に連動して作
動する振動センサスイッチ7により振動を感知すると同
時にこの感知信号に基づいて噴射口12を開放作動させ
ることにより冷却用ガスを免震装置(2,3)へ向けて
噴射させるものとしてある。このような冷却用ガスを使
用する場合では、既設の免震装置(2,3)に対しての
後付が可能となるような構成とされているものである。
【0023】さらに、図5には他の実施の形態が示され
ており、これは貯水槽4を経ることなく、水道水等の引
き込み配管から直接に冷却剤としての水を免震装置
(2,3)に冷却・消火用に噴射させるようにしたもの
である。すなわち、積算メータ22から貯水槽4への配
管における途中から分岐配管した分岐管13に、電磁弁
8を介して免震装置(2,3)に冷却剤を噴射させるノ
ズル6を配置したものである。
【0024】また、図6に示された他の実施の形態で
は、建造物Pの上方階に水道水等を供給するにつき貯水
槽4を設置せずにその供給水に対する供給圧力を増大さ
せる増圧ポンプ15を設置する場合において、積算メー
タ22から増圧ポンプ15への配管あるいは増圧ポンプ
15からの各戸別の配管から分岐配管した分岐管13
に、電磁弁8を介して免震装置(2,3)に冷却剤を噴
射させるノズル6を配置したものである。このように建
造物P外部から供給される水道水(上水)を直接に免震
装置(2,3)等に噴射させるようにしても良いもので
ある。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、免
震装置・制震装置・耐震装置等に向けて、水、圧縮され
た不燃性ガス等の冷却剤を噴出させて当該免震装置・制
震装置・耐震装置等を冷却させるために免震装置・制震
装置・耐震装置等周辺に冷却剤噴射装置1を配したの
で、従来のような防護区画を形成する等の複雑且つ面倒
な防火設備を設ける必要がなく、簡易な構成でもって防
火機能を十分に発揮させることができる。そしてこのよ
うな冷却剤噴射装置1により地震の際に免震装置(2,
3)等全体を緊急冷却させることができ、しかも地震時
以外の近隣の火災や夏の直射日光等に対しても例えば免
震装置であるアイソレータ2やダンパー3等の免震能力
の維持を図ることができる。
【0026】冷却剤噴射装置1は、建造物Pの屋上に設
置した貯水槽4内の水を利用し、貯水槽4から基礎部分
Q側へ配した配管5を通じて水を落下させることによる
水自体の落差を介して免震装置(2,3)等へ水を噴射
させるものとしたので、別に冷却剤を噴射させるための
機構を設けずとも防火機能を十分に発揮させることがで
きる。
【0027】さらに、屋上に設置の貯水槽4等から建造
物P夫々の使用箇所に分岐させる既設の配管設備Rの所
定箇所に配管5を接続することで、既設のものを利用し
て簡単に設置構成でき、また、免震装置・制震装置・耐
震装置等を含めて建造物Pに水を噴射させることでこれ
ら全体を水によって冷却し、火災等を消火させることが
でき、周囲の火災による延焼等による被害をも未然に防
止できる。
【0028】また、建造物P外から供給される水を直接
に噴射させるものとすることで、全体の配管構成を簡素
化させ、また、その直接の供給圧力によって免震装置
(2,3)、あるいは制震装置・耐震装置等に確実に噴
射でき、これらの冷却に大きな効果を得ることができ
る。
【0029】冷却剤噴射装置1は、圧縮炭酸ガス、圧縮
不活性ガス等の冷却用ガスを免震装置・制震装置・耐震
装置等に向けて噴射させるよう免震装置・制震装置・耐
震装置等近傍に設置した冷却用ガスボンベ(11A,1
1B)によるものとしたので、従来のような防護区画を
形成する等の複雑且つ面倒な防火設備を設ける必要がな
く、既設の免震装置(2,3)等に対し後付作業が可能
である簡易な構成で防火機能を十分に発揮させることが
できる。しかも、これ等の圧縮炭酸ガス、圧縮不活性ガ
ス等の冷却用ガスは免震装置(2,3)等の被噴射部位
を急冷するだけでなく、火災等を消火させ、その消火、
冷却使用後では水を使用した鎮火方式と異なりその後片
付け等を容易とさせる利点がある。
【0030】冷却剤噴射装置1を地震動に連動して作動
させる振動センサスイッチ7を建造物Pあるいは基礎部
分Qに設けたものとしたので、地震動に伴って自動的に
免震装置(2,3)等の全体を緊急冷却させることがで
きる。
【0031】冷却剤噴射装置1には、免震装置・制震装
置・耐震装置等自体からの自己発熱量を感知して当該冷
却剤噴射装置1を作動させる熱感知スイッチ7Aを備え
たものとしたので、例えば免震装置(2,3)におい
て、極端な温度変化によるアイソレータ2の積層ゴムの
変質を未然に防止させ、アイソレータ2の能力の維持を
図ることができる。
【0032】冷却剤噴射装置1には、免震装置・制震装
置・耐震装置等周辺で発生する火炎による熱の温度を感
知して当該冷却剤噴射装置1を作動させる温度感知スイ
ッチ7Bを備えたものとしたので、近隣の火災による高
温環境時において例えば免震装置(2,3)における積
層ゴムや鉛が燃焼溶解して建造物全体が傾いてしまうの
を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における概略図である。
【図2】同じく他例における概略図である。
【図3】同じく他例における概略図である。
【図4】本発明の他の実施の形態における概略図であ
る。
【図5】本発明の他の実施の形態における要部概略図で
ある。
【図6】本発明の他の実施の形態における要部概略図で
ある。
【符号の説明】
1…冷却剤噴射装置 2…アイソレー
タ 3…ダンパー 4…貯水槽 5…配管 6…ノズル 7…振動センサスイッチ 7A…熱感知ス
イッチ 7B…温度感知スイッチ 8…電磁弁 11A…炭酸ガスボンベ 11B…不活性
ガスボンベ 12…噴射口 13…分岐管 15…増圧ポンプ 21…積算メータ 22…元栓 P…建造物 Q…基礎部分 R…配管設備

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の免震・制震・耐震用の免震装置
    ・制震装置・耐震装置等の周辺に、免震装置・制震装置
    ・耐震装置等に向けて冷却剤を噴出させることにより当
    該免震装置・制震装置・耐震装置等を冷却させる冷却剤
    噴射装置を配したことを特徴とする免震装置・制震装置
    ・耐震装置等の火災防止装置。
  2. 【請求項2】 冷却剤噴射装置は、貯水槽内の水を利用
    し、貯水槽から配した配管を通じて水を落下させること
    による水自体の落差によって免震装置・制震装置・耐震
    装置等へ水を噴射させるものとした請求項1記載の免震
    装置・制震装置・耐震装置等の火災防止装置。
  3. 【請求項3】 貯水槽は建造物の屋上に設置してある請
    求項1または2記載の免震装置・制震装置・耐震装置等
    の火災防止装置。
  4. 【請求項4】 冷却剤噴射装置は、建造物外部から直接
    に供給される水を噴射させるものとした請求項1記載の
    免震装置・制震装置・耐震装置等の火災防止装置。
  5. 【請求項5】 冷却剤噴射装置は、免震装置・制震装置
    ・耐震装置等を含めて建造物に水を噴射させるものとし
    た請求項1乃至3のいずれか記載の免震装置・制震装置
    ・耐震装置等の火災防止装置。
  6. 【請求項6】 冷却剤噴射装置は、圧縮炭酸ガス、圧縮
    不活性ガス等の冷却用ガスを免震装置・制震装置・耐震
    装置等に向けて噴射させるよう免震装置・制震装置・耐
    震装置等の近傍に設置した冷却用ガスボンベによるもの
    とした請求項1記載の免震装置・制震装置・耐震装置等
    の火災防止装置。
  7. 【請求項7】 冷却剤噴射装置を地震動に連動して作動
    させる振動センサスイッチを建造物あるいは基礎部分に
    設けてある請求項1乃至6のいずれか記載の免震装置・
    制震装置・耐震装置等の火災防止装置。
  8. 【請求項8】 冷却剤噴射装置には、免震装置・制震装
    置・耐震装置等自体から発する自己発熱量を感知して当
    該冷却剤噴射装置を作動させる熱感知スイッチを備えた
    ものとした請求項1乃至7のいずれか記載の免震装置・
    制震装置・耐震装置等の火災防止装置。
  9. 【請求項9】 冷却剤噴射装置には、免震装置・制震装
    置・耐震装置等の周辺で発生する火炎による熱の温度を
    感知して冷却剤噴射装置を作動させる温度感知スイッチ
    を備えたものとした請求項1乃至8のいずれか記載の免
    震装置・制震装置・耐震装置等の火災防止装置。
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