JPH0516773A - 足踏み式パーキングブレーキ装置 - Google Patents

足踏み式パーキングブレーキ装置

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Publication number
JPH0516773A
JPH0516773A JP3174893A JP17489391A JPH0516773A JP H0516773 A JPH0516773 A JP H0516773A JP 3174893 A JP3174893 A JP 3174893A JP 17489391 A JP17489391 A JP 17489391A JP H0516773 A JPH0516773 A JP H0516773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
spring
lap
base plate
parking brake
Prior art date
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Pending
Application number
JP3174893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Sukemoto
和美 祐下
Masahiko Ii
雅彦 井伊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH0516773A publication Critical patent/JPH0516773A/ja
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  • Mechanical Control Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組付け誤差等によるラップスプリングの固定
側端部とドラムとの間の面圧増大によるロック解除時の
摺接異音の発生を回避する。 【構成】 ドラム7の一側部に小径部7aを形成して、
該小径部7aにスリップリング16を配置し、ドラム7
の外周に巻装したラップスプリング10の固定側端部1
0bの引き出し成形基部10cを、前記スリップリング
16に弾接して配置してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の足踏み式パーキ
ングブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4〜6は従来の構造を示すもので、1
は車体に固定したベースプレート2に支軸3により回動
自在に装着したペダルレバーで、その上端縁にはセクタ
ギヤ4を設けてあると共に、パーキングブレーキケーブ
ル5端を繋留してあり、図外のリターンスプリングによ
り復位されるイニシャル位置Aと、リターンスプリング
のばね力に抗して足踏み回動されて、パーキングブレー
キケーブル5を牽引してパーキングブレーキを掛けるパ
ーキング位置Bとに回動できるようになっている。
【0003】6は前記ベースプレート2に配設されて、
ペダルレバー1の踏み込み位置をロックするペダルロッ
ク機構を示している。このペダルロック機構6はロッキ
ングコイル方式と称されて、一端に前記セクタギヤ4に
噛合するドラムギヤ8を有し、ベースプレート2に支軸
9により回転自在に装着されたドラム7と、内径がドラ
ム7の外径よりも小さく形成されて、該ドラム7の外周
に巻装したラップスプリング10とを備えている。ラッ
プスプリング10はその一方の端部を、ベースプレート
2にねじ止め固定したスプリング受け部11に係着,固
定してあり、かつ、他端は自由状態の所謂解放端として
あって、ペダルレバー1の踏み込みによりセクタギヤ
4,ピニオン8を介してドラム7が図4の(C)で示す
反時計方向に回転力を受けると、ラップスプリング10
が拡径してドラム7とラップスプリング10との間に滑
りを生じさせてペダルレバー1の踏み込み方向の回動を
許容するが、ドラム7の同図(D)で示す時計方向の回
転に対しては、ラップスプリング10の緊縮力によりド
ラム7を膠着して、ペダルレバー1を踏み込み位置でロ
ックするようになっている。
【0004】12はベースプレート2に支軸13により
回転自在に装着されたベルクランク状のロック解除レバ
ーで、上端部を前記ラップスプリング10の解放端10
aの端末に近接配置し、他端にロック解除操作部、例え
ば解除ノブ14のノブロッド15を連結してあって、解
除ノブ14の牽引操作により、ラップスプリング10の
解放端を、ラップスプリング10が拡径して弛緩する方
向に押してドラム7の膠着を解除し、以て、ペダルレバ
ー1のイニシャル位置Aへの自動復帰を許容し得るよう
になっている。この類似構造は、例えば米国特許第3,
443,450号明細書に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ラップスプリング10
は前述のようにロック機能を発揮させるために、ドラム
7に対して所要の締め代をもってドラム7外周に巻装し
てあるため、ロック解除時にドラム7の回転によってド
ラム7外周との間で摺接異音が発生する傾向にある。こ
の摺接異音の発生回避の為には、ラップスプリング10
の固定側端部10bを、ドラム7外周の接線方向に直状
に延ばした位置で、スプリング受け部11に適確に係
合,支持して配置すればよいのであるが、ドラム7の組
付け誤差,スプリング受け部11の組付け誤差,および
ベースプレート2の成形誤差等により、前記端部10b
の係合,支持位置にバラツキを生じ易く、図6の破線で
示すように、この係合,支持位置のバラツキによって、
端部10bがラップスプリング10の巻き込み方向に撓
んで取付けられると、ドラム7外周に対する面圧が大き
くなってロック解除時に摺接異音を発生してしまうこと
になる。
【0006】そこで、本発明はドラムやスプリング受け
部の組付け誤差,およびベースプレートの成形誤差等に
よってラップスプリングの固定側端部の係合,支持位置
にバラツキが生じても、ロック解除時の摺接異音の発生
を回避できるロッキングコイル方式の足踏み式パーキン
グブレーキ装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】ベースプレートに回動自
在に軸支されて足踏み操作によりパーキングブレーキケ
ーブルを牽引するペダルレバーと、ペダルレバーに設け
たセクタギヤを前記ベースプレートに回動自在に軸支し
たドラムのドラムギヤに噛合し、該ドラムの外周にはラ
ップスプリングを巻装すると共に、該ラップスプリング
の一方の端部をスプリング受け部を介してベースプレー
トに支持して構成されて前記ペダルレバーの踏み込み位
置をロックするペダルロック機構と、ロック解除操作部
の操作により作動されて前記ラップスプリングの他端の
解放端を、ラップスプリングが弛緩する方向に押動し
て、前記ペダルロック機構をロック解除するロック解除
レバーを備えた構造において、前記ドラムの一側部に、
ラップスプリングの前記スプリング受け部に係合,支持
される固定側端部の引き出し成形基部を受けるスリップ
リングを配設してある。
【0008】
【作用】ラップスプリングの固定側端部に、ドラムに対
して面圧が増大する方向に撓みが生じた場合、この面圧
はドラムの一側部に配設したリングギヤで受ける一方、
このリングギヤはロック解除時にはドラムと相対的に回
転するため、ドラムは前記固定側端部の撓みによる面圧
増大に些かも影響を受けることなく回転が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に前記従
来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0010】図1〜3において、ベースプレート2に支
軸3により回動自在に装着されて、イニシャル位置A
と、パーキング位置Bとに回動されるペダルレバー1の
上端縁には、セクタギヤ4を設けてあると共にパーキン
グブレーキケーブル5端を繋留してある点、ベースプレ
ート2には、一端に前記セクタギヤ4と噛合するドラム
ギヤ8を有し、支軸9により回転自在に装着されたドラ
ム7と、該ドラム7に巻装されて、一方の端部をスプリ
ング受け部11を介してベースプレート2に支持し、他
方の端部を自由状態の解放端10aとしたラップスプリ
ング10とを備えたペダルロック機構6を配設してある
点、およびこのベースプレート2には、ベルクランク状
に形成されて中間部分が支軸13により回転自在に装着
され、一端に解除ノブ14のノブロッド15が連結され
ていると共に、他端がラップスプリング10の解放端1
0aの端末に近接して配置されたロック解除レバー12
を配設してある点、等の基本的構造は前記従来と同様で
ある。
【0011】ここで、前記ドラム7の一側部、具体的に
はドラムギヤ8を形成した側には、該ドラムギヤ8に隣
接して前記ラップスプリング10の固定側端部10bの
引き出し成形基部10cを受けるスリップリング16を
配設してある。
【0012】このスリップリング16はドラム7に形成
した小径部7aに回転自在に軸支されていると共に、抜
け止めリング17で保持され、外径をドラム7の外径と
同一に形成して、その外周面で前記固定側端部10bの
ラップスプリングコイル部から接線方向に延出した引き
出し成形基部10cを受けるようにしてある。
【0013】以上の実施例構造によれば、ドラム7の組
付けに際しては、その外周に巻装したラップスプリング
10の解放端10aとロック解除レバー12の端部との
間には、誤作動防止のために所要の遊びストロークSを
設定する必要がある。一方、ラップスプリング10の固
定側端部10bの端末をスプリング受け部11に係着し
た際に、ベースプレート2の成形誤差,およびドラム
7,スプリング受け部11の組付け誤差等により、これ
らドラム7の支軸9とスプリング受け部11の設定位置
にズレが生じていると、ラップスプリング10の固定側
端部10bがラップスプリング10の巻き込み方向又は
巻戻し方向に撓む傾向となる。例えば図3の破線で示す
ように前記固定側端部10bがラップスプリング10の
巻き込み方向に撓んでいると、該固定側端部10bの引
き出し成形基部10cがドラム7に対して押圧されるよ
うになるが、この引き出し成形基部10cはスリップリ
ング16に接しているため、該スリップリング16との
面圧が高くなるだけに止まる。
【0014】従って、ロック解除レバー12によりロッ
ク解除作動されると、スリップリング16が前記引き出
し成形基部10cによって押さえられたままで、ドラム
7の小径部7aが相対回転し、ロック解除時の摺動異音
の発生が回避される。
【0015】なお、スリップリング16とドラム7との
摺接部分に摩擦係数の小さな部材を介装すれば、摺接異
音の発生をより一層防止することができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ラップス
プリングの固定側端部の引き出し成形基部は、ドラムに
配設したスリップリングに接していて、該固定側端部の
撓みによる面圧の増大変化をスリップリングで受けてド
ラムに影響を及ぼすことがなく、そして、ロック解除時
には該スリップリングとドラムとが相対的に回転するた
め、前記面圧増大に起因する摺動異音が発生することは
なく、品質感,信頼性を一段と向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図で、一側のベー
スプレートを破断して示す。
【図2】図1のE−E線に沿う断面図。
【図3】図2のF−F線に沿う断面図。
【図4】従来の構造を示す図1と同様の側面図。
【図5】図4のG−G線に沿う断面図。
【図6】図5のH−H線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…ペダルレバー、2…ベースプレート、4…セクタギ
ヤ、5…パーキングブレーキケーブル、6…ペダルロッ
ク機構、7…ドラム、8…ドラムギヤ、10…ラップス
プリング、11…スプリング受け部、12…ロック解除
レバー、14…ロック解除操作部、16…スリップリン
グ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ベースプレートに回動自在に軸支されて
    足踏み操作によりパーキングブレーキケーブルを牽引す
    るペダルレバーと、ペダルレバーに設けたセクタギヤを
    前記ベースプレートに回動自在に軸支したドラムのドラ
    ムギヤに噛合し、該ドラムの外周にはラップスプリング
    を巻装すると共に、該ラップスプリングの一方の端部を
    スプリング受け部を介してベースプレートに支持して構
    成されて前記ペダルレバーの足踏み位置をロックするペ
    ダルロック機構と、ロック解除操作部の操作により作動
    されて前記ラップスプリングの他端の解放端を、ラップ
    スプリングが弛緩する方向に押動して、前記ペダルロッ
    ク機構をロック解除するロック解除レバーとを備えた構
    造において、前記ドラムの一側部に、ラップスプリング
    の前記スプリング受け部に係合,支持される固定側端部
    の引き出し成形基部を受けるスリップリングを配設した
    ことを特徴とする足踏み式パーキングブレーキ装置。
JP3174893A 1991-07-16 1991-07-16 足踏み式パーキングブレーキ装置 Pending JPH0516773A (ja)

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JPH0516773A true JPH0516773A (ja) 1993-01-26

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JP3174893A Pending JPH0516773A (ja) 1991-07-16 1991-07-16 足踏み式パーキングブレーキ装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107745705A (zh) * 2017-10-16 2018-03-02 重庆工业职业技术学院 一种在异形踏板上安装的防油门误踩装置及其安装方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107745705A (zh) * 2017-10-16 2018-03-02 重庆工业职业技术学院 一种在异形踏板上安装的防油门误踩装置及其安装方法
CN107745705B (zh) * 2017-10-16 2023-07-11 重庆公共运输职业学院 一种在异形踏板上安装的防油门误踩装置及其安装方法

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