JPH07196021A - 足踏み式パーキングブレーキ装置 - Google Patents

足踏み式パーキングブレーキ装置

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JPH07196021A
JPH07196021A JP35446493A JP35446493A JPH07196021A JP H07196021 A JPH07196021 A JP H07196021A JP 35446493 A JP35446493 A JP 35446493A JP 35446493 A JP35446493 A JP 35446493A JP H07196021 A JPH07196021 A JP H07196021A
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Japan
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spring
drum
pedal lever
lap
lap spring
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Hiroshi Mikami
浩史 三上
Masahiro Aihara
正博 相原
Kazumi Sukemoto
和美 祐下
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Piolax Inc
Nissan Motor Co Ltd
Otsuka Koki Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Otsuka Koki Co Ltd
Kato Hatsujo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペダルレバーの踏み込み操作時およびリリー
ス操作時のラップスプリングの振動を押え、異音発生を
防止して品質感、信頼性の向上を図る。 【構成】 ドラム10の外周に密接状態で嵌装したラッ
プスプリング13の固定側の一端13aと、自由端13
b側の側面とに跨って、該一端13aに係着するフック
24aを有するリーフスプリング部24とドラム10の
端部に外嵌するリング部25とを備えた押えプレート2
3を配設して、ラップスプリング13を前記固定端13
a側に押し付けるようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の足踏み式パーキ
ングブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】足踏み式パーキングブレーキ装置の中に
は、例えば実開平2−104729号公報に示されてい
るように、ロッキングコイル方式のペダルロック機構を
用いたものが知られている。
【0003】これは、ブレーキペダルの枢支部に設けた
ドラムの外周にコイル状のラップスプリンクを密接状態
に嵌装し、その巻き終端の一端をベースプレートに固定
する一方、他端を自由端としてリリース部材に係合可能
に配置し、該ラップスプリングの緊縮,弛緩作用による
ペダルレバーをロック、ロック解除するようにしたもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ラップスプリングは前
述のようにその巻き終端の他端が自由端となっていて、
ペダルレバーのロック,ロック解除の際にラップスプリ
ングがドラム外周に緊縮,弛緩作動するようになってい
るため、このラップスプリングの緊縮,弛緩作用時に該
ラップスプリングが振動して異音が生じてしまうことは
否めない。
【0005】そこで、本発明はラップスプリングの緊
縮,弛緩作動時の振動を抑制して、異音の発生を防止す
ることができて、品質感および信頼感を一段と向上する
ことができる足踏み式パーキングブレーキ装置を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】ベースプレートに回動自
在に軸支されて、足踏み操作によりパーキングブレーキ
ケーブルを牽引するペダルレバーと、該ペダルレバーと
連動して回動するドラムとを備え、かつ、該ドラムの外
周にコイル状のラップスプリングを密接状態で嵌装し、
その巻き終端の一端をベースプレートに固定すると共
に、他端をリリース部材に係合可能に配置し、該ラップ
スプリングの緊縮,弛緩作用によりペダルレバーをロッ
ク,ロック解除するようにした構造において、ラップス
プリングの巻き終端の一端側と他端側とに跨って、前記
ラップスプリングを該巻き終端の一端側に押し付ける押
えプレートを配設してある。
【0007】
【作用】ラップスプリングは押えプレートによって巻き
終端の一端側に押し付けられているため、リリース操作
時、およびペダルレバーの踏み込み操作時に、ラップス
プリングが一旦弛緩作動した後に緊縮作動する時に、該
ラップスプリングの振動が抑制され、異音の発生が防止
される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述す
る。
【0009】図1〜4において、1はブラケット部1a
を図外のダッシュロアパネルにボルト・ナット等により
締結して固定されるベースプレートで、その一側面に支
軸3によりペダルレバー4を回動自在に軸支してある。
【0010】このペダルレバー4は、その下端にパッド
5を設けてあると共に、上端にセクタギヤ6をピン7に
よりかしめ固定してあり、ペダルリターンスプリング8
のばね力に抗して図1の実線で示すストッパ9で回動規
制されたイニシャル位置から鎖線で示すパーキング位置
へ踏み込むことにより、図外のパーキングブレーキケー
ブルを牽引してパーキングブレーキを掛けるようになっ
ている。
【0011】10はベースプレート1の一側面で支軸1
2により回動自在に軸支したドラムで、その一端部を前
記セクタギヤ6に噛合するピニオン11を一体に設けて
あり、これらセクタギヤ6とピニオンギヤ11との噛合
により、ペダルレバー4と連動して回動するようになっ
ている。
【0012】そして、このドラム10の外周にコイル状
のラップスプリング13を緊縮,弛緩自在に嵌装配置し
てペダルロック機構14を構成している。
【0013】ラップスプリング13は、その内径をドラ
ム10の外径よりも若干小さく形成してあり、その巻き
終端のベースプレート1寄りの一端13aをドラム10
の接続方向に直線状に延長して、ベースプレート1にボ
ルト・ナット15固定した支持座2に挾着固定してある
一方、巻き終端の他端13bを径方向に曲折して自由端
としてある。
【0014】このラップスプリング13は、ペダルレバ
ー4の踏み込み方向の回動に対しては、ラップスプリン
グ13がドラム10との摩擦により巻き戻し方向の外力
を受けて弛緩してドラム10との間に滑りを生じさせ
て、ペダルレバー4の該踏み込み方向の回動を許容する
が、ペダルレバー4のイニシャル位置への復位方向の回
動に対しては、ラップスプリング13が緊縮力によりド
ラム10と膠着して、ペダルレバー4を踏み込み位置で
ロックするもので、前記自由端13bをラップスプリン
グ13が弛緩する方向(コイル巻き戻し方向)に押動す
ることにより、前記ロックを解除できるようになってい
る。
【0015】ペダルレバー4の中間部とドラム10の支
軸12の一端部とに跨って液圧緩衝器16を設けてあ
り、前記ロック解除時にペダルリターンスプリング8の
ばね力でペダルレバー4がパーギング位置からイニシャ
ル位置へ復帰する作動速度を緩やかにするようにしてあ
る。
【0016】ペダルレバー4の支軸3の他端とドラム1
0の支軸12の他端とに跨ってカバープレート17を装
着してあり、支軸12の該カバープレート17を貫通し
た小径部12aに、前記ラップスプリング13の自由端
13bを押動するリリース部材としてのリリースレバー
18を回動自在に軸支してある。
【0017】前記小径部12aの端末部にはワッシャ1
9を設けてリリースレバー18を抜け止めしてあり、こ
のワッシャ19と隣接して配置したスプリングシート2
0とリリースレバー18との間にリリースレバーリター
ンスプリング21を配設してある。
【0018】このリリースレバー18のアーム部材18
bにはリリースケーブル22を連結してあり、該リリー
スケーブル22を図外のリリースノブの操作により牽引
することにより、リリースレバー18をリリースレバー
リターンスプリング21のばね力に抗して一方向へ回動
し、係合部18aをラップスプリング13の自由端13
bに係合させて、該自由端13bを押動して前述のごと
くロック解除させるようになっている。
【0019】そして、前記ラップスプリング13の巻き
終端の一端13a側と他端、即ち、自由端13b側とに
跨って、ラップスプリング13を該巻き終端の一端13
a側に押し付ける押えプレート23を配設してある。
【0020】この押えプレート23はくの字状に曲折成
形したリーススプリング部24と、リーススプリング部
24の一端に一体に形成されたリング部25とを備えて
いて、このリング部25をドラム10の端部に挿入外嵌
してラップスプリング13の自由端13b側の側面に当
接させた状態で、リーフスプリング部24を弾性変形さ
せてその端末に形成したフック24aをラップスプリン
グ13の固定側の一端13aに係着して装着してある。
【0021】リング部25の一側面には、カバープレー
ト17の側面に当接して、押えプレート23のずれ動き
を阻止する複数個の爪片26を形成してあると共に、他
側面には、ラップスプリング13のコイル部に差し込み
係着されて、押えプレート23をラップスプリング13
にサブアッセンブリするためのサブアッシー用の爪片2
7を形成してある。
【0022】以上の実施例構造によれば、ペダルレバー
4をペダルリターンスプリング8のばね力に抗して踏み
込むと、ラップスプリング13がドラム10との摩擦に
より、コイル巻き戻し方向の外力を受けて弛緩してドラ
ム10との間に滑りを生じさせて、該ペダルレバー4の
踏み込み方向の回動を許容し、図外のパーキングブレー
キケーブルを牽引してパーキングブレーキを掛ける。
【0023】このペダルレバー4の踏み込みを解除する
と、ラップスプリング13が緊縮して直ちにドラム10
の外周面に膠着し、ペダルレバー4の踏み込み位置をロ
ックする。
【0024】パーキングブレーキを掛けた状態から、図
外のノブ操作によってリリースケーブル22を牽引する
と、リリースレバー18がリリースレバーリターンスプ
リング21のばね力に抗して一方向へ回動し、係合部1
8aがラップスプリング13の自由端13bに係合し
て、該自由端13bをラップスプリング13が弛緩する
方向へ押動する。
【0025】これにより、ペダルロック機構14がロッ
ク解除されて、ペダルレバー4はペダルリターンスプリ
ング8のばね力によりストッパ9で回動規制されるイニ
シャル位置へ回動復帰し、パーキングブレーキを解除す
る。
【0026】ここで、前記ペダルレバー4の踏み込み操
作時、およびリリース操作時にラップスプリング13は
一旦弛緩作動した後に緊縮作動するため、該ラップスプ
リング13がドラム10の外周上で振動する傾向とな
る。
【0027】しかし、ラップスプリング13の自由端1
3b側の側面には押えプレート23のリング部25が当
接し、リーフスプリング部24のばね作用によって該ラ
ップスプリング13は固定側の一端部13a側へ押え付
けられているため、ドラム10の外周上での該ラップス
プリング13の振動が抑制され、以て、振動異音の発生
を防止することができるのである。
【0028】なお、前記実施例ではドラム10をペダル
レバー4の軸支部からオフセットした位置に軸支し、ペ
ダルレバー4のセクタギヤ6とドラム10のピニオン1
1との噛合により、ドラム10をペダルレバー4と連動
して回動するようにしたものを示したが、この他、ドラ
ムをペダルレバーの一側にその回転中心軸と同心的に一
体的に設けたものにも同様に適用することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ドラムの
外周に嵌装配設したラップスプリングの巻き終端の固定
側端部と自由端側とに跨って、該ラップスプリングをこ
の固定端側に押し付ける押えプレートを配設して、ペダ
ルレバーの踏み込み操作時、およびリリース操作時にお
けるラップスプリングの弛緩,緊縮作動に伴う振動を抑
制するようにしてあるから、ラップスプリングの振動異
音の発生を防止できて、品質感および信頼性を一段と向
上することができるという実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図。
【図2】図1の背面側から見た側面図。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図。
【図4】押えプレートの斜視図。
【符号の説明】 1 ベースプレート 4 ペダルレバー 10 ドラム 13 ラップスプリング 13a 固定側の一端 13b 自由端 23 押えプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相原 正博 神奈川県横浜市保土ケ谷区岩井町51 加藤 発条株式会社内 (72)発明者 祐下 和美 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレートに回動自在に軸支され
    て、足踏み操作によりパーキングブレーキケーブルを牽
    引するペダルレバーと、該ペダルレバーと連動して回動
    するドラムとを備え、かつ、該ドラムの外周にコイル状
    のラップスプリングを密接状態で嵌装し、その巻き終端
    の一端をベースプレートに固定すると共に、他端をリリ
    ース部材に係合可能に配置し、該ラップスプリングの緊
    縮、弛緩作用によりペダルレバーをロック、ロック解除
    するようにした構造において、前記ラップスプリングの
    巻き終端の一端側と他端側とに跨って、ラップスプリン
    グを該巻き終端の一端側に押し付ける押えプレートを配
    設したことを特徴とする足踏み式パーキングブレーキ装
    置。
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