JPH06278582A - 足踏み式パーキングブレーキ装置 - Google Patents

足踏み式パーキングブレーキ装置

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Publication number
JPH06278582A
JPH06278582A JP6716493A JP6716493A JPH06278582A JP H06278582 A JPH06278582 A JP H06278582A JP 6716493 A JP6716493 A JP 6716493A JP 6716493 A JP6716493 A JP 6716493A JP H06278582 A JPH06278582 A JP H06278582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
brake pedal
pedal lever
force
lap
Prior art date
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Pending
Application number
JP6716493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Sukemoto
和美 祐下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP6716493A priority Critical patent/JPH06278582A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーキングロック解除時のパーキングブレー
キペダルとストッパとの衝接打音の発生防止を図る。 【構成】 ブレーキペダルレバー1に、その復帰作動時
にイニシャル位置Aの近傍で、ペダルロック機構8のラ
ップスプリング12の自由端12Aにラップスプリング
12を弛緩させる方向に弾接するアーム部16を設けて
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の足踏み式パーキ
ングブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4,5は従来の構造を示すもので、1
は車体に固定したベースプレート2に支軸3により回動
自在に装着したブレーキペダルレバーで、その上端縁に
はセクタギヤ4を設けてあると共に、パーキングブレー
キケーブル5端を繋留してあり、リターンスプリング6
によりストッパ7で規制されるまで復位されるイニシャ
ル位置Aと、リターンスプリング6のばね力に抗して足
踏み回動されて、パーキングブレーキケーブル5を牽引
してパーキングブレーキを掛けるパーキング位置Bとに
回動できるようになっている。
【0003】8はブレーキペダルレバー1の踏み込み位
置をロックするペダルロック機構を示している。
【0004】このペダルロック機構8はロッキングコイ
ル方式と称されて、一側に前記セクタギヤ4に噛合する
ドラムギヤ10を有し、ベースプレート2に支軸11に
より回転自在に装着されたドラム9と、内径がドラム9
の外径よりも小さく形成されて、該ドラム9の外周に嵌
装したコイル状のラップスプリング12とを備えてい
る。
【0005】ラップスプリング12はその一方の端部
を、ベースプレート2にねじ止め固定したスプリング受
け部13に係着固定してあり、かつ、他端は自由状態に
解放した自由端12Aとしてある。
【0006】このペダルロック機構8は、ブレーキペダ
ルレバー1の踏み込みによりセクタギヤ4,ドラムギヤ
10を介してドラム9が図4の矢印Cで示す反時計方向
に回転力を受けると、ラップスプリング12が拡径して
ドラム9とラップスプリング12との間に滑りを生じさ
せてブレーキペダルレバー1の踏み込み方向の回動を許
容するが、ドラム9の同図矢印Dで示す時計方向の回転
に対しては、ラップスプリング12の緊縮力によりドラ
ム9を膠着して、ブレーキペダルレバー1を踏み込み位
置でロックするようになっている。
【0007】14はラップスプリング12の自由端12
Aを、ラップスプリング12が弛緩する方向に移動し
て、ドラム9とラップスプリング12との膠着を解除す
るロック解除機構を示し、この例では図外の解除ノブに
連結された解除ケーブル15の端部を前記自由端12A
に繋留して、解除ノブの操作力を解除ケーブル15によ
り自由端12Aへ伝達して、該自由端12Aをラップス
プリング12が弛緩する方向へ牽引移動してドラム9の
膠着を解除し、以って、リターンスプリング6のばね力
によるブレーキペダルレバー1のイニシャル位置Aへの
自動復帰を許容し得るようになっている。
【0008】この類似構造は、例えば米国特許第3,4
43,450号明細書に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】パーキングブレーキケ
ーブル5の戻り力に加えて、リターンスプリング6のば
ね力を強くして、ロック解除時にラップスプリング12
の自由端12Aが若干でも弛緩方向に牽引作動される
と、ブレーキペダルレバー1がイニシャル位置Aへ直ち
に自動復帰して、図外の解除ノブの戻し操作が多少早い
場合であっても、ブレーキペダルレバー1が戻り途中で
ロックされることがないようにしてあるため、該ブレー
キペダルレバー1とストッパ7との衝接打音が大きくな
って品質感を低下させてしまう。
【0010】そこで、本発明はブレーキペダルレバーの
復帰作動に些かも支障を来すことなく、該ブレーキペダ
ルレバーとストッパとの衝接挙動を緩和して、打音発生
を防止することができる足踏み式パーキングブレーキ装
置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】ベースプレートに回動自
在に軸支され、リターンスプリングのばね力に抗して足
踏み操作することによりパーキングブレーキケーブルを
牽引するブレーキペダルレバーと、ブレーキペダルレバ
ーと有機的関係で組付けられて、該ブレーキペダルレバ
ーと同期的に回転するドラムの外周に、コイル状のラッ
プスプリングを緊縮,弛緩自在に嵌装配置して構成さ
れ、ブレーキペダルレバーの踏み込み方向の回動を許容
すると共に、ブレーキペダルレバーの踏み込み位置をロ
ックするペダルロック機構と、ラップスプリングの自由
端をラップスプリングが弛緩する方向に移動して、ドラ
ムとラップスプリングとの膠着を解除するロック解除機
構とを備えた構成において、前記ブレーキペダルレバー
に、その復帰作動時にイニシャル位置近傍で、前記ラッ
プスプリングの自由端に該ラップスプリングを弛緩させ
る方向に弾接するアーム部を設け、かつ、前記パーキン
グブレーキケーブルの戻り力とリターンスプリングのば
ね力との総合力を、ラップスプリングのばね力よりも大
きく設定してある。
【0012】
【作用】ロック解除機構の操作によってドラムとラップ
スプリングとの膠着が解除されると、ブレーキペダルレ
バーはパーキングブレーキケーブルの戻り力とリターン
スプリングのばね力とによりイニシャル位置へ復帰作動
するが、このイニシャル位置近傍に至るとアーム部がラ
ップスプリングの自由端に弾接し、該自由端をラップス
プリングを弛緩させる方向に押動して、ブレーキペダル
レバーの戻り速度が減速される。
【0013】これにより、ブレーキペダルレバーとスト
ッパとの衝接挙動が緩和され、打音発生を防止すること
ができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に前記従来
の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0015】図1において、ベースプレート2に支軸3
により回動自在に装着されて、リターンスプリング6の
ばね力によってストッパ7で規制されるまで復位される
イニシャル位置Aと、パーキング位置Bとに回動される
ブレーキペダルレバー1の上端縁には、セクタギヤ4を
設けてあると共にパーキングブレーキケーブル5端を繋
留してある点、ベースプレート2には、一側に前記セク
タギヤ4と噛合するドラムギヤ10を有し、支軸11に
より回転自在に装着されたドラム9と、該ドラム9に嵌
装されて一方の端部をスプリング受け部13を介してベ
ースプレート2に支持し、他方の端部を自由端12Aと
したコイル状のラップスプリング12とを備えたペダル
ロック機構8を配設してある点、およびラップスプリン
グ12の自由端12Aに図外の解除ノブの牽引操作力を
伝達する解除ケーブル15を繋留して、該自由端12A
をラップスプリング12が弛緩する方向に移動させるロ
ック解除機構14を構成している点、等の基本的構造は
前記従来と同様である。
【0016】ここで、前記ブレーキペダルレバー1に
は、その復帰作動時にイニシャル位置Aの近傍で、前記
ラップスプリング12の自由端12Aに該ラップスプリ
ング12を弛緩させる方向に弾接するアーム部16を設
けてある。
【0017】また、前記パーキングブレーキケーブル5
の戻り力とリターンスプリング6のばね力との総合力
を、ラップスプリング12のばね力よりも大きく設定し
て、ブレーキペダルレバー1の復帰作動時に、前記自由
端12Aがアーム部16によりラップスプリング12が
弛緩する方向に押動されて、ブレーキペダルレバー1が
イニシャル位置Aまで確実に自動復帰できるようにして
ある。
【0018】以上の実施例構造によれば、パーキングブ
レーキの解除に際し、図外の解除ノブの操作により解除
ケーブル15を牽引し、ラップスプリングの自由端12
Aを該ラップスプリング12が弛緩する方向に押動し、
ドラム9とラップスプリング12との膠着が解除される
と、ブレーキペダルレバー1はパーキングブレーキケー
ブル5の戻り力とリターンスプリング6のばね力とによ
ってイニシャル位置Aの方向へ直ちに復帰作動するよう
になる。
【0019】ブレーキペダルレバー1がイニシャル位置
Aの近傍に至ると、アーム部16の端部が前記自由端1
2Aに弾接して、該自由端12Aを解除ノブによるロッ
ク解除位置よりも更にラップスプリング12が弛緩する
方向に押動し、このラップスプリング12のばね力がブ
レーキペダルレバー1の戻り抵抗となって、該ブレーキ
ペダルレバー1の戻り速度が減速される。
【0020】この結果、ブレーキペダルレバー1とスト
ッパ7との衝接挙動が緩和され。打音の発生を防止する
ことができる。
【0021】前記実施例ではペダルロック機構8のドラ
ム9を、ブレーキペダルレバー1と独立して軸支し、セ
クタギヤ4とドラムギヤ10との噛合によって有機的に
関連付けて、該ドラム9をブレーキペダルレバー1と同
期的に回転させるようにしているが、この他、図2に示
すようにブレーキペダルレバー1をベースプレート2に
形成したボス部2Aに回動自在に嵌装し、ブレーキペダ
ルレバー1のカラー部1Aにドラム9を固着して、ブレ
ーキペダルレバー1とドラム9を同軸配置したものにも
適用することができる。
【0022】また、ロック解除機構14は図3に示すよ
うに、解除ケーブル15の動力をレバー17に回転力と
して伝達し、該レバー17の端部でラップスプリング1
2の自由端12Aを押動するようにしたものでもよい。
【0023】この場合、ブレーキペダルレバー1のアー
ム部16は、レバー17の端部を介して前記自由端12
Aに弾接するようになる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ブレーキ
ペダルレバーの復帰過程で、該ブレーキペダルレバーが
イニシャル位置近傍に至ると、アーム部がラップスプリ
ングの自由端部に弾接して、該ラップスプリングを緩衝
部材として有効に機能させることができ、従って、該ブ
レーキペダルレバーの戻り速度を減速して、ストッパと
の衝接挙動を緩和し、以って、ブレーキペダルレバーと
ストッパとの衝接打音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図。
【図2】本発明の第2実施例を示す断面図。
【図3】ロック解除機構の異なる例を示す説明図。
【図4】従来の構造を示す側面図。
【図5】図4のA−A線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…ブレーキペダルレバー 2…ベースプレート 5…パーキングブレーキケーブル 6…リターンスプリング 7…ストッパ 8…ペダルロック機構 9…ドラム 12…ラップスプリング 12A…ラップスプリングの自由端 14…ロック解除機構 16…アーム部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレートに回動自在に軸支され、
    リターンスプリングのばね力に抗して足踏み操作するこ
    とによりパーキングブレーキケーブルを牽引するブレー
    キペダルレバーと、 ブレーキペダルレバーと有機的関係で組付けられて、該
    ブレーキペダルレバーと同期的に回転するドラムの外周
    に、コイル状のラップスプリングを緊縮,弛緩自在に嵌
    装配置して構成され、ブレーキペダルレバーの踏み込み
    方向の回動を許容すると共に、ブレーキペダルレバーの
    踏み込み位置をロックするペダルロック機構と、 ラップスプリングの自由端をラップスプリングが弛緩す
    る方向に移動して、ドラムとラップスプリングとの膠着
    を解除するロック解除機構とを備えた構成において、 前記ブレーキペダルレバーに、その復帰作動時にイニシ
    ャル位置近傍で、前記ラップスプリングの自由端に該ラ
    ップスプリングを弛緩させる方向に弾接するアーム部を
    設け、かつ、前記パーキングブレーキケーブルの戻り力
    とリターンスプリングのばね力との総合力を、ラップス
    プリングのばね力よりも大きく設定したことを特徴とす
    る足踏式パーキングブレーキ装置。
JP6716493A 1993-03-26 1993-03-26 足踏み式パーキングブレーキ装置 Pending JPH06278582A (ja)

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JPH06278582A true JPH06278582A (ja) 1994-10-04

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