JP3127049B2 - 足踏み式パーキングブレーキ装置 - Google Patents

足踏み式パーキングブレーキ装置

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JP3127049B2 JP21806392A JP21806392A JP3127049B2 JP 3127049 B2 JP3127049 B2 JP 3127049B2 JP 21806392 A JP21806392 A JP 21806392A JP 21806392 A JP21806392 A JP 21806392A JP 3127049 B2 JP3127049 B2 JP 3127049B2
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武浩 黒田
均 戸村
銃二 小島
吉治 北村
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Nissan Motor Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の足踏み式パーキ
ングブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】足踏み式パーキングブレーキ装置の中に
は、例えば実開平2−219387号公報に示されてい
るように、ロッキングコイル方式のペダルロック機構
と、そのロック解除を行うリリースカラーとを、ペダル
レバーの一側にその回動中心と同軸線上に配置したもの
が知られている。
【0003】これは具体的には、ベースプレートの一側
に軸部を突設し、この軸部にブレーキペダルに一体に形
成したドラムを回動自在に嵌挿すると共に、該ドラムの
外周にラップスプリングを緊縮,弛緩自在に配設してペ
ダルロック機構を構成し、そして、更に軸部の端部にリ
リースカラーを回動自在に軸支し、該リリースカラーを
リリースケーブルを介して一方向に回動することによ
り、ラップスプリングの巻き終端の自由端をラップスプ
リングが弛緩する方向に押動してドラムとラップスプリ
ングとの膠着を解除するロック解除機構を構成するよう
にしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ラップスプリングのリ
リースカラー側の巻き終端の一端を自由端として、この
一端をリリースカラーでラップスプリングが弛緩する方
向に押動することによってロック解除を行うようにし
て、ラップスプリングの該リリースカラー側の端部を非
固定状態にする必要がある。
【0005】一方、このラップスプリングの端面とリリ
ースカラーの内面との間にはラップスプリングのピッチ
角相当の隙間が不可避的に生じる。
【0006】このため、ロック解除のためラップスプリ
ングの前記一端を押動してラップスプリングを弛緩した
際に、前記隙間範囲でラップスプリングがリリースカラ
ー側に動いてラップスプリングの弛緩作用が不均一とな
って、ロック解除作動の円滑性に欠ける傾向にあった。
【0007】そこで、本発明はロック解除時におけるラ
ップスプリングのリリースカラー側への動きを拘束でき
て、該ラップスプリングの弛緩作用をより均一に行わせ
ることができて、ロック解除作動を円滑にすることがで
きる足踏み式パーキングブレーキ装置を提供するもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】ベースプレートに回動自
在に軸支され、足踏み操作によりパーキングブレーキケ
ーブルを牽引するペダルレバーと、ペダルレバーの一側
にその回動中心と同心的に固設したドラムの外周にコイ
ル状のラップスプリングを緊縮,弛緩自在に嵌装配置し
て構成され、ペダルレバーの踏み込み方向の回動を許容
すると共に、ペダルレバーの踏み込み位置をロックする
ペダルロック機構と、ドラムの一側に配置されると共
に、ベースプレートにペダルレバーの回動中心と同軸線
上で回動自在に軸支され、ラップスプリングの巻き終端
の一端をラップスプリングが弛緩する方向に押動してド
ラムとラップスプリングとの膠着を解除するリリースカ
ラーを有するロック解除機構とを備えた構成において、
前記リリースカラーの内面のラップスプリング端面に対
応する部位に、該ラップスプリングのピッチ角に相当す
る角度の勾配を周方向に付与したスプリング受座を形成
し、リリースカラーをラップスプリングの端面と密接し
て配置してある。
【0009】
【作用】リリースカラー内面のスプリング受座は、ラッ
プスプリングのピッチ角相当の角度の勾配を周方向に付
与してあって、該ラップスプリングの端面に密接してい
るため、ロック解除時にラップスプリングの自由端側の
一端をラップスプリングが弛緩する方向に押動した際
に、該ラップスプリングのリリースカラー側へのずれ動
きが全くなく、ラップスプリング全体が均一に弛緩して
ロック解除作動が円滑に行われる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述す
る。
【0011】図1〜5において、1は取付用シート部1
aをダッシュロアパネルD・Pに図外のボルト・ナット
により締結して固定されるベースプレートで、その一側
面に有底円筒状の軸部2を突設してある。
【0012】3は下端にパッド4を設けたペダルレバー
で、その上端に円筒状の基部5を形成してあり、この基
部5を前記軸部2にブッシュ6を介して回動自在に装着
してある。
【0013】ペダルレバー3の基部5のベースプレート
1寄りの外周には、略半周に亘ってプーリー溝7を形成
してあり、この基部5の後方に形成した繋留部3aに係
止したパーキングブレーキケーブル8をこのプーリー溝
7に掛架し、ベースプレート1の前端側に形成したケー
ブルガイド1bを通して図外のパーキングブレーキユニ
ットに連結してある。
【0014】ペダルレバー3の基部5には、その一側よ
り円筒状のドラム9を外嵌し、該ドラム9の一端に形成
したフランジ10を複数ケ所で基部5にかしめピン11
により固定してあり、このドラム9の外周にコイル状の
ラップスプリング12を緊縮,弛緩自在に嵌装配置して
ペダルロック機構13を構成している。
【0015】ラップスプリング12は、その内径をドラ
ム9の外径よりも若干小さく形成してあり、その巻き終
端のベースプレート1寄りの一端を直線状に延長して形
成したフック12aを、ベースプレート1の支持座14
に固定してある一方、巻き終端の他端を径方向に曲折し
たフック12bを自由端としてある。
【0016】このラップスプリング12は、ペダルレバ
ー3の踏み込み方向の回動に対しては、ラップスプリン
グ12がドラム9との摩擦により巻き戻し方向の外力を
受けて弛緩してドラム9との間に滑りを生じさせて、ペ
ダルレバー3の該踏み込み方向の回動を許容するが、ペ
ダルレバー3のイニシャル位置への復位方向の回動に対
しては、ラップスプリング12が緊縮力によりドラム9
と膠着して、ペダルレバー3を踏み込み位置でロックす
るもので、前記フック12bをラップスプリング12が
弛緩する方向(コイル巻き戻し方向)に押動することに
より、前記ロックを解除できるようになっている。
【0017】15はベースプレート1にボルト16固定
され、ラップスプリング12の固定側、即ち、ベースプ
レート1寄りの周側の略半周部を僅かな間隙をおいて覆
うコイル規制プレートで、ラップスプリング12の弛緩
作用時にフック固定側の周側が部分的に拡径するのを抑
え、ロック時のロック遅れを回避するものである。
【0018】17はドラム9の一側で、前記ベースプレ
ート1の軸部2の中心に突設固定したシャフト20の端
部に回動自在に軸支したリリースカラーで、その周縁に
ラップスプリング12の周側を僅かな間隙をおいて覆っ
て、コイル規制プレート15と同様にラップスプリング
12の部分的な拡径を抑えるフランジ18を一体に形成
してある。
【0019】このリリースカラー17には、前記フラン
ジ18から外方に突出してラップスプリング12の前記
フック12bに係合する受容部19を備えていると共
に、該受容部19から更に外方へ突出するアーム部21
を備えている。
【0020】22は図外のノブ操作により牽引されるリ
リースケーブルで、ペダルレバー3の復位方向の回動を
規制してイニシャル位置を確定するバンパーラバー23
と共にベースプレート1にボルト25固定したケーブル
ガイド24を通して、前記リリースカラー17のアーム
部21に連結して、リリースカラー17,リリーフケー
ブル22でロック解除機構26を構成している。
【0021】ここで、前記リリースカラー17の内面の
ラップスプリング12の端面に対応する部位、即ち、外
側のコイル線に対応する部位に、該ラップスプリング1
2のピッチ角aに相当する角度の勾配を周方向に付与し
たスプリング受座27を形成し、リリースカラー17を
このラップスプリング12の端面と密接して配設してあ
る。
【0022】28はベースプレート1の軸部2とシャフ
ト20との間に挾着固定されて、ペダルレバー3を抜止
めする固定プレートである。
【0023】以上の実施例構造によれば、ペダルレバー
3を図外のペダルリターンスプリングのばね力に抗して
踏み込むと、ラップスプリング12がドラム9との摩擦
によりコイル巻き戻し方向の外力を受けて弛緩してドラ
ム9との間に滑りを生じさせて、該ペダルレバー3の踏
み込み方向の回動を許容し、パーキングブレーキケーブ
ル8を牽引してパーキングブレーキを掛ける。
【0024】このペダルレバー3の踏み込みを解除する
と、ラップスプリング12が緊縮して直ちにドラム9に
膠着し、ペダルレバー3の踏み込み位置をロックする。
【0025】パーキングブレーキを掛けた状態から、図
外のノブ操作によりリリースケーブル22を牽引する
と、リリースカラー17が回動して受容部19がラップ
スプリング12のフック12bに係合してラップスプリ
ング12が弛緩する方向に押動する。
【0026】これにより、ペダルロック機構13がロッ
ク解除されて、ペダルレバー3はリターンスプリングの
ばね力によりイニシャル位置へ回動,復帰し、パーキン
グブレーキを解除する。
【0027】ここで、前述のペダルロック機構13のロ
ック解除時に、ラップスプリング12のフック12bを
ラップスプリング12が弛緩する方向に押動した際、ラ
ップスプリング12のリリースカラー17側の端部が非
固定であっても、リリースカラー17内面のラップスプ
リング12端面に対応する部位には、ラップスプリング
12のピッチ角a相当の角度の勾配を周方向に付与した
スプリング受座27を形成してあって、このスプリング
受座27がラップスプリング12の端面、即ち、外側の
コイル線と密接しているため、ラップスプリング12が
リリースカラー17側へずれ動く余地が全くなく、従っ
て、ラップスプリング12全体が均一に弛緩してロック
解除作動を円滑に行わせることができる。
【0028】ここで、図6,7に示すようにラップスプ
リング12のベースプレート1側の端部に配設されるコ
イル規制プレート15の内周縁にも、ラップスプリング
12のピッチ角a相当の角度の勾配を周方向に付与した
スプリング受座29を形成すれば、ラップスプリング1
2の両端部と、コイル規制プレート15,リリースカラ
ー17との間に隙間が生じることがなく、より一層ロッ
ク解除作動を円滑に行わせることができる。
【0029】特に、このようにコイル規制プレート15
にスプリング受座29を形成すれば、ベースプレート1
の支持座14上に固定される直線状に延出するフック1
2aの基部コイル部分が、このスプリング受座27で支
承されるため耐久性能を向上させることもできる。
【0030】なお、コイル規制プレート15のスプリン
グ受座29は、その内周縁全周に形成する他、図8に示
すように周方向に間欠的に設けるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ラップス
プリングの非固定側となるリリースカラー側の端面は、
該リリースカラーの内面にラップスプリングのピッチ角
相当の勾配を周方向に付与して形成したスプリング受座
に密接しているため、該ラップスプリングを弛緩させて
ロック解除する際に、ラップスプリングの非固定側端部
がリリースカラー側にずれ動くことが全くなく、ラップ
スプリングを全体的に均一に弛緩させて円滑なロック解
除作動を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】リリースカラーの側面図。
【図5】図4のC−C線に沿う断面図。
【図6】コイル規制プレートの側面図。
【図7】図6のD矢視図。
【図8】コイル規制プレートの異なる例を示す側面図。
【符号の説明】
1…ベースプレート 3…ペダルレバー 8…パーキングブレーキケーブル 9…ドラム 12…ラップスプリング 13…ペダルロック機構 17…リリースカラー 26…ロック解除機構 27…スプリング受座 a…ラップスプリングのピッチ角
フロントページの続き (72)発明者 小島 銃二 神奈川県愛甲郡愛川町中津字桜台4056番 地 日本発条株式会社内 (72)発明者 北村 吉治 神奈川県愛甲郡愛川町中津字桜台4056番 地 日本発条株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−161814(JP,A) 特開 平4−175522(JP,A) 実開 平5−92028(JP,U) 実開 昭60−93001(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 7/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレートに回動自在に軸支され、
    足踏み操作によりパーキングブレーキケーブルを牽引す
    るペダルレバーと、ペダルレバーの一側にその回動中心
    と同心的に固設したドラムの外周にコイル状のラップス
    プリングを緊縮,弛緩自在に嵌装配置して構成され、ペ
    ダルレバーの踏み込み方向の回動を許容すると共に、ペ
    ダルレバーの踏み込み位置をロックするペダルロック機
    構と、ドラムの一側に配置されると共に、ベースプレー
    トにペダルレバーの回動中心と同軸線上で回動自在に軸
    支され、ラップスプリングの巻き終端の一端をラップス
    プリングが弛緩する方向に押動してドラムとラップスプ
    リングとの膠着を解除するリリースカラーを有するロッ
    ク解除機構とを備えた構成において、前記リリースカラ
    ーの内面のラップスプリング端面に対応する部位に、該
    ラップスプリングのピッチ角に相当する角度の勾配を周
    方向に付与したスプリング受座を形成し、リリースカラ
    ーをラップスプリングの端面と密接して配設したことを
    特徴とする足踏み式パーキングブレーキ装置。
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