JPH05157345A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH05157345A
JPH05157345A JP4008492A JP849292A JPH05157345A JP H05157345 A JPH05157345 A JP H05157345A JP 4008492 A JP4008492 A JP 4008492A JP 849292 A JP849292 A JP 849292A JP H05157345 A JPH05157345 A JP H05157345A
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shaft
rotating body
duct
winding
winding shaft
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Koichi Ito
伊藤  公一
Akihito Higashihara
昭仁 東原
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膜状部材の移動に関係なく、膜状部材を常に
所定の張り具合に保つことのできる車両用空調装置を提
供する。 【構成】 第3シャフト14と円錐台状の第1テーパプ
ーリ21とは連結し、第4シャフト15と円錐台状の第
2テーパプーリ22も連結している。また第2フィルム
ダンパ18は第3シャフト14および第4シャフト15
に巻き取られ、第2ワイヤ20は第1テーパプーリ21
および第2テーパプーリ22に螺旋状に巻き取られてい
る。第3シャフト14と第4シャフト15とでは両者が
共に同回転数で回転する場合、第2フィルムダンパ18
を巻き取ったり送り出したりする量が第2フィルムダン
パ18の巻取厚みに応じて異なるが、第2ワイヤ20、
円錐台状の第1テーパプーリ21および第2テーパプー
リ22が第4シャフト15の回転数を調整し、第2フィ
ルムダンパ18の移動量を相互のシャフト間で等しくす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は膜状部材を用いて通風状
態を変更する車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】膜状部材を用いて通風状態を変更する車
両用空調装置の従来技術として、日本電装公開技報70
−025(1990年2月15日発行)に提示した技術
がある。
【0003】ところで上記従来技術では、吹出口切替え
ダンパとしてフィルムダンパを用いており、そのフィル
ムダンパの両端はそれぞれ別々のシャフトと結合してい
る。そして、フィルムダンパの両端と結合している2つ
のシャフトは互いにベルトによってつながれており、モ
ータを駆動することによってベルトを動かし、フィルム
ダンパの巻取り、送り出しを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来技術で
は、一方のシャフトに巻かれているフィルムの量と他方
のシャフトに巻かれているフィルムの量とが吹出モード
によってそれぞれ異なるので、フィルムが多く巻かれて
いるシャフトの方がフィルムの厚さ分だけ径が大きくな
る。
【0005】上記従来技術のように1つのベルトで2つ
のシャフトを同時に駆動する場合、2つのシャフトはそ
れぞれ同じ回転数で回転する。しかし、フィルムの厚み
を含んだ場合のシャフトの径がそれぞれ異なると、一方
のシャフトが巻き取るもしくは送り出すフィルムの量
と、他方のシャフトが送り出すもしくは巻き取るフィル
ムの量とが異なるので、そこでフィルムが必要以上に張
ったり弛んでしまう。フィルムが必要以上に張ったり弛
んだりすると、フィルムの開口部の位置がずれたり、騒
音、風漏れ等の問題が発生する。
【0006】そこで本発明は上記問題を解決するため
に、シャフトに巻かれているフィルムの量が2つのシャ
フト間で異なる場合でも、2つのシャフト間で巻き取る
もしくは送り出すフィルムの量が常に等しい車両用空調
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記目的
を達成するために、車室内に向かって空気を送るための
ダクトと、前記ダクト内において空気流を発生させるブ
ロワと、前記ダクト内かつ前記ブロワの下流に設けら
れ、前記ブロワから送風された前記空気の温度を調整す
る温度調整手段と、該温度調整手段よりの空気を車室内
に向かって吹き出すために、前記ダクトの車室側の一部
に穴を開けて設けられた複数の吹出口と、前記ダクトに
回転自在に支持された一方の巻取軸および他方の巻取軸
と、前記ダクト内に配置され、前記空気の通風状態を変
えるための開口部を有し、両端を前記一方の巻取軸およ
び前記他方の巻取軸に巻き取られた膜状部材と、前記一
方の巻取軸および前記他方の巻取軸のうち、少なくとも
前記一方の巻取軸を回転駆動する駆動手段と、前記膜状
部材の巻取厚みを含んだ場合の前記一方の巻取軸側の巻
取径、および前記膜状部材の巻取厚みを含んだ場合の前
記他方の巻取軸側の巻取径に応じて、前記一方の巻取軸
および前記他方の巻取軸の回転速度を変化させながら、
前記一方の巻取軸と前記他方の巻取軸との間で動力を伝
達する動力伝達手段とを備える車両用空調装置をその要
旨とする。
【0008】
【作用】本発明では、各々の巻取軸の巻取径に応じて、
各巻取軸の回転速度を変化させているから、駆動手段が
少なくとも一方の巻取軸を回転駆動して膜状部材を巻き
取るもしくは送り出す時、一方の巻取軸が膜状部材を巻
き取るもしくは送り出す量と他方の巻取軸が膜状部材を
送り出すもしくは巻き取る量とが等しくなるように、動
力伝達手段が膜状部材を移動させることができる。この
結果、膜状部材は弛みにくくなるので、吹出口から車室
内に向けて騒音が生じたり、車室内空調温度が乱れたり
することのない車両用空調装置が得られる。
【0009】
【発明の効果】以上述べたように本発明では、一方の巻
取軸と他方の巻取軸との間で膜状部材の巻かれている回
数が異なる場合においても、膜状部材が必要以上に張っ
たりたるんでしまうという恐れがなくなるので、車両用
空調装置においてフィルムの開口部の位置がずれたり、
騒音、風漏れ、車室内空調温度の乱れ等の問題が発生す
ることもなくなる。
【0010】なお、請求項4における発明では、例えば
季節の変化によってダクトが縮み、これによって巻取軸
間が縮んで紐状部材が弛んでも、バネ手段および当接部
材が紐状部材に張力を付与するので、第1回転体の第1
側面および第2回転体の第2側面に巻かれた紐状部材の
螺旋状態が崩れたり、紐状部材が第1回転体および第2
回転体から外れるといった問題が無くなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図5
に基づいて説明する。図2は第1実施例におけるエアコ
ンユニット全体を示す全体構成図である。第1実施例で
は、図2に示すようにエアコンユニット全体はダクト1
に収納されている。そしてダクト1内には、最も風上部
に、車室内に送風空気を導入するブロワ2が配設され、
ブロワ2の風下部に、ブロワ2から送風された空気を冷
却するエバポレ−タ3が配設されている。またエバポレ
−タ3の風下部で、かつダクト1のほぼ中央部には、エ
バポレ−タ3によって冷却された冷風を加熱して温風に
するヒ−タコア4が配設されている。またエバポレ−タ
3を通風してきた冷風は第1通路5および第2通路6を
通って車室内へ吹き出される。
【0012】ダクト1の車室側には、乗員の足元へ向か
って空気を送風するためのフット吹出口7、フロントガ
ラスへ向かって空気を送風するためのデフロスタ吹出口
8、および乗員の上半身へ向かって空気を送風するため
のフェイス吹出口9が設けられている。なお、フット吹
出口7から送風される空気は、紙面垂直方向に向かって
吹き出される。
【0013】ヒ−タコア4の図中右側上方には、回転自
在の第1シャフト10が紙面垂直方向にダクト1に固定
されている。ヒ−タコア4の図面右側には回転自在の第
2シャフト11が紙面垂直方向に伸びてダクト1に固定
されている。またヒ−タコア4の下流側側面上端部に
は、回転自在の第1中間シャフト12が紙面垂直方向に
伸びてダクト1に固定されている。
【0014】可撓性のフィルムで形成された第1フィル
ムダンパ13は、一端が第1シャフト10に巻き取ら
れ、他端が第2シャフト11に巻き取られている。そし
て第1フィルムダンパ13は、第1シャフト10、第1
中間シャフト12、ヒ−タコア4の図面上方側面部、ヒ
−タコア4の上流側側面部、ヒ−タコア4の図面下方側
面部、および第2シャフト11に渡って張設されてい
る。
【0015】フット吹出口7の図面右側下方には、回転
自在の第3シャフト14が紙面垂直方向に伸びてダクト
1に固定されている。フェイス吹出口9の図面右側端部
やや下方部には、回転自在の第4シャフト15が紙面垂
直方向に伸びてダクト1に固定されている。またフット
吹出口7とデフロスタ吹出口8との境目部には、回転自
在の第2中間シャフト16が紙面垂直方向に伸びてダク
ト1に固定され、デフロスタ吹出口8とフェイス吹出口
9との境目部には、回転自在の第3中間シャフト17が
紙面垂直方向に伸びてダクト1に固定されている。
【0016】可撓性のフィルムで形成された第2フィル
ムダンパ18は、一端が第3シャフト14に巻き取ら
れ、他端が第4シャフト15に巻き取られている。そし
て第2フィルムダンパ18は、第3シャフト14、第2
中間シャフト16、第3中間シャフト17、および第4
シャフト15に渡って張設されている。
【0017】第1ワイヤ19は、一端が第1シャフト1
0と連結している第1テーパプーリ21(図面作成の都
合上、図2では図示していない)に巻き取られており、
他端が第2シャフト11と連結している第2テーパプー
リ22(図面作成の都合上、図2では図示していない)
に巻き取られている。第2ワイヤ20は、一端が第3シ
ャフト14と連結している第1テーパプーリ21に巻き
取られており、他端が第4シャフト15と連結している
第2テーパプーリ22に巻き取られている。
【0018】なお第3シャフト14、第4シャフト1
5、第1テーパプーリ21、第2テーパプーリ22、お
よび第2ワイヤ20のそれぞれの連結関係については、
次に図3に基づいて詳述する。
【0019】図3は第3シャフト14、第4シャフト1
5、第1テーパプーリ21、第2テーパプーリ22、お
よび第2ワイヤ20のそれぞれの連結関係を模式的に表
した模式的斜視図である。なお第2フィルムダンパ18
は省略して図示してある。
【0020】図3からわかるように、第3シャフト14
および第4シャフト15は中身が中空状となっており、
第3シャフト14の内部には、第3シャフト14を駆動
するDCモータ23と、DCモータ23の出力を減速す
る減速機24とが固定されている。
【0021】また第3シャフト14の図面手前側先端部
には、断面形状の中に、対向する直線部を有し、この各
々の直線部の両端が曲線部にて連続している第1穴部2
5が設けられており、ダクト1を挟んで第1テーパプー
リ21の先端部と第1穴部25とが密着固定されてい
る。そして第1テーパプーリ21と第3シャフト14と
は連動して回転する。第4シャフト15の図面手前側先
端部には、断面形状の中に、対向する直線部を有し各々
の両端が曲線部にて連続している第2穴部26が設けら
れており、ダクト1を挟んで第2テーパプーリ22の先
端部が第2穴部26と密着固定されている。そして第2
テーパプーリ22と第4シャフト15とは連動して回転
する。
【0022】ところで第1テーパプーリ21および第2
テーパプーリ22は円錐台状をしており、それぞれ斜め
部分の側面には螺旋状に溝が設けられている。そして各
々の回転軸の長さ方向に沿って、この回転軸の軸心を通
るように第1テーパプーリ21および第2テーパプーリ
22を切断した場合、その断面積が、第1テーパプーリ
21の場合は第3シャフト14に近くなる程大きくな
り、第2テーパプーリ22の場合は第4シャフト15に
近くなる程小さくなる。
【0023】第2ワイヤ20は、その一端が、第1テー
パプーリ21に設けられた溝の両端のうち第3シャフト
14に近い方の一点に固定され、他端が、第2テーパプ
ーリ22に設けられた溝の両端のうち第4シャフト15
に近い方の一点に固定されている。そして第2ワイヤ2
0は第1テーパプーリ21および第2テーパプーリ22
によって巻き取られている。
【0024】以上、第1実施例の簡単な構成を述べた。
構成についての詳細な説明は後述するとして、次に第1
実施例の作動を図1に基づいて説明する。図1は第3シ
ャフト14に巻き取られる第2フィルムダンパ18の量
と第1テーパプーリ21に巻き取られる第2ワイヤ20
の量との関係、および第4シャフト15に巻き取られる
第2フィルムダンパ18の量と第2テーパプーリ22に
巻き取られる第2ワイヤ20の量との関係を模式的に示
した相対関係図である。なお、図1(a)および図1
(c)は第2フィルムダンパ18の第3シャフト14お
よび第4シャフト15への巻き取り具合を模式的に表し
た模式構成図であり、第2ワイヤ20、第1テーパプー
リ21、および第2テーパプーリ22は図示していな
い。また図1(b)および図1(d)は図1(a)およ
び図1(c)の矢印A方向から見た場合の、第3シャフ
ト14に結合されるべき第1テーパプーリ21、第4シ
ャフト15に結合されるべき第2テーパプーリ22、お
よび第2ワイヤ20を表す平面図である。なおdは第3
シャフト14および第4シャフト15の半径であり、t
は第2フィルムダンパ18の巻取厚みを示す変数であ
る。
【0025】図1(a)に示すように、第2フィルムダ
ンパ18が第3シャフト14に多く巻き取られていると
き、つまり吹出モードとしてフットモードが成立してい
るとき、図1(b)に示すように、第2ワイヤ20は第
2テーパプーリ22の方に多く巻き取られている。
【0026】そして第3シャフト14が図1(a)に示
す状態から時計周りに1回転したとすると、第2フィル
ムダンパ18は約2π(d+t)だけ送り出される。従
来のように第1テーパプーリ21も第2テーパプーリ2
2も円筒状ならば、第3シャフト14が時計周りに1回
転すると、第4シャフト15も時計周りに1回転する。
第4シャフト15が1回転したときに第2フィルムダン
パ18を巻き取る量は約2πdなので、第3シャフト1
4が第2フィルムダンパ18を送り出す量と第4シャフ
ト15が第2フィルムダンパ18を巻き取る量との差は
約2πtとなり、この約2πtが第2フィルムダンパ1
8の弛みとなっていた。
【0027】しかし第1実施例では、第3シャフト14
が時計周りに1回転して第2フィルムダンパ18を約2
π(d+t)だけ送り出すとき、第4シャフト15も第
2フィルムダンパ18を約2π(d+t)だけ巻き取る
ので弛みは生じない。すなわち、第3シャフト14が時
計周りに1回転すると同時に第1テーパプーリ21も時
計周りに1回転して第2ワイヤ20を約2π(d+t)
だけ巻き取る。第1テーパプーリ21が第2ワイヤ20
を約2π(d+t)だけ巻き取ると、第2テーパプーリ
22も時計周りに1回転強して第2ワイヤ20を約2π
(d+t)だけ送り出し、それに伴って第4シャフト1
5も時計周りに1回転強して第2フィルムダンパ18を
約2π(d+t)だけ巻き取るというわけである。
【0028】ここで第2テーパプーリ22が1回転強す
るという意味について説明する。上で第1テーパプーリ
21が第2ワイヤ20を約2π(d+t)だけ巻き取る
と述べたが、このとき第2テーパプーリ22が第2ワイ
ヤ20を送り出す量も約2π(d+t)でなくてはなら
ない。なぜなら第1テーパプーリ21が第2ワイヤ20
を巻き取る量と第2テーパプーリ22が第2ワイヤ20
を送り出す量とが異なると、第2ワイヤ20は必要以上
に張ったり弛んだりするからである。
【0029】しかし第4シャフト15は全くの従動シャ
フトなので、第1テーパプーリ21が第2ワイヤ20を
約2π(d+t)だけ巻き取ると、第2テーパプーリ2
2も第2ワイヤ20を約2π(d+t)だけ送り出す。
第2テーパプーリ22が第2ワイヤ20を約2π(d+
t)だけ送り出すときの第4シャフト15の回転数が1
回転強ということである。
【0030】ところで、第2テーパプーリ22と第4シ
ャフト15とは連結しているので、第2テーパプーリ2
2が時計周りに1回転強して第2ワイヤ20を約2π
(d+t)だけ送り出すと、第4シャフト15も時計周
りに1回転強し、第2フィルムダンパ18を約2π(d
+t)だけ巻き取る。このときの第4シャフト15が第
2フィルムダンパ18を巻き取る量は、第3シャフト1
4が1回転したときに第2フィルムダンパ18を送り出
す量と等しいので、第2フィルムダンパ18は必要以上
に張ったり弛んだりするということはないということに
なる。
【0031】第2ワイヤ20は第1テーパプーリ21お
よび第2テーパプーリ22のそれぞれの傾斜部分に設け
られた螺旋状の溝に巻き付けられているので、第2フィ
ルムダンパ18が図1(a)に示す状態から図1(c)
に示す状態に移るまでの間、第2ワイヤ20も図1
(b)に示す状態から図1(d)に示す状態までの間
で、第2フィルムダンパ18の巻取厚みtに比例して巻
き取られる。それ故、第2フィルムダンパ18は必要以
上に張ったり弛んだりすることはなく、常に所定の張り
具合に保つことができる。
【0032】以上、第3シャフト14、第4シャフト1
5、第1テーパプーリ21、第2テーパプーリ22、第
2フィルムダンパ18、および第2ワイヤ20を含む吹
出口切替えダンパについて詳述したが、以上の内容は第
1シャフト10、第2シャフト11、第1テーパプーリ
21、第2テーパプーリ22、第1フィルムダンパ1
3、および第1ワイヤ19を含むエアミックスダンパに
ついても同じであるのでエアミックスダンパの説明は省
略する。
【0033】再び図2に戻って、図2について先に述べ
ていない内容を説明する。先ず、第1フィルムダンパ1
3には、その進行方向に対して平行に一列で、かつ等間
隔に小さな穴(図示していない)が設けられている。こ
の小さな穴の列は後述する第1フォトインタラプタ27
が第1フィルムダンパ13の位置を検出するための被検
出部である。
【0034】第1フォトインタラプタ27は2つのフォ
トインタラプタで構成され、この2つのフォトインタラ
プタの間隔が、第1フィルムダンパ13に設けられた小
さな穴(被検出部)1つ1つの間隔の1.5倍となるよ
うに形成されている。また、この2つのフォトインタラ
プタはコの字状をしており、第1フィルムダンパ13の
被検出部を挟み込むようにダクト1に固定されている。
そして第1フィルムダンパ13が移動すると、2つのフ
ォトインタラプタが第1フィルムダンパ13の被検出部
を交互に検出して、その都度発信する信号をマイクロコ
ンピュ−タ(図示しない)が入力し、第1フィルムダン
パ13の位置検出を行う。
【0035】また第2フィルムダンパ18にも、その進
行方向に対して平行に一列で、かつ等間隔に小さな穴
(図示していない)が設けられている。この小さな穴の
列は、後述する第2フォトインタラプタ28が第2フィ
ルムダンパ18の位置を検出するための被検出部であ
る。
【0036】第2フォトインタラプタ28は2つのフォ
トインタラプタで構成され、この2つのフォトインタラ
プタの間隔が、第2フィルムダンパ18に設けられた小
さな穴(被検出部)1つ1つの間隔の1.5倍となるよ
うに形成されている。また、この2つのフォトインタラ
プタはコの字状をしており、第2フィルムダンパ18の
被検出部を挟み込むようにダクト1に固定されている。
そして第2フィルムダンパ18が移動すると、2つのフ
ォトインタラプタが第2フィルムダンパ18の被検出部
を交互に検出して、その都度発信する信号をマイクロコ
ンピュ−タ(図示しない)が入力し、第2フィルムダン
パ18の位置検出を行う。
【0037】第2シャフト11の図面上方には、回転自
在の冷風バイパスダンパシャフト29が紙面垂直方向に
ダクト1に支持されており、冷風バイパスダンパ30の
端部が冷風バイパスダンパシャフト29に固定されてい
る。またサ−ボモ−タ31は冷風バイパスダンパシャフ
ト29と連結しており、冷風バイパスダンパシャフト2
9を回転駆動することによって冷風バイパスダンパ30
の開閉を行う。また空調空気の一部は、リアフット吹出
口32から後部座席の足元に向かって吹き出される。
【0038】次に第1盛り上がり部33aおよび33b
の形状を図4に基づいて説明する。図4は図2における
B−B矢視端面図であるが、図4に示すように第1盛り
上がり部33aおよび33bはダクト1と一体の壁面と
なっており、第1ワイヤ19を挟んでいる。また第2盛
り上がり部34aおよび34bの形状も図4に示す形状
と同じ形状をしている。
【0039】また第3シャフト14および第4シャフト
15の中身の形状がわかりにくいので、図3のC−C矢
視一部断面図を図5に示した。また図5には、図3には
示さなかった第2フィルムダンパ18、第2盛り上がり
部34a、第2盛り上がり部34b、後述する第1カバ
ー35、第2カバー36、第1キャップ37、第2キャ
ップ38、モータ出力軸39、および電源コード40を
示してある。
【0040】図5に示すように、第3シャフト14は中
身が中空状になっており、その中空部分にはDCモータ
23および減速機24が内蔵されている。またDCモー
タ23と減速機24とは一体で構成されており、減速機
24の外周側面が第3シャフト14の内周側面と接して
固定されている。また断面がD字状のモータ出力軸39
はダクト1に固定されているので、モータ出力軸39が
回転することによってDCモータ23自身が回転し、第
3シャフト14も回転する。つまりDCモータ23およ
び減速機24を第3シャフト14の内部に組み込んで
も、第3シャフトを回転させることができるということ
である。また電源コード40は、一端がDCモータ23
に接続され、他端が図示しない制御装置に接続されてい
る。
【0041】第1穴部25と第1テーパプーリ21とは
しっかりと噛み合って固定されているので、第3シャフ
ト14の回転は第1テーパプーリ21にそのまま伝わ
り、第1テーパプーリ21の回転もそのまま第3シャフ
ト14に伝わる。また第2穴部26と第2テーパプーリ
22とはしっかりと噛み合って固定されているので、第
4シャフト14の回転は第2テーパプーリ22にそのま
ま伝わり、第2テーパプーリ22の回転もそのまま第4
シャフト15に伝わる。
【0042】第1テーパプーリ21を周囲から守る第1
カバー35が、第1テーパプーリ21を包むようにして
ダクト1に固定されている。また第2テーパプーリ22
を周囲から守る第2カバー36が、第2テーパプーリ2
2を包むようにしてダクト1に固定されている。また第
1カバー35には第1キャップ37がはめ込まれ、第2
カバー36には第2キャップ38がはめ込まれている。
なお図5において、二点鎖線は第2フィルムダンパ18
の配設状態を仮想的に示したものであり、41は第2フ
ィルムダンパ18の開口部を示している。
【0043】ここまで図5に基づいて第3シャフト14
および第4シャフト15の内部構造を説明したが、第1
シャフト10および第2シャフト11の内部構造も図5
に示す構造と同じなので説明は省略する。
【0044】以上第1実施例について詳述してきたが、
第1実施例では円錐台状の第1テーパプーリ21および
第2テーパプーリ22を用いることによって、フィルム
ダンパの巻取厚みの変化量に応じてフィルムダンパの移
動量を調節できるので、常にフィルムダンパを所定の張
り具合に保ことができる。また第1テーパプーリ21お
よび第2テーパプーリ22に螺旋状の溝を設けることに
より、ワイヤの巻き取り、送り出しを正確に行うことが
できる。
【0045】また第1実施例では、フィルムダンパの位
置検出方法として、フィルムダンパに直接被検出部を設
け、2つのフォトインタラプタにて被検出部を検出する
方法を用いているので、フィルムダンパを正確な位置で
停止させることができる。
【0046】また第1実施例では、第1シャフト10お
よび第3シャフト14のそれぞれの内部にDCモータ2
3と減速機24を内蔵しているので、少ないスペースで
エアコンユニットを作成することができる。
【0047】次に第2実施例について説明する。第1テ
ーパプーリ21と第2テーパプーリ22との間に例えば
サ−ボモ−タ31を設置する必要がある場合には、図6
に示すようにワイヤはサ−ボモ−タ31を避けることが
できる。
【0048】次に第3実施例について説明する。図8に
示すように、ダクト1が樹脂で形成されていると、例え
ば季節の変化のような温度変化に伴ってダクト1は伸縮
する。ダクト1が伸縮すると第3シャフト14と第4シ
ャフト15との間隔にも変化が生じる。第3シャフト1
4と第4シャフト15との間隔が狭くなると第2ワイヤ
20が弛んでくる。
【0049】第2ワイヤ20が弛むと、第1テーパプー
リ21および第2テーパプーリ22に設けられた溝から
第2ワイヤ20が外れてしまい、第2ワイヤ20の巻き
取り、送り出しを正確に行うことができなくなる。そし
て第2ワイヤ20、第1テーパプーリ21、および第2
テーパプーリ22は、第2フィルムダンパ18の巻取厚
みの変化量に応じて両シャフトをスピードコントロール
することができなくなり、その結果、第2フィルムダン
パ18は弛んだり強く張った状態となる。
【0050】また、この空調装置の組付時には、第1テ
ーパプーリ21と第2テーパプーリ22とを第3シャフ
ト14と第4シャフト15とにそれぞれ組付ける。次に
第2ワイヤ20を各プーリ21、22に巻架するのだ
が、このとき第2ワイヤ20があまり強く張られた状態
となるように組付けると、この装置を動かすのにかなり
大きな操作力が必要となり、DCモータ23の動力だけ
ではこの装置を動かすことができなくなってしまう。そ
こで、上記操作力があまり大きくならないようにするた
めに、第2ワイヤ20が多少弛んだ状態となるように組
付けを行う。
【0051】このように、組付時においても第2ワイヤ
20は多少弛んだ状態となるように組み付けられ、その
結果、既述のように、第1テーパプーリ21および第2
テーパプーリ22の溝から第2ワイヤ20が外れてしま
い、第2フィルムダンパ18が弛んだり強く張った状態
となってしまう。
【0052】第3実施例では上記の問題を未然に防ぐた
めに、第2ワイヤ20に一定の張り具合を常に持たせる
ためのバネ手段と、バネ手段の張力を第2ワイヤ20に
直接与える当接部材とを、第1テーパプーリ21と第2
テーパプーリ22との間に設けた。
【0053】以下、図に従って具体的に述べる。図9
は、図10で示した第3実施例における装置のD−D断
面図であり、図10は図9で示したこの装置のE−E断
面図である。
【0054】上記バネ手段と当接部材とを設けるにあた
っては、図10に示すように、ダクト1の一部に設けら
れた孔42へ、円環状突起43を有するピン44を圧入
する。
【0055】次にコイルバネ45を円環状突起43の周
囲に螺旋状に巻く。そしてコイルバネ45の一端をダク
ト1の一部である突起部46で挟み込むように固定し
(図9参照)、他端側を図9および図10に示すように
折り曲げて折り曲げ部47を形成する。
【0056】次にブッシュ48をピン44に挿嵌し、ダ
クト1とブッシュ48とでコイルバネ45を挟み込んで
コイルバネ45が抜けないようにする。そしてブッシュ
48の上に止め具49を挿嵌し、ブッシュ48を固定す
る。このときブッシュ48が回転自在となるようにす
る。
【0057】上記42ないし48にて構成される装置を
図9に示す位置に設けて第2ワイヤ20を図のように張
架する。すると、コイルバネ45の折り曲げ部47が図
中下方に戻ろうとする力によって第2ワイヤ20に張り
を持たせることができる。つまり、第2ワイヤ20があ
まり弛んでいないときは、コイルバネ45は図中実線で
示すように位置し、第2ワイヤ20は図中実線に示すよ
うに張られる。そして第2ワイヤ20が弛んでくると、
コイルバネ45は図中鎖線に示すように位置し、第2ワ
イヤ20は図中二点鎖線に示すように張られる。
【0058】このように、第2ワイヤ20は常に張りの
ある状態で保たれるので、第2ワイヤ20が第1テーパ
プーリ21および第2テーパプーリ22に設けられた溝
から外れることが無くなる。
【0059】また、第2ワイヤ20は第1テーパプーリ
21および第2テーパプーリ22に図10中上下方向に
螺旋状に巻かれているので、第2ワイヤ20を第1テー
パプーリ21および第2テーパプーリ22で巻取、送り
出しを行う際に、第2ワイヤ20は図中上下方向に往復
運動する。このときブッシュ48と止め具49との間隔
tが狭いと、第2ワイヤ20は前記往復運動の際にブッ
シュ48または止め具49に接触して折れ曲がってしま
う。この方向に第2ワイヤ20が折れ曲がると、第1テ
ーパプーリ21と第2ワイヤ20との成す角度および第
2テーパプーリ22と第2ワイヤ20との成す角度が急
となり、第2ワイヤ20が第1テーパプーリ21および
第2テーパプーリ22の溝から外れ易くなる。
【0060】しかし第3実施例では、ブッシュ48と止
め具49との間隔tを広くして、第2ワイヤ20が図1
0中上下方向に折れ曲がらないようにしているので、上
記のような原因によって第2ワイヤ20が第1テーパプ
ーリ21および第2テーパプーリ22から外れるといっ
たことが無くなる。
【0061】以上述べたように、第3実施例では、第2
ワイヤ20に張りを持たせるという点と、第2ワイヤ2
0を図10中上下方向に折れ曲がらないようにするとい
う点の2点を実現させることによって、第2ワイヤ20
が第1テーパプーリ21および第2テーパプーリ22か
ら外れないものとすることができる。その結果、第2フ
ィルムダンパ18の巻取厚みの変化量に応じて第3シャ
フト14および第4シャフト15を正確にスピードコン
トロールすることができ(図1参照)、第2フィルムダ
ンパ18を常に弛ませないようにすることができる。
【0062】またこのとき、コイルバネ45が第2ワイ
ヤ20へ与える力の大きさを100g以下とすることに
よって、第1テーパプーリ21および第2テーパプーリ
22にそれぞれ接続された第3シャフト14および第4
シャフト15(図3参照)を駆動する操作力を小さく
し、DCモータ23の動力を小さくしている。
【0063】また、第3実施例では第2ワイヤ20とピ
ン44との間に回転自在のブッシュ48を介しているの
で、第2ワイヤ20が図9の実線位置から二点鎖線位置
に移動するときに生じる第2ワイヤ20とピン44との
摩擦力を軽減することができる。
【0064】次に第4実施例を図11および図12に従
って説明する。図11は、図12で示した第4実施例に
おける装置のF−F断面図であり、図12は図11で示
したこの装置のG−G断面図である。
【0065】第4実施例の場合も第3実施例の場合と同
様、図12に示すように、ダクト1の一部に設けられた
孔42に、円環状突起43を有するピン44を圧入す
る。そして円環状突起43の周囲にコイルバネ45を巻
き、その一端をダクト1の一部である突起46で挟み込
むようにして固定する。
【0066】次に、2箇所に円筒状突起51aおよび5
1bを有する板状のステー50を、円環状突起43の上
にのせるようにしてピン44に挿嵌し、前記コイルバネ
45の他端をステー50の一部である突起部46aで挟
み込むようにして固定する(図11参照)。そしてリン
グ52を介してネジ53をピン44に固定することによ
ってステー50の位置決めを行う。このときステー50
がピン44を軸に回転自在となるようにネジ53を締め
る。
【0067】ステー50に形成された2つの円筒状突起
51aおよび52bにプーリ54を挿嵌し、上からネジ
53で固定する。このときプーリ54が円筒状突起51
aおよび52bを軸に回転自在となるようにネジ53を
締める。
【0068】上記のようにして作られた装置を図11に
示す位置に設けて第2ワイヤ20を図のように張架す
る。すると、コイルバネ45の弾力によってステー50
がピン44を軸に時計回りに回転しようとし、この力に
よって第2ワイヤ20に張りを持たせる。また、第2ワ
イヤ20が弛んできた場合には、図中二点鎖線に示すよ
うな状態となる。
【0069】また、第3実施例と同様に、第4実施例で
は図12中上下方向において比較的幅のあるプーリ54
を用いているので、第2ワイヤ20は図中上下方向に折
れ曲がることが無くなり、第2ワイヤ20が第1テーパ
プーリ21および第2テーパプーリ22から外れるとい
ったことが無くなる。
【0070】以上述べたように、第4実施例において
も、第2ワイヤ20に張りを持たせるという点と、第2
ワイヤ20を図12中上下方向に折れ曲がらないように
するという点の2点を実現させることによって、第2ワ
イヤ20が第1テーパプーリ21および第2テーパプー
リ22から外れないものとすることができる。その結
果、第2フィルムダンパ18の巻取厚みの変化量に応じ
て第3シャフト14および第4シャフト15を正確にス
ピードコントロールすることができ(図1参照)、第2
フィルムダンパ18を常に弛ませないようにすることが
できる。
【0071】また、第4実施例では第2ワイヤ20と円
環状突起51aとの間、および第2ワイヤ20と円環状
突起51bとの間にそれぞれ回転自在のプーリ54を設
けているので、第2ワイヤ20が図11中実線位置から
二点鎖線位置まで移動するときに生じる第2ワイヤ20
と円環状突起51a、51bとの摩擦力を軽減すること
ができる。
【0072】次に第5実施例を図13および図14に従
って説明する。図13は、図14で示した第5実施例に
おける装置のH−H断面図であり、図14は図13で示
したこの装置のI−I断面図である。
【0073】第5実施例は、円筒状突起51aをピン4
4と同軸上に設置し、円筒状突起51bだけを回動させ
るようにした例である。第5実施例においても、第2ワ
イヤ20に張りを持たせるという点と、第2ワイヤ20
を図12中上下方向に折れ曲がらないようにするという
点の2点を実現させることによって、第2ワイヤ20が
第1テーパプーリ21および第2テーパプーリ22から
外れないものとすることができる。その結果、第2フィ
ルムダンパ18の巻取厚みの変化量に応じて第3シャフ
ト14および第4シャフト15を正確にスピードコント
ロールすることができ(図1参照)、第2フィルムダン
パ18を常に弛ませないようにすることができる。
【0074】以上、第1実施例ないし第5実施例を吹出
口の切り替えを行う吹出口切替ダンパについて説明した
が、エアミックスダンパについても同様の作用効果を得
ることができる。
【0075】第2フィルムダンパ18と第2ワイヤ20
との取り廻しパターンとして、図7(a)ないし図7
(d)に示す4パターンの方法があるので、シャフト設
置時等の制約条件に合わせて最適な取り廻しパターンを
選択することができる。
【0076】上記第1実施例ないし第5実施例では、第
1テーパプーリ21および第2テーパプーリ22を円錐
台状で形成したが、円錐台状でなければならないことは
なく、円錐状、多角錐状、多角錐台状をはじめ、径が比
例して変化しているものなら何でも良い。
【0077】また第1実施例ないし第5実施例では、テ
ーパプーリ間の動力伝達をワイヤで行ったが、ワイヤの
他にタイミングベルト、チェーンでも同様の動力伝達を
行うことができる。
【0078】またシャフトを動かす手段としてはDCモ
ータに限らず、ACモ−タ、超音波モータ、ステップモ
ータ、手動式でも良い。なお、上記第1実施例ないし第
5実施例において、温度調整手段はエバポレ−タ3およ
びヒ−タコア4にて構成されている。また複数の吹出口
はフット吹出口7、デフロスタ吹出口8、およびフェイ
ス吹出口9である。また一方の巻取軸は第1シャフト1
0および第3シャフト14であり、他方のシャフトは第
2シャフト11および第4シャフト15である。また、
膜状部材は第1フィルムダンパ13および第2フィルム
ダンパ18であり、駆動手段はDCモータ23および減
速機24である。
【0079】第1回転体は第1テーパプーリ21、第2
回転体は第2テーパプーリ22である。回転力伝達手段
は第1ワイヤ19および第2ワイヤ20である。第3実
施例ないし第5実施例において、紐状部材は第1ワイヤ
19および第2ワイヤ20であり、張力付与手段はコイ
ルバネ45である。また当接部材は、第3実施例におい
ては折り曲げ部47およびブッシュ48であり、第4実
施例および第5実施例においてはプーリ54である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例において、シャフトにまかれるフィ
ルムダンパの量とテーパプーリに巻かれるワイヤの量と
の相対関係を模式的に示した模式的相対関係図であり、
(a)および(c)はフィルムダンパの巻取軸への巻き
取り具合を模式的に表した模式的構成図であり、(b)
および(d)は矢印A方向から見たときの、巻取軸に結
合されるべきテーパプーリおよびワイヤの平面図であ
る。
【図2】第1実施例におけるエアコンユニット全体を示
した全体構成図である。
【図3】第1実施例における第3シャフトおよび第4シ
ャフト近辺の連結関係を模式的に示した模式的斜視図で
ある。
【図4】図2のB−B矢視端面図である。
【図5】図3のC−C矢視一部断面図である。
【図6】第1テーパプーリと第2テーパプーリとの間に
サ−ボモ−タが設置されている第2実施例を模式的に示
した模式的斜視図である。
【図7】その他のフィルムダンパとワイヤとの取り廻し
の実施例を模式的に示した模式的構成図である。
【図8】図3に示す装置において第2ワイヤが弛んだ場
合の状態を示す模式的斜視図である。
【図9】図10で示した第3実施例における装置のD−
D断面図である。
【図10】図9で示した装置のE−E断面図である。
【図11】図12で示した第4実施例における装置のF
−F断面図である。
【図12】図11で示した装置のG−G断面図である。
【図13】図14で示した第5実施例における装置のH
−H断面図である。
【図14】図13で示した装置のI−I断面図である。
【符号の説明】
1 ダクト 2 ブロワ 3 温度調節手段としてのエバポレータ 4 温度調整手段としてのヒ−タコア 7 フット吹出口 8 デフロスタ吹出口 9 フェイス吹出口 10 一方の巻取軸としての第1シャフト 11 他方の巻取軸としての第2シャフト 14 一方の巻取軸としての第3シャフト 15 他方の巻取軸としての第4シャフト 13 膜状部材としての第1フィルムダンパ 18 膜状部材としての第2フィルムダンパ 19 動力伝達手段および紐状部材としての第1ワイヤ 20 動力伝達手段および紐状部材としての第2ワイヤ 21 第1回転体としての第1テーパプーリ 22 第2回転体としての第2テーパプーリ 23 駆動手段としてのDCモータ 24 駆動手段としての減速機 45 張力付与手段としてのコイルバネ 47 当接部材としての折り曲げ部 48 当接部材としてのブッシュ 54 当接部材としてのプーリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に向かって空気を送るためのダク
    トと、 前記ダクト内において空気流を発生させるブロワと、 前記ダクト内かつ前記ブロワの下流に設けられ、前記ブ
    ロワから送風された前記空気の温度を調整する温度調整
    手段と、 該温度調整手段よりの空気を車室内に向かって吹き出す
    ために、前記ダクトの車室側の一部に穴を開けて設けら
    れた複数の吹出口と、 前記ダクトに回転自在に支持された一方の巻取軸および
    他方の巻取軸と、 前記ダクト内に配置され、前記空気の通風状態を変える
    ための開口部を有し、両端を前記一方の巻取軸および前
    記他方の巻取軸に巻き取られた膜状部材と、 前記一方の巻取軸および前記他方の巻取軸のうち、少な
    くとも前記一方の巻取軸を回転駆動する駆動手段と、 前記膜状部材の巻取厚みを含んだ場合の前記一方の巻取
    軸側の巻取径、および前記膜状部材の巻取厚みを含んだ
    場合の前記他方の巻取軸側の巻取径に応じて、前記一方
    の巻取軸および前記他方の巻取軸の回転速度を変化させ
    ながら、前記一方の巻取軸と前記他方の巻取軸との間で
    動力を伝達する動力伝達手段とを備えることを特徴とす
    る車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記動力伝達手段は、 前記一方の巻取軸に連結され、前記一方の巻取軸の回転
    方向と同方向に回転し、自身の第1回転軸の軸心からの
    距離が前記第1回転軸方向に沿って比例して変化してい
    る第1側面を有する第1回転体と、 前記他方の巻取軸に連結され、前記他方の巻取軸の回転
    方向と同方向に回転し、自身の第2回転軸の軸心からの
    距離が前記第2回転軸方向に沿って比例して変化してい
    る第2側面を有する第2回転体と、 前記第1回転体と前記第2回転体とに接続され、前記第
    1回転体と前記第2回転体との間で、少なくとも前記第
    1回転体および前記第2回転体のうちいずれか一方の回
    転力を他方に伝達する回転力伝達手段とから構成される
    請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記第1回転体は、前記一方の巻取軸に
    接合され、 前記第2回転体は、他方の巻取軸に接合され、 前記回転力伝達手段は、一端側が前記第1側面上を前記
    第1回転軸方向に沿って螺旋状に巻かれ、かつ他端側が
    前記第2側面上を前記第2回転軸方向に沿って巻かれる
    ことによって、前記第1回転体から前記第2回転体に渡
    って巻架された紐状部材とから構成され、 前記紐状部材が前記第1回転体から離れる点と前記第1
    回転軸の軸心との距離と、前記紐状部材が前記第2回転
    体から離れる点と前記第2回転軸の軸心との距離との比
    率が、前記一方の巻取軸の前記巻取径と前記他方の巻取
    軸の前記巻取径との比率に等しいことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 車室内に向かって空気を送るためのダク
    トと、 前記ダクト内において空気流を発生させるブロワと、 前記ダクト内かつ前記ブロワの下流に設けられ、前記ブ
    ロワから送風された前記空気の温度を調整する温度調整
    手段と、 該温度調整手段よりの空気を車室内に向かって吹き出す
    ために、前記ダクトの車室側の一部に穴を開けて設けら
    れた複数の吹出口と、 前記ダクトに回転自在に支持された一方の巻取軸および
    他方の巻取軸と、 前記ダクト内に配置され、前記空気の通風状態を変える
    ための開口部を有し、両端を前記一方の巻取軸および前
    記他方の巻取軸に巻き取られた膜状部材と、 前記一方の巻取軸および前記他方の巻取軸のうち、少な
    くとも前記一方の巻取軸を回転駆動する駆動手段と、 前記一方の巻取軸に連結され、前記一方の巻取軸の回転
    方向と同方向に回転し、前記第1回転軸の軸心からの距
    離が前記第1回転軸方向に沿って比例して変化している
    第1側面を有する前記第1回転体と、 前記他方の巻取軸に連結され、前記他方の巻取軸の回転
    方向と同方向に回転し、前記第2回転軸の軸心からの距
    離が前記第2回転軸方向に沿って比例して変化している
    第2側面を有する前記第2回転体と、 一端側が前記第1側面上を前記第1回転軸方向に沿って
    螺旋状に巻かれ、かつ他端側が前記第2側面上を前記第
    2回転軸方向に沿って巻かれることによって、前記第1
    回転体から前記第2回転体に渡って巻架された前記紐状
    部材と、 前記第1回転体と前記第2回転体との間に配設され、前
    記紐状部材と当接する当接部材と、 該当接部材を介して前記紐状部材へ張力を付与するバネ
    手段とを備えることを特徴とする車両用空調装置。
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