JP2000289439A - 自動車用空調装置 - Google Patents
自動車用空調装置Info
- Publication number
- JP2000289439A JP2000289439A JP11095864A JP9586499A JP2000289439A JP 2000289439 A JP2000289439 A JP 2000289439A JP 11095864 A JP11095864 A JP 11095864A JP 9586499 A JP9586499 A JP 9586499A JP 2000289439 A JP2000289439 A JP 2000289439A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- mix door
- spring
- air mix
- air conditioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00642—Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/00814—Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
- B60H1/00821—Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
- B60H1/00835—Damper doors, e.g. position control
- B60H1/00857—Damper doors, e.g. position control characterised by the means connecting the initiating means, e.g. control lever, to the damper door
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00642—Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/00664—Construction or arrangement of damper doors
- B60H1/00692—Damper doors moved by translation, e.g. curtain doors
Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置の小型化の要請に対応しつつ、エアミッ
クスドアの駆動範囲を拡大し、該エアミックスドアのよ
り円滑な駆動を確保することのできる高品質の自動車用
空調装置を提供する。 【解決手段】 ダクト内に熱交換器を有し、ダクト内に
形成された温風通路および冷風通路を横断する方向にス
ライド可能で、該スライドにより空調モードに応じて温
風通路と冷風通路の通過風量の割合を調節可能なエアミ
ックスドアを有し、該エアミックスドアの駆動機構が、
該エアミックスドアに接続されたワイヤまたはベルトか
らなる駆動索を有するとともに、該駆動索に張力を付与
する張力付与手段を有する自動車用空調装置において、
前記張力付与手段を駆動索に連結されたばねから構成す
るとともに、該ばねの少なくとも一部を、前記エアミッ
クスドアの空気流通方向に位置する面の範囲内に配設し
たことを特徴とする自動車用空調装置。
クスドアの駆動範囲を拡大し、該エアミックスドアのよ
り円滑な駆動を確保することのできる高品質の自動車用
空調装置を提供する。 【解決手段】 ダクト内に熱交換器を有し、ダクト内に
形成された温風通路および冷風通路を横断する方向にス
ライド可能で、該スライドにより空調モードに応じて温
風通路と冷風通路の通過風量の割合を調節可能なエアミ
ックスドアを有し、該エアミックスドアの駆動機構が、
該エアミックスドアに接続されたワイヤまたはベルトか
らなる駆動索を有するとともに、該駆動索に張力を付与
する張力付与手段を有する自動車用空調装置において、
前記張力付与手段を駆動索に連結されたばねから構成す
るとともに、該ばねの少なくとも一部を、前記エアミッ
クスドアの空気流通方向に位置する面の範囲内に配設し
たことを特徴とする自動車用空調装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用空調装置
に関し、とくに、温風と冷風との混合割合を調節するス
ライド式のエアミックスドアの駆動機構の構造に関す
る。
に関し、とくに、温風と冷風との混合割合を調節するス
ライド式のエアミックスドアの駆動機構の構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の自動車用空調装置の構造は、たと
えば図５に示すようになっている。図５において、１０
１は空調ダクトを示しており、ダクト１０１内に、送風
機１０２、冷却器としての蒸発器１０３、加熱器として
のヒータコア１０４がこの順に配置され、ヒータコア１
０４の上流側に回動式のエアミックスダンパ１０５が設
けられている。吸気口１０６から吸入された空気は、蒸
発器１０３を通過し、ヒータコア１０４を通過する空気
とバイパスする空気との風量割合がエアミックスダンパ
１０５で調節され、温風された空気が、ＤＥＦ吹出口１
０７、ＶＥＮＴ吹出口１０８、ＦＯＯＴ吹出口１０９等
からなる吹出口のうち選択された吹出口を通して車室内
に送られる。
えば図５に示すようになっている。図５において、１０
１は空調ダクトを示しており、ダクト１０１内に、送風
機１０２、冷却器としての蒸発器１０３、加熱器として
のヒータコア１０４がこの順に配置され、ヒータコア１
０４の上流側に回動式のエアミックスダンパ１０５が設
けられている。吸気口１０６から吸入された空気は、蒸
発器１０３を通過し、ヒータコア１０４を通過する空気
とバイパスする空気との風量割合がエアミックスダンパ
１０５で調節され、温風された空気が、ＤＥＦ吹出口１
０７、ＶＥＮＴ吹出口１０８、ＦＯＯＴ吹出口１０９等
からなる吹出口のうち選択された吹出口を通して車室内
に送られる。
【０００３】このような自動車用空調装置においては、
蒸発器１０３とヒータコア１０４との間にエアミックス
ダンパ１０５の回動動作用のスペースを確保しなければ
ならず、該スペースの必要性が、空調装置全体を小型化
する上で大きな障害となっている。
蒸発器１０３とヒータコア１０４との間にエアミックス
ダンパ１０５の回動動作用のスペースを確保しなければ
ならず、該スペースの必要性が、空調装置全体を小型化
する上で大きな障害となっている。
【０００４】近年の自動車用空調装置の小型化の要請に
応えるために、上記のような回動式のエアミックスダン
パの代わりに、スライド式のエアミックスドアを設ける
構造が提案されている（たとえば、特開平１０−３５２
４６号公報、特開平８−２８２２４８号公報）。
応えるために、上記のような回動式のエアミックスダン
パの代わりに、スライド式のエアミックスドアを設ける
構造が提案されている（たとえば、特開平１０−３５２
４６号公報、特開平８−２８２２４８号公報）。
【０００５】しかし、上記特開平１０−３５２４６号公
報に示された構造では、エアミックスドアに直接的にレ
バーを係合させてレバーで直接エアミックスドアを駆動
する構造となっているため、この駆動機構に大きなスペ
ースを要するとともに、レバーの作動がエアミックスド
アに係合可能な位置で行われるためその機構が制約さ
れ、この部分の小型化には限界があるとともに、設計上
の自由度も小さい。また、エアミックスドアを案内する
案内溝が分割された複数の溝からなっているため、溝形
成用のスペースも大きなものとなっており、この面から
も小型化の効果が小さいという問題がある。
報に示された構造では、エアミックスドアに直接的にレ
バーを係合させてレバーで直接エアミックスドアを駆動
する構造となっているため、この駆動機構に大きなスペ
ースを要するとともに、レバーの作動がエアミックスド
アに係合可能な位置で行われるためその機構が制約さ
れ、この部分の小型化には限界があるとともに、設計上
の自由度も小さい。また、エアミックスドアを案内する
案内溝が分割された複数の溝からなっているため、溝形
成用のスペースも大きなものとなっており、この面から
も小型化の効果が小さいという問題がある。
【０００６】一方特開平８−２８２２４８号公報に開示
された構造では、エアミックスドアの駆動にリンク−レ
バー機構を用いているため、機構が複雑になるばかり
か、このリンク−レバー機構がエアミックスゾーンにス
ペース的に侵入しており、やはり装置全体の小型化に限
界があるとともに、設計上の自由度も小さいという問題
がある。
された構造では、エアミックスドアの駆動にリンク−レ
バー機構を用いているため、機構が複雑になるばかり
か、このリンク−レバー機構がエアミックスゾーンにス
ペース的に侵入しており、やはり装置全体の小型化に限
界があるとともに、設計上の自由度も小さいという問題
がある。
【０００７】そこで、上記のような課題を解決するため
に、未だ出願未公開の段階にあるが先に本発明の出願人
により、特願平１０−１１５９９３号のような提案がな
されている。該提案においては、図６に示すように、ダ
クト１１０内の蒸発器１１１とヒータコア１１２との間
のエアミックスドア１１３をスライドドアとするととも
に、エアミックスドア１１３を駆動する駆動索１１４に
張力を付与する張力付与手段１１５（引張りばね）が設
けられているので、エアミックスドア１１３の円滑な駆
動を確保しつつ、装置の小型化の要請に対応するととも
に、スライド機構の簡素化、設計上の自由度の向上が実
現されるようになっている。
に、未だ出願未公開の段階にあるが先に本発明の出願人
により、特願平１０−１１５９９３号のような提案がな
されている。該提案においては、図６に示すように、ダ
クト１１０内の蒸発器１１１とヒータコア１１２との間
のエアミックスドア１１３をスライドドアとするととも
に、エアミックスドア１１３を駆動する駆動索１１４に
張力を付与する張力付与手段１１５（引張りばね）が設
けられているので、エアミックスドア１１３の円滑な駆
動を確保しつつ、装置の小型化の要請に対応するととも
に、スライド機構の簡素化、設計上の自由度の向上が実
現されるようになっている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本出願
人の先の提案においては、引張りばね１１５の配設位置
によっては駆動索１１４の駆動に伴い、引張りばね１１
５と駆動索１１４の駆動輪１１６とが干渉し合い、エア
ミックスドア１１３の駆動範囲が制限されるおそれがあ
る。
人の先の提案においては、引張りばね１１５の配設位置
によっては駆動索１１４の駆動に伴い、引張りばね１１
５と駆動索１１４の駆動輪１１６とが干渉し合い、エア
ミックスドア１１３の駆動範囲が制限されるおそれがあ
る。
【０００９】そこで、本発明の課題は、装置の小型化の
要請に対応しつつ、エアミックスドアのスライド動作範
囲を拡大でき、該エアミックスドアのより円滑な駆動を
確保することのできる自動車用空調装置を提供すること
にある。
要請に対応しつつ、エアミックスドアのスライド動作範
囲を拡大でき、該エアミックスドアのより円滑な駆動を
確保することのできる自動車用空調装置を提供すること
にある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の自動車用空調装置は、ダクト内に熱交換器
を有し、ダクト内に形成された温風通路および冷風通路
を横断する方向にスライド可能で、該スライドにより空
調モードに応じて温風通路と冷風通路の通過風量の割合
を調節可能なエアミックスドアを有し、該エアミックス
ドアの駆動機構が、該エアミックスドアに接続されたワ
イヤまたはベルトからなる駆動索を有するとともに、該
駆動索に張力を付与する張力付与手段を有する自動車用
空調装置において、前記張力付与手段を駆動索に連結さ
れたばねから構成するとともに、該ばねの少なくとも一
部を、前記エアミックスドアの空気流通方向に位置する
面の範囲内に配設したことを特徴とするものからなる。
に、本発明の自動車用空調装置は、ダクト内に熱交換器
を有し、ダクト内に形成された温風通路および冷風通路
を横断する方向にスライド可能で、該スライドにより空
調モードに応じて温風通路と冷風通路の通過風量の割合
を調節可能なエアミックスドアを有し、該エアミックス
ドアの駆動機構が、該エアミックスドアに接続されたワ
イヤまたはベルトからなる駆動索を有するとともに、該
駆動索に張力を付与する張力付与手段を有する自動車用
空調装置において、前記張力付与手段を駆動索に連結さ
れたばねから構成するとともに、該ばねの少なくとも一
部を、前記エアミックスドアの空気流通方向に位置する
面の範囲内に配設したことを特徴とするものからなる。
【００１１】上記ばねとしては、たとえば引張りばね、
あるいは捩りコイルばねを使用することができる。
あるいは捩りコイルばねを使用することができる。
【００１２】また、上記ばねの少なくとも一部は、エア
ミックスドアに形成されたばね収容部に収納されること
が好ましい。該ばね収容部は、たとえばエアミックスド
アに形成された凹部から構成することができる。
ミックスドアに形成されたばね収容部に収納されること
が好ましい。該ばね収容部は、たとえばエアミックスド
アに形成された凹部から構成することができる。
【００１３】上記のような自動車用空調装置において
は、張力付与手段をばねから構成するとともに、該ばね
の少なくとも一部はエアミックスドアの空気流通方向に
位置する面の範囲内に設けられているので、たとえば駆
動索の駆動輪等とばねとが干渉し合いエアミックスドア
の駆動範囲が制限されるような不具合を解消することが
できる。したがって、エアミックスドアをスライド式に
することによる装置の小型化を達成しつつ、張力付与手
段を設けることにより駆動索に対しては常に適当な張力
を付与でき、さらに、エアミックスドアの駆動範囲を拡
大することができるので、エアミックスドアの円滑な駆
動および所望停止位置における正確な位置決めを実現す
ることができ、信頼性、耐久性に優れた高品質の自動車
用空調装置を得ることができる。
は、張力付与手段をばねから構成するとともに、該ばね
の少なくとも一部はエアミックスドアの空気流通方向に
位置する面の範囲内に設けられているので、たとえば駆
動索の駆動輪等とばねとが干渉し合いエアミックスドア
の駆動範囲が制限されるような不具合を解消することが
できる。したがって、エアミックスドアをスライド式に
することによる装置の小型化を達成しつつ、張力付与手
段を設けることにより駆動索に対しては常に適当な張力
を付与でき、さらに、エアミックスドアの駆動範囲を拡
大することができるので、エアミックスドアの円滑な駆
動および所望停止位置における正確な位置決めを実現す
ることができ、信頼性、耐久性に優れた高品質の自動車
用空調装置を得ることができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態について、図面を参照しながら説明する。図１ない
し図３は、本発明の第１実施態様に係る自動車用空調装
置を示している。図１において、１は自動車用空調装置
全体を示しており、２はその通風ダクトを示している。
ダクト２の空気吸入側には、外気導入口３と内気導入口
４とが設けられ、ダンパ５によって内外気の吸入割合を
調節できるようになっている。これら導入口の下流側に
送風機６が設けられ、空気が吸入されるとともにダクト
２内を下流側に向けて圧送される。
形態について、図面を参照しながら説明する。図１ない
し図３は、本発明の第１実施態様に係る自動車用空調装
置を示している。図１において、１は自動車用空調装置
全体を示しており、２はその通風ダクトを示している。
ダクト２の空気吸入側には、外気導入口３と内気導入口
４とが設けられ、ダンパ５によって内外気の吸入割合を
調節できるようになっている。これら導入口の下流側に
送風機６が設けられ、空気が吸入されるとともにダクト
２内を下流側に向けて圧送される。
【００１５】通風ダクト２内の送風機６の下流側には、
冷却器としての冷媒の蒸発器７、加熱器としてのヒータ
コア８がこの順に配置されている。図１におけるヒータ
コア８の上方側は、蒸発器７を通過した冷風の通路９と
して形成され、ヒータコア８を通過する部分は温風通路
１０として形成されている。
冷却器としての冷媒の蒸発器７、加熱器としてのヒータ
コア８がこの順に配置されている。図１におけるヒータ
コア８の上方側は、蒸発器７を通過した冷風の通路９と
して形成され、ヒータコア８を通過する部分は温風通路
１０として形成されている。
【００１６】この蒸発器７とヒータコア８との間には、
より正確には、ヒータコア８の直上流側には、温風通路
１０および冷風通路９を横断する方向にスライド可能
で、該スライドにより空調モードに応じて温風通路１０
と冷風通路９の通過風量の割合を調節可能なスライド式
のエアミックスドア１１が設けられている。
より正確には、ヒータコア８の直上流側には、温風通路
１０および冷風通路９を横断する方向にスライド可能
で、該スライドにより空調モードに応じて温風通路１０
と冷風通路９の通過風量の割合を調節可能なスライド式
のエアミックスドア１１が設けられている。
【００１７】通風ダクト２の下流側には、ＤＥＦ、ＶＥ
ＮＴ、ＦＯＯＴ等の各吹出口１２、１３、１４および各
吹出口からの吹出空気を調節するダンパ１５、１６が設
けられている。
ＮＴ、ＦＯＯＴ等の各吹出口１２、１３、１４および各
吹出口からの吹出空気を調節するダンパ１５、１６が設
けられている。
【００１８】エアミックスドア１１の駆動機構は、駆動
索２３（本実施態様ではワイヤ）と、駆動索２３を駆動
する駆動輪２４（プーリ）とを有している。駆動索２３
の一端は、エアミックスドアの上端に接続されている。
また、駆動索２３の他端は、張力付与手段としての引張
りばね２５を介してエアミックスドア１１に接続される
ようになっている。したがって、駆動索２３には常に適
切な張力が付与されるようになっている。
索２３（本実施態様ではワイヤ）と、駆動索２３を駆動
する駆動輪２４（プーリ）とを有している。駆動索２３
の一端は、エアミックスドアの上端に接続されている。
また、駆動索２３の他端は、張力付与手段としての引張
りばね２５を介してエアミックスドア１１に接続される
ようになっている。したがって、駆動索２３には常に適
切な張力が付与されるようになっている。
【００１９】本実施態様においては、エアミックスドア
１１は剛体からなっており、該エアミックスドア１１に
は引張りばね２５を収容可能な凹部２８が設けられてい
る。引張りばね２５の一端はエアミックスドア１１に固
着された連結部２９に連結されている。また、引張りば
ね２５の他端には駆動索２３が連結されており、該駆動
索２３は、孔３０を通ってエアミックスドア１１の外部
へと延びている。このようにして、本実施態様において
は、引張りばね２５の全体がエアミックスドア１１の空
気流通方向に位置する面１１ａ、１１ｂの範囲内に設け
られるようになっている。なお、本実施態様において
は、ばね２５は空気流通方向に対向する面である面１１
ａ側に設けられている。
１１は剛体からなっており、該エアミックスドア１１に
は引張りばね２５を収容可能な凹部２８が設けられてい
る。引張りばね２５の一端はエアミックスドア１１に固
着された連結部２９に連結されている。また、引張りば
ね２５の他端には駆動索２３が連結されており、該駆動
索２３は、孔３０を通ってエアミックスドア１１の外部
へと延びている。このようにして、本実施態様において
は、引張りばね２５の全体がエアミックスドア１１の空
気流通方向に位置する面１１ａ、１１ｂの範囲内に設け
られるようになっている。なお、本実施態様において
は、ばね２５は空気流通方向に対向する面である面１１
ａ側に設けられている。
【００２０】駆動輪２４は、モータアクチュエータやリ
ンク−アーム連結機構等により、回転駆動されるように
なっている。
ンク−アーム連結機構等により、回転駆動されるように
なっている。
【００２１】エアミックスドア１１は、上記駆動索２３
の周回駆動により図２の上下方向にスライド移動される
が、このとき案内溝２６に沿って案内される。エアミッ
クスドア１１の両側にピン２７が突設されており（図
３）、これらピン２７が案内溝２６内を案内溝２６に沿
って案内される。案内溝２６は図２に示すように上下２
つの案内溝２６ａ、２６ｂからなり、各案内溝２６ａ、
２６ｂは上下端部（ドア本体の移動端に相当する位置）
にて折れ曲がっているとともに、両案内溝２６ａ、２６
ｂは連続してつながっている。この案内溝２６ａ、２６
ｂの端部折れ曲がり形状により、エアミックスドア１１
が案内溝２６に沿って案内される際、エアミックスドア
１１の移動時にはヒータコア８側から離反可能に、移動
終了時にはヒータコア８側に当接または接近可能になっ
ている。これによって、移動時にはヒータコア８等とこ
すれることはなく耐久性が向上され、移動終了時には押
しつけにより必要なシール性が確保される。
の周回駆動により図２の上下方向にスライド移動される
が、このとき案内溝２６に沿って案内される。エアミッ
クスドア１１の両側にピン２７が突設されており（図
３）、これらピン２７が案内溝２６内を案内溝２６に沿
って案内される。案内溝２６は図２に示すように上下２
つの案内溝２６ａ、２６ｂからなり、各案内溝２６ａ、
２６ｂは上下端部（ドア本体の移動端に相当する位置）
にて折れ曲がっているとともに、両案内溝２６ａ、２６
ｂは連続してつながっている。この案内溝２６ａ、２６
ｂの端部折れ曲がり形状により、エアミックスドア１１
が案内溝２６に沿って案内される際、エアミックスドア
１１の移動時にはヒータコア８側から離反可能に、移動
終了時にはヒータコア８側に当接または接近可能になっ
ている。これによって、移動時にはヒータコア８等とこ
すれることはなく耐久性が向上され、移動終了時には押
しつけにより必要なシール性が確保される。
【００２２】上記のような自動車用空調装置において
は、まず、エアミックスドア１１がスライド式のドアに
構成されることにより、図５に示したような回動式のダ
ンパに比べ占有スペースが大幅に縮小される。
は、まず、エアミックスドア１１がスライド式のドアに
構成されることにより、図５に示したような回動式のダ
ンパに比べ占有スペースが大幅に縮小される。
【００２３】このエアミックスドア１１の駆動機構に、
ワイヤやベルトからなる駆動索２３が用いられることに
より、駆動機構が占めるスペースも大幅に縮小され、こ
のエアミックスドア１１部分が全体として大幅に小型化
される。
ワイヤやベルトからなる駆動索２３が用いられることに
より、駆動機構が占めるスペースも大幅に縮小され、こ
のエアミックスドア１１部分が全体として大幅に小型化
される。
【００２４】そして、駆動索２３は、張力付与手段とし
ての引張りばね２５によって常時一定の張力状態に維持
されるから、駆動索２３は常時所定の状態に張設され、
その周回移動はきわめて円滑に行われる。したがって、
駆動索２３により駆動されるエアミックスドア１１も、
円滑にスライドされる。
ての引張りばね２５によって常時一定の張力状態に維持
されるから、駆動索２３は常時所定の状態に張設され、
その周回移動はきわめて円滑に行われる。したがって、
駆動索２３により駆動されるエアミックスドア１１も、
円滑にスライドされる。
【００２５】さらに、張力付与手段としての引張りばね
２５は、エアミックスドア１１の空気流通方向に位置す
る面１１ａ、１１ｂ範囲内に配設されており、該範囲内
において伸縮することにより、上記張力が付与されるの
だから、引張りばね２５と駆動輪２４とが干渉し合うよ
うな不具合を確実に解消できエアミックスドア１１の駆
動範囲を拡大することができる。
２５は、エアミックスドア１１の空気流通方向に位置す
る面１１ａ、１１ｂ範囲内に配設されており、該範囲内
において伸縮することにより、上記張力が付与されるの
だから、引張りばね２５と駆動輪２４とが干渉し合うよ
うな不具合を確実に解消できエアミックスドア１１の駆
動範囲を拡大することができる。
【００２６】なお、ばね２５は面１１ａ、１１ｂの範囲
内に設けられていればよいのであるから、面１１ｂ側に
ばね２５を設けてもよい。
内に設けられていればよいのであるから、面１１ｂ側に
ばね２５を設けてもよい。
【００２７】図４は、本発明の第２実施態様に係る自動
車用空調装置のエアミックスドア３１を示している。エ
アミックスドア３１には、該ドア３１のスライドをガイ
ドするエアミックスドア３１の空気流通方向に位置する
面３１ａ、３１ｂの範囲内には駆動索３２に張力を付与
する捩りコイルばね３３が配置されている。捩りコイル
ばね３３は、空気流通方向に対向する面である面３１ａ
側に設けられている。捩りコイルばね３３の一端は、エ
アミックスドア１１に設けられた係止部３４に係止され
ており、他端は連結部３５を介して駆動索３２に連結さ
れている。また、エアミックスドア３１には、駆動索３
２をガイドするためのガイド部３６が設けられている。
車用空調装置のエアミックスドア３１を示している。エ
アミックスドア３１には、該ドア３１のスライドをガイ
ドするエアミックスドア３１の空気流通方向に位置する
面３１ａ、３１ｂの範囲内には駆動索３２に張力を付与
する捩りコイルばね３３が配置されている。捩りコイル
ばね３３は、空気流通方向に対向する面である面３１ａ
側に設けられている。捩りコイルばね３３の一端は、エ
アミックスドア１１に設けられた係止部３４に係止され
ており、他端は連結部３５を介して駆動索３２に連結さ
れている。また、エアミックスドア３１には、駆動索３
２をガイドするためのガイド部３６が設けられている。
【００２８】本実施態様においても、張力付与手段とし
ての捩りコイルばね３３はエアミックスドア３１の空気
流通方向に位置する面３１ａ、３１ｂの範囲内に設けら
れているので、捩りコイルばね３３と駆動輪等との干渉
が確実に防止され、エアミックスドア３１の駆動範囲を
拡大することができる。また、その他の作用、効果は、
上記第１実施態様に準じる。
ての捩りコイルばね３３はエアミックスドア３１の空気
流通方向に位置する面３１ａ、３１ｂの範囲内に設けら
れているので、捩りコイルばね３３と駆動輪等との干渉
が確実に防止され、エアミックスドア３１の駆動範囲を
拡大することができる。また、その他の作用、効果は、
上記第１実施態様に準じる。
【００２９】なお、本実施態様においてもばね３３を面
３１ｂ側に設けてもよいことは言うまでもない。
３１ｂ側に設けてもよいことは言うまでもない。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動車用
空調装置によるときは、装置の小型化を達成しつつ、エ
アミックスドアの駆動範囲を拡大し、該エアミックスド
アのより円滑な駆動および所望位置における停止を確保
することができる。
空調装置によるときは、装置の小型化を達成しつつ、エ
アミックスドアの駆動範囲を拡大し、該エアミックスド
アのより円滑な駆動および所望位置における停止を確保
することができる。
【図１】本発明の第１実施態様に係る自動車用空調装置
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図２】図１の装置の拡大部分側面図である。
【図３】図１の装置のエアミックスドア部の概略斜視図
である。
である。
【図４】本発明の第２実施態様に係る自動車用空調装置
のエアミックスドア部の概略斜視図である。
のエアミックスドア部の概略斜視図である。
【図５】従来の自動車用空調装置の概略構成図である。
【図６】本出願人の先の提案に係る自動車用空調装置の
拡大部分側面図である。
拡大部分側面図である。
１ 自動車用空調装置 ２ 通風ダクト ３ 外気導入口 ４ 内気導入口 ５ ダンパ ６ 送風機 ７ 冷却器としての蒸発器 ８ 加熱器としてのヒータコア ９ 冷風通路 １０ 温風通路 １１、３１ エアミックスドア １１ａ、１１ｂ、３１ａ、３１ｂ エアミックスドアの
空気流通方向に位置する面 １２、１３、１４ 吹出口 ２３、３２ 駆動索 ２４ 駆動輪 ２５ 張力付与段としての引張りばね ２６、２６ａ、２６ｂ 案内溝 ２７、３７ ピン ２８ 凹部 ２９ 連結部 ３０ 孔 ３３ 張力付与手段としての捩りコイルばね ３４ 係止部 ３５ 連結部 ３６ ガイド部
空気流通方向に位置する面 １２、１３、１４ 吹出口 ２３、３２ 駆動索 ２４ 駆動輪 ２５ 張力付与段としての引張りばね ２６、２６ａ、２６ｂ 案内溝 ２７、３７ ピン ２８ 凹部 ２９ 連結部 ３０ 孔 ３３ 張力付与手段としての捩りコイルばね ３４ 係止部 ３５ 連結部 ３６ ガイド部
Claims (5)
- 【請求項１】 ダクト内に熱交換器を有し、ダクト内に
形成された温風通路および冷風通路を横断する方向にス
ライド可能で、該スライドにより空調モードに応じて温
風通路と冷風通路の通過風量の割合を調節可能なエアミ
ックスドアを有し、該エアミックスドアの駆動機構が、
該エアミックスドアに接続されたワイヤまたはベルトか
らなる駆動索を有するとともに、該駆動索に張力を付与
する張力付与手段を有する自動車用空調装置において、
前記張力付与手段を駆動索に連結されたばねから構成す
るとともに、該ばねの少なくとも一部を、前記エアミッ
クスドアの空気流通方向に位置する面の範囲内に配設し
たことを特徴とする自動車用空調装置。 - 【請求項２】 前記ばねが引張りばねからなる請求項１
の自動車用空調装置。 - 【請求項３】 前記ばねが捩りコイルばねからなる請求
項１の自動車用空調装置。 - 【請求項４】 前記ばねの少なくとも一部がエアミック
スドアに形成されたばね収容部に収納されている、請求
項１ないし３のいずれかに記載の自動車用空調装置。 - 【請求項５】 前記収容部がエアミックスドアに形成さ
れた凹部からなる、請求項４に記載の自動車用空調装
置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11095864A JP2000289439A (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 自動車用空調装置 |
| DE2000115178 DE10015178C2 (de) | 1999-04-02 | 2000-03-27 | Klimaanlage für Fahrzeuge |
| FR0003898A FR2791611B1 (fr) | 1999-04-02 | 2000-03-28 | Conditionneur d'air pour vehicules a porte de melange d'air coulissante |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11095864A JP2000289439A (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 自動車用空調装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000289439A true JP2000289439A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14149237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11095864A Pending JP2000289439A (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 自動車用空調装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000289439A (ja) |
| DE (1) | DE10015178C2 (ja) |
| FR (1) | FR2791611B1 (ja) |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4794265A (en) * | 1987-05-08 | 1988-12-27 | Qc Optics, Inc. | Surface pit detection system and method |
| JP2998387B2 (ja) * | 1991-03-19 | 2000-01-11 | 株式会社デンソー | 車両用空調装置 |
| JP3596078B2 (ja) * | 1995-04-11 | 2004-12-02 | 株式会社デンソー | 自動車用空調装置 |
| JP3578551B2 (ja) * | 1996-05-27 | 2004-10-20 | カルソニックカンセイ株式会社 | 自動車用空気調和装置の空気流路切換装置 |
| JPH10115993A (ja) * | 1996-10-11 | 1998-05-06 | Ricoh Co Ltd | 加熱定着装置 |
| JPH11291745A (ja) * | 1998-04-09 | 1999-10-26 | Sanden Corp | 自動車用空調装置 |
| JP2000198340A (ja) * | 1999-01-07 | 2000-07-18 | Sanden Corp | 車両用空調装置 |
-
1999
- 1999-04-02 JP JP11095864A patent/JP2000289439A/ja active Pending
-
2000
- 2000-03-27 DE DE2000115178 patent/DE10015178C2/de not_active Expired - Fee Related
- 2000-03-28 FR FR0003898A patent/FR2791611B1/fr not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FR2791611B1 (fr) | 2006-09-15 |
| DE10015178A1 (de) | 2000-10-19 |
| DE10015178C2 (de) | 2002-09-12 |
| FR2791611A1 (fr) | 2000-10-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4084911B2 (ja) | 自動車用空気調和装置 | |
| JP3965753B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| EP1070611A1 (en) | Air conditioning unit of car air conditioning system | |
| JP4045215B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JPH08282248A (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JPH11291745A (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JP2000289439A (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JP4063096B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP3744121B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP2000280725A (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JP3840718B2 (ja) | 空気通路用ドア装置および車両用空調装置 | |
| JP3586925B2 (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JPH11291746A (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JP2001187529A (ja) | スライドドア装置 | |
| JPH11342726A (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JP3504806B2 (ja) | 車両用空気調和装置 | |
| JP2000289433A (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JP4067653B2 (ja) | 自動車用空調装置のドア構造 | |
| JP4083945B2 (ja) | スライドドア装置 | |
| JP3870530B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JPH11170843A (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JP2001270318A (ja) | 自動車用空気調和装置のケース構造 | |
| JP3895472B2 (ja) | 自動車用空気調和装置 | |
| JPH1178479A (ja) | 自動車用空調装置 | |
| JP2001105840A (ja) | 空気調和ユニットのスライドドア装置 |