JP3278851B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JP3278851B2
JP3278851B2 JP40371890A JP40371890A JP3278851B2 JP 3278851 B2 JP3278851 B2 JP 3278851B2 JP 40371890 A JP40371890 A JP 40371890A JP 40371890 A JP40371890 A JP 40371890A JP 3278851 B2 JP3278851 B2 JP 3278851B2
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film
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伊藤  公一
昭仁 東原
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    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00664Construction or arrangement of damper doors
    • B60H1/00692Damper doors moved by translation, e.g. curtain doors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、選択的に空気を通過さ
せる車両用空気調和装置に関し、特に膜状部材を有する
車両用空気調和装置に用いて有効である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開昭63−166618
号公報および特開昭64−85809号公報において
は、開口部を有する膜状部材をケーシング内で移動させ
ることによって複数の吹出口のうち1つまたは2つ以上
の吹出口を選択して、空調空気の車室内への吹き出し方
向を切替える車両用空気調和装置が提案されている。
【0003】なお、この膜状部材は、車室内に配設され
た操作パネルに設けられた吹出口切替レバーにリンク機
構を介して連結されており、吹出口切替レバーの設定位
置に応じて移動量が定められていた。ところが、この車
両用空気調和装置は、使用者の操作によって膜状部材を
移動させているので、使用者の負担が大きい。そこで、
この吹出口切替レバーの設定位置に応じて膜状部材を電
動モータにより予め設定された設定距離だけ移動させて
使用者の負担を軽くするものが考えられる。
【0004】
【発明が解決しよとする課題】ところが、膜状部材を電
動モータにより駆動するものは、ある設定距離だけ移動
させて選択して吹出口と開口部とを対向させようとして
も、電動モータのバックラッシュ,膜状部材のたるみ、
あるいは電動モータと膜状部材とを連結する駆動用アー
ムの剛性不足等の要因によって、膜状部材の停止位置が
一定とならないというおそれがあった。
【0005】この結果、閉じたい吹出口から空調空気が
漏れたり、2つ以上の吹出口を選択する中間吹出モード
における風量割合が膜状部材を移動させるたびに異なっ
てしまうという課題があった。本発明は、膜状部材を移
動させるときに常に一定の停止位置に停止させ、膜状部
材の開口部を任意の位置に確実に停止させることのでき
る車両用空気調和装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用空調装置
は、空気が通過する空気通路部を有するケーシングと、
開口部を有し、このケーシング内に前記空気通路部に対
向した状態で移動可能に配設され、前記空気通路部の開
閉を行う膜状部材と、この膜状部材を移動させる変移手
段と、前記膜状部材に設けられて前記空気通路部に対す
る前記膜状部材の開口部の位置を知らせる被検出部と、
前記被検出部を検出する検出手段とを備え、前記変移手
段は、この検出手段により、前記空気通路部に対する前
記膜状部材の開口部の位置を任意に選択して、作動させ
る技術手段を採用した。
【0007】
【作用】ケーシングに形成された空気通路部の開閉を行
うとき、変移手段によって膜状部材が移動する。そし
て、検出手段によって膜状部材の被検出部が直接検出さ
れた際に、膜状部材の移動を止めると、空気通路部と膜
状部材に形成された開口部とが常に一定の位置で対向す
る。
【0008】
【発明の効果】検出手段が膜状部材の現在位置を直接検
出することによって、膜状部材を移動させるときに常に
一定の停止位置に膜状部材を止めることができるので、
空気通路部から空気が漏れたり、選択された中間モード
における風量割合が膜状部材を移動させるたびに異なる
という不具合を解消できる。
【0009】
【実施例】本発明の車両用空気調和装置を図に示す実施
例に基づき説明する。図1ないし図11は本発明の第1
実施例を示す。図1は自動車用空気調和装置の吹出口切
替箱の図である。自動車用空気調和装置1は、吹出口切
替箱2,フィルムダンパ3および移動量制御装置4を備
え、車室内の暖房,冷房または除湿を行うものである。
【0010】吹出口切替箱2は、本発明のケーシングで
あって、内部にヒータコア等の空調器具を配設してい
る。また、吹出口切替箱2の側面には、デフロスタ吹出
口21,ベント吹出口22およびフット吹出口23が形
成されている。デフロスタ吹出口21は、本発明の空気
通路部であって、フロントガラスに向かって空調空気を
吹き出すところである。ベント吹出口22は、本発明の
空気通路部であって、使用者の上半身に向かって空調空
気を吹き出すところである。フット吹出口23は、本発
明の空気通路部であって、使用者の足元に向かって空調
空気を吹き出すところである。
【0011】フィルムダンパ3は、本発明の膜状部材で
あって、例えば可撓性のポリエチレン樹脂により構成さ
れ、エンドレスとなるように両端部が連結されている。
このフィルムダンパ3は、図2ないし図7にも示すよう
に、吹出口切替箱2に回転自在に支持された複数の支軸
24に張設されて吹出口切替箱2内に各吹出口21〜2
3に対向した状態で移動可能に配設されている。また、
フィルムダンパ3には、第1〜第3開口部31〜33お
よび被検出部34が形成されている。
【0012】第1開口部31は、図2においても最も端
縁側に形成され、フィトデフ(F/D)モード時および
デフロスタ(DEF)モード時にデフロスタ吹出口21
に対向して、デフロスタ吹出口21を開口させる部分で
ある。第2開口部32は、ベント(VENT)モード時
およびバイレベル(B/L)モード時にベント吹出口2
2に対向して、ベント吹出口22を開口させる部分であ
る。第3開口部33は、バイレベルモード時,フット
(FOOT)モード時およびフットデフモード時にフッ
ト吹出口23に対向して、フット吹出口23を開口させ
る部分である。
【0013】被検出部34は、第1〜第5目標穴35〜
39を有する。第1目標穴35は、ベントモード時のフ
ィルムダンパ3の停止位置を知らせるものである。第2
目標穴36は、バイレベルモード時のフィルムダンパ3
の停止位置を知らせるものである。第3目標穴37は、
フットモード時のフィルムダンパ3の停止位置を知らせ
るものである。第4目標穴38は、フットデフモード時
のフィルムダンパ3の停止位置を知らせるものである。
第5目標穴39は複数設けられ、デフロスタモード時の
フィルムダンパ3の停止位置を知らせるものである。
【0014】移動制御装置4は、図8に示すように、電
動モータ5,リミットスイッチ6,パワーアシストコン
トローラ7,吹出モード設定部8およびマイクロコンピ
ュータ9から構成される。なお、電動モータ5,パワー
アシストコントローラ7,吹出モード設定部8およびマ
イクロコンピュータ9は、本発明の変移手段である。電
動モータは、吹出口切替箱2に固定され、作動電圧が供
給されると所定の回転角度範囲内で駆動用アーム51を
揺動運動させる。この駆動用アーム51は、一端が電動
モータ5の出力軸に連結され、他端がフィルムダンパ3
の両端部分を係止している。そして、駆動用アーム51
は、電動モータ5の出力軸を軸心として揺動運動するこ
とによってフィルムダンパ3を正回転運動または逆回転
運動させる。
【0015】リミットスイッチ6は、本発明の検出手段
であって、吹出口切替箱2に固定されている。このリミ
ットスイッチ6は、図9および図10にも示すように、
第1〜第3接触子61〜63がフィルムダンパ3の外周
面または被接触子64に接触する。このリミットスイッ
チ6は、第1接触子61が被接触子64に接触すると、
すなわち、第4目標穴38および第5目標穴39を検出
すると、マイクロコンピュータ9に第1オン信号を送
る。また、リミットスイッチ6は、第1接触子61が被
接触子64から離れると、すなわち、第4目標穴38お
よび第5目標穴39を検出していないと、マイクロコン
ピュータ9に第1オフ信号を送る。
【0016】同様に、第2接触子62また第3接触子6
3と被接触子64とが接触すると第2オン信号または第
3オン信号がマイクロコンピュータ9に送られる。よっ
て、これらの第1〜第3オン・オフ信号は、フィルムダ
ンパ3の現在位置をマイクロコンピュータ9に知らせる
ための現在位置信号となる。 パワーアシストコントローラ7は、マイクロコンピュ
ータ9から送られてくる信号に応じて、電動モータ5が
正回転,逆回転または回転停止するように電動モータ5
の通電制御を行う。
【0017】吹出モード設定部8は、車室内の操作パネ
ルに設けられた吹出モード設定スイッチの設定状態、あ
るいは室内の温度,室内の湿度または日射量等の車室内
の環境状態を検出するセンサの出力状態に応じた吹出モ
ードの選択信号を作り、この選択信号をマイクロコンピ
ュータ9に送る。マイクロコンピュータ9は、モード検
出機能91,制御機能92および判定機能93を有す
る。
【0018】モード検出機能91は、吹出モード設定部
8から出力された吹出モードの選択信号を検出して、そ
の選択信号に対応したフィルムダンパ3の目的位置信号
を求め、この目的位置信号を制御機能92および判定機
能93に送る。制御機能92は、モード検出機能91か
ら送られてきた目的位置信号,リミットスイッチ6から
出力されたフィルムダンパ3の現在位置信号または後記
する停止信号に応じて、パワーアシストコントローラ7
を通電制御して電動モータ5を正回転運動,逆回転運動
または停止させる。
【0019】判定機能93は、リミットスイッチ6から
出力されたフィルムダンパ3の現在位置信号、ならびに
モード検出機能91から送られてきた目的位置信号から
フィルムダンパ3の停止位置を判定する。この判定機能
93は、フィルムダンパ3が停止位置となったとき、す
なわち、目的位置と現在位置とが合致したときに制御機
能92に電動モータ5の回転を停止させるように停止信
号を送る。なお、現在位置の判定は、現在位置信号の各
オン信号または各オフ信号の入力が、時差がある場合も
考えられるので、所定時間(例えば0.1〜0.2秒)
内に同時にまたは続けて入力した信号を現在位置信号と
して読み込むと良い。
【0020】
【表1】なお、表1の1は第1〜第3接触子61〜63
と被接触子64とが接触して第1〜第3オン信号が出力
されることを表し、0は接触子と被接触子とが接触せず
第1〜第3オフ信号が出力されていることを表す。図1
1は本発明に関するマイクロコンピュータ9の制御を表
すフローチャートである。
【0021】吹出モード設定部8から出力された吹出モ
ードの選択信号を検出して、フィルムダンパ3を移動さ
せる際の目的位置(OBJ)を読み込む(ステップS
1)。そして、リミットスイッチ6から出力されたフィ
ルムダンパ3の現在位置信号を検出して、フィルムダン
パ3の現在位置(NOW)を読み込む(ステップS
2)。
【0022】つぎに、現在位置と目的位置とを比較し
て、現在位置と目的位置とが合致(OBJ=NOW)し
ているか否かを判定する(ステップS3)。OBJ=N
OWである(Yes)時、リターンする。ステップ3に
おいて、OBJ=NOWではない(No)時、現在位置
と目的位置とを比較して、現在位置から目的位置までフ
ィルムダンパ3を駆動するのに電動モータ5を正回転さ
せた方が良いか否かを判定する(ステップS4)。電動
モータ5を正回転させた方が良い(Yes)時、電動モ
ータ5を正回転させるようにパワーアシストコントロー
ラ7を通電制御する(ステップS5)。
【0023】ステップS4において、逆に電動モータ5
を逆回転させて方が良い(No)時、電動モータ5を逆
回転させるようにパワーアシストコントローラ7を通電
制御する(ステップS6)。そして、再度、リミットス
イッチ6から出力されたフィルムダンパ3の現在位置信
号を検出して、フィルムダンパ3の現在位置(NOW)
を読み込む(ステップS7)。
【0024】つぎに、現在位置と目的位置とを比較し
て、現在位置と目的位置とが合致(OBJ=NOW)し
ているか否かを判定する(ステップS8)。OBJ=N
OWではない(No)時、ステップS7の制御を行う。
ステップS8において、OBJ=NOWである(Ye
s)時、電動モータ5の回転を停止させるようにパワー
アシストコントローラ7を通電制御する(ステップS
9)。その後にリターンする。
【0025】本実施例の自動車用空気調和装置1の作動
を図1ないし図10に基づき説明する。吹出モード設定
部8から出力される吹出モード(例えばVENTモー
ド)の選択信号に応じた目的位置信号(例えば0,0,
1)を読み込むと同時に、マイクロコンピュータ9は、
リミットスイッチ6から出力される現在位置信号を読み
込む。例えばB/Lモードの時、フィルムダンパ3は、
リミットスイッチ6の第2接触子62と被接触子64と
のみが接触する回転位置に存する。すなわち、リミット
スイッチ6によりフィルムダンパ3に形成された第2目
標穴36のみ検出されるので、第1オフ信号,第2オン
信号および第2オフ信号(0,1,0)の現在位置信号
がマイクロコンピュータ9に送られる。
【0026】そして、マイクロコンピュータ9は、目的
位置と現在位置とを比較して、目的位置と現在位置とが
相違する場合、電動モータ5を正回転させるようにパワ
ーアシストコントローラ7に信号を送る。このため、電
動モータ5は、駆動用アーム51を介してフィルムダン
パ3を矢印方向(図4に示す)に移動させていく。この
とき、マイクロコンピュータ9は再度、現在位置信号を
読み込む。なお、未だ、吹出口切替箱2に形成されたベ
ント吹出口22とフィルムダンパ3に形成された第2開
口部32とが対向する回動位置にフィルムダンパ3が駆
動されていないときには、リミットスイッチ6の第1〜
第3接触子61〜63と被接触子64とが1つも接触し
ない。すなわち、リミットスイッチ6により第1〜第5
目標穴35〜39のいずれも検出されないので、第1オ
フ信号,第2オフ信号および第3オフ信号(0,0,
0)の現在位置信号がマイクロコンピュータ9に送られ
る。このため、電動モータ5によるフィルムダンパ3の
駆動が継続される。
【0027】そして、例えばリミットスイッチ6の第3
接触子63と被接触子64とのみが接触する回動位置に
フィルムダンパ3が存すると、リミットスイッチ6によ
り第1目標穴35のみ検出されるので、第1オフ信号,
第2オフ信号および第3オフ信号(0,0,1)の現在
位置信号がマイクロコンピュータ9に送られる。したが
って、マイクロコンピュータ9は、目的位置信号と現在
位置信号とが合致したと判断して、電動モータ5の回転
を停止させるようにパワーアシストコントローラ7に信
号を送る。このため、電動モータ5によるフィルムダン
パ3の駆動が停止し、図3に示すように、ベント吹出口
22と第2開口部32とが対向して、ベント吹出口22
から使用者の上半身に向かって空調空気が吹き出され
る。
【0028】同様に吹出モード設定部8からB/Lモー
ドの選択信号が出力されると、電動モータ5によって図
4に示す回動位置にフィルムダンパ3が駆動され、FO
OTモードの選択信号が出力されると、電動モータ5に
よって図5に示す回動位置にフィルムダンパ3が駆動さ
れる。また、F/Dモードの選択信号が出力されると、
電動モータ5によって図6に示す回動位置にフィルムダ
ンパ3が駆動され、DEFモードの選択信号が出力され
ると、電動モータ5によって図7に示す回動位置にフィ
ルムダンパ3が駆動される。
【0029】したがって、リミットスイッチ6によって
選択された吹出モードに応じた被検出部34を検出した
際に電動モータ5の回転を停止させることによって、た
とえ電動モータ5のバックラッシュ,フィルムダンパ3
のたるみ、あるいは駆動用アーム51の剛性が不足して
いても、常に一定の停止位置にフィルムダンパ3を止め
ることができる。このため、閉じたい吹出口から空調空
気が漏れたり、2つ以上の吹出口を選択するB/Lモー
ド,F/Dモードなどの中間吹出モードにおける風量割
合がフィルムダンパ3を移動させるたびに異なるという
不具合を解消することができる。
【0030】図13は本発明の車両用空気調和装置の第
2実施例を示す。この実施例では、第1実施例のリミッ
トスイッチ6の代わりに、検出手段として投光器101
と受光器102とを有する透過形光電スイッチ100を
用いた例を示す。この光電スイッチ100は、不透明な
フィルムダンパ3を投光器101と受光器102と図1
5は本発明の車両用空気調和装置の第5実施例を示す。
【0031】この実施例では、第1実施例のリミットス
イッチ6の代わりに超音波センサ130を用いている。
この超音波センサ130は、送信した超音波パルスのエ
コーを検出するもので、エコーを検出できない時を穴等
の被検出部34を検出したときであると判断する。図1
6は本発明の車両用空気調和装置の第6実施例を示す。
【0032】この実施例では、フィルムダンパ3の表面
に被着された磁気テープ141を用い、検出手段として
磁気ヘッド142を用いている。この磁気テープ141
は、磁化された磁性体部分と磁化されていない非磁性体
部分とが形成されている。磁気ヘッド142は、微小ギ
ャップをもつ磁性体にコイルを巻いた構造をしている。
【0033】そして、磁気ヘッド142は、磁気テープ
141を伴ってフィルムダンパ3が移動した際に、磁気
テープ141の磁性体部分が下方に位置するとその磁性
体部分からの磁束がコイルに作用して起電力が発生す
る。この起電力が発生したときを被検出物を検出したと
きであると判断することができる。図17は本発明の車
両用空気調和装置の第7実施例を示す。
【0034】この実施例では、フィルムダンパ3に印刷
されたバーコード151を用い、検出手段としてバーコ
ード151を読み取るスキャナ152を用いている。そ
して、フィルムダンパ3の停止位置のバーコード151
の縦線の幅(被検出部)とその他の場所のバーコード1
51の縦線の幅とを相違させることにより、フィルムダ
ンパ3の停止位置を検出することができる。
【0035】なお、バーコード151の代わりに文字,
符号などの印しをフィルムダンパ3に設けて、その印し
を読み取る光学式読取装置で読み取っても良い。変形例
として検出手段は、第1〜第7実施例で挙げた以外の検
出手段を用いても良い。膜状部材の被検出部の配置は、
3bit方式(図18)、1列3穴方式(図19)、あ
るいは1bit方式(図20)でも良い。
【0036】空気通路部の個数は1個でも良い。この場
合、フィルムダンパにより空気通路部の面積が調節さ
れ、例えば風量が調節できる。このように、空気通路部
の個数は1個以上であれば何個でも良い。なお、上記実
施例ではフィルムダンパを吹出口切替えダンパとして用
いたが、内外気切替ダンパ,エアミックスダンパなど
の、ダンパを用いて空気通路部の切替えを行う部分であ
ればどこに用いても良く、種々の部分に対応可能であ
る。
【0037】次に、第8実施例を図21ないし図29に
基づいて説明する。なお第8実施例では、車両の中央部
に設置されるセンタ置きユニットに本発明を適用した。
図21は第8実施例のエアコンユニット(自動車用空調
装置)の断面図を表す。自動車用空気調和装置201の
ダクト202の最上流部にはブロワ203が配置されて
いる。ダクト202のほぼ中央部でかつブロワ203の
下流側の部分には、空気を冷却するためのエバポレータ
204が配置されている。エバポレータ204の下流側
でかつダクト202の底部側の部分には、ヒータコア2
05がエバポレータ204に対してほぼ垂直に配置され
ている。
【0038】通路206はヒータコア205の上流部に
形成されており、通路206を通った空気はヒートコア
205を貫流し、加熱され、温風となる。また通路20
7は、エバポレータ204によって冷却された空気が通
路206をバイパスする通路である。 エバポレータ204の下流側でかつダクト202の底
部には、巻取り軸208が回転自在にダクト202に固
定されている。また電動モータ209が巻取り軸208
と連動しており、巻取り軸208を駆動する。またエバ
ポレータ204の下流側でかつエバポレータ204の上
端部に対向する位置には、巻取り軸210が回転自在に
ダクト202に固定されている。
【0039】フィルムダンパ211は、その一端部が巻
取り軸208に連結され、他端部が巻取り軸210に連
結されている。そしてフィルムダンパ211は、通路2
06から通路207に渡って張設され、ヒータコア20
5のエバポレータ204側側面に接している。またフィ
ルムダンパ211を移動させることにより、通路206
を通る冷風の量と通路207を通る冷風の量とを任意に
調節し、吹出空気の温度を任意に調節する。
【0040】またダクト202の最下流部には、フロン
トガラスに向かって空調空気を吹き出すデフ吹出口21
2が設けられている。同じくダクト202の最下流部
で、デフ吹出口212のブロワ203側隣には、乗員の
上半身に向かって空調空気を吹き出すベント吹出口21
3が設けられている。またデフ吹出口212の直下流側
のダクト202には、乗員の足元に向かって空調空気を
吹き出すヒート吹出口214が設けられている。
【0041】ベント吹出口213のブロワ3側端部で、
ダクト202の内側には、巻取り軸215が回転自在に
ダクト202に固定されている。また電動モータ216
が巻取り軸215と連動しており、巻取り軸215を駆
動する。またヒート吹出口214のヒータコア205側
端部で、ヒータコア205の中央下流部に、巻取り軸2
17が回転自在にダクト202に固定されている。
【0042】またデフ吹出口212とベント吹出口21
3との中間に位置するダクト202の内側には、シャフ
ト218が回転自在にダクト202に固定されている。
またデフ吹出口212とヒート吹出口214との中間に
位置するダクト202の内側には、シャフト219が回
転自在にダクト202に固定されている。フィルムダン
パ220は、その一端部が巻取り軸215に連結され、
他端部が巻取り軸217に連結されている。そしてフィ
ルムダンパ220は、シャフト218とダクト202と
の隙間部及びシャフト219とダクト202との隙間部
を通ることによって、ベント吹出口213,デフ吹出口
212,及びヒート吹出口214に渡って張設されてい
る。
【0043】フォトインタラプタ221,フォトインタ
ラプタ222は、ヒート吹出口214の図中奥側の側端
部に設置されている。エバポレータ204の直下流の上
方部分には、シャフト224が回転自在にダクト202
に固定されている。そして冷風バイパス用板ダンパ22
3は、その一端がシャフト224に固定され、シャフト
224を軸に冷風バイパス225を開閉するように設置
されている。なお冷風バイパス用板ダンパ223は、最
大冷房時にのみ、図21中一点鎖線部分まで開く。
【0044】図22はフィルムダンパ220の展開図を
表す。この実施例では、図22に示すように、フィルム
ダンパ220には被検出部として穴226が設けられて
いる。また穴226はフィルムダンパ220の移動方向
に平行な側端部に、一列で等間隔に並んでいる。また一
列で等間隔に並べられた穴226の両端には、長穴22
6a,長穴226zが設けられる。またフィルムダンパ
220には、開口部227,開口部228が形成されて
いる。
【0045】図23はフィルムダンパ220の組付け状
態を一部省略して模式的に示す分解斜視図である。フォ
トインタラプタ221,フォトインタラプタ222は図
23に示すようにコ字型をしており、フィルムダンパ2
20の側端部に、穴226を上下からはさむように設け
られる。そして電動モータ216によりフィルムダンパ
220が移動した時に穴226を順次検出するように、
ダクト202に固定されている。
【0046】なお、フォトインタラプタ221,フォト
インタラプタ222は、穴226を検出している時はオ
ン状態となっており、穴でないフィルム部分を検出して
いる時はオフ状態となっている。そしてフォトインタラ
プタ221,フォトインタラプタ222がオフからオン
に変化する時、フォトインタラプタ221,フォトイン
タラプタ222は後述するマイクロコンピュータ231
に信号を送る。
【0047】図24は、フィルムダンパ220の位置制
御を行う制御装置のブロック構成を示す図である。なお
図中矢印は信号の出力方向を示す。パワーアシストコン
トローラ229は、後述するマイクロコンピュータ23
1から送られてくる信号に応じて、電動モータ216が
正回転、逆回転または回転停止するように電動モータ2
16の通電制御を行う。
【0048】吹出モード設定部230は、車室内の操作
パネルに設けられた吹出モード設定スイッチの設定状
態、あるいは室内の温度、室外の温度または日射量等の
車室内外の環境状態を検出するセンサの出力状態に応じ
た吹出モードの選択信号を作る。そしてこの選択信号を
後述するマイクロコンピュータ231に送る。マイクロ
コンピュータ231は、モード検出機能231a,制御
機能231b,及び判定機能231cを有する。
【0049】モード検出機能231aは、吹出モード設
定部230から出力された吹出モードの選択信号を検出
して、その選択信号に対応したフィルムダンパ220の
目的位置信号を求め、この目的位置信号を制御機能23
1b及び判定機能231cに送る。制御機能231b
は、モード検出機能231aから送られてきた信号、フ
ォトインタラプタ221,フォトインタラプタ222か
ら出力された信号に応じて、パワーアシストコントロー
ラ229を通電制御して電動モータ216を正回転、逆
回転または停止させる。
【0050】判定機能231cはフォトインタラプタ2
21,フォトインタラプタ222から出力されたフィル
ムダンパ220の現在位置信号、及びモード検出機能2
31aから送られてきた目的位置信号から、フィルムダ
ンパ220の停止位置を判定する。この判定機能231
cは、フィルムダンパ220が停止位置となった時、す
なわち目的位置と現在位置とが合致した時に、制御機能
231bに電動モータ216の回転を停止させるように
停止信号を送る。
【0051】また、フォトインタラプタ221とフォト
インタラプタ222との間隔L1 と、穴226のそれぞ
れの間隔L2 とは異なったものに設定されている。つま
り、nをフォトインタラプタの個数として、L1 ,L2
の関係は数式1
【0052】
【数1】L2 =n* L1 /( n+1) のように設定されている。第8実施例の場合n=2であ
るから、穴226のそれぞれの間隔L2 はフォトインタ
ラプタ221とフォトインタラプタ222との間隔L1
の2/3に設定されている。
【0053】またフィルムダンパ220が移動している
時、一方のフォトインタラプタがオンしてから、もう一
方のフォトインタラプタがオンするまでにフィルムダン
パ220が移動した量をL3 とすると、L3 は数式2
【0054】
【数2】L3 =L1 −L2 =L1 /(n+1) で表せる。第8実施例の場合n=2であるから、一方の
フォトインタラプタがオンしてから、もう一方のフォト
インタラプタがオンするまでに、フィルムダンパ220
が移動した量L3は、フォトインタラプタ221とフォ
トインタラプタ222との間隔L1 の1/3である。つ
まり、穴226のそれぞれの間隔L2 の1/2である。
【0055】次に、この実施例の作動について説明す
る。まず、フィルムダンパ220の移動に伴うフォトイ
ンタラプタ221とフォトインタラプタ222との出力
信号の変化と、これらの出力信号に応じてマイクロコン
ピュータ231がどのようにフィルムダンパ220の位
置を検出するのかを図25及び図26に基づいて説明す
る。
【0056】図25はフィルムダンパ220の移動に伴
う、フォトインタラプタ221,フォトインタラプタ2
22及び穴226の相対位置関係と、それぞれのポジシ
ョンを示した説明図である。図26はフィルムダンパ2
20の移動に伴う、フォトインタラプタからの出力信号
を示す波形図である。図26の波形(a)は、フォトイ
ンタラプタ221からの出力信号を、図26の波形
(b)はフォトインタラプタ222からの出力信号をそ
れぞれ示している。
【0057】また、図26の横軸に示した数字は図25
に示したポジションを示している。この実施例では、マ
イクロコンピュータ231は、フォトインタラプタ22
1とフォトインタラプタ222との出力信号のいずれか
がオフからオンに変化すると、電動モータ216の正
転、逆転に応じてカウント値を1づつ増加、減少させて
基準位置(ポジション0)からのフィルムダンパ220
の位置を求める。
【0058】ここで図25(a)に示す位置をポジショ
ン0とする。図25(a)に示す位置とは、フォトイン
タラプタ221が長穴226aを検出し、同時にフォト
インタラプタ222が穴226bを検出する位置であ
る。フィルムダンパ220がポジション0の位置にある
時、フォトインタラプタ221,フォトインタラプタ2
22から出力される信号は、図26のポジション0に示
されるように両方ともオンとなる。
【0059】次にフィルムダンパ220を図25(a)
に示す位置から、図の矢印方向にL3 だけ移動させる。
すると穴226は、フォトインタラプタ221,フォト
インタラプタ222に対して、図25(b)に示す位置
に到達する。図25(b)に示す位置とは、フォトイン
タラプタ221が長穴226aの最も穴226b側の端
部を検出し、フォトインタラプタ222が穴226bと
穴226cとの中間のフィルム部分を検出する位置であ
る。このような図25(b)に示す位置をポジション1
とする。
【0060】フィルムダンパ220がポジション1に達
するまでの間、図26のポジション1に示されるよう
に、フォトインタラプタ221,フォトインタラプタ2
22からは、オフからオンに変化する信号は出力されな
い。よってマイクロコンピュータ231は信号をカウン
トしない。さらにフィルムダンパ220を図25(b)
に示す位置から、図の矢印方向にL3 だけ移動させる。
すると穴226は、フォトインタラプタ221,フォト
インタラプタ222に対して、図25(c)に示す位置
に到達する。
【0061】図25(c)に示す位置とは、フォトイン
タラプタ221が長穴226aと穴226bの中間を検
出し、フォトインタラプタ222が穴226cを検出す
る位置である。このような図25(c)に示す位置をポ
ジション2とする。フィルムダンパ220がポジション
2の位置に達した時、図26のポジション2に示される
ように、フォトインタラプタ222がオフからオンに変
化する信号を出力する。よってマイクロコンピュータ2
31は信号1つカウントする。
【0062】同様にフィルムダンパ220が矢印の方向
に移動すると、フィルムダンパ220は図25(d)に
示す位置に到達する。そして図25(d)に示す位置を
ポジション3とする。フィルムダンパ220がポジショ
ン3の位置に達した時、図26のポジション3に示され
るように、フォトインタラプタ221がオフからオンに
変化する信号を出力する。よってマイクロコンピュータ
231は信号を1つカウントする。
【0063】同様にフィルムダンパ220が矢印の方向
に移動すると、フィルムダンパ220は図25(e)に
示す位置に到達する。図25(e)に示す位置をポジシ
ョン4とする。フィルムダンパ220がポジション4の
位置に達した時、図26のポジション4に示されるよう
に、フォトインタラプタ222がオフからオンに変化す
る信号を出力する。よってマイクロコンピュータ231
は信号を1つカウントする。
【0064】同様にフィルムダンパ220が矢印の方向
に移動し続けると、フィルムダンパ220はやがて図2
5(f)に示す、他方の端の位置に到達する。図25
(f)に示す位置とは、フォトインタラプタ221が穴
226yを検出し、同時にフォトインタラプタ222が
長穴226zを検出する位置である。このような図25
(f)に示すポジションは穴226の数により変わる
が、この実施例の場合37とする。
【0065】フィルムダンパ220がポジション37の
位置に達した時、フォトインタラプタ221がオフから
オンに変化する信号を出力する。よってマイクロコンピ
ュータ231は信号を1つカウントする。以上示したよ
うに、フィルムダンパ220がポジション0からポジシ
ョン1に達するまでの間を除くと、フィルムダンパ22
0がL3 だけ移動する度に、マイクロコンピュータ23
1がフォトインタラプタ221,フォトインタラプタ2
22から出力される信号をカウントする。
【0066】次に、上記構成に基づくマイクロコンピュ
ータ231の制御を図27に基づいて説明する。なお、
この制御を説明するにおいて、デフモード,ヒートデフ
モード,ヒートモード,バイレベルモード,及びベント
モードが成立するフィルムダンパ220のポジションは
それぞれ、0,9,15,23,及び37である。 図27は、この実施例でのマイクロコンピュータ23
1の制御を表すフローチャートである。なお、図27と
図28とは図中のI−I一点鎖線で接続され、一連のフ
ローチャートとなっている。
【0067】本案によるエアコンユニットを取り付け
て、マイクロコンピュータ231に電源を付与すると、
マイクロコンピュータ231は、まずステップS1にお
いて、フィルムダンパ220の現在位置が両端のポジシ
ョンに位置するか否かを、フォトインタラプタ221と
フォトインタラプタ222とが同時にオンしているか否
かで判定する。
【0068】ステップS1にて、両端のポジションに位
置しない(NO)と判定した時、電動モータ216を逆
転させてデフモードの成立する方向へフィルムダンパ2
20を移動させる(ステップS2)。ここで電動モータ
216を逆転させる方向とは、フィルムダンパ220を
ベントモードからデフモードに向かって移動させる方向
であり、電動モータ216を正転させる方向とは、フィ
ルムダンパ220をデフモードからベントモードに向か
って移動させる方向である。
【0069】そしてフォトインタラプタ221とフォト
インタラプタ222の両方が同時に穴226を検出し
(以下、フォトインタラプタ221とフォトインタラプ
タ222の両方が同時に穴226を検出し、両方が信号
を出力することを、2信号を出力すると記す)、2信号
を出力しているか否かを判定する(ステップS3)。ス
テップS3にて2信号を出力している(YES)と判定
した時、電動モータ216を停止させる(ステップS
4)。これによりデフモードが成立する。またステップ
S3にて2信号を出力していない(NO)と判定した
時、ステップS2の制御を行う。
【0070】またステップS1にて、フィルムダンパ2
20の現在位置が両端のポジション、すなわちポジショ
ン0またはポジション37である(YES)と判定した
とする。ここでステップS1にて判定したフィルムダン
パ220の現在位置が、どちらのポジションであるのか
を識別するために、まず電動モータ216を逆転させる
(ステップS5)。そしてフィルムダンパ220が移動
してから最初に出力される割り込み信号、すなわちフォ
トインタラプタがオフからオンに変化した時に出力され
る信号、が出力された時、2信号を出力しているか否か
を判定する(ステップS6)。
【0071】ここでステップS6において、2信号を出
力していない(NO)と判定した場合には、ステップS
1で判定されたフィルムダンパ220のポジションは3
7であったことを示している。すなわち、ステップS5
にて電動モータ216を逆転させたところ、ポジション
37にあったフィルムダンパ220がポジション35に
達して、フォトインタラプタ221が最初の割り込み信
号を出力し、ステップS6にて2信号を出力していない
(NO)と判定したということである。
【0072】このようにステップS6において、2信号
を出力していない(NO)と判定した時、さらに電動モ
ータ216を逆転させてポジション0の方向へフィルム
ダンパ220を移動させる(ステップS7)。そしてス
テップS3と同様に、2信号を出力しているか否かを判
定し(ステップS8)、2信号を出力していなければ
(NO)ステップS7の制御を繰り返し行い、2信号王
を出力したら(YES)、つまりポジション0に達した
ら、電動モータ216を停止させる(ステップS9)。
【0073】一方、ステップS6において、最初の割り
込み信号が出力された時に2信号を出力している(YE
S)と判定した場合には、ステップS1で判定したフィ
ルムダンパ220のポジションは0であったことを示し
ている。すなわち、ステップS5にて電動モータ216
が逆転させたところ、ポジション0にあったフィルムダ
ンパ220が、フォトインタラプタ221,222の両
方とも長穴226aを検出する位置まで移動して、フォ
トインタラプタ222が最初の割り込み信号を出力し、
ステップS6にて2信号を出力している(YES)と判
定したということである。
【0074】そこで今度は、ステップS5とは逆に電動
モータ216を正転させて、フィルムダンパ220をポ
ジション37の方向へ移動させる(ステップS10)。
そして割り込み信号が出力されたか否かを判定し(ステ
ップS11)、割り込み信号が出力されなければ(N
O)そのままステップS10の制御を行う。割り込み信
号が出力されれば(YES)、この時フィルムダンパ2
20がポジション0に達したことになるので、電動モー
タ216を停止させる(ステップS12)。
【0075】以上のように、イニシャライズとしてフィ
ルムダンパ220のポジションを0にした後、吹出モー
ド設定部230から送られてくる吹出モードの選択信号
を検出して、フィルムダンパ220を移動させる際の目
的位置(OBJ)を読み込む(ステップS13)。そし
て目的位置と現在位置(NOW)を比較して、目的位置
と現在位置が等しいか否かを判定する(ステップS1
4)。OBJ=NOWである(YES)時、その現在位
置を記憶して(ステップS15)、再びステップS13
の制御を行う。
【0076】ステップS14にて、OBJ=NOWでは
ない(NO)と判定した時、今度はOBJ>NOWであ
るか否かを判定する(ステップS16)。OBJ>NO
Wである(YES)時、電動モータ216を正転させる
(ステップS17)。ここで電動モータ216が正転し
た直後に、フィルムダンパ220の現在位置が両端のポ
ジションであるか否かを判定する(ステップS18)。
【0077】ステップS18にて両端のポジションでは
ない(NO)と判定した時、マイクロコンピュータ23
1は信号を1つカウントしてNOWを1つ加算する(ス
テップS20)。ステップS18にて両端のポジション
である(YES)と判定した時、すなわちNOW=0ま
たはNOW=37であると判定した時、NOW=0をN
OW=1に、NOW=37をNOW=36にそれぞれ変
換して記憶する(ステップS19)。そしてステップS
20の制御を行う。このように、フィルムダンパ220
がポジション0で停止したらNOW=1として記憶する
ことで、フィルムダンパ220がポジション0からポジ
ション1へ移動した時に、フォトインタラプタから立ち
上がり信号が出力されないことによる停止位置のずれを
防止することができる。また一方、フィルムダンパ22
0がポジション37で停止した場合にも、同様の理由か
らNOW=36として記憶する。このような制御を両端
処理と呼ぶ。
【0078】またステップS16にてOBJ>NOWで
ない(NO)時、電動モータ216を逆転させる(ステ
ップS21)。そして電動モータ216が逆転した直後
に、ステップS18と同様にフィルムダンパの現在位置
が両端のポジションであるか否かを判定する(ステップ
S22)。ステップS18にて両端のポジションではな
い(NO)と判定したらステップS20の制御を行い、
両端のポジションである(YES)と判定したら両端処
理を行って(ステップS23)、それからステップS2
0の制御を行う。
【0079】ステップS20にて、マイクロコンピュー
タ231が信号を1つカウントしてNOWを1つ加算し
た後、ステップS15と同じようにOBJ=NOWであ
るか否かを判定する(ステップS24)。OBJ=NO
Wではない(NO)と判定すればステップS16の制御
を行い、OBJ=NOWである(YES)と判定すれば
電動モータ216を停止させる(ステップS25)。そ
してOBJ=NOWが成立した時のNOWの値をステッ
プS15にて記憶する。
【0080】次に、上記フローチャートを使って、実際
の吹出口モード切替えを行った場合を図27,図28、
及び図29に基づいて説明する。図29は、各吹出モー
ドにおける、フォトインタラプタ221,フォトインタ
ラプタ222及び穴226の相対位置関係と、その時の
NOWの値、さらに吹出口とフィルムとの相対位置関係
とを示す図である。なお図29中の右端には、上述の両
端処理を行った結果のNOWの値の変化を0,1,3
7,36として示している。
【0081】図27及び図28において、まず最初にス
テップS1からステップS12にかけて、フィルムダン
パ220がデフモードとなるように設定した。つまりフ
ィルムダンパ220が図29(a) に示す位置関係となる
ように設定した。次に、現在デフモードになっているフ
ィルムダンパ220をヒートデフモードにする。つまり
フィルムダンパ220を、図28(a)に示す位置から
図28(b)に示す位置まで移動させる。
【0082】この時、図27及び図28においてNOW
=0,OBJ=9であるので、ステップS13でOBJ
=9を読み込み、ステップS14にてNOと判定する。
そして次のステップS16にてYESと判定し、ステッ
プS17にて電動モータ216は正転する。NOW=0
であるので、ステップS18にてYESと判定し、ステ
ップS19にて両端処理を行いNOW=1となる。そし
てステップS20にてマイクロコンピュータ231が信
号を1つカウントし、NOW=2となる。そしてステッ
プS24にてNOと判定し、再びステップS16の制御
を行う。
【0083】そしてステップS16にてYESと判定
し、ステップS18にて電動モータ216は正転する。
今度はNOW=2であるので、ステップS18にてNO
と判定し、ステップS20にてマイクロコンピュータ2
31が信号を1つカウントし、NOW=3となる。そし
てステップS24にてNOと判定し、再びステップS1
6の制御を行う。
【0084】この動作を繰り返し、ステップS20にて
NOW=9となったら、すなわちフィルムダンパ220
がポジション9に達したら、ステップS24にてOBJ
=NOW(YES)と判定する。そしてステップS25
にて電動モータ216が停止した後、ステップS15に
てマイクロコンピュータ231がNOW=9を記憶し、
ステップS13の制御を再び行う。
【0085】今度は、現在成立しているヒートデフモー
ドを図28(d)に示すようなバイレベルモードにす
る。この場合、ステップS15でNOW=9が記憶され
ている時に、ステップS13でOBJ=23という信号
が読み込まれ、ステップS14にてNOと判定する。そ
して、ステップS16にてYESと判定し、ステップS
17にて電動モータ216は正転する。
【0086】NOW=9であるので、ステップS18に
てNOと判定し、ステップS20にて、マイクロコンピ
ュータ231が信号を1つカウントして、NOW=10
となる。この時点でフィルムダンパ220はポジション
10にある。そしてステップS24にてNOと判定し、
ステップS16の制御に戻る。この動作を繰り返し、ス
テップS20にてNOW=23となったら、すなわちフ
ィルムダンパ220がポジション23に達したら、ステ
ップS24でOBJ=NOW(YES)と判定し、ステ
ップS25で電動モータ216を停止する。またステッ
プS15にてマイクロコンピュータ231がNOW=2
3を記憶し、ステップS13の制御を再び行う。
【0087】今度は逆に、現在成立しているバイレベル
モードを、図28(a)に示すようなデフモードにす
る。この場合、ステップS15にてNOW=23を記憶
している時に、ステップS13にてOBJ=0という信
号が読み込まれ、ステップS14にてNOと判定する。
そして、ステップS16にてNOと判定し、ステップS
21により電動モータ216は逆転する。
【0088】NOW=23であるので、ステップS22
にてNOと判定し、ステップS20にてマイクロコンピ
ュータ231が信号を1つカウントして、NOW=22
となる。この時点でフィルムダンパ220はポジション
22にある。そしてステップS24にてNOと判定し、
ステップS16の制御に戻る。この動作を繰り返し、ス
テップS20にてNOW=0となったら、すなわちフィ
ルムダンパのポジションが0になったら、ステップS2
4にてOBJ=NOW(YES)と判定し、ステップS
25で電動モータ216を停止する。そしてステップS
15にてマイクロコンピュータ231がNOW=0を記
憶し、ステップS13の制御を再び行う。
【0089】この実施例ではこのようにして、フィルム
ダンパを用いた吹出口モード切替えが行われる。以上詳
述したように、本実施例ではイニシャライズをすること
によって、実際に製品を作る時に、検出手段の組付け場
所を任意に選ぶことができる。また本実施例では、ポジ
ション0とポジション37との間でフィルムダンパを往
復移動させた。すなわち図25(a)または図25
(f)に示すように、2つのフォトインタラプタが同時
にオンするところをフィルムダンパの往復移動の端部と
した。
【0090】このため、フィルムダンパをポジション0
からポジション1まで移動させる際に、マイクロコンピ
ュータが信号をカウントしないので、フィルムダンパを
移動させたい位置と実際に停止する位置との間にずれが
生じた。またフィルムダンパをポジション37からポジ
ション36まで移動させる時も、マイクロコンピュータ
が信号をカウントしないので、フィルムダンパを移動さ
せたい位置と実際に停止する位置との間にずれが生じ
た。
【0091】しかし両端処理を行うことにより、上記の
ずれを生じることがなく、フィルムダンパを停止させた
い位置に正確に停止させることができる。また数式1と
数式2よりL2 とL3 の比は、数式3
【0092】
【数3】L2 /L3 =n となる。そして数式3にn=2を代入すると、L3 =L
2 /2となり、これはL3 が、それぞれの穴226の間
隔L2 の半分であることを意味する。これはフィルムダ
ンパ220がそれぞれの穴226の間隔の半分L3 だけ
移動するたびに、2つのフォトインタラプタ221,2
22のどちらか一方が穴226を検出していることを意
味する。つまりフィルムダンパ220がそれぞれの穴2
26の間隔L2 だけ移動すると、2つのフォトインタラ
プタ221,222によって穴226が2回検出される
ことになる。換言すればフィルムダンパ220が2回停
止できることになる。以上に示したように、穴226が
一列に等間隔で並んでいる場合、1つのフォトインタラ
プタで穴226を検出するのに比べて、2つのフォトイ
ンタラプタで交互に穴226を検出した場合、2倍の停
止位置を得ることができる。つまりフィルムダンパ22
0をさらに正確な位置で停止させることができる。
【0093】逆に、正確な停止位置を必要としない時
は、穴226の数を少なくして、フィルムダンパ220
の開口部面積を広くしたり、引っ張り強度を強くするこ
とができる。またこの実施例では、被検出部としてフィ
ルム材に検出用の穴を設けたが、透過性の有るフィルム
材に印刷を施し、黒色部を設けて、これを被検出部とし
ても良い。
【0094】また検出手段としてフォトインタラプタを
使用したが、リミットスイッチの様な電気接点を使用し
ても良い。またモード切替え用だけでなく、エアミック
ス用として使用しても良い。また各吹出口切替えモード
のポジションは任意に選んでも良い。以上に述べた第8
実施例において、ダクト202は本発明のケーシング
に、フィルムダンパ220は本発明の膜状部材に、電動
モータ216,パワーアシストコントローラ229,吹
出モード設定部,及びマイクロコンピュータ231は本
発明の変移手段に、穴226は本発明の被検出部に、フ
ォトインタラプタ221,フォトインタラプタ222は
本発明の検出手段にそれぞれ相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例における吹出口切替え箱の斜視図
である。
【図2】 第1実施例におけるフィルムダンパの展開図
である。
【図3】 第1実施例における各吹出モード時のフィル
ムダンパの停止位置を示す作動説明図である。
【図4】 第1実施例における各吹出モード時のフィル
ムダンパの停止位置を示す作動説明図である。
【図5】 第1実施例における各吹出モード時のフィル
ムダンパの停止位置を示す作動説明図である。
【図6】 第1実施例における各吹出モード時のフィル
ムダンパの停止位置を示す作動説明図である。
【図7】 第1実施例における各吹出モード時のフィル
ムダンパの停止位置を示す作動説明図である。
【図8】 第1実施例における移動量制御装置のブロッ
ク図である。
【図9】 第1実施例におけるリミットスイッチの動作
を示す作動説明図である。
【図10】 第1実施例におけるリミットスイッチの動
作を示す作動説明図である。
【図11】 第1実施例におけるマイクロコンピュータ
の制御を表すフローチャートである。
【図12】 第2実施例における透過形光電スイッチと
フィルムダンパとを示す断面図である。
【図13】 第3実施例における直接反射形光電スイッ
チとフィルムダンパとを示す断面図である。
【図14】 第4実施例における2つの電極と誘電体膜
を装着したフィルムダンパとを示す断面図である。
【図15】 第5実施例における超音波センサとフィル
ムダンパとを示す断面図である。
【図16】 第6実施例における磁気ヘッドと磁気テー
プを被着したフィルムダンパとを示す斜視図である。
【図17】 第7実施例におけるスキャナとバーコード
を印刷したフィルムダンパとを示す斜視図である。
【図18】 変形例を示す概略図である。
【図19】 変形例を示す概略図である。
【図20】 変形例を示す概略図である。
【図21】 第8実施例で用いたエアコンユニットの断
面図である。
【図22】 第8実施例におけるフィルムダンパの展開
図である。
【図23】 第8実施例におけるフィルムダンパの組付
け状態を示す分解斜視図である。
【図24】 第8実施例におけるフィルムダンパの位置
制御を行う制御装置のブロック図である。
【図25】 第8実施例におけるフィルムダンパの移動
に伴った、2つのフォトインタラプタと被検出部の相対
位置関係と、それぞれのポジションを示す説明図であ
る。
【図26】 第8実施例におけるフィルムダンパの移動
に対する、フォトインタラプタからの出力信号を示す波
形図である。
【図27】 第8実施例におけるマイクロコンピュータ
による吹出口制御を表すフローチャートである。
【図28】 第8実施例におけるマイクロコンピュータ
による吹出口制御を表すフローチャートである。
【図29】 第8実施例の各吹出モードにおける、2つ
のフォトインタラプタと被検出部の相対位置関係と、各
吹出モードにおけるNOWを示す説明図である。
【符号の説明】
1 自動車用空気調和装置 2 吹出口切替え箱 3 フィルムダンパ 4 移動量制御装置 6 リミットスイッチ 21 デフロスタ吹出口 22 ベント吹出口 23 フット吹出口 31 第1開口部 32 第2開口部 33 第3開口部 34 被検出部 100 透過形光電スイッチ 110 直接反射形光電スイッチ 122 第1電極 123 第1電極 130 超音波センサ 141 磁気テープ 142 磁気ヘッド 151 バーコード 152 スキャナ 201 自動車用空気調和装置 202 ダクト 220 フィルムダンパ 212 デフ吹出口 213 ベント吹出口 214 ヒート吹出口 221,222 フォトインタラプタ 226 被検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−180512(JP,A) 特開 昭60−148714(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 102 B60H 1/00 103

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気が通過する空気通路部を有するケー
    シングと、 開口部を有し、このケーシング内に前記空気通路部に対
    向した状態で移動可能に配設され、前記空気通路部の開
    閉を行う膜状部材と、 この膜状部材を移動させる変移手段と、 前記膜状部材に設けられ、前記空気通路部に対する前記
    膜状部材の開口部の位置を知らせる被検出部と、 前記被検出部を検出する検出手段とを備え、 前記変移手段は、この検出手段により、前記空気通路部
    に対する前記膜状部材の開口部の位置を任意に選択し
    て、作動させることを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は複数個設けられ、 前記被検出部は、前記膜状部材の移動に応じて、前記複
    数の検出手段のそれぞれが検出信号を出力するように、
    前記膜状部材に配列されたことを特徴とする請求項1記
    載の車両用空気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記被検出部は、前記膜状部材に、前記
    膜状部材の進行方向に対して一列に設けられ、かつ前記
    検出手段は、前記膜状部材の進行方向に対して複数個設
    けられており、前記複数の検出手段の間隔は、前記被検
    出部間の間隔と相違するものであることを特徴とする請
    求項1または2記載の車両用空気調和装置。
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