JPH0515296A - 加工澱粉及びそれを利用したベーカリー食品 - Google Patents

加工澱粉及びそれを利用したベーカリー食品

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JPH0515296A
JPH0515296A JP3190656A JP19065691A JPH0515296A JP H0515296 A JPH0515296 A JP H0515296A JP 3190656 A JP3190656 A JP 3190656A JP 19065691 A JP19065691 A JP 19065691A JP H0515296 A JPH0515296 A JP H0515296A
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佳史 屋根谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】経時的品質劣化を抑制し、且つ優れた食感を有
するベーカリー食品を開発すること。 【構成】加熱溶解度が8%以下であって、60メッシュ
の篩いを通過しない区分が5%以下の粒子状を有し、冷
水膨潤度(Sc)と加熱膨潤度(Sh)の比が1.2≧
Sc/Sh≧0.8の関係にあり、且つ冷水膨潤度が4
〜15である加工澱粉をベーカリー食品の成分の一つと
して使用すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベーカリー食品に添加
して、成型性を改善し、且つ、食感の改良、経時的な品
質劣化の改善に顕著な効果を有する加工澱粉及びそれを
利用したベーカリー食品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年食品全般に亘ってソフト化の傾向に
あり、ベーカリー食品に於いてもソフトな食感或いはし
っとりした食感を有する製品が望まれている。またベー
カリー食品は通常焼成後経時的に硬くなり、所謂ボソボ
ソとした好ましくない食感となる品質劣化が起こる。こ
の品質劣化の主原因は澱粉の老化に依ると考えられてお
り、その防止策として糖類、乳化剤、増粘剤等の添加が
行われ、ある程度の劣化防止効果を発揮しているが、ま
だ十分ではない。
【0003】パン類をソフトな食感に、或いはスポンジ
ケーキ等をしっとりした食感にする方法として、グリセ
リン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エス
テル、蔗糖脂肪酸エステル等の乳化剤が用いられている
が、充分な効果を発揮する程度に添加すると風味を低下
する問題があった。乳化状態の油脂例えば濃縮乳なども
用いられるが、使用条件を著しく限定しないと一定の品
質の製品が得られない難点がある。
【0004】ベーカリー食品の食感改良に澱粉類を用い
る方法として、本発明者らは先にパン類をソフトな食感
にする方法として冷水には膨潤しない加工澱粉とグルテ
ンで小麦粉の一部を置き換える方法を提案した(特開平
3−87135)が、好ましい置き換え量が10〜20
重量%と多く、コストアップとなる難点を有していた。
また澱粉を糊化して添加する方法も行われているが、通
常の澱粉類の場合糊化条件を厳しく限定しないと、一定
した品質のものが得られ難いばかりか、十分な効果が得
られる量を添加すると、パン類の気泡が荒くなる欠点を
有していた。また未加工の小麦粉、コーンスターチ、馬
鈴薯澱粉を原料としたα−化澱粉を添加する方法(特開
昭59−175845)も提案されている。しかし、こ
れらのα−化澱粉を添加した場合、工程中にベタツキが
出やすく、作業性に難点を有する他、得られたパン類も
所謂くちゃついて口溶けの悪い傾向にある。
【0005】また本発明者は先に冷水膨潤度4.0〜3
5のα−化架橋澱粉を添加して、ソフトな食感を有し、
且つ経時的な品質劣化を改善したパン類の製造法を開示
した(特願平2−209731)。この方法に従うと目
的とする効果は顕著に見られるが、ケービング即ち、パ
ン類を焼成後冷やした時のちぢみ、特に山型パンの側面
が凹む問題を残していた。
【0006】この他に膨潤容積或いは膨潤度を限定した
加工澱粉も提案されている。特開昭57−5700には
膨潤容積が約3〜15ml/gの加工澱粉、特開昭53
−148554には膨潤度3.0〜6.0の加工澱粉が開
示されているが、両者とも常温下での膨潤容積あるいは
膨潤度であり、食品を製造する際に起こる加熱時のそれ
らの概念が含まれてなく、実際に加熱したそれらは常温
時に比べ数倍となり、本発明とは異なったものであり、
本発明の効果を発揮しない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ベーカリー食品にあって、何ら食味形状に
悪影響を与えることなく、経時的品質劣化を抑制し、且
つ、ソフトな食感、しっとりした食感など改善された食
感を有するベーカリー食品を具現化する新規な加工澱粉
を提供すると共に、該加工澱粉を添加することによりこ
れらの特性を有する秀れたベーカリー食品を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題はベーカリー食
品の製造に際し、加熱溶解度が8%以下であって、60
メッシュを通過しない区分が5%以下の粒子状を有し、
冷水膨潤度(Sc)と加熱膨潤度(Sh)の比が1.2
≧Sc/Sh≧0.8の関係にあり、且つ、冷水膨潤度
が4〜15である加工澱粉を添加することによって解決
される。
【0009】
【発明の作用並びに構成】本発明でいうベーカリー食品
は小麦粉を主原料とする食パン、蒸しパンなどの各種パ
ンをはじめ、スポンジケーキ、パウンドケーキなどのケ
ーキ類、中華饅頭、イーストドーナツ、ピザなどをい
い、この場合原料の一部として小麦粉以外の穀粉例えば
米粉、コーンフラワー、そば粉、ライムギ粉等を使用す
る場合も包含される。また近年製パン用生地の保存性を
高めるものとして用いられている冷凍生地にも適用でき
る。
【0010】本発明は加熱溶解度が8%以下であって、
60メッシュの篩いを通過しない区分が5%以下の粒子
状を有し、冷水膨潤度(Sc)と加熱膨潤度(Sh)の
比が1.2≧Sc/Sh≧0.8の関係にあり、且つ冷水
膨潤度が4〜15であることを特徴とする加工澱粉及び
これらを利用したベーカリー食品に関し、本発明の加工
澱粉をベーカリー食品に用いると経時的な品質劣化が抑
制され、改善された食感を有するベーカリー食品が特異
的に得られる。
【0011】本発明の加工澱粉は、60メッシュの篩い
で篩別した時、その通過しない区分が5%以下であっ
て、加熱溶解度が8%以下、好ましくは6%以下の粒子
状を有している。60メッシュの篩いを通過しない区分
が5%を越えて多くなると、添加して得た食品の滑らか
さに欠ける点が見られ好ましくない。又、一般的に澱粉
は多量の水の存在下で加熱すると澱粉粒は崩壊して溶解
した部分と膨潤した粒とその断片の混合系の糊液とな
る。この時の溶解度は澱粉の種類によっても異なるが、
一般的には加熱温度、時間の増大に伴って増大し、通常
20〜25%以上を示すが、本発明の加工澱粉は、水の
存在下で予め加熱処理したものであり、ここで規定され
る溶解度は更にこれを加熱した時の値であり、これが8
%以下、このましくは6%以下であることに留意される
べきである。
【0012】本発明の加工澱粉は、冷水膨潤度が4〜1
5好ましくは6〜12で且つ、冷水膨潤度(Sc)と加
熱膨潤度(Sh)の比が、1.2≧Sc/Sh≧0.8の
範囲にある。冷水膨潤度が4より低い場合は、成型性に
劣り、15より大なる場合及び冷水膨潤度と加熱膨潤度
の比が1.2〜0.8を越えて大きくても、又、小さくて
も目的とする効果を十分に食品に与えることが出来な
い。
【0013】冷水膨潤度を規定した加工澱粉は前述の如
く既に知られている。また、冷水に膨潤しない澱粉につ
いて、加熱時の膨潤度によって、その澱粉の性質の一端
を知ることも行われている。しかし、冷水に膨潤する澱
粉について更にこれを加熱してその膨潤度の変化率の概
念を導入した加工澱粉はこれまで知られていなかった
し、ましてこの概念を限定した加工澱粉は全く知られて
おらず、限定されたこの概念を導入した加工澱粉を利用
することによって、食感的にも品質的にも秀れたベーカ
リー食品の提供を可能にしたものである。
【0014】尚、粒度、冷水膨潤度、及び加熱膨潤度等
は次の方法にしたがって測定される。
【0015】<粒度>試料を5%濃度の水分散液とし、
これを25℃に30分間放置した後、JIS60メッシ
ュ試験篩で篩別し、その残分の乾燥重量を試料の乾燥物
重量に対する%で表す。
【0016】<冷水膨潤度>乾燥物換算で試料約1gを
25℃の水100mlに分散した状態にし、30分間2
5℃の恒温槽の中でゆるやかに撹拌した後、遠心分離
(3000r.p.m,10分間)し、ゲル層と上澄層
に分ける。次いでゲル層の重量を測定し、これをAとす
る。次に重量測定したゲル層を乾固(105℃、恒量)
して重量を測定し、これをBとし、A/Bで膨潤度を表
す。
【0017】<加熱膨潤度、加熱溶解度>乾燥物換算で
試料1.0gを水100mlに分散した状態にし、90
℃で30分加熱後、直ちに遠心分離(3000r.p.
m.10分間)して、ゲル層と上澄層に分ける。次いで
ゲル層の重量を測定し、これをCとする。次に重量測定
したゲル層を乾固(105℃、恒量)して重量を測定
し、これをDとし、C/Dで加熱膨潤度を表す。一方、
この時の上澄液の容量及び上澄液に含まれる全糖量をフ
ェノールー硫酸法で測定し加熱溶解度を算出する。
【0018】本発明の加工澱粉の好ましい製造法を以下
に例示するが、これによって製造法が限定されるもので
はなく要は上述の特性を有する加工澱粉であればよい。
【0019】本発明の出発原料としては、馬鈴薯澱粉、
甘藷澱粉、タピオカ澱粉、コーンスターチ、ワキシーコ
ーンスターチ、ハイアミロースコーンスターチ、サゴ澱
粉、小麦澱粉、米澱粉、豆澱粉等の天然澱粉又はこれら
を漂白処理したものなどが挙げられ、これらの1種又は
2種以上を用いることが出来るが、特に好ましい澱粉と
しては、馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉及びサゴ澱粉、更に好ま
しくは馬鈴薯澱粉が挙げられる。これは本発明の加工澱
粉が得られ易いこと、並びにこれら以外の原料澱粉を用
いて得た加工澱粉は食品によっては同じ効果を得るに多
少添加量を多く要することによる。
【0020】漂白処理としては通常の方法でよく、漂白
処理剤としては通常使われる次亜塩素酸ナトリウム、過
酸化水素、過酢酸、亜塩素酸ナトリウム、二酸化イオ
ウ、亜硫酸塩、過マンガン酸カリウム、過硫酸アンモニ
ウム等を用い、処理の程度としては、例えば次亜塩素酸
ナトリウムを用いる場合、有効塩素として約500〜2
000ppm添加して常法に従って処理する方法が挙げ
られる。
【0021】これらの澱粉を原料にして、先ず、架橋澱
粉とする。架橋澱粉は澱粉に架橋剤のみを作用させて得
られるものであっても良いが、好ましくはエステル化又
はエーテル化と架橋反応とを行った架橋エステルと架橋
エーテル澱粉である。更に好ましくは架橋エステル澱粉
が架橋アセチル澱粉であり、架橋エーテル澱粉が架橋ヒ
ドロキシプロピル澱粉である。
【0022】このような架橋澱粉は常法に従って澱粉に
架橋剤のみを反応させるか、或いは架橋剤とエステル化
剤またはエーテル化剤を反応させて得られる。この際の
架橋剤としては、メタリン酸塩、オキシ塩化リン、エピ
クロルヒドリン、アクロレイン等が例示される。
【0023】架橋エステル澱粉に用いられるエステル化
剤としては、無水酢酸、酢酸ビニールモノマー、オルト
リン酸塩、無水コハク酸等が例示され、好ましくは無水
酢酸と酢酸ビニールモノマーである。
【0024】また架橋エーテル澱粉に用いられるエーテ
ル化剤としてはプロピレンオキサイド、モノクロル酢酸
ソーダ等が例示され、より好ましくはプロピレンオキサ
イドである。
【0025】これら架橋エステル澱粉及び架橋エーテル
澱粉のエステル化度及びエーテル化度は、DS(Degree
of Substitutionの略で、澱粉のグルコース残基1個当
たりの置換基の数を示す)0.01〜0.25に置換す
る。DS0.01に達しないとエーテル化又はエステル
化した効果に乏しく、またDS0.25より多くしても
効果的に変わらないばかりでなく、糊化温度の低下に伴
って水溶媒系では扱い難くなり、経済的でない。このよ
うな架橋エステル澱粉、架橋エーテル澱粉にすることに
より、本発明の加工澱粉を得る条件を広くすることがで
きて好ましい。
【0026】一方、架橋澱粉の架橋の程度は、90℃ま
で加熱して50℃に冷却してB型粘度計で測定する時約
500cpsの粘度を示す濃度が約10〜17%になる
ように行う。
【0027】一般的に、澱粉を架橋することによって、
澱粉の膨潤度を変えることができることは知られている
ところであるが、本発明の冷水膨潤度と加熱膨潤度の比
が限定された加工澱粉を得るには、架橋の程度の調節だ
けでは難しく、架橋の程度と共に、この後の処理である
加熱処理を限定された範囲で行うことが必要である。
【0028】このようにして得た、架橋澱粉を約10〜
40重量%の水性のスラリーとして加熱し、澱粉粒子を
十分にして安定した状態に膨潤せしめる。換言すれば、
加熱を続けても殆ど粘度上昇が見られなくなった時点が
安定した膨潤状態と言える。
【0029】澱粉は一般に水の存在下で加熱すると膨潤
して粘度がでてくるが、更に加熱を続けると澱粉粒の崩
壊或いは澱粉分子の溶出により粘度は低下する。架橋澱
粉の場合、澱粉粒の膨潤、崩壊が抑制され、加熱によっ
て澱粉粒は徐々に膨潤し、また加熱温度によってもその
膨潤が違うと認識されていた。ところが、上述の好まし
い架橋度の架橋澱粉は、20重量%濃度でブラベンダー
アミログラフで測定した膨潤開始温度より、約27℃以
上高い温度から約130℃までの温度に加熱すると、そ
の温度に達した時点で温度に依存することなく安定した
膨潤度の加工澱粉が得られる。
【0030】本質的には膨潤開始温度以上に加熱すれば
よいが、膨潤開始温度乃至それより約27℃高い温度域
では徐々に膨潤する為、安定した状態になるまでに時間
を要する。また、経時的に膨潤状態をチェックして終点
を決めなければならない繁雑さがある。また約130℃
以上でも不可能ではないが、機械的剪断力の影響を受け
やすく、例えば加圧下から常圧に戻す際にも徐々に減圧
しなければならないなど実用性に欠ける。
【0031】加熱方法としては通常澱粉のクッキングに
使用されている装置、例えばオープン釜、オンレータ
ー、ジェットクッカー等が用いられる。乾燥品を得る場
合には加熱と乾燥を兼ねたドラムドライヤーを用いるこ
ともできる。加熱方法の中で機械的剪断力を受けやすい
場合はスラリー濃度を低くするなど、それを避ける配慮
をすることが好ましい。
【0032】この様に加熱膨潤せしめた澱粉を直ちに冷
却してペースト状の商品とするか、更に凍結した状態
で、流通させることも可能であるし、或いはドラムドラ
イ、噴霧乾燥、凍結乾燥等の乾燥手段により乾燥して粉
末化することも出来、これらは用途、流通、貯蔵等を考
慮し、便宜選択される。
【0033】本発明の加工澱粉は上述に従って製造され
るが、その際に通常食品に用いられる食品成分或いは添
加物、例えばグルテン、大豆蛋白、卵白等の蛋白質、植
物油脂、動物油脂等の油脂類、グルコース、マルトー
ス、ソルビット、砂糖、オリゴ糖、澱粉分解物、還元澱
粉分解物等の糖類、及び食塩、各種乳化剤、各種調味
料、pH調製剤、リン酸塩等の添加物を必要に応じ適宜
添加して製品化することも出来る。
【0034】かくして得られた加工澱粉はベーカリー食
品を製造するに際し、該食品の原料穀粉100重量部に
対し、固形分として0.5〜15重量部添加することに
より、加水量を多くしても成型性に秀れ、更に得られた
食品に種々の特性を付与することが出来る。
【0035】ベーカリー食品の製造法は各種有り、製品
の種類も多種多様であるが、本発明も基本的には従来の
製造工程、製造条件を踏襲でき、従来の一連の製造工程
のなかで、生地調製過程に於ける混合、起泡、混捏の工
程で本発明の加工澱粉を原料穀粉に対し固形分として
0.5〜15重量%添加することにより本発明の目的が
達せられる。その際本発明の加工澱粉は保水性が小麦粉
より高く、生地の好ましい状態からして加水量を従来よ
り約2〜25%多くする必要がある。一般的に加水量を
多くすると生地の成型性が悪くなり、作業性の低下を引
き起こすが、本発明ではかかる支障は何ら見られず、好
ましいことに生地の歩留りの向上に繋がるのである。
【0036】また従来の製法では、加水量を多くすると
パン類ではケービングの問題、ケーキ類ではひずみを生
じ易いが、本発明の加工澱粉を使用したベーカリー食品
はかかる問題もなく、ソフトな食感、しっとりした食感
となり、口どけも良く、経時的品質劣化の改善されたベ
ーカリー食品が得られる。
【0037】一般にベーカリー食品にはイースト、イー
ストフード、砂糖、食塩、脱脂粉乳、油脂等の副資材的
に使用されるものの他に、種々の目的で種々の添加剤が
加えられている。例えばグリセリン脂肪酸エステル、蔗
糖脂肪酸エステル等の乳化剤、マルトース、ソルビッ
ト、水飴等の糖類、ジェランガム、カラギーナン等の多
糖類、プロテアーゼ、アミラーゼ等の酵素剤、濃縮乳、
卵、活性グルテン等の他、香料、保存料、膨張剤等が挙
げられ、本発明に於いてもこれらを必要に応じ適宜添加
することもできる。
【0038】以下に比較例、実施例を示し、本発明を説
明する。但し、部とあるは重量部を示す。
【0039】
【実施例1】水120部に硫酸ナトリウム20部を溶解
し、市販の馬鈴薯澱粉100部を加えてスラリーとし、
撹拌下4%の苛性ソーダ水溶液30部、プロピレオキサ
イド4部に、エピクロルヒドリン0.14部、0.2部、
0.4部、0.8部を夫々加え、41℃で20時間反応せ
しめた後、硫酸で中和、水洗した。これらの約500c
psを示す濃度は夫々約10%、12%、15%、1
6.5%であり、膨潤開始温度は約53℃であった。次
いで夫々25%の水性スラリーとし、表面温度150℃
のダブルドラムドライヤーで加熱処理し、乾燥した。こ
の時の加熱処理温度は102℃であった。次いでこの乾
燥物を粉砕して資料No.1〜4の架橋エーテル化した加
工澱粉を得た。その物性を表1に示す。尚これらのエー
テル化度(DS)は0.08〜0.085の範囲にあっ
た。
【0040】
【表1】
【0041】
【比較例1】実施例1において、エピクロルヒドリンの
添加量を0.1部とした他は同様に処理して試料No.5を
得た。尚加熱処理前の約500cpsの粘度を示す濃度
は約8.5%で、膨潤開始温度は実施例1と同じであっ
た。
【0042】
【実施例2】表1に示す試料No.1〜5を用いて以下の
配合で常法に従って山型食パンを製造した。
【0043】<配合>
【0044】
【0045】得られた食パンはビニール袋に入れて密閉
し、20℃に保持して1日後、4日後に以下の方法で評
価した。その結果を表2に示す。
【0046】<軟らかさ>
【0047】端から一定の距離(3cm)の部位で40
×40×40mmに裁断し、レオメーターを用いて次の
条件で圧縮抵抗を測定して軟らかさの指標とした。 プランジャー : 15m/mφ円形 試料台速度 : 60m/m/分 試料台移動距離 : 20m/m 本体感度 : 500g
【0048】<ケービング>1日後の食パンについて中
央部で垂直に切断し、底辺の長さ(L)と切断面の底辺
に平行した部位で最も短い部位の長さ(S)を測り、S
/L×100(%)で表す。
【0049】
【表2】
【0050】試料No.1〜4を用いた場合、混捏工程に
おいても何ら問題なく、得られた食パンは口溶けも良
く、食感的にも良好であった。
【0051】
【実施例3】水120部に甘藷澱粉100部を加えてス
ラリーとし、撹拌下3%の苛性ソーダ水溶液を加えてp
H11.3〜11.5に保持しながらトリメタリン酸ソー
ダ0.25部を加え、39℃で5時間反応した後塩酸で
中和し、水洗した後、該品の膨潤開始温度を測定する
と、約68℃であった。次いで濃度12%のスラリーと
し、オンレーターを用いて97℃に加熱後、入口温度1
75℃、出口温度85℃で噴霧乾燥して試料No.6の加
工澱粉を得た。その物性を表3に示す。
【0052】
【実施例4】水120部にサゴ澱粉100部を加えてス
ラリーとし、撹拌下3%の苛性ソーダ水溶液を加えてp
H11.3〜11.5に保持しながら、トリメタリン酸
ソーダ0.5部を加え、39℃で5時間反応した後、硫
酸でpH9.5とし、25℃に冷却する。次いで、3%
苛性ソーダ水溶液を加えてpH9.0〜9.5に維持し
ながら無水酢酸6部を加えてアセチル化し、硫酸で中
和、水洗した後実施例3と同様の処理で噴霧乾燥した。
得られた加工澱粉のアセチル化度(DS)は0.068
であり、その物性を表3に示す(試料No.7)。尚、加
熱処理前の膨潤開始温度は約64℃であった。
【0053】
【実施例5】実施例4におけるサゴ澱粉をタピオカ澱粉
に置き換えて同様に処理して、試料No.8の加工澱粉を
得た。その物性を表3に示す。尚、加熱処理前の膨潤開
始温度は約59℃であった。
【0054】
【実施例6】実施例1において、プロピレンオキサイド
を10部、エピクロルヒドリンをトリメタリン酸ソーダ
1%に替えて同様に反応せしめた。次いで中和、水洗し
た後20%スラリーとし、約55℃に加熱して沈殿を生
じない程度に膨潤させ、これをレトルト食品用チューブ
に充填し、オートクレーブで120℃、20分加熱処理
後常温に冷却して、ペースト状の加工澱粉を得た。その
物性を表3に示す(試料No.9)。尚、加熱処理前の膨
潤開始温度は約49℃であった。
【0055】
【表3】
【0056】
【実施例7】実施例3、4、5及び6で得た試料No.
6、7、8及び試料No.9を用いて中種法により、以下
の処方及び条件に従って中華まんじゅうの皮部を製造し
た。その際ミキソグラフを用い、生地形成に好ましい添
加量を予め設定して実施した。得られた中華まんじゅう
の皮部を密封して20℃に保持し、軟らかさの指標とし
て、中心部を40m/m角に裁断し、レオメーターで圧
縮抵抗を測定し、対照区を100とした指数で表4に表
した。尚、試料No.9の添加量は固形分量に換算して行
い、添加する水もバランスさせた。
【0057】<配合>
【0058】
【0059】
【0060】 <工程> 中種ミキシング 低速2分 中速2分 中種捏上温度 27℃ 中種醗酵時間 60分 27℃ 本捏ミキシング 低速2分 生地捏上温度 28℃ フロアータイム 10分 分割 75g ホイロ 30分 温度40℃ 湿度50% 蒸し 15分
【0061】
【表4】
【0062】本発明の加工澱粉を用いた場合、加水量を
多くしたにもかかわらず、成型性に何ら問題なく、得ら
れた中華まんじゅうはいずれもソフトでしっとり感を有
し、口溶けも良く好ましい食感を有していた。また、製
品の体積は対照区と畧同等であった。
【0063】
【実施例8】試料No.3の本発明の加工澱粉を使用し
て、シュガーバッター法で常法に従って以下の処方でパ
ウンドケーキを製造した。その際の材料を一緒にミキ
シングして起泡させ、次いでの材料を加えて軽く撹拌
し生地を調製した。
【0064】 ─┐ 実施例 対照区 │ 砂糖 100部 100部 │ 液体ショートニング 50部 50部 │ マーガリン 60部 60部 全卵 120部 120部 │ 食塩 0.5部 0.5部 │ 本発明の加工澱粉 5部 − │ 水 15部 − │ ─┘ ─┐ 小麦粉(薄力粉) 100部 100部 │ 脱脂粉乳 5部 5部 ベーキングパウダー 1.5部 1.5部 │ ─┘
【0065】対照区に較べ本発明のパウンドケーキはき
めが細かくてしっとりとし、ソフトで口どけも良く、経
時的な食感の劣化も少なく、また外観的にひずみ、ちぢ
みなどなく優れたパウンドケーキであった。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱溶解度が8%以下であって、60メッ
    シュの篩いを通過しない区分が5%以下の粒子状を有
    し、冷水膨潤度(Sc)と加熱膨潤度(Sh)の比が
    1.2≧Sc/Sh≧0.8の関係にあり、且つ冷水膨潤
    度が4〜15であることを特徴とする加工澱粉。
  2. 【請求項2】加熱溶解度が6%以下で、冷水膨潤度が6
    〜12であることを特徴とする請求項1に記載の加工澱
    粉。
  3. 【請求項3】加工澱粉の澱粉の種類が馬鈴薯澱粉、甘藷
    澱粉、及びサゴ澱粉より選ばれる1種又は2種以上であ
    る請求項1又は2に記載の加工澱粉。
  4. 【請求項4】加工澱粉の澱粉の種類が馬鈴薯澱粉である
    請求項1又は2に記載の加工澱粉。
  5. 【請求項5】加熱溶解度が8%以下であって、60メッ
    シュの篩いを通過しない区分が5%以下の粒子状を有
    し、冷水膨潤度(Sc)と加熱膨潤度(Sh)の比が
    1.2≧Sc/Sh≧0.8の関係にあり、且つ冷水膨潤
    度が4〜15である加工澱粉をベーカリー食品の原料の
    一部として使用したことを特徴とするベーカリー食品。
  6. 【請求項6】上記加工澱粉の加熱溶解度が6%以下で、
    冷水膨潤度が6〜12である請求項5に記載のベーカリ
    ー食品。
  7. 【請求項7】上記加工澱粉の原料が馬鈴薯澱粉、甘藷澱
    粉、及びサゴ澱粉の少なくとも1種である請求項5また
    は6に記載のベーカリー食品。
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