JPH05143157A - データキヤリア及び搬送車制御システム - Google Patents

データキヤリア及び搬送車制御システム

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JPH05143157A
JPH05143157A JP3334199A JP33419991A JPH05143157A JP H05143157 A JPH05143157 A JP H05143157A JP 3334199 A JP3334199 A JP 3334199A JP 33419991 A JP33419991 A JP 33419991A JP H05143157 A JPH05143157 A JP H05143157A
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JP
Japan
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data
memory
read
transport
carrier
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Application number
JP3334199A
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English (en)
Inventor
Toyohiro Shioda
豊広 塩田
Masanori Yamashita
雅典 山下
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送経路に設置されるホスト及びサテライト
のデータキャリア対であって、ホストコンピュータを介
在せずに自動搬送車の衝突防止,経路制御,交差点制御
を行うこと。 【構成】 ホスト及びサテライトデータキャリア30,
321接続ケーブル又は非接触の接続ユニットで結合す
る。各データキャリアには送受信部11,21と、復調
回路12,22及び変調回路15,23を設け、更にホ
ストデータキャリア10にはメモリ制御部13,メモリ
14を設ける。搬送ラインの各点から搬送車の信号を送
受信し、そのデータをメモリ14に書き込み又は読み出
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工具や部品,製品等の管
理又は物流システムに用いられるデータキャリア及び組
立搬送ラインの搬送車制御システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来工場における組立搬送ラインで部品
や製品等の物品の移送を行うため、これらの部品や製品
を組立搬送ラインに沿って搬送する無人搬送車(以下A
GVという)が使用されている。更に組立搬送ラインの
特定区間の出入口でAGVと組立搬送に関するデータを
送信及び受信するために、データキャリア(DC)が搬
送ラインに沿って設けられている。
【0003】以下、従来のデータキャリア及びデータキ
ャリアを用いた搬送車制御システムについて説明する。
図9は組立搬送ラインにおける従来の搬送車制御システ
ムの一例を示している。搬送ラインに沿って移動するA
GVにはリードライトヘッド(RWH)が取付けられて
いる。一方、搬送経路に沿って設置されたデータキャリ
アは、送受信部,復調回路,変調回路,メモリ制御部,
メモリ等により構成されるもので、AGVのリードライ
トヘッド(RWH)を含む書込/読出制御装置との電磁
誘導により信号を送受信するものである。データキャリ
アのメモリには搬送組立ラインにおける各種の情報が格
納される。
【0004】図9は途中で分岐する組立搬送ラインを示
したもので、搬送ラインLは進入側のラインL1が途中
から2つのラインL2,L3に分岐している。ラインL
2,L3の途中にステーションS1,S2が夫々設けら
れ、AGVに搭載された物品に対して所定の作業が行わ
れる。これらのラインL1,L2は再び合流し1つのラ
インL4となっている。ラインL1にはデータキャリア
(DC)1が埋設され、ステーションS1,S2には夫
々DC2,3が埋設される。又各ラインL2,3の合流
点の手前にはDC4,5が、ラインL4にはDC6が夫
々埋設されている。
【0005】一方、搬送ラインLを管理する場所にホス
トコンピュータHCが設けられており、AGVに搭載さ
れた書込/読出制御装置、及びこれと接続された無線装
置によりデータを送受信するよう構成されている。ライ
ンL1に位置するAGV1,2は夫々、各DC1〜DC
6の何れかとデータの送受信を行うリードライトヘッド
及びホストコンピュータHCとデータ通信を行う無線装
置が搭載されている。AGV1,2はホストコンピュー
タHCの指示により経路制御及び発停制御を受ける。更
に各AGV1は搬送ラインLを移動するための駆動装置
と安全監視制御装置を有しており、経路制御,発停制
御,送受信装置より成るコントローラにより運転制御さ
れる。そしてDC1〜DC6は、各AGVの位置検出と
各ステーションS1,S2における作業指示に関するデ
ータを保持する働きをしている。
【0006】このように構成された搬送車制御システム
において、先発のAGV1がラインL1でDC1とデー
タの送受信を行う。ステーションS1,S2に他のAG
Vが存在しなければ、ホストコンピュータHCは、AG
V1を例えばラインL2に進入させる。やがてAGV1
がステーションS1に入ると、DC2がこのことを検知
し、無線装置によってホストコンピュータHCにその信
号が送られ、後続のAGV2を停止させる。そしてステ
ーションS1でAGV1の物品に対して所定の作業がな
される。
【0007】次に、後続のAGV2がラインL1の分岐
点に近づくと、DC1との通信により分岐点が判別され
る。従ってホストコンピュータHCはAGV2に対し経
路制御を行い、ラインL3に進むよう指示を与える。一
方、ステーションS1でAGV1が作業を終了し、且ス
テーションS2でAGV2も作業を終了すると、両AG
V1,2が合流点に移動する。このときDC4,5は両
AGV1,2に信号を送り一旦停止させる。次にホスト
コンピュータHCはAGV1,2のいずれか一方を優先
してラインL4に移動させる。一方のAGVが合流点の
手前に来ると、他のAGVが移動を開始する。このよう
に、ホストコンピュータHCが複数のDCを管理して各
AGVに対して交差点制御、経路制御及び衝突制御等を
行なっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の搬送車制御シス
テムでは、搬送ラインに設けられた各データキャリア
は、ホストコンピュータと無線通信により系統的に管理
されている。一般に1台のホストコンピュータは複数の
データキャリアを管理しており、搬送ラインの管理ソフ
トウェアが複雑となるので、ホストコンピュータ側の負
担が大きいものとなっていた。例えば工場における物品
又は製品の組立工程の変更を伴う際には、搬送ラインの
管理システムを変更時のソフトウェアの修正が大がかり
なものとなり、汎用性に欠ける問題があった。更に、デ
ータキャリアとホストコンピュータとの無線通信のトラ
ブルが発生すると、組立ライン全体に誤動作を招く恐れ
があった。
【0009】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、搬送ラインの特定区間における
各AGVの管理をホストコンピュータを介することな
く、データキャリア同志だけで系統的に行える搬送車制
御システムを提供することを目的とする。又、この搬送
車制御システムに用いることのできるデータキャリアを
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、データを保持するメモリと、夫々コイルを含み電磁
結合によってリードライトヘッドとの間でデータの送信
及び受信を行う複数の送受信部と、各送受信部の出力か
らデータ信号を夫々復調する複数の復調回路と、メモリ
からのデータ信号を変調して各送受信部に出力する複数
の変調回路と、各復調回路から得られたコマンド及びデ
ータ信号に従ってデータの書込みをメモリに行うと共に
メモリからのデータを各変調回路に出力するメモリ制御
部と、を具備し、送受信部のコイルは相違なった位置に
配置されることを特徴とするものである。
【0011】本願の請求項2の発明は、搬送経路の特定
区間に入る搬送車の台数を特定する搬送車制御システム
であって、搬送車に取付けられて信号の送受信を行うリ
ードライト装置と、搬送経路に沿ってリードライト装置
と対向する相異なる位置にコイルが取付けられる請求項
1記載のデータキャリアと、を具備し、特定位置のコイ
ル及び送受信部に得られる信号により搬送車の到来をメ
モリに書込み、後述の搬送車はそのメモリの状態により
発進を停止することを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項3の発明は、搬送経路の特定
区間に入る搬送車に作業の指示を行う搬送車制御システ
ムであって、搬送車に取付けられて信号の送受信を行う
リードライト装置と、搬送経路に沿ってリードライト装
置と対向する相異なる位置にコイルが取付けられる請求
項1記載のデータキャリアと、搬送経路に沿って搬送車
の通行を検知すると他のコイルが取付けられる位置での
作業準備を行うためデータキャリアにデータを転送する
ホストコンピュータと、を具備することを特徴とするも
のである。
【0013】本願の請求項4の発明は、複数のラインに
分岐及び1つのラインに合流する搬送経路において用い
られ、複数の搬送車の走行制御を行う搬送車制御システ
ムであって、搬送車に取付けられて信号の送受信を行う
リードライト装置と、搬送経路に沿ってリードライト装
置と対向する分岐,分流のラインの相異なる位置にコイ
ルが取付けられ、搬送車の走行状態に基づいてリードラ
イト装置に発振許可及び発振停止信号を送出する請求項
1記載のデータキャリアと、を具備することを特徴とす
るものである。
【0014】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1記載の
発明によれば、データキャリアが相違なった位置に配置
されるコイルのいずれかでリードライト装置の信号を受
信すると、復調回路はデータ信号を復調しメモリ制御部
を介して共通のメモリにデータを格納する。又データの
読出時にはメモリに格納されたデータは変調回路に伝送
され、送受信部から他のリードライト装置に信号が送信
される。このように特定の送受信部から得られたコマン
ド及びデータ信号に従って、メモリにデータを書込むと
共に、メモリからのデータを他の送受信部を介して別の
場所へ転送できるようにしている。
【0015】又本願の請求項2〜4の発明によれば、デ
ータキャリアが特定の送受信部により搬送車のリードラ
イト装置の信号を受信すると、この信号はメモリ制御部
を介してメモリに与えられ、搬送車の通過地点や搬送車
の種類を識別する。次に他の搬送経路に埋設した送受信
部に信号を伝送し、搬送車のリードライト装置に各搬送
経路の搬送車の台数を特定したり、搬送車の作業の指示
を行う制御信号を出力する。メモリに格納された発進停
止,搬送経路の選択,発進優先順位の信号等が読出さ
れ、各搬送車の走行が制御される。
【0016】
【実施例】本発明のデータキャリアの一実施例について
図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施
例におけるデータキャリアの構成を示すブロック図であ
る。本実施例のデータキャリアは、ホストデータキャリ
ア(以下HDCという)10とこれにワイヤで接続され
たサテライトデータキャリア(以下SDCという)20
により構成される。
【0017】HDC10の送受信部11は、AGVに取
付けられたリードライトヘッドと信号を受信及び送信す
るものであり、送受信用のアンテナとなるコイル11a
を有している。送受信部11の受信信号は復調回路12
に与えられる。復調回路12は送受信部11の出力から
データ信号を復調するものであり、その出力はメモリ制
御部13に与えられる。メモリ制御部13はリードライ
トヘッドからHDC10又はSDC20に与えられたコ
マンド及びデータに従ってメモリ14へのデータの書込
み及び読出しを制御するものである。メモリ14はAG
Vに搭載された物品又は製品に関するデータやAGVの
搬送制御に関するデータを格納するメモリであり、例え
ばスタティックRAMやEEPROMにより構成され
る。メモリ14から読出されたデータは、シリアル信号
に変換されてSDC20又は、HDC10の変調回路1
5を介して送受信部11に与えられる。
【0018】一方、SDC20は、HDC10と同様の
コイル21aを含む送受信部21,復調回路22,変調
回路23を夫々有している。復調回路22及び変調回路
23はHDC10のメモリ制御部13と直接ケーブル等
を介して接続されている。SDC20の受信信号は復調
回路22によって復調されてHDC10のメモリ14へ
の書込み又は読出しが制御され、読出データは変調回路
23,送受信部21によりリードライトヘッドに送出さ
れる。
【0019】図2はHDC10のメモリ14のメモリマ
ップの構成を示す説明図である。本図に示すようにメモ
リ14は複数のメモリ領域を有し、メモリマップの先頭
に位置する領域にはHDC10専用のデータが格納され
ている。これに続く領域はSDC20に関するデータを
格納する部分であり、これらの2つの領域は共に組立搬
送ラインにおける生産管理情報を格納している。更にメ
モリ14には搬送ラインの優先順位情報,ライン管理情
報,先送り情報等の3つの領域が設けられている。尚、
これらの3つの領域はHDC10及びSDC20の共有
領域であり、HDC10及びSDC20の両方からその
データをアクセスできる。ライン管理エリアは搬送ライ
ンでAGVが特定の区間の衝突を防止するためのデータ
を格納する領域である。更に、先送り情報は搬送ライン
の作業領域にAGVが到着する前に製品又は物品に関す
るデータを出力する作業情報であり、例えば自動組立機
としてのロボットの事前準備に関するデータが格納され
る。
【0020】次に、1つのHDCに2つのSDCを接続
した第2実施例によるデータキャリアの構成を図3に示
す。SDC31,32は第1実施例のSDC20と同様
に、送受信部,復調回路,変調回路により構成される。
又、HDC33は送受信部,変調回路,復調回路を有せ
ず、メモリ制御部34とメモリ35により構成されてい
る。SDC31,32は夫々HDC33とワイヤ31
a,32aを介し接続されており、各SDC31,32
で送受信するデータはHDC33のメモリ35で書込み
又は読出される。
【0021】更に、HDCとSDCを非接触の接続ユニ
ットで接続した第3実施例によるデータキャリアを構成
した例を図4に示す。本図に示すHDC40はコイル4
1aを含む送受信部41,復調回路42,メモリ制御部
43,メモリ44,変調回路45を含むことは図1に示
すHDC10と同様である。しかしHDC40は、コイ
ルだけで構成されるSDC50と、接続ユニット51を
介してデータ伝送を行うために、コイル46aを含む送
受信部46とこれに接続される復調回路47、及び変調
回路48が新たに設けられている。メモリ制御部43
は、復調回路42,47及び、変調回路45,48とデ
ータの書込み又は読出しを夫々行うよう構成される。S
DC50とHDC40は接続ユニット51を介して非接
触で結合され、データの伝送が行われる点では第1及び
第2実施例と異なる。ここでSDC50の端部にはコイ
ル52が接続され、両端にコイルを有する長いリード線
53によってコイル52と46aが電磁結合するように
構成されている。
【0022】次に、図5は1つのHDCに2つのSDC
を非接触の接続ユニットで夫々接続した第4の実施例に
おけるデータキャリアである。HDC60は、SDC6
1,62と非接触の接続ユニット63,64を介して夫
々結合される。HDC60,SDC61,62及び接続
ユニット63,64の構成は第3実施例と同一であるの
で、説明は省略する。
【0023】以上のように構成されたデータキャリアを
用いる搬送車制御システムについて説明する。図6は工
程の作業準備に用いられる搬送車制御システムの一例を
示す説明図である。本図においてAGV70が走行する
搬送ラインの前後に、図1のHDC10とSDC20か
ら成るデータキャリアが埋設される。HDC10のメモ
リ制御部13にインタフェース回路が接続され(図示せ
ず)、このインタフェース回路が接続ケーブルを介して
搬送ラインを管理するホストコンピュータHCに接続さ
れている。AGV70がSDC20の埋設箇所を通過す
ると、AGV70に関するデータがリードライトヘッド
を含むリードライト装置によりSDC20に送信され
る。一方、HDC10は次の工程作業を行う場所に埋設
されているので、ホストコンピュータHCはSDC20
を介し、AGV70がやがてこの位置に到来することを
認識する。従ってHDC10を設けたラインのステーシ
ョンでは、AGV70の物品又は製品に対する作業準備
が事前に行われる。そしてAGV70がこのステーショ
ンに到来して所定の作業が完了すると、HDC10を介
しその作業内容や集計データ等がホストコンピュータH
Cに登録される。このように搬送ラインの前方にSDC
20を設けることにより、その後方のステーションで作
業に必要な情報を事前に得ることができ、作業効率が高
められる。
【0024】図7はHDCとSDCを有するデータキャ
リアを衝突防止用に用いた搬送車制御システムの構成例
を示す。本図において搬送ラインの前方のA地点にSD
C81、後方のB地点にHDC82が埋設される。最初
にAGV83がA地点にさしかかると、AGV83のリ
ードライト装置がSDC81にデータの書込みを行い、
接続ケーブル又は非接触の接続ユニットを介しHDC8
2にそのデータが送られる。HDC82のメモリにはラ
イン管理領域が設けられており、AGV83がA,B両
地点間に進入したことが登録される。AGV83がA地
点を通過するとメモリのライン管理領域を参照し、その
データが例えば0であれば1を書込み前進する。そして
この区間でAGV83に対して所定の作業が行われる。
【0025】さて後発のAGV84がA地点にさしかか
ると、AGV84はSDC81を介しHDC82のライ
ン管理領域のメモリを参照する。もし先発のAGV83
がA,B地点間に存在しておればこのデータは1である
ので、HDC82はSDC81を介しAGV84に対し
停止信号を送信する。次にAGV83がB地点を通過す
ると、HDC82のメモリのライン管理領域は0が書込
まれ、SDC81を介しA地点に待機しているAGV8
4に対し発進信号を伝送する。このようにHDC82に
設けたメモリのライン管理領域をモニタすることによ
り、搬送ラインの特定区間でAGV同士が衝突するのを
防止することができる。尚ここで用いたSDC81及び
HDC82は図1又は図4に示すデータキャリアで実現
される。
【0026】図8はデータキャリアを経路制御及び交差
点制御に用いた搬送車制御システムの例を示す説明図で
ある。図9に示す従来例と同様に、搬送ラインLは進入
側のラインL1が2つのラインL2,L3に分岐し、夫
々所定の作業を行うステーションS1,S2を経由した
後、再び合流し1つのラインL4を形成したものであ
る。HDC90は3つのSDC91,92,93を接続
しており、ラインL2,L3に分岐する手前Cの位置に
SDC91が埋設される。更にステーションS1,S2
の各ラインにSDC92,93が埋設される。HDC9
0及びSDC91,92,93から構成されるデータキ
ャリアは、図3又は図5に示すデータキャリアと同様の
ものである。HDC90はAGVの位置監視,経路制
御,発停制御機能を有している。
【0027】次にラインL2,L3の合流する周辺にH
DC94及び3つのSDC95〜97が埋設される。例
えばSDC95及びSDC97は、ラインL2及びL3
の合流点であるDの手前に夫々埋設され、更にSDC9
6はラインL4のDの後方の位置に埋設される。これら
のHDC94及びSDC95〜97は図3又は図5に示
すデータキャリアと同様の構成であり、AGVの位置監
視,交差点制御,発停制御機能を有している。
【0028】このように構成された搬送車制御システム
において先発のAGV98がラインL1を走行して分岐
点Cの位置にさしかかると、SDC91はAGV98に
設置されたリードライト装置によりデータを受信し、接
続ケーブル又は非接触の接続ユニットを介してHDC9
0がAGVの到来を検出しその識別を行う。SDC9
2,93が共にステーションS1,S2にAGVが存在
しないことを検知すると、そのデータがHDC90のメ
モリに格納され、到来する予定のAGV98の作業がス
テーションS1,S2のいずれで行われるかを判断す
る。もしステーションS1でAGV98の作業が予約さ
れていると、SDC91を介しAGV98に発停制御及
び経路制御を行い、ラインL2側にこのAGVを進入さ
せる。このときHDC90の先送り情報領域のメモリに
はステーションS1での作業内容がすでに登録されてい
るので、HDC90はSDC92を介しステーションS
1にその情報を伝送する。
【0029】次にAGV98がステーションS1に進入
し所定の作業が行われているとき、後発のAGV99が
ラインL1を走行している状態を考える。AGV99が
Cの位置に到来すると、SDC91を介しAGV99に
関するデータの読取りが行われる。もしステーションS
1でAGV99の作業が予定されている場合には、HD
C90は発停制御を行いAGV99をCの位置で停止さ
せる。又ステーションS2でAGV99の作業が予定さ
れている場合には、HDC90は経路制御を行いAGV
99をラインL3に進入させる。
【0030】次にAGV98,99が、夫々ステーショ
ンS1,S2で所定の作業がなされ、ラインL2,L3
を経由しその合流地点にさしかかる状態を考える。SD
C95,97が共にAGV98,99の到来を検出する
と、HDC94の交差点制御及び発停制御が動作し、各
AGVの優先順位を決定する。もしAGV98を先にラ
インL4に進入させる場合には、HDC94はSDC9
7を介しAGV99に対し発停制御を行い、この位置で
AGV99を停止させる。一方、AGV98はSDC9
5を介し走行許可信号を受取りラインL4に進入する。
そしてSDC96はAGV98の通過を検知し、そのデ
ータをSDC97に送信する。待機中のAGV99は走
行を開始し、AGV98と衝突することなく排出側のラ
インL4に出ていく。
【0031】以上のように2組のデータキャリアを、分
岐した搬送ラインの入口側と出口側に設置することによ
り、互いにデータキャリアが独立して各AGVの経路制
御及び発停制御を行うと共に、必要とするステーション
に各AGVを走行させることができる。又出口側のデー
タキャリアは交差点制御によりAGVが互いに衝突する
ことなく優先順位を設けてAGVを排出側のラインに導
くことができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1の発明によれば、相異なる位置に配置された複数の送
受信部と共通のメモリ制御部とメモリを用いてデータ信
号を記録又は読出すようにしているので、リードライト
ヘッドと複数の位置でデータ通信を行うことができ、し
かも同一のメモリをアクセスすることができる。従って
このようなデータキャリアは搬送車の走行制御等に適し
たものとなる。
【0033】更に本願の請求項2又は4の発明によれ
ば、搬送車の移動する搬送経路に沿った複数箇所にデー
タキャリアのコイルを埋設しているので、ホストコンピ
ュータを介することなく搬送車の発進停止,経路制御,
交差点制御等の走行管理を行うことができる。このため
各搬送ラインでの搬送車の制御の分散化が容易となり、
工場における物品又は製品の組立工程の変更を伴う際に
は、搬送ラインの管理システムを簡単に変更できるとい
う効果が得られる。更にこのような搬送車制御システム
を用いることにより、搬送ラインの各作業ステーション
での事前準備が可能となり、生産性が大幅に向上する。
【0034】又本願の請求項3の発明では、搬送車が移
動する搬送経路に沿ってデータキャリアのコイルを埋設
しており、作業位置の前に埋設されたコイルから信号を
受信すれば外部のホストコンピュータから作業位置に設
けられたデータキャリアに必要なデータを伝送してい
る。こうすれば事前に必要な情報を転送するにより、搬
送車が作業位置に到来したときに直ちに必要なデータを
取出すことができ、作業効率を高めることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるデータキャリアの
構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のデータキャリアにおけるメモリの構
成を示す説明図である。
【図3】本発明の第2実施例におけるデータキャリアの
構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3実施例におけるデータキャリアの
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第4実施例におけるデータキャリアの
構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1実施例における搬送車制御システ
ムの構成を示す説明図である。
【図7】本発明の第2実施例における搬送車制御システ
ムの構成を示す説明図である。
【図8】本発明の第3実施例における搬送車制御システ
ムの構成を示す説明図である。
【図9】従来の搬送車制御システムの構成を示す説明図
である。
【符号の説明】
L1〜L4 搬送ライン 10,33,40,60,82,90,94 HDC 20,31,32,50,61,62,81,91〜9
3,95〜97 SDC 11,21,41,46 送受信部 12,22,42,47b 復調回路 15,23,45,48 変調回路 13,34,43 メモリ制御部 14,35,44 メモリ 31a,32a ワイヤ 51,63,64 接続ユニット 70,83,84,98,99 AGV HC ホストコンピュータ S1,S2 ステーション

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを保持するメモリと、 夫々コイルを含み電磁結合によってリードライトヘッド
    との間でデータの送信及び受信を行う複数の送受信部
    と、 前記各送受信部の出力からデータ信号を夫々復調する複
    数の復調回路と、 前記メモリからのデータ信号を変調して前記各送受信部
    に出力する複数の変調回路と、 前記各復調回路から得られたコマンド及びデータ信号に
    従ってデータの書込みを前記メモリに行うと共に前記メ
    モリからのデータを各変調回路に出力するメモリ制御部
    と、を具備し、前記送受信部のコイルは相違なった位置
    に配置されることを特徴とするデータキャリア。
  2. 【請求項2】 搬送経路の特定区間に入る搬送車の台数
    を特定する搬送車制御システムであって、 前記搬送車に取付けられて信号の送受信を行うリードラ
    イト装置と、 前記搬送経路に沿って前記リードライト装置と対向する
    相異なる位置に前記コイルが取付けられる請求項1記載
    のデータキャリアと、を具備し、 特定位置の前記コイル及び送受信部に得られる信号によ
    り前記搬送車の到来を前記メモリに書込み、後述の搬送
    車はそのメモリの状態により発進を停止することを特徴
    とする搬送車制御システム。
  3. 【請求項3】 搬送経路の特定区間に入る搬送車に作業
    の指示を行う搬送車制御システムであって、 前記搬送車に取付けられて信号の送受信を行うリードラ
    イト装置と、 前記搬送経路に沿って前記リードライト装置と対向する
    相異なる位置に前記コイルが取付けられる請求項1記載
    のデータキャリアと、 搬送経路に沿って前記搬送車の通行を検知すると他のコ
    イルが取付けられる位置での作業準備を行うため前記デ
    ータキャリアにデータを転送するホストコンピュータ
    と、を具備することを特徴とする搬送車制御システム。
  4. 【請求項4】 複数のラインに分岐及び1つのラインに
    合流する搬送経路において用いられ、複数の搬送車の走
    行制御を行う搬送車制御システムであって、 前記搬送車に取付けられて信号の送受信を行うリードラ
    イト装置と、 前記搬送経路に沿って前記リードライト装置と対向する
    分岐,分流のラインの相異なる位置に前記コイルが取付
    けられ、搬送車の走行状態に基づいてリードライト装置
    に発振許可及び発振停止信号を送出する請求項1記載の
    データキャリアと、を具備することを特徴とする搬送制
    御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11242519A (ja) * 1998-02-24 1999-09-07 Nissan Diesel Motor Co Ltd 無人搬送車の運行制御システム

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