JP3443354B2 - 走行車両の衝突防止装置 - Google Patents

走行車両の衝突防止装置

Info

Publication number
JP3443354B2
JP3443354B2 JP05827899A JP5827899A JP3443354B2 JP 3443354 B2 JP3443354 B2 JP 3443354B2 JP 05827899 A JP05827899 A JP 05827899A JP 5827899 A JP5827899 A JP 5827899A JP 3443354 B2 JP3443354 B2 JP 3443354B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
leader
confluence
sub
evaluation value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05827899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000259248A (ja
Inventor
貞俊 熊谷
陽一 長尾
英明 太田
文博 本多
浩一 福本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP05827899A priority Critical patent/JP3443354B2/ja
Publication of JP2000259248A publication Critical patent/JP2000259248A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3443354B2 publication Critical patent/JP3443354B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AGV(Automate
d Guided Vehicle)などの自動搬送車両に搭載される走
行車両の衝突防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】港湾のコンテナヤードなどで用いられる
物流、搬送システム、または工場内の搬送システムにお
いてAGVなどの自動搬送車両の利用が増えている。こ
のような搬送システムでは、たとえばコンテナヤード内
など所定の走行領域に予め走行経路が設定されており、
この走行経路に沿って複数の搬送車がそれぞれ指示に従
って個別に自動走行する。走行経路には合流点が存在す
るので、この合流点で搬送車が衝突しないように制御す
る必要がある。
【0003】合流点での衝突防止制御の一例が、たとえ
ば特開昭61−226813号公報「無軌道車の運行管
理装置」に開示されている。この装置では、図13で示
すように、搬送システムを中央で集中的に管理する中央
集中管理装置を設置し、この中央集中管理装置が各合流
点で搬送車同士が衝突しないような走行ルートを算出し
て各搬送車に送信する。各搬送車は、受信した走行ルー
トに従って走行する。
【0004】また他の例として、特開平4−36566
8号公報に開示される「搬送装置の分岐・合流システ
ム」がある。このシステムでは複数の各分岐/合流点毎
に合流点管理装置を設置する。たとえば図14に示され
るように、合流点管理装置5が管理する合流点4の合流
領域から搬送車3がまず脱出し、次に搬送車1および搬
送車2がこの順で合流点4に進入しようとする場合、搬
送車1および搬送車2はそれぞれ進入許可申請を合流点
管理装置5に対して行い、合流点管理装置5は搬送車3
の脱出通知に基づいて搬送車1のみ合流点進入許可を与
え、搬送車2には待機指令を与える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術では
中央集中管理装置、または合流点毎に合流点管理装置を
設置する必要があり、コストが上昇してしまうといった
問題を有する。また、中央集中管理装置が故障した場合
には、走行ルートを指示することができず、衝突防止だ
けでなく搬送システム自体の稼働を継続することが不可
能となる。また、合流点管理装置が故障した場合には故
障した合流点を利用することが不可能となり、搬送シス
テムを有効に活用できない。
【0006】またさらに、合流点管理装置を設置する従
来技術では、合流点の追加・変更に対して合流点管理装
置の追加・変更が必要になり、システムの柔軟性が極め
て低く、迅速に対応できないといった問題を有する。
【0007】本発明の目的は、中央集中管理装置や合流
点毎の管理装置を設置することなく車両の衝突防止を行
うことができる走行車両の衝突防止装置を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、所定の走行領域内に予め設定され、合流点が存在す
る走行経路に沿って走行する複数の各走行車両に搭載さ
れ、合流点での衝突を回避するための走行車両の衝突防
止装置において、合流点の位置、自車固有の評価値を記
憶する記憶手段と、走行領域上の現在の自車位置を検出
する位置検出手段と、車両の走行および停止制御を行う
走行駆動手段と、記憶手段に記憶される自車の評価値を
出力し、入力された他車の評価値と記憶手段に記憶され
る自車の評価値とに基づき、自車の評価値が最も高い場
合に自車をリーダと判定して記憶手段にリーダと書込む
リーダ判定手段と、記憶手段および位置検出手段に基づ
き、進入しようとする合流点までの距離が、設定される
合流距離に達したとき進入申請信号を出力し、進入申請
信号出力後、進入許可信号が入力された場合に走行駆動
手段を制御して合流点に進入し、合流点通過後、通過信
号を出力し、進入申請信号出力後、待機信号が入力され
た場合には走行駆動手段を制御して車両を停止させる進
入側合流制御手段と、記憶手段にリーダと記憶される場
合、入力される進入申請信号を合流点管理情報として記
憶手段に記憶し、同一の合流点に対して進入信号を出力
する車両に対し、最も早く合流点に進入しようとする車
両に対してのみ進入許可信号を出力し、2番目以降に合
流点に進入しようとする車両に対しては待機信号を出力
するリーダ側合流制御手段と、リーダ判定手段から出力
される自車の評価値を送信し、受信した他車の評価値を
リーダ判定手段に入力し、進入側合流制御手段から出力
される進入申請信号および通過信号を送信し、受信した
進入許可信号および待機信号を進入側合流制御手段に入
力し、リーダ側合流制御手段から出力される進入許可信
号および待機信号を送信し、受信した進入申請信号をリ
ーダ側合流制御手段に入力する通信手段とを備えること
を特徴とする走行車両の衝突防止装置である。
【0009】本発明に従えば、各車両にはそれぞれ固有
の評価値が定められており、たとえば搭載されるコンピ
ュータの情報処理能力に応じて評価値は設定される。し
たがって、たとえばシステムを起動したときにリーダ判
定手段を用いて評価値を交換し合い、最も評価値の高い
車両をリーダと判定し、その車両は記憶手段にリーダと
書込む。
【0010】合流点に進入するとき、その進入しようと
する合流点までの距離が合流距離に達したとき、その進
入しようとする車両は進入申請信号を送信する。この合
流距離は、たとえば予め記憶手段に記憶されていてもよ
く、車両の走行速度に応じて適宜導出してもよい。リー
ダは各車両が送信する進入申請信号を受信し、記憶手段
に合流点管理情報として記憶し、同一の合流点に対して
進入しようとする車両が複数ある場合には、最も早く合
流点に進入する車両に対してのみ進入許可信号を送信
し、それ以外の車両に対しては待機信号を送信する。合
流点に進入しようとする車両は進入許可信号を受信した
場合には走行制御手段によってそのまま合流点に進入
し、合流点を通過したとき通過信号をリーダに送り返
す。進入信号を送信した後、待機信号をリーダから送り
返された車両は走行駆動手段によって車両を停止させ
る。リーダは通過信号を受信すると合流点に進入可能と
判断して待機している車両に対して通過信号を送信す
る。待機していた車両はこれに応答して走行駆動手段に
よって合流点に進入し、通過後、通過信号を送信する。
【0011】このようにリーダ車両のリーダ側合流制御
手段によって合流点での車両の衝突が回避される。この
ようなリーダ側合流制御手段は各車両に搭載される衝突
防止装置に備えられ、従来技術のように別途に中央集中
管理装置として設置する必要もなく、また合流点毎に合
流点管理装置として設置する必要がないので、設置コス
トを必要としない。また、合流点の追加や変更は記憶手
段に記憶される合流点の追加・変更によって対応するこ
とができ、従来の合流点管理装置に比べてシステムの柔
軟性に富む。
【0012】請求項2記載の本発明の前記リーダ判定手
段は、入力された他車の評価値と記憶される自車の評価
値とに基づき、自車の評価値が2番目に高い場合には記
憶手段にサブリーダと書込み、リーダが故障したことを
判定する故障判定手段と、記憶手段にサブリーダと書込
まれる場合、通信手段によって各車両が送信する進入申
請信号を受信して合流点管理情報として記憶手段に記憶
し、前記故障判定手段によってリーダが故障したと判定
した場合、記憶手段に書込まれるサブリーダをリーダに
書換えてリーダに昇格するサブリーダ制御手段とを備え
ることを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、リーダ判定手段ではサブ
リーダも選定し、サブリーダ制御手段ではリーダととも
に合流点管理情報を記憶する。故障判定手段がリーダが
故障したと判定した場合にはサブリーダ制御手段が記憶
手段に書込まれるサブリーダをリーダと書換える。サブ
リーダがリーダに書換えられると、これに応答してリー
ダ側合流制御手段が始動し、記憶手段に記憶される合流
点管理情報に基づいて合流点制御を行う。このようにリ
ーダが故障した場合にはサブリーダがリーダに昇格して
合流点制御を行うことができる。
【0014】中央集中管理装置を用いる従来技術では、
中央集中管理装置自体が故障した場合にはシステム全体
がダウンしてしまい、また合流点管理装置を用いる従来
技術では、合流点管理装置が故障した場合にはこの合流
点管理装置が管理する合流点は使用することができなく
なるといった問題を有していたが、本発明では合流点管
理を行うリーダが故障した場合にはサブリーダがリーダ
に昇格して引続き合流点管理を行うので、リーダの故障
によってシステム全体がダウンしたり、一部の合流点を
使用できなくなるといった問題が防がれる。
【0015】請求項3記載の本発明の前記リーダ判定手
段は、入力された他車の評価値と記憶される自車の評価
値とに基づき、自車の次に高い評価値を持つ車両を記憶
手段に記憶し、前記サブリーダ制御手段は、記憶手段に
サブリーダと書込まれており、サブリーダからリーダに
昇格したとき、記憶手段に記憶される合流点管理情報を
通信手段によって自車の次に高い評価値を持つ車両に送
信し、記憶手段にリーダおよびサブリーダのいずれも書
込まれておらず、通信手段によって合流点管理情報を受
信したとき、記憶手段に合流点管理情報を記憶するとと
もに、記憶手段にサブリーダと書込むことを特徴とす
る。
【0016】本発明に従えば、リーダ判定手段は自車の
次に高い評価値を持つ車両を記憶手段に記憶し、サブリ
ーダがリーダに昇格したとき、記憶手段に記憶される合
流点管理情報を自車の次に高い評価値を持つ車両に送信
する。この合流点管理情報を受取った車両は記憶手段に
サブリーダと書込んでサブリーダに昇格して新サブリー
ダとなり、サブリーダの行う合流点管理情報の記憶作業
を引続いて行う。さらに新リーダが故障した場合には新
サブリーダがリーダに昇格し、このとき前述と同様に新
サブリーダの次に評価値の高い車両に合流点管理情報を
渡して新たなサブリーダを選び出す。このようにして順
次リーダ、サブリーダが交代することにより、走行車両
が存在する限り合流点管理が行われ、搬送システム全体
がダウンするといったことが確実に防がれる。
【0017】請求項4記載の本発明の前記故障判定手段
は、リーダに進入申請信号を送信した後、予め定める一
定の時間内に進入許可信号および待機信号のいずれも受
信せず、かつ他車と通信可能である場合にリーダが故障
であると判定することを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、進入申請信号を送信した
後、予め定める一定時間内にリーダから返答が無い場合
に、他車、たとえばサブリーダに進入申請信号を送信
し、サブリーダから返答があり、サブリーダと通信が可
能であると確認できた場合には、リーダが故障している
ものと判定する。これによってリーダが故障しているの
かそれとも自車の通信手段が故障しているのかを識別す
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る走行車両の衝突防止装置10を搭載する搬送車11の
構成を示すブロック図である。搬送車11は、たとえば
コンテナターミナルの搬送システムで用いられる自動走
行車両である。コンテナターミナルの搬送システムで
は、たとえばコンテナヤードなどの予め定める走行領域
内に予め走行経路が設定されており、各搬送車11はそ
れぞれ走行経路に沿って指定された出発点から指定され
た目的地まで自動運転で走行してコンテナを搬送する。
走行経路には複数の合流点が存在し、この合流点では搬
送車11同士が衝突する恐れがあるので、この衝突を回
避するために各搬送車11には衝突防止装置10が搭載
される。
【0020】衝突防止装置10は、制御手段12、通信
手段13、走行駆動手段14および位置検出手段15を
含んで構成され、制御手段12は記憶手段、リーダ判定
手段、進入側合流制御手段、リーダ側合流制御手段、サ
ブリーダ制御手段および故障判定手段を有する。通信手
段13は、少なくとも走行領域内を走行する他の全ての
搬送車11と無線通信可能であるものとし、制御手段1
2から出力される各信号を送信し、受信した信号を制御
手段12に入力する。走行駆動手段14は搬送車11の
走行駆動源を制御し、制御手段12からの信号に基づい
て搬送車11の走行および停止制御を行う。位置検出手
段15は搬送車11の走行領域上の現在位置をたとえば
座標位置として検出して制御手段12に入力する。
【0021】制御手段12の記憶手段には、予め合流点
の位置が走行領域上の座標位置で、合流点を識別するI
D番号とともに記憶されている。また搬送車11固有の
評価値が設定されている。評価値は制御手段12のマイ
クロコンピュータの情報処理能力によって決定され、た
とえば演算速度または記憶容量によって各搬送車11の
衝突防止装置10に固有の値が決定される。また記憶手
段には搬送車両11を識別するために、それぞれ固有の
ID番号が設定されている。
【0022】搬送システムを起動したとき、まずリーダ
判定手段によってリーダとなる車両を選び出す。図2
は、リーダ判定手段の制御過程を示すフローチャートで
ある。
【0023】搬送システムを起動するとリーダ判定手段
の制御が開始され、まずステップa1においてリーダ判
定手段は自車の評価値を自車のID番号とともに通信手
段13から送信する。ステップa2で各搬送車が送信し
た評価値およびID番号を通信手段13で受信し、ステ
ップa3において、記憶手段に記憶される自車の評価値
と他の搬送車の評価値とを比較し、自車の評価値が1番
高い場合にはステップa4に進み、記憶手段にリーダと
書込んで自車がリーダ車両となる。
【0024】ステップa3において自車の評価値が1番
でない場合にはステップa5に進み、自車の評価値が2
番目に高いか否かが判断され、2番の場合には、ステッ
プa6において記憶手段にサブリーダと書込む。次にス
テップa7において、自車の次に評価値の高い搬送車の
ID番号を記憶手段に書込み、ステップa8においてリ
ーダ車のID番号を書込む。
【0025】ステップa5において自車の評価値が2番
目でもない場合には自車はリーダでもサブリーダでもな
いものと判断し、ステップa9に進み、自車の次に高い
評価値の搬送車のID番号を書込み、ステップa10で
リーダ車のID番号を書込む。
【0026】またリーダ、サブリーダは全搬送車に自車
がリーダまたはサブリーダであることを搬送車IDとと
もに送信して宣言するように制御してもよい。
【0027】次に、合流点に進入するときの進入申請信
号を送信するタイミングを決定するための合流距離Rに
ついて説明する。搬送車11は合流点に進入する前にリ
ーダ車に進入申請信号を送り、リーダ車から進入許可信
号が返ってきた場合に合流点に進入する。この進入申請
信号送信のタイミングは、進入しようとする合流点まで
の距離が合流距離Rに達したときに送信する。
【0028】図3は、合流距離Rの導出方法を示す図で
ある。搬送車同士の衝突を回避できる最小距離をDと
し、搬送車の停止所要距離をLとし、最大進退判断時間
遅れをTとし、搬送車速度をVとしたとき、合流距離R
は、R ≧ D+L+V・T
…(1)として算出する。ここで搬送車同士
の衝突を回避できる最小距離Dは、走行領域内を走行す
る搬送車11の中で最も大きい搬送車によって規定さ
れ、合流点をこの最も大きい搬送車が通過するときに衝
突しない合流点の中央からの距離となる。また、停止所
要距離Lとは、搬送車がブレーキを効かせてから停止す
るまでに必要とする距離であり、各搬送車の最高速度に
基づいてそれぞれ停止所要距離Lを決定する。最大進退
判断時間遅れTとは、進入申請信号を送信してから進入
許可信号または待機信号のいずれかの返答があるか、も
しくは自車の通信手段が故障していると判断できるまで
の最大の時間である。搬送車速度Vは、たとえば各搬送
車の最高速度に基づいて設定する。これらの最小衝突回
避距離D、停止所要距離L、時間遅れTを前記(1)式
に代入して、各搬送車毎に合流距離Rを算出して記憶手
段に記憶しておく。
【0029】合流距離Rは、このように予め記憶手段に
記憶していてもよく、また車両の走行速度を検出する速
度検出手段を設け、この速度検出手段に基づいて、たと
えば一定時間毎に合流距離Rを算出してもよい。またこ
の合流距離Rは、搬送車速度Vを全搬送車の最高速度と
して全搬送車で合流距離Rを一定とし、それぞれこの距
離Rを記憶手段に記憶しておくようにしてもよい。
【0030】図4は合流点での信号の送受信状態を示す
模式図であり、図5は進入側合流制御手段の制御過程を
示すフローチャートである。まずステップb1におい
て、記憶手段に記憶される合流距離Rと位置検出手段1
5からの現在位置とに基づき、進入しようとする合流点
までの距離が合流距離Rに達したことを検出して進入側
合流制御手段の制御が開始され、次のステップb2にお
いて進入側合流制御手段は進入申請信号を出力し、通信
手段13から自車のID番号および進入しようとする合
流点のID番号とともに進入申請信号をリーダ車に送信
する。
【0031】次にステップb3において、通信手段13
がリーダ車から進入許可信号を受信したか否かが判断さ
れ、受信して進入許可信号が進入側合流制御手段に入力
された場合には、ステップb4に進み、進入側合流制御
手段は走行駆動手段14を制御してそのまま前進し、合
流点に進入する。合流点に進入し、ステップb5におい
て位置検出手段15によって合流点の通過を検出する
と、ステップb6で通過信号を出力して通信手段13を
介してリーダ車に通過信号を送信する。通過信号を送信
するタイミングは、たとえば合流点から前述の合流距離
R離れたときに送信してもよく、また合流点の中央から
前述の最小衝突回避距離D離れたとき送信するようにし
てもよく、または合流点毎に定められる所定の距離離れ
たときに送信するようにしてもよい。
【0032】ステップb3において進入許可信号を受信
しない場合にはステップb7に進み、ここで待機信号を
受信した場合にはステップb8に進み、走行駆動手段1
4を制御してブレーキをかけて合流点に進入する手前で
停止する。この後、合流点に進入した搬送車が合流点を
通過し、通過信号をリーダ車に送信してリーダ車が待機
している自車に進入許可信号を送信し、ステップb9で
この進入許可信号を受信すると走行駆動手段14を制御
して搬送車を発信させて前述のステップb4に進み、合
流点に進入する。
【0033】前述のステップb7において待機信号を受
信しない場合には故障判定手段によってリーダ車が故障
しているかもしくは自車が故障しているかの判定を行
う。この故障判定手段に関しては図7で詳しく説明す
る。
【0034】図6はリーダ側合流制御手段の制御過程を
示すフローチャートであり、表1は合流点管理情報であ
る合流点管理リストを示す。
【0035】
【表1】
【0036】図6と表1とを参照してリーダ側合流制御
手段の制御方法を説明する。前述したリーダ判定手段で
記憶手段にリーダと書込まれると自車をリーダと判断し
てリーダ側合流制御手段の制御を開始する。リーダ側合
流制御手段は、合流点管理リストに基づいて合流点管理
を行う。
【0037】合流点管理リストは、表1に示すように各
行に合流点ID、搬送車ID、状態および受信時刻から
なる管理レコードとして受信した順に書込まれる。たと
えば、表1において1行目には合流点ID=01の合流
点に搬送車ID=003の搬送車が時刻9時13分17
秒76において進入申請信号を送信したことを示してい
る。合流点管理リストには受信した時刻の順に各管理レ
コードを記入していくが、データ検索を高速化するた
め、同じ合流点IDを持つ管理レコードが合流点管理リ
ストに順に並ぶように、合流点管理リストに追加する。
たとえば表1に示すように、合流点ID=01の合流点
に搬送車ID=009の搬送車が進入しようとする場
合、その進入申請の情報は同じ合流点IDを持つ1行目
の管理レコードの次の行に挿入する。
【0038】通信手段13を介して信号がリーダ側合流
制御手段に入力されると、ステップc1において受信し
た信号の種類、合流点ID、搬送車IDが調べられる。
ステップc2において、合流点管理リストの中で、同じ
合流点IDを有する管理レコードを調べる。ステップc
3において受信した信号が進入申請信号であった場合、
次のステップc4に進む。
【0039】前述の管理レコードが存在しない場合に
は、ステップc5でその搬送車IDを有する搬送車へ進
入許可信号を送信するとともに、ステップc6において
合流点管理リストへ合流点ID、搬送車ID、状態が合
流点進入の管理レコードを挿入する。たとえば、表1に
おいて時刻9時13分17秒76での搬送車ID=00
3の搬送車からの進入申請信号に対して、合流点ID=
01の管理レコードは存在しなかったので、搬送車ID
=003の搬送車に対して進入許可信号を送信するとと
もに、合流点ID=01、搬送車ID=003、状態が
合流点進入の管理レコードを挿入する。
【0040】ステップc4で前述の管理レコードが存在
する場合には、ステップc7でその搬送車IDを有する
搬送車へ待機信号を送信するとともに、ステップc8に
おいて合流点管理リストへ合流点ID、搬送車ID、状
態が待機の管理レコードを挿入する。たとえば、表1に
おいて時刻9時15分37秒21での搬送車ID=00
9の搬送車からの進入申請信号に対して、合流点ID=
01の管理レコードがすでに存在するので、搬送車ID
=009の搬送車に対して待機信号を送信するととも
に、合流点ID=01、搬送車ID=009、状態が待
機の管理レコードを挿入する。
【0041】一方、ステップc3において受信した信号
が通過信号であった場合、ステップc9において状態が
合流点進入の当該管理レコードを合流点管理リストから
削除する。次に、ステップc10において同じ合流点I
Dを有する管理レコードを調べ、状態が待機の管理レコ
ードがある場合には、ステップc11においてその最も
早くに登録した管理レコードの搬送車への進入許可信号
を送信するとともに、ステップc12で合流点管理リス
トの当該管理レコードの状態を待機から合流点進入へ変
更する。たとえば、表1において搬送車ID=003の
搬送車から通過信号を受信した場合、合流点ID=0
1、搬送車ID=003の管理レコードを削除するとと
もに、合流点ID=01の管理レコードがまだ存在する
ので、次の管理レコードである搬送車ID=009の搬
送車に対して進入許可信号を送信するとともに、合流点
ID=01、搬送車ID=009の管理レコードの状態
を待機から合流点進入へ変更する。
【0042】また、リーダ車自身が合流点に進入すると
きには、リーダ車の進入側合流制御手段が出力する進入
申請信号に応答してリーダ側合流制御手段が進入許可信
号または待機信号のいずれかを進入側合流制御手段に入
力する。
【0043】図7は、故障判定手段の制御過程を示すフ
ローチャートであり、図8は故障判定時の交信状態を示
す模式図である。前述の図5に示す進入側合流手段のス
テップb2において進入申請信号をリーダ車に送信した
とき、故障判定手段はステップd1でタイマで計時し始
める。タイマが所定時間計時し、ステップd2において
所定時間内に進入信号および待機信号のいずれもリーダ
車から受信しない場合にはステップd3においてサブリ
ーダに進入許可信号を送信する。その後、ステップd4
でサブリーダから進入許可信号を受信した場合にはリー
ダ車が故障しているものと判断し、サブリーダからの指
示に基づいて図5に示す進入側合流手段のフローチャー
トのステップb4に進み、合流点に進入する。
【0044】前述のステップd4において進入許可信号
を受信しない場合は、ステップd5に進み、ステップd
5で待機信号をサブリーダから受信した場合にもリーダ
車が故障しているものと判断し、サブリーダからの待機
信号に基づいて図5のステップb8に進み、サブリーダ
からの待機信号の指示に従って停止する。
【0045】前述のステップd5において待機信号を受
信しない場合、ステップd6に進み、サブリーダに進入
信号を送信してから所定時間経過したか否かが判断さ
れ、経過していない場合はステップd4に戻り、経過し
た場合は自車の通信手段が故障しているか、もしくはリ
ーダおよびサブリーダの両搬送車が故障していると判断
する。いずれの場合にも正常に搬送作業を実行できない
のでステップd7で速やかに安全な場所に退避する。
【0046】進入許可信号を送信したにもかかわらず返
信がない場合には、リーダ車が故障している場合と自車
が故障している場合の2通りが考えられるが、本発明で
は所定時間経過後、リーダ車とは異なる他の搬送車であ
るサブリーダに進入申請信号を送信し、返信があった場
合には自車の通信手段は正常であり、リーダ車が故障し
ているものと判断することができる。
【0047】また、前述のステップd3において、サブ
リーダに進入許可信号を送るのではなく、故障検知信号
を送り、サブリーダはこの故障検知信号に応答して進入
許可信号または待機信号のいずれかを送り返すように制
御してもよい。
【0048】図9は、サブリーダ制御手段の通常時の制
御方法を示すフローチャートである。リーダ判定手段で
自車がサブリーダと判断して記憶手段にサブリーダと書
込まれるとサブリーダ制御手段の通常の制御が開始され
る。
【0049】サブリーダ制御手段では、リーダと同様の
合流点管理リストを作成する。すなわち、ステップe5
において他の搬送車がリーダの搬送車に向けて送信する
進入申請信号を通信手段13で受信して、サブリーダ制
御手段は前述したリーダ側合流制御手段と同様に記憶手
段の合流点管理リストに書込む。ステップe7で合流点
を通過した搬送車が送信する通過信号を受信して、通過
した搬送車に関する管理レコードを合流点管理リストか
ら削除する。また、ステップe9で待機搬送車の管理レ
コードの状態を待機から合流点進入へ変更する。
【0050】このようにしてサブリーダ制御手段ではリ
ーダと同様の合流点管理リストを作成する。
【0051】図10はリーダの故障時のリーダとサブリ
ーダの交代を示す模式図であり、図11はそのときのサ
ブリーダ制御手段の制御過程を示すフローチャートであ
る。故障判定手段によってリーダ車が故障であると判定
した場合にはサブリーダがリーダに昇格する。
【0052】前述したように、進入申請信号を送信した
搬送車は所定時間が経過してもリーダから返信がない場
合、サブリーダに進入申請信号を送信する。サブリーダ
制御手段は図11のステップf1においてこのサブリー
ダ向けの進入申請信号を受信すると自車がリーダに昇格
したものと判断してステップf2において全搬送車11
にリーダとなった自車のIDを送信して自車がリーダで
あることを宣言し、次のステップf3において記憶手段
のサブリーダをリーダに書換える。リーダへの書換えに
応答してリーダ側合流制御手段の制御が開始され、合流
点管理を開始する。
【0053】サブリーダ制御手段では記憶手段にリーダ
と書換えた後、ステップf4に進む。記憶手段にはリー
ダ判定手段で自車の次に高い評価値を持つ搬送車のID
が記憶されており、記憶手段に記憶される合流点管理リ
ストをこの次の評価値の搬送車に送信する。このように
してリーダ車が故障したときにサブリーダがリーダに昇
格して、昇格したリーダが合流点管理を引続いて行う。
【0054】図12は、リーダおよびサブリーダのいず
れでもない通常の搬送車のサブリーダ制御手段の制御過
程を示すフローチャートである。前述したようにサブリ
ーダがリーダに昇格したとき、サブリーダが記憶してい
た合流点管理リストは次の評価値を持つ搬送車に送信さ
れる。リーダでもサブリーダでもない通常の搬送車がス
テップg1において合流点管理情報を受信したときステ
ップg2で自車がサブリーダに昇格したものと判断して
記憶手段に合流点管理リストを書込み、次のステップg
3で記憶手段にサブリーダと書込む。記憶手段にサブリ
ーダと書込まれるとこれに応答して図9に示すサブリー
ダ制御手段の通常の制御が開始される。このようにして
サブリーダがリーダに昇格したときその次の評価値を持
つ通常の搬送車がサブリーダに昇格する。したがって、
搬送車が存在する限り合流点管理を維持することが可能
である。
【0055】また搬送システムに新たに搬送車が追加さ
れた場合には再びリーダ判定手段を用いてリーダを選び
直してもよく、新たに追加された搬送車は最も評価値の
低い搬送車の次にランクされるように制御してもよい。
また合流点を追加または変更した場合には各車両の記憶
手段に記憶される合流点を追加または変更するだけでよ
い。
【0056】また、各リーダとサブリーダとは一定時間
毎に通信し、サブリーダの通信手段が故障していないこ
とをリーダが確認し、サブリーダの通信手段の故障をリ
ーダが検出した場合にはサブリーダを次の評価値を持つ
搬送車と交代させる。この場合、各搬送車のリーダ判定
手段はすべての搬送車の評価値を記憶手段に記憶するも
のとし、また新サブリーダに交代させるとき、リーダの
記憶している合流点管理リストをすべて新サブリーダに
送信する。合流点管理リストの受信に応答して、新サブ
リーダはサブリーダ制御手段の通常の制御を開始する。
このようにしてリーダとサブリーダとが同時に故障する
といった事態を避けることが可能となる。また、各搬送
車には近接センサが設けられ、さらに確実に衝突を回避
することができる。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、各搬送
車にそれぞれ衝突防止装置が搭載され、複数の搬送車の
中からリーダを1台選び、このリーダによって合流点管
理を行うので、従来のように中央集中管理装置や合流点
管理装置を別途に設置する必要がなく、コストの低減化
が計られる。また、合流点の変更は記憶手段に記憶され
る合流点を変更するだけでよく、システムの柔軟性に富
む。
【0058】請求項2記載の本発明によれば、リーダが
故障した場合にはサブリーダがリーダに昇格する。たと
えば従来の中央集中管理装置を用いたシステムでは中央
集中管理装置が故障した場合にはシステム全体がダウン
することになっていたが、リーダの故障時にはサブリー
ダがリーダに昇格することによってシステムがダウンす
ることなく合流点管理を維持することができる。
【0059】また、走行車同士の通信環境がよくない場
合など、リーダと通信不能となった場合には、合流点管
理者がリーダからサブリーダに迅速に移行し、システム
が停止することなく合流点管理を維持することができ
る。
【0060】請求項3記載の本発明によれば、サブリー
ダからリーダに昇格したとき、サブリーダが持っていた
合流点管理情報は第3の評価値を持つ搬送車に送信さ
れ、この第3番目の評価値を持つ搬送車がサブリーダと
なる。このようにして順次昇格することによってシステ
ムがダウンすることを確実に防ぎ、合流点管理を維持し
続けることができる。
【0061】請求項4記載の本発明によれば、リーダか
らの返信がない場合に他車と通信が可能である場合にリ
ーダが故障と判定するので、自車の通信手段が故障して
いるのかリーダが故障しているのかを判別することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である衝突防止装置10
を搭載する搬送車11を示すブロック図である。
【図2】リーダ判定手段の制御過程を示すフローチャー
トである。
【図3】合流距離Rを説明する図である。
【図4】合流点での信号の送受信状態を示す模式図であ
る。
【図5】進入側合流制御手段の制御過程を示すフローチ
ャートである。
【図6】リーダ側合流制御手段の制御過程を示すフロー
チャートである。
【図7】故障判定手段の制御過程を示すフローチャート
である。
【図8】故障検知時の送受信状態を示す模式図である。
【図9】サブリーダ制御手段の通常時の制御過程を示す
フローチャートである。
【図10】リーダ故障時のサブリーダからリーダへの昇
格を示す模式図である。
【図11】故障判定時のサブリーダ制御手段の制御過程
を示すフローチャートである。
【図12】通常の搬送車のサブリーダ制御手段の制御過
程を示すフローチャートである。
【図13】中央集中管理装置を用いる従来の合流点管理
システムを示す図である。
【図14】合流点毎に合流点管理装置を設置する従来の
衝突防止システムを示す図である。
【符号の説明】
10 衝突防止装置 11 搬送車 12 制御手段 13 通信手段 14 走行駆動手段 15 位置検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本多 文博 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内 (72)発明者 福本 浩一 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内 (56)参考文献 特開 昭61−32116(JP,A) 特開 平7−84643(JP,A) 特開 平7−191751(JP,A) 実開 平7−16205(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 1/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の走行領域内に予め設定され、合流
    点が存在する走行経路に沿って走行する複数の各走行車
    両に搭載され、合流点での衝突を回避するための走行車
    両の衝突防止装置において、 合流点の位置、自車固有の評価値を記憶する記憶手段
    と、 走行領域上の現在の自車位置を検出する位置検出手段
    と、 車両の走行および停止制御を行う走行駆動手段と、 記憶手段に記憶される自車の評価値を出力し、入力され
    た他車の評価値と記憶手段に記憶される自車の評価値と
    に基づき、自車の評価値が最も高い場合に自車をリーダ
    と判定して記憶手段にリーダと書込むリーダ判定手段
    と、 記憶手段および位置検出手段に基づき、進入しようとす
    る合流点までの距離が、設定される合流距離に達したと
    き進入申請信号を出力し、進入申請信号出力後、進入許
    可信号が入力された場合に走行駆動手段を制御して合流
    点に進入し、合流点通過後、通過信号を出力し、進入申
    請信号出力後、待機信号が入力された場合には走行駆動
    手段を制御して車両を停止させる進入側合流制御手段
    と、 記憶手段にリーダと記憶される場合、入力される進入申
    請信号を合流点管理情報として記憶手段に記憶し、同一
    の合流点に対して進入信号を出力する車両に対し、最も
    早く合流点に進入しようとする車両に対してのみ進入許
    可信号を出力し、2番目以降に合流点に進入しようとす
    る車両に対しては待機信号を出力するリーダ側合流制御
    手段と、 リーダ判定手段から出力される自車の評価値を送信し、
    受信した他車の評価値をリーダ判定手段に入力し、進入
    側合流制御手段から出力される進入申請信号および通過
    信号を送信し、受信した進入許可信号および待機信号を
    進入側合流制御手段に入力し、リーダ側合流制御手段か
    ら出力される進入許可信号および待機信号を送信し、受
    信した進入申請信号をリーダ側合流制御手段に入力する
    通信手段とを備えることを特徴とする走行車両の衝突防
    止装置。
  2. 【請求項2】 前記リーダ判定手段は、入力された他車
    の評価値と記憶される自車の評価値とに基づき、自車の
    評価値が2番目に高い場合には記憶手段にサブリーダと
    書込み、 リーダが故障したことを判定する故障判定手段と、 記憶手段にサブリーダと書込まれる場合、通信手段によ
    って各車両が送信する進入申請信号を受信して合流点管
    理情報として記憶手段に記憶し、前記故障判定手段によ
    ってリーダが故障したと判定した場合、記憶手段に書込
    まれるサブリーダをリーダに書換えてリーダに昇格する
    サブリーダ制御手段とを備えることを特徴とする請求項
    1記載の走行車両の衝突防止装置。
  3. 【請求項3】 前記リーダ判定手段は、入力された他車
    の評価値と記憶される自車の評価値とに基づき、自車の
    次に高い評価値を持つ車両を記憶手段に記憶し、 前記サブリーダ制御手段は、 記憶手段にサブリーダと書込まれており、サブリーダか
    らリーダに昇格したとき、記憶手段に記憶される合流点
    管理情報を通信手段によって自車の次に高い評価値を持
    つ車両に送信し、 記憶手段にリーダおよびサブリーダのいずれも書込まれ
    ておらず、通信手段によって合流点管理情報を受信した
    とき、記憶手段に合流点管理情報を記憶するとともに、
    記憶手段にサブリーダと書込むことを特徴とする請求項
    2記載の走行車両の衝突防止装置。
  4. 【請求項4】 前記故障判定手段は、リーダに進入申請
    信号を送信した後、予め定める一定の時間内に進入許可
    信号および待機信号のいずれも受信せず、かつ他車と通
    信可能である場合にリーダが故障であると判定すること
    を特徴とする請求項2または3記載の走行車両の衝突防
    止装置。
JP05827899A 1999-03-05 1999-03-05 走行車両の衝突防止装置 Expired - Fee Related JP3443354B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05827899A JP3443354B2 (ja) 1999-03-05 1999-03-05 走行車両の衝突防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05827899A JP3443354B2 (ja) 1999-03-05 1999-03-05 走行車両の衝突防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000259248A JP2000259248A (ja) 2000-09-22
JP3443354B2 true JP3443354B2 (ja) 2003-09-02

Family

ID=13079733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05827899A Expired - Fee Related JP3443354B2 (ja) 1999-03-05 1999-03-05 走行車両の衝突防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3443354B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9014902B1 (en) 2014-02-21 2015-04-21 Jervis B. Webb Company Method of material handling with automatic guided vehicles
CN109213173A (zh) * 2018-09-30 2019-01-15 青岛港国际股份有限公司 一种agv进出交互支架的防撞保护方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8761989B1 (en) 2012-12-18 2014-06-24 Jervis B. Webb Company Method of material handling with automatic guided vehicles

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9014902B1 (en) 2014-02-21 2015-04-21 Jervis B. Webb Company Method of material handling with automatic guided vehicles
CN109213173A (zh) * 2018-09-30 2019-01-15 青岛港国际股份有限公司 一种agv进出交互支架的防撞保护方法
CN109213173B (zh) * 2018-09-30 2022-09-23 青岛港国际股份有限公司 一种agv进出交互支架的防撞保护方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000259248A (ja) 2000-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109643123B (zh) 行驶车系统以及行驶车系统的控制方法
EP0482424B1 (en) Carriage running control system
JP6936656B2 (ja) 駐車場監視装置、駐車場監視方法、駐車場監視プログラム
KR20170133970A (ko) 교차로에서의 무인 반송차의 트래픽 흐름 제어 방법, 시스템 및 이를 위한 트래픽 제어기
JP2005242489A (ja) 自律移動体の運行制御システムおよびプログラム
CN114418341A (zh) 矿区多矿卡协同作业的控制方法及装置
JP3443354B2 (ja) 走行車両の衝突防止装置
JP3212028B2 (ja) 無人搬送車システム
JP2722760B2 (ja) 移動ロボットシステム
CN113759837A (zh) 自动引导搬运车的控制方法、装置、电子设备及存储介质
JP2814577B2 (ja) 移動ロボットの走行制御方法
JP2814578B2 (ja) 移動ロボットの走行制御方法
JPH0423108A (ja) 無人搬送車自動制御装置
JPH09190221A (ja) 無人搬送車の走行制御システム
JP2001100840A (ja) 車両走行制御システム
JPH10320048A (ja) 移動体の集中監視制御システム
JP2679369B2 (ja) 無人搬送車の充電制御方法
US20230347951A1 (en) Driverless transport system
JPS60205725A (ja) 無人車の走行制御方法
US20220357164A1 (en) Server for management, routine-run-vehicle control device, and following-vehicle control device
KR0156483B1 (ko) 무인운반시스템
JP3367207B2 (ja) 無人搬送車の追い出し制御方法
JP2779974B2 (ja) 自走台車の走行制御方法
JPH02309406A (ja) 移動ロボットシステムにおける走行制御方法
JPH0460706A (ja) 複数の搬送手段制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees