JPH05142760A - フオトマスク - Google Patents

フオトマスク

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Publication number
JPH05142760A
JPH05142760A JP30907691A JP30907691A JPH05142760A JP H05142760 A JPH05142760 A JP H05142760A JP 30907691 A JP30907691 A JP 30907691A JP 30907691 A JP30907691 A JP 30907691A JP H05142760 A JPH05142760 A JP H05142760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photomask
wafer
gap
central portion
mask surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30907691A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Tsujimura
正浩 辻村
Hideki Ichikawa
英樹 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP30907691A priority Critical patent/JPH05142760A/ja
Publication of JPH05142760A publication Critical patent/JPH05142760A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエハと常に完全に密着させることができ、
したがって常に良好な状態で露光を行うことができるフ
ォトマスクを提供する。 【構成】 ガラス板の片面(マスク面)1aに所定のパタ
ーン3を並べたフォトマスク1において、マスク面1a
のパターン3の隙間に、この面1aの中心部Cから周辺
部Pに至る溝5を碁盤の目状に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フォトマスクに関
し、より詳しくは、密着露光に用いられるフォトマスク
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、従来のフォトマスク
101は、ガラス板の片面(マスク面)101aに多数の
パターン103を焼き付け印刷したものである(なお、
102はパターンを設けた円領域を示している。)。上
記マスク面101aは平坦に仕上げられている。露光を
行う場合、図4(a)に示すように、まず、マスク面10
1aを下方へ向けた状態でフォトマスク101がマスク
ホルダ106にセットされる。次に、ウエハ108(予
めフォトレジスト107が塗布されている)が、ウエハ
チャック109に載置され、このウエハチャック109
の上面に設けられた図示しない細孔を通して吸着され
る。そして、上記フォトマスク101のマスク面101
aとウエハ108のフォトレジスト107側の面とが所
定の隙間120を空けて対向され、この隙間120(お
よびマスクホルダ106とウエハチャック109の間の
隙間)にN2ガスが満たされる。隙間120の圧力は真空
計110で観測されるようになっており、この段階では
大気圧に等しく設定される。次に、同図(b),(c)に示す
ように、上記隙間120が真空に排気される。ここで、
フォトマスク101とウエハ108の中心部C付近から
圧力低下が始まることから、同図(b)に示すようにフォ
トマスク101とウエハ108とは互いに中心部C付近
から密着してゆき、同図(c)に示すように最後に周辺部
Pが密着する。次に、同図(d)に示すように、ウエハチ
ャック109に設けられた細孔を通してN2ガスがわず
かに噴出される。これにより、ウエハ108がフォトマ
スク101側へ押し付けられ、フォトマスク101とウ
エハ108との密着度が高まる。この状態で、フォトマ
スク101の上方からウエハ108に対して露光が行な
われる(密着露光法)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フォト
マスク101とウエハ108とが中心部Cから周辺部P
へ密着してゆく速さと上記隙間120を真空排気する速
度とを同調させることは極めて困難であり、真空排気速
度の方が相対的に速くなってしまうことがある。このよ
うな場合、図4(b)〜(d)に示ように、フォトマスク10
1とウエハ108の中心部Cに隙間120aが残り、こ
の結果、露光時にパターンひずみが生じて不良品になる
という問題がある。
【0004】そこで、この発明の目的は、ウエハと常に
完全に密着させることができ、したがって常に良好な状
態で露光を行うことができるフォトマスクを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のフォトマスクは、ガラス板の片面に所定
のパターンが並ぶフォトマスクにおいて、上記パターン
が並ぶ面に、この面の中心部から周辺部に至る溝が設け
られていることを特徴としている。
【0006】また、上記溝は、上記パターンの隙間に碁
盤の目状に設けられているのが望ましい。
【0007】
【作用】この発明のフォトマスクは、パターンが並ぶ面
に、この面の中心部から周辺部に至る溝が設けられてい
る。このフォトマスクとウエハとを所定の隙間を空けて
対向させ、この隙間を真空排気して上記フォトマスクと
ウエハとを密着させる場合、フォトマスクとウエハとが
中心部から周辺部へ密着してゆく速さよりも真空排気速
度の方が相対的に速くなって中心部に隙間が残ろうとし
ても、上記溝を通して中心部から周辺部へ向けて排気が
行なわれる。この結果、フォトマスクとウエハの中心部
に隙間が残らなくなり、フォトマスクとウエハとが常に
完全に密着するようになる。したがって、露光時にパタ
ーンひずみが生じなくなって、常に良好な状態で露光が
行なわれる。
【0008】また、上記溝は上記パターンの隙間に碁盤
の目状に設けられている場合、上記フォトマスクとウエ
ハの中心部から周辺部への排気経路が増える。したがっ
て、中心部から周辺部への排気が容易に行なわれる。こ
の結果、フォトマスクとウエハとの密着度が高まり、さ
らに良好な状態で露光が行なわれる。
【0009】
【実施例】以下、この発明のフォトマスクを実施例によ
り詳細に説明する。
【0010】図1は一実施例のフォトマスク1を示して
いる。このフォトマスク1は、マスク面1aの円領域2
に多数のパターン3を焼き付け印刷したものである。し
かも、上記マスク面1aの各パターン3の隙間に、マス
ク面1aの中心部Cから周辺部Pに至る溝5を碁盤の目
状に設けている。上記マスク面1aのうち溝5以外の部
分は平坦に仕上げられている。
【0011】露光を行う場合、図1(a)に示すように、
まず、マスク面1aを下方へ向けた状態でフォトマスク
1をマスクホルダ6にセットする。次に、ウエハ8(予
めフォトレジスト7が塗布されている)をウエハチャッ
ク9に載置し、ウエハ8をこのウエハチャック9の上面
に設けた図示しない細孔を通して吸着する。そして、上
記フォトマスク1のマスク面1aとウエハ8のフォトレ
ジスト7側の面とを所定の隙間20を空けて対向させ、
この隙間20(およびマスクホルダ6とウエハチャック
9の間の隙間)にN2ガスを満たす。隙間20の圧力は、
従来と同様に真空計(図示せず)で観測できるようにして
おり、この段階では大気圧に等しく設定する。次に、同
図(b),(c),(d)に示すように、上記隙間20を真空排気
してゆく。ここで、フォトマスク1とウエハ8の中心部
C付近から圧力低下が始まることから、同図(b),(c)に
示すようにフォトマスク1とウエハ8とは互いに中心部
C付近から密着してゆき、同図(d)に示すように最後に
周辺部Pが密着する。ここで、フォトマスク1とウエハ
8とが中心部Cから周辺部Pへ密着してゆく速さよりも
真空排気速度の方が相対的に速くなって中心部Cに隙間
が残ろうとしても、上記溝5を通して中心部Cから周辺
部Pへ向けて排気が行なわれる。この結果、フォトマス
クとウエハの中心部Cに隙間が残らなくなり、フォトマ
スク1とウエハ8とを完全に密着させることができる。
次に、同図(e)に示すように、ウエハチャック9に設け
た細孔を通してN2ガスをわずかに噴出させる。これに
より、ウエハ8をフォトマスク1側へ押し付け、フォト
マスク1とウエハ8との密着度を高める。この状態で、
フォトマスク1の上方からウエハ8に対して露光を行
う。フォトマスク1とウエハ8とを完全に密着させてい
るので、露光時にパターンひずみが生じることがなく、
常に良好な状態で露光を行うことができる。
【0012】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明のフ
ォトマスクは、パターンが並ぶマスク面に中心部から周
辺部に至る溝が設けられているので、真空排気を行うこ
とによってウエハと常に完全に密着させることができ
る。したがって、常に良好な状態で露光を行うことがで
きる。
【0013】また、上記溝が上記パターンの隙間に碁盤
の目状に設けられている場合、フォトマスクとウエハと
の密着度を高めることができ、さらに良好な状態で露光
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例のフォトマスクを示す図
である。
【図2】 上記フォトマスクを用いて露光を行う工程を
示す図である。
【図3】 従来のフォトマスクを示す図である。
【図4】 上記従来のフォトマスクを用いて露光を行う
工程を示す図である。
【符号の説明】
1 フォトマスク 1a マスク面 2 円領域 3 パターン 5 溝 6 マスクホルダ 7 レジスト 8 ウエハ 9 ウエハチャック 20 隙間 C 中心部 P 周辺部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス板の片面に所定のパターンが並ぶ
    フォトマスクにおいて、 上記パターンが並ぶ面に、この面の中心部から周辺部に
    至る溝が設けられていることを特徴とするフォトマス
    ク。
  2. 【請求項2】 上記溝は、上記パターンの隙間に碁盤の
    目状に設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    のフォトマスク。
JP30907691A 1991-11-25 1991-11-25 フオトマスク Pending JPH05142760A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30907691A JPH05142760A (ja) 1991-11-25 1991-11-25 フオトマスク

Applications Claiming Priority (1)

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JP30907691A JPH05142760A (ja) 1991-11-25 1991-11-25 フオトマスク

Publications (1)

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JPH05142760A true JPH05142760A (ja) 1993-06-11

Family

ID=17988595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30907691A Pending JPH05142760A (ja) 1991-11-25 1991-11-25 フオトマスク

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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5195778A (ja) * 1975-02-03 1976-08-21
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JPS62143054A (ja) * 1985-12-18 1987-06-26 Hitachi Ltd マスク

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