JP2727995B2 - 支柱材整列用治具および支柱材整列用治具の製造方法 - Google Patents

支柱材整列用治具および支柱材整列用治具の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも2枚のガラ
ス基板からなる真空ガラス外囲器に関するものであり、
特に表示装置用外囲器に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】電子放出源と蛍光体等の発光体を収容し
ている表示装置の外囲器は、一般に真空ガラス外囲器と
されている。この真空ガラス外囲器は第1ガラス基板
と、第1ガラス基板に対向するよう配置される第2ガラ
ス基板とにより構成され、その内部に表示面を形成する
発光体と、発光体を発光させる電子源とが収納される
が、第1ガラス基板と第2ガラス基板とを所定間隔で保
持するために、第1ガラス基板と第2ガラス基板間に支
柱材を設けるようにすることが行われている。この様子
を図7に示すが、第1基板102と第2基板103間に
挟持されている支柱材101は、例えば直径約50μ
m、長さ約200μmとされている。
【0003】ここで、第1基板102と第2基板103
間に支柱材101を配置する方法を図6を参照しながら
説明する。まず、支柱材101の材料である、例えば直
径約50μmのガラスファイバを約200μmの長さに
なるように切断する。切断された支柱材101は洗浄さ
れた後、治具110により第1基板102に対する位置
決めがなされる。この治具110は図6(a)に示すよ
うに箱形をしており、その上部に切断された支柱材10
1を起立させるための支柱穴114を有する整列板11
1と、その下に多孔質材料からなる多孔質部112と、
治具110の内部を排気する排気部113とから構成さ
れている。なお、支柱穴114の位置は第1基板102
に支柱材101を配設する位置に対応して設けられてい
る。
【0004】このように形成された治具110におい
て、排気部113にポンプを接続して治具110内部を
排気しながら、治具110の整列板111上に、切断さ
れた支柱材101を散布すると、支柱穴114から引か
れた気体が多孔質部112を通過して排気部113から
排気されるようになるため、切断された支柱材101の
径より若干大きい径とされている支柱穴114に支柱材
101が起立するよう入り込み、支柱材101は支柱穴
114内に吸引されて図6(a)に示すように起立した
状態とされる。
【0005】この状態において、図6(b)に示すよう
に転写ペースト121を塗布したガラス基板120を治
具110上に配置し、治具110に保持されている支柱
材101の上端面に転写ペースト121が転写されるよ
うに、ガラス基板120を支柱材101に接触させる。
次いで、同図(c)に示すように転写ペースト121が
転写された支柱材101が保持された治具110上に第
1基板102を位置合わせして載置し、第1基板102
に支柱材101の一端面を付着させる。そして、所定温
度で第1基板102を焼成することにより転写ペースト
121を溶融して第1基板102に支柱材101の一端
面を溶着する。
【0006】なお、転写ペースト121は、ガラス製の
第1基板102と熱膨張率が近くなるよう酸化鉛が混入
された低軟化点のシールガラスが主成分とされ、必要に
応じてこれに溶剤等を混入して粘着性を有するペースト
状とされたものである。次いで、支柱材101の一端面
が所定間隔で複数溶着されている第1基板102に、対
向して第1基板103を対向配置してガラス外囲器を構
成し、このガラス外囲器内を真空に引くことにより、図
7に示すように大気圧により第1基板102と第2基板
103間に支柱材101が挟持されて固着された真空ガ
ラス外囲器が作製される。
【0007】また、支柱材101の他端面に転写ペース
ト121を転写して、第1基板102と第2基板103
とを位置合わせしてから重ね合わせ、次いで、封着炉内
にて封着することにより、転写ペースト121を溶融さ
せ、支柱材101の他端面と第2基板103とを溶着す
ることにより、支柱材101を基板102,103間に
配設したガラス外囲器を作製するようにしてもよい。な
お、第1基板102および第2基板103とが所定間隔
で対向するよう、両基板102,103の周縁部には所
定厚さの側面板、あるいはガラスビーズやガラスファイ
バ等が挟持されており、この状態で封着されることによ
りガラス外囲器は作製されている。また、支柱材101
は約2〜5mm程度の間隔で複数ガラス外囲器内に配設
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、整列板11
1の支柱穴に支柱材101が組み合わされた状態を図8
(a)に示すが、同図(b)にこの状態を拡大して示す
ように、支柱材101は支柱穴に対して傾いて位置ずれ
を生じている場合がある。この原因は、第1に支柱材1
01が挿入される支柱穴の径は、支柱材101が摩擦力
等により引っ掛からないように、僅かの隙間を持たせた
約53μmとして形成されているが、支柱材101の公
差が±3μmあると共に、支柱穴が+5μm−0μm
公差を持っていることである。さらに、第2に整列板1
11を精度よく作製するには後述するように約70μm
の厚さ以上に形成することができず、支柱材101が整
列板111上に約130μm突出してしまうことであ
る。
【0009】この原因により支柱材101は支柱穴の中
心に対し最大約20μmの位置ずれが生じるようになる
が、画素ピッチが360μm、画素間隔80μmとされ
ている表示器の真空ガラス外囲器であるとすると、支柱
材101の位置精度が約20μmずれると、支柱材10
1が表示部の表示の妨げになったり、内部の電気配線の
短絡を起こす等の恐れが生じるという問題点があった。
【0010】なお、整列板111を約70μmの厚さ以
上に形成することができない理由は、その作製方法に原
因がある。そこで、整列板111の作製方法を図9およ
び図10を参照しながら次に説明する。まず、図9
(a)に示すようにステンレス板131にフォトレジス
ト132を塗布し、その上に同図(b)に示すようにマ
スク134が一面に形成されたガラス乾板133をフォ
トレジスト132上に載置して、光を照射することによ
りフォトレジスト132を露光させる。次いで、フォト
レジストを現像することにより、同図(c)に示すよう
に露光されたフォトレジスト135だけがステンレス板
131上に残された状態とする。
【0011】このフォトレジスト135はステンレス板
131上に多数形成されており、その位置は支柱材10
1を起立させて配設する位置とされている。そして、こ
の状態においてニッケルをメッキ材とする電気メッキを
行うと、同図(d)に示すように、金属製のステンレス
板131上だけにニッケル(Ni)板136が形成され
るようになる。次いで、フォトレジスト135を除去す
ると、図10(a)に示すように支柱穴137の形成さ
れたニッケル板136がステンレス板131上に形成さ
れた状態となる。そして、このニッケル板136をステ
ンレス板131から剥離すると、同図(b)に示すよう
に支柱穴137が多数形成されている整列板111を得
ることができる。
【0012】ところで、整列板111の厚さはステンレ
ス板131上に塗布されるフォトレジスト132を厚く
すれば厚くすることができるが、フォトレジスト132
を厚くすると露光のために照射された光が奥まで届きに
くいことになり、完全に露光させることができなくな
る。また、照射される光はマスク134の境界で回折さ
れると共に、フォトレジスト132内で散乱されること
から、フォトレジスト132の厚さすなわち整列板11
1の厚さを厚くしていくと、フォトレジスト132内を
透過していくに従って光が拡散されるようになる。従っ
て、前記図9(c)に示すように露光されたフォトレジ
スト135は台形状とされるため、図11に示すように
整列板111の厚さが厚くなるに従い、形成される支柱
穴137の寸法のばらつきが大きくなっていく。
【0013】このように、支柱穴137のばらつきが大
きくなったり、整列板111に形成された支柱穴137
が台形状となると、図12に示すように支柱材101の
支柱穴の中心からの位置ずれ量はますます大きくなるた
め、表示器の真空ガラス外囲器としては不適当なものと
なる。このような理由から、支柱穴の精度のよい整列板
を作るには整列板111の厚さを約70μm以上にする
ことができないのである。
【0014】そこで、本発明は支柱材の位置ずれ量を少
なくすることのできる支柱材整列用治具および支柱材整
列用治具製造方法を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の支柱材整列用治具は、少なくとも対向して
配置される2枚のガラス板により形成された真空ガラス
外囲器の、前記2枚のガラス板の間隔が所定間隔を保持
するように、前記2枚のガラス板の間に支柱材を配設す
るための支柱材整列用治具において、前記支柱材を起立
させるための高精度の第1支柱穴が複数形成された薄肉
の第1の整列板と、第2支柱穴が複数形成された厚肉の
第2の整列板が、前記第1支柱穴と前記第2支柱穴とが
重なるように積層されて整列板が構成されるようにした
ものである。
【0016】また、前記第2の整列板に形成されている
第2支柱穴が、前記第1の整列板に形成されている第1
支柱穴に比べて、大径とされるようにしたものである。
【0017】そして、前記本発明の支柱材整列用治具の
製造方法は、少なくとも支柱材を起立させる位置に第1
レジストが形成されている金属板の表面をメッキするこ
とにより、前記支柱材を起立させる第1支柱穴が形成さ
れた第1整列板を作製し、前記第1支柱穴に位置合わせ
して第2レジストを形成し、さらにメッキすることによ
り、前記第1整列板に積層して第2支柱穴の形成されて
いる第2整列板を作製して、整列板を作製するようにし
たものである。
【0018】さらに、前記第1レジストの径に比べて、
前記第2レジストの径を大径として前記整列板を作製す
るようにしてもよいものである。
【0019】
【作用】本発明によれば、整列板を2層構造として一方
整列板を薄く形成するようにしたので、その整列板に
形成された支柱穴の寸法を高精度とすることができ、真
空ガラス外囲器内に配設された場合に支柱材の位置ずれ
量を改善することができる。従って、支柱材が表示器の
構成要素に悪影響を与えない所定の位置に配設すること
ができるようになり、表示の妨げになることがないと共
に、内部の電気配線の短絡を招くこともなくなる。
【0020】
【実施例】本発明の支柱整列用治具に使用する整列板の
第1実施例の構成を図1に示す。この図において、1は
表示器の真空ガラス外囲器を構成する第1ガラス基板と
第2ガラス基板とを所定間隔で保持するために、第1ガ
ラス基板と第2ガラス基板間に所定間隔毎に配設される
支柱材、2は前記した図6に示す支柱整列用の治具11
0に用いる整列板を構成する第1整列板、3は第1整列
板2の下に形成されている第2整列板、4は第1整列板
2および第2整列板3からなる整列板が載置される多孔
質の基部である。
【0021】この第1実施例においては、第1整列板2
と第2整列板3とを積層するようにして整列板を形成し
ている。そして、下側の第2整列板3の厚さは厚く形成
されており、上側の第1整列板2の厚さは薄く形成され
ている。このため、第2整列板3に形成された支柱穴の
ばらつき量は図11に示すように大きくなるが、第1整
列板2に形成された支柱穴のばらつき量は小さくするこ
とができる。そして、図1に示すように支柱穴に挿入さ
れている支柱材1の位置ずれは第1整列板2に形成され
た支柱穴によりほとんど規制されるようになるため、高
精度の支柱穴が形成されている第1整列板2により、支
柱材1の支柱穴の中心からの位置ずれ量を少なくするこ
とができる。
【0022】さらに、第1整列板2と第2整列板3とを
積層して形成するようにしたため、整列板全体の厚さを
厚くすることができ、整列板から支柱材1の突出する量
を少なくすることができるため、さらに位置ずれ量を少
なくすることができる。例えば、第2整列板3の厚さを
約130μm、第1整列板2の厚さを約30μmに形成
すると、支柱材1の突出量を約40μmとすることがで
き、従来に比べて位置ずれ量を約10μm以下と格段に
少なくすることができる。又、第1整列板2を下側に配
設し、その上に第2整列板3を配設してもよい。
【0023】次に、本発明の支柱整列用治具に使用する
整列板の第2実施例の構成を図2に示す。この図におい
ても、1は表示器の真空ガラス外囲器を構成する第1ガ
ラス基板と第2ガラス基板とを所定間隔で保持するため
に、第1ガラス基板と第2ガラス基板間に所定間隔毎に
配設される支柱材、2は前記した図6に示す支柱整列用
の治具110に用いる整列板を構成する第1整列板、3
は第1整列板2の下に形成されている第2整列板、4は
第1整列板2および第2整列板3からなる整列板が載置
される多孔質の基部である。
【0024】この第2実施例は、前記第1実施例と比べ
て第2整列板3に形成されている支柱穴が大きくされて
いる。これは、後述するように第1整列板2上に第2整
列板3を積層して作製する場合に、第2整列板3に形成
する支柱穴を大きくすることにより、積層時の第1整列
板2に対する第2整列板3の位置合わせを容易に行える
からである。なお、第2実施例においても支柱材1が挿
入されている支柱穴の中心からの位置ずれ量を小さくす
ることができることは、第1実施例と同様である。
【0025】次に、支柱整列用治具に使用する前記第1
実施例の整列板の製造方法を図3および図4を参照しな
がら説明する。まず、図3(a)に示すようにステンレ
ス板10に第1レジスト11を50μm以下の厚さとな
るように薄く(例えば、30μm)塗布し、その上に同
図(b)に示すように第1マスク13が一面に形成され
たガラス乾板12を第1レジスト11上に載置して、上
部から光を照射することにより第1レジスト11を露光
させる。次いで、第1レジスト11を現像することによ
り、同図(c)に示すように露光された第1レジスト1
1だけがステンレス板10上に残された状態とする。
【0026】この現像された第1レジスト11はほぼ円
形とされていると共に、ステンレス板10上に多数形成
されており、形成されている位置は支柱材1を起立させ
て配設する位置とされている。そして、この状態におい
てニッケルをメッキ材とする電気メッキを行うと、金属
製のステンレス板10上だけに第1ニッケル板14が形
成されるようになる。次いで、第1レジスト11を除去
すると、同図(d)に示すように支柱穴19の形成され
た第1ニッケル(Ni)板14が精度よくステンレス板
10上に形成された状態となる。
【0027】さらに、同図(e)に示すように第1ニッ
ケル板14の上に第2レジスト15を100μm以上の
厚さとなるように、例えば、130μmの厚さで塗布
し、その上に図4(a)に示すように第1マスク13が
一面に形成されたガラス乾板12を再度使用して、支柱
穴19に位置合わせしながら第2レジスト15上に載置
して、上部から光を照射することにより第2レジスト1
5を露光させる。このように一枚のマスクしか使用しな
いので、支柱穴19を形成するためにマスクに形成され
た個々の穴の中心位置精度を確保できると共に、マスク
を交換しないためマスク間の穴位置の誤差を除くことが
できる。次いで、第2レジスト15を現像すると、同図
(b)に示すように露光された第2レジスト15が、第
1ニッケル板14に形成されている支柱穴19を中心と
して第2ニッケル板14上に残された状態となる。
【0028】次に、この状態においてニッケルをメッキ
材とする電気メッキをさらに行うと、金属製のニッケル
板14上だけに第2ニッケル板18が形成されるように
なる。次いで、第2レジスト15を除去すると、同図
(c)に示すように第1ニッケル(Ni)板14上に位
置合わせされて形成された支柱穴19を有する第2ニッ
ケル板18が積層されて形成されるようになる。そし
て、積層された第1ニッケル板14および第1ニッケル
板18をステンレス板10から剥離すると、同図(d)
に示すように支柱穴19が多数形成されている整列板を
得ることができる。
【0029】なお、支柱材1の直径が約50μm、その
長さが約200μmとされている場合、第1ニッケル板
14の厚さは約30μmとされており、第1ニッケル板
14に形成される支柱穴19の径は約53μmとされて
いる。また、第2ニッケル板18の厚さは約130μm
とされており、第2ニッケル板18に形成される支柱穴
19の径は約53μmとされている。
【0030】次に、支柱整列用治具に使用する前記第2
実施例の整列板の製造方法を図5に示すが、第1ニッケ
ル板14を形成してその上に第2レジスト15を塗布す
る工程までは、前記した第1実施例の整列板の製造方法
と同様であるので、説明および図示は省略するものとす
る。従って、図5(a)に示す工程は、図3(e)に示
す工程に続く工程とされるが、この図5に示す各工程と
図4に示す各工程とは第2レジスト15の径が異なるだ
けであるので、この点についてだけ説明を行うこととす
る。
【0031】すなわち、この製造方法においては、ガラ
ス乾板16の一面に形成されている第2マスク17の穴
径は、第1マスク13の穴径より大きくされている。そ
して、第1ニッケル板14に形成されている支柱穴19
に第2マスク17を位置合わせして載置するのである
が、第2マスク17の穴径が大きくされているため、そ
の位置合わせを容易に行うことができる。なお、第1ニ
ッケル板14に形成されている支柱穴19の径を53μ
mとすると、第2マスク17の穴径は100μm以上、
例えば約150μmとされている。
【0032】以上の説明においては、第1整列板および
第2整列板はニッケル板により形成されているが、整列
板の材料はニッケルに限られるものではなく金属材であ
ればよい。さらに、第1整列板および第2整列板は電気
メッキにより形成されているが、電気メッキにより第1
整列板を形成した後、板厚130μm程度の金属板に直
径200μm程度の穴をエッチングにより形成して、ラ
ミネートすることにより積層構造の整列板を作製するよ
うにしてもよい。なお、支柱材の高さは、直径を50μ
mとした場合、150〜500μmとすることができ
る。また、配列板の厚さは支柱材の高さの約1/3以上
とするのが望ましく、さらに支柱材は2mm程度の間隔
で第1基板と第2基板間に配設するのが好適である。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、整列板を
2層構造として上に位置する整列板を薄く形成するよう
にしたので、その整列板に形成された支柱穴の寸法を高
精度とすることができ、真空ガラス外囲器内に配設され
た場合に支柱材の位置ずれ量を改善することができる。
従って、支柱材が表示器の構成要素に悪影響を与えない
所定の位置に配設することができるようになり、表示の
妨げになることがないと共に、内部の電気配線の短絡を
招くこともなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の支柱配列用治具に使用される整列板の
第1実施例の構造を示す図である。
【図2】本発明の支柱配列用治具に使用される整列板の
第2実施例の構造を示す図である。
【図3】第1実施例の整列板の製造過程を示す図であ
る。
【図4】第1実施例の整列板の製造過程を示す図であ
る。
【図5】第2実施例の整列板の製造過程を示す図であ
る。
【図6】支柱配列用治具の構成および、その用い方を説
明するための図である。
【図7】真空ガラス外囲器の構造を示す図である。
【図8】支柱材の位置ずれを説明するための図である。
【図9】従来の整列板の製造過程を示す図である。
【図10】従来の整列板の製造過程を示す図である。
【図11】整列板の厚さに対する穴寸法のばらつきの関
係を示す図である。
【図12】従来の支柱材の位置ずれを説明するための図
である。
【符号の説明】
1 支柱材 2 第1整列板 3 第2整列板 4 基部 10 ステンレス板 11 第1レジスト 12,16 ガラス乾板 13 第1マスク 14 第1ニッケル板 15 第2レジスト 17 第2マスク 18 第2ニッケル板 19 支柱穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 智志 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株 式会社内 (72)発明者 本多 健一 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株 式会社内 (56)参考文献 特開 平6−310054(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも対向して配置される2枚の
    ガラス板により形成された真空ガラス外囲器の、前記2
    枚のガラス板の間隔が所定間隔を保持するように、前記
    2枚のガラス板の間に支柱材を配設するための支柱材整
    列用治具において、 前記支柱材を起立させるための高精度の第1支柱穴が複
    数形成された薄肉の第1の整列板と、第2支柱穴が複数
    形成された厚肉の第2の整列板が、前記第1支柱穴と前
    記第2支柱穴とが重なるように積層されて整列板が構成
    されていることを特徴とする支柱材整列用治具。
  2. 【請求項2】 前記第2の整列板に形成されている第
    2支柱穴が、前記第1の整列板に形成されている第1支
    柱穴に比べて、大径とされていることを特徴とする請求
    項1記載の支柱材整列用治具。
  3. 【請求項3】 前記整列板が排気部上の多孔質の基部
    上に配設されることを特徴とする請求項1記載の支柱材
    整列用治具。
  4. 【請求項4】 少なくとも対向して配置される2枚の
    ガラス板により形成された真空ガラス外囲器の、前記2
    枚のガラス板の間隔が所定間隔を保持するように、前記
    2枚のガラス板の間に支柱材を配設するための支柱材整
    列用治具の製造方法において、 前記支柱材を起立させる位置に第1レジストが形成され
    ている金属板の表面をメッキすることにより前記支柱材
    を起立させる第1支柱穴が形成された第1整列板を作製
    し、 前記第1支柱穴に位置合わせして第2レジストを形成
    し、さらにメッキすることにより、前記第1整列板に積
    層して第2支柱穴の形成されている第2整列板を作製し
    て、整列板を作製するようにしたことを特徴とする支柱
    材整列用治具の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1レジストの径に比べて、前記
    第2レジストの径が大径とされて前記整列板が作製され
    ていることを特徴とする請求項4記載の支柱材整列用治
    具の製造方法。
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