JP3108978B2 - 表示装置用ガラス容器の製造方法 - Google Patents

表示装置用ガラス容器の製造方法

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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カソードが設けられる
ガラス基板とアノードが設けられるガラス基板との位置
高精度にアラインメントできる表示装置用ガラス容器
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の表示装置用ガラス容器の一例を図
3に示す。図3はアノードとカソードとがガラス容器内
に収納される表示装置用ガラス容器の構造を示してお
り、この図を参照しながら表示装置用ガラス容器の製造
方法を説明する。カソード基板101の一面に電子を放
出するカソード104を設け、アノード基板102の一
面にカソード104から放出された電子を捕集するアノ
ード105を設ける。
【0003】そして、カソード104が設けられている
面とアノード105が設けられている面とが対向するよ
うに、カソード基板101とアノード基板102とをサ
イド基板103を間に介して対向させる。この場合、サ
イド基板103はカソード基板101あるいはアノード
基板102とのいずれかの基板に、フリットシール10
6により予め溶着されており、さらにサイド基板103
の溶着されていない面にはフリットシール106が形成
されている。次に、カソード基板101とアノード基板
102との位置がずれないよう治具で両基板を固定して
封着炉に収容し、封着炉内に於てサイド基板103の一
面に形成されているフリットシール106を溶融して、
カソード基板101とアノード基板102とを封着す
る。
【0004】また、図4に従来の他の表示装置用ガラス
容器の構造を示し、この図を参照しながらこの表示装置
用ガラス容器の製造方法を説明する。ガラス製のカソー
ド基板111の一面に電子を放出するカソード113を
設け、ガラス製のアノード基板112の一面にカソード
113から放出された電子を捕集するアノード114を
設ける。
【0005】そして、カソード113が設けられている
面とアノード114が設けられている面とが対向するよ
うに、カソード基板111とアノード基板112とを対
向させる。この場合、アノード基板112のアノード1
14が設けられている面には、カソード113とアノー
ド114からなる表示部を収納できる凹部が形成されて
いる。さらに、アノード基板112がカソード基板11
1に溶着される面にはフリットシール115が形成され
ている。次に、カソード基板111とアノード基板11
2との位置がずれないよう治具で両基板を固定して封着
炉に収容し、封着炉内に於てアノード基板112の一面
に形成されているフリットシール115を溶融して、カ
ソード基板111とアノード基板112とを封着する。
【0006】前記いずれのガラス容器においても、ガラ
ス容器を用いる表示装置は蛍光表示管でも電界放出型表
示装置でもよいが、このような表示装置に於てはカソー
ドとアノードとは精密に位置合わせされてガラス容器内
に収納され、カソードから放出された電子はアノードに
塗布されている特定の位置の蛍光体を発光させるように
アノードに向けて放出されて、アノードはこのように放
出された電子を捕集することにより所定の表示が行える
ようにされている。したがって、表示装置を収納してい
るガラス容器に於て、製造時にカソード基板とアノード
基板との相対位置がずれるようになると所定の表示が効
率的に行えなくなる。
【0007】そこで、カソード基板とアノード基板との
正確なアラインメントを行えるように、図5に示すアラ
インメント手段が従来講じられている。図5に示すアラ
インメント手段を説明すると、この図はガラス容器を構
成するカソード基板とアノード基板とを重ねて、アライ
ンメントを行う状態を上から透過した図であり、図示す
るようにアノード基板には、アノードが設けられる前に
予め黒く示す小さい4つの矩形状からなるアノードアラ
インメントマーク120を対角に、黒く示す小さい丸形
のアノードアラインメントマーク122を残る対角に設
けるようにしている。また、カソード基板にはカソード
を設ける前に予め十字状のカソードアラインメントマー
ク121を対角に、やや大きい丸形のカソードアライン
メントマーク123を残る対角に設けるようにしてい
る。
【0008】そこで、アノード基板に設けられたアノー
ドアラインメントマーク120,122を基準として、
アノードを設ける位置を決めるようにし、他方カソード
基板に設けられたカソードアラインメントマーク12
1,123を基準として、カソードを設ける位置を決め
るようにしている。そして、アノード基板及びカソード
基板にそれぞれアノードあるいはカソードを設けた後、
アノード基板に設けられたアノードアラインメントマー
ク120,122と、カソード基板に設けられたカソー
ドアラインメントマーク121,123とを一致するよ
う重ねて、封着時に両基板がずれないよう治具により固
定する。
【0009】この場合のアラインメントマークの合わせ
方を、図6に示す拡大したアラインメントマークを参照
して説明すると、十字状のカソードアラインメントマー
ク121の4隅の同じ位置に小さい矩形状のアノードア
ラインメントマーク120が位置するように、顕微鏡で
アラインメントマークを観察しながらカソード基板をア
ノード基板に位置合わせする。位置合わせが完了したと
きには、両アラインメントマークの横方向の間隔X1,
X2,X3,X4が互いに等しくなると共に、縦方向の
間隔Y1,Y2,Y3,Y4が互いに等しくなる。
【0010】また、丸形のアラインメントマークについ
ては、大きい丸形のカソードアラインメントマーク12
3の中央に、小さい丸形のアノードアラインメントマー
ク122が位置するように顕微鏡でアラインメントマー
クを観察しながら、カソード基板とアノード基板とを位
置合わせするようにする。なお、アラインメントマーク
は一組のアラインメントマーク120,121だけを基
板の対角に設けるようにしても良い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アノー
ド基板とカソード基板とのアラインメントを行った後、
封着炉に収容して溶着を行うときに、両基板を治具で固
定しているもののフリットシールの溶融に伴い、両基板
間のギャップが約100ミクロン狭まるようになること
から、両基板間の相対位置がずれやすくなる。また、カ
ソード基板とアノード基板へのアラインメントマークの
形成は、それぞれの基板を別々の位置決め手段により位
置決めしてカソード基板はカソード基板ごとに、アノー
ド基板はアノード基板ごとに異なる形状のアラインメン
トマークを形成しているため、カソード基板に形成した
アラインメントマークの位置と、アノード基板に形成し
たアラインメントマークとの位置を完全に一致させるこ
とは困難であった。
【0012】ところで、表示装置のカソード基板とアノ
ード基板との位置合わせ精度は、表示装置によっては、
極端な場合約±5ミクロンの精度を求められる場合があ
るものの、前記したように封着時に両基板間の相対位置
がずれやすいこと、及び形成されたアラインメントマー
クの位置にずれが生じている可能性があることから、従
来のアラインメント手段によれば約100ミクロンの精
度しか保証されないという問題点があった。
【0013】また、カソード基板とアノード基板とのア
ラインメント作業は顕微鏡を用いてアラインメントマー
クを観察しながら行わなければならず、アラインメント
作業が煩雑になると共に、長時間を要していた。なお、
封着炉内においては顕微鏡を備えることができないので
炉内でのアラインメント作業は不可能であると共に、カ
ソード基板とアノード基板の前処理として真空焼成処理
等を炉内で基板別に行っている場合においても、炉外へ
一度カソード基板及びアノード基板を出してから、両基
板のアラインメントを行わなければならないという問題
点もあった。
【0014】そこで、本発明はアノード基板とカソード
基板とに形成するアラインメントマークを同じ位置に形
成することができると共に、高精度のアラインメントを
達成できるにもかかわらず高精度にアラインメントされ
る表示装置用ガラス容器の製造方法を提供することを目
的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の表示装置用ガラス容器の製造方法は具体的
には、封着されることにより表示装置用ガラス容器を形
成することができる第1ガラス基板と第2ガラス基板
の、封着時に重合される部分の少なくとも2カ所に薄膜
を形成し、次いで一枚の前記第1ガラス基板と一枚の前
記第2ガラス基板とを1番目の対として重ね、1番目の
治具により前記対とされた両基板の相対位置を合わせ
て、局部加熱手段により前記両基板に形成されている前
記薄膜のそれ ぞれに打ち抜きマークを形成し、その後、
前記薄膜に形成された前記打ち抜きマークをアラインメ
ントマークとして、前記第1ガラス基板に少なくとも電
子を放出するカソードを設け、前記薄膜に形成された前
記打ち抜きマークをアラインメントマークとして、前記
第2ガラス基板に前記カソードから放出された電子を捕
集するアノードを設け、さらに、前記1番目の治具に前
記1番目の対の前記第1ガラス基板と第2ガラス基板と
重ねて固定することにより、前記両基板に設けられてい
る前記打ち抜きマークを一致させ、次いで封着炉内に収
容することにより、カソードが設けられている前記第1
ガラス基板とアノードが設けられている前記第2ガラス
基板とを封着するようにしたものである。
【0016】
【作用】本発明によれば、アノードあるいはカソードが
設けられるそれぞれのガラス基板に、アノードあるいは
カソードを設ける前に予め重ねて位置合わせしてから、
打ち抜きマークを薄膜に形成しているため、両ガラス基
板の打ち抜きマークの相対位置を完全に一致させること
ができる。したがって、この打ち抜きマークをアライン
メントマークとして設けられたアノードとカソードとの
位置も同時に一致するようになり、アノードとカソード
とを精度よくアラインメントすることが可能となる。
【0017】また、打ち抜きマーク形成時に両ガラス基
板を治具により位置合わせするようにし、封着時に打ち
抜きマークを形成した時と同じ治具に再び両ガラス基板
を重ねて固定した後、封着することにより、自動的にア
ラインメントを行えると共に、封着時に両基板の相対位
置のずれを防止することができ、高精度とされた表示用
ガラス容器を簡略化されたアラインメント作業であって
も得ることができるようになる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の表示装置用ガラス容器の製
造方法を説明する。図1及び図2は、ガラス製のアノー
ド基板とガラス製のカソード基板とにより、本発明の表
示用ガラス容器を作製する手順を示したものである。図
1(a)には矩形状のアノード基板1が示されており、
アノード基板1には、その対角に位置するようそれぞれ
薄膜1−1と薄膜1−2とが形成されている。この薄膜
1−1,1−2はマスク蒸着等により選択的に蒸着され
て形成されている。なお、アノード基板1は薄膜1−
1,1−2が形成される前にアノード基板1のひずみを
除去するように、ソーダライムの場合約550℃で約1
時間アニールされている。
【0019】同図(b)には矩形状のカソード基板2が
示されており、カソード基板2には、その対角に位置す
るようそれぞれ薄膜2−1と薄膜2−2とが形成されて
いる。この薄膜2−1,2−2は、アノード基板1とカ
ソード基板2とを重ねた時に、アノード基板1に形成さ
れた薄膜1−1,1−2とそれぞれ重なるように、マス
ク蒸着等により選択的に蒸着されて形成されている。な
お、カソード基板2は薄膜2−1,2−2が形成される
前にカソード基板2のひずみを除去するように、ソーダ
ライムの場合約550℃で約1時間アニールされてい
る。
【0020】そして、図示する矢印のように同図(a)
(b)にそれぞれ示すアノード基板1とカソード基板2
とを、薄膜1−1,1−2と薄膜2−1,2−2とが形
成されている面が接触するように重ねて、同図(c)に
示す状態とする。この場合、薄膜1−1と薄膜2−1と
が接触するよう重ねられると共に、薄膜1−2と薄膜2
−2とが接触するよう重ねられる。さらに、アノード基
板1とカソード基板2とは重ねられた時に内部に空間部
を有するようにされ、この空間部にアノードとカソード
からなる表示部が収納されるようになる。
【0021】図1(c)に示す状態のアノード基板1と
カソード基板2とを対とするガラス容器Aを図2(a)
に示すように、3点支持の治具A30に固定する。治具
A30は図示する水平方向に位置決めのためのポスト3
1−1,31−2が形成されており、垂直方向に位置決
めのためのポスト31−3が形成されている。ガラス容
器Aは前記ポスト31−1〜31−3に直角とされた端
面が接触されて固定される。この場合、ポスト31−1
〜31−3に対応してガラス容器Aを各ポスト31−1
〜31−3に押圧するバネ手段32−1〜32−3が設
けられている。
【0022】この状態に於て、レーザトリミング装置等
を用いて重ねられた薄膜1−1,2−1にレーザを照射
して、薄膜1−1,2−1を局部的に加熱することによ
り、レーザ打ち抜きマーク33を同図(b)に示すよう
形成する。次いで、同様の手段により重ねられた薄膜1
−2,2−2にレーザ打ち抜きマーク33を同図(b)
に示すよう形成する。この場合、アノード基板1とカソ
ード基板2とは治具Aにより位置合わせした状態で、重
ねられた薄膜1−1,2−1と薄膜1−2,2−2にレ
ーザ打ち抜きマーク33が形成されるようになる。レー
ザ打ち抜きマーク33は直径約10ミクロンの丸形や一
辺が約10ミクロンの矩形とするのが好適であるが、こ
れに限らず、3角形や多角形としてもよい。
【0023】次に、治具Aからガラス容器Aを取りはず
し、対とされたアノード基板1とカソード基板2とを分
離して、アノード基板1はアノード作製工程へ、カソー
ド基板2はカソード作製工程に移送し、それぞれの工程
によりアノードあるいはカソードがそれぞれの基板に作
製される。ガラス容器A内に収納される表示装置が電界
放出型表示装置の場合は、アノード基板1には薄膜1−
1,1−2に形成されているレーザ打ち抜きマーク33
をアラインメントマークとして、アノードライン、R,
G,B等の蛍光体がフォトリソグラフィプロセスにより
順次作製される。また、カソード基板2には薄膜2−
1,2−2に形成されているレーザ打ち抜きマーク33
をアラインメントマークとして、カソードライン、抵抗
層、ゲートライン、エミッタコーン等がフォトリソグラ
フィプロセス等により順次作製される。
【0024】さらにアノード基板1に支柱や、重合され
る部分にフリットシール等が形成されて、アノード基板
1とカソード基板2とにアノードあるいはカソードを作
製する工程が完了する。以上の工程が終了した後、対と
されたアノード基板1とカソード基板2とを再び重ね合
わせるが、この場合レーザ打ち抜きマーク33を形成し
た時に対とされた基板と同じ基板同士を対として重ね合
わせてガラス容器Aを構成する。さらに、このガラス容
器Aをレーザ打ち抜きマーク33を形成した時に使用し
た治具Aと同じ治具Aに装着することにより、ポスト3
1−1〜31−3に直角とされたガラス容器Aの端面が
接触されて固定される。この時、ガラス容器Aはバネ手
段32−1〜32−3によりポスト31−1〜31−3
に向かって加圧される。
【0025】このように、レーザ打ち抜きマーク33を
形成した時と同じ対のアノード基板1とカソード基板2
とからなるガラス容器Aが同じ治具Aに固定されること
になるため、治具Aに固定されたガラス容器Aにおける
アノード基板1とカソード基板2とのアラインメントは
自動的に一致するようになる。すなわち、ガラス容器A
を治具Aに装着するだけでアラインメントを行えるよう
になる。また別の対からなるガラス容器Nについてはレ
ーザ打ち抜きマーク33を形成した時と同じ別の治具N
に装着するようにしてアラインメントを行うようにす
る。
【0026】そして、ガラス容器Aを治具Aに、および
ガラス容器Nを治具Nにそれぞれ固定したまま封着炉内
に収容して、アノード基板1とカソード基板2との封着
を行うことにより、前記図3あるいは図4に示す様な表
示装置を作製する。このように、封着炉内に於ては治具
にガラス容器が固定されているため、アノード基板とカ
ソード基板との相対的な位置が保持されてずれにくくさ
れている。しかも、前記したように治具上で正確にアラ
インメントが行われているため、封着されたガラス容器
におけるアノード基板とカソード基板とは高精度にアラ
インメントされるようになる。
【0027】以上説明したように、本発明の表示装置用
ガラス容器の製造方法によれば、高精度を要求される表
示装置にあっても、その規格を十分満足する精度にアラ
インメントを行うことができる。
【0028】
【発明の効果】本発明の表示装置用ガラス容器の製造方
法によって製造された表示装置用ガラス容器は、以上説
明したようにアノードあるいはカソードが設けられるそ
れぞれのガラス基板に、アノードあるいはカソードを設
ける前に重ねて位置合わせしてから、打ち抜きマークを
薄膜に形成しているため、両ガラス基板の打ち抜きマー
クの相対位置を完全に一致させることができる。したが
って、この打ち抜きマークをアラインメントマークとし
て作製されたアノードとカソードとの位置も同時に一致
するようになり、打ち抜きマークを合わせることによ
り、アノードとカソードとを精度よくアラインメントす
ることが可能となる。
【0029】また、打ち抜きマーク形成時に対とされた
両ガラス基板を治具により位置合わせするようにし、封
着時に打ち抜きマークを形成した時と同じ治具に再び対
とされた両ガラス基板を重ねて固定した後、封着するこ
とにより、自動的にアラインメントを行えると共に、封
着時に両基板の相対位置のずれを防止することができ、
高精度とされた表示用ガラス容器を簡略化されたアライ
ンメント作業であっても得ることができるようになる。
【0030】また、顕微鏡を使用することなくアライン
メントを行うことができ、このためアノード基板やカソ
ード基板の真空焼成を前処理として炉内で行う場合に於
ても、炉内から一度出すことなく前処理終了後に、炉内
に於て治具にガラス容器を自動手段により装着すること
によりアラインメントを行うことができ、続いて封着工
程に移行できるようになる。したがって、炉内に於て一
貫して製造することが可能となり、量産に向いた製造方
法とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置用ガラス容器を構成するアノ
ード基板とカソード基板とにアラインメント時に利用す
る薄膜の説明をするための図である。
【図2】本発明の表示装置用ガラス容器を構成するアノ
ード基板とカソード基板とに形成した薄膜に打ち抜きマ
ークを形成する工程を説明する図である。
【図3】従来の表示装置用ガラス容器の構成を示す図で
ある。
【図4】従来の他の表示装置用ガラス容器の構成を示す
図である。
【図5】従来のアラインメント手段を説明する図であ
る。
【図6】従来のアラインメントマークを拡大して示す図
である。
【符号の説明】
1 アノード基板 2 カソード基板 1−1,1−2,2−1,2−2 薄膜 30 治具 31−1,31−2,31−3 ポスト 32−1,32−2,32−3 バネ手段 33 レーザ打ち抜きマーク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−191722(JP,A) 特開 平6−111735(JP,A) 特開 平4−82124(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/86 H01J 9/24 H01J 31/12 H01J 31/15

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封着されることにより表示装置用ガラス
    容器を形成することができる第1ガラス基板と第2ガラ
    ス基板の、封着時に重合される部分の少なくとも2カ所
    に薄膜を形成し、 次いで一枚の前記第1ガラス基板と一枚の前記第2ガラ
    ス基板とを1番目の対として重ね、1番目の治具により
    前記対とされた両基板の相対位置を合わせて、局部加熱
    手段により前記両基板に形成されている前記薄膜のそれ
    ぞれに打ち抜きマークを形成し、 その後、前記薄膜に形成された前記打ち抜きマークをア
    ラインメントマークとして、前記第1ガラス基板に少な
    くとも電子を放出するカソードを設け、前記薄膜に形成
    された前記打ち抜きマークをアラインメントマークとし
    て、前記第2ガラス基板に前記カソードから放出された
    電子を捕集するアノードを設け、 さらに、前記1番目の治具に前記1番目の対の前記第1
    ガラス基板と第2ガラス基板と重ねて固定することによ
    り、前記両基板に設けられている前記打ち抜きマークを
    一致させ、次いで封着炉内に収容することにより、カソ
    ードが設けられている前記第1ガラス基板とアノードが
    設けられている前記第2ガラス基板とを封着することを
    特徴とする表示装置用ガラス容器の製造方法。
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