JPH05141473A - 流体封入式筒型マウント装置 - Google Patents

流体封入式筒型マウント装置

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JPH05141473A
JPH05141473A JP3325326A JP32532691A JPH05141473A JP H05141473 A JPH05141473 A JP H05141473A JP 3325326 A JP3325326 A JP 3325326A JP 32532691 A JP32532691 A JP 32532691A JP H05141473 A JPH05141473 A JP H05141473A
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groove
fitting
rubber
orifice passage
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Ryoji Kanda
良二 神田
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Sumitomo Riko Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/14Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のオリフィス通路を備えた流体封入式筒
型マウント装置を、少ない部品点数と簡略な構造をもっ
て、実現すること。 【構成】 内筒金具12と外筒金具13との間に介装さ
れてそれらを連結する本体ゴム20に対して、第一及び
第二の流体室58,60を構成する第一及び第二のポケ
ット部26,28を形成すると共に、外周面に開口して
周方向に延びる凹部46を備えた円弧形状の溝金具44
を、少なくとも何れか一方のポケット部の開口部を周方
向に跨いで配し、かかる溝金具44の凹部46内に充填
した充填ゴム52にて形成された凹溝53,54により
第一及び第二のオリフィス通路62,64を形成する一
方、断面積/長さの比が大きい第二のオリフィス通路6
4の流体室58への開口窓部50に対し、該開口窓部5
0を閉塞する可撓性ゴム膜56を、充填ゴム52にて一
体的に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、防振連結乃至は支持装置の一種
であって、内部に封入された流体の流動に基づいて防振
効果を得るようにした流体封入式の筒型マウント装置に
係り、特に、広い周波数域に亘る入力振動に対して流体
の流動に基づく防振効果が発揮される、自動車用エンジ
ンマウント等に用いて好適な流体封入式筒型マウント装
置に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、振動伝達系を構成する部材間に
介装されて、それら両部材間での振動伝達を低減する防
振連結乃至は支持装置の一種として、特開昭56−16
4242号公報や特開昭63−289349号公報等に
示されているように、互いに径方向に所定距離を隔てて
配された内筒金具と外筒金具とを、それらの間に介装さ
れたゴム弾性体にて連結すると共に、それら内外筒金具
間に、オリフィス通路を通じて相互に連通された第一お
よび第二の流体室を形成してなる構造の、所謂流体封入
式筒型マウント装置が知られている。
【0003】このような筒型マウント装置においては、
振動入力時にオリフィス通路を通じて流動する流体の共
振作用に基づいて、ゴム弾性体のみでは得られない、優
れた防振効果を容易に得ることが可能であることから、
例えば、自動車用エンジンマウントやデフマウント、サ
スペンション・ブッシュ等に、好適に採用されている。
【0004】ところが、このような流体封入式の筒型マ
ウント装置では、流体の共振作用によって発揮される防
振特性の向上効果が、そのオリフィス通路に設定され
た、限られた周波数域の入力振動にしか有効には発揮さ
れ得ず、オリフィス通路のチューニング周波数よりも高
い周波数域の振動入力時には、オリフィス通路が実質的
に閉塞状態となってしまうために、防振性能が著しく低
下するといった不具合を有していたのである。
【0005】そこで、本願出願人は、先に、特公平2−
5937号公報において、二つの流体室間に跨がって延
びる第一のオリフィス通路と第二のオリフィス通路と
を、互いに独立して形成すると共に、第一のオリフィス
通路よりも断面積/長さの比が大きい第二のオリフィス
通路内に、流体流動量を制限する可動板を配設してなる
構造のものを、明らかにした。
【0006】かくの如き筒型マウント装置によれば、第
一のオリフィス通路が実質的に閉塞状態となる高周波数
域の振動入力時においても、可動板の変位に伴って、第
二のオリフィス通路を通じての両流体室間での実質的な
流体の流動が許容されることから、該第二のオリフィス
通路を通じて流動せしめられる流体の共振作用に基づ
き、有効な防振効果が発揮され得て、広い周波数域の振
動に対して、良好なる防振性能が発揮されるのである。
【0007】ところが、このような構造の筒型マウント
装置について、本発明者らが、更なる検討を加えたとこ
ろ、かかる筒型マウント装置においては、二つのオリフ
ィス通路を独立して形成し、且つ一方のオリフィス通路
内に可動板を配設しなければならないために、オリフィ
ス通路を形成するための部品点数が増加し、その構造が
複雑化することが避けられなかったのであり、かかる点
において、未だ、改良の余地を有していたのである。
【0008】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、それぞれ異なる周波数域にチューニングさ
れた複数のオリフィス通路を備え、それらオリフィス通
路内を流動せしめられる流体の共振作用に基づいて、広
い周波数域の入力振動に対して優れた防振効果を発揮し
得る流体封入式筒型マウント装置を、少ない部品点数と
簡略な構造をもって、実現せしめることにある。
【0009】
【解決手段】そして、かかる課題を解決するために、本
発明にあっては、(a)互いに径方向に所定距離を隔て
て同心的に若しくは偏心して配された内筒金具および外
筒金具と、(b)該内筒金具と該外筒金具との間に介装
されてそれらを連結する、第一のポケット部および第二
のポケット部が、前記内筒金具を挟んだ径方向両側にお
いて、それぞれ外周面に開口して形成された本体ゴム
と、(c)該本体ゴムに設けられた第一のポケット部に
非圧縮性流体が封入されて、前記内筒金具と前記外筒金
具との間に形成された第一の流体室と、(d)前記本体
ゴムに設けられた第二のポケット部に非圧縮性流体が封
入されて、前記内筒金具と前記外筒金具との間に形成さ
れた第二の流体室と、(e)外周面に開口して周方向に
延びる凹部を備えた円弧形状を呈すると共に、該凹部の
底部に第一の窓部と第二の窓部とを有し、前記第一のポ
ケット部および前記第二のポケット部における少なくと
も何れか一方の開口部を周方向に跨いで配された溝金具
と、(f)該溝金具の凹部に充填されることにより、該
凹部内において、前記第一の窓部の開口部から周方向に
延びる第一の凹溝と、前記第二の窓部の開口部から周方
向に延びる第二の凹溝とを、それぞれ形成する充填ゴム
と、(g)前記溝金具に設けられた第二の窓部の開口部
に設けられて、該第二の窓部を閉塞する、前記充填ゴム
によって一体的に形成された可撓性ゴム膜と、(h)前
記充填ゴムにより前記凹部内に設けられた前記第一の凹
溝によって形成された、前記第一の流体室と前記第二の
流体室とを相互に連通し、それら両流体室間での流体の
流動を許容する第一のオリフィス通路と、(i)前記充
填ゴムにより前記凹部内に設けられた前記第二の凹溝に
よって形成された、該第一のオリフィス通路よりも大き
な断面積/長さの比をもって、前記第一の流体室と前記
第二の流体室との間に跨がって延び、前記可撓性ゴム膜
の変形に基づいて、それら両流体室間での流体の実質的
な流動を許容する第二のオリフィス通路とを、有する流
体封入式筒型マウント装置を、その特徴とするものであ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明することとする。
【0011】先ず、図1〜3には、本発明の一実施例と
しての、FF型自動車用エンジンマウント10が、示さ
れている。これらの図中、12,13は、内筒金具およ
び外筒金具であって、互いに径方向に所定距離を隔てて
配されていると共に、それらの間に介装された本体ゴム
20により、互いに連結されている。そして、かかるエ
ンジンマウント10は、それら内筒金具12および外筒
金具13が、それぞれ、車体側およびパワーユニット側
の各一方に取り付けられることにより、車両に装着され
ることとなり、以て、パワーユニットを車体に対して防
振支持せしめることとなる。なお、かかる装着時には、
内外筒金具12,13間に及ぼされるパワーユニット重
量にて本体ゴム20が弾性変形せしめられることによ
り、それら内外筒金具12,13が、略同心的に位置す
ることとなる。
【0012】より詳細には、前記内筒金具12は、厚肉
の円筒形状を呈している。また、この内筒金具12に
は、略コ字型断面の溝形状を有する支持金具14と、略
門形状のストッパ金具16とが、径方向一方向に対向す
る両側外方に向って、それぞれ突出して固設されてい
る。
【0013】また、内筒金具12の径方向外方には、所
定距離を隔てて、中間筒金具18が配設されている。な
お、この中間筒金具18は、内筒金具12に対して、前
記支持金具14とストッパ金具16とが対向位置する径
方向において、該支持金具14側において離隔し、スト
ッパ金具16側において接近する方向に、所定量だけ偏
心して配されている。
【0014】そして、これら内筒金具12と中間筒金具
18との間に、本体ゴム20が介装されており、該本体
ゴム20にて、それら両金具12,18が、互いに弾性
的に連結された一体加硫成形品として形成されている。
【0015】また、かかる一体加硫成形品を構成する中
間筒金具18には、内筒金具12との偏心方向一方の側
に第一の開口22が、他方の側に第二の開口24が、そ
れぞれ形成されている。更に、本体ゴム20には、内筒
金具12を径方向一方向に挟んだ両側部分において、第
一のポケット部26と第二のポケット部28が形成され
ており、該第一のポケット部26が第一の開口22を通
じて、また第二のポケット部28が第二の開口24を通
じて、それぞれ、外周面に開口せしめられている。
【0016】かかる第一のポケット部26の内部には、
前記支持金具14に固設されて、内筒金具12側から外
方に向って突出する脚部30が位置せしめられており、
この脚部30にて支持されることにより、略プレート状
の傘部材32が、該脚部30の突出方向に対して直角な
方向に広がって、配設されている。なお、この傘部材3
2の外面には、緩衝ゴム34が、一体的に設けられてい
る。
【0017】また、第二のポケット部28と内筒金具1
2との間には、本体ゴム20を軸方向に貫通して延びる
空所36が、該第二のポケット部28の底面に沿うよう
に設けられている。そして、この空所36により、第二
のポケット部28の底壁38が薄肉化されて、その変形
が容易に許容されるようになっているのである。なお、
かかる底壁38のうち、空所36を挟んでストッパ金具
16に対向位置する周方向中央部分だけは、厚肉化され
て緩衝ゴム部39とされている。
【0018】さらに、前記中間筒金具18には、軸方向
中央部分に、第一の開口22と第二の開口24との間を
周方向に延びる周溝40,40が形成されており、それ
ら周溝40,40を通じて、第一のポケット部26と第
二のポケット部28とが、互いに接続されている。ま
た、かかる中間筒金具18における軸方向両端部の外周
面上には、それぞれ、薄肉のシールゴム層42が、本体
ゴム20により、周方向全周に亘って連続して形成され
ている。
【0019】そして、前記第一のポケット部26の開口
部には、全体として円弧形状を呈する溝金具44が、か
かる開口部を周方向に跨いで配設されており、その周方
向両端部が、中間筒金具18の周溝40内に嵌め込まれ
ることによって、支持されている。この溝金具44に
は、幅方向両側に竪壁が設けられており、それによっ
て、外周面に開口して周方向に延びる幅広の凹部46が
形成されている。なお、かかる溝金具44としては、例
えばプレス成形品等が、有利に用いられる。
【0020】また、この溝金具44には、図4にも示さ
れているように、周方向一方の側に偏倚して第一の窓部
48が設けられていると共に、周方向他方の側に偏倚し
て、該第一の窓部48よりも大きな開口面積を有する第
二の窓部50が設けられている。
【0021】更にまた、かかる溝金具44の凹部46内
には、充填ゴム52が充填されて、一体的に加硫接着さ
れている。そして、かかる充填ゴム52により、凹部4
6内には、周方向に屈曲して延び、第一の窓部48を周
方向一方の端部にまで連通する第一の凹溝53と、周方
向に直線状に延び、第二の窓部50を周方向他方の端部
にまで連通する第二の凹溝54とが、形成されている。
そこにおいて、図面からも明らかなように、第二の凹溝
54は、第一の凹溝53よりも、幅広で且つ短い流路長
さをもって形成されている。
【0022】また、溝金具44の第二の窓部50には、
それを閉塞する可撓性ゴム膜56が、充填ゴム52によ
り、一体的に形成されている。即ち、この可撓性ゴム膜
56は、第二の窓部50の開口周縁部に対して加硫接着
されることにより、該第二の窓部50を流体密に閉塞し
ており、且つ比較的薄肉とされて、弾性変形が容易に許
容され得るようになっている。
【0023】さらに、かくの如き溝金具44が組み付け
られた一体加硫成形品には、外筒金具13が外挿されて
おり、八方絞り等の縮径加工が施されて、中間筒金具1
8の外周面に嵌着固定されることによって、取り付けら
れている。そして、この外筒金具13にて、前記第一の
ポケット部26および第二のポケット部28の開口が覆
蓋されていると共に、それらの内部に所定の非圧縮性流
体が封入されている。なお、かかる封入流体としては、
例えば水やアルキレングリコール、ポリアルキレングリ
コール、シリコーン油等が好適に用いられ、一体加硫成
形品に対する外筒金具13の組付けを、流体中にて行な
うこと等によって、そのような封入流体の各ポケット部
26,28内への充填が、行なわれることとなる。
【0024】それによって、第一のポケット部26によ
り、内外筒金具12,13間への振動入力時に、本体ゴ
ム20の弾性変形に基づいて内圧変動が惹起される受圧
室58が形成されている一方、第二のポケット部28に
より、底壁38の弾性変形に基づいて容積変化が容易に
許容される平衡室60が形成されている。
【0025】また、外筒金具13の組付けにより、前記
溝金具44内に形成された第一の凹溝53および第二の
凹溝54の外周面が、それぞれ覆蓋されている。それに
よって、第一の凹溝53により、受圧室58と平衡室6
0とを相互に連通して、それら両室58,60間での流
体の流動を許容する第一のオリフィス通路62が形成さ
れている一方、第二の凹溝54により、受圧室58と平
衡室60との間に跨がって延び、可撓性ゴム膜56の変
形に基づいて、それら両室58,60間での流体の流動
を許容する第二のオリフィス通路64が形成されてい
る。
【0026】ここにおいて、第二のオリフィス通路64
は、第一のオリフィス通路62よりも、大きな断面積/
長さの比をもって形成されており、それによって、内部
を通じて流動せしめられる流体の共振周波数が、第一の
オリフィス通路62よりも第二のオリフィス通路64の
方が高く設定されている。そして、特に、本実施例で
は、第一のオリフィス通路62が、その内部を流動せし
められる流体の共振作用に基づいて、シェイクやバウン
ス等に相当する10〜15Hz程度の低周波数域の振動入
力時に高減衰効果が発揮され得るように、チューニング
されている一方、第二のオリフィス通路64が、その内
部を流動せしめられる流体の共振作用に基づいて、アイ
ドリング振動に相当する20〜30Hz程度の中周波数域
の振動入力時に低動ばね効果が発揮され得るように、チ
ューニングされている。
【0027】従って、上述の如き構造とされたエンジン
マウント10においては、内筒金具12と外筒金具13
との間に、シェイクやバウンス等の低周波大振幅振動が
入力された際には、受圧室58と平衡室60との間に惹
起される内圧差に基づいて、第一のオリフィス通路62
を通じての流体の流動が生ぜしめられることから、かか
る流体の共振作用に基づいて、高減衰効果が発揮され得
るのである。なお、その際、第二のオリフィス通路64
を通じての流体の流動は、可撓性ゴム膜56の変形抵抗
(ばね剛性)によって制限されることから、第一のオリ
フィス通路62を通じて流動せしめられる流体量が、有
利に確保され得る。
【0028】また一方、内筒金具12と外筒金具13と
の間に、アイドリング振動等の中周波中振幅振動が入力
された際には、第一のオリフィス通路62が実質的に閉
塞状態となるが、振動振幅が小さく、受圧室58内に惹
起される内圧変動が比較的小さいことから、可撓性膜5
6の変形に伴って生ぜしめられる第二のオリフィス通路
64を通じての流体の流動により、該受圧室58内の内
圧変動が吸収され得ると共に、かかる第二のオリフィス
通路64を通じて流動せしめられる流体の共振作用に基
づいて、低動ばね効果が発揮され得るのである。
【0029】それ故、それら第一のオリフィス通路62
と第二のオリフィス通路64との協働作用に基づいて、
シェイク等の低周波振動に対する高減衰効果と、アイド
リング振動等に相当する中周波振動に対する低動ばね効
果とが、何れも、有効に発揮され得るのであり、それに
よって、流体の共振作用に基づく防振効果を、広い周波
数域に亘って、有利に得ることができるのである。
【0030】また、それら第一のオリフィス通路62と
第二のオリフィス通路64は、何れも、溝金具44に充
填された充填ゴム52にて形成されていることから、オ
リフィス通路62,64のチューニングを変更する場合
にも、共通の溝金具44を使用することが可能で、凹溝
53,54の形状のみを変更することによって対処する
ことが可能であり、設計変形が容易であるという利点を
有している。
【0031】しかも、第二のオリフィス通路64を通じ
て流動せしめられる流体の流動量を制限する可撓性ゴム
膜56も、第一及び第二のオリフィス通路62,64を
形成する充填ゴム52によって一体的に形成されている
ことから、その製作が容易であると共に、部品点数が最
小限に抑えられて、マウント組立作業性が飛躍的に向上
され得るのである。
【0032】また、特に、本実施例のエンジンマウント
10においては、受圧室58内に配設された傘部材32
により、該傘部材32の外周縁部と受圧室58の内周面
との間に環状の狭窄流路66が形成されることから、か
かる狭窄流路66を通じて流動せしめられる流体の共振
作用に基づいて、高速こもり音等に相当する200〜3
00Hz程度の高周波域の振動入力時にも、良好なる低動
ばね効果が発揮され得るのである。
【0033】次に、図5には、前記第一の実施例の改良
例であるエンジンマウント70が、示されている。
【0034】すなわち、かかるエンジンマウント70に
おいては、溝金具44を支持する中間筒金具18の周溝
40,40が、溝金具44よりも所定寸法小径とされて
おり、該周溝40,40の外周面に設けられた支持ゴム
層72,72を介して、溝金具44の周方向両端部が支
持されている。
【0035】このような、溝金具44の支持構造を採用
し、溝金具44と中間筒金具18との間に間隙74を形
成したことにより、溝金具44における第一及び第二の
窓部48,50の形成位置および開口面積の設計自由度
がより有利に確保され得るのであり、それによって、マ
ウント防振特性のチューニング自由度の向上が図られ得
るのである。
【0036】また、図6及び図7には、前記第一の実施
例の更に別の改良例であるエンジンマウント76が、示
されている。
【0037】すなわち、かかるエンジンマウント76に
おいては、前記第一の実施例と同様に第一の凹溝53お
よび第二の凹溝54が形成された溝金具44が、平衡室
60を形成する第二のポケット部28の開口部を周方向
に跨いで配設されている。
【0038】このような構造とすることにより、第一及
び第二のオリフィス通路62,64を、平衡室60の外
周部分に位置して形成することも可能となるのである。
【0039】さらに、図8及び図9には、本発明の第二
の実施例としてのエンジンマウント80が、示されてい
る。なお、本実施例において、前記第一の実施例と同様
な構造とされた部材および部位については、それぞれ、
図面中に第一の実施例と同一の符号を付することによ
り、その詳細な説明は、省略することとする。
【0040】本実施例のエンジンマウント80において
は、それぞれ円弧形状を呈し、外周面に開口する幅広の
凹部82,84を備えた第一の溝金具86および第二の
溝金具88が、一体加硫成形品の軸直角方向両側から組
み合わされることにより、第一の溝金具86が第一のポ
ケット部26の開口部を周方向に跨いで、また第二の溝
金具88が第二のポケット部28の開口部を周方向に跨
いで、それぞれ、配設されている。即ち、これら第一の
溝金具86と第二の溝金具88は、周方向両端部が互い
に突き合わされて円環状乃至は円筒状に組み合わされた
状態で、中間筒金具18の周溝40,40内に嵌め込ま
れて支持されているのである。
【0041】また、かかる第一の溝金具86には、図1
0に示されているように、周方向一方の側に偏倚して第
一の窓部90が設けられていると共に、周方向他方の側
に偏倚して、該第一の窓部90よりも大きな開口面積を
有する第二の窓部92が設けられている。
【0042】更にまた、この第一の溝金具86の凹部8
2内には、充填ゴム94が充填されており、かかる充填
ゴム94により、第一の窓部90をそれぞれ周方向一方
の端部にまで連通する、周方向に屈曲して延びる第一の
凹溝96と、該第一の凹溝96よりも幅広で周方向に直
線状に延びる第二の凹溝98、更に、第二の窓部92を
周方向他方の端部にまで連通する、第二の凹溝98より
も幅広で周方向に直線状に延びる第三の凹溝100が、
それぞれ、形成されている。
【0043】また一方、第二の溝金具88には、図11
に示されているように、周方向略中央部分に第三の窓部
102が設けられていると共に、周方向一方の側に偏倚
して、該第三の窓部102よりも大きな開口面積を有す
る第四の窓部104が設けられており、更に周方向他方
の側に偏倚して、該第四の窓部104よりも大きな開口
面積を有する第五の窓部106が設けられている。
【0044】更にまた、この第二の溝金具88の凹部8
4内には、充填ゴム108が充填されており、かかる充
填ゴム108により、第三の窓部102を周方向一方の
端部にまで連通する、前記第一の凹溝96と略同一の断
面形状を有する第四の凹溝110と、第四の窓部104
を周方向一方の端部にまで連通する、前記第二の凹溝9
8と略同一の断面形状を有する第五の凹溝112、更
に、第五の窓部106を周方向他方の端部にまで連通す
る、前記第三の凹溝100と略同一の断面形状を有する
第六の凹溝114が、それぞれ、周方向に延びる直線状
形態をもって形成されている。
【0045】さらに、第一の溝金具86における第二の
窓部92には、それを閉塞する第一の可撓性ゴム膜11
6が、充填ゴム94により、一体的に形成されている。
また、第二の溝金具88における第四の窓部104に
は、それを閉塞する第二の可撓性ゴム膜118が、充填
ゴム108により、一体的に形成されている。即ち、こ
れら第一の可撓性ゴム膜116および第二の可撓性ゴム
膜118は、第二の窓部92、第四の窓部104に対し
て加硫接着されることにより、それら第二の窓部92お
よび第四の窓部104を流体密に閉塞しており、且つ比
較的薄肉とされて、弾性変形が容易に許容され得るよう
になっている。また、そこにおいて、第二の可撓性ゴム
膜118は、第一の可撓性ゴム膜116よりも面積が小
さくされていることにより、該第一の可撓性ゴム膜11
6よりも変形抵抗(ばね剛性)が大きく設定されてい
る。
【0046】そして、かくの如き第一の溝金具86と第
二の溝金具88とは、互いに周方向両端部で突き合わさ
れて円環状乃至は円筒状に組み合わされて、第一及び第
二の窓部90,92が受圧室58側に位置し、第三,第
四,第五の窓部102,104,106が平衡室60側
に位置するように組み付けられていると共に、そのよう
な組付状態下、第一の凹溝96が第四の凹溝110に対
して、第二の凹溝98が第五の凹溝112に対して、ま
た第三の凹溝100が第六の凹溝114に対して、それ
ぞれ接続されている。
【0047】それによって、第一の凹溝96と第四の凹
溝110とにより、受圧室58と平衡室60との間での
流体の流動を許容する第一のオリフィス通路120が形
成されている。また、第二の凹溝98と第五の凹溝11
2とにより、該第一のオリフィス通路120よりも断面
積/長さの比が大きく、第四の窓部104を閉塞する第
二の可撓性ゴム膜118の弾性変形に基づいて受圧室5
8と平衡室60との間での流体の流動を許容する第二の
オリフィス通路122が形成されている。更にまた、第
三の凹溝100と第六の凹溝114とにより、該第二の
オリフィス通路122よりも断面積/長さの比が大き
く、第二の窓部92を閉塞する第一の可撓性ゴム膜11
6の弾性変形に基づいて受圧室58と平衡室60との間
での流体の流動を許容する第三のオリフィス通路124
が形成されている。
【0048】なお、特に本実施例においては、かかる第
一のオリフィス通路120が、その内部を流動せしめら
れる流体の共振作用に基づいて、シェイクやバウンス等
に相当する10〜15Hz程度の低周波数域の振動入力時
に高減衰効果が発揮され得るように、チューニングされ
ている一方、第二のオリフィス通路122が、その内部
を流動せしめられる流体の共振作用に基づいて、アイド
リング振動に相当する20〜30Hz程度の中周波数域の
振動入力時に低動ばね効果が発揮され得るようにチュー
ニングされており、更に第三のオリフィス通路124
が、その内部を流動せしめられる流体の共振作用に基づ
いて、低速こもり音等に相当する100〜150Hz程度
の高周波数域の振動入力時に低動ばね効果が発揮され得
るように、チューニングされている。
【0049】従って、上述の如き構造とされたエンジン
マウント14においては、シェイクやバウンス等の低周
波大振幅振動の入力時には、第三のオリフィス通路12
4および第二のオリフィス通路122を通じての流体の
流動が第一及び第二の可撓性ゴム膜116,118の変
形抵抗によって制限されて、第一のオリフィス通路12
0を通じての流体の流動が有効に生ぜしめられることか
ら、かかる第一のオリフィス通路120を通じて流動せ
しめられる流体の共振作用に基づいて、高減衰効果が発
揮され得るのである。
【0050】また、この第一のオリフィス通路120が
実質的に閉塞状態となるアイドリング振動等の中周波中
振幅振動の入力時には、第三のオリフィス通路124を
通じての流体の流動が第一の可撓性ゴム膜116の変形
抵抗によって制限されて、第二のオリフィス通路122
を通じての流体の流動が有効に生ぜしめられることか
ら、かかる第二のオリフィス通路120を通じて流動せ
しめられる流体の共振作用乃至は液圧吸収作用に基づい
て、低動ばね効果が発揮され得るのである。
【0051】更にまた、低速こもり音等の高周波小振幅
振動の入力時には、第一及び第二のオリフィス通路12
0,122が何れも実質的に閉塞状態となり、第三のオ
リフィス通路124を通じての流体の流動が有効に生ぜ
しめられることから、かかる第三のオリフィス通路12
4を通じて流動せしめられる流体の共振作用乃至は液圧
吸収作用に基づいて、低動ばね効果が発揮され得るので
ある。
【0052】そして、それ故、上述の如き構造とされた
本実施例のエンジンマウント80によれば、第一,第二
及び第三のオリフィス通路120,122,124の協
働作用に基づいて、流体の共振作用に基づく防振効果
を、より一層広い周波数域に亘って、有利に得ることが
できるのである。
【0053】また、それら第一、第二及び第三のオリフ
ィス通路120,122,124は、何れも、溝金具8
6,88に充填された充填ゴム94,108にて形成さ
れていることから、オリフィス長さや断面積等の設計変
形が容易であり、しかも、第二及び第三のオリフィス通
路122,124を通じて流動せしめられる流体の流動
量を制限する第一及び第二の可撓性ゴム膜116,11
8も、かかる充填ゴム94,108によって一体的に形
成されていることから、その製作が容易で、部品点数も
最小限に抑えられる等といった、前記第一の実施例と同
様な効果が、何れも、有効に奏され得るのである。
【0054】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、これらは文字通りの例示であって、本発明は、か
かる具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0055】例えば、溝金具内に充填されるゴムによっ
て形成されるオリフィス通路の長さや断面積等の具体的
形態は、マウント装置に要求される防振特性等に応じ
て、適宜チューニング変更されるものであり、前記実施
例のものに限定されるものでは決してない。
【0056】また、前記実施例では、受圧室58内に対
して、狭窄流路66を形成する傘部材32が配設されて
いたが、そのような傘部材は、本発明に必須のものでは
ない。
【0057】更にまた、前記実施例では、第一の流体室
が振動入力時に内圧変動が惹起される受圧室として構成
される一方、第二の流体室が容積変化が容易に許容され
る平衡室として構成されてなる構造とされていたが、そ
れら両流体室を、振動入力時に相対的な内圧変動が惹起
される受圧室として形成することも可能である。
【0058】さらに、第二のオリフィス通路を通じて流
動せしめられる流体量を制限する可撓性ゴム膜として、
内部に帆布等が配されたものを用いることも可能であ
り、それによって、その変形量が有利に規制され得るこ
ととなる。
【0059】加えて、前記実施例では、本発明を自動車
用エンジンマウントに対して適用したものの具体例を示
したが、本発明は、その他、自動車用デフマウントやサ
スペンションブッシュ、或いは自動車以外の各種装置に
おける筒型マウント装置に対して、何れも適用可能であ
ることは、勿論である。
【0060】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
【0061】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた流体封入式筒型マウント装置におい
ては、互いに異なる周波数域にチューニングされた第一
のオリフィス通路と第二のオリフィス通路が、溝金具に
充填された充填ゴムにて形成されると共に、かかる充填
ゴムによって、第二のオリフィス通路を通じて流動せし
められる流体量を制限する可撓性ゴム膜も一体的に形成
されることから、オリフィス形成部材の製作が容易で、
しかも部品点数が最小限に抑えられることとなり、マウ
ント組立作業性が飛躍的に向上され得るのである。
【0062】また、かくの如き本発明に従う構造とされ
た流体封入式筒型マウント装置においては、オリフィス
通路のチューニングを変更する場合にも、溝金具を変更
することなく、充填ゴムにて形成される凹溝の形状のみ
を変更することによって対処することが可能であること
から、設計変形が容易であるという利点をも有している
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例としてのエンジンマウン
トを示す横断面図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1における III−III 断面図である。
【図4】図1に示されているエンジンマウントを構成す
る溝金具を示す平面図である。
【図5】図1に示されたエンジンマウントの改良された
一具体例を示す横断面図である。
【図6】図1に示されたエンジンマウントの改良された
別の具体例を示す横断面図である。
【図7】図6における VII−VII 断面図である。
【図8】本発明の第二の実施例としてのエンジンマウン
トを示す横断面図であって、図10及び図11における
VIII−VIII断面に相当する切断部位を示すものである。
【図9】図8に示されているエンジンマウントの別の部
位における横断面図であって、図10及び図11におけ
るIX−IX断面に相当する切断部位を示すものである。
【図10】図8に示されているエンジンマウントを構成
する第一の溝金具を示す平面図である。
【図11】図9に示されているエンジンマウントを構成
する第二の溝金具を示す底面図である。
【符号の説明】
10,70,76,80 エンジンマウント 12 内筒金具 13 外筒金具 18 中間筒金具 20 本体ゴム 26 第一のポケット部 28 第二のポケット部 44 溝金具 46 凹部 48 第一の窓部 50 第二の窓部 52 充填ゴム 53 第一の凹溝 54 第二の凹溝 56 可撓性ゴム膜 58 受圧室 60 平衡室 62 第一のオリフィス通路 64 第二のオリフィス通路 82,84 凹部 86 第一の溝金具 88 第二の溝金具 90 第一の窓部 92 第二の窓部 94,108 充填ゴム 96 第一の凹溝 98 第二の凹溝 100 第三の凹溝 102 第三の窓部 104 第四の窓部 106 第五の窓部 110 第四の凹溝 112 第五の凹溝 114 第六の凹溝 116 第一の可撓性ゴム膜 118 第二の可撓性ゴム膜 120 第一のオリフィス通路 122 第二のオリフィス通路 124 第三のオリフィス通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに径方向に所定距離を隔てて同心的
    に若しくは偏心して配された内筒金具および外筒金具
    と、 該内筒金具と該外筒金具との間に介装されてそれらを連
    結する、第一のポケット部および第二のポケット部が、
    前記内筒金具を挟んだ径方向両側において、それぞれ外
    周面に開口して形成された本体ゴムと、 該本体ゴムに設けられた第一のポケット部に非圧縮性流
    体が封入されて、前記内筒金具と前記外筒金具との間に
    形成された第一の流体室と、 前記本体ゴムに設けられた第二のポケット部に非圧縮性
    流体が封入されて、前記内筒金具と前記外筒金具との間
    に形成された第二の流体室と、 外周面に開口して周方向に延びる凹部を備えた円弧形状
    を呈すると共に、該凹部の底部に第一の窓部と第二の窓
    部とを有し、前記第一のポケット部および前記第二のポ
    ケット部における少なくとも何れか一方の開口部を周方
    向に跨いで配された溝金具と、 該溝金具の凹部に充填されることにより、該凹部内にお
    いて、前記第一の窓部の開口部から周方向に延びる第一
    の凹溝と、前記第二の窓部の開口部から周方向に延びる
    第二の凹溝とを、それぞれ形成する充填ゴムと、 前記溝金具に設けられた第二の窓部の開口部に設けられ
    て、該第二の窓部を閉塞する、前記充填ゴムによって一
    体的に形成された可撓性ゴム膜と、 前記充填ゴムにより前記凹部内に設けられた前記第一の
    凹溝によって形成された、前記第一の流体室と前記第二
    の流体室とを相互に連通し、それら両流体室間での流体
    の流動を許容する第一のオリフィス通路と、 前記充填ゴムにより前記凹部内に設けられた前記第二の
    凹溝によって形成された、該第一のオリフィス通路より
    も大きな断面積/長さの比をもって、前記第一の流体室
    と前記第二の流体室との間に跨がって延び、前記可撓性
    ゴム膜の変形に基づいて、それら両流体室間での流体の
    実質的な流動を許容する第二のオリフィス通路とを、有
    することを特徴とする流体封入式筒型マウント装置。
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