JPH0512970Y2 - - Google Patents

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JPH0512970Y2
JPH0512970Y2 JP8796788U JP8796788U JPH0512970Y2 JP H0512970 Y2 JPH0512970 Y2 JP H0512970Y2 JP 8796788 U JP8796788 U JP 8796788U JP 8796788 U JP8796788 U JP 8796788U JP H0512970 Y2 JPH0512970 Y2 JP H0512970Y2
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case
solenoid
coil
plunger
nut
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば弁の開閉等に用いられるソ
レノイドの構造に関し、特にソレノイドの吸引力
を調整する機構に関する。
(従来の技術) 第4図に従来のソレノイドの構造を示す。この
ソレノイドは油圧制御に用いられる制御弁を駆動
する油圧制御用線形ソレノイドである。ボデイ中
央にプランジヤ1が存在し、このプランジヤ1に
設けたロツド2の先端には例えば図示しない弁体
が取付けられており、プランジヤ1が軸方向に移
動することにより弁の開閉をおこなう。またロツ
ド2には図示しないばね等が設けられ、軸方向の
1方向に付勢力を与える。後述するコイル3が励
磁されると前記方向と反対方向にプランジヤ1が
移動する。そして、このような軸方向の移動によ
りロツド2の先端に設けられた弁体は弁座に押圧
されたり弁座から引き離されたりして、弁の開閉
をおこなう。
このプランジヤ1はボデイ4に収納されてい
る。ボデイ4は本体部5と、サイドリング6とか
ら成る。本体部5にはロツド2が貫通する孔7及
び、プランジヤ1の動きを一定範囲内に規制する
ストツパ8が設けられている。サイドリング6に
取り付いているプラグ14にも同様のストツパ9
が設けられる。ボデイ4の周囲には、前記プラン
ジヤと同軸にコイル3が巻回されている。このコ
イル3はボビン部10により前記本体部5及びサ
イドリング6と一体的に固定されている。このコ
イル3の外周はケース11により覆われている。
このケース11と前記本体部5及びサイドリング
6は接触している。すなわち、ケース11は図中
上部に孔12を有し、この12に前記サイドリン
グ6を通し、コイル3の外周を覆うように嵌め込
まれ、下端が本体部5に接触するようになつてい
る。この嵌め込みがなされた後にナツト13がサ
イドリング6の端部に螺合され、ケース11を押
圧して、ケース11とボデイ4及びコイル3を機
械的に一体化している。
以上のように構成されたソレノイドにおいて、
コイル3に電流が流れ励磁されると、円筒状に巻
回されたコイル3の内部と外部を通る閉じた形の
磁力線が発生する。この磁力線は、プランジヤ1
−サイドリング6−ケース11−本体部5−プラ
ンジヤ1を通る磁気回路を構成し、その磁気吸引
力によつてプランジヤ1を作動させる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、従来の上記したソレノイドにおいて
は、ソレノイドの構成部品の組付け精度のばらつ
きにより、発生した吸引力にもばらつきを生じ正
確な油圧制御が困難となる問題があつた(第5図
参照)。
この考案は以上の問題点に鑑みて成されたもの
で、吸引力の調整を容易におこなうことのできる
ソレノイドを得ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案は、プランジヤと、プランジヤを軸方
向に移動自在に収納するボデイと、ボデイの周囲
に前記プランジヤと同軸に巻回されるコイルと、
コイルの外周を覆い前記ボデイに接触するケース
とから成るソレノイドにおいて、前記ケースをボ
デイに対して前記軸方向の一方向に付勢する弾性
体と、ボデイとケースの前記接触量を調整するナ
ツトを有するソレノイドによつて構成されてい
る。
(作用) ナツトを弾性体の付勢力に抗して締めるか又は
緩めるかすることによつて、ボデイに対するケー
スの接触量を調整することができる。接触量を大
きくすれば磁束の通過量を大きくとれ、したがつ
て吸引力を大きくできる。逆に接触量を小さくす
れば磁束を制限することができ吸引力を小さくで
きる。
(実施例) 第1図乃至第3図において本考案の一実施例を
説明する。尚従来例を示す第4図と同一の部分に
ついては同一の番号を付して重複説明を省略す
る。ケース11はコイル3の外周面に対し摺動可
能となつている。またコイル3の上面と、ケース
11の内側上面との間には弾性体であるスプリン
グワツシヤ21が存在し、ケース11を上方に付
勢するようになつている。またサイドリング6に
螺合されるナツトは、位置調整用のナツト22と
固定用のナツト23の2つが設けられている。こ
の2つのナツト22,23はダブルナツトになつ
ている。ダブルナツトとすることによりスプリン
グワツシヤ21の付勢力により移動しようとする
ケース11を確実に止めることができる。したが
つてケース11はスプリングワツシヤ21及びダ
ブルナツト22,23の働きにより任意の位置に
固定され得る。
以上の構成によりソレノイドの吸引力を調整す
る場合には、まず調整用のナツト22によりケー
ス11の上下方向(軸方向)の任意の位置に位置
合わせし、固定用ナツト23により固定させる。
この調整により、第2図に示すようにケース11
の下端と本体部5の接触面積が調整される。この
調整により磁束φは φ=F・P 但しφ:磁束〔Wb〕、F:起磁力〔A〕、 P:パーミアンス〔A/Wb〕 となる。ここでパーミアンスPは P=μS/ 但しμ:透磁率、S:磁路の断面積、 :磁路の長さ となる。したがつて前記接触面積を大きくするこ
とはSを大きくすることになり、したがつてパー
ミアンスPを大きくすることになつて結局磁束φ
を大きくし、吸引力を大きくできる。逆に接触面
積を小さくすれば吸引力を小さくすることができ
る。このようにケース11とボデイ本体部5との
接触部におけるパーミアンスPを変えることによ
り全体の吸引力も微小調整することが可能とな
る。
したがつて第3図に示すように吸引力が目標吸
引力に達しないときにはナツトを締めることによ
り接触面積を大きくして吸引力を大きくし、目標
吸引力を上回るときにはナツトを緩め接触面積を
小さくして吸引力を小さくすることができる。
〔他の実施例〕
以上の実施例においては、スプリングワツシヤ
21をコイル3の上面とケース11の内側上面と
の間に設けたが、他の実施例においてはコイル3
の下端と本体部5との間に設けることも可能であ
る。
(考案の効果) 以上のように本考案のソレノイドによれば、ケ
ースとボデイの接触量を調節することによつてソ
レノイドの吸引力を微調整できる。このため、コ
イルを流れる電流の任意の電流値におけるソレノ
イドの吸引力の微調整が可能となる。したがつ
て、このソレノイドを油圧制御弁に使用すること
により精密な油圧制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のソレノイドに係る一実施例
を示す縦断面図、第2図は第1図のA部拡大図、
第3図は電流値と吸引力の関係を表わす図、第4
図は従来のソレノイドを表わす縦断面図、第5図
は従来例の電流値と吸引力の関係を示す図であ
る。 符号の説明、1……プランジヤ、3……コイ
ル、4……ボデイ、5……本体部、6……サイド
リング、11……ケース、21……スプリングワ
ツシヤ(弾性体)、22……調整用ナツト、23
……固定用ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 プランジヤと、プランジヤを軸方向に移動自在
    に収納するボデイと、ボデイの周囲に前記プラン
    ジヤと同軸に巻回されるコイルと、コイルの外周
    を覆い前記ボデイに接触するケースとから成るソ
    レノイドにおいて、 前記ケースをボデイに対して前記軸方向の一方
    向に付勢する弾性体と、ボデイとケースの前記接
    触量を調整するナツトを有するソレノイド。
JP8796788U 1988-07-04 1988-07-04 Expired - Lifetime JPH0512970Y2 (ja)

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JP3904663B2 (ja) * 1997-04-22 2007-04-11 カネテック株式会社 磁気吸着保持装置
JP4414269B2 (ja) * 2004-04-23 2010-02-10 シーケーディ株式会社 電磁比例弁の流量特性調整機構及びそれを用いた流量特性調整方法

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