JPH05117349A - 酸素透過性を改良した硬質コンタクトレンズ - Google Patents

酸素透過性を改良した硬質コンタクトレンズ

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JPH05117349A
JPH05117349A JP4018343A JP1834392A JPH05117349A JP H05117349 A JPH05117349 A JP H05117349A JP 4018343 A JP4018343 A JP 4018343A JP 1834392 A JP1834392 A JP 1834392A JP H05117349 A JPH05117349 A JP H05117349A
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ミユーラー フアン デー ヘーゲン ハロー
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    • G02B1/041Lenses
    • G02B1/043Contact lenses

Abstract

(57)【要約】 【構成】 高重合性ビニル基を保有し、1000〜80
00のMn を有するポリ(ジメチルシロキサン)マクロ
マーの1〜15重量%、オリゴシロキサニルアルキル
(メタ)アクリラートの10〜50%、フッ素原子置換
アルキル(メタ)アクリラートの10〜50%、ホモポ
リマーが少なくとも85のショアD硬さを有する共重合
性モノマーの0ないし30%、分子量100〜1000
のジ−又はポリビニル架橋モノマーの1〜25%、及び
水溶性共重合性モノマーの0ないし15%からの共重合
生成物よりなる硬質で靭性の高い酸素透過性ポリマー。 【効果】 この新規ポリマーは、70〜85のショアー
D硬さ、40〜90バリアの酸素透過性を示し、コンタ
クトレンズとしての優れた物性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】硬質コンタクトレンズは、それ自
体だけが乱視のような比較的重度の視覚障害を矯正する
のに必要な精度で製造することができるので、コンタク
ト市場の重要な部門である。
【0002】
【従来の技術】元来、硬質レンズはポリ(メチルアクリ
ラート)から作られ、酸素の透過はなかった;硬質の気
体透過性コンタクトレンズ(RGP)は、1970年代
前半に初めて開発され、長期の装着と優れた快適性の可
能性を提供したもので、米国特許第3,808,178
号明細書に開示されている;これは10ないし25バリ
アの酸素透過性を有するオリゴシロキサニル−アルキル
メタクリラート類の共重合体である;続いて、RGPポ
リマーは、例えば米国特許第4,486,577;4,
605,712;4,734,475号の各明細書に記
載されており、オリゴシロキサン−モノ−メタクリラー
ト類のみならず重合体のジメチルシロキサン−ジ−及び
ポリ−メタクリラート類に基づくものであり、大きな靭
性と35バリアまでの酸素透過性DKを特徴とする。
【0003】これらのDKレベルは、角膜への酸素流動
を確保するに十分な高さであり、酸素の欠乏による発病
と苦痛を軽減するものではあるが、真に長期間の装着な
いし夜通しの装着のためには、角膜の腫張を最小にする
ために更に高度の透過性が要求される。比較的最近にな
って、ケイ素を含有する組成物の他に、フッ素化したモ
ノマーをポリマーに組み入れることで高い透過性が達成
された;このような組成物は日本特許第82−1308
36号明細書に記載されており、トリフルオロエチルメ
タクリラートをオリゴシロキサニル−アルキルメタクリ
ラート型のRGP処方に添加するものであり、米国特許
第4,486,577号明細書には、ヘキサフルオロイ
ソプロピルメタクリラートをポリ(ジメチルシロキサ
ン)マクロマー型のRGP処方に組み入れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような複合ポリマ
ーで、60までのO2 DK値が達成されてきている。し
かしながら、ケイ素及びフッ素を含有するモノマーの割
合を増加することは、その他の物理的な性質、例えば有
効なレベルにおける硬さ、寸法安定性及び靭性を維持す
る要求と相反する。例えばオリゴシロキサニル−モノマ
ー系を用い、フッ素化したモノマーの量が30%を超過
する場合、次第に脆性ポリマーが得られ、その高い酸素
透過性にも拘らずコンタクトレンズとしての機械加工又
は操作で必ず破壊が起こる。一方、ポリシロキシマクロ
マー系を用い、フッ素化モノマー又はシロキサン−マク
ロマーの何れかを、あるパーセント以上に増加させる場
合、相分離が起こり許容できない曇りを生じ、ポリマー
の硬さは、ポリマー及びレンズの機械加工及び研磨がで
きなくなり寸法安定性が犠牲にされるレベルにまで低下
する。
【0005】フッ素及びケイ素を含むRGP処方に、ポ
リ(ジメチルシロキサン)マクロマーを1ないし15%
を組み入れる場合、生成したポリマーは、他の方法で達
成されたものを遥かに凌駕する靭性、硬さ及び酸素透過
性の組合せを有することを、今回計らずも発見した。
【0006】同様なポリマーは、米国特許第4,48
6,577;4,605,712;4,734,405
及び4,923,906号各明細書に記載されている
が、何れの場合にもこれらのポリマーは、ポリ(シロキ
サン)マクロマーを少なくとも15重量%、一般的には
25%以上を含むものであり、これらのポリマーの諸性
質の組合せは本発明のポリマーのそれよりも劣ってい
る。オリゴシロキサンメタクリラート、フッ素化メタク
リラート及びポリ(シロキサン)マクロマーの諸単位を
結合した、本発明のポリマーのような高い酸素透過性及
び硬さを有する硬質コンタクトレンズ素材の記載はな
い。
【0007】
【発明を解決するための手段】本発明の硬質かつ靭性
で、高度に酸素透過性のあるポリマーは: (A)数平均分子量Mn が約1000ないし8000の
直鎖又は分岐状ポリ(ジメチルシロキサン)マクロマー
であり、Si−C結合によってポリ(シロキサン)鎖に
結合している少なくとも2個の末端又は懸垂重合性オレ
フィン基を有する該マクロマーの1ないし15重量%、
(B)ケイ素原子数2ないし10のオリゴシロキサニル
−アルキルアクリラート又はメタクリラートの10ない
し50重量%、(C)アルキル基に3ないし21のフッ
素原子を含む、フッ素置換アルキルアクリラート又はメ
タクリラートの10ないし50重量%、(D)ホモポリ
マーが少なくとも85のショアD硬さを有する共重合性
ビニルモノマーの0ないし30重量%、(E)分子量1
00ないし1000のジ−又はポリビニル架橋モノマー
の1ないし25重量%、及び(F)水溶性で共重合可能
なビニルモノマーの0ないし15%、からの共重合体生
成物である。
【0008】欧州公開特許第A−455587号明細書
の実施例15、16及び17に開示されている以下の三
種のポリマーを、本発明のポリマーより除外する: (A)ポリ(ジメチルシロキサン)ジ(アルキレン−オ
ール)と、イソホロンジイソシアナート2当量、その後
ヒドロキシエチルメタクリラート2当量との反応生成物
の10重量%、(B)トリス(トリメチルシロキシ)シ
リルプロピルメタクリラートの40重量%、(C)トリ
フルオロエチルメタクリラートの29重量%、(D)
3,3,5−トリメチルシクロヘキシルメタクリラート
の3重量%、(E)3,5−ビス(3−メタクロイルオ
キシプロピル)−3,5−ビス(トリメチルシロキシ)
−1,1,1,7,7,7−ヘキサメチルテトラシロキ
サンの9重量%、及び(F)メタクリル酸の9重量%、
からの共重合生成物であるポリマー;並びに(A)ポリ
(ジメチルシロキサン)ジ(アルキレン−オール)と、
イソホロンジイソシアナート2当量、その後ヒドロキシ
エチルメタクリラート2当量との反応生成物の10重量
%、(B)トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピ
ルメタクリラートの35重量%、(C)トリフルオロエ
チルメタクリラートの35重量%、(D)3,3,5−
トリメチルシクロヘキシルメタクリラートの5重量%、
(E)3,5−ビス(3−メタクロイルオキシプロピ
ル)−3,5−ビス(トリメチルシロキシ)−1,1,
1,7,7,7−ヘキサメチルテトラシロキサンの5重
量%、及び(F)メタクリル酸の10重量%、からの共
重合生成物であるポリマー;並びに(A)ポリ(ジメチ
ルシロキサン)ジ(アルキレン−オール)と、イソホロ
ンジイソシアナート2当量、その後ヒドロキシエチルメ
タクリラート2当量との反応生成物の5重量%、(B)
トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリ
ラートの30重量%、(C)ヘキサフルオロイソプロピ
ルメタクリラートの39重量%、(D)3,3,5−ト
リメチルシクロヘキシルメタクリラートの3重量%、
(E)3,5−ビス(3−メタクロイルオキシプロピ
ル)−3,5−ビス(トリメチルシロキシ)−1,1,
1,7,7,7−ヘキサメチルテトラシロキサンの14
重量%、及び(F)メタクリル酸の9重量%、からの共
重合生成物であるポリマー。
【0009】共重合を行なう組成物において、(A)の
好ましい量は3ないし15重量%;(B)の好ましい量
は25ないし45重量%;(C)の好ましい量は20な
いし45重量%;(D)の好ましい量は20ないし45
重量%;(E)の好ましい量は1ないし20重量%;及
び(F)の好ましい量は3ないし15重量%である。好
適なポリマーは、(A)3ないし15重量%、(B)2
5ないし45重量%、(C)20ないし45重量%、
(D)0ないし15重量%、(E)1ないし20重量
%、及び(F)3ないし15重量%からの共重合生成物
である。
【0010】好適には、(A)は式(A−1)ないし
(A−6)のポリ(ジメチルシロキサン)−ポリオー
ル、ポリチオール、ポリアミン、ポリ酸又はポリオキシ
ランと、アクリラート類、メタクリラート類、アクリル
アミド類、メタクリルアミド類、マレアート類、イタコ
ナート類、ビニルエーテル類、スチレン又はアリルを含
む化合物よりなる群から誘導されたビニル不飽和の反応
性モノマーとの反応生成物であり、(A−1)は式:
【0011】
【化7】
【0012】[式中、Xは酸素、硫黄、−NH−又は
(炭素原子がR1 と結合する)−COO−;R1 は炭素
数2ないし7の直鎖又は分岐状アルキレン基;x1 は1
0ないし100の整数;yは0ないし4である]のポリ
(ジメチルシロキサン)−ポリオール、ポリチオール、
ポリアミン又はポリ酸; (A−2)は式:
【0013】
【化8】
【0014】(式中、x1 は前記と同義である)のポリ
(ジメチルシロキサン)テトロール;(A−3)は式:
【0015】
【化9】
【0016】(式中、x1 は前記と同義であり、y1
1ないし5である)のポリ(ジメチルシロキサン)ポリ
アミン; (A−4)は式:
【0017】
【化10】
【0018】(式中、y2 は2ないし6、X及びR1
前記と同義である)のポリ(ジメチルシロキサン)−ポ
リオール、ポリチオール、ポリアミン又はポリ酸(Xは
好適には酸素である); (A−5)及び(A−6)は式:
【0019】
【化11】 及び
【化12】
【0020】(式中、R1 、x1 、y及びy2 は前記と
同義であり、zは0又は1である)のポリ(ジメチルシ
ロキサン)ポリオキシランである。
【0021】好適なポリマーは、(A)3ないし15重
量%、(B)25ないし45重量%、(C)20ないし
45重量%、(D)0ないし15重量%、(E)1ない
し20重量%、及び(F)3ないし15重量%の共重合
生成物であり、ここで、(A)は上記の式(A−1)か
ら(A−6)までのポリ(ジメチルシロキサン)−ポリ
オール、ポリチオール、ポリアミン、ポリ酸又はポリオ
キシランと、アクリラート類、メタクリラート類、アク
リルアミド類、メタクリルアミド類、マレアート類、イ
タコナート類、ビニルエーテル類、スチレン又はアリル
を含む化合物よりなる群から誘導されたビニル不飽和の
反応性モノマーとの反応生成物である。
【0022】式(A−1)、(A−2)、(A−3)、
(A−4)、(A−5)及び(A−6)のポリ(ジメチ
ルシロキサン)マクロマーにおいて、添字x1 のサブユ
ニット及び添字y、y1 又はy2 のサブユニットはマク
ロマー中に、無作為に分布し、式が示すように二つのブ
ロックとして必ずしも存在するものではない。
【0023】ビニル不飽和の反応性モノマーという用語
は、本発明の関連において、選ばれたポリ(シロキサ
ン)の反応基と反応することができる反応基を含む上記
の群のビニルモノマーを意味し、ヒドロキシ、アミノ、
カルボキシ、オキシラン、チオール、酸無水物又はイソ
シアナート基であり得る。
【0024】(A)は、数平均分子量Mn が約1000
ないし5000、式(A−1)、(A−2)、(A−
3)、(A−4)、(A−5)又は(A−6)のポリ
(ジメチルシロキサン)と、アクリラート類、メタクリ
ラート類、スチレン又はアリルを含む化合物よりなる群
から誘導されたビニル不飽和の反応性モノマーとの反応
によって得られる末端又は懸垂重合性オレフィン基を有
する直鎖又は分岐状ポリ(ジメチルシロキサン)マクロ
マー、(B)は、トリス(トリメチルシロキシ)シリル
プロピルメタクリラート、(C)は、ヘキサフルオロイ
ソプロピルメタクリラート又はトリフルオロエチルメタ
クリラート、(D)は、メチルメタクリラート、シクロ
ヘキシルメタクリラート、トリメチルシクロヘキシルメ
タクリラート又はイソボルニルメタクリラート、(E)
は、分子量が100ないし1000のジ- 若しくはトリ
アクリラート若しくはメタクリラート、ジビニルベンゼ
ン、3,5−ビス(3−メタクロイルオキシプロピル)
−3,5−ビス(トリメチルシロキシ)−1,1,1,
7,7,7−ヘキサメチルテトラシロキサン、1,3−
ビス(3−メタクロイルオキシプロピル)−1,1,
3,3−テトラメチルジシロキサン、又はヒドロキシ若
しくはアミノ官能性ビニル化合物と、ジシアナート若し
くはシアナート置換ビニル化合物との当量の反応生成
物、及び(F)は、アクリル若しくはメタクリル酸、
N,N−ジメチルアクリルアミド、2−ヒドロキシエチ
ルアクリラート若しくはメタクリラート、マレイン酸若
しくはイタコン酸の無水物、又はN−ビニルピロリド
ン、であるポリマーがさらに好適である。
【0025】(A)は、式(A−1)、(A−2)、
(A−3)又は(A−4)のポリ(ジメチルシロキサ
ン)- ポリオール又はポリアミンと、アクリラート類、
メタクリラート類、スチレン又はアリルを含む化合物よ
りなる群から誘導されたオキシラン若しくはイソシアナ
ト置換ビニルモノマーとの反応生成物であるポリマー;
(A)は、式(A−5)又は(A−6)のポリ(ジメチ
ルシロキサン)- ポリオキシランと、アクリラート類、
メタクリラート類、スチレン又はアリルを含む化合物よ
りなる群から誘導されたカルボキシ、アミノ、メルカプ
ト若しくはヒドロキシ置換ビニルモノマーとの反応生成
物であるポリマー;(A)は、式(A−1)又は(A−
4)のポリ(ジメチルシロキサン)- ポリチオールと、
グリシジルメタクリラート又はイソシアナート置換ビニ
ルモノマーとの反応生成物であるポリマー;及び(A)
は、式(A−1)又は(A−4)のポリ(ジメチルシロ
キサン)- ポリ酸と、グリシジルメタクリラート又はヒ
ドロキシ若しくはアミノ置換ビニルモノマーとの反応生
成物であるポリマーも好適である。
【0026】(A)は、式(A−1)、(A−2)又は
(A−4)のポリ(ジメチルシロキサン)- ポリオール
と、イソシアナト置換ビニルモノマー、又はヒドロキシ
若しくはアミノ官能性ビニル化合物と脂肪族若しくは脂
環式ジイソシアナートとの等モル量の反応生成物との反
応生成物であり、(E)は、分子量100ないし100
0のジ- 若しくはトリアクリラート若しくはメタクリラ
ート、ジビニルベンゼン、又はヒドロキシ若しくはアミ
ノ官能性ビニル化合物と、脂肪族若しくは脂環式ジイソ
シアナート若しくはイソシアナト置換ビニル化合物との
当量の反応生成物であるポリマー類は、最も好適であ
る。
【0027】(A)は、式(A−1)、(A−2)又は
(A−4)のポリ(ジメチルシロキサン)−ポリオール
又はポリアミンの反応生成物であり、イソシアナト置換
ビニルモノマーは、2−イソシアナトエチルメタクラー
ト、m−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイ
ソシアナート、又は2−ヒドロキシエチルメタクリラー
ト、N−t−ブチル−2−アミノエチルメタクリラート
若しくはアリルアルコールと、イソホロンジイソシアナ
ート若しくは3,3,4(4,4,3)トリメチルヘキ
サン−1,6−ジイソシアナートとの等モル量の反応生
成物であり、(E)は、分子量100ないし1000の
ジ−若しくはトリアクリラート若しくはメタクリラー
ト、ジビニルベンゼン、又は2−ヒドロキシエチルメタ
クリラート、N−t−ブチル−2−アミノエチルメタク
リラート若しくはアリルアルコールと、イソホロンジイ
ソシアナート若しくは3,3,4(4,4,3)トリメ
チルヘキサン−1,6−ジイソシアナートとの、若しく
は2−イソシアナトエチルメタクラート若しくはm−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアナー
トとの等モル量の反応生成物であるポリマー類も、最も
好適である。
【0028】(A)は、式(A−1)(式中、Xは酸素
又は−NH−、yはゼロ、x1 は20ないし50であ
る)のポリ(ジメチルシロキサン)−ジオール又はジア
ミンの反応生成物であり、イソシアナト置換ビニル化合
物は2−イソシアナトエチルメタクラート、m−イソプ
ロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアナート、
又は2−ヒドロキシエチルメタクリラート、N−t−ブ
チル−2−アミノエチルメタクリラート若しくはアリル
アルコールと、イソホロンジイソシアナート若しくは
3,3,4(4,4,3)トリメチルヘキサン−1,6
−ジイソシアナートとの等モル量の反応生成物、(B)
は、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタ
クリラート、(C)は、ヘキサフルオロイソプロピルメ
タクリラート、(D)は、トリメチルシクロヘキシルメ
タクリラート、(E)は、分子量100ないし1000
のジ−若しくはトリアクリラート若しくはメタクリラー
ト、ジビニルベンゼン、又は2−ヒドロキシエチルメタ
クリラート、N−t−ブチル−2−アミノエチルメタク
リラート若しくはアリルアルコールと、イソホロンジイ
ソシアナート若しくは3,3,4(4,4,3)トリメ
チルヘキサン−1,6−ジイソシアナートとの、若しく
は2−イソシアナトエチルメタクラート若しくはm−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアナー
トとの等モル量の反応生成物、及び(F)は、メタクリ
ル酸である、ポリマー類は特に好適である。
【0029】その他の有用なポリマーは、(A)が、式
(A−2)のポリ(ジメチルシロキサン)−テトロール
と、アクリラート類、メタクリラート類、スチレン若し
くはアリルを含む化合物よりなる群から誘導されたイソ
シアナト置換ビニルモノマー、又は好ましいイソシアナ
ト置換ビニルモノマーである2−イソシアナトエチルメ
タクラート若しくはm−イソプロペニル−α,α−ジメ
チルベンジルイソシアナートとの反応生成物であるポリ
マーである。
【0030】(A)は、式(A−1)、(A−3)又は
(A−4)のポリ(ジメチルシロキサン)−ポリアミン
と、アクリラート類、メタクリラート類、スチレン若し
くはアリル基を含む化合物よりなる群から誘導されたイ
ソシアナト置換ビニルモノマー、又は最も好適なイソシ
アナト置換ビニルモノマーである2−イソシアナトエチ
ルメタクリラート若しくはm−イソプロペニル−α,α
−ジメチルベンジルイソシアナートとの反応生成物であ
るポリマーも好ましい。
【0031】(A)は、式(A−4)のポリ(ジメチル
シロキサン)−ポリオールと、アクリラート類、メタク
リラート類、スチレン若しくはアリル基を含む化合物よ
りなる群から誘導されたイソシアナト置換ビニルモノマ
ー、2−イソシアナトエチルメタクラート若しくはm−
イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアナ
ートとの反応生成物、又はヒドロキシ若しくはアミノ官
能性ビニル化合物と、最も好適なイソシアナト置換ビニ
ルモノマーである脂肪族若しくは脂環式ジイソシアナー
トとの等モル量の反応生成物であるポリマーも好まし
い。
【0032】かくて、ポリ(ジメチルシロキサン)マク
ロマー類(A)は、Si−C結合によってポリシロキサ
ン鎖に結合し、ポリシロキサン鎖に結合した多数のアク
リラート、メタクリラート、アクリルアミド、メタクリ
ルアミド、ビニルエーテル、マレイン酸、イタコン酸、
スチリル又はアリル基を含み、ポリ(ジメチルシロキサ
ン)ポリアルカノール類、ポリアミン類、ポリチオール
類、ポリ酸類又はポリエポキシド類と、ビニル不飽和
酸、相当する酸塩化物、マレイン酸若しくはイタコン酸
の無水物、ヒドロキシ、アミノ、メルカプト若しくはカ
ルボキシ置換ビニル化合物、又はアクリラート、メタク
リラート、ビニルエーテル、アリル若しくはスチレンの
基から誘導されたオキシラン若しくはイソシアナト置換
ビニルモノマーとの反応によって得られ、例えば米国特
許第4,136,250;4,189,546;4,2
08,362;4,276,402;4,486,57
7;4,605,712;4,837,289号の各明
細書に記載されている。
【0033】有用なマクロマー類(A)の代表的な例と
しては、上記の式を有するポリ(ジメチルシロキサン)
−アルカノール類及びアミン類と、アクリル酸若しくは
メタクリル酸、相当する酸塩化物、又はビニル置換イソ
シアナートとの反応生成物が挙げられる。ポリ(ジメチ
ルシロキサン)−アルカノール類も、グリシジルメタク
リラート及びマレイン酸若しくはイタコン酸の無水物と
反応して共重合性マクロマーを形成することができる。
上記の式のポリ(ジメチルシロキサン)−酸類と、グリ
シジルメタクリラート、2−ヒドロキシエチルアクリラ
ート若しくはメタクリラートのようなヒドロキシ置換ア
クリラート類若しくはメタクリラート類、ビニルエーテ
ルのようなビニルエーテル類、又はN−t−ブチルアミ
ノエチルメタクリラートのようなアミノ置換ビニルモノ
マーとの反応生成物;上記の式のポリ(ジメチルシロキ
サン)−チオール類と、グリシジルメタクリラート又は
ビニル置換イソシアナートとの反応生成物;及び、式
(A−5)及び(A−6)のポリ(ジメチルシロキサ
ン)−エポキシド類と、アクリル酸若しくはメタクリル
酸、若しくは2−ヒドロキシエチルアクリラート若しく
はメタクリラートのようなヒドロキシ置換アクリラート
類若しくはメタクリラート類、ビニルエーテルのような
ビニルエーテル類との、又はN−t−ブチルアミノエチ
ルメタクリラートのようなアミノ置換ビニルモノマーと
の反応生成物も有用である。
【0034】ケイ素原子数2ないし10のオリゴシロキ
サニル−アルキルアクリラート又はメタクリラートにお
いて、アルキル部分は炭素数8以下であるのが好まし
く、炭素数3以下が更に好ましい。
【0035】オリゴシロキサニル−アルキルアクリラー
ト類及びメタクリラート類(B)の代表的な例として
は、トリス(トリメチルシロキシ)シリル−プロピル
(メタ)アクリラート、トリフェニルジメチル−ジシロ
キサニルメチル(メタ)アクリラート、ペンタメチル−
ジシロキサニル−メチル(メタ)アクリラート、t−ブ
チル−テトラメチル−ジシロキサニルエチル(メタ)ア
クリラート、メチルジ(トリメチルシロキシ)シリル−
プロピル−グリセリル(メタ)アクリラート、ヘプタメ
チル−シクロテトラシロキシメチルメタクリラート;ヘ
プタメチル−シクロテトラシロキシ−プロピルメタクリ
ラート;(トリメチルシリル)−デカメチル−ペンタシ
ロキシ−プロピルメタクリラート;ウンデカメチルペン
タシロキシプロピルメタクリラートが挙げられる。好適
なモノマーは、トリス(トリメチルシロキシ)−シリル
−プロピルメタクリラートである。
【0036】フッ素置換アルキルアクリラート類及びメ
タクリラート類(C)の例としては、ヘキサフルオロイ
ソプロピルアクリラート及びメタクリラート、ペルフル
オロシクロヘキシルアクリラート及びメタクリラート、
並びに式:
【0037】
【化13】
【0038】[式中、Rf は -( CF2)t CF3 ;R3
は水素又はメチル;Xは酸素又は−NR4-(R4 は炭素
数1ないし5のアルキル基);rは1ないし4の整数;
tは0ないし7の整数;Wは直接結合又は式 -NR4-O
C−;−NR4 SO2-( CH2)r-;−NR4 SO2-;−
S-(CH2)r-;−NR4-( CH2)r-NR4 SO2-又は−
NHCO−の基である]のアクリラート又はメタクリラ
ートエステル類又はアミド類が挙げられる。
【0039】代表例は、1,1,2,2−テトラヒドロ
ペルフルオロオクチルアクリラート及びメタクリラー
ト、1,1−ジヒドロペルフルオロブチルアクリラート
及びメタクリラート、並びに1,1,2,2−テトラヒ
ドロペルフルオロブチルメタクルアミド又はアクリルア
ミドである。
【0040】式 HO-(CH2)r-W−Rf(式中、r、
W及びRf は前記と同義である)のアルコール類のフマ
ラート類及びイタコナート類も有用である。その他の有
用なフッ素化モノマーの例としては、C715CON(
25)C24 OH のようなフルオロアルキル置換
アミド−アルコール のアクリラート類及びメタクリラ
ート類;C81724 SO2 N( CH3)C48
H及びC817SO2 N( C25)C24 OH のよ
うなスルホンアミド−アルコール類のアクリラート類及
びメタクリラート類;C37-O( C36 O)2CF(
CF3)−CH2 OH又は( CF3)2 CF−O( CF2
2)2-CH2 CH2 OHのようなペルフルオロエーテル
アルコール類のアクリラート類及びメタクリラート類;
そして、式CF3(CF2)t CH2 CH2 SCH2 CH2
CH2 OH(式中、tは前記と同義である)のフッ素化
チオエーテルアルコール類のアクリラート類及びメタク
リラート類;Rf SO2 N( CH3)CH2 CH2 N( C
3)( CH2)3 NH2 及びRf CH2 SO2 NH( CH
2)2 NH2 のようなスルホンアミドアミン類のアクリラ
ート類及びメタクリラート類;Rf CONH( CH2)2
NH2 (式中、Rf は前記と同義である)のようなアミ
ドアミン類のアクリラート類及びメタクリラート類;並
びに上記のフッ素化アルコール類及びアミン類と、2−
イソシアナトエチルアクリラート類若しくはメタクリラ
ート類、又はm−イソプロペニル−α,α−ジメチルベ
ンジルイソシアナートとの反応で得られるビニルモノマ
ー類が挙げられる。
【0041】ヘキサフルオロイソプロピルメタクリラー
ト及びトリフルオロエチルメタクリラートは好適であ
り、ヘキサフルオロメタクリラートは最も好適である。
【0042】ホモポリマーが少なくとも85のショアD
硬さを有するコモノマー類(D)の代表例としては、メ
チルメタクリラート;シクロヘキシル−、トリメチルシ
クロヘキシル−、イソボルニル−、シクロペンタジエニ
ル−、t−ブチル−、フェニル−、及びベンジルメタク
リラート類とアクリラート類、及びイソプロピルメタク
リラート;スチレン、α−メチルスチレン及びt−ブチ
ルスチレンが挙げられる。好適にはメチル、シクロヘキ
シル、イソボルニル及びトリメチルシクロヘキシルメタ
クリラート類であり、トリメチルシクロヘキシルメタク
リラートは最も好適である。
【0043】本発明の好適な実施態様において、コモノ
マー類(D)の量は0重量%、すなわちコモノマー
(D)は存在しない。別の好適な実施態様において、コ
モノマー(D)が30重量%以下の量で存在する場合、
該コモノマー(D)には、欧州特許第A−455587
号明細書に開示されている嵩張った炭化水素置換基は無
い。従って、上記の好適な実施態様において、欧州特許
第A−455587号明細書に嵩張った置換基を有する
疏水性のビニル組成物(該特許出願のモノマーd)とし
て記載されているコモノマー類は、本特許出願のコモノ
マー類(D)の請求の範囲から除外される。しかしなが
ら、本発明の別な好適な実施態様において、欧州特許第
A−344487号明細書に記載されている嵩張った置
換基を有する疏水性のビニル組成物は、コモノマー
(D)として用いることができる、但しこれらの場合、
マクロマー(A)は、イソホロンジイソシアナート又は
トリレン−2,4−ジイソシアナートと、次いでアクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸又はフマール酸の、ア
ルキルの炭素数2ないし4のヒドロキシアルキルエステ
ル類及びアルキルの炭素数2ないし4のヒドロキシアル
キルビニルエーテル類から選ばれたヒドロキシ化合物と
反応させた、分子量が400ないし8000の式(A−
1)(式中、yはゼロである)のポリシロキサンジオー
ルとは異っている。
【0044】ポリビニル架橋コモノマー類(D)の代表
例としては、1,2−エチレングリコール、1,2−及
び1,3−プロパンジオール、1,3−及び1,4−ブ
タンジオール、1,5−ペンタンジオール及び1,6−
ヘキサンジオールのジアクリラート類及びジメタクリラ
ート類;ジエチレン−、トリエチレン−及び テトラエ
チレングリコール、ネオペンチルグリコール、ジ(2−
ヒドロキシエチル)スルホン及びチオジエチレングリコ
ールのジアクリラート類及びジメタクリラート類;トリ
メチロールプロパントリアクリラート及びトリメタクリ
ラート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリラー
ト、ペンタエリトリトールテトラアクリラート及びテト
ラメタクリラート、ジペンタエリトリトールモノヒドロ
キシペンタアクリラート;ビスフェノール−A−及びエ
トキシ化ビスフェノール−A−ジメタクリラート、トリ
ス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌラートトリアク
リラート;アリルメタクリラート、ジビニルベンゼン及
びブタンジオールジビニルエーテルが挙げられる;さら
に、ビニル不飽和のイソシアナート類の脂肪族、脂環式
及び芳香族ジイソシアナート類と、ヒドロキシ又はアミ
ノ置換アクリラート類及びメタクリラート類との当量の
反応生成物、例えばヘキサメチレン−1,6−ジイソシ
アナート、3,3,4(4,4,3)−トリメチルヘキ
サン−1,6−ジイソシアナート、4,4’−ジイソシ
アナトジフェニルメタン又はイソホロンジイソシアナー
トと、2モルの2−ヒドロキシエチル−若しくはN−t
−ブチル−2−アミノエチルアクリラート若しくはメタ
クリラート、又は3−ヒドロキシプロピルメタクリルア
ミドとの反応生成物、又は1モルの2−イソシアナトエ
チルメタクリラートと、1モルのヒドロキシエチル−又
はN−t−ブチル−2−アミノエチルアクリラート若し
くはメタクリラート、又は3−ヒドロキシプロピルメタ
クリラートとの反応生成物が有用である。シリコーンを
含むジアクリラート類又はジメタクリラート類、例えば
ビス(3−メタクリルオキシプロピル)テトラメチルジ
シロキサン及びビス(3−メタクリルオキシプロピル)
−テトラ(トリメチルシロキシ)ジシロキサン、及びフ
ッ素化化合物、例えば2−(1−チア−2,2,3,3
−テトラヒドロ)トリデカフルオロノニルブタン−1,
4−ジオールジ(メタ)アクリラートも有用である。
【0045】好適な架橋したコモノマー類(E)は、エ
チレングリコールジ(メタ)アクリラート、ネオペンチ
ルグリコールジ(メタ)アクリラート、及び2−ヒドロ
キシエチルアクリラート並びにメタクリラート、又はN
−t−ブチル−3−アミノプロピルメタクリラートと、
イソホロンジイソシアナート若しくは3,3,4(4,
4,3)トリメチルヘキサン−1,6−ジイソシアナー
ト、又は2−イソシアナトエチルメタクリラート若しく
はm−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソ
シアナートとの当量の反応生成物であり;1,3−ジ
(3−メタクロイルオキシプロピル)−1,1,3,3
−テトラメチルジシロキサン及び1,3−ジ(3−メタ
クロイルオキシプロピル)−1,1,3,3−テトラ
(トリメチルシロキシ)ジシロキサンも好適である。2
−ヒドロキシエチルメタクリラート又はN−t−ブチル
−3−アミノプロピルメタクリラートと、イソホロンジ
イソシアナートとの反応生成物は最も好適である。
【0046】水溶性の共重合性コモノマー類(F)の代
表例は、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピ
ル、2,3−ジヒドロキシプロピル、エトキシエチル、
ジエトキシエチル、トリエトキシエチルアクリラート及
びメタクリラート;3−ヒドロキシプロピルメタクリル
アミド;N−ビニルピロリドン、ビニルアセタミド、N
−メチルアクリルアミド及びメタクリルアミド、N,N
−ジメチルアルリルアミド及びメタクリルアミド;N,
N−ジメチル−2−アミノエチルメタクリラート及び
N,N−ジメチル−3−アミノプロピルメタクリルアミ
ド;アクリル酸及びメタクリル酸;スチレンスルホン酸
及び3−メタクリルアミド−1−メチルプロパンスルホ
ン酸及びビニルホスホン酸である。また、本発明の本文
における、有用なコモノマー類(F)は、マレイン酸及
びイタコン酸の無水物、及びグリシジルメタクリラート
であり、その無水物とオキシラン基は重合の後、容易に
水溶性の部分に加水分解され得る。
【0047】好適な水溶性のコモノマー(F)は、メタ
クリル酸、N,N−ジメチルアクリルアミド及び2−ヒ
ドロキシエチルメタクリラートであり、メタクリル酸は
最も好適である。
【0048】エステルであるポリビニル不飽和のポリ
(ジメチルシロキサン)マクロマー類は、相当するポリ
オール類及びポリアミン類から、通常のエステル化又は
エステル交換反応により、アクリル酸又はメタクリル
酸、又は相当する酸塩化物、又はメチルエステルとの反
応によって合成することができる。
【0049】好適なポリ(ジメチルシロキサン)マクロ
マー類は、はじめにシロキサンジオール又はジアミン
を、1当量以上の脂肪族、芳香族又は脂環式ジイソシア
ナートと反応させ、次いで懸垂イソシアナート基を、ヒ
ドロキシ又はアミノ官能性アクリラート又はメタクリラ
ートのようなイソシアナートと反応するビニルモノマー
と反応させて未端化する二段階の工程で、反応性のポリ
(シロキサン)から合成される。このようなマクロマー
類の合成は、米国特許第4,486,577;4,73
4,475;4,734,405及び4,923,90
6号各明細書に記載されている。
【0050】この合成の望ましい変法として、ポリ(ジ
メチルシロキサン)マクロマー類は、式(A−1)(式
中、x1 は20ないし50であり、yはゼロである)の
ポリ(ジメチルシロキサン)−ジオール類又はジアミン
類から、少なくとも4モルのイソホロンジイソシアナー
トのようなジイソシアナートとの反応、次いで第二段階
で過剰のイソシアナート基と、2−ヒドロキシエチルメ
タクリラートのようなビニル不飽和のイソシアナートに
反応する化合物との反応により合成される;同時に、望
ましい架橋剤(E)であるジウレタン−ジビニルモノマ
ーが副生物として形成され、靭性組成物として、予期し
ないことであるが、酸素透過性を増進する組成物として
作用する。合成の第一段階で、過剰のジイソシアナート
を用いる結果、最終のマクロマーは、最終の硬質レンズ
ポリマーの相容性と硬さを限定する内在性のウレタン又
はユリア基を有する高分子量の鎖の伸張した分子を含ま
ない。
【0051】または、分子量分布が狭く、鎖の伸張のな
いマクロマー類は、ポリシロキサンジオール又はジアミ
ンと、略当量のビニル不飽和のイソシアナートとの反応
によって合成され得る;イソシアナート類の代表例とし
ては、2−イソシアナトエチルメタクリラート、2−イ
ソシアナトエチルアクリラート、3−イソシアナトプロ
ピルメタクリラート、1−メチル−2−イソシアナトエ
チルメタクリラート、及び1,1−ジメチル−2−イソ
シアナトエチルアクリラートが挙げられる。このような
化合物とそれらの製法は、例えば、米国特許第2,71
8,516号明細書及び英国特許第1,252,099
号明細書に記載されている。又このようなマクロマー類
は、米国特許第4,605,712及び4,837,2
98号の各明細書に記載されている。
【0052】その他の有用なイソシアナートには、スチ
レンイソシアナート及びm−イソプロペニル−α,α−
ジメチルベンジルイソシアナートがある。
【0053】有用なジイソシアナートの例としては、エ
チレンジイソシアナート、1,2−ジイソシアナトプロ
パン、1,3−ジイソシアナトプロパン、1,6−ジイ
ソシアナトヘキサン、1,2−ジイソシアナトシクロヘ
キサン、1,3−ジイソシアナトシクロヘキサン、1,
4−ジイソシアナトベンゼン、ビス(4−イソシアナト
シクロヘキシル)メタン、ビス(4−イソシアナトシク
ロヘキセニル)メタン、ビス(4−イソシアナトフェニ
ル)メタン、2,6−及び2,4−トルエンジイソシア
ナート;3,3’−ジクロロ−4,4’−ジイソシアナ
トビフェニル;トリス(4−イソシアナトフェニル)メ
タン、1,5−ジイソシアナトナフタレン、水素化され
たトルエンジイソシアナート;1−イソシアナトメチル
−5−イソシアナト−1,3,3−トリメチルシクロヘ
キサン(=”イソホロンジイソシアナート”);1,
3,5−トリス(6−イソシアナトヘキシル)ビウレー
ト、2,2,4(2,4,4)−トリメチルヘキサン−
1,6−ジイソシアナート、2,2’−ジイソシアナト
ジエチルフマラート;1,5−ジイソシアナト−1−カ
ルボキシペンタン;1,2−、1,3−、1,6−、
1,7−、1,8−、2,7−及び2,3−ジイソシア
ナトナフタレン;2,4−及び2,7−ジイソシアナト
−1−メチルナフタレン;4,4’−ジイソシアナトビ
フェニル;4,4’−ジイソシアナト−3,3’−ジメ
トキシ−6(7)−メチルナフタレン;4,4’−ジイ
ソシアナト−2,2’−ジメチルビフェニル;ビス(4
−イソシアナトフェニル)エタン及びビス(4−イソシ
アナトフェニル)エーテルが挙げられる。
【0054】マクロマー合成の第二段階を行なうのに有
用なイソシアナート反応性の、活性水素を含むビニル化
合物は、例えば2−及び3−ヒドロキシプロピルアクリ
ラート及びメタクリラート;4−ヒドロキシブチルアク
リラート及びメタクリラート;グリセロールジメタクリ
ラート;ヒドロキシエチルマレエート及びフマラート;
2−ヒドロキシエチル−及び4−ヒドロキシブチルビニ
ルエーテル;N−(3−ヒドロキシプロピル)メタクリ
ルアミド;ビニルベンジルアルコール及びアリルアルコ
ールである。
【0055】反応は、塊状又は溶液の何れかで、室温又
は僅かに高い温度で行なわれる;ウレタン結合形成に
は、トリメチルアミン、ジブチルジラウリルスズなどの
ような触媒を使用するのが好ましい。
【0056】分散度D(D=MWw /MWn )を測定し
て、ヒドロキシ−又はアミノ官能性ポリ(ジメチルシロ
キサン)反応成分と本質的に同じ分子量分布を有するポ
リ(シロキサン)マクロマー類を、該ヒドロキシ−又は
アミノ官能性ポリ(ジメチルシロキサン)反応成分と、
少なくとも4倍モル量のジイソシアナートを反応させ、
次いでイソシアナート反応性ビニルモノマー、例えばヒ
ドロキシ−又はアミノ官能性ビニルモノマーと反応させ
て合成するのは、本発明の別な実施態様である。
【0057】ジイソシアナートは、好適には脂肪族又は
脂環式ジイソシアナート、最も好適にはイソホロンジイ
ソシアナートであり;イソシアナート反応性ビニルモノ
マーは、好適には2−ヒドロキシエチルメタクリラー
ト、N−t−ブチル−3−アミノエチルメタクリラート
又はアリルアルコール、最も好適には2−ヒドロキシエ
チルメタクリラート又はN−t−ブチル−3−アミノエ
チルメタクラートである。
【0058】本発明のさらに別の実施態様は、ヒドロキ
シ−又はアミノ官能性ポリ(ジメチルシロキサン)を脂
肪族又は脂環式ジイソシアナートと、少なくとも4モル
のジイソシアナートに対して官能性ポリ(ジメチルシロ
キサン)1モルのモル比で反応させ、次いで残余のイソ
シアナート基を当量の活性水素を含むビニルモノマーと
反応させることよりなる、ヒドロキシ−又はアミノ官能
性ポリ(シロキサン)の分子量分布Dと同じか低いポリ
(シロキサン)ポリビニルマクロマーの製造法である。
【0059】該製造法において、脂肪族又は脂環式ジイ
ソシアナートと、少なくとも4モルのジイソシアナート
に対して官能性ポリ(ジメチルシロキサン)1モルのモ
ル比で反応し、次いで残余のイソシアナート基を当量の
イソシアナート反応性ビニルモノマーと反応する、ヒド
ロキシ−又はアミノ官能性ポリ(ジメチルシロキサン)
は、式(A−1)(式中、yはゼロである)であるのが
好ましい。
【0060】上記の製造法において、ジイソシアナート
がイソホロンジイソシアンート又は3,3,4(4,
4,3)トリメチルヘキサン−1,6−ジイソシアナー
トであり、イソシアナート反応性ビニルモノマーが2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリラート又はN−t−ブ
チル−2−アミノエチルメタクリラートであるのが好ま
しい。
【0061】最終的なポリマーは、好適には、適当量の
マクロマーとコモノマー類を混合し、遊離基を発生する
開始剤を添加し、脱酸素した混合物を、通常、モールド
に入れて重合が終了するまで紫外線照射又は熱の何れか
に作用させて合成される。このモールドは、ボタンブラ
ンク又はボタンが最終の機械加工でコンタクトレンズに
仕上げられる円形の棒又は扁平の薄板を作るためのプラ
スチック製カップよりなる。または、レンズは、表面の
両方又は片方だけの何れかが光学的に正当なレンズ注型
用モールドの中で成形されることもある。
【0062】典型的な熱的に活性化される重合開始剤
は、有機過酸化物、ヒドロペルオキシド及びアゾ化合物
である。このような重合開始剤の代表例としては、ベン
ゾイルペルオキシド、t−ブチルペルオキシベンゾアー
ト、ジイソプロピルペルオキシジカーボナート、クメン
ヒドロペルオキシド、アゾビス(イソブチロニトリル)
などが挙げられる。一般には、熱重合開始剤は、約0.
01ないし5重量%が用いられる。
【0063】熱重合は、反応の過剰な発熱及び随伴的に
起こるシュリーレンその他のゆがみのような光学的な欠
陥を回避するため、非常に遅い速度、すなわち低温で長
時間、通常24時間以上で行なわれる。
【0064】紫外線照射で開始される重合は光重合開始
剤を用いて行なわれる。このような開始剤は重合の技術
分野で周知であり、例えば Calvert と Pitts 著 ”P
hotoch emistry ”の第二章、 John Wiley & Sons 出
版(1966)に記載されている。好適な重合開始剤
は、組成物を照射した場合に重合を促進する光重合開始
剤である。このような光重合開始剤の代表例としては、
ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエ
チルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベン
ゾインイソブチルエーテル及びα−メチルベンゾインの
ようなアシロイン及びその誘導体;ベンジル、ジアセチ
ルなどのようなジケトン類;アセトフェノン、α,α,
α−トリブロモアセトフェノン、α,α−ジエトキシア
セトフェノン(DEAP)、2−ヒドロキシ−2−メチ
ル−1−フェニル−1−プロパノン、o−ニトロ−α,
α,α−トリブロモアセトフェノン、ベンゾフェノン及
びp,p’−テトラメチルジアミノ−ベンゾフェノンの
ようなケトン類;ベンジル(O−エトキシカルボニル)
−α−モノオキシムのようなα−アシロキシムエステル
類;ベンゾフェノン/N−メチルジエタノールアミン、
ベンゾフェノン/トリブチルアミン及びベンゾフェノン
/ミヒラーケトンのようなケトン/アミンの組合せ;並
びに、ベンジルジメチルケタール、ベンジルジエチルケ
タール及び2,5−ジクロロベンジルジメチルケタ−ル
のようなベンジルケタールが挙げられる。通常、光重合
開始剤は、全モノマー組成物の約0.01ないし5重量
%が用いられる。
【0065】好適には、約0.1ないし1.0%の光重
合開始剤が、重合を行なう組成物に用いられる。
【0066】紫外線照射で開始される重合は、数時間又
は混合物がゲルになるまで、低い強度の紫外線の初期位
相(1×10-2μW/cm2 )、硬化終了前には高い強
度(12×10-2μW/cm2 )を用いて行なう。 初
期の遅い熱硬化サイクルと高い強度の紫外線照射硬化と
を組み合わせることも可能である。
【0067】重合の終了後、ポリマーは、100℃で1
時間、真空オーブンデ加熱して焼なまし、後硬化を行な
い、室温まで徐々に冷却する。
【0068】全体のポリマー合成を、以下の実施例によ
って更に明瞭に記述する。これらの実施例において、数
平均分子量MWn は末端基の滴定により、分子量分散度
D=MWw /MWn はゲルパーミエーションクロマトグ
ラフィーにより定量した。
【0069】酸素透過性は、酸素透過率計モデル201
−T(Createch社)により、電解質として緩衝塩溶液
(pH=7)を用いて25℃の温度、厚さ0.25mm
の試料で測定し、単位を次式で表した: O2 ・DK(バリア)=(cm3(STP)cm10-10)/(cm2sec c
m Hg)
【0070】物理工学測定は、厚さ0.6ないし1mm
のシートについて、INSTRON試験装置、モデル1
123で行なった。硬さは、ショアD硬さ試験機で測定
した。
【0071】ケイ素分析は、燃焼法による原子吸光フッ
素分析法により行なった。
【0072】
【実施例】以下の実施例は、単に例示のためであって決
して本発明の性質及び範囲を限定するものではない。温
度はセ氏度で表した。実施例1〜11は、ポリ(ジメチ
ルシロキサン)[PDMS]ウレタン−若しくはユリア
ビニルマクロマーの合成を記載した。
【0073】実施例1 ポリ−シロキサンビス−ウレタンメタクリラートマクロ
マーの製法 撹拌器、温度計、コンデンサー及び窒素導入管を備えた
300ml容の三頚フラスコに、予めロータリエバポレ
ータを通して揮発分を除去したポリ(ジメチルシロキサ
ン)ジオール[式(A−1):y=0,R1 =プロピ
ル、MW=2706;Shinetsu A-1000 ]112.18
gを入れた。1−イソシアナトメチル−5−イソシアナ
ト−1,3,3−トリメチルシクロヘキサン(イソホロ
ンジイソシアナート、IPDI)19.5g(0.08
77モル)を、触媒のジブチルジラウリルスズ0.14
gと共に加えた。次いで、混合物を、窒素下、温度制御
された水浴上50℃で、5時間撹拌した。その時間経過
後、滴定で定量したNCO含量は初期の値の約1/2に
低下し、イソシアナート末端プリポリマーの形成を示し
た。上記で得られたポリジメチルシロキサンジイソシア
ナートプリポリマー126.5gに、2−ヒドロキシエ
チルメタクリラート(HEMA)12.17g(0.0
935モル)を加え、窒素下、NCO基が全部反応し終
わるまで混合物を室温で撹拌し、赤外スペクトルでイソ
シアナートの吸収線の消失を確認した。得られた生成物
は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーの分析に
より、分散度1.7を有するメタクリラート末端のポリ
シロキサン及び幾らかの鎖の伸張が行なわれたことを示
す小量のHEMA末端IPDIより構成されていた。
【0074】実施例2 過剰のジイソシアナートを有し、分散度の低いマクロマ
ー類の合成 実施例1の軽質分を除去したPDMS−ジオール(MW
n =2706)9.96g(0.0037モル)とヘキ
サフルオロイソプロピルメタクリラート(F6MA)1
2.5gを100ml容の三頚丸底フラスコに入れ、フ
ラスコに撹拌器、温度計及びガス導入アダプターを設置
し、乾燥空気を通じた。イソホロン−ジイソシアナート
(IPDI)7.39g(0.0332モル)を加え
て、撹拌し、透明な溶液となし;ジブチルジラウリルス
ズ(DBTL)0.0350g(2滴)を加え、5.5
時間撹拌して透明な溶液を得た。この溶液を、乾燥空気
の雰囲気下、氷水浴にて15℃に冷却し、撹拌しなが
ら、新たに蒸留した2−ヒドロキシエチルメタクリラー
ト(HEMA)8.08g(0.0621モル)を加え
た。15分後、氷水浴を取り去ると、混合物はIPDI
−HEMA二付加物を形成して濁るが、乾燥空気の雰囲
気下、反応混合物を室温で一夜撹拌した。乳濁した白色
の液体を褐色瓶に入れ冷蔵庫で保存した。この液体は、
分散度D1.4のマクロマー33%、IPDI−ジ−H
EMA[IP(HE)2 ]33%及びF6 MA33%よ
り構成されていた。
【0075】実施例3 PDMS−ユリア/ウレタン−ジメタクリラートマクロ
マーの合成 イソホロンジイソシアナート23.8g(0.107モ
ル)とヘキサフルオロイソプロピルメタクリラート(F
6 MA)40.14g を100ml容の三頚丸底フラ
スコに入れ、フラスコに撹拌器、温度計及びガス導入ア
ダプターを設置し、乾燥空気下、氷水浴で冷却した。ポ
リ(ジメチルシロキサン)ジアミン〔式(A−1);y
=0,R1 =プロピル、MW=2628、Goldschmidt
GmbH社〕31.52g(0.012モル)を、撹拌下、
冷溶液に徐々に加えると透明な粘性の混合物を生成した
が、更に3.5時間撹拌した。この溶液を乾燥空気下、
氷水浴で15℃に冷却した。撹拌しながら、新たに蒸留
した2−ヒドロキシエチルメタクリラート(HEMA)
25.9g(0.199モル)を加え、15分経過して
から氷水浴を取り除いた。混合物はIPDI−HEMA
二付加物を形成して濁るが、乾燥空気の雰囲気下、室温
で一夜撹拌した。
【0076】実施例4〜6 それぞれ実施例2及び3の方法により、PDMS−マク
ロマーは、PDMS−ジオール及びPDMS−ジアミン
と、各種量の過剰なイソホロンジイソシアナートを用い
て作られた。これらのマクロマー及び上記の実施例のマ
クロマーを、分子量分散度及びIPDI−diHEMA
付加物の百分率を共に表1に示した。
【0077】
【表1】
【0078】Dで表した分子量分布は、大過剰のIPD
I(実施例1、2、4)で作られたマクロマーでは狭
く;実施例3、5及び6のD値は、鎖が伸張していない
マクロマーに対して計算された理論値に近く、実施例3
では1.7、実施例5では1.5、実施例6では1.6
であった。
【0079】実施例7a 実施例2の方法と同様に、イソホロンジイソシアナート
の代わりに、等量の3,3,4(4,4,3)−トリメ
チルヘキサン−1,6−ジイソシアナートを用い、2−
ヒドロキシエチルメタクリラートの代わりに、N−t−
ブチルアミノエチルメタクリラートを最終のイソシアナ
ートでの末端化段階で用い、透明な粘性のPDMS−マ
クロマー溶液を得た。
【0080】実施例7b 実施例2の方法と同様に、2−ヒドロキシエチルメタク
リラートの代わりに、アリルアルコールを最終のイソシ
アナートでの末端化段階で用い、透明な粘性のPDMS
−マクロマー溶液を得た。
【0081】実施例8 テトラ(ウレタン)末端ポリ(ジメチルシロキサン)の
合成 x1 が約48である式(A−2)(MW3805)のポ
リ(シロキサン)ジアルキルテトロール20.02g
(0.021ヒドロキシ当量)を、100ml容フラス
コ中で2−イソシアナトエチルメタクリラート(IE
M;DOW Chem. 社)3.25g(0.021当量)及び
DBTL0.053gと混合した。この混合物を、乾燥
空気下、24℃でNCOの全部が消失するまで撹拌し、
赤外スペクトルで消失を確認した。両末端がウレタンと
結合したエチルメタクリラートのポリシロキサンよりな
る透明で粘性の反応生成物を、窒素下暗所に保存した。
【0082】実施例9 PDMS−ジオール類及びジアミン類並びに2−イソシ
アナトエチルメタクリラートからのPDMS−ジビニル
マクロマー類の合成 ポリ(ジメチルシロキサン)ジアルカノール[式(A−
1);R1 =プロピル、y=0、MW=2438;Shin
-Etsu X-61-504A ]21.19g(0.005モル)
と、2−イソシアナトエチルメタクリラート1.552
g(0.01モル)とを触媒としてジブチルジラウリル
スズ0.01gを用い、25℃で6時間反応させた。2
749の理論MWを有する透明で粘性の樹脂を得た。
【0083】実施例10 α,ω−ジプロピルアミノポリ(ジメチルシロキサン)
[式(A−1);R1=プロピル、y=0、MW=17
70、Shin-Etsu No. X-22-161A ] 56.62g(3
2.1ミリモル)を、撹拌器、ガス導入管、温度計を備
えた100ml容三頚丸底フラスコに入れ、氷水浴で冷
却し乾燥空気の雰囲気とした。2−イソシアナトエチル
メタクリラート(IME)9.97g(64.3ミリモ
ル)を加え、反応混合物を撹拌した。30分後、氷水浴
を取り去り、更に4時間撹拌した。この透明で淡黄色の
粘性の液体のIRは、2350cm-1にNCOのピーク
を示さなかった。
【0084】実施例11 ユリア−スチリル末端のPDMS−マクロマーの合成及
び尿素架橋剤 実施例10のアミノプロピル末端PDMS6.6g
(2.45ミリモル)とヘキサフルオロイソプロピルメ
タクリラート7.61gとを、撹拌器、ガス導入管、温
度計を備えた100ml容三頚丸底フラスコに入れ、氷
水浴で冷却し乾燥空気の雰囲気とした。撹拌下に、m−
イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアナ
ート(TMI)4.98g(24.76ミリモル)を加
え、15分後に氷水浴を取り去り、更に1時間撹拌し
た。内容物を氷水浴で冷却し、N−t−ブチルアミノエ
チルメタクリラート3.64g(19.66ミリモル)
をゆっくり加え、1時間後に氷水浴を取り去り、反応混
合物を更に3時間撹拌し、α−メチルスチレン末端ポリ
(ジメチルシロキサン)33.3%、N−(m−イソプ
ロペニル−1,1−ジメチルベンジル)−N’−t−ブ
チル−N’−メタクリルオキシエチルユリア33.3
%、及びヘキサフルオロイソプロピルメタクリラート3
3.3%よりなる溶液を生成した。
【0085】ポリマーサンプルの調製 実施例12 実施例1で得られたポリシロキサンマクロマー30g
を、ヘキサフルオロイソプロピルメタクレラート17.
5g、エチレングリコールジメタクリラート9.4g及
びメタクリル酸5.6gと混合し、DARACURE 1173 (UN
IROYAL 社)0.06gを加えて、混合物を完全に脱気
し、次いで窒素下に保存した。この混合物の一部を、MY
LAR で裏打ちされたガラス板の間で、スペーサーとして
シリコーンコードを用いクランプで挟み、厚さ1.0m
mのシートを作るのに使用した。このモールドを、Blac
k Light Blue(SYLVANIA)ランプで3時間、紫外線照射
し、ポリマーをモールドから取出し、試験に供した。モ
ノマー−マクロマー混合物の他の部分は、定容量シリン
ジを用いて、直径14mm、高さ8mmの円形ポリプロ
ピレンモールドに満たし、余裕のある凸状のポリプロピ
レンのカバーで封をした。このモールドをトレイに入
れ、窒素ガスを通した箱の中で上記のランプを使用し
て、最初には下からのみ1×10-2μW/cm2 の強
度、次に上部と下から12×10-2μW/cm2 の強度
で更に3時間照射した。モールドを開き、ボタン状のポ
リマーを取出し、100°で1時間焼きなまし、室温に
冷却した。数個のボタンを、丸い表面に平行と縦の両方
に半分に切り、切断した表面を研磨して硬さを測定し
た。別のボタンからは、厚さ0.2mmの薄片を切り取
り酸素透過性の測定に使用した。
【0086】実施例13〜16 実施例12と同様に、各種の組成物を有するポリマー
を、シート及びボタン状に作成した。それらの組成物及
び性質を、実施例12のポリマー、Fluoroperm-92 ,市
販のRGPレンズ素材と共に表2及び表3に示した。
【0087】
【表2】
【0088】
【表3】
【0089】非常に低い伸びから判るように、何れかの
マクロマーを含まないポリマーは極端に脆性である:厚
さ0.2mmのディスクは、いかなる度合いにも曲げら
れない(B=vb、脆性大)が、それに反して他のポリ
マーは破壊することなくある程度曲げることができる。
【0090】実施例17〜22 実施例12と同様に、以下のポリマーは実施例1のマク
ロマーを用いて合成した:
【0091】
【表4】
【0092】
【表5】
【0093】総てのポリマーは、高いケイ素及びフッ素
含有率にも拘らず、それらの伸びから判るように脆性が
なく、破壊することなく曲げることができた。
【0094】実施例23〜32 実施例12と同様に、実施例番号のマクロマーを用い
て、ポリマーを合成した(総てのポリマーは9%のメタ
クリル酸コモノマーを含む):
【0095】
【表6】
【0096】
【表7】
【0097】実施例33 実施例31と同様に、トリメチルシクロヘキシルメタク
リラートの代わりに同量のメチルメタクリラートを使用
し、ショアD硬さ78、酸素透過性DK73を有する透
明なポリマーを得た。
【0098】実施例34 実施例31と同様に、トリメチルシクロヘキシルメタク
リラートの代わりに同量のイソボルニルメタクリラート
を使用し、ショアD硬さ79、酸素透過性DK75を有
する透明なポリマーを得た。
【0099】実施例35 実施例31と同様に、トリメチルシクロヘキシルメタク
リラートの代わりに同量のt−ブチルスチレンを使用
し、ショアD硬さ75、酸素透過率DK76を有する透
明なポリマーを得た。
【0100】実施例36 実施例31と同様に、トリメチルシクロヘキシルメタク
リラートの代わりに同量のシクロヘキシルメタクリラー
トを使用し、ショアD硬さ78、酸素透過率DK73を
有する透明なポリマーを得た。
【0101】実施例37 実施例21と同様に、実施例7bのアリル末端のマクロ
マーを使用し、ショアD硬さ75、酸素透過率DK74
を有する透明なポリマーを得た。
【0102】実施例38 実施例21と同様に、実施例8のテトラメタクリラート
末端のマクロマーを使用し、ショアD硬さ77、酸素透
過率DK73を有する透明なポリマーを得た。
【0103】実施例39 実施例26と同様に、実施例11のユリア−スチリルマ
クロマー及びスチリルメタクリラート架橋コモノマーを
使用し、ショアD硬さ79、酸素透過率DK80を有す
る透明なポリマーを得た。
【0104】実施例40 実施例21と同様に、マクロマーとして式(A−5)の
α,ω−ジオキシランポリ(ジメチルシロキサン)とア
クリル酸との反応で得られたα,ω−ジメタクリラート
(TEGOMER V-Si2150;MWn =1100;Goldschmidst
AG 社)を使用し、ショアD硬さ79、酸素透過率DK
78を有する透明なポリマーを得た。
【0105】実施例41 α,ω−ジ−オキシラン−ポリ(ジメチルシロキサン)
[式(A−5):z=1、R1 =プロピル、y=0、M
W=2400;Goldschmidt AG社、TEGOMER E-Si2330]
24gを、撹拌器、ガス導入管、温度計を設置した10
0ml容の3頚丸底フラスコに入れ、乾燥空気下、40
℃で撹拌しながらN−t−ブチル−2−アミノエチルメ
タクリラート3.1g(20.6ミリモル)を徐々に加
えた。反応混合物を24時間撹拌し、透明なメタクリラ
ート官能性ポリ(ジメチルシロキサン)マクロマーを得
た。このマクロマー10gを、実施例21のUV重合性
コモノマー組成物を作るのに使用した;重合後、ショア
−D硬さ76、酸素透過率DK85を有する、透明な硬
質ポリマーを得た。
【0106】実施例42 乾燥空気下、イソホロンジイソシアナート(IPDI)
174g(0.785モル)及びジブチルジラウリルス
ズ180μlを、サーモスタットにより20℃に調温し
た1l容のフラスコ中で機械的に撹拌した。ポリ(ジメ
チルシロキサン)ジオール[式(A−1);y=0;R
1-XH=CH2-CH2-CH( CH3)OH;MW=196
3;Th. Goldschmidt AG社のTEGOMER H-Si2312]700
g(0.713モルOH)を、20ないし30時間かけ
て徐々に加えた。反応混合物をさらに18時間撹拌し、
25℃に昇温して、新たに蒸留した2−ヒドロキシエチ
ルメタクリラート(HEMA)135g(1.03モ
ル)を加え、赤外スペクトルのイソシナート吸収線の消
失を確認しながらNCO基が全部反応し終わるまで撹拌
した。得られた生成物は、ゲルパーミエーションクロマ
トグラフィーの分析によって、分散率1.4、過剰のI
PDIに起因する少量のHEMA末端IPDIを含むポ
リシロキサンマクロマーより構成されていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルンハルト シヤイフエルリンク ドイツ連邦共和国 8752 ゴルトバツハ ヴオールフアールトシユトラーセ 6 (72)発明者 マイケル シー ボクニツク アメリカ合衆国 ニユーヨーク 10701 ヨンカース リンドン ストリート 33 (72)発明者 ハロー ミユーラー フアン デー ヘー ゲン ドイツ連邦共和国 8752 ラウフアツハ ベルクシユトラーセ 23

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)数平均分子量Mn が約1000ない
    し8000の直鎖又は分岐状ポリ(ジメチルシロキサ
    ン)マクロマーであり、Si−C結合によりポリ(シロ
    キサン)鎖に結合している少なくとも2個の末端又は懸
    垂重合性オレフィン基を有する該マクロマーの1ないし
    15重量%、(B)ケイ素原子数2ないし10のオリゴ
    シロキサニル−アルキルアクリラート又はメタクリラー
    トの10ないし50重量%、(C)アルキル基に3ない
    し21のフッ素原子でフッ素置換したアルキルアクリラ
    ート又はメタクリラートの10ないし50重量%、
    (D)ホモポリマーが少なくとも85のショアD硬さを
    有する共重合性ビニルモノマーの0ないし30重量%、
    (E)分子量100ないし1000のジ−又はポリビニ
    ル架橋モノマーの1ないし25重量%、及び(F)水溶
    性、共重合性ビニルモノマーの0ないし15%、からの
    共重合生成物よりなり、但し、(A)ポリ(ジメチルシ
    ロキサン)ジ(アルキレン−オール)と、2当量のイソ
    ホロンジイソシアナート、その後2当量のヒドロキシエ
    チルメタクリラートとの反応生成物の10重量%。
    (B)トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメ
    タクリラートの40重量%、(C)トリフルオロエチル
    メタクリラートの29重量%、(D)3,3,5−トリ
    メチルシクロヘキシルメタクリラートの3重量%、
    (E)3,5−ビス(3−メタクロイルオキシプロピ
    ル)−3,5−ビス(トリメチルシロキシ)−1,1,
    1,7,7,7−ヘキサメチルテトラシロキサンの9重
    量%、及び(F)メタクリル酸の9重量%、からの共重
    合生成物であるポリマー;並びに(A)ポリ(ジメチル
    シロキサン)ジ(アルキレン−オール)と、2当量のイ
    ソホロンジイソシアナート、その後2当量のヒドロキシ
    エチルメタクリラートとの反応生成物の10重量%、
    (B)トリス−(トリメチルシロキシ)シリルプロピル
    メタクリラートの35重量%、(C)トリフルオロエチ
    ルメタクリラートの35重量%、(D)3,3,5−ト
    リメチルシクロヘキシルメタクリラートの5重量%、
    (E)3,5−ビス(3−メタクロイルオキシプロピ
    ル)−3,5−ビス(トリメチルシロキシ)−1,1,
    1,7,7,7−ヘキサメチルテトラシロキサンの5重
    量%、及び(F)メタクリル酸を10重量%、からの共
    重合生成物であるポリマー;並びに(A)ポリ(ジメチ
    ルシロキサン)ジ(アルキレン−オール)と、2当量の
    イソホロンジイソシアナート、その後2当量のヒドロキ
    シエチルメタクリラートとの反応生成物の5重量%、
    (B)トリス−(トリメチルシロキシ)シリルプロピル
    メタクリラートの30重量%、(C)ヘキサフルオロイ
    ソプロピルメタクリラートの39重量%。(D)3,
    3,5−トリメチルシクロヘキシルメタクリラートの3
    重量%、(E)3,5−ビス(3−メタクロイルオキシ
    プロピル)−3,5−ビス(トリメチルシロキシ)−
    1,1,1,7,7,7−ヘキサメチルテトラシロキサ
    ンの14重量%、及び(F)メタクリル酸を9重量%、
    からの共重合生成物であるポリマー;を除く、ことを特
    徴とする硬質で靭性の高い酸素透過性ポリマー。
  2. 【請求項2】(A)3ないし15重量%、(B)25な
    いし45重量%、(C)20ないし45重量%、(D)
    0ないし15重量%、(E)1ないし20重量%、及び
    (F)3ないし15重量%の共重合生成物であり、ここ
    で、(A)は式(A−1)ないし(A−6)のポリ(ジ
    メチルシロキサン)−ポリオール、ポリチオール、ポリ
    アミン、ポリ酸又はポリオキシランと、アクリラート
    類、メタクリラート類、アクリルアミド類、メタクリル
    アミド類、マレアート類、イタコナート類、ビニルエー
    テル類、スチレン又はアリルを含む化合物よりなる群か
    ら誘導されたビニル不飽和の反応性モノマーとの反応生
    成物であり、(A−1)は式: 【化1】 [式中、Xは酸素、硫黄、−NH−又は(炭素原子がR
    1 と結合する)−COO−;R1 は炭素数2ないし7の
    直鎖又は分岐状アルキレン基;x1 は10ないし100
    の整数;yは0ないし4である]のポリ(ジメチルシロ
    キサン)−ポリオール、ポリチオール、ポリアミン又は
    ポリ酸; (A−2)は式: 【化2】 (式中、x1 は前記と同義である)のポリ(ジメチルシ
    ロキサン)テトロール; (A−3)は式: 【化3】 (式中、x1 は前記と同義であり、y1 は1ないし5で
    ある)のポリ(ジメチルシロキサン)ポリアミン; (A−4)は式: 【化4】 (式中、y2 は2ないし6であり、X及びR1 は前記と
    同義である)のポリ(ジメチルシロキサン)−ポリオー
    ル、ポリチオール、ポリアミン若しくはポリ酸;そして
    (A−5)及び(A−6)は式: 【化5】 及び 【化6】 (式中、R1 、x1 、y及びy2 は前記と同義であり、
    zは0又は1である)のポリ(ジメチルシロキサン)ポ
    リオキシラン、である請求項1記載のポリマー。
  3. 【請求項3】(A)は、式(A−1)、(A−2)、
    (A−3)、(A−4)、(A−5)又は(A−6)の
    ポリ(ジメチルシロキサン)と、アクリラート類、メタ
    クリラート類、スチレン又はアリルを含む化合物よりな
    る群から誘導されたビニル不飽和の反応性モノマーとの
    反応によって得られた数平均分子量約1000ないし5
    000、末端又は懸垂重合性オレフィン基を有する直鎖
    又は分岐状ポリ(ジメチルシロキサン)マクロマー、
    (B)は、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピ
    ルメタクリラート、(C)は、ヘキサフルオロイソプロ
    ピルメタクリラート又はトリフルオロエチルメタクリラ
    ート、(D)は、メチルメタクリラート、シクロヘキシ
    ルメタクリラート、トリメチルシクロヘキシルメタクリ
    ラート又はイソボルニルメタクリラート、(E)は、分
    子量100ないし1000のジ−若しくはトリアクリラ
    ート若しくはメタクリラート、ジビニルベンゼン、3,
    5−ビス(3−メタクロイルオキシプロピル)−3,5
    −ビス(トリメチルシロキシ)−1,1,1,7,7,
    7−ヘキサメチルテトラシロキサン、1,3−ビス(3
    −メタクロイルオキシプロピル)−1,1,3,3−テ
    トラメチルジシロキサン、又はヒドロキシ若しくはアミ
    ノ官能性ビニル化合物と、ジイソシアナート若しくはイ
    ソシアナート置換ビニル化合物との当量反応生成物、及
    び(F)は、アクリル若しくはメタクリル酸、N,N−
    ジメチルアクリルアミド、2−ヒドロキシエチルアクリ
    ラート若しくはメタクリラート、マレイン酸若しくはイ
    タコン酸無水物、又はN−ビニルピロリドン、である請
    求項2記載のポリマー。
  4. 【請求項4】(A)は、式(A−1)、(A−2)、
    (A−3)又は(A−4)のポリ(ジメチルシロキサ
    ン)−ポリオール又はポリアミンと、アクリラート類、
    メタクリラート類、スチレン又はアリルを含む化合物よ
    りなる群から誘導されたオキシラン若しくはイソシアナ
    ト置換ビニルモノマーとの反応生成物である請求項3記
    載のポリマー。
  5. 【請求項5】(A)は、式(A−5)又は(A−6)の
    ポリ(ジメチルシロキサン)ポリオキシランと、アクリ
    ラート類、メタクリラート類、スチレン又はアリルを含
    む化合物よりなる群から誘導されたカルボキシ、アミ
    ノ、メルカプト又はヒドロキシ置換ビニルモノマーとの
    反応生成物である請求項3記載のポリマー。
  6. 【請求項6】(A)は、式(A−1)又は(A−4)の
    ポリ(ジメチルシロキサン)ポリチオールと、グリシジ
    ルメタクリラート又はイソシアナート置換ビニルモノマ
    ーとの反応生成物である請求項3記載のポリマー。
  7. 【請求項7】(A)は、式(A−1)又は(A−4)の
    ポリ(ジメチルシロキサン)ポリ酸と、グリシジルメタ
    クリラート、又はヒドロキシ若しくはアミノ置換ビニル
    モノマーとの反応生成物である請求項3記載のポリマ
    ー。
  8. 【請求項8】(A)は、式(A−1)、(A−2)又は
    (A−4)のポリ(ジメチルシロキサン)ポリオール
    と、イソシアナト置換ビニルモノマーとの、又はヒドロ
    キシ若しくはアミノ官能性ビニル化合物と脂肪族若しく
    は脂環式ジイソシアナートの等モル量の反応生成物との
    反応生成物であり、(E)は、分子量100ないし10
    00のジ−若しくはトリアクリラート若しくはメタクリ
    ラート、ジビニルベンゼン、又はヒドロキシ若しくはア
    ミノ官能性ビニル化合物と、脂肪族若しくは脂環式ジイ
    ソシアナートとの、若しくはイソシアナート置換ビニル
    化合物との当量の反応生成物である請求項3記載のポリ
    マー。
  9. 【請求項9】(A)は、式(A−1)、(A−2)又は
    (A−4)のポリ(ジメチルシロキサン)−ポリオール
    又はポリアミンの反応生成物であり、イソシアナト置換
    ビニルモノマーは、2−イソシアナトエチルメタクリラ
    ート、m−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル
    イソシアナート、又は2−ヒドロキシエチルメタクリラ
    ート、N−t−ブチル−2−アミノエチルメタクリラー
    ト若しくはアリルアルコールと、イソホロンジイソシア
    ナート若しくは3,3,4(4,4,3)トリメチルヘ
    キサン−1,6−ジイソシアナートとの等モル量の反応
    生成物であり、(E)は、分子量100ないし1000
    のジ−若しくはトリアクリラート若しくはメタクリラー
    ト、ジビニルベンゼン、又は2−ヒドロキシエチルメタ
    クリラート、N−t−ブチル−2−アミノエチルメタク
    リラート若しくはアリルアルコールと、イソホロンジイ
    ソシアナート若しくは3,3,4(4,4,3)トリメ
    チルヘキサン−1,6−ジイソシアナートとの、若しく
    は2−イソシアナトエチルメタクリラート若しくはm−
    イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアナ
    ートとの等モル量の反応生成物である請求項2記載のポ
    リマー。
  10. 【請求項10】(A)は、式(A−1)(式中、Xは酸
    素、yはゼロ、x1 は20ないし50である)のポリ
    (ジメチルシロキサン)ジオールの反応生成物であり、
    イソシアナト置換ビニル化合物は、2−イソシアナトエ
    チルメタクリラート、m−イソプロペニル−α,α−ジ
    メチルベンジルイソシアナート、又は2−ヒドロキシエ
    チルメタクリラート、N−t−ブチル−2−アミノエチ
    ルメタクリラート若しくはアリルアルコールと、イソホ
    ロンジイソシアナート若しくは3,3,4(4,4,
    3)トリメチルヘキサン−1,6−ジイソシアナートと
    の等モル量の反応生成物、(B)は、トリス(トリメチ
    ルシロキシ)シリルプロピルメタクリラート、(C)
    は、ヘキサフルオロイソプロピルメタクリラート、
    (D)は、トリメチルシクロヘキシルメタクリラート、
    (E)は、分子量100ないし1000のジ−若しくは
    トリアクリラート若しくはメタクリラート、ジビニルベ
    ンゼン、又は2−ヒドロキシエチルメタクリラート、N
    −t−ブチル−2−アミノエチルメタクリラート若しく
    はアリルアルコールと、イソホロンジイソシアナート若
    しくは3,3,4(4,4,3)トリメチルヘキサン−
    1,6−ジイソシアナートとの、若しくは2−イソシア
    ナトエチルメタクリラート若しくはm−イソプロペニル
    −α,α−ジメチルベンジルイソシアナートとの等モル
    量の反応生成物、及び(F)は、メタクリル酸である、
    請求項2記載のポリマー。
  11. 【請求項11】(A)は、式(A−1)(式中、Xは−
    NH−、yはゼロ、x1 は20ないし50である)のポ
    リ(ジメチルシロキサン)ジアミンの反応生成物であ
    り、イソシアナト置換ビニル化合物は、2−イソシアナ
    トエチルメタクリラート若しくはm−イソプロペニル−
    α,α−ジメチルベンジルイソシアナート、又は2−ヒ
    ドロキシエチルメタクリラート、N−t−ブチル−2−
    アミノエチルメタクリラート若しくはアリルアルコール
    と、イソホロンジイソシアナート若しくは3,3,4
    (4,4,3)トリメチルヘキサン−1,6−ジイソシ
    アナートとの等モル量の反応生成物、(B)は、トリス
    (トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリラー
    ト、(C)は、ヘキサフルオロイソプロピルメタクリラ
    ート、(D)は、トリメチルシクロヘキシルメタクリラ
    ート、(E)は、分子量100ないし1000のジ−若
    しくはトリアクリラート若しくはメタクリラート、ジビ
    ニルベンゼン、又は2−ヒドロキシエチルメタクリラー
    ト、N−t−ブチル−2−アミノエチルメタクリラート
    若しくはアリルアルコールと、イソホロンジイソシアナ
    ート若しくは3,3,4(4,4,3)トリメチルヘキ
    サン−1,6−ジイソシアナートとの、若しくは2−イ
    ソシアナトエチルメタクリラート若しくはm−イソプロ
    ペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアナートとの
    等モル量の反応生成物、及び(F)は、メタクリル酸で
    ある、請求項2記載のポリマー。
  12. 【請求項12】(A)は、式(A−2)のポリ(ジメチ
    ルシロキサン)テトロールと、アクリラート類、メタク
    リラート類、スチレン又はアリルを含む化合物よりなる
    群から誘導されたイソシアナト置換ビニルモノマーとの
    反応生成物である請求項2記載のポリマー。
  13. 【請求項13】イソシアナト置換ビニルモノマーは、2
    −イソシアナトエチルメタクリラート又はm−イソプロ
    ペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアナートであ
    る請求項12記載のポリマー。
  14. 【請求項14】(A)は、式(A−1)、(A−3)又
    は(A−4)のポリ(ジメチルシロキサン)ポリアミン
    と、アクリラート類、メタクリラート類、スチレン又は
    アリル基を含む化合物よりなる群から誘導されたイソシ
    アナト置換ビニルモノマーとの反応生成物である請求項
    2記載のポリマー。
  15. 【請求項15】イソシアナト置換ビニルモノマーは、2
    −イソシアナトエチルメタクリラート又はm−イソプロ
    ペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアナートであ
    る請求項14記載のポリマー。
  16. 【請求項16】(A)は、式(A−4)のポリ(ジメチ
    ルシロキサン)ポリオールと、アクリラート類、メタク
    リラート類、スチレン又はアリル基を含む化合物よりな
    る群から誘導されたイソシアナト置換ビニルモノマーと
    の反応生成物である請求項2記載のポリマー。
  17. 【請求項17】イソシアナト置換ビニルモノマーは、2
    −イソシアナトエチルメタクリラート、m−イソプロペ
    ニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアナート、又は
    ヒドロキシ若しくはアミノ官能性ビニル化合物と、脂肪
    族若しくは脂環式ジイソシアナートの等モル量との反応
    生成物である請求項16記載のポリマー。
  18. 【請求項18】イソシアナト置換ビニルモノマーは、2
    −イソシアナトエチルメタクリラート又はm−イソプロ
    ペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアナートであ
    る請求項9記載のポリマー。
  19. 【請求項19】イソシアナト置換ビニルモノマーは、2
    −イソシアナトエチルメタクリラート又はm−イソプロ
    ペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアナートであ
    る請求項10記載のポリマー。
  20. 【請求項20】イソシアナト置換ビニルモノマーは、2
    −イソシアナトエチルメタクリラート又はm−イソプロ
    ペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアナートであ
    る請求項11記載のポリマー。
  21. 【請求項21】ジイソシアナートの少なくとも4モルに
    対し、官能性ポリ(ジメチルシロキサン)の1モルのモ
    ル比で、ヒドロキシ−又はアミノ官能性ポリ(ジメチル
    シロキサン)と、脂肪族又は脂環式ジイソシアナートと
    の反応、次いで残余のイソシアナート基と等量の活性水
    素を含むビニルモノマーとの反応よりなることを特徴と
    する、ヒドロキシ又はアミノ官能性ポリ(シロキサン)
    と同一又は低い分子量分散度Dを有する、請求項1記載
    のポリ(ジメチルシロキサン)ポリビニルマクロマーの
    製造法。
  22. 【請求項22】ジイソシアナートの少なくとも4モルに
    対し、官能性ポリ(ジメチルシロキサン)の1モルのモ
    ル比で、式(A−1)(式中、yはゼロ)のヒドロキシ
    −又はアミノ官能性ポリ(ジメチルシロキサン)と、脂
    肪族又は脂環式ジイソシアナートとの反応、次いで残余
    のイソシアナート基と等量の活性水素を含むビニルモノ
    マーとの反応よりなることを特徴とする、ヒドロキシ又
    はアミノ官能性ポリ(シロキサン)と同一又は低い分子
    量分散度Dを有する、請求項1記載のポリ(ジメチルシ
    ロキサン)ポリビニルマクロマーの製造法。
  23. 【請求項23】ジイソシアナートは、イソホロンジイソ
    シアナート又は3,3,4(4,4,3)トリメチルヘ
    キサン−1,6−ジイソシアナートであり、イソシアナ
    ート反応性ビニルモノマーは、2−ヒドロキシ(メタ)
    アクリラート又はN−t−ブチル−2−アミノエチルメ
    タクリラートである、ヒドロキシ又はアミノ官能性ポリ
    (シロキサン)と同一又は低い分子量分散度Dを有する
    ポリ(ジメチルシロキサン)ポリビニルマクロマーを製
    造する請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】マクロマーとコモノマーの適当量を混合
    し、遊離基を発生する重合開始剤を添加し、脱酸素した
    混合物を重合が完了するまで、モールド中で有利に、紫
    外線照射又は加熱の何れかを作用させる請求項1記載の
    ポリマーの製造法。
  25. 【請求項25】請求項1記載のポリマーを含むコンタク
    トレンズ。
  26. 【請求項26】実質的に請求項1記載のポリマーよりな
    るコンタクトレンズ。
  27. 【請求項27】請求項1記載のポリマーからのコンタク
    トレンズの製造法。
  28. 【請求項28】コンタクトレンズ製造用としての請求項
    1記載のポリマーの用途。
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