JPH0510887B2 - - Google Patents
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- JPH0510887B2 JPH0510887B2 JP60196434A JP19643485A JPH0510887B2 JP H0510887 B2 JPH0510887 B2 JP H0510887B2 JP 60196434 A JP60196434 A JP 60196434A JP 19643485 A JP19643485 A JP 19643485A JP H0510887 B2 JPH0510887 B2 JP H0510887B2
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- shaped coaxial
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Landscapes
- Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の背景と目的]
本発明は、テープ状同軸ケーブルの端末処理方
法、さらに詳細には、同軸ケーブルを帯状に複数
列配置したテープ状同軸ケーブルからジヤケツト
と極薄シールド層とを剥離する、改良されたテー
プ状同軸ケーブルの端末処理方法に関するもので
ある。
法、さらに詳細には、同軸ケーブルを帯状に複数
列配置したテープ状同軸ケーブルからジヤケツト
と極薄シールド層とを剥離する、改良されたテー
プ状同軸ケーブルの端末処理方法に関するもので
ある。
本発明の説明に先立ち、テープ状同軸ケーブル
の構成を第9図および第10図にもとづいて説明
すると、第9図はテープ状同軸ケーブルの全体構
成を示す一部破断斜視図、第10図は第9図に示
すテープ状同軸ケーブルのうち、コア1個のみを
拡大して示す縦断正面図で、第9図および第10
図において、1は信号用導体、2は導体1の外周
にほどこされたふつ素樹脂絶縁発泡体、3はふつ
素樹脂絶縁発泡体2の外周にほどこされたスキン
層、4はアルミニウム/ポリエステルテープから
なるシールド層、5はシールド層4に接続して任
意の点で低抵抗の大地帰路線路を構成するドレン
ワイヤ、6はケーブル最外層であるジヤケツトを
示し、上記信号用導体1〜ジヤケツト6からなる
ケーブルコアが第9図に示すように複数列配置さ
れている。
の構成を第9図および第10図にもとづいて説明
すると、第9図はテープ状同軸ケーブルの全体構
成を示す一部破断斜視図、第10図は第9図に示
すテープ状同軸ケーブルのうち、コア1個のみを
拡大して示す縦断正面図で、第9図および第10
図において、1は信号用導体、2は導体1の外周
にほどこされたふつ素樹脂絶縁発泡体、3はふつ
素樹脂絶縁発泡体2の外周にほどこされたスキン
層、4はアルミニウム/ポリエステルテープから
なるシールド層、5はシールド層4に接続して任
意の点で低抵抗の大地帰路線路を構成するドレン
ワイヤ、6はケーブル最外層であるジヤケツトを
示し、上記信号用導体1〜ジヤケツト6からなる
ケーブルコアが第9図に示すように複数列配置さ
れている。
テープ状同軸ケーブルの構成は以上のとおりで
あるが、従来、上記したテープ状同軸ケーブルの
端末処理は、第11図〜第14図のようにしてお
こなわれる。すなわち、第11図は従来方法によ
つてテープ状同軸ケーブルからジヤケツト6とシ
ールド層4とを同時に剥離している状態の側面
図、第12図は第11図に示す工程を経てジヤケ
ツト6とシールド層6が剥離されたテープ状同軸
ケーブルの平面図、第13図は第12図に引き続
いてスキン層3ならびにふつ素樹脂絶縁発泡体2
を剥離されたテープ状同軸ケーブルの平面図、第
14図は第13図に引き続いて端末加工がほどこ
されたテープ状同軸ケーブルの側面図である。
あるが、従来、上記したテープ状同軸ケーブルの
端末処理は、第11図〜第14図のようにしてお
こなわれる。すなわち、第11図は従来方法によ
つてテープ状同軸ケーブルからジヤケツト6とシ
ールド層4とを同時に剥離している状態の側面
図、第12図は第11図に示す工程を経てジヤケ
ツト6とシールド層6が剥離されたテープ状同軸
ケーブルの平面図、第13図は第12図に引き続
いてスキン層3ならびにふつ素樹脂絶縁発泡体2
を剥離されたテープ状同軸ケーブルの平面図、第
14図は第13図に引き続いて端末加工がほどこ
されたテープ状同軸ケーブルの側面図である。
しかして、テープ状同軸ケーブルの端末処理を
おこなう場合、従来にあつては、まず、第11図
に示すように、上下一対のジヤケツト剥離刃7
a,7bによつてジヤケツト6を切断し、その後
剥離するものであり、このとき、ジヤケツト6の
剥離と同時にシールド層4をも切断剥離するよう
にしており、シールド層4は、ジヤケツト6に引
つ張られる形で切断剥離されている。したがつ
て、上記したごとき切断剥離形態をとるテープ状
同軸ケーブルにおいて、シールド層4とジヤケツ
ト6との接着力は、シールド層4の破断強度より
も大きいことが条件とされ、ジヤケツト6の材質
がPVC(ポリ塩化ビニル)やポリエチレンの場合
は、既存の接着剤をシールド層4の外側に塗布す
ることにより、シールド層4の破断強度よりも大
きな接着力を得ることができる。
おこなう場合、従来にあつては、まず、第11図
に示すように、上下一対のジヤケツト剥離刃7
a,7bによつてジヤケツト6を切断し、その後
剥離するものであり、このとき、ジヤケツト6の
剥離と同時にシールド層4をも切断剥離するよう
にしており、シールド層4は、ジヤケツト6に引
つ張られる形で切断剥離されている。したがつ
て、上記したごとき切断剥離形態をとるテープ状
同軸ケーブルにおいて、シールド層4とジヤケツ
ト6との接着力は、シールド層4の破断強度より
も大きいことが条件とされ、ジヤケツト6の材質
がPVC(ポリ塩化ビニル)やポリエチレンの場合
は、既存の接着剤をシールド層4の外側に塗布す
ることにより、シールド層4の破断強度よりも大
きな接着力を得ることができる。
しかしながら、ジヤケツト6にふつ素樹脂を使
用し、これとシールド層4とを既存の接着剤で接
着するときは、シールド層4の破断強度よりも大
きな接着力を得ることができず、斯かる場合、従
来にあつては、シールド層4とジヤケツト6とを
同時に切断剥離することを目的として、第11図
に符号7a,7bで示すジヤケツト剥離刃の最大
切込量、すなわちジヤケツト剥離刃7a,7b間
の最小ギヤツプを狹める工夫がなされている。し
かして、ジヤケツト剥離刃7a,7bのギヤツプ
を狹めれば、シールド層4とジヤケツト6との同
時的な切断剥離をおこなうことができるが、その
半面、上記した切断剥離方法によれば、ジヤケツ
ト剥離刃7a,7bによつてドレンワイヤ5やス
キン層3、さらにはふつ素樹脂絶縁発泡体2まで
傷めるという難点がある。
用し、これとシールド層4とを既存の接着剤で接
着するときは、シールド層4の破断強度よりも大
きな接着力を得ることができず、斯かる場合、従
来にあつては、シールド層4とジヤケツト6とを
同時に切断剥離することを目的として、第11図
に符号7a,7bで示すジヤケツト剥離刃の最大
切込量、すなわちジヤケツト剥離刃7a,7b間
の最小ギヤツプを狹める工夫がなされている。し
かして、ジヤケツト剥離刃7a,7bのギヤツプ
を狹めれば、シールド層4とジヤケツト6との同
時的な切断剥離をおこなうことができるが、その
半面、上記した切断剥離方法によれば、ジヤケツ
ト剥離刃7a,7bによつてドレンワイヤ5やス
キン層3、さらにはふつ素樹脂絶縁発泡体2まで
傷めるという難点がある。
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決す
べく、種々検討を重ねた結果なされたものであつ
て、その目的とするところは、従来よりも高い信
頼性をもつてテープ状同軸ケーブルの端末加工を
おこなうことのできる、改良されたこの種ケーブ
ルの端末処理方法を提供しようとするものであ
る。
べく、種々検討を重ねた結果なされたものであつ
て、その目的とするところは、従来よりも高い信
頼性をもつてテープ状同軸ケーブルの端末加工を
おこなうことのできる、改良されたこの種ケーブ
ルの端末処理方法を提供しようとするものであ
る。
[発明の概要]
すなわち本発明の要旨とするところは、導体と
その外周に設けられたふつ素樹脂絶縁体、アルミ
ニウム/ポリエステルテープによる極薄のシール
ド層、ふつ素樹脂ジヤケツトより成る同軸ケーブ
ルを帯状に複数列配置したテープ状同軸ケーブル
の端末処理方法において、ケーブル最外層のジヤ
ケツトを、上下一対のジヤケツト剥離刃によりシ
ールド層に刃先が接触しない位置まで切り込み、
そのまま刃をケーブル長手方向に移動することに
よりジヤケツトを切断剥離してシールド層を露出
せしめた後、先端に極小のフラツト部を有する上
下一対のシールド層剥離刃を、シールド層内側の
絶縁体層を若干押圧する位置まで押し下げてその
ままシールド層剥離刃をケーブル長手方向に移動
することによりシールド層を切断剥離することを
特徴とするテープ状同軸ケーブルの端末処理方法
にある。
その外周に設けられたふつ素樹脂絶縁体、アルミ
ニウム/ポリエステルテープによる極薄のシール
ド層、ふつ素樹脂ジヤケツトより成る同軸ケーブ
ルを帯状に複数列配置したテープ状同軸ケーブル
の端末処理方法において、ケーブル最外層のジヤ
ケツトを、上下一対のジヤケツト剥離刃によりシ
ールド層に刃先が接触しない位置まで切り込み、
そのまま刃をケーブル長手方向に移動することに
よりジヤケツトを切断剥離してシールド層を露出
せしめた後、先端に極小のフラツト部を有する上
下一対のシールド層剥離刃を、シールド層内側の
絶縁体層を若干押圧する位置まで押し下げてその
ままシールド層剥離刃をケーブル長手方向に移動
することによりシールド層を切断剥離することを
特徴とするテープ状同軸ケーブルの端末処理方法
にある。
[実施例]
以下、本発明を、第1図〜第8図の一実施例に
もとづいて説明すると、第1図は本発明方法によ
つてテープ状同軸ケーブルからジヤケツト6を剥
離している状態の側面図、第2図は第1図に示す
工程を経てジヤケツト6を剥離されたテープ状同
軸ケーブルの平面図、第3図は本発明方法によつ
てテープ状同軸ケーブルからシールド層4を剥離
している状態の側面図、第4図は第3図に示す工
程を経てシールド層4が剥離されたテープ状同軸
ケーブルの平面図、第5図は第4図に引き続いて
スキン層3ならびにふつ素樹脂絶縁発泡体2を剥
離させたテープ状同軸ケーブルの平面図、第6図
は第5図に引き続いて端末加工がほどこされたテ
ープ状同軸ケーブルの側面図、第7図は本発明で
使用されるシールド層剥離刃のうち、下刃のみを
取り出して示す側面図、第8図は第7図に示すシ
ールド層剥離刃の先端拡大図である。
もとづいて説明すると、第1図は本発明方法によ
つてテープ状同軸ケーブルからジヤケツト6を剥
離している状態の側面図、第2図は第1図に示す
工程を経てジヤケツト6を剥離されたテープ状同
軸ケーブルの平面図、第3図は本発明方法によつ
てテープ状同軸ケーブルからシールド層4を剥離
している状態の側面図、第4図は第3図に示す工
程を経てシールド層4が剥離されたテープ状同軸
ケーブルの平面図、第5図は第4図に引き続いて
スキン層3ならびにふつ素樹脂絶縁発泡体2を剥
離させたテープ状同軸ケーブルの平面図、第6図
は第5図に引き続いて端末加工がほどこされたテ
ープ状同軸ケーブルの側面図、第7図は本発明で
使用されるシールド層剥離刃のうち、下刃のみを
取り出して示す側面図、第8図は第7図に示すシ
ールド層剥離刃の先端拡大図である。
しかして、テープ状同軸ケーブルの端末処理を
おこなう場合、本発明にあつては、まず、第1図
に示すように、上下一対のジヤケツト剥離刃7
a,7bによつてジヤケツト6のみを切断し、剥
離するものであり、このとき、ジヤケツト剥離刃
7a,7b間の最小ギヤツプは、シールド層4に
刃先が接触しない状態にあらかじめ設定されてい
る。また、このとき、ジヤケツト剥離刃7a,7
bの側面形状は、第1図に示すごときであり、そ
の刃先角度は、ジヤケツト6をスムーズに切断剥
離することを観点にした実験によれば、30°以下
が望ましく、刃の向きは、刃先角度の付されてい
ない側をジヤケツト6の剥離方向にセツトするも
のとする。
おこなう場合、本発明にあつては、まず、第1図
に示すように、上下一対のジヤケツト剥離刃7
a,7bによつてジヤケツト6のみを切断し、剥
離するものであり、このとき、ジヤケツト剥離刃
7a,7b間の最小ギヤツプは、シールド層4に
刃先が接触しない状態にあらかじめ設定されてい
る。また、このとき、ジヤケツト剥離刃7a,7
bの側面形状は、第1図に示すごときであり、そ
の刃先角度は、ジヤケツト6をスムーズに切断剥
離することを観点にした実験によれば、30°以下
が望ましく、刃の向きは、刃先角度の付されてい
ない側をジヤケツト6の剥離方向にセツトするも
のとする。
以上のようにしてジヤケツト6を剥離したテー
プ状同軸ケーブルが第2図に示されており、本発
明にあつては、次に、第3図に示すように、上下
一対のシールド層剥離刃8a,8bによつてシー
ルド層4を切断、剥離するものであり、シールド
層4のみを切断し、剥離することを観点とした実
験によれば、シールド層剥離刃8a,8b間の最
小ギヤツプは、第9図および第10図に符号3で
示すスキン層の外径の約50%、たとえばスキン層
3の外径が0.70mmφの場合、シールド層剥離刃8
a,8b間の最小ギヤツプは約0.40mm程度が良好
であつた。
プ状同軸ケーブルが第2図に示されており、本発
明にあつては、次に、第3図に示すように、上下
一対のシールド層剥離刃8a,8bによつてシー
ルド層4を切断、剥離するものであり、シールド
層4のみを切断し、剥離することを観点とした実
験によれば、シールド層剥離刃8a,8b間の最
小ギヤツプは、第9図および第10図に符号3で
示すスキン層の外径の約50%、たとえばスキン層
3の外径が0.70mmφの場合、シールド層剥離刃8
a,8b間の最小ギヤツプは約0.40mm程度が良好
であつた。
しかして、本発明で使用されるシールド層剥離
刃8a,8bの側面形状は、第7図および第8図
に示すごときであり、第7図に符号8b,8aで
示すシールド層剥離刃の先端拡大図である第8図
において、シールド層剥離刃8b,8aの先端に
は、極小のフラツト部Fが形成されている。した
がつて、第3図に示すシールド層4の切断剥離に
際し、シールド層4を切断した後の刃8a,8b
は、スキン層3を若干押圧する形となるが、記述
のごとく、シールド層剥離刃8a,8bの先端に
は、それぞれフラツト部Fが形成されているの
で、シールド層剥離刃8a,8bによつてスキン
層3を傷めるものではない。
刃8a,8bの側面形状は、第7図および第8図
に示すごときであり、第7図に符号8b,8aで
示すシールド層剥離刃の先端拡大図である第8図
において、シールド層剥離刃8b,8aの先端に
は、極小のフラツト部Fが形成されている。した
がつて、第3図に示すシールド層4の切断剥離に
際し、シールド層4を切断した後の刃8a,8b
は、スキン層3を若干押圧する形となるが、記述
のごとく、シールド層剥離刃8a,8bの先端に
は、それぞれフラツト部Fが形成されているの
で、シールド層剥離刃8a,8bによつてスキン
層3を傷めるものではない。
なお、実験によれば、第7図に符号θ1で示すシ
ールド層剥離刃8b,8aの刃先角度を26°とし、
同じく第7図に符号θ2で示すシールド層剥離刃8
b,8aの刃先角度を45°とし、他方、第8図に
符号Fで示すシールド層剥離刃8b,8aのフラ
ツト部寸法をt=0.05mm程度とし、かつ上記両シ
ールド層剥離刃8aおよび8b共、第7図に符号
θ1(=26°)で示す側をシールド層4の剥離方向に
セツトすれば、シールド層4のみ切断され、シー
ルド層の剥離がスムーズにおこなわれることが確
認された。
ールド層剥離刃8b,8aの刃先角度を26°とし、
同じく第7図に符号θ2で示すシールド層剥離刃8
b,8aの刃先角度を45°とし、他方、第8図に
符号Fで示すシールド層剥離刃8b,8aのフラ
ツト部寸法をt=0.05mm程度とし、かつ上記両シ
ールド層剥離刃8aおよび8b共、第7図に符号
θ1(=26°)で示す側をシールド層4の剥離方向に
セツトすれば、シールド層4のみ切断され、シー
ルド層の剥離がスムーズにおこなわれることが確
認された。
[発明の効果]
本発明は以上のごときであり、本発明は、従来
おこなわれているテープ状同軸ケーブルの端末処
理方法と比較して工程的に1工程増えることにな
るが、その半面、従来よりも高い信頼性をもつて
テープ状同軸ケーブルの端末加工をおこなうこと
のできる、改良されたこの種ケーブルの端末処理
方法を提供することができる。
おこなわれているテープ状同軸ケーブルの端末処
理方法と比較して工程的に1工程増えることにな
るが、その半面、従来よりも高い信頼性をもつて
テープ状同軸ケーブルの端末加工をおこなうこと
のできる、改良されたこの種ケーブルの端末処理
方法を提供することができる。
第1図〜第8図は本発明に係るケーブル端末処
理方法の一実施例を示し、第1図は本発明方法に
よつてテープ状同軸ケーブルからジヤケツトを剥
離している状態の側面図、第2図は第1図に示す
工程を経てジヤケツトを剥離されたテープ状同軸
ケーブルの平面図、第3図は本発明方法によつて
テープ状同軸ケーブルからシールド層を剥離して
いる状態の側面図、第4図は第3図に示す工程を
経てシールド層を剥離されたテープ状同軸ケーブ
ルの平面図、第5図は第4図に引き続いてスキン
層ならびにふつ素樹脂絶縁発泡体を剥離されたテ
ープ状同軸ケーブルの平面図、第6図は第5図に
引き続いて端末加工をほどこされたテープ状同軸
ケーブルの側面図、第7図は本発明で使用される
シールド層剥離刃のうち、下刃のみを取り出して
示す側面図、第8図は第7図に示すシールド層剥
離刃の先端拡大図、第9図はテープ状同軸ケーブ
ルの全体構成を示す一部破断斜視図、第10図は
第9図に示すテープ状同軸ケーブルのうち、コア
1個のみを拡大して示す縦断正面図、第11図は
従来方法によつてテープ状同軸ケーブルからジヤ
ケツトとシールド層とを同時に剥離している状態
の側面図、第12図は第11図に示す工程を経て
ジヤケツトとシールド層とを剥離されたテープ状
同軸ケーブルの平面図、第13図は第12図に引
き続いてスキン層ならびにふつ素樹脂絶縁発泡体
を剥離されたテープ状同軸ケーブルの平面図、第
14図は第13図に引き続いて端末加工をほどこ
されたテープ状同軸ケーブルの側面図である。 1……信号用導体、2……ふつ素樹脂絶縁発泡
体、3……スキン層、4……シールド層、5……
ドレンワイヤ、6……ジヤケツト、7aおよび7
b……ジヤケツト剥離刃、8aおよび8b……シ
ールド層剥離刃、F……シールド層剥離刃先端フ
ラツト部。
理方法の一実施例を示し、第1図は本発明方法に
よつてテープ状同軸ケーブルからジヤケツトを剥
離している状態の側面図、第2図は第1図に示す
工程を経てジヤケツトを剥離されたテープ状同軸
ケーブルの平面図、第3図は本発明方法によつて
テープ状同軸ケーブルからシールド層を剥離して
いる状態の側面図、第4図は第3図に示す工程を
経てシールド層を剥離されたテープ状同軸ケーブ
ルの平面図、第5図は第4図に引き続いてスキン
層ならびにふつ素樹脂絶縁発泡体を剥離されたテ
ープ状同軸ケーブルの平面図、第6図は第5図に
引き続いて端末加工をほどこされたテープ状同軸
ケーブルの側面図、第7図は本発明で使用される
シールド層剥離刃のうち、下刃のみを取り出して
示す側面図、第8図は第7図に示すシールド層剥
離刃の先端拡大図、第9図はテープ状同軸ケーブ
ルの全体構成を示す一部破断斜視図、第10図は
第9図に示すテープ状同軸ケーブルのうち、コア
1個のみを拡大して示す縦断正面図、第11図は
従来方法によつてテープ状同軸ケーブルからジヤ
ケツトとシールド層とを同時に剥離している状態
の側面図、第12図は第11図に示す工程を経て
ジヤケツトとシールド層とを剥離されたテープ状
同軸ケーブルの平面図、第13図は第12図に引
き続いてスキン層ならびにふつ素樹脂絶縁発泡体
を剥離されたテープ状同軸ケーブルの平面図、第
14図は第13図に引き続いて端末加工をほどこ
されたテープ状同軸ケーブルの側面図である。 1……信号用導体、2……ふつ素樹脂絶縁発泡
体、3……スキン層、4……シールド層、5……
ドレンワイヤ、6……ジヤケツト、7aおよび7
b……ジヤケツト剥離刃、8aおよび8b……シ
ールド層剥離刃、F……シールド層剥離刃先端フ
ラツト部。
Claims (1)
- 1 導体とその外周に設けられたふつ素樹脂絶縁
体、アルミニウム/ポリエステルテープによる極
薄のシールド層、ふつ素樹脂ジヤケツトより成る
同軸ケーブルを帯状に複数列配置したテープ状同
軸ケーブルの端末処理方法において、ケーブル最
外層のジヤケツトを、上下一対のジヤケツト剥離
刃によりシールド層に刃先が接触しない位置まで
切り込み、このまま刃を長手方向に移動すること
によりジヤケツトを切断剥離してシールド層を露
出せしめた後、先端に極小のフラツト部を有する
上下一対のシールド層剥離刃を、シールド層内側
の絶縁体層を若干押圧する位置まで押し下げてそ
のままシールド層剥離刃をケーブル長手方向に移
動することによりシールド層を切断剥離すること
を特徴とするテープ状同軸ケーブルの端末処理方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60196434A JPS6258809A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | テ−プ状同軸ケ−ブルの端末処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60196434A JPS6258809A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | テ−プ状同軸ケ−ブルの端末処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6258809A JPS6258809A (ja) | 1987-03-14 |
JPH0510887B2 true JPH0510887B2 (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=16357763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60196434A Granted JPS6258809A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | テ−プ状同軸ケ−ブルの端末処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6258809A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4815207A (en) * | 1987-04-27 | 1989-03-28 | Amp Incorporated | Clamping tool and stripping method for coaxial cable |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS592520A (ja) * | 1982-04-16 | 1984-01-09 | トーマス アンド ベツツ コーポレーシヨン | 絶縁層剥離装置 |
-
1985
- 1985-09-05 JP JP60196434A patent/JPS6258809A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS592520A (ja) * | 1982-04-16 | 1984-01-09 | トーマス アンド ベツツ コーポレーシヨン | 絶縁層剥離装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6258809A (ja) | 1987-03-14 |
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